平成七夕豪雨
前日6日から西日本を中心に凄まじい雨が降り…
各地で堤防の決壊を起こすなど、浸水被害が続出、
凄まじい被害をもたらしている模様です。
幸いこちらは強風程度で済んでいますが…まだ油断はできませんね…
近年の豪雨災害は様々な理由が考えられるでしょうが…
第一に地球温暖化による低気圧の急激な発達現象、
第二に森林減少による山林保水力の低下、
第三に林業人口減少による放置林の倒壊・流木化、
第四に無人荒廃家屋の倒壊・瓦礫化による二次被害、等々。
各種の減少がドミノ倒しのように積み重なり、
大規模な災害を呼んでいるように思えます。
一朝一夕には行かないでしょうが、
まずは問題意識を共有し、対策を一歩一歩講じていく必要があるかと思います。
◆ニュースネタ 文科省の前局長を受託収賄で逮捕。息子の不正入学?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00010010-fnnprimev-soci
これって、所謂『裏口入学』じゃありませんよね?
これは『表口入学』で玄関から堂々と超厚底ブーツ履かされて、
身長制限を突破して相撲の新弟子検査を突破したみたいな…
いや、あっちもユルユルみたいですけどね(苦笑)
これは『裏口入学』ではなく『不正入学』。
『裏口入学』は受験結果が出る前に推薦等の別枠で入学、
もしくは受験結果が落ちていた場合に交渉によって別枠で入学することです。
今回は受験を受けて、不合格だったものを得点水増しする形で、
合格にされたわけですから、別枠ではない、
つまり受験者が1人不正に落とされたわけです。
『裏口入学』に被害者は発生しませんが、
『不正入学』には被害者が発生する、これが今回の問題の最大の衝撃です。
『裏口入学』も道徳的にはダメだと思いますが、
私立大学の安定経営という観点から、
学生家庭の資力を気にするというのは分からなくもありません。
いわゆる『裏メニュー』なのが問題なのであって、
公然と資力用件で学生を募集するのは私立ならあり得る話だと思います。
けど『不正入学』はあり得ません。
得点の水増しなんてされたら、受験制度が成り立たなくなっちゃう。
自己採点が容易なセンター試験と違い、
二次試験は採点者の裁量に委ねられる部分が多く、
受験者には得点は知らされないし、答案も返ってこない。
受験者は不正があったかどうかを確認する術もなく、
大学側を信じるほかにないのに、こんな得点の水増しなんてやってしまう。
完全に信頼関係が破綻する行為です。
受験制度の完全なる破綻ですよ。
大学側が公正であるという前提そのものが覆ってしまった。
東京医科大の犯した罪は大きいです。
騒動真っただ中のアメフト部を抱える日大以上の罪。
まだお金を貰って裏口入学させた方がマシだった。
試験結果の得点水増しは裏でもなんでもない、表での堂々たる不正、
受験制度が破綻しかねない史上最悪の事件だと思います。
問題の製作ミスが相次ぎ、ただでさえ信用を落としていましたが…
最悪も最悪、得点自体が信用できないという最悪の展開…
大学側が公平に試験・採点をするという前提が消えてしまった以上、
第三者への委託や、得点の公表・試験結果の通知の徹底、
それ以上に欧米の大学のように、
入学は易しくし、卒業を難しくするといった根本問題の解決を図り、
受験制度に対する信頼を取り戻す必要があるでしょう。
今回の事件は受験制度に対する信頼を徹底的に破壊し尽くしました…
それに個人的な理由であれ、文科省の職員が関わっていたというのもまた衝撃。
◆ニュースネタ オウム真理教事件 松本被告らの死刑を執行
来年は天皇陛下の退位・皇太子殿下の即位という祝辞が続くこともあり、
今年中に死刑執行が行われると噂されていましたが…
何もこのタイミングでなくてもなぁ…とお空を見上げて思うわけでして…
宗教家の奇跡が天気と結び付けられてきたことは誰もが知るわけで、
何もこの梅雨時の大雨が予想される時期に予定していなくても、
河川が氾濫し、死傷者も出ている際にやらなくても…
そんなん、天の怒りだとか言い出すに決まってるじゃん? 馬鹿じゃねーの?
結局、見ているのは政治状況でしかなく、
自民党総裁選の行方や内閣改造人事の影響等々による前倒しと、
一体、官僚の判断基準はどうなっているんだと思わざるを得ません。
見ているのは政治家の方だけじゃん? 全体の奉仕者が呆れる。
翌日は七夕だし、キリスト教のように幾らでも伝説考えられそうなものですが…
一体全体、何を見て決めたの? 国民への影響、全く見てませんよね?
政治家、特に与党政治家しか見てませんよね?
それって、森友・加計・日報隠し・杜撰なデータ・文科省問い合わせ等々、
官僚が誰に向かって仕事しているのかと同じ現象ですよね。
とりわけ最後まで何も話さなかった松本被告らの死刑執行自体は賛成ですが、
この時期にした理由がどうも解せない感じがしてしまいます。
影響云々よりも政治日程重視… なんなんだろうか…
結局、オウム真理教が何故地下鉄サリン事件を起こしたのかは闇の中。
坂本弁護士一家なら、追い詰められての犯行で分かりますが、
無差別にテロを起こす必要性がどこにあったのか、未だに分からない。
教団内の対立が激しく、外部に敵を作って内部をまとめるために起こした?
そういうわけでもなさそうですし、人間が宗教に騙され、
大量殺人の片棒を担がされる流れは未だによく分かっていません。
当時と比べても、人心の乱れは負けず劣らずの腐敗っぷりを見せ始めてるだけに、
再びオウムのような宗教団体が出てこないとは言えません。
格差社会が酷くなればなるほどに、宗教に傾斜する人は増えていくことでしょう。
それがまともな宗教なら問題はないのですが、
現世は糞だ的な反社会的な宗教団体となれば、どうしようもありません。
果たして、オウム事件の教訓は生かされるのか?
そういう雰囲気がまるでなく、事件の反省は全く生かされてないように思えてしまいます。