« 本題は追記より。 | メイン | 先に。 »

明日からパリーグは天王山

セリーグは巨人がM1で優勝目前、
パリーグは明日から首位に2.5ゲーム差の西武と日ハムが激突、
優勝争いも架橋に入りました。
日ハムと西武の直接対決は、来週の2試合を含めて5試合あり、
この直接対決の結果がそのままペナントレースの結果へと繋がりそうです。

日ハムは好調の吉川投手とウルフ投手、中村勝投手が来ることが予想され、
西武は野上投手と石井一久投手、中5日で岸投手が来ることが予想されます。
投手成績だけを見ても、初戦の日ハム優位は揺らがないだけに、
ここで西武が意地を見せられるかどうかが焦点でしょうね。
少し西武の打線の調子が落ち気味なのが不安要素ですが、
ここ一番で打線爆発となるかどうか、注目の一戦となりそうです。


◆プロ野球ネタ 決まらないWBC監督、その理由は…?
どうにもきな臭く見えるというか…
加藤コミッショナーの現役監督に固執している発言は正直どうなのと。
侍JAPANとして常設化にも関わらず、現役監督は無理があるでしょう。
シーズン中のオールスター休み等で親善試合を行うような展開になったらどうするの?
現役監督に固執するなら、その監督は今シーズン終了後に辞めざるを得ないでしょう。
しかも、現役監督で名前が出てくるのは、原監督と秋山監督ばかり。
今シーズンで退団濃厚なオリックス・岡田監督は完全スルー状態ということからも、
WBC監督が決まらない本当の理由は、監督のネームバリュー、
スポンサーが取れるかどうかで選んでいる可能性が高いように思えてなりません。

私としては一番適任なのは野村克也氏かなぁと。
教え子には若松氏や尾花氏といった監督経験者もいますし、体調面に問題がなければ適任でしょう。
他には落合博満氏もそうですが、梨田昌孝氏も名前が挙がっていいんじゃないかと。
若さや監督経験を気にしないというなら、野茂英雄氏でもいいですし、
わりと簡単に候補者は絞れそうな感じもするのですが…
向いている方向が球界じゃなくて経済界ってのが気になりますね… 大丈夫なんだろうか…


◆ニュースネタ 尖閣諸島の国有化と中国の反日デモ
中国の反日デモの構図を見ていると、いじめ問題が見えてきますね。
権力者がデモ容認とも取れる発言をして「免罪符」を与えることによって、
市民が過激化・暴徒化して収まりがつかなくなり、
最終的には恐怖の対象である政府が取り締まりの姿勢を示すことで沈静化する。
大人が子どもに「免罪符」を与え、その免罪符によって罪悪感が薄まった子どもがいじめを行う。
まぁ、今の子どもにとって教師や大人が恐怖の対象たりうるのかが疑問ですが…

話を戻しまして、日本政府の尖閣諸島の国有化に関しては致し方ないかなという感じです。
本来であれば、東京都の計画が持ち上がった時点で、
沖縄県が反対を表明し、沖縄県が買収すれば丸く収まった話だったのですが、
財政上の問題なのか分かりませんが、沖縄県が東京都を支持してしまったため、
政府が慌てて収集を図らざるを得なくなったという感じでしょう。
でも、正直なところ、尖閣諸島が私有地だったのは驚きでしたね。
もし、仮に、仮にですよ。勿論、そんなことにはならなかったとは思いますが、
地権者の方が個人売買した結果として、中国人が所有することになっていたら、
領土問題は混迷していた可能性もあるわけで、政府の判断は正しかったと言えると思います。

問題は「国有化」が日本と中国では受け止められ方が違ったことでしょうね。
日本における国家は相対的なものであり、今現在の国有化は「現状維持」ほどの意味しかなく、
将来的にも尖閣諸島にはさして大きな変化はないと思われます。
一方、中国における国家は絶対的なものであって、
国家が管理する軍事基地のような受け止められ方をされたと予想されます。
両国の国家観の違いが如実に現れた結果でしょうね。

さて、中国の反日デモですが、尖閣諸島の国有化に反対する意図を持ったものであるものの、
その実態はというと、必ずしも反日だけとは言えないことが明らかになってきています。
中には反日の中に中国政府に対する皮肉や批判を交えるものがあったり、
デモ自体が目的ではなく、強盗といった暴徒化が目的となってしまっているものまであり、
私たちが一般的に思い描く「デモ」とは異なる様相をしています。
よく日本の大学生がデモ等を行わずに元気がなくなったと叩かれることがありますが、
一つは学生を導く政治的の思想の欠如がありますが、
もう一つとして批判の受け皿が予め用意されているということが挙げられるかと思います。
つまり、デモ等で爆発するための抑圧が必要となるわけで、中国ではそういった政治的抑圧が大きく、
それ故に中国政府に対する批判を反日という形で昇華させているのでしょう。
そういった反日に止まらないデモの姿勢が、中国政府の天安門事件アレルギーを呼び起こし、
ガス抜き程度で終わらせ、その後は取締りに走るという行動に移っているのだと思われます。

被害に遭われている日本企業や中国在住の日本人の方々にとっては災難ですが、
これが中国の現状ですから、そのリスクを背負って行っている以上は、
天災と同様に諦めざるを得ないと言わざるを得ません。
1990年代後半から中国進出が言われていた時点から、こうなることは容易に予想できたわけですし、
日本企業の中国に対する考え方が甘かったと言うしかありません。
とりわけ製造業の中国進出のメリットは少なくなっており、
今後は脱中国化を図っていくことが必要だと思われます。
(サービス業に関してはまだまだこれからの側面もありますが)

一方で、中国での日本製品不買運動で象徴されるように、
日本製品の魅力が相対的に落ちている事実も否定できないところです。
もはや中国人にとって、日本の家電製品よりも日本のAV女優の方が魅力的であるように、
相対的な価値が落ちつつあることを自覚し、
中国の消費者にも受け入れられる製品の開発をするとともに、
アニメ等のコンテンツビジネスの充実化を図っていくことも重要だと思われます。

このままでは、日本と中国の両国が交わらなくなる可能性もあるだけに、
これ以上、両国の溝が大きくならないよう、その点だけは意識しておきたいところです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)