四女:雪月のプロフィール

名前 三間坂 雪月 (みまさか ゆづき)
年齢・職業 11歳 小学5年生
誕生日 1月27日 水瓶座
身長・体重 143センチ 体重は…(検閲済み)
3サイズ 3サイズは…(検閲済み) 
性格 クールな現実主義、謎めいたところあり
趣味 音楽全般、園芸
特技 棒術
その他 詳細不明
四女『三間坂雪月』編 スタート!
穂希(三女)
じゃあ最後の一人。四女の雪月ちゃんは小学5年の11歳です。
人がらを一言で言うと……えー……あ〜……
清夏(次女) ほほぅ。チミはあの子を一言で表現しきれるのかね?
穂希(三女) あはは、ごめんなさいぜったい無理。
新聞作りで言葉に慣れてる清夏ちゃんに任せるね。
清夏(次女) うえぇっ? そんな、うー、ちょっと、ええ? ……こっ、国語教師!
伊吹(長女) はいーっごめんなさいごめんなさいごめんなさい
清夏(次女) あーもー! 許す!
穂希ももう許すって言ってるから、雪月の人とナリをズバッと一言で表現してみてよ。
伊吹(長女) ほんと? 穂希ちゃん、許してくれるの?
穂希(三女) よ、よくわからないけど、穂希は何も怒ってないよ。
伊吹(長女) 合点承知!
今度は雪月ちゃんを……ひと、こと、デ……デゴザイマスカ?
清夏(次女) 左様。畏れ多くも穂希姫様、御自らのお望みであ〜る!
姫、これなるは先ほど姫様のお人柄を巧みに歌い上げたる者にござりますれば、
たかが瓦版屋などよりも、よほど風雅に雪月を言いあらわして御覧に入れましょうぞ。
穂希(三女) そ、そうなの? (わくわくどきどき)
伊吹(長女) ……………………ふ、
穂希(三女) ふ?
伊吹(長女) 「不思議っ娘」? みたいな? をほほほ〜〜〜っ
清夏(次女) 島流し!
伊吹(長女) たかが瓦版屋が司法権をッ!? ――ていうか無理!
あの子を一言で語り尽くせるだなんてあなたたちも思ってないでしょう?
穂希(三女) う、穂希は無理だと思います……。
清夏(次女) たしかにちと厳しいわねー。
伊吹(長女) でしょでしょ?
だからいきなりの総評は諦めて、小さな事実を積み重ねてゆくべきだと思うのよ。
清夏(次女) りょーかい。まず頭は相当にいいよね?
会話の流れの中で予告なしにネタをふっても、あの子は的確なリアクションくれるもん。
穂希(三女) うんうん。場の空気をいつも把握してるっていうのかな。
とっさの機転がすごいの。
伊吹(長女) だけど誤解しないで欲しいのは、機転が利く・頭が良いといっても知識量は普通の小学生レベルだということね。
難しい言葉は知らないし、暇潰しに超ひも理論の研究書を読むような子でもないわ。
マンガに出てくる天才児とは違うのよ。
穂希(三女) 雪月ちゃんが良く読む本は「ズッ■ケ三人組」シリーズ。
昔お姉ちゃんたちが買ったのを入れれば全巻そろってるんだよ。
清夏(次女) いまだに出続けてる新刊もハードカバーで即買いしてたっけ。
小学生のこづかいじゃつらかろーに。
伊吹(長女) あ、わたしは「山賊」と「文化祭」が好き〜♪
清夏(次女) ……要するにあの子は、子供らしからぬ賢さと落ち着きを身につけてるけど、
知識や感性は年相応の子供ってことよ。
伊吹(長女) そうそう。迷子の子犬を拾ってきたり、リコーダーの練習に一生懸命だったり、かわいいところいっぱい。
穂希(三女) あとね、いまトマトを育ててる家庭菜園は、学校でヘチマを育てたのが楽しかったから始めたんだって。
清夏(次女) ち、文科省め、余計なカリキュラムをっ。
伊吹(長女) 自分の偏食を棚に上げてお役所批判するヒトなんて初めて見たわ。
清夏(次女) うっさい、トマトは食べ物じゃないのっ!
赤は危険、酸味は腐敗、ドロドロはキモいってのは自然界の常識でしょ?
文明に溺れてそういう本能を置き忘れた人類はもりもり淘汰されてくんだから!
だいたいあんなもんばっかり食べてるから戦争んときイタリ
※※(清夏、高次元の配慮により緊急隔離)※※
伊吹(長女)
清夏……引き際を誤ったようね。
穂希(三女) ど、どんな話をしていたんだっけ?
伊吹(長女) ええっとね、雪月ちゃんがホントはかわい――
※※(清夏、修正完了・隔離解除)※※
清夏(次女)
かわいいといえば、あいつ自転車乗れないんだよね。
穂希(三女) っ!?
清夏(次女) 運動神経はいいくせしてなぜか自転車だけはダメ。
あたしという最高のコーチが見てやったのに。
……ん、どしたの?
穂希(三女) なんでもないよ? なんでもないなんでもない。
伊吹(長女) さ、清夏がいきなり石段下りに挑ませて、トラウマ植えつけたんじゃないでしょうね〜?
清夏(次女) ンなムチャするかっ。だいたいトラウマ負わせてんのは伊吹姉ちゃんの方でしょ。
小学生相手にスネ打ち食らわすなっての。
伊吹(長女) トラウマだなんて言いがかりだわ!
そりゃあたしかに、ごくまれに肉体的外傷に近いものを負わせてしまうことがないと言いきってしまうには
若干のためらいを覚えざるをえないけど……
穂希(三女) ええと、雪月ちゃんが習っている武道は、棒術? 杖術? どっちだっけ。
と、とにかく木の棒を使って戦うものなんです。
薙刀をやっている伊吹お姉ちゃんは、
ときどき雪月ちゃんと一緒にお稽古をして、やっぱりスネを狙っちゃうみたいです。
清夏(次女) んむ。解説ご苦労。
伊吹(長女) なによなによぅ。
杖術には脛への攻撃もあるんだから〜。
穂希(三女) 大丈夫だよ。雪月ちゃん優しいもん、許してくれるよ。
清夏(次女) 優しい、か。たしかにそれはあるわね。
穂希の優しさとは質が違う感じだけど。
伊吹(長女) ん〜そおねえ。
円の真ん中に「ベストの状態」があるとして、
そこに近付けるよう遠慮がちに人の背中を押してあげるのが穂希ちゃん。
雪月ちゃんは、円の中なら人がどこでどっちを向いていようと気にしないんだけど、
ギリギリまで外周に近付いてしまった人には必ず「それ以上はマズいよ」と教えてあげるタイプ。
清夏(次女) おっ、イイね。なかなか的を射てる。
伊吹(長女) 普段ほとんど人のすることに口出ししない子だから、たまに何か言われた時の重みが違うのよね〜。
清夏(次女) 分かる分かる。
あたしなんか、穂希が「お部屋の片付けしたほうがいいよ」って言ってもたいてい後回しにするんだけど、
雪月に一言「散らかってるね」って言われたら、なんでかすぐに片付け始めちゃうんだよなー。
穂希(三女) …………
伊吹(長女) そうそう。そうなのよ。あの子の一言にはあらがいがたい何かが――はっ!
穂希(三女) …………れなんて…――どうせ……役に立……らない子………――
清夏(次女) (しまった! 穂希が畳のふちをじっと見つめて鬱モードに!)
伊吹(長女) (フォローよ! 早く早く!)
清夏(次女) し、しかし我らが妹たちのコンビネーションは見事だね〜。
言うなれば――言うなればほら! ジャブとストレートの関係だよ。
穂希(三女) ……… ?
伊吹(長女) っ! 穂希ちゃんがこまめに牽制のジャブを積み重ねてるからこそ、雪月ちゃんのストレートが生きてくるのね。
穂希(三女) (ぐすっ)
清夏(次女) 大振りストレートだけなら恐るるに足りないんだけどなー。
伊吹(長女) ほんとほんと。連携で来られたら自堕落ねーちゃんズもかたなしだわよ〜。
穂希(三女) ……たまにはジャブで倒れてくれる?
伊吹(長女) ぜ、善処シマス。ねっ、清夏?
清夏(次女) ていうかすでに足にキてる……。
※※(雪月、隔離解除)※※
雪月(四女)
これにて三間坂四姉妹の紹介は終わりかな?
ところどころお見苦しいシーンはありましたが、私たちのことちょっとは分かってもらえたと思います。
清夏(次女) そーね――って隔離から戻った第一声がそれか!?
伊吹(長女) わたしが隔離されてるときは時間が進んでるのさえ分からなかったのにぃ。
雪月(四女) 私もそう。だからうまくいくように狙ってたの。そしたらできちゃった。いぇい。
穂希(三女) ??
伊吹(長女) まさか、自分が隔離される瞬間を狙って、隔離が解除される時―
―つまり最後の雪月ちゃんの紹介が終わった状況を想定した台詞を、あらかじめ言っておいたということ?
雪月(四女) 2回フライングしちゃったけどね。
清夏(次女) こ、この子は……
伊吹(長女) 雪月……恐ろしい子…
穂希(三女) ひあっ、伊吹おねえちゃん白目だよ〜。

伊吹(長女)
――まあとにかく、わたしたちはこういう姉妹です。
穂希(三女) どういう形になるかは分かりませんが、
このサイトを訪問してくださる皆さんとは、たびたびお会いする機会があると思います。
清夏(次女) いつになるかは分かんないけど気長に待っててよ。
雪月(四女) それじゃまたね。ひとまずばいばい。
(文:T−26、絵:湊)

穂希(三女)
これで穂希たちの自己紹介は終わりです…ん? 何だろ?
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん ちわー 郵便でーす!
穂希(三女) あ、はいはい、ご苦労様です。
えーっと…伊吹お姉ちゃん宛てか。何なんだろ?
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん あ、これこれ、御本人以外の開封は認められませんぞ。
なにせ極秘中の極秘文書ですからな!
…どうだ、娘よ、中身が知りたかろう?
穂希(三女) え、えーっと…それはお姉ちゃんに失礼だし(汗)
だ、だいたい、何でそんなことまで知ってるんですか?
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん 娘よ、あまり物事に首を突っ込みすぎると長生きできんぞ。はーっはっはっは!
それより、中身は知りたくないか?
穂希(三女) だ、だから、これはお姉ちゃん宛てだから読んじゃダメなんでしょ?
それに後からお姉ちゃんに教えてもらえればいいことだし…
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん …頼む、聞いてくれないか、娘よ…
できれば「教えて、お兄ちゃん(はぁと)」ってな感じで!
穂希(三女) …あ、あの…なんで、そんなこと言わなきゃ…
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん ハァハァ、お願いだよ、穂希ちゃん。
できればそのナイチチを懸命に寄せて、頬を染めながら…
って、矢が! 突然、矢が! 貧乳が!?
天誅!!
※※データ書き換え中。しばらくお待ちください※※
穂希(三女) …で、ただの郵便屋さん、何の御用でしょうか?(ニコニコ)
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん ………えーっと、伊吹さん宛ての郵便です、たぶん。
 (おかしいな額の辺りが妙に痛むんだが…)
穂希(三女) はいはい、ご苦労様です(ニコニコ)
…ところで中身は?
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん た、確か…伊吹さんへの出演いら…
…おっと、これ以上は言えないんだった。とにかく伊吹さんにこれを渡してください。
穂希(三女) はい、分かりました〜(ニコニコ)
…って、帰らないんですか?
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん あのぉ…付かぬ事をお聞きしますが…後ろに隠し持ってる弓は何でしょう…?
穂希(三女) えっ? どこにあるんですか?(ニコニコ)
何を言ってるのかさっぱり分かりませんよ。
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん い、いや、だから後ろに…
穂希(三女) うふふ、物事に首を突っ込みすぎると長生きできませんよ(ニコニコ)
郵便局員です。不審者じゃありません! 全然全く…たぶん ………し、失礼しました!
そ、それじゃ、またのご利用を!
穂希(三女) あ、行っちゃった。郵便局員さんも忙しいんだね〜♪
それじゃこの手紙、お姉ちゃんに届けようっと♪
(文:タートル3)




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