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MVPという賞

一応、色々なところを見て、他の人の反応を見てはいるんですが…
本音を隠しているのかどうか分かりませんが、
岩隈投手のMVPに違和感を持っている人はむしろ少数なようですね…
なんかそれもまた悔しいなぁと。
自分は思わず日本プロ野球機構に認定基準創設の要望メールを出したぐらいなのに(苦笑)
一日経っても納得できずにいます。
タイトル総ナメなら渋々納得もしますが、奪三振取ってないのに、と思ってしまう自分がいます。
木田氏も野茂氏は新人で総ナメだったただけに…
広く例外を認めたなと思わざるを得ず、MVPって何なんだろうか思ってしまいます。

自分がこれだけMVPにこだわるのは相応の理由があります。
私は過去の記録とかをよく見たりするのですが、
自分の記憶にない年のプロ野球を知ろうとする時、
最も身近な情報は「優勝チーム」「個人タイトル受賞者」であると思っています。
勿論、詳しく調べて行けば、規定打席到達者等も分かりますが、
一番簡単に、一目瞭然に分かるのは、この2つでしょう。
その中でも、個人タイトル受賞者におけるMVPと新人王は少し特別です。
首位打者なり最多勝なりはその数字しか残りません。.332や21勝等々。
当たり前ですが、首位打者のみ獲得の選手のホームラン数はタイトルとして残りません。
けれど、MVPや新人王の場合、名前だけの場合もありますが、
往々にしてその選手の記録(主に3冠と呼ばれるもの)が残されることが多いです。
今年・来年のうちは中島選手の活躍を記憶できているでしょうが、
10年後20年後の野球ファンが2008年の記録を見た時にどう思うのか。
まず間違いなく中島裕之という選手の名前は思い浮かばないでしょう。
今後、「最高出塁率」の評価が高まり、タイトルに記載されれば話は別ですが。
今の記載方法で中島選手の名前が残ることはないでしょう。
それが記録というものの悲しさ。
記憶に残ればと言いますが、その記憶がない野球ファンには記録しかないわけで、
その中でもその一年の顔とも言える選手であるMVPが大きな賞であることは間違いありません。
2008年から中島裕之という名前が記録として消えたことが何よりも悔しいのです。

首位打者を取っていればという見解もありますが、
投票結果を見る限りではそれもまた難しかったように思います。
中島選手と中村選手で票が割れたとはいえ、僅差じゃりませんでしたもんね…
MVPが優勝チームから選ばれなかったうちの10回中8回が西鉄・西武ということからも、
なめられてるんじゃないのと思っちゃいますよ。
これで納得してしまえば、また同じこと(MVP外し)をされるんじゃないかと危惧しています。
今までのは渋々納得したものの、今回ばかりは…例外というにはあまりに広い例外だったかと。
万が一にもありえないことですが、今年のセリーグのMVPが内川選手だったらどうだったでしょうか、
ここまで静かな反応にはならなかったと思うんですがね…
やっぱり「なめられた」んだろうな、と、そう思わずにはいられません。

これで来年も埼玉西武が連覇・日本一となったのに、
選考方法をメジャー流にして3割30本100打点のカブレラ選手がMVPです、
とか本気でされそうで怖いんだけれども(苦笑)
そのためには、チーム成績だけでなく、個人成績でも突出した結果を残さねばなりませんね。

以上のように、今回のMVPの選出・選考方法には大いに疑問があります。
過去の受賞者から、MVPは優勝チームからの選出を基本にすべきだと考えます。
具体策として1位票を優勝チームの選手に限定するとも考えましたが、
実際に計算したところ、例外の発生が極めて厳しくなるので難しそうです。
1位票優勝チーム限定・2位票自由で、3位票をなくせば大丈夫なんですが…
それか3位票は1・2位記載の同一選手にもう一度投票できるとか、
そうすれば理論的には良くなるのですが、複雑すぎるのがネック。
そう考えると、最初からノミネート選手を用意して、
その中から投票するぐらいしか対策はないでしょうかね。
まぁ、それよりも何よりも、その賞に対する一定の「コンセンサス」を作るのが最優先ですが。
MVPという賞が優勝チームの選手に与えられるものなのか、
優秀な個人成績を挙げた選手に与えられるものなのか、
その2つに選考基準が分かれていて、どうにも一定のコンセンサスがないように感じます。
これは同じく投票によって選出されるゴールデングラブもそう、
賞であるならば、選考基準をしっかりと設けるべきでしょう。
今やオールスターファン投票並みに落ちぶれた記者投票に何の価値が見出せましょうか。
明確な選考基準の確立を求めたいです。


ただ昨日から再三書いているように、納得がいかないのは選出方法・選考基準に対してのみです。
別に岩隈投手の個人成績にケチを付けているわけではありません。
歴代のMVPから相応しい成績とは言えませんが、
それに匹敵する好成績だったことは間違いないです。
その岩隈投手の好成績にはライオンズ打線や投手陣も一定の貢献をしちゃっているわけですし、
早い話、岩隈投手を打って優勝・日本一になっていれば、こうはならなかったのですからね。
自分は岩隈投手の笑顔を見る度に悔しい思いに駆られます。
その悔しさを胸に、来季からは岩隈投手にライオンズから1勝もさせないという強い気持ちで、
打ち崩していってもらいたいです!
来年はリーグ連覇・連続日本一を成し遂げ、
その上で個人成績でも文句なしの結果を残してチームでタイトルを独占して、
誰にも文句を言わせないようなMVPをチームから出してもらいたいですね。

でもこれで中島選手が3割30本100打点30盗塁をマークし、
中村選手がシーズン55本塁打以上の日本記録をマークし、
涌井投手は投手タイトル総ナメとかしての連覇・連続日本一になったのにも関わらず、
各投手部門2位で完投数が多いということで沢村賞に選ばれたダルビッシュ投手が
MVPを持って行きました、となったら、もう笑うしかないわな(苦笑)
西武勢の票が3者以上に割れるケースでは十分考えられるわけですが。
…ありえそうで怖い。
そんなわけで来年は各チームのエース級を打ちまくって勝たねばなりませんね。
連覇・連続日本一に次ぐ大きな目標・奮起材料が生まれました。


◆プロ野球 育成選手との契約を3年の限定を解除
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/11/22/11.html
私個人としては断固として反対です。
育成選手って制度的に派遣社員に似てると思いませんか?
まぁ、育成選手は1軍の試合には出られないので、その点は違っているのかもしれませんが、
正規でないという点でよく似通っているように思います。
派遣社員の契約期間は3年、それを超えるものは正社員としなければなりません。
…実際は請負契約に変えたりする偽装請負がはびこっているわけですが…
契約の形態や中身が全く違っているとはいえ、
不安定な地位にある育成選手の契約期間をなしにするのはいかがなものかと考えます。

確かに、育成選手はプロ野球を志望する選手達に広く窓口を与えるということで、
意味のある制度だと思うのですが、
育成選手があまりに多くなった場合、正式契約されない選手達は一体どうなるのでしょうか?
仮に高卒の選手を育成選手契約で獲得したとしましょう。
3年5年経っても育成選手のまま、年俸も240万止まり。
5年後に自由契約となるも獲得球団はありませんでした。さぁ、どうする?
野球関係の仕事に就くのは無理そう。一般会社に就職しようとするも、高卒5年後でどうするのか。
夢を追い求めた末、あまりにも過酷な結果になりはしないでしょうか。
3年という区切りがあるならまだしも、ダラダラ時間をかければかけるほど厳しくなるだけ。
支配下選手なら一定の契約金や最低年俸440万は貰えますが、
育成選手はあまりにも保証がなさすぎるように思えます。

各球団のドラフトを見ていても、「本当に育成選手レベルでしかないの?」と思う選手もちらほら。
育成選手としてではなく、普通の支配下選手として指名されてもいい選手が、
過去に何人もいたように思います。
球団によって方針はまちまちなんですが…
あぁ、もう育成選手を一度も獲ったことないのは、日ハムと西武だけなんですか… 寂しい。
プロ野球選手という夢を叶えるために門戸を広げることもいいですが、
夢を挫折してしまった人のための社会人としての人間教育も、
各球団にはきちんとしていただきたいように思います。
それが球団の社会的責任というものではないでしょうか。
どうも育成選手が乱発される傾向があるだけに心配です…
プロ野球の派遣労働化も時間の問題なんでしょうかね…


◆プロ野球 WBC・中日勢が総辞退、落合監督「選手個人の判断」
来年春に行われるワールドベースボールクラシックの第一次候補選手のうち、
中日ドラゴンズの候補選手全員が参加拒否の姿勢を示したそうです。
昨日の報道時点では、井端・荒木選手ら故障絡みの選手なんだろうなと思ってましたが、
今朝のスポーツ紙の報道によると、岩瀬・森野・浅尾・高橋選手の4人だとか。
岩瀬投手と森野選手は故障の関係もあるかもしれませんが、
浅尾・高橋両投手は若くて特に故障も聞かない選手、
その2人が調整を理由に辞退を申し出るのは少し異例なように思います。
つーか、大して実績もない2投手が偉そうに断るなんて何様のつもりだ?
とか思われても、仕方がない状況ではないでしょうか。
一番可哀相なのは辞退となった浅尾・高橋両投手でしょう。

この問題で何よりも腹立たしいのが落合監督の対応でしょう。
「選手個人の判断」と言い切ったのが許せません。
実績のある岩瀬投手と森野選手に関してはそれでいいでしょう。
高橋投手は中日というチーム内では結果を残しているリリーフではありますが、
全体から見るとまだ一流選手と言える投手ではないですし、
浅尾投手は今年後半に活躍したとはいえ、入団2年目でそう実績のある方ではありません。
そんな選手がWBCを自らの意思で断ったとなれば…
生意気だと思われても致し方ないように思えます。
そうなることは分かりきっているのにも関わらず、
落合監督は「選手個人の判断」と言い切り、選手自身の責任としてしまった、
そこがちょっと許せませんね。
浅尾・高橋両投手が辞退したのは、明らかに落合監督の意向を受けてのことでしょう。
そうでない限り、自分からノーは言えませんよ。
球界の大先輩方が協力しているWBC日本代表チームですよ?
それにノーなんて言えますか? 恐れ多くて言えませんよ、そんなこと。

別に辞退するなとは言いません。参加したくないなら、中日は参加しなくてもいいです。
まぁ、協力することに同意しながら、この態度はいささか疑問の残るところですが、
そこはWBCという大会がまだ確立していないことですし良しとしましょう。
それでもその不参加の理由を選手自身に被せるというのは…
ましてや若い選手達に被せるのはどうにも許せません。
嫌なら監督が堂々と嫌と言えばいい。選手を矢面に立たせるのがどうにも腹立たしいです。
…浅尾・高橋両投手が本当に可哀相です。
まぁ、そういった事情は野球ファンなら分かるでしょうから、
彼らを責めないであげてもらいたいですね…

コメント

MVPに関してはオリンピックの扱いをどのようにするのかが曖昧すぎる。もし岩隈がオリンピックに行ってたら20勝出来てないだろうし、中島さん・GGの帰ってきてからの調子・体調の落ち具合を見る限り厳しかったことはわかる
これなら「今年だけを見るなら」オリンピックに行かなきゃよかったと思われても仕方がない。
ただ、ライオンズからすると知名度が増すのは長期的に見ればプラス、何もかもあのオリンピックが後手後手にまわっていたのが大きな影響をあたえている

育成選手に関する私の考えは
「スカウトの職務怠慢」
見る目がないスカウトの尻拭いのための制度だと思っています

WBCの辞退は別にいいんじゃないと言う感じ、ただ説明のしかたはあるかな~と
「私たちは選手に関わる人達の人生を預かっている、無責任に行って来いで怪我したら『自己責任』とはいえない、かといって希望する選手を無理矢理止めることも出来ない」位言っておけばよかったのに

コメントが遅れて申し訳ありませんでした、kouさん。

記者投票ですから、オリンピックの考慮はあまりされていなかったのでしょうね。
結局、数字だけを見て判断した記者が多かったということでしょう。
記者の投票する指針が全く定まっていないことがやっぱり大きいかと。

オリンピックに関しては、結果はどうあれ、
良い意味でも悪い意味でも名前を売る機会になったので、個人的には良かったかなと。
ただGG佐藤選手の来季以降が心配ではありますが。
もしGG佐藤選手がそこから立ち直れば、来季以降に生きてくると思います。
他にもオリンピックの主力不在のおかげで、後藤武敏選手の復活が用意できたわけですし、
ボカチカ選手の首も繋がることはなかったでしょう。
勝ったから言うのも何ですが、結果的には良かったんじゃないかと。
来春のWBCにしても、第一回の川崎選手の故障や、
北京五輪での中日勢のダメージを見ていると、故障・不調のリスクは感じるものの、
ライオンズは若い選手が多いだけに、経験を積めるWBCはむしろプラスに考えたいです。
涌井投手や中島選手のポストシーズンの活躍には北京五輪の経験が生きたと思いますし。

育成選手に対しては凄く辛辣ですね(^^;
まぁ、ぶっちゃけ、そんな印象があることも確かですが。
そんなチャレンジするなら普通に下位指名してやれよという感じがしますよね。
スカウトの責任逃れになっている面は確かにあるかもしれません。

WBC辞退に関しては仰るとおりかと。
結局、落合監督や中日球団側が何の説明をしなかったことが発端でしょうからね。
辞退者が出ること自体は原監督を始めとするスタッフも覚悟していたはずでしょうし。
選手の意思だけを求められたと落合監督は仰いますが、
一応12球団でWBCに協力するという前提約束がある以上、
参加できない選手がいるならば、その理由を付すのは一人の大人として当たり前かと。
まぁ、中には理由も説明せずに「休む」とか言う人もいるでしょうが、それは常識外。
最初から普通に説明しとけば良かったのにねぇ… だから勘繰られるわけで…
「お粗末だった」の一言に尽きそうですね。

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