■黄 皓
字(あざな)は不明。劉禅お付きの宦官。
最初は位が低かったが、それは董允が彼の性質を見抜いていた故のこと。
後々の衰退を踏まえての結果論にもなるが、
蒋琬・費禕が彼を遠ざけたという記述が無い以上、宮中における董允の功績は計り知れない。
董允の死後、政務をとることが出来るようになり、
へつらいと頭の回転のよさで、劉禅の寵愛を受けるようになった。
そして、昇進して権力をほしいままにすると、次第に国家が傾いていった…
というのをわざわざ記述することもないだろうか。
責任は黄皓のみにあらず。
黄皓が重用された背景には、
実は陳祗
という人物も絡んでいる。
ゲームに出ないのであまり知られないが、そちらも参照していただきたいと思う。