今年も終わり
いやー、一年経つのが早いですねぇ…
今年を振り返ると、(今年も?)不祥事が非常に多い一年でした。
大きいもので日大・ジャニーズ事務所・宝塚・ダイハツ・自民党キックバック、等々。
野球界でも西武・山川氏の婦女暴行事件に不義理FA移籍、パワハラで楽天・安楽氏が解雇、等々。
お騒がせの一年だったように思います。
ダイハツの検査不正問題を除けば、
一昔前なら流されていたようなパワハラ・セクハラ・イジメ・性暴行事件であり、
内々に処理されていたものが一気に噴き出している感じがします。
それだけ国民の権利意識が高まってきたことを示していますが、
一方でSNSを中心に過剰な叩きも見られ、過渡期の難しさも感じられます。
やはり必要なのは「建設的な議論」であり、
単に非難・批判したいだけというのは避けるようにしたいものです。
◆ニュースネタ ウクライナ世論調査「領土諦めてもよい」19%、昨年5月からほぼ倍増…厭戦ムード少しずつ拡大か
この問題をどう考えればいいかは、かなり微妙な所で、
ウクライナ国民に実際に聞いてみないことには分からないことですが、
少なくとも昨年と比べてウクライナが達成できた目標は2つあるわけです。
1つはEUへの加盟申請が認められたこと。
勿論、ハンガリーなど反対国もいるので、すんなり加入とはいかないでしょうが、
事実上の西ヨーロッパ経済圏への参加が大きく進んだことになりました。
もう1つはクリスマスの変更。文化的にも東方正教会を脱したことを意味します。
要するに、ウクライナの人々の感覚がロシアから完全に離れ、
西ヨーロッパに傾いたことを意味します。
そして西ヨーロッパもロシアへの不安を抱えながらも、概ね歓迎しているということです。
西欧社会の一員として安全が確保されるのであれば、
元々国民感情があまり良くなかったウクライナ東部を切り捨てても良いと考える人達が
増えつつあるということでしょう。
将来的にEUやNATO加盟に繋がれば、
ロシアのNATO加盟国と隣接したくないという政治目標は達成できなくなるわけですから。
とはいえ、依然として6割以上の人々が戦争に賛成しているわけで、
パレスチナ問題でやや支援ムードが下がっているだけに、
ロシアにゴリ得させないようにウクライナを支援する必要があるでしょう。
逆に言えば、世論のハードルが下がって停戦協議がしやすくなったとも言えるわけで、
西欧社会がウクライナを受け入れる限り、妥協点も見えてくるように思えます。
◆ニュースネタ パレスチナ・ガザ地区問題
かなり微妙な問題なので、これまで語らずに来ましたが…
まず、第一にガザ地区全体で見れば、和平を破って侵食を繰り返してきたイスラエルが悪いです。
しかし、今回の発端に関して言えば、
政権与党でもあるハマスの無差別的誘拐(外国人や非ユダヤ人を含む)は許し難い犯罪であり、
そこら辺が欧米諸国がイスラエルの軍事侵攻を止められなかった理由でしょう。
ただ、今のイスラエルは過剰に攻撃し、当初のハマス打倒からガザ地区占拠に舵を切りつつあり、
事実上の領土侵攻を正当化することになりかねず、認められません。
つまり、①イスラエル悪い②ハマス悪い③イスラエル悪いを繰り返しており、
人によって判断が分かれることも已む無しのように思えます。
中東諸国を含む第三世界諸国に理解して欲しいのは、
日本人は「誘拐」という犯罪を非常に嫌っているということです。
第三世界の国々からすれば、誘拐もテロ戦術の一環なのかもしれませんが、
日本人にとっては人質の安否の問題とともに、そのやり方=手段を毛嫌いします。
日本人の方法の美学と相いれないんですよね…
そういう手段を取る相手とはやはり付き合えないですし、信頼することができません。
逆に言えば、日本以外の国々がハマス誘拐という犯罪に手を染めつつも、
軍事行動を行うイスラエルに批判的なのは、
誘拐に対する評価が若干違っていることも理解する必要があるでしょう。
そう考えていくと、日本人の立場から言えば、
少なくともハマス側は誘拐した民間人の解放はマストであると考えます。
まぁ、もうパレスチナの人達がハマスを追い出すのが一番いい結末でしょう。
それができないならイスラエルを押し留め、
ガザ地区の独立性をなんとか維持することが大切だと考えます。
◆ニュースネタ 「契約キャンセルを」「事故が心配」…ダイハツ不正に利用者も怒り・困惑、従業員に不安も
何が問題かと言えば、事故が起こらないと分からない話、という点ですよね…
今も自動車を運転している利用者からすれば、確かめようもない話です。
逆に言えば、事故の後遺症で運転できなくなった人や、既に事故で亡くなった人に対して、
この不正が本当に影響しなかったと言えるのか否か…気になる所です。
多くは運転者の過失として処理されてしまうだけに、
今後、自動運転の車が一般化することも考えれば、
自動車の安全確保はメーカーに課された重大な義務であり、交通行政の大前提です。
というわけで、今実際に運転している人は心配することはないと思われます。
事故を起こさないように運転するのは不正の有無に関係なくすべきことですし。
問題はブランドイメージの毀損と事故の補償であり、
会社への影響がどれだけ広がっていくのかは予測が難しい所です。
◆ニュースネタ 崩れたクリスマスケーキ、高島屋「原因の特定は不可能」 会見で陳謝
結構なお値段のするケーキですから、購入者はビックリしたでしょうなぁ…
このケース、原因を特定しても意味がないです。だから高島屋の判断は正解。
仮に運送を担ったヤマト運輸にミスがあったとしても、
損害賠償請求をして赤字を補てんした所で、
失った信用は全く取り戻せないわけですから、
詰めが甘かったということで頭を下げた方が救いになります。
企業ブランドイメージって難しいですよね…
◆ニュースネタ 料理研究家リュウジさん炎上…「味の素=毒のデマ」が100年以上続く3つの原因とは?
ちょっとしたニュースがここまで発展するとは…率直に驚き。
件の噂は全く聞いたことがないですねぇ…
『美味しんぼ』のやらかしは日常茶飯事ですし、信じる方がどうかしてる。
まぁ、味の素側にもデマ払拭の努力が足りてない印象もありますが、
とはいえデマはデマなので、これを機に見解を改めるようにしましょう。
最後の部分のアメリカの対応で言えば、
トランス脂肪酸関連でマーガリン忌避はよく聞きますし、
自分でも過剰には取らないようにしています。
まぁ、自然界の食品でも多量摂取でアレルギー反応を起こすことはあるわけですから、
何事もほどほどが良いという結論に落ち着くことになるでしょう。
◆ニュースネタ 「リニア反対でゴネる静岡県」批判に静岡市長が反論、池上彰が指摘する原発問題との共通点
リニア批判も酷いものばかりで… まさに批判ばっかりで対案なし。
川勝知事が対案出したら出したで批判するし。どっちにしろ批判するでしょ、お前ら。
「リニア妨害」とか変なレッテルも貼られてますが、一番妨害してんのはJR東海自身です。
元々、地下水が漏れないように工事するから大丈夫と言っておきながら、
やっぱ無理だけどOKだよね?とか言い出して話がこじれたわけで、
JR東海側が田代ダム案を提示しながらも1年半音沙汰がなく、
いたずらに時を費やしながら、リニア遅れるのは静岡県のせいだと言い出す始末。
お前らが国策にケチ付ける奴はいないから最終的に諦めるだろうと舐めてたからこうなった。
日本企業の悪い所が集約されています。
時間が経っても計画を見直さないし、本当にそのままで大丈夫なのか?
大阪万博同様に時間が経つにつれて混迷するのが目に見えています。
◆ニュースネタ 【ソフトバンク】逆風の山川穂高に「睡眠不良」の悩み 球団は行き過ぎた〝社会的制裁〟を危惧
逆に聞きたいのだが、「反省している」とは何を反省しているのか?
①被害者女性との示談も成立していない、
②騒動で迷惑をかけた西武球団やファン、スポンサーに対面で謝罪していない、
③減俸を受け入れずにFA宣言して今年以上の高額年俸で移籍した、
さて、この「事実」のどこに「反省」という文字があるのか? 言ってみろ。
少なくともFA宣言前に西武球団で謝罪会見を行って区切りをつけていたなら、まだしも、
逃げるように文書で言い訳をしただけで雲隠れ。
スポンサーには松井稼頭央監督が謝罪する始末。
反省しているなら、普通にケジメを付けるでしょう。
まぁ、百歩譲って身綺麗にするために示談中で参加できなかったらまだしも、
まだ示談が成立してないと言うし、そもそも山川氏に示談する気もない。
どこに「反省」があるんですか、これ。
こういうのを一般的に「反省してない」と言うんですよ。違いますか?
こんなの擁護することが不可能ですし、擁護する奴の気が知れません。
西武ファンにFA移籍の悲しみよりも、怒りや安堵感が大きいのは、
このオフに行ってきた山川氏の失礼な行動によって、
反省がないことが分かっちゃったからですよ。
逆にマスコミはこんなの許しちゃっていいの?
再度やらかして、ジャニーズ事件の二の舞になるだけでしょ。
◆ニュースネタ 「育成のソフトバンク」に何が起きているのか? 今オフ、主力が続々提言
他球団からすれば、「大型補強の反動だろ」としか思えないわけですが…
まぁ、一つだけ言えるのは、「風通しが悪いな」ということです。
選手の意識が低いなら、直接言えばいいのにフロントを通して言う。
それだけ接点が少ないことの証でしょう。
同じチームなのに、まるで別チームのような接し方になっているような…
他人事と言いますか、むしろ下からの突き上げがなさ過ぎて、
1軍選手の危機感の方が足りてないようにも思えます。
自分も育成に落とされるという危機感ないのかな?
逆に西武球団の場合は、1軍選手以外は全て育成選手と割り切るぐらいにズバズバ切ってます。
1軍に呼ばれない選手は容赦なく育成選手に落とす感じですね。
それが良いことなのか悪い事なのかは別にせよ、
手術の影響で育成選手に落とされた森脇投手を見るに、
育成に落ちたからといって強制大幅ダウンとはなっていないようなので、
そこまでの不利益はないのかなとも思います。
まぁ、1軍の試合に出なければ、年俸も上がらないわけですから、
稼ぎにならないという意味では支配下選手の方がいいに決まってますが。
そんなわけで、逆に育成契約が一般化していることで、
ドラフトでも上位・下位指名や育成指名の区別なく、
平等に機会を与えて選手を育成している感じですね。
来季以降はさらに風通しもよくなるでしょうし、
玉田投手や長谷川選手ら育成出身の選手も羽ばたきそうな雰囲気ですから、
「育成の西武」と言われることを期待したいです。
来年こそは良い年になりますように…
膿を出すのはこれっきりになることを祈りたいです
(まぁ、隠蔽しちゃうよりも、出しちゃった方が全然良いとは思いますが)。
来年も更新は気ままになるとは思いますが、細々と継続するつもりなので、よろしくお願いします。