Alea Diary過去ログ

執筆日時 2007年02月03日

◆ゲームの話
『ナツメグ』が到着したものの、
その直前に始めた『Alea−紅き月を遥かに望み−』に苦戦して未開封です(^^;
最近は攻略性の皆無な美少女ゲームが多かっただけに、
歯ごたえがあるというか、クリア方法が分からずに戸惑ってます(爆)
一般的な美少女ゲームはストーカーやってればクリアできる不思議仕様ですが、
どうやらAleaだとそれでは不十分っぽい感じです。
ストーカーでクリア可な蓮ノーマルEDと、教会を絡める蓮ダークEDは見たんですが…
CGが埋まっていないことを考えると、少なくとももう一つEDがあるはず。
でもそれがサッパリ掴めません。
誰か他のキャラを絡めるのかと思い、彩椰を混ぜたものの… 不十分でした。

ゲームシステムは昼・夕・夜の3回を場所移動するタイプで、選択肢は1ヒロイン1〜3程度、
イベントの連関は昼・夕・夜の○回目という制御のようなんですが、
一部重要イベントは好感度や他キャラのイベントが関係しているらしく、
ただストーカーするだけでは完全なクリアはできない模様。
他のヒロインのイベントをどう絡めればいいのかで悩んで… 全く進みません(苦笑)

ひょっとしたら、ゲームを進めるたびに新規イベントが追加されるのかもしれませんから、
他ヒロインのシナリオを先にクリアすればいいんでしょうけど…
蓮ノーマルEDとダークEDの後味の悪さを考えると、どうしても救ってあげたくなって(爆)
とりわけダークEDでは主人公の謎が残るものの、それ以外は破綻がないため、
余計にダークEDの後味の悪さが残っちゃうんですよねぇ…
ノーマルEDの方は蓮との関係は大変宜しいのですが、
最後のTheEND部分が不吉な背景絵なため、後味悪い結果に。
誰か喉につっかえた小骨を取り払ってくれ(苦笑)

そんなこんなで攻略に苦労してます。
さてさて、ゲームの出来はというと、なかなか面白いです。ヒロインが個性的で○。
学園ダークADVとはいえ、表ルートは純愛なため、全くそんな印象じゃ受けません。
普通の出来のいい純愛ゲー。ハーレムチックな環境であるものの、そういった展開はごく僅か。
イベント制御が昼・夕・夜で分かれているため、
進め方によってはイベントの整合性が怪しい所も出てきますが、
全体的な描写の流れとしては無理のない納得いく流れになってます。
テキストも良好、ギャグは少なめで真面目路線。学園生活・純愛部分の雰囲気は非常に良好です。
ただ裏ルートは主人公がまさに豹変、鬼畜で純愛部分をぶち壊し(苦笑)
まだその豹変の理由が十分に語られてないので分かりませんが、
伏線がしっかりと用意されているだけに、
納得できないわけではないのが余計に純愛部分を破綻させてしまって悔しい(爆)
「くそぉ、蓮タンを救ってあげねば!」と思って攻略に精を出す時点で、
このゲームの虜となってしまっているんですよね(^^;
まぁ、これはハッピールートがあればの話ですが。少なくとも蓮にはありそうな感じです。

んー、さてどうするかなぁ… 他ヒロインを先に進めるべきか… うーん…
でも蓮シナリオの重要アイテムである折鶴が、
彩椰EDとは関係のないイベントとして存在しているのが気になってるんですよねぇ…
でも両方追っかけるとイベント発生しないしなぁ… やっぱり分からない。
とりあえず先生の話を先に見てみることにしますか。

執筆日時 2007年02月05日

◆ゲームの話 Alea−紅き月を遥かに望み−
現在の所、蓮ノーマル・ダーク、彩椰ノーマル、智慧ダーク、沙羅ダーク・ノーマル、
天邪ノーマル、空ハッピーをクリア。
全然謎が解けないし、蓮を救えない(苦笑)
シナリオは埋まっているものの、CGが全く埋まっていないのは何故なんだろう(^^;
しかし空のハッピーぶりは凄まじい。他のヒロインにお裾分けしてあげたいぐらい(笑)
まぁ、ご都合主義で核心部分を省きまくっているのがアレですが。
ただ空EDにヒントが数多く散りばめられており、推測可能な域までは来てます。
あと少しで内容が分かりそうなものなんですけど… んー、どうなりますか。

…とか何とか言ってたら、蓮との別れの後に16日目が開封されました。
開封された理由に何にあるのかはまだ分かりません。
彩椰シナリオの折鶴イベントなのか、沙羅をクリアしたことなのか、空をクリアしたことなのか、
一通りのヒロインをプレイしてイベントをチェックしたことなのか… やり直してみないと。
内容的には空ハッピーと変わらない感じ。ただこちらの方が詳しく描かれてはいます。
もう蓮が最高! お腹いっぱいです。もちっとエロくても良かったけど(笑)
しかし最後のアレはどうにかならないのか(^^;
せっかくのハッピーな気持ちが〜
ダークEDのように崩れ去る感はないものの、
終わりではないことが明らかになるだけに、なんとも複雑な気持ちに駆られます。
まぁ、蓮が幸せならそれでいいか、うん。

あとはシナリオの核心に触れるだけなんですが…
埋まっていないCGは彩椰が1枚、天邪のHシーン、阿弥のHシーンとその他CG…
シナリオ達成率は100%になっているように見えるだけに、
どこをどう進めればいいのかが分かりません。
選択肢の意味が分からなかった阿弥とシスターが絡むと推測はされるんですけど…
何度やってもダメ。もう少しヒントないのか、これ(苦笑)
あまりの歯応えの良さに歯の方が先にダメになりそうな勢いです(^^;

執筆日時 2007年02月06日
◆ゲームの話 Alea−紅き月を遥かに望み−
なんとかハーレムEDを見ることができ、一通りのエンディングはチェックできた模様。
あとは全シナリオチェック後に出てくるオマケのようなんですが…うー、面倒くさそう(苦笑)

ゲームは面白かったです。なかなかに楽しませていただきました。
お嬢様学校に男子1人というハーレム的環境ながらも、
男が羨むウハウハな生活などではなく、珍獣のごとき扱いの日々(笑)
個性的なヒロイン達との学園生活はなかなかに面白かったです。
シナリオの2/3以上は純愛パート、純愛ゲーム好きには嬉しいシナリオでした。
雰囲気としては明るいという感じでもありませんが、
落ち着きのあるストーリーという印象で心地よいシナリオだったと思います。

ヒロインでは蓮が最高。
『ツンデレ』というほどデレませんが、守ってあげたいツンという雰囲気がよく出ていて、
終始私を萌えさせてくれました(^^;
蓮が気に入ったから、何回も繰り返しプレイする気になったわけで、
まさに「蓮タンを幸せにするため!」だけに最後までプレイしたようなものです(苦笑)
蓮が気に入ってなかったら、速攻で匙投げていたはず(爆)
ヒロイン格ではないものの、阿弥先輩も良い味を出してました。普通にM女だったけど。
意外に良かったのは、同じくサブヒロイン格の天邪。
13日目夜のイベントは破壊力抜群。キュンと来ちゃいます(笑)
そんなこんなで純愛パートは良い出来でした。

問題はシナリオの核心部分を語るダークパート。
はっきり言って描写不足です。
描写があっさりしているので、混乱するということはありませんが、
どうしても情報不足の感は否めず、スッキリとした終わりになりません。
謎が解明されないまま終わってしまったのは正直不味かったかと。
達成感がまるでありませんもん。本当に蓮を救えた達成感しかないです(^^;
なんというか中途半端。
推理小説的な展開ながらも謎解きはされませんし、
ダークシナリオ・陵辱Hと考えると、
家の威光だけで何も考えない主人公がアホすぎて哀れに思えてきますし。
ジャンルを「学園ダークADV」と銘打った割にはダーク要素が弱いです。
普通に「学園ADV」として、ダークシナリオをBadエンド扱いにした方がスッキリしたかと。
こちらをメインにする意味合いが分かりません。メインにするなら、しっかりと情報を提供しろと。
そこが不満点です。結果的に言えば、ダークパートは蛇足にしかならなかったな、と。
面白くないわけじゃないんですけど…やっぱり情報不足。想像だけでは補完しきれないっす。

現時点の評価としてはこんなところ。攻略は一応作る予定。
全文章が回収できてないので、完成するかは分かりませんが(苦笑)
そんなこんなでボチボチ作業していきます。


以下、Alea(とりわけダークパート)のネタバレ感想です(反転させて見てください))

具体的にAleaで分からなかった点は、宇喜多の家の力とシスターメイの存在です。
おそらく私だけではなく、プレイした人全員が躓いている点じゃないかと(苦笑)

一つ目の宇喜多の家の力に関して言うと、
ダークシナリオの全てが宇喜多の家の力に頼る結果になっており、
その家の力がどれほどのものなのかがプレイヤーに伝わって来ず、
学園を支配したといってもサッパリ伝わってきません。
王になれる、神になれるってのは何なんでしょうか?
人の上に立つ者の才能はあるんでしょうが… ダークシナリオはそうは思えんからなぁ(苦笑)
それこそ蓮シナリオの休日イベントにあるような、引き篭もり世界の王になれと?
泥舟に乗ったバカ王の気分はまさに最低そのものでした。
反面教師にはなりましたけど。まさに王は孤独です(^^;

呪いに関してもイマイチ伝わってきません。
アレア学園が大奥と描写されていることや、空ハッピーEDで妊娠しないことから、
何らかの理由で子どもが出来辛い呪い(燐月と一緒やな)ということは推測されますが…
なんでそうなったのかは全く語られませんし、どうすればそこから開放されるのかも全く語られず、
鍵となりそうな琴浦ミスズ・智慧先生の浄化の能力もほとんどスルー。
分からないことだらけです。
自分の中では「燐月+痕」みたいに考えてますが…
宇喜多の血は被虐性を強くして、畜生道(獣の性行為)に堕ちるということなのか…
蓮トゥルーEDの最後のシーンにおける「輪廻」は畜生道の輪廻、宇喜多の被虐性を指し、
「祓い」はミスズや智慧先生による浄化のことを指し…
うーん…呪いって何?
これを察してくださいというのは荒っぽいように感じます。
あまり語りすぎるのもよくありませんけど、もう少し情報を出して欲しかったです。

その呪いに関連して、二つ目のシスターメイの存在もよく分かりません。
まぁ、こちらは一つ目の点と比べると、随所で語られているので推測できないわけでもありませんが。
それでもその存在の不可解さは拭えません。
メイ(礼拝堂を含む)を感知できているのは、主人公・ジジイ・浅尾親娘・智慧先生のみ。
ハッピーEDで礼拝堂の場所を訪れているはずの空は感知できていませんし、
プロローグの部分で彩椰は森にしか見えてないし、ハーレムEDでは天邪も見えていないご様子。
メイを見ることができる人間が彼女の言う「素質を持つ人間」なのでしょうが、
その素質=神になれる人間の意味も伝わってこないので、どうもしっくり来ません。
メイは宇喜多の家にかかっている呪いの象徴そのものなようですけど…
その呪いも分からない以上、どうやって考えればいいのか… もう勘弁してくれ(苦笑)

蓮トゥルーEDの最後のシーンから推測するに、メイは水子の祟り?
宇喜多の家に女の子が生まれてくる可能性ということなのか…
石を積み上げるCGと最後に呟く「お父さん、お母さん」を考えると、そういう結論にしか行き着きません。
でもそうなると「血の連鎖」の意味が分からなくなってくる。
浅尾沙羅の過去から考えると、主人公の父親は近親婚に苦しんだように思えてきますが、
女の子が生まれてこない状況では近親婚が説明しづらい…
長男のみを本流とし、次男以降は宇喜多の家から下ろされ、呪いもかからないと考えれば、
説明できなくはないんですけど…
それも判断する材料がないので、根拠のない妄想にしかならんです。
やっぱりもう少し説明して欲しかったなぁと思いますね。

それと個人的に疑問なのが、主人公の母親である琴浦ミスズは本当に死んでいるのかという点。
シナリオからすれば、当然死んでいるものとされているんでしょうが…
なんか死んでいると逆に不可解な点が。
察するに、父・忠雄の失踪(もしくは自決)で悲嘆にくれている母・ミスズを見て、
主人公がメイに「一緒の所へ連れて行って」と願い、
主人公の下から母がいなくなったということが分かるのですが、
そもそもメイにミスズを消す力があったのかが激しく疑問で納得いきません。
ジジイや沙羅の話を聞く限りだと、母・ミスズはそれなりの人物のようですから、
その不思議な能力(浄化能力)は智慧先生以上のものと推測され、
智慧の存在を恐れているメイが敵うのだろうかという疑問が当然出てくるわけで、
シナリオ中では物理化以外は何ら能力を見せていないメイがミスズを消すことなどできるのかと…
そう考えた時、母・ミスズが主人公に近寄ってきた時にメイが姿を消したのは、
自分から消したのではなく、ミスズの力によって消されたと捉えることができ、
やはりミスズ>メイの力関係は明らかだと思うのですが。
智慧が邪魔ならメイが先に手を下していれば良かったわけですし、
主人公の力を借りないとできなかったメイは力関係が下としか思えないです。
それでは幼い主人公がメイに力を貸したと考えればいいんですけど…
別に宇喜多の人間が特殊能力を持っているような節はないですし(裸の王様なだけで)、
母・ミスズに対抗できたとは… 思えませんわな。
主人公は母の死を覚えてませんし、ジジイは明言してない、沙羅も伝え聞いただけ、
となると…と考えてしまいます。
まぁ、だからといってシナリオの何が変わるということもないんですがね。
ただそんなことを思いました。

しかし分からないことが多すぎだわなぁ…
情報不足で妄想の域を抜けきらないので、好き勝手に思っておくことにするべ(苦笑)
執筆日時 2007年02月09日

◆ゲームの話 『Alea』
レビューは今の所、書くつもりはありませんが、簡単な評価ぐらいはここで書いておこうかと。
学園ダークADVということで暗めのゲームを予想したものの、
ゲーム部分の大半は純愛ADV、ダーク部分はほんの僅かです。
そんなわけで基本的に純愛スキーにオススメします。ダーク部分もそこまで強くありませんし。

CGは◎。特に裸の立ち絵が神。
空のイベント絵のみ違和感ありましたが、他は上々。

音楽はまあまあ。全体的に落ち着いた曲調のものが多いです。
あまり印象には残りませんが、かといって作品を損なわせるわけではないといった感じです。

シナリオに関しては、テキスト自体は非常に良かったです。
勢いだけで押し切るような所は全くなく、落ち着いた文章で描写も上手い方でした。
ただシナリオの核心部分がどうにも説明不足。
全てクリアしても消化不良感が残ったのはマイナス要素でしょう。
主人公は翻弄されるがままだっただけに、
自分から謎を解きに行くようなシナリオがあっても良かったように個人的には思います。

システムは全体的に良好。
セーブ数も多めで、バックグラウンドでも操作可能、
繰り返しプレイがしやすい環境になっていたのは良かったです。
これでバックグラウンドでの操作が不可だったら死んでました(苦笑)
不備な点はなく、システムは充実している方だと思います。

総評としては、ゲーム自体は面白かったものの、消化不良感がマイナスという複雑な評価。
メインヒロインの浅尾蓮に萌えたので、その分だけプラスといった感じですかね。
蓮を気に入らなければ、途中で断念していたと思います。
攻略の起爆剤となったのが蓮の存在でした。
そんなわけで、蓮の蓮による蓮のためのゲームだと言えます(^^;
ちょっと素直になれないツンツンお嬢様が嫌いな人はパスした方がいいです。
蓮に比べると他のヒロインの扱いは格段に落ちますから(空が辛うじて程度)、
そこら辺は予め覚悟しておいた方がいいと思います。



 <評価点>

CG シナリオ 音楽 システム ゲーム性 萌え 演出 声優 コスト H度 3要素 総合点数
10点 7点 7点 8点 7点 8点 7点 8点 8点 38点 84点

※属性※
「学園恋愛モノ、純愛、凌辱、謎、陰謀、お嬢様、ツンデレ、ロリ、美乳」

※一言コメント※
「面白いが、消化不良感が消えない惜しい作品」


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