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日本シリーズ(2)

プロ野球の日本シリーズは第5戦まで終えて、3勝2敗で巨人が王手をかけ、
明日から東京ドームへ舞台を移して戦うことになりました。
ジャイアンツの阿部選手の欠場で、一時はどうなることかと思いましたが、
第5戦で再びボーカー選手の一発で流れを変え、巨人が優位に立ちました。
このまま行けば、ボーカー選手がMVPなんてことも…
2004年の西武・石井貴投手に近い珍時ですね。あっちの方が衝撃的でしたが(^^;
とはいえ、日ハムも前回好投した武田勝投手とウルフ投手を残しているだけに、
打線の奮起次第では反撃もありえますが、第3戦以外はほとんど打てておらず、
シリーズの流れを掴めているとは言えないだけに、苦しい立場です。

それにしても第5戦の危険球退場はびっくりしましたね。
まぁ、危険球は審判の裁量次第ですから、どうしようもないんですが…
試合の流れを左右しない形でお願いしたいです。
あれなら、ストライクゾーンでもバントで顔を出してたら危険球になっちゃうよ。
でも、ある意味悲しいかな、内野に空席が目立ち、盛り上がりを欠いた札幌でしたが、
昨日は最後の試合ということで観客も入り、
怒りによってこのシリーズ最大の盛り上がりを見せるなど、
見せ場になったのは間違いありません。
できれば、プレーの方でもっと盛り上がって欲しいのですが…


◆プロ野球ネタ 伊東ロッテが始動開始
投手コーチに元横浜の斉藤明雄氏、元ヤクルト・中日の川崎憲次郎氏を迎えるなど、
完全に寄せ集め内閣となった伊東ロッテ、
監督発表のタイミングからして微妙でしたが、
組閣もやっぱり微妙な感じに終わったようです。
やる気、あんのか。
一部報道では、球団を去ったPL出身の女幹部の暗躍が囁かれていますが、
そうであるとすれば、ロッテは大丈夫なんでしょうかね…
敵ながら心配になってきます。

それでも入団テストで小林宏之投手やGG佐藤選手ら懐かしい名前も出てきており、
政権が安定すれば、チーム強化になる可能性もあります。
問題は捕手でしょうが、今年指名した田村選手を高卒時点の炭谷捕手と比較はできず、
基本ができていないだけに、キャッチャーと起用するのは難しいでしょう。
最有力候補は大卒2年目の小池選手になってくるのでしょうね。
守備面の評価は分かりませんが、
2軍では順調に結果を残していますし、最有力候補でしょう。


◆ライオンズネタ 副寮長に今季引退の大島裕行氏が就任
2軍監督が投手出身の潮崎氏になるも、打撃コーチが新任の高木浩之氏1人で、
人数的に大丈夫なのかと心配していましたが、
この記事の内容からすると、大島氏が事実上の打撃コーチ補佐となるようですね。
こういう体制が構築できるなら、心配は杞憂だったかなという感じがします。
渡辺監督の「泣くな指令」は正直どうかと思いましたが
(別にどうでもいいという意味で)、
寮の機能強化はとてもいいことだと思います。
つーか、今まで常駐してなかったことの方が驚きでしたが。

ちなみに、他の球団スタッフでは、
ヤクルトを戦力外となった山岸穣氏が1軍用具担当に、
小野寺力氏が2軍用具担当に就任することが決まったようです。
2人の現役引退は残念でしたが、裏方としてライオンズを支えていって欲しいです。


◆ライオンズネタ 侍JAPAN親善試合に涌井・炭谷・秋山選手が内定
中村選手が手術で、中島選手がFAメジャーなら、誰もWBCに選ばれないだろうと思いきや、
親善試合ではありますが、3選手が候補として浮上した模様です。
イチロー選手らメジャー組の動向次第ではありますが、
日本人の外野手は豊富なだけに、秋山選手が本番で選ばれる可能性は低いでしょうが、
涌井投手と炭谷選手は選ばれる可能性があります。

選ばれたとしても炭谷選手はブルペン中心の控え捕手でしょうが、
それはそれで良い経験になるでしょうから、プラスに考えられますが、
問題は涌井投手がWBCに選ばれた場合ですよね。
今年は抑えに回り、来年は先発転向が決まっていますが、
仮にWBCに選ばれてしまうと、オープン戦での先発テストができず、
先発再転向に大きな支障を来たす可能性があります。

今年は牧田投手が先発再転向に成功しましたが、
オープン戦ではリリーフ感覚が抜けず、打ち込まれることも多かったのですが、
開幕後はその経験を生かして、本来のピッチングを取り戻し、活躍に繋げましたが、
オープン戦での登板がなかったとしたら、再転向は失敗していたかもしれません。
先発での経験豊富な涌井投手とはいえ、先発でストレートだけとはいかないので、
配球パターンを構築するためにも、先発での実戦登板は必要不可欠。
それがWBCの出場によって阻まれるとするなら、
開幕は2軍スタートとなり、5月の先発復帰を目指すことになってしまうでしょう。
そう考えると、WBCに選ばれた場合は、先発転向を一年先送りにして、
もう1年だけ抑えをやるという選択肢も出てくるかもしれません。

今後の涌井投手の転向プランにも影響してくるだけに、
本番の候補選手は早めの発表にしてもらいたいですね。
それにしても、岸投手は何で選ばれないんでしょうかね。
前回は不調で落ちましたが、岸投手のカーブは絶対に通用すると思うんですが。
岸投手が外国人選手にカーブを打たれた記憶はほとんどないのに。


◆ライオンズネタ 今オフの補強方針は一体どうなっているのか?
第1次戦力外通告で、平尾・佐藤友亮・大島選手とマイケル投手が引退、
阿部選手と桟原投手が後日に現役引退を発表となり、
星野・藤田太陽・ゴンザレス投手に解雇通告となりましたが、
それに加えて、高卒2年目の前川投手に戦力外、カーター選手も戦力外、
荒川選手が現役引退となって、ブルペンキャッチャーになった模様です。

前川投手の戦力外は意外でしたね。
致命的な怪我か、素行に問題があったということなのでしょうか…
育成契約の可能性もあるかもしれませんが、そういう形の利用は止めて欲しいです。
支配化選手が戦力にならないなら自由契約へ。
育成契約で経費節減というのは間違った育成選手制度の利用法ですから。

カーター選手の戦力外は、予想の範囲内でしたが、ショックです。
DHで1年通して試合に出れば、3割は無理でも2割8~9分、
ホームランも20本近くは見込めただけに、勿体無い感じがしてしまいます。
結局、中村選手の手術がカーター選手にとっては凶と出てしまったようですね。
中村選手の復帰時期は分かりませんが、来シーズンに守備が付くことは考えづらく、
同じく手術明けで守ることのなかったカーター選手ではDHで被ってしまい、
それならば、中村選手が復帰するまでの序盤戦に活躍するチャンスはありますが、
1ヶ月も経てば交流戦に突入し、守れないカーター選手の活躍の場は狭くなりるだけに、
スタメン起用されなのは開幕直後の1ヶ月ちょっとだけですからね…
総合的に見ると、マイナス面が大きいと評価されてしまったのでしょう。
だからといって、当たりの外国人選手を引き当てられる保証はなく、
実績のある中日・ブランコ選手を獲得できるわけでもない、
やっぱり勿体無い感じがしてしまいます。
カーター選手が移籍するとすれば、DHのあるパリーグ、
日ハム・ロッテは同タイプの外国人選手がいて、ソフトバンク・オリックスもDHに空きなし、
獲得するとすれば楽天ぐらいでしょうが・
今後のライオンズの補強方針次第でしょうが、シーズン途中で再加入してそう(苦笑)

これで現在の選手数を整理してみますと、今年は投手32人・野手37人・育成1人、
投手が6人抜けて1人が野手転向、4人をドラフト補強して29人、
野手が6人抜けて1人が野手転向、1人をドラフト補強して33人、
育成枠に1人追加で野手が2人、という内訳です。
支配化選手は62人で、中島選手がFAメジャーなら61人とさらに減ります。
育成枠を維持するには支配化選手65人以上が条件で、
藤澤捕手が支配化選手になる可能性はありますが、
今年加入する水口選手をいきなり支配下選手にすることは考えられませんから、
最低でも2人、現実的には3人以上の選手を獲得する必要があります。

現段階で補強の話が出ているのは、シコースキー投手と3人の外国人選手のテストのみで、
入団テストが合格なら、シコースキー投手は支配化選手に置くでしょうが、
若い3人の外国人選手に関しては育成契約の可能性が高いと思われます。
シコースキー投手はFA権を取得しているので、日本人扱いですから、
もう1人外国人選手を獲得する可能性が高そうです。
そうなると、最低でも1人は他球団の戦力外選手を獲得しそうな感じです。

ただ、楽天戦力外の岩村選手はヤクルト復帰が決定的だと言われており、
阪神戦力外の小林宏之投手も古巣ロッテの入団テストを受ける模様。
そうなってくると、補強の当てがあるのかと心配になってしまいます。
他に候補を挙げれば、投手なら楽天戦力外の有銘投手、
ロッテ戦力外の南選手ぐらいでしょうか。
左の外野手は森山選手や野原選手がいますが、左の外野手は豊富なので…
獲る選手や獲れる選手がいるのでしょうか? ちょっと心配になってしまいます。

外国人補強も未だに「補強ポイントは抑え」と言っている辺りが不安感を誘います。
いい加減に目を覚ましましょうよ。
残念ながら、外国人の抑え投手は本当の意味では信頼できません。
グラマン投手やシコースキー投手のように、活躍するケースがありますが、
だからといって優勝争いやポストシーズンで信頼して使えたわけでもなく、
本当に大事な試合でチームの勝敗を託すことはできません。
グラマン・シコースキー投手と牧田・涌井投手とでは、腹のくくり方が違ったのは明らかで、
そういう意味でも、抑えは日本人投手で行くべきだと考えます。
抑えでの使い減りが心配なら、先発投手での持ち回りでもいいじゃないですか。
もう外国人投手の抑えでその場しのぎを繰り返すのは止めてもらいたいです。
だからといって、シコースキー投手の獲得に反対しているわけではありません。
外国人枠を使いませんから、中継ぎとしてなら獲得に大賛成です。
抑え固定はさすがに反対ですが、シーズンの一時期に抑えとして使うなら反対はしません。
リリーフ陣の「危機管理」としては非常に優れた補強だと思います。
だからといって、最後までシコースキー投手に頼ろうというのは、やっぱり違うわけで、
シーズン終盤には日本人の抑え投手が育っている、それが理想です。

投手は一応ドラフトで補強できているわけですし、必要なのは野手補強でしょう。
先日の日記で現有戦力の底上げ目標を書きましたが、
片岡選手の復活と浅村・炭谷選手の成長が前提条件なだけに、
現有戦力に中村選手が手術明け、中島選手がFAメジャー挑戦となれば、戦力は苦しいです。
打線のことを考えれば、投手1人・野手3人体制は維持して欲しいです。
そうなると、カーター選手ではクリアできなかった守備の問題を解決できる選手、
ライトもしくはサードを守れる外国人選手、できれば左の中・長距離砲が理想です。
ヤクルトのミレッジ選手のような選手が良いのですが、
前回も書いたように、今のプロ野球で外国人打者はリスクが高いわけで…
大丈夫なんですかねぇ、本当に…

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