増税⇒減税⇒解散総選挙⇒やっぱり増税
いや~、誰だって分かるでしょ、そんなもん。
増税増税言ってた人が急に減税とか言い出す。
選挙のための人気取りでしかなく、公約通りに一時的に減税したとしても、
財政赤字が深刻化したから増税しますと言い出すのが目に見えています。
そして、その時は選挙しないんでしょ。分かってますよ(苦笑)
減税が解散総選挙の大義になるかって、なるわけないんですよ。
だって不利益変更じゃないんですもん。
国民は誰も減税になって困らない。
そりゃ先を見れば赤字補てんのための増税が待っているので、
安易な減税には反対という人はいるかもしれませんが、
ただ減税するだけなら誰も反対する人はいないでしょう。
減税した時点では得しかないからです。
逆に増税は国民の負担になることが明らかなので、
約束と違うとなれば、民意を問うのは当然でしょう。
そういう意味では減税よりも、先の国会で決まった入管難民法改正とかの方が、
よっぽど不利益変更で民意を問うべき事柄だと思いますが…
政治家の頭の中って、どうなってんねん。
◆ニュースネタ サラリーマンにも迷惑?「インボイス制度」の問題
いわゆる「益税問題」が取り上げられて、支払ってない奴が悪いと言われがちですが…
別に支払ってないわけじゃないんですよ。
手続きの手間があるから、支払わなくていいとされてるだけで。
それに益税問題が通用するのは全てが免税業者で取引した場合であって、
そこに非免税業者が入れば、当然、価格に消費税を転嫁してくるので、
結果的に減額交渉できぬまま、消費税を転嫁された価格を支払わざるを得なくなり、
消費者から消費税を取っても益税にならなくなるわけですよ。
だから別に今まで支払っていなかった中小の事業者が悪いわけじゃないんです。
その前提がそもそも間違ってるから思考停止になっちゃってるんですよ。
政治と財務省の思うがままに操られてるって感じ。
とはいえ、インボイス制度が不要というわけでもありません。
最終消費者が直接消費税を支払っているなら何の問題もないわけですが、
実際に価格に消費税を転嫁してしまっている以上、
それをインボイスとしてはっきりさせることは大事なことです。
安易な値上げを助長させないためにも、インボイスの普及は必要です。
ただ、そのための導入経費や知識、経理の人出等を考えれば、
そう簡単に導入できる話でもありません。
今までの免税業者相手でも80%は転嫁できるといっても、
登録業者は100%転嫁できるわけだから、その差は大きいです。
いずれ免税業者が取引から外されることは明らか、
そして政治の狙いはそこにあると言っても過言ではありません。
一方でフリーランスの支援を検討してはいると言っても、
それはこれからの話で、今の話ではありません。
先にそちらをカバーしてからインボイスを導入するべき話が、
全くの逆になってしまっています。
国民の知識度合いから言っても、インボイス導入は早すぎた感は否めません。
サラリーマンでもインボイスOKな領収書と、
そうでない領収書を分ける必要がありますし、その知識も十分ではありません。
大変な仕分けの作業が待っていることを考えると、
もっと簡易な制度はなかったのか、疑問に思わずにはいられないわけです。
◆ニュースネタ 混迷するジャニーズ事務所問題
前回も書きましたが、潰した所で被害者救済は進まなくなるだけで、
誰も得をしない「臭いものに蓋」な結末で終わっちゃうと思うんですが…
みんな、それで構わないということなのかね…
●GACKTは「バカ丸出し」「本当に頭悪いなって」 ジャニーズめぐる持論、有名実業家が徹底批判
仮にジャニーズ事務所が「反社」であるならば、
それに協力してきたTV局や企業も逮捕されてしまう事態になるんですが…
暴力団対策基本法じゃあるまいし、ジャニーズが反社ならば、
関係した全ての企業のトップが引責辞任ものですよ…
今までは道義的責任で済んだものが、法的責任になってしまいます。
さすがに「反社」と同列に語るのは無理があるというものです。
もし、訴えられただけで「反社」ならば、
多くの労働問題を抱える大企業のほぼ全てが「反社」ということになっちゃいます。
社員が面接官と思わせて学生を食い物にして性的強要した事件もありましたが、
その社員が所属していた会社も当然「反社」ということになりますよね?
最近逮捕された講師が所属していた予備校も「反社」になるわけですか?
それだと、もう日本は「反社」しかいないことになり、「反社」こそが社会になっちゃいます(苦笑)
●「ジャニーズだけなのか」…芸能界をピリピリムードにさせた「経済界重鎮から出た重大発言」の中身
当然、気になることです。
いわゆる『枕営業』なんて言葉が一般に浸透しているように、
芸能界で身体を売りにするみたいなことが都市伝説のように言われているわけで、
現在はともかく過去になかったとまでは言えないように思います。
そういう輩も当然いたでしょうねぇ…
直近のアイドル絡みの事件もそうですが、
地下アイドルの中にはかなり際どいサービスをしている例もあるらしく、
仮に彼女達が自発的にしていたとしても、
それを止めない事務所や大人に問題がないとは言えないでしょう。
最悪、売春の斡旋と言われても仕方ないのでは、とも思えます。
これまでもコンプライアンス的に最も遅れていたのが芸能界であり、政治家ですから、
これを機に労働時間の適正化など、旧態依然とした体質を改め、
クリーンで透明性のある芸能界に生まれ変わることを期待したいです。
結局、そこまでやる気があるのかどうか、ですよね。
批判している人はそこまで言及しないと、
ただジャニーズに罪を押し付けたまま終えようとしているだけに思えてしまいます。
●「どの口が言ってんだ?」ジャニーズ糾弾するメディアに特大ブーメラン、問われる“蜜月”の罪
2回目の会見に関して言えば、ジャニーズ側の勝利だった感じがします。
「子ども達も見てる」は言い過ぎな感じもしましたが、
Abema等のネット放送局の充実もあって、記者会見が生中継されることも珍しくなくなり、
同時に記者の方も視聴者に「見られている」ことも確か。
そんな中で旧態依然とした、自社の使用映像の為だけに同じ質問を繰り返したり、
他とは違う映像を撮るためにわざと怒らせるようなことを言ったりと、
昔ながらの取材方法では視聴者に白い目で見られるだけです。
記者もまた「見られる」時代になったことを自覚すべきでしょう。
内容の方も会社名変更や分社化など、大きく踏み込んだ内容で、
結果的に前社長のジェリー氏が出席せず、東山社長ら新体制で臨んだことも、
心配された傀儡政権の不安を払しょくするものとなり、
好印象に繋がったように思います。
対応策も各種課題を解決する極めて弁護士的な手続きで、
しっかりとしたブレーンがいるのは明らか。
今後に対する不安も大きく払拭されたと言っていいでしょう。
マスコミの責任に関して言えば、性加害問題は間接的な立場でしかありませんが、
合せて出てきている「バーター(タレントをセットで起用する)」問題や、
「パワハラ(あの女優が出るなら出さない)」問題に関して言えば、
むしろジャニーズ側は教唆犯でしかなく、
実行犯はあくまでテレビ局でしかないので、それこそ主犯格が何言ってんだという話です。
嫌なら拒否すればいいだけの話でしょうに。
単純にジャニーズを取った結果がそれで、出演拒否の判断をしたのはアンタらじゃないの。
他にも企業不祥事問題や安倍政権が政治報道の公平性を呼びかけると、
あっさり屈して情報番組を解体したテレビ局もありますし、
とても体制が改まるとは思えないんですけどね…
色々言う前にスポンサー企業の不祥事を先に報道したらいかがでしょ。
そうしたら変わったということが視聴者にも伝わると思いますが、
とてもそんなことできない忖度体質なことやってるから視聴者から見放されるし、
タレント事務所に舐められた対応されるんですよ…
◆野球ネタ 来季からファームに2球団が新規参加…静岡の「ハヤテ223」と「新潟アルビレックス」
大阪近鉄バファローズが消滅し、東北楽天ゴールデンイーグルスができた関係で、
2軍のイースタンは1増加の7球団、ウエスタンは1減少の5球団と、
奇数球団になっていたため、1球団ずつの追加は理に適っていると思います。
問題は2軍経営だけで球団が成り立つのか否か、でしょう。
所属選手を1軍で使いたいという球団が現れた時に、選手移籍はどうするのか。
そういった実際上の問題は現時点で明らかにされていません。
今の独立リーグのような扱いでは不便でしょうし、
かといって1軍の舞台に望めないようでは育成システムとして問題が生じる。
どの程度の融通を利かせていくのかは非常に気になる所です。
金銭トレードや交換トレードがもっと頻繁になれば、
2軍経営的にもメリットが生まれると思うんですが…そこまで変われるかどうか。
今のまま独立リーグのチームのようなものを作った所で、経営が安定するとは思えません。
既存球団の協力が必要不可欠でしょうね。
◆アニメの話 今夏のアニメ振り返り
全体的に小粒で、これといった作品がなかった印象は当初と変わりませんが、
今クールは全体的に歌が良いアニメが多かったと思います。
OPだけでなく、EDも良いアニメが多かったですね。
『蒼穹のファフナー THE BEYOND』や『幻日のヨハネ』の影響か、
曲調自体は10年前くらいの懐かしさを感じる歌が多かったのですが、
同時に流行りの高音域を使う傾向も多く、良い曲と感じる歌が多かったです。
その中で一番を選ぶとすれば、『好きな子がめがねを忘れた』でしょう。
主題歌の『NAME』も良さもありますが、
OPアニメの鳥が飛んだり花びらが舞うシーンが幻想的で、
非常に力の入ったOPだったと思います。
アニメも「友達以上恋人未満」むしろ「友達」の段階も怪しい「お隣さん」から、
甘酸っぱい中学生の青春模様を描いていて、ほっこりとする作品でした。
恋愛ものだと客観的に「はよ、くっつけ」と思いがちですが、
その段階にも達していない2人の心地よい距離感が素晴らしかったです。
距離感という意味では『夢見る男子は現実主義者』も面白かったけど惜しさもあり。
こちらも石原夏織さんの主題歌『Paraglider』が良かったですし、
笹木さんが出た辺りから話も面白くなってきたんですが、
メインヒロインの愛華の寂しさ・焦りの描きが十分ではなかったため
(過去話を描いてはいたものの、EDの歌ほどに率直に描かれなかった)、
最終話付近の急接近があまりに暴走気味に感じられたのが少々残念でした。
話的には主人公が一歩引いた視点を取ったことで、
周囲の女子を含めて見えなかったものが見えるようになり、
様々な展開を辿る可能性を見せたものの、
結局は一歩を踏み出さないからあまり関係性が変わらないという…もどかしい(笑)
そういう意味ではめっちゃギャルゲー日常パートっぽい話でした。だがそれがいい。
他に当初よりも評価を上げたのは『スパイ教室』の2期ですね。
1期はリリィ(CV雨宮天)を中心に描いていたため、リリィ周辺以外の描写がなく、
各キャラクター像さえ掴めない始末だったんですが、
2期は最も出番の少なかったティア(CV上坂すみれ)を中心に描くことで、
ようやくチームの全体像を描くことができ、作品としての面白さが増しました。
1期の評価はそれなりに~程度でしたが、
2期を経ることによって、ようやく作品として仕上がった感じがありますね。
この先の展開も楽しみです。
当初評価の高かった『ライアー・ライアー』は無難な出来。
ストーリー的には謎が多く、何も明らかにされていないので、2期以降に期待。
こちらも主題歌『LIES GOES ON』が素晴らしかった。
May’nさんというと『アクセルワールド』を思い出しますが、
それ以上に疾走感があって熱い感じの曲が良かったです。
メイドの白雪が可愛かった~ 可愛かった~
『ライザのアトリエ』も上々でしょう。
太ももにこだわった謎アングルといい、ファンの期待を裏切らない出来でした。
クラウディアも可愛く描けてましたし、
惜しむらくはリアさんの出番が思ったより少なかったことぐらい。
こちらも続編を期待したい作品です。
逆に『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします』とかは…
なんというか…悪役令嬢モノの舞台って大体ゲーム内じゃないですか。
それなのに悪役令嬢がただの普通の令嬢になってしまえば、
ゲームのシナリオは台無しになりませんか?と思っちゃうわけですよ…
タイムスリップの過去改変モノと同じことですが、
過去を改変したら、現実に齟齬が生じないように同じような現象が起こると考えると、
例えば転生した悪役令嬢が失脚して、別の悪役令嬢が台頭してきたり、
転生した悪役令嬢の想い人が戦争や革命で命を奪われて結局闇堕ちしたりと、
ゲーム内の当初シナリオを台無しにしないような
不条理(歴史修正力)があって然るべきだと思うんですよね。
今の所、見た作品どれもそういうのが見られないのが不満…
良い人になってハッピーになりましたでは面白味もないでしょうに。
それでも最悪に陥りかねない状況に陥りながらもめげないのが作品の面白味なのに、
そういう所があまり感じられませんでした。
最低でも『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』ぐらいに
試練感は欲しかった気がします。
他のなろう系では『レベル1だけどユニークスキルで最強です』が歌を含めて良かったです。
近年はやたらヒロインに巨乳キャラが多い中、
一番スタイルが良いのがバニー姿のイヴで、バニースーツを着れる程度の胸で、
メインヒロインのエミリーはちびっ娘ママ、
長身美人のセレストも胸は控え目といった感じで、
逆に控え目な胸が特徴的にさえ思えました。
まぁ、でもこの作品はやっぱりエミリーのママっぷりが全て。
エミリーのほっこりさが主人公を含めて視聴者全員を癒す作品でした。
「エミリーは俺のママ」と全ての人が言い切る作品(笑)
ClariSが主題歌を歌っていた『白聖女と黒牧師』は普通の日常系アニメで、
それほど特筆すべき所はなかったものの、
登場人物みんな性格が良く、ほっこり温かい気持ちになるアニメでした。
安心して見られるアニメ。主題歌もじわじわ染みて良かった。
あとは『彼女、お借りします』の3期はレンタル彼女そっちのけで、
映画製作する青春部活みたいな内容になってましたが、
エンディング曲の『エンドロール』の出来も良く、
さわやかな青春恋愛ものみたいで楽しかったですね。
他にも『おかしな転生』のOP『Brand new day』や、
『シュガーアップル・フェアリーテイル』2期EDの東山奈央さんが歌う『door』、
ここら辺も非常に良い曲でしたね。
前者はあまりお菓子を作らなくて正解だと思ったけど、
後者はもっとお菓子作れよと思いました(笑)
どちらもお菓子主体にしながら、話もしっかりしていたと思います。
そんな感じで今季は多彩な名曲が多く、全体的にレベルが高かったと思います。
『推しの子』のYOASOBI『IDOL』のような化け物じみた曲はなかったものの、
耳に心地よい名曲揃いだったのは嬉しい誤算でした。
内容の方は無難な作品が多かったのは残念ですが、まぁ楽しめたから良しという感じですかね。
◆アニメの話 『葬送のフリーレン』
化け物クラスがまた来ちゃったかぁ…
YOASOBIが歌う主題歌『勇者』も非常に出来が良いですね。
1話目を見た時も普通に良い曲だなと思いましたが、
2話目を見た時は1話目思い出して泣いちゃうし、
3話目を見た時は2話目を思い出して泣いちゃうし、
4話目を見た時は自分の人生に照らし合わせて泣いちゃうし…
もう歌を聞きながら、ずっと泣いてんだわ(苦笑)
ストーリー的には切ない系で、内容も泣かせに来ているのは分かるんですが、
このアニメは独特の「間」があるんですよ…
雄弁に語っているわけではないからこそ、自然に泣けるというか、
色々と想像が掻き立てられる時間があるからこそ、心に染みてくるんです。
で、主人公のフリーレン役が種崎敦美さんでしょう?
最近の声優さんだと個人的に演技力NO1だと思っているので、
一言に込められている感情が半端なく破壊力が高いです。
朴訥なフリーレンだからこそ生まれる作品の「間」、
それを是非とも感じ取って欲しい作品ですね。
そして、それが主題歌が盛り上げている。最高の相乗効果を生んでますね。
『推しの子』の『IDOL』も良い歌ではあったものの、
内容的にはアイを歌ったものでしかないため、
話が進むにつれて作品との齟齬が大きくなってしまいましたが、
今回の『勇者』はフリーレンの心情を歌ったものなので、
作品との噛み合いもバッチリです。
久々に化け物クラス来たなぁという感じがします。