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日本シリーズは、ソフトバンクVS中日

プロ野球のクライマックスシリーズは、パリーグではソフトバンクが3連勝で勝ち抜き、
セリーグでは中日が3勝2敗で勝ち抜き、日本シリーズへと駒を進めました。
両チームともリーグ優勝同士の対決ということで、
投打ともに充実した戦力を持つソフトバンクホークスに対して、
投手を中心とした負けない野球の中日がどう挑むのかが楽しみですね。
交流戦でもソフトバンクは圧勝しましたし、ここまでほぼ完璧な戦いを見せていますからね。
負けたパリーグのチームにとっても、中日がどう戦っていくのかは注目したい点です。


◆ニュースネタ 野田総理が消費税増税路線を固める
国内の議論を待たずに国際公約にしてしまう手法は気に入りませんが、
だからといって国内で成熟した議論ができるかといえば、そうでもないわけですし、微妙なトコですね。
TPPという既に答えが出ている問題に対しても、
途中式のやり方云々議論の前に、問題文に対してケチを付けている段階では話にならない感じです。
そういう意味では、今の日本の国際感覚の無さが目立っちゃっていますね。

TPPに関していえば、2国間のFTAとは違い、締結しなければ発足しない条約とは異なり、
例え日本が参加しなくても多国間の自由貿易協定であるTPPは発足するわけですから、
TPPが100%失敗するという見込みがあるのならまだしも、
仮に1%でも成功する可能性があったとするならば、
将来的にTPP加盟国による「日本外し」が進むことは間違いありません。
既にアメリカには日本を飛ばされて韓国・中国へと目を向けられていますし、
このままではアジアの中での日本の経済的地位も危ういものになることでしょう。
細部はまだしも、大枠を見れば、WTOに加盟した時点で自由貿易への流れは決まっており、
参加は規定路線であるべきだと思うのですが…
もう参加しないのならば、いっそ鎖国するべきです。もう外国行くな、国内だけで完結させろ。

消費税増税に関していえば、ギリシャやイタリアの財政赤字の問題が大きいかと思います。
財政赤字が先進国の中で2番目に大きかったイタリアが危うくなり、
そうなってくれば、当然、世界の目は財政赤字が最も深刻な日本に向いてくるでしょう。
1000兆円を超える財政赤字というイタリアやギリシャと比べ物にならない額ですが、
その分だけ経済力があり、稼ぐことができているから破綻していないというだけですからね。
加えて、東日本大震災の影響と福島原発の事故の問題があり、
将来的に日本が順調に借金を返済していけるのだろうかという不安もあるかと思います。
自民党は建設国債ルールの60年償還を主張していますが、
それじゃ災害は60年ごとにやってくるのか?
16年前に阪神大震災があったのに、そんな長いサイクルで災害対応が本当にできるのか?
今までは経済が悪くとも現状維持で日本経済の破綻が議論されてきましたが、
今後の少子高齢化や災害による一時的な経済停滞を考えたとき、
日本経済が破綻する可能性がないとは言えない状況になってきたように思います。
となれば、日本に対して財政赤字の縮減を求めるのは当然の成り行きで、
ヨーロッパから見れば、それは低率の消費税に目が向くのも当然の流れで、
国際的に消費税増税を掲げることは分かりやすい財政赤字解消策となるわけです。

つまり、国際的にはTPPの加盟にしても、消費税増税にしても不可避の決断であって、
それを国内向けに上手く説明できていない辺りがどうにもお粗末です。
もっとも、根気良く説明したとしても、
震災時には同情的な目を向けていても、瓦礫の処理になったら放射能云々で嫌という国民性ですから、
基本的には自分たちが現実で認識しうるテリトリーでしか考えられませんので、
農家(というよりは農協だが)が反対しているからTPPは嫌、
負担が増えるから消費税増税は嫌という感情論は消えることなく、
騒ぐだけ騒いで全く議論にならないことが目に見えているだけに、
今の政府の対応は逆に賢いのかなぁと複雑な思いに駆られたりもします。

なんだか東日本大震災で視野が一気に狭くなったような気がするのは気のせい?


◆プロ野球 埼玉西武ライオンズの今シーズンが終了
結局、ファイナルステージでは良いところなし… 完全にホークスの引き立て役でした。
3試合とも終盤までは接戦なのですが、最終的には競り負けてしまう… 力の差を感じました。
本当に軽く捻られた感じで、悔しいです。
来年こそは圧倒的戦力を誇るホークスに勝って優勝したいと強く思わされました。

そんな悔しい思いで一杯の時に、シーズン終了とともに移籍情報がちらほらと…
中島選手のポスティングでメジャー移籍は昨年からの流れがあるので分かるとして、
帆足投手や石井一久投手がFA権を行使する可能性があるとの報道は正直複雑な思いでした。
まぁ、選手としての気持ちは分からなくもないです。
帆足投手にはホークスが目を付けており、地元の球団ということや、
仲の良い同級生の細川選手が昨年FA移籍したということもあり、
石井一久投手はおそらく最後のFA移籍のチャンスでしょうから、
このまま西武に骨を埋めるか、それとも新天地で最後の花を咲かせるのか悩んでいるのでしょう。
けど、日本シリーズが終わった後ならまらしも、シーズン終了後すぐに話が出てきてしまうと、
ホークスに負けて選手は悔しくないのか、悔しいと思っているのはファンだけなのかと、
感情に任せた理不尽な怒りを感じずにはいられなくなってしまいます。
涌井投手が見せた涙がファンの心を慰めたように、
それと逆の現象が移籍話になると感じられてしまうわけです。
特にホークスへの移籍となると、昨年の細川選手の移籍以上に穏やかでいられないのは間違いないです。
阪神から巨人へ、レッドソックスからヤンキースへ行く気持ちでいた方がいいでしょう。
正直、心穏やかに温かい拍手は送れないです。
それだけ今シーズンはホークスに対して悔しい気持ちでいっぱいです。
球団には全力で残留してもらうよう交渉することを期待し、
条件面では及ばなくとも、誠意ある交渉を望みたいです。

それと今日、コーチ陣の退団が発表され、
小野投手コーチと石井丈投手コーチ、熊沢打撃コーチ補佐、
鈴木康友守備走塁コーチ、南谷コンディショニングコーチの退団が発表されました。
半分ぐらいは予想通りでしたが、小野コーチの退団は正直意外でした。
一昨年前まではそれほど評価していませんでしたが、
昨年は2軍投手コーチとして菊池雄星投手に接し、今年1軍戦力としてくれましたし、
牧田投手のスーパークイックや木村投手にセットでの足の曲げ方を指導して活躍に繋げるなど、
今シーズンは小野投手コーチの手腕を感じる場面もあっただけに、小野投手コーチの退団は残念に思います。
他に良い投手コーチがいれば話は別なのですが…

新聞報道で後任に名前が挙がっているのが杉本正氏… おいおい正気か。
東尾監督と仲が良かったから森繁和投手コーチ退団後に投手コーチになっただけで、
森繁和遺産を食い潰すだけで、投手は全くといっていいほど育たず、
退団後はホークスや横浜で投手コーチをするも長続きせず… どこをどう評価できるというのか。
渡辺監督よりも年上ですし、却って邪魔になるだけのような気も…
メインの投手コーチが中日の森繁和コーチで、杉本氏がブルペン担当なら分かります。
そうなってくれば、渡辺監督は投手の方に気を向けず、全体を見るだけでよくなりますから。
でも森繁和コーチは争奪戦になりそうな感じですし、まだ名前が出てきてないだけに…
ちょっとどころではなく、激しく不安です。
まだ中日はシーズン中ですから、ということで無理矢理に納得しておきます。
でも奈良原コーチの名前は出てきてるんですよね。すげー不安…
あと辻コーチをヘッドで欲しいのだけれども、もう2軍監督でもいいから招聘してよ、マジで…
球団は勝つ気あんのか。

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