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2012年大晦日

今年も終わりを迎えようとしています。
2012年を振り返ってみますと… えー、あー… 何があったか思い出せません(苦笑)
そんなわけで、過去の日記を見返しながら、今年1年を振り返ってみようと思います。
ついでに、今年の更新頻度も振り返っておくことにします。

◆1月 (1日、3日、6日、13日、23日、30日)
【社会】富士山の雪が少ない(前半は暖冬傾向)、富士山付近で地震が発生
【社会】箱根駅伝で東洋大学が優勝
【野球】プロ野球・西武・中島裕之選手のポスティング決裂で西武残留決定

特に大きなニュースはなく、富士山関連の話題が多かったです。
昨年は雪が少なく、不安に感じることもありましたが、
今年は11月の早い段階から雪が降り積もっており、イメージ通りの富士山となっています。
1月以降に大きな地震もなく、そういう意味では安定していますが、
今後どういった変化があるかも分からないので、富士山の状況からは目が離せません。
今月号のニュートンに記事があったので、富士山関連は後述ということで。

◆2月 (6日、13日、21日、27日)
【政治】防衛大臣の不祥事が続出
【経済】エルピーダメモリが会社更生法を申請
【野球】プロ野球がキャンプイン

今年は電気・機械業界の曲がり角の年だったことは間違いなく、
この2月のエルピーダメモリの会社更生法の申請に始まり、
シャープも再建の目処が立たず苦境に立たされ、
SONYや東芝なども薄型テレビの不振に悩まされ、赤字体質が続いています。
そういったニュースが多かったこともあり、今年は経済問題を考える機会が多かったですね。

◆3月 (5日、12日、15日、19日、21日、26日、28日)
【社会】東日本大震災から1年
【政治】野田首相と谷垣総裁が極秘会談
【政治】ロシアでプーチン大統領が返り咲き
【野球】朝日新聞が読売ジャイアンツの契約金超過問題を報道
【野球】選抜高校野球が開幕・プロ野球が開幕

東日本大震災から随分と時間が経ちましたが、
結局、あの時の感情は「pity」だったということなのでしょうか。
あとは原発の恐怖に対するヒステリーに過ぎなかったか。風化しつつあることは否めません。
巨人の契約金超過問題は全く広がりを見せませんでしたね。
逆に花巻東の選手のことで、契約金撤廃とか言い出しかねない勢いです。
まぁ、そうさせないためにも、この報道のことは忘れないでおきたいです。
ロシアのプーチン大統領が北方領土問題の解決に前向きな姿勢を見せましたが、その後は変化なし。
樺太からのパイプライン計画を含め、二島返還路線は揺らがない印象です。
自民党政権がそれを受け入れられるとは思えず… 領土問題解決の糸口は見えません。

◆4月 (2日、4日、14日、23日、27日)
【社会】原発再稼動問題
【社会】新東名高速道路が一部開通
【野球】選抜高校野球は大阪桐蔭が優勝
【PC】SSDの価格が下落、インテルのCPU・IvyBridgeが発売

新東名の開通は静岡県にとってはホットな話題でした。
テレビの情報番組でもサービスエリアが特集されることが多く、静岡県の番組露出が増えましたね。
IvyBridgeは省電力となったもののCPU性能は伸びなかったので、
大ヒットとまでは行かなかった印象があります。
そういった関係で来年登場予定のHaswellに期待する感じが強いのですが、
観測によるとこちらもCPU性能の伸びはあまり期待できないとのこと…
グラフィックカードを付けるなら、Sandyで十分ということも起こりうるかも?
まぁ、それでも、AMDのCPUに比べれば、圧倒的にインテルの方が性能良いわけですが。

◆5月 (7日、14日、21日、29日)
【社会】高速バス事故と横浜DeNAの全額返金チケットにみる「適正価格」
【社会】電力不安と脱原発の問題点
【社会】NHK大河ドラマ『平清盛』に相次ぐ批判
【政治】フランスでオランド大統領が就任
【経済】ビッグカメラがコジマを買収

今読み返しても「適正価格」の記事はわりと上手く書けている感じがします。
デフレの心理的原因の一つでもありますから、再度検討したいところです。
フランスはオランド政権に変わってから、特に大きな話題が聞こえてこなくなりましたが、
当初懸念されたようなヨーロッパの信用不安の再発とはならなかった感じです。
最近の話題では高所得者に75%の所得税をかけようとし、失敗したとの話がありましたね。
貧乏人からすると悪くない政策ですが、
金持ちは簡単に海外へ行けるので、国の損失になるだけでしょうね。
ビックカメラとコジマはポイントの提携ができるようになったようですが、
最近は全く行ってないです… 広告が入ってこないんだもの、うちの地域…

◆6月 (12日、18日、21日)
【社会】「情」とは何か
【社会】日本人の死生観 「輪廻」
【政治】関西電力・大飯原発を再稼動
【政治】著作権法改正
【野球】読売ジャイアンツ・原監督が過去に女性問題で1億円を支払った事実が発覚

6月は3回しか更新しておらず、多少怠け気味だった感は否めません(苦笑)
それでも「情」や「輪廻」など、普段はわりと触れない話題も語られていて、
梅雨だなという印象を強く受けます(^^;
関西電力・大飯原発の再稼動は、結果的に原発なしでも電力需給は間に合ったようですが、
その数字もかなりギリギリだっただけに、停電と隣り合わせで「足りた」と言えないでしょう。
民間の努力も見逃せず、継続的協力は無理ということなので、
来年以降も原発なしでなんとかなるわけではなさそうです。

◆7月 (3日、19日、24日)
【政治】消費税増税法案をめぐり、民主党が分裂
【政治】鳩山母による多額な「おこづかい」が発覚
【政治】静岡県議会で浜岡原発再稼動の是非を問う住民投票条例設置を審議<10月否決
【野球】プロ野球・オールスターゲームが開催、選手会がWBC不参加を決議

7月の話題というと、消費税増税法案でしょうね。
まぁ、増税は仕方ないとしても、逆進性があまり議論されなかったのは残念でした。
民主党政権から自公政権に代わり、消費税の細かい取り扱いが変わるのか、
個人的に期待するのは嫌なんですが、公明党は軽減税率を言ってるだけに、変化もあるかも。
というか、安倍政権は大規模な予算執行を掲げており、
このままでは増税の意味が全くなくなることになってしまいます。
過去にも、橋本政権が行財政改革をし、3%から5%に消費税を上げましたが、
その後の小渕政権が2000円札の発行等の大規模な予算執行を行い、
結果的に財政の悪化に歯止めがかからず、逆に進行してしまっただけに、
同じことの繰り返しになりかねません。
そう考えると、消費税増税は一時ストップするしかないわけですが、
ヨーロッパを中心とした財政健全化の国際的圧力にどう対応するのかが問題です。
おそらく冬が終わるまでは円安容認でしょうが、
その後は諸外国の経済的圧力が増すことが予想されます。

◆8月 (1日、9日、13日、19日、22・23日、27日)
【社会】ロンドンオリンピックが開催。金メダル減もメダル数は史上最多。
【社会】大津市のイジメ自殺問題
【政治】日本の領土問題が深刻化
【野球】夏の全国高校野球甲子園大会は大阪桐蔭が春夏連覇。桐光学園・松井投手が活躍
【野球】相次ぐ不祥事 ソフトバンク・堂上の婦女暴行、作新学院野球部部員の強盗致傷

8月の話題と言えば、ロンドンオリンピック。
柔道の不甲斐ない結果もあって、金メダルの数は減少したものの、
女子の団体競技を中心に躍進が進み、男子は個人競技で好結果が相次ぐなどし、
日本の獲得したメダルは史上最多、メダルラッシュに日本は沸きました。
7月には民主党内が事実上の分裂状態、竹島・尖閣諸島と領土問題が深刻化しつつあり、
内憂外患で政治が混迷していただけに、スポーツの明るい話題は印象深かったですね。
ただ、それに水を差すように野球界から不祥事を連発…
この2件以外にも大阪ガスの野球賭博問題などもあり、プロ・アマ問わず不祥事が多かったです。

◆9月 (3日、10日、20日、27日)
【政治】尖閣諸島を国有化
【政治】自民党総裁選で安倍氏が決選投票で勝利
【経済】サムスンがアップルとの特許戦争に事実上の敗北 技術か?デザインか?
【野球】プロ野球選手会が一転してWBC参加を決議

WBC参加に関わる肖像権ビジネスはまだ結果が出ていないので何とも言えず、
その後に監督人事が混迷したのは別に選手会のせいではなく、
加藤コミッショナーが現役監督に固執していたのが原因だったと思われます。
サムスンとアップルの特許紛争は、技術を重視する韓国・日本と、
デザインを重視するアメリカと、特許権に対する考え方の違いがはっきりとしました。
特に日本は技術重視でしか商品開発をしてこなかっただけに、
このニュースは日本にとっても耳が痛い話だったはずですが、他人事だった感は否めず、
「だから日本の電化製品は売れないんだよ」ということを再認識することになりました。
尖閣諸島の国有化は石原元知事が騒いだ時点で既定路線だったと言えましょう。
中国に配慮して何もしなかったら、中国側に買われていた可能性を否定できませんから…
まぁ、しかし、その責任を背負わされた民主党政権は気の毒でしたねぇ…
中国との関係悪化が経済停滞を招き、選挙結果にも繋がったように思います。

◆10月 (3日、5日、8日、12日、16日、18日、22日、24・25・26日、29日)
【社会】今年はコメが豊作?
【社会】ウイルス感染によるネット犯罪予告、誤認逮捕が相次ぐ
【政治】静岡県議会で浜岡原発再稼動の住民投票条例法案を否決
【野球】プロ野球パリーグは日ハムが優勝
【野球】WBC日本代表監督に山本浩二氏が就任
【野球】プロ野球ドラフト会議で日ハムが花巻東・大谷君を強行指名

米の値段は相変わらずの高値なんですが… もう少し時間がかかるのか、そのままなのか。
ウイルス感染によるネット犯罪予告事件は社会に衝撃を与えました。
というか、犯人はどうなったんでしょうか? 結局、警察は逮捕できずに終わるんでしょうか?
誤認逮捕は問題外で、物理的に不可能な供述を証拠にしてしまう警察は捏造の宝石箱や~
浜岡原発再稼動の住民投票条例法案の否決は当然としても、
その代表者だった鈴木氏が12月の衆議院選挙で維新の会から立候補して比例区で当選に。
維新の会は必ずしも反原発ではないはずが…
党で選ぶ比例なのに、党の方針と違う候補が受かることに違和感を感じずにはいられません。

◆11月 (2日、5日、8日、16日、19日、23日、26日)
【政治】田中眞紀子文部科学大臣の大学不認可問題
【政治】野田総理が党首討論で解散総選挙の意向を発表
【社会】愛知県豊川信用金庫で立て篭もり事件
【社会】電力会社各社が家庭用電気料金の値上げを相次いで申請
【野球】プロ野球は読売ジャイアンツが日本一となる
【野球】侍JAPANの強化試合でキューバに連勝

11月のニュースと言えば、野田総理の解散総選挙宣言でしょうね。
今年前半に自民党・谷垣総裁と「近いうち」に解散することを約束し、
消費税増税法案を成立させましたが、8月の自民党・民主党それぞれの代表選挙後は、
民主党政権が先延ばしを図るのではないかという観測が強かっただけに、
野田総理の解散宣言はなかなかに衝撃的でした。
まぁ、結果から言えば、この解散宣言は失敗でしたね。
アメリカでオバマ大統領が再任してからは、アメリカのドル安政策も終わりを向かえ、
今は目の前に迫る財政の崖の問題に対応せざるを得ず、
ドル安が必ずしも良いとは言えないだけに、円安容認の姿勢は続いたことでしょう。
そう考えると、民主党政権でも、年を挟んで経済が上向いた可能性もあります。
もっとも、その場合は第三局、特に維新の会や未来の党がもう少し伸ばした可能性もあり、
結果はそれほど変わっていなかったかもしれません。

◆12月 (3日、7日、10日、13日、17日、20日、27日)
【社会】笹子トンネルで天井の落盤事故が発生
【政治】衆議院総選挙は自民党と公明党の大勝で政権交代へ。安倍政権の誕生。
【経済】インフレターゲット論への批判、デフレ批判
【野球】侍ジャパン日本代表候補を発表
【野球】花巻東・大谷君が一転して日ハムへの入団を表明

12月の話題と言えば、総選挙ですが、これ以上は語ることもないでしょう。
投票率が上がらなかったことで、固定票を持つ自民党・公明党に有利になったということです。
衝撃的だったのは笹子トンネルの天井落盤事故ですよね。
公共工事を見直すきっかけとなって欲しいのですが、まだそういう声は聞こえてきません。
これ幸いと公共投資を増やし、新規着工をしたいだけの印象を受けます。修繕する気あんの?
その笹子トンネルですが、事故が発生しなかった下り線を対面通行にして再開したところ、
30日・31日と2日連続で交通事故が発生したとのこと。
幸い死者はなく、負傷者だけで済んだようですが…トンネルの呪いとか不謹慎なことは言うまい。


◆1年を通じての感想
【社会】明るい話題はオリンピックのみ。全体的に「情」がないニュースが多かった。
【政治】消費税増税法案で民主党が分裂するなど政情不安も、政策は僅かながら進行した。
【経済】電気・機械業界の不振が目立ち、日本企業の国際的競争力の低下が目立った。
【野球】プロ野球・社会人野球・高校野球で不祥事が発覚するなどお騒がせの1年だった。

振り返ってみても、あまり良いニュースはなく、混迷を深める政治・社会・経済が目立った感じです。
特に後半は不満を感じることが多かったです。まぁ、来年はもっと不満が溜まりそうですが…
社会全般に関して言うと、2つの意味で「情」ないと感じることが多かったです。
一つは「情けない」、もう一つは「情けがない」です。
昨年の東日本大震災で「絆」がピックアップされましたが、やはりそれは少し違ったようで、
時間が経つに連れて、同情(pity)から来る偽善的行動が多く見受けられました。
二極化していると言うよりも、他人に厳しく自分に甘い的な感じでしょうか、
他人の感情を否定して理性の行動を求め、それに反する行動があれば容赦なく叩き潰すのに、
自分は理性で行動せずに感情(欲望)のまま貪る、そんな傾向を強く感じました。
より正確に言うなれば、「バランス感がない」と言うのが適切かもしれません。
考え方が一方に偏っていて、自分と他人との距離感も微妙で、自分を客観視できていません。
今は酒酔いがあるので、私の中で上手く言葉になってくれていませんが、
印象としては日本人の精神性は再び危ういところに来ているような感じがします。

(追記)
政治に関して改めて触れますと、野田元総理はよくやった方だと思います。
党内分裂を深めることになったものの、与野党協議を頻繁に行い、
鳩山・菅政権では数に頼った乱暴な国会運営が目立ったのに対し、大きく歩み寄った政治を行い、
消費税増税法案を始め、社会保障制度改革や選挙制度改革のきっかけを作るなど、
解散総選挙という切り札として、政策を実現まで運んでくれました。
現代政治の常識として、既に政党政治は失われているわけで、
個々の政策通が与野党を超えて繋がり合う政策集団(例えば個々の委員会)が政策実現に重要で、
それを初めて体現したのが野田内閣だったと評価できます。
これでTPP参加表明も行っていたら、故・橋本龍太郎首相のように、
後世になって評価される首相になっていたかもしれません。
唯一、TPP参加表明まで持っていけなかったことが悔いでしょうね。

最後にサイトの更新頻度は相変わらずですが、日記は一定の頻度で更新することはできました。
6月・7月は月3度の更新だったので、厳密には週1ペースを守れていませんが、
例年に比べれば更新頻度は高かったと思います。
来年こそは週1のペースを守れるように、日々考えを深めていこうと思う次第であります。


◆本ネタ 科学雑誌『ニュートン2013年2月号』
時間調整のために本屋へ寄り、今月発売のニュートンに目を向けたら、
特集記事が「富士山大噴火」、
もうこれは読むしかないということで、立ち読み(爆)←買えよ(苦笑)

内容はそれほど難しくもなく、特に奇抜さもなく、安定したまとまりでした。
火山灰・山体崩壊の危険性がよく伝わってくる内容でした。
個人的に衝撃だったのが、セントへレンズ山の写真ですかね。
セントへレンズ大噴火は1980年と私の生まれた年の出来事ですから、
当然のごとくその記憶もなく、そのフレーズから思い出されるのは、
キン肉マンに登場する悪魔超人・アトランティスの必殺技ぐらいです(苦笑)
それが富士山のように隆起した山が噴火による山体崩壊によって、
真ん中がぽこっと抜け落ちてしまっている写真には驚かされました。
知らない人はウィキペディアに写真が出ているので、ご覧ください。

ちなみに、私の住んでいる三島は富士山の麓ではありますが、
付近の愛鷹山の影に隠れる形で、ハザードマップでは影響が少ないと予測されています。
まぁ、でも、三嶋大社まで溶岩が流れてきたという話もありますし、
火山灰の影響を含めて、楽観できないことは確かですが…
地震の可能性を含めて、情報には機敏に反応したいです。


それでは本日はこれにて。皆さん、良いお年を~

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