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隕石落下

ロシアで隕石が落下中に空中爆発した模様で、
その爆風によってガラスが割れて負傷者が出るなど、大規模な被害が出てニュースとなりました。
もうびっくりと言いますか、なかなかに衝撃的なニュースでした。
ちなみに、NASAの発表した隕石が衝突する可能性が高い国ランキングによれば、
1位は中国で、2位はインドネシア、3位はインドで4位が日本らしいです。
今回落下したロシアは10位以内に入っていないので、当てになるのかは知りませんが、
日本でも小さな隕石の落下はわりと聞きますので、警戒しないといけませんね。
他にもマダニによる感染死亡のニュースもあり、潜在的恐怖が刺激される一週間でしたね…


◆プロ野球ネタ 侍ジャパンが始動も… 練習試合で広島に惨敗
まぁ、ある意味では予想通りと言いますか… 課題の残るスタートとなってしまいましたね。
別に首脳陣に問題があるだとか、メンバー的に物足りないと言いたいわけではなく、
調整が順調にいっているのかどうかが心配です。

沖縄でキャンプをしていた9球団の選手は調整が進んでいたはずですが、
まだ肌寒い宮崎に戻ったことで実戦段階が振り出しに戻ってしまったのでしょう。
ちょうどキャンプ前にハワイで自主トレしていた選手と同じような形になってしまい、
体はできているものの、気候に慣れておらず動かない、という感じでしょうか。
無理をすれば怪我の危険性も高まるだけに、慌てずに調整していくしかないと思われます。
逆に宮崎で調整していた3球団の選手は天候に恵まれていなかったこともあり、
調整が少し遅れている印象があります。
残り2週間でどれだけ状態を上げられるのか、少し不安が残りますね…

それとニュースになっているように、投手陣はボールへの対応が課題となっています。
WBCではメジャー公式球が使われると分かっていたことなんですから、
公式戦は無理としても、昨年11月のキューバとの親善試合の段階で、
メジャーの公式球を使っておくべきだったでしょう。
直前になってボールが合わないだとか言っている状況が問題です。

今日の西武との練習試合が雨天中止になったことで、メンバー選考が難しくなっているようです。
調整遅れが心配されている広島・前田健太投手、中日・浅尾投手、
ボールへの対応に苦慮している中日・山井投手らが懸念材料となっています。
前田投手は広島との練習試合に登板しましたが… あの内容では不安ですね…
野手陣は実戦で結果が出ていないので、こちらも選考は難しく、
調整段階で不安を見せた中日・大島選手と巨人・村田選手、
あとはセカンド争いから1人落ちることが予想されますが、
いずれにせよ、選手選考は難しくなりそうです。


◆ニュースネタ 安倍内閣の補正予算が成立
安倍内閣が掲げていた財政政策の第一弾である補正予算が成立したとのことです。
過去2番目の大型補正予算で、民主党を中心とする野党は公共事業型の
「バラマキ予算」であると批判し、反対に回ったことにより、
参議院では否決されるも、衆議院の優越によって補正予算は成立する見通しです。

昨年の衆議院選挙の時に笹子トンネルの天井板崩落事故が発生し、
補修型の公共事業を訴えたので変化を期待していたのですが、
実際は新規着工が大部分のようで、点検・補修はごく一部のみ、
相変わらずの建設国債の発行で公共事業を行うバカ神話に逆戻りですよ。
また新しく道路を作って、まともな維持・補修を行わず、
30年後には道路そのものが崩壊して多くの命が失われるわけですか。
建設すれば60年平気って、どんだけバカ神話の中で生きてるの?
化学の理想状態でもそんなの起きないよ。
同じことの繰り返しで、笹子トンネル事故の反省が全く生かされていません。
単なるバラマキのための「道具」に過ぎなかったことになってしまいます。

前回の日記では特に何もしていないから安倍政権は批判する要素もないと書きましたが、
今起こっているほとんどの諸問題は前回の安倍政権の積み残しがほとんどで、
イジメ・体罰問題や北朝鮮問題を熱く語っている安倍首相を見ると、
失笑を禁じえないものがあります。
結局、教育の現場では戦前の全体主義的な教育体制が根強く残っていたわけで、
戦後の「個」を大事にする教育が完全には定着してなかったところに、
再び「愛国心」という全体主義的教育をぶちこんでしまったために、
「個」よりも「全体」を優先する教育体制を助長した感があります。
今起こっているイジメや体罰は、
安倍氏の愛国心教育が正当性というお墨付きを与えていたとも言えるわけです。
その人がイジメ・体罰問題を語るのは… 正直複雑な感じがしてしまいます。
愛国心教育がそういうことではないと言うならば、それを責任持って語るべきでしょう。
勘違いされて受け止められてしまうようだから、こうなっちゃったんですよ。

北朝鮮問題に関して言えば、一時帰国の約束を反故にし、
交渉のチャンネルを閉ざした張本人ですから、これ以上の解決は難しいでしょう。
圧力だけで交渉に応じるような普通の国でないことは分かりきっていることですから、
拉致問題の解決は前途多難と言わざるを得ません。
核実験でそういう雰囲気でもなくなっちゃいましたし、先行きは暗いですね…


◆ニュースネタ 中国・北朝鮮脅威論=軍拡の間違い
中国との尖閣諸島を巡る対立や北朝鮮の核実験による軍事的脅威の拡大によって、
両国に対する脅威論が盛んに唱えられ、
果ては9条を改憲して軍拡すべしという世論が聞こえてきますが、
そう仰る方は残念ながら頭がどうかされているのではないかと心配になってきます。
脅威論=軍拡はやや中二病のきらいがあると言わざるを得ず、
そういう人は400年前にタイムスリップすれば、きっと幸せになれます(^^;

最初に断っておきますが、中国や北朝鮮に対する脅威論を否定するつもりはありません。
中国に対しては日本の経済進出が本格化した90年代後半から経済的脅威を持ってましたし、
軍事的脅威も東南アジア進出が本格化した2000年代前半から感じています。
けれど、それが軍拡には絶対に繋がりません。
さすがに自衛権も放棄した国際世論による完全平和主義の夢は捨てざるを得ませんが、
現状を変える必要性は全くもって感じていません。

まず最初に整理しておかないといけないのは、
20世紀の二度の世界大戦と東西冷戦は何を現しているのかということです。
あなたは北朝鮮のマスゲームに軍事的脅威を感じますか? それが答えです。
兵隊の練度や陣形、戦術など、現代においても必要とされる要素ではありますが、
それで戦争の結果が決まるというわけではありません。
戦車・化学兵器・戦闘機・核兵器… 二度の大戦は「科学技術」による戦争でした。
強力な破壊兵器を作ることのできる技術力、
それが戦争の一番の大きな武器となったわけです

二度の世界大戦が終わると、アメリカとソ連を中心とする東西冷戦となりましたが、
ここで大きな武器となったのが「情報」でした。
両国の核兵器開発を中心とする科学技術戦争とでも言えましょうか、
東側が、西側が、それぞれ何をどこまで開発できるのかの情報が判然とせず、
自分達の思い描く「仮想敵」に対する際限のない軍拡競争、それが東西冷戦です。
この世で最も恐ろしい武器は「かもしれない」です。
「核兵器を持っているかもしれない」「軍事ロボットを開発できるかもしれない」、
そういった判然としない情報が人間の恐怖心を煽り、大きな武器となるわけです。
先日の中国海軍のレーダー照射事件で日本が証拠を公開しなかった理由は、
軍事情報はそれ自体が大きな武器となりうるからです。

脅威論から来る軍拡論は、大体において、これらの視点が欠落しています。
軍事力を持てばそれで安全が確保されると思っている。
それでは北朝鮮と同じです。
いや、北朝鮮はまだ核兵器という「技術力」を追求しているわけですから、
その点では彼らよりマシな頭を持っていると言えましょう。
訂正します。北朝鮮以下のアホです。

大事なのは国防軍を持つだとか、海外派兵を可能にするとかではなく、
自衛能力をどこまで徹底追及できるかにあるわけです。
例えば、こういっては誤解を生んでしまいますが、
原発の技術力は核兵器開発の能力に繋がるものがあるだけに、
原発の存在自体が「核兵器を開発できるかもしれない」という軍事的脅威に繋がります。
かつて、北朝鮮に対する経済制裁の時にPS2が指定されて話題になりましたが、
そういった高い技術力を持ったコンピュータ製品も軍事技術への転用が可能なわけで、
そういった技術力自体が敵国への脅威となりえます。
今の日本で最も軍事的脅威となりうるのはロボットの開発力でしょうね。
日本では専ら人型の平和的利用となっていますが、
敵国からすれば、「もしもそれが軍事利用されたら」と考えずにはいられないでしょう。
お台場に展示してあるガンダムを世界に流すだけで効果あるんじゃないでしょうか(苦笑)
そういう意味では日本のロボットアニメも潜在的脅威を与えうるものかもしれません。

勿論、今ここで挙げた原発やゲーム機、ロボット技術の軍事転用を勧めているわけではなく、
見ようによっては平和的に利用しているそれらも軍事的脅威となり得るということです。
つまり、何が言いたいかと言えば、
軍拡論者の言うような外に対する拡大は現代において全く意味をなさないわけで、
むしろ、科学技術の拡大、内における潜在的軍事力の拡大を目指すべきなんです。
軍事力の誇示ではなく、軍事力の可能性を探るべきということです。
軍事力の誇示が何を生むのかは北朝鮮や中国を見れば分かることでしょう。
日本がそれと同列にに見られても構わないということなのでしょうか?
日本が目指すべきは「眠れる獅子」であり、可能性を持つことが国防に繋がるわけです。


◆ライオンズネタ キャンプも終盤へ突入
侍ジャパンのところでも書いたように、宮崎は天候に恵まれなかっただけに、
選手の調整が心配されていましたが、対外試合では結果が出ていることもあり、
まずまずのキャンプを過ごせているようです。
故障離脱もサウスポーの松永投手だけで、このまま無事にキャンプを終えて欲しいところです。

期待の新戦力に関して言えば、サファテ投手と金子選手が想像以上に良かったです。
サファテ投手は故障明けということで、じっくりと調整するものと思っていましたが、
練習試合で154キロをマークするなど、ストレートは既に実戦段階、
あとは変化球のコントロール次第でしょうが、抑え決定とも言える内容です。
ルーキーの金子選手は足の速さが予想以上で、新しいスピードスタートして期待がかかり、
課題であった打撃の方も左右両打席でヒットが出るなど、アピールしています。
いきなりレギュラーを奪うという展開にはならないでしょうが、
他の内野手には大きな刺激となることは間違いありません。

既存戦力では菊池雄星投手と岡本洋介投手、武山選手の成長が目に付きます。
菊池投手と岡本投手はともに入団4年目、今年は勝負の年となるだけに、
気持ちの入り方もこれまでとは大きく違うようです。
菊池投手は既に149キロをマークするなど、ストレートが力強く、
今日の侍ジャパンとの練習試合が中止になってしまったのが残念でなりません。
一流打者にどれだけ力勝負できるのかを確認したかったです。
岡本投手は大卒社会人からの4年目なので、もう後がない状態です。
目指すのは谷間の先発とロングリリーフ、1軍枠を勝ち取れるよう頑張って欲しいです。
武山選手は捕手としてもそうですが、右の代打が不足しているチーム状況ですので、
バッティングや複数ポジションを守れることをアピールしてくれているので助かります。
上本選手の右バージョンとなってくれれば、ベンチの選手起用も凄く楽になるだけに、
激しい1軍争いを勝ち抜き、第2・第3捕手の座を勝ち取ってもらいたいです。

チームの課題に目を向けていきますと、野手ではショート争いが未決着なのが気がかり。
二遊間は片岡・浅村・永江選手の3人が一歩リードで、金子・鬼崎・山崎選手が追う状況、
この中でレギュラーが確定しているのは浅村選手なのですが、
ショートで使うのか、セカンドで使うのかがまだはっきりしません。
実績的には片岡選手が抜けているので、よほどのことがない限りはこの2人でしょうが、
オープン戦が始まるまでにはある程度の目処を付けて欲しいです。
個人的にはショート片岡・セカンド浅村選手で行って欲しいのですが、どうなりますか。

投手陣では、侍ジャパンの涌井投手と牧田投手を抜いて考えてみても、
岸・菊池雄星・野上・石井一久投手の4人は内定状態、
十亀投手と岡本洋介投手も結果を残しており、先発6人はほぼ固まります。
問題は抑え、というよりも外国人枠の問題で、
投手ではサファテ投手がアピールしており抑えが有力ではあるものの、
左リリーフの松永投手が離脱したことでウィリアムス投手は絶対に外せませんし、
野手でも新戦力のスピリー選手がシュアな広角打法でアピールをしていますし、
ヘルマン選手とオーティズ選手も実績十分で、難しい選択となっています。
今の調子ならサファテ投手を外すわけにはいきませんが、
かといって中村選手の不在を考えると野手も外せない… 頭の痛いところです。
他の抑え候補では3年目の大石投手が結果を残していますが、
オープン戦はまだしも、公式戦でいきなり抑えに抜擢する可能性は低いかと。
ルーキーの増田投手はじっくり調整しているようで、実戦登板はまだないだけに、
戦力にはなるでしょうが、いきなり抑えに抜擢する可能性は低そうです。

2軍の高知春野キャンプでは怪我からの復帰を目指すリハビリ組が多いのですが、
ほとんどの選手は復帰しているようで、1軍合流者も何人か出てきそうです。
実績のある西口投手や左腕の武隈投手の復帰も遠くはなさそうです。
そういえば、阪神2軍との練習試合で北条選手のデビューが速報されていましたが、
その試合で育成のメンドーサ投手が先発して結果を残した模様、
予想よりも早く戦力になるかもしれません。こちらも注目です。

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