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プロ野球ドラフト会議

今日、プロ野球の新人選手選択会議・大学社会人の部が行われたようです。
全体的な印象としては、事前の報道ほど荒れた展開にはならなかった感じがします。
各球団が順調に選手を指名していったといった所でしょう。
唯一驚いたのがオリックスの法大・大引選手の指名、
ロッテ・阪神辺りが指名すると思っていただけにビックリしました。
他は報道された予想範囲内の玉突きだった印象、
横浜の東京ガス・木村投手の指名も、広島のトヨタ・上野投手の指名も、
日ハムの日大・長野選手の指名も前々から報道されていた通りでしたし。
わりとどの球団も「想定内」で落ち着いたドラフトだったんじゃないですかね~

全体的な所では指名人数の多さが目立ちました。
昨年は高校生が豊作だっためか、大学社会人の指名はそんなに多くはなかったんですが、
今年は投手を中心に大量指名された感があります。
今回はあまり情報を仕入れてなかったので、名前を聞いただけでは出てこない選手も多かったし(^^;
球団ごとに見ると、日ハム・ロッテ・中日・巨人が大量指名、
ハム・ロッテ・中日はドラフト補強を軸に優勝しただけに大量指名に頷ける面もあるのですが…
巨人の指名は見た瞬間、なんじゃこりゃと(苦笑)
育成枠を含めると、13人の大量指名、高校生を含めると16人の超大量指名です。
オリックスが契約金0円ルーキーを大量に取った年以上、ひょっとしてドラフト史上最多?
話によると、巨人はロッテとともに3軍設立を計画していて、
現在のイースタンリーグが東北楽天の移転の影響により7球団となっているため、
1球団を加えて8球団にしようと意図しているそうです。
そういった育成環境の拡大に即した処置である模様
ただそれにしたって極端すぎる育成枠の指名人数ですけど…
…まぁ、育成に力を入れるというやる気があるのは大切ですよね。
あとは実践するのみ、という感じでしょうか(^^;

順風満帆のドラフトの中で、交渉が難航しそうなのは日本ハム。
巨人熱望の日大・長野選手を4巡で指名し、
5巡でトヨタ自動車内定済みだった早大・山本一徳投手を指名。
長野選手は早速硬化して社会人入りを示唆、山本投手はトヨタと相談と戸惑いを隠せない模様です。
山本投手の件は日ハムの不手際だったと思いますが、長野選手の件は…
だって熱望先の巨人が全く獲得する気配がありませんでしたもん。
事実上、見捨てられていたのに、入りたいも糞もないだろうと(苦笑)
指名しようと思えば、3巡で日ハムより先に長野選手を指名できましたが、左腕の上野投手を優先、
4巡は青山学院大・円谷選手の獲得が規定路線でしたから、指名されていたとすれば5巡…
いくらなんでもそこまで他球団がスルーするのかと。
そこまで行くと、巨人側も長野選手も我侭と言うしかないですしねぇ。
巨人が3巡指名をスルーした時点で長野選手の巨人入りは消えていたと思います。
…まぁ、柔軟に考えもらいたいっすね。


◆西武ライオンズのドラフト
希望枠で今年のNO1右腕である東北学院大・岸孝之投手を獲得し、
3巡では予定通り長身から150キロを越すストレートを投げるTDK千曲川・山本淳投手を指名、
4巡では抜群の守備力を誇る関東学院大・原拓也選手を指名、
5巡ではサイドトルネードの変則右腕である三菱重工横浜クラブ・岩崎哲也投手を指名、
6巡では戦国東都で100安打を放ったリードオフマンの青山学院大・大崎雄太朗選手を指名しました。

指名は全てスポーツ紙の報道通り。
他球団に選手を獲得されたり、隠し玉のようなサプライズ指名があるでもありませんでした。
まさに予定通り。隠し玉を期待をしていた自分にはやや物足りない感じもしましたが(^^;
まぁ、6巡で大崎選手が獲得できたので良しとしますか^-^;
一部スポーツ紙、とりわけ中日スポーツにおいて
3巡で中日と相思相愛の日本福祉大・浅尾投手を指名する話もありましたが、
記事が「作られたものっぽい」感じがしたので全く信じてませんでした。
あれは中日スポーツの話題作り、浅尾投手の価値を上げるためのものでしたね。
視察があったのは確かでしょうが、大方、記者がスカウト部と関係ない人間に浅尾投手について尋ね、
曖昧な表現を切り取って記事にしていたのでしょう。
こういう眉唾物の記事に出てくる球団幹部って誰やねん(苦笑)
スカウトと出れば信憑性も沸いてきますが…ねぇ?
それでも3巡・山本淳投手は意外でしたが。私は原選手が先だと思ってただけに。
即戦力というよりは素材型と聞いてましたから。それだけスカウトの評価が高かったということでしょうかね。
まぁ、結果的に2人とも確保できたのでOKでしょう。山本投手は5巡では無理だったでしょうし。
しかも6巡で大崎選手を獲得できましたし。いやはや、まさかまさか。
スポニチで野手の指名選手として、原選手とともに名前が挙がっていましたが、
どちらかというとロッテの東京ガス・木村投手の指名に対抗したものだと思っていましたから。
大崎選手はロッテファンの間でかなり評価が高く、3~4巡での指名が熱望されていた選手、
身長が170センチで上背がないとはいえ、
三拍子揃った選手で、木内常総の選手(優勝したのは2年時でしたが)、
名門・青山学院大でも早くからレギュラーとして活躍し、大学時代に100安打放った実績の持ち主、
ここまで残っていたのはまさに驚きでしたよ。
3巡・山本投手の指名に不満だった人も、6巡・大崎選手の指名で満足でしょう(*^^*)

これでライオンズは高校生を含めて右投手を5人指名、
そして内野・外野の右投左打の選手を1人ずつ指名しました。
松坂投手が抜けた後の即戦力投手の補強、野手の頭数の補強ができたので万々歳だったかと。
投手では希望枠の岸投手に将来のエースとして期待大。
涌井投手とともにWエースと呼ばれるような存在に…なってもらわないと困ります(^^;
現段階で他に補強できる感じがないので、
岸投手が1年目からローテに定着することが来季のライオンズの成績を決めると言っても過言ではないかと。
3巡指名の山本淳投手と5巡指名の岩崎投手には右のセットアッパーとして期待。
今年は前半に石井貴投手、後半に山岸投手が右のセットアッパーとして活躍しましたが、
それ以外の右投手はイマイチ、
抑えの小野寺、左の三井・星野投手に繋ぐまでの投手がなかなか定まりませんでした。
そこを埋めるような存在になってくれれば、万々歳といったところでしょう。
山本淳投手は荒削りながら力のあるストレートに期待、
森慎二投手もルーキー年等はかなり苦労させられましたから、後半までに定着してくれればOK。
岩崎投手は投げ方が変則なようなので、対右打者には有効かと。
星野投手の右バージョンのようになってくれれば、リリーフ陣にもバリエーションが出てきます。
首脳陣としてはこういった変則投手は使いやすいでしょうね。
高校生の木村投手・朱投手には2~3年後の先発投手として期待大です。

野手では若手に右打者が多いこともあって、左打者中心の補強となりました。
その中でも打撃だけでなく守備面を重視、
身体能力重視・大砲重視で指名してきたライオンズでは片岡選手に続き異色の顔ぶれといって言いかと。
原選手はショートを中心に内野をどこでも守れる堅実な守備が持ち味、
打撃もチームで4番を打つなどシュアな打撃に定評がある模様です。
ライオンズは二遊間が手薄で、とりわけショートはなかなか人数がいませんでした。
中島選手が故障した後には片岡選手が守ったものの、疲労もあって途中でリタイア。
水田選手がスタメン起用されるなど、ショートの手薄さには泣いたものです。
そんな中で今オフに守備要員の黒田選手を呼び戻し、さらに原選手を獲得、
一気にショートの層も厚くなりました。
これで中島・片岡選手の二遊間コンビを軸にして、将来的には原・星選手という守備型の二遊間も組めます。
大きな補強ではないものの、チームにあった的確な補強だったと思います。
大崎選手は170センチと上背はないものの、常勝チームで鍛えられたセンスは一流。
守備・肩もそれなりに良いようで、打撃だけでなく守備面でも期待がかかります。
外野は超激戦区となっているものの、本当に守備の良い外野手となると赤田選手と佐藤友亮選手ぐらい。
それ故に、センターの赤田選手を外すわけには行かず、脅かす存在はなかなかいませんでした。
そんな中で大崎選手を指名。
足では赤田選手に敵わないでしょうが、
守備力があるだけに打撃でアピールすればセンターの定位置奪取も十分あり得ます。
外野の競争をさらに活性化させる指名となったと思います。
懸案だった守備力もこれでパワーアップ、
野手はカブレラ・和田選手の後の大砲(とりわけ左打者)を補強できれば、しばらく問題なしでしょう。

懸案の脱松坂後の投手陣の話はまた後日。
穴を埋まったとは言いませんが、それなりにシーズンを戦える体制にはなったかと。
まぁ、プレーオフ改めクライマックスシリーズを勝つのはちと難しい気もしますが(苦笑)
今オフ・来春のキャンプでのさらなる選手の成長を期待したい所っす。

◆西武・希望枠の岸投手の記事
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20061121017.html
ラジオで声を聞いただけなので、どんな性格なのかは分かりませんが、
自分の中では西口・涌井投手のような不思議チャンイメージが(爆)
少なくとも大沼投手の会見時のような印象は受けませんでした。
詳しくは書かないので、そこら辺は察してください(苦笑)
ライオンズファンとしては最後の「そういう舞台に行ければいい」のコメントが気になりますが、
これはインタビュアーの聞き方にも拠りますからね。
メジャーに行く松坂投手に対してどう思われますかと聞かれれば、他に答えようがないですし。
「他所は他所、内はうち」という趣旨の発言をしたらスゲーとか思いますが(^^;
無難な返答をすれば、こんな感じになるかと。
せっかくの希望枠なので、生涯ライオンズでお願いしますね~
「そういう舞台(WBC日本代表のエース)に行ければいい」になるように期待してます。


◆ゲームの話 『ちょこっと☆ばんぱいあ!』
結局、人間組からスタートすることに。やはりアリアを最後にするのが筋だろうと(^^;
そんなわけで徳川院操をクリア。
シナリオはなかなか切れ味があって良かったかと。
恋Q<ゆめくみ<ちょこぱいとH度は下がってきているものの、
それとは逆にシナリオの出来はパワーアップ、両者の両立は永遠の課題ですね。
一言で言えば、「調和」なシナリオ、
最近の善悪二元論(テロに賛同するのか反対するのか、郵政民営化に賛成か反対か、みたいな議論)
をぶっ飛ばす内容は非常に良かったんじゃないかと思います。
終盤はそれぞれに見せ場がありましたし(リオは微妙だったけど(^^;)、
なかなかに燃える展開でした。
バカゲーと見せかけての熱い展開が良かったです。

不満点は一重に真面目なシーンが長続きしないということでしょうか(^^;
お、主人公がちょっと良いこと言ったじゃんと思っても、
しばらく経つとややギャグっぽいHシーンに流れたりと、頭の切り替えが必要とされることが多々。
メリハリの付いた展開とも言えるんですが、正直言って忙しい(苦笑)
終盤の戦闘シーン並に真面目シーンもまとめちゃった方が楽だったかも。
エロはエロで連続していた方が良かったかもしれません。
シナリオ自体の内容・文章の切れ味はあるんですから、
あとはそれを有効に使うだけの構成・演出をしてもらいたいです。
その点だけ良くなれば大成できそうなんだけどな~
今の段階ではバカゲー的印象が抜けきらない、まぁ、それが良さでもあるんでしょうけど(笑)
あ、それと操さんのシナリオは、操さんが主人公に惚れる理由がやや不明確、
もう少し恋人になるまでの過程をじっくり描いて欲しかったです。
むしろアリアがカッコいい。どちらかというと、アリアと操のカップルみたいな感じが(爆)

ちなみにHシーンは5~7ある模様。
それぞれの尺度は普通、オーソドックスなものもあれば特殊なのもあったり。
つーか、操さんとのアレは笑った。あまりにアホらしい導入で笑いました(^^;
このメーカーの能天気なほのぼのHシーンはわりと好き。
濃さは前述の通りでやや落ちていますが、そこは萌える心でカバーということで(笑)

音楽はまだ若干弱いかなという印象。
それでも主題歌の歌はともかく、タイトル場面で流れるBGMバージョンは楽しげで良い感じですし、
操の思わず花札をやりたくなるような和風BGMも良さげ、
全体的に明るくポップな感じで楽しい曲調が多いです。
あとは真面目なBGMをどこまで見せられるか、
むしろこれはシナリオ演出面にも関係してきますがね。
印象に残るシーンで印象に残る音楽を提供できれば、といった感じでしょうか。

1ヒロイン終えての現時点の評価は、発展途上の良作といった感じです。
課題は多いですけど、どれもクリアできないものでもありませんし、
作品を重ねるごとにクオリティは上がっていると感じられるので、
さらなるパワーアップを期待、といったところです。
個人的には明るいコミカルHでシナリオ良作というのはありがたいので、
今後も応援していく所存であります(^^;

コメント

いくら希望してた所と違うからって泣くこたないと思いますなぁ。
ロッテの高校ドラフトの時もそうでしたけど。
あの時と違って、巨人の方は眼中になかったようなので、
泣くのは理解不能に近いな~なんて思いますけど。

ドラフトってのは届けださないと指名すら出来ないとかあったんでしたっけ。

泣くのは分からないですよね~
ドラフトという制度があるのだから、他球団に指名される可能性は分かっているはず。
それを大学生が分からずに堂々と涙するというのは…
気持ちは分からなくもないですが、ちょっとみっともない気もしますよね。

大学・社会人の場合は高校生と違い、プロ志望届けを出す必要はありません。
逆指名→希望枠という制度があるので、意中球団に行きたいなら実力で勝ち取れという建前。
まぁ、慣例として、指名前に挨拶・面談するのが基本ですが。
やはり人と人の問題なので、根回しとかが重要だったりします。
とりわけ大学の有力選手は私大が多いので、金が絡むケースも見られたり。
一場投手の栄養費事件で厳しくはなりましたが、契約金に一定の限度は定められてはいるものの、
あくまで紳士協定であり、実際にどれだけ払われているのかは分かりません。
こうやって渋るのも契約金の吊り上げ、と思わなくもない面も。
まぁ、実際の所は分からないので、話半分くらいに聞いといてください。

社会人・クラブチームの場合は人数不足の可能性もあるので、
1チームから投手を2名以上指名する場合はそのチームの了承を得る等の特例もあったりします。
阪神に指名されたTDK千曲川の大城選手の場合は、それで監督さんが怒ってる模様です。
部員数が16人だそうなので、チームの存続にも関わりますから…
最終的には合意すると思われますがね。

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