2011年西武ライオンズ応援日記

9月18日 埼玉西武ライオンズ 2×−1 東北楽天ゴールデンイーグルス

(楽)長谷部(6回)−片山(1回0/3)
 −スパイアー(1回2/3)
(西)西口(9回)
楽天
西武 1×

西口が粘りの投球で9回1失点の好投! 最後は栗山のタイムリーでサヨナラ勝ち!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)浅村、7番(中)秋山、8番(捕)上本、9番(二)片岡
◆平尾選手が左脇腹痛で1軍登録抹消、阿部選手が1軍登録。

1回表
2アウトから高須選手にセンター前ヒット、山崎選手に四球を与えるも、
草野選手を低めスライダーでセンターフライに打ち取って無失点。

2回表
先頭の牧田選手に高めフォークを打たれるライトへのヒットを許し、
ガルシア選手にフルカウントから四球を与えてしまい、
嶋選手の送りバントで1アウト2・3塁に。
ここで聖沢選手にライトへ犠牲フライを打たれてしまって1失点。
続く松井稼頭央選手は内角高めストレートでセカンドフライ。

2回裏
先頭の中村選手がフルカウントから四球で出塁するも、
フェルナンデス選手はファールで粘るも9球目外角高めストレートにライトフライ、
浅村選手はレフトフライ、秋山選手はセンターフライに倒れてしまって無得点。

3回表
先頭の内村選手に初球高めストレートを打たれるライト前ヒットを許し、
高須選手の所で2塁盗塁を決められ、高須選手にも四球でノーアウト1・2塁。
しかし、山崎選手を低めストレートでファーストフライ、
草野選手を高めストレートでファーストフライ、
牧田選手を外角高めストレートでキャッチャーファールフライに取って無失点。

4回表
2アウトから聖沢選手に内安打と盗塁を許すも、
松井稼頭央選手をファーストゴロに打ち取って無失点。

4回裏
2アウトから中村選手がサード内安打で出塁するも、後続が倒れて無得点。

5回裏
先頭の浅村選手が四球で出塁し、秋山選手の送りバントで2塁へ進めるも、
上本選手がセンターフライ、片岡選手が外角低めチェンジアップに空振り三振で無得点。

6回表
先頭の草野選手を内角低めフォークで空振り三振、
牧田選手を外角低めスライダーで空振り三振、ガルシア選手をショートゴロに取って三者凡退。

6回裏
先頭の栗山選手が四球で出塁し、原選手の送りバントで2塁へ。
ここで中島選手が低めチェンジアップを打ってレフトフェンス直撃のタイムリー2ベース!
続く中村選手はファールで粘り、10球目低めチェンジアップを打って、
三遊間を抜くかという打球を放つも、サードの高須選手の好守に阻まれて1塁アウト。
この後、フェルナンデス選手は敬遠気味の四球で歩かされて、2アウト1・3塁となるも、
浅村選手が外角低めチェンジアップにサードゴロに倒れてしまって3アウトチェンジ。

7回裏
この回から片山投手が登板し、
先頭の秋山選手が外角ストレートを打つレフト前ヒットで出塁し、
上本選手の送りバントで2塁へ進めるも、
片岡選手はショートへのライナー性の打球も松井稼頭央選手にダイビング好捕され、
栗山選手は外角高めストレートに見逃し三振となって無得点。

8回裏
先頭の原選手が高めストレートを打つセンター前ヒットで出塁するも、
代わったスパイアー投手の前に、
中島選手がサードゴロで2塁アウト、中村選手がセンターフライ、
フェルナンデス選手がショートゴロに倒れて無得点。

9回表
先頭の横川選手に外角低めストレートを打たれるセンター前ヒットを許し、
牧田選手の送りバントで2塁へ進められるも、
ガルシア選手を外角低めフォークでピッチャーゴロ、
嶋選手を高めストレートでセンターフライに打ち取って無失点。

9回裏
浅村・秋山選手と連続三振に倒れてしまい、2アウトとなるも、
上本選手が外角低めストレートを打ってのライト前ヒットで出塁(代走に熊代選手)し、
片岡選手がストレートを打ってのライトへのヒットで2アウト1・3塁とチャンスを広げる。
ここで栗山選手が外角チェンジアップを打ってのレフトへのタイムリーヒットを放ち、
ライオンズが苦しみながらもサヨナラ勝ち!


いやー、なんとか勝ったという試合でしたね。
それにしても楽天の井坂投手と長谷部投手に対しては不思議と苦労するんですよねぇ…
今日の長谷部投手にしても、コントロールが良かったわけでもなく、
3度の先頭打者の四球があるなど、立っていたら四球で出れそうなくらいで、
高めのストレートなど打ち頃の球も結構あったように思うのですが…
なぜかヒットが出ない。結局、長谷部投手からは2安打のみ… 少しイライラしました。

それでも6回裏は、もはやお決まりの得点パターンとも言える、
先頭打者の栗山選手が四球で出塁し、原選手の送りバントで進め、
中島選手のタイムリー2ベースで同点に追いつくなど、なんとか最低限の得点はできました。
その後のチャンスといい、もう少し点数が取れたように思うのですが、
なぜか攻略しきれないんですよね…
どちらも球持ちの良いタイプだとは思うのですが、そこまで苦戦するとも…
同じ投手にやられる傾向があるだけに、打線として対策をしっかり練ってもらいたいです。

試合を決めたのは栗山選手でした。
9回裏は簡単に2アウトになってしまい、正直、延長戦に頭が行きつつあったのですが、
そこから上本選手と片岡選手の連打で1・3塁とし、
最後は栗山選手の一打でサヨナラ勝ちとしました。
それまで打ちあぐねていただけに、この最後の3連打はすっきりしましたね。
栗山選手としてはその前の打席、7回裏のチャンスで決めておきたかったところでしょうが、
最後に決めてくれ、西口投手に白星が付きましたからOKですよね。
まぁ、この結末は非常に嬉しいことではあるのですが、相手の楽天から見た時に、
7回裏のチャンスにしても9回裏のチャンスにしても、
栗山選手にまともに勝負しに行ったバッテリーの判断には謎が残ります。
昨日は原選手を侮って打たれたわけですが、普通に考えれば栗山選手よりも原選手が怖い。
原選手の後ろの中島選手のことを考えたとしても、
9回裏はサヨナラの場面なわけですし、大量点を心配するところでもない。
まともに勝負してくれたのが正直驚きでした。
そういう意味では栗山選手の意地の一打とも言えましょう。

先発の西口投手は、立ち上がりは前回登板と同じような投球内容で、
ボール先行で球が全体的に高く、綱渡りとも言えるピッチングでした。
3回まで1点で済んで良かったという感じでしたね。
ターニングポイントはその3回表、ノーアウト1・2塁となってから、
山崎・草野・牧田選手と力のあるストレートで勝負に行って抑えたことでしょう。
気持ち的に開き直ったことで、4回以降は好調時のコントロールが戻り、
低めのスライダー・フォークが冴え渡るなど、安定感あるピッチングが見られるようになりました。
序盤の球数が多かったことで、代え時をどうするのだろうかとも思っていましたが、
結局は内容を重視して9回133球で完投、
チームがサヨナラ勝ちしたことで完投勝利となりました。
抑えの牧田投手が3連投していましたし、完投してくれたことは大きかったですね。



明日からは日ハムとの3連戦です。
初戦は石井一久投手が先発です。
前回は少し集中力を欠いたプレーもあっただけに、
相性の良い本拠地登板でしっかりとしたピッチングをして、前回の分を取り返して欲しいですね。
4位の楽天に3連勝してゲーム差なしにしたとはいえ、
目標とする3位のオリックスも連勝中でゲーム差は4.0のまま、
追いかけるライオンズとしては勝ち続けるしかないだけに、
このペースで残り試合も闘っていってもらいたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月17日 埼玉西武ライオンズ 4−2 東北楽天ゴールデンイーグルス

(楽)田中(8回)
(西)岸(8回)−牧田(1回)
(本)牧田2号ソロ(3回裏)
楽天
西武 ×

原の適時打など、マー君に13安打を浴びせて4得点! 岸、意地の投球で8回2失点で勝利!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)大崎、7番(中)秋山、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡

1回裏
先頭の栗山選手がフルカウントからの内角ストレートを打つレフト前ヒットで出塁し、
原選手の送りバントで2塁へ。
ここで中島選手が外角ストレートを打つライトへのタイムリー2ベースを放ち、1点を先制!
この後、中村選手は外角低めフォークに空振り三振、
フェルナンデス選手が四球で出塁して2アウト1・2塁となるも、
大崎選手がフルカウントからの内角低めスライダーに空振り三振に倒れて3アウトチェンジ。

2回裏
1アウトから銀仁朗選手が外角スライダーを打つセンター前ヒットで出塁し、
片岡選手が内角シュートを打つ一二塁間を抜くヒットを放ち、1アウト1・2塁。
ここで栗山選手がストレートを打つ三遊間抜くヒットを放つも、
2塁ランナーの銀仁朗選手がレフトからの好返球に刺されてホームタッチアウトに。
しかし、2アウト2・3塁から原選手がフォークを打ってライトオーバー2点タイムリー2ベース!
続く中島選手はショートゴロで3アウト。

3回表
先頭の牧田選手に高めストレートを打たれてレフトスタンドへギリギリ入るソロホームラン…
さらに、嶋選手にカーブを打たれてのセンター前ヒット、
聖沢選手に外角チェンジアップを打たれてのライト前ヒットでノーアウト1・2塁となり、
松井稼頭央選手は外角チェンジアップで空振り三振に取るも、
内村選手にストレートを打たれるショート内安打を放たれるも、
ショートの中島選手がなんとか止めて1アウト満塁に。
ここで高須選手に高めストレートを打たれてセンター犠牲フライで1点を失う。
それでも、続くガルシア選手はライトフライに取って3アウトチェンジ。

3回裏
先頭の中村選手がヒットで出塁するも、フェルナンデス選手がショートゴロ併殺で無得点。

4回表
2アウトから牧田選手に2ベースヒットを許すも、嶋選手を空振り三振に取って無失点。

4回裏
先頭の秋山選手がセーフティバントで出塁し、銀仁朗選手の送りバントで2塁へ進めるも、
片岡・栗山選手が連続三振に倒れてしまって無得点。

5回表
1アウトから松井稼頭央選手にヒットを許すも、内村選手はチェンジアップでショートライナー。
高須選手の所で2塁盗塁を許し、四球を与えて2アウト1・2塁としてしまうも、
ガルシア選手を外角チェンジアップで見逃し三振に取って無失点。

5回裏
先頭の原選手がフォークを打っての2ベースヒットで出塁し、
中島選手は外角低めスライダーに空振り三振もワイルドピッチで振り逃げ、ノーアウト1・3塁。
ここで中村選手は外角低めフォークに空振り三振に倒れてしまうも、
フェルナンデス選手が外角低めスライダーを打つセンター前タイムリーヒット!
なおも、1アウト1・2塁とチャンスは続くも、
代打の浅村選手はスライダーを打ってのライトフライ、
秋山選手は内角低めフォークに空振り三振に倒れて3アウトチェンジ。

6回表
2アウトから牧田選手に四球を与えてしまい、
嶋選手にレフトの頭を越すかという打球を放たれるも、
レフトの栗山選手がフェンスにぶつかりながらも好捕してアウト!

6回裏
1アウトから片岡選手が内安打で出塁し、栗山選手は四球、
原選手の送りバントで2アウト2・3塁とするも、
中島選手が外角低めスライダーに空振り三振に倒れて無得点。

7回裏
2アウトから浅村選手がヒットで出塁し、秋山選手の四球で2アウト1・2塁とするも、
銀仁朗選手が三振に倒れて無得点。

8回表
先頭の高須選手にスライダーを打たれるレフト前ヒットを許すも、
ガルシア選手をチェンジアップでレフトフライ、
代打の山崎武司選手を外角ストレートでライトフライ、
中村選手を外角低めチェンジアップでセンターフライに打ち取って無失点。

8回裏
1アウトから栗山選手がピッチャー内安打で出塁し、原選手の送りバントで2塁へ進めるも、
中島選手が三振に倒れてしまって無得点。

9回表
最後は3連投となる牧田投手が登板し、
牧田選手を内角シュートでセカンドフライ、嶋選手を内角高めストレートで空振り三振、
聖沢選手を外角ストレートで空振り三振に取って試合終了。


今日の試合を取ったのは大きいですね。
昨日の試合が終わった時点で、上手く行けば勝てるかもしれないと思ってはいたものの、
昨日が楽勝一転やっとかっとの勝利という結果だっただけに、
その影響がどう出るか心配していましたが、却って気持ちを引き締められたようですね。
楽天の田中投手は西武戦の相性があまり良くなく、ライオンズ打線は打っている方、
今年の田中投手は防御率1点台前半で今までとは違うというのはありますが、
前回の対戦が日ハム・斎藤佑樹投手との直接対決ということで、
注目度も高く、負けるわけに行かなかっただけに、
意識せずとも気持ちの張りが解ける試合ですから、付け込む隙はあると思っていました。
そこで初回に栗山選手のヒットから始まり、原選手の送りバントで2塁へ進め、
中島選手のタイムリーで幸先良く1点取れたことが、
勝利の第一条件をクリアしたように思います。

もう一つの条件は岸投手の好投でした。
前回登板で久々の勝利を挙げたものの、
今シーズンは中盤で乱れるケースが多く、最後までビシッとした投球ができていませんでした。
それが今日の試合は相手先発投手が同期入団で新人王を奪われた田中投手で、
お互いチームの中ではエースに次ぐ2番手格の投手でありながらも、
今年は両チームのエースともに怪我や不調で勝ち星を伸ばせない中、
田中投手はエースに代わる大車輪の働き、岸投手は同じように波に乗れずと、
ここまで同じような経歴を残しながらも、今年は好対照の結果になっていただけに、
岸投手には色々と期するものがあったことでしょう。
その田中投手への対抗心が上手く出てくれれば、と思っていましたが、
今日はその通りになってくれたように思います。
点差が付いた3回表こそ、少し気が緩んでしまったのか、
球が甘くなってしまって2点を失ってしまいましたが、
立ち上がりはコントロールが安定していましたし、
4回以降は両サイドに上手く散らしながら、右打者にもチェンジアップを多投するなど、
速いストレートとカーブ・チェンジアップという緩い2種類の変化球を駆使し、
粘りのピッチングで楽天打線の反撃を摘み取ってくれました。
おそらく、8回を投げきったのは今シーズン初めてではないでしょうか。
今シーズンは100球前後で息切れすることが多かっただけに、
それだけ気持ちが入っていたということでしょう。
前回の涌井投手といい、今日の岸投手といい、
ピッチャーとしての勝負勘がようやく戻ってきたような感じがしますね。
今日の試合によって岸投手が完全復活してくれそうです。

打線は田中投手から4点を取れたことを喜ぶべきか、
13安打で4点しか取れなかったことを嘆くべきか。
まぁ、前者で良さそうですね。
今日の田中投手は中村選手を始めとして良いところにボールが行くこともあるのだけれども、
それが続かず、打者によっては甘い球も多く、そこを上手くものにしたように思います。
特に原選手の2本の2ベースヒットは大きかったです。
いずれも甘く入ったフォーク、2回裏は栗山選手のヒットで本塁憤死の直後だっただけに、
あそこで2点を取れたことは非常に大きかったです。
5回裏も追加点を呼び込む先頭打者での2ベースですから価値があります。
昨日は併殺やチャンスで凡退など、わりと散々な感じでしたが、
今日は2本の2ベースに3つの犠打を決めるなど、全打席でチームに貢献してくれました。
これで送りバントの数は42、トップの本多選手の47個に次ぐ堂々の2位です。
出場試合数が半分ほどですので、驚異的なペースの送りバントになります。
小柄な選手なので、小技が得意そうな感じではありますが、
元々は東海大相模、東海大で3・4番など主軸を打っていた打者で、
アマチュア時代は必ずしも小技を要求されなかったと思いますが、
ライオンズに入って中島・中村選手ら長打力のある内野陣に対抗するために、
小技や繋ぎのバッティングを身につけ、自分の役回りを勝ち取ることに成功しました。
プロでどう生き残っていくか、それを考えて練習した成果が出ているように思います。
本当に原選手は良い選手になりました。原選手がいない打線を考えられなくなってきましたね。



明日は西口投手が先発です。
前回は調子の谷間に入ったのか、いまひとつの内容でしたが、
それでも試合はしっかりと作って勝ってくれただけに、
明日はまた再び良いピッチングをしてくれることでしょう。
打線も序盤から良い形で得点できているだけに、
明日も優位に試合を進めて、4位の楽天を捉えたいところですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月16日 埼玉西武ライオンズ 6×−5 東北楽天ゴールデンイーグルス

(楽)戸村(5回1/3)−松崎(2回2/3)−小山(1/3)
(西)帆足(8回)−許銘傑(1/3)−牧田(2/3)
(本)中島15号2ラン(1回裏)
楽天
西武 1×

帆足完封ペースで継投に移るも、まさかの同点…それでも最後は秋山のサヨナラ打で勝利!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)大崎、7番(中)秋山、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡
◆マルハーン選手が1軍登録抹消。許銘傑投手が1軍登録。

1回表
1アウトから内村選手にヒットを許すも、銀仁朗捕手が内村選手の2塁盗塁を刺してアウト!
高須選手に四球を与えてしまうも、山崎選手を内角低めパームで空振り三振!

1回裏
先頭の栗山選手が8球目内角高めストレートを打ってピッチャー返しの内安打で出塁し、
原選手の送りバントで2塁へ進めて1アウト2塁。
ここで中島選手が高めストレートを打ってレフトスタンドへの2ランホームランを放ち、
ライオンズが2点を先制する!

2回表
先頭のガルシア選手にストレートの四球を与えてしまうも、
牧田選手をサードゴロ併殺に取るなど、無失点。

2回裏
先頭の大崎選手が高めストレートを打つセンター前ヒットで出塁するも、
秋山・銀仁朗選手がフライアウトに倒れて2アウト1塁。
ここで片岡選手が四球、栗山選手が死球で出塁して2アウト満塁となるも、
原選手がレフトフライに倒れてしまって無得点。

3回裏
先頭の中島選手が外角ストレートを打つライト前ヒットで出塁し、
中村選手がフルカウントからの外角低めスライダーを打つレフトへのタイムリー2ベース!
さらにフェルナンデス選手が四球で出塁し、大崎選手の送りバントで1アウト2・3塁とし、
秋山選手が外角ストレートを打つレフトへの2点タイムリー2ベースを放ち、合計3点を追加!
この後、銀仁朗選手は高めストレートにキャッチャーファールフライ、
片岡選手が14球粘るもののセカンドゴロに倒れて3アウトチェンジ。

6回裏
先頭の銀仁朗選手が外角ストレートを打つ2ベースヒットで出塁し、
片岡選手は外角低めスライダーに空振り三振をするも、
2番手の松崎投手から栗山選手がライト前ヒットを放ち、1アウト1・3塁。
ここで原選手がセーフティスクイズの構えを見せるなど揺さぶるも、
最後は外角ストレートにピッチャーゴロ併殺に倒れてしまって無得点。

7回裏
先頭の中島選手がヒットで出塁し、2塁への盗塁を決めるも、
中村選手がセカンドフライ、フェルナンデス選手がファーストファールフライ、
代打の平尾選手がライトフライに倒れてしまって無得点。

8回表
2アウトから中島選手に四球を与えてしまい、
嶋選手にセンター前ヒットを打たれて2アウト1・2塁。
ここで聖沢選手のサードゴロをサード原選手が取り損なって内安打としてしまうも、
ショートの中島選手がバックアップをし、飛び出した3塁ランナーを刺してアウトに!

8回裏
先頭の秋山選手が外角高めスライダーを打つセンター前ヒットで出塁し、
銀仁朗選手の送りバントで2塁へ。
しかし、片岡選手は低めストレートにサードゴロ、栗山選手は歩かされ、
原選手がセンターフライに倒れてしまって無得点。

9回表
この回は1軍復帰の許銘傑投手が登板するも、
先頭の守備から入った西村選手に内角スライダーを打たれるライトへのヒットを許し、
内村選手は外角低めシュートで空振り三振に取るも、
守備から入った草野選手に死球、山崎選手にフルカウントから四球を与えて2アウト満塁。
ここでガルシア選手にカウント1−3から押し出し四球を与えてしまって1失点、
続く牧田選手に外角高めストレートを打たれるライト前タイムリーで2失点目。
なおも、1アウト満塁とピンチが続いたため、牧田投手にスイッチ。
代打の岩村選手を内角ストレートでセカンドゴロに打ち取るも、
2塁アウトのみで1塁はセーフ、併殺崩れの間に3塁ランナーホームイン。
そして、嶋選手をカウント2−1と追い込むものの、
ストレートが真ん中低めに行ってしまい、右中間を抜かれる2点タイムリー2ベースで同点に…
守備から入った横川選手は内角高めストレートでセカンドフライに打ち取って3アウトチェンジ。

9回裏
この回は小山投手が登板し、
先頭の中島選手はセカンドゴロに倒れるも、セカンド内村選手がファンブルし、
全力疾走で1塁セーフとし、2塁への盗塁を決めてノーアウト2塁。
しかし、中村選手はストレートを打ち損なってセカンドフライで1アウト。
続くフェルナンデス選手は敬遠気味の四球で歩かされ、
代打の浅村選手を起用し、積極的に打ちに行きながらも四球を選んで1アウト満塁に。
ここで秋山選手が外角低めシンカーを打つピッチャー返しのセンター前タイムリーを放ち、
ライオンズが辛うじてサヨナラ勝ち!


もう首の皮、一枚が繋がったという試合でしたね…
正直、昨年の9月4日の楽天戦での涌井・シコースキー投手での大逆転負けを思い出しました。
あそこから歯車が狂い始めただけに、その試合の二の舞になるかとも思いましたが、
なんとか同点で断ち切り、その裏にチーム一丸となってチャンスを作り、
最後は3時間半ルールが頭をよぎりそうになる中で、秋山選手がサヨナラタイムリー!
野手陣がチームを救ってくれましたね。
秋山選手は3安打猛打賞。3回裏に2点タイムリー2ベースを放っており、3打点の大活躍でした。
最近は自分の打てるゾーンに呼び込んで打てるようになったとのことで、
ストレート系の球を中心にセンター方向から広角に打ち返して好結果を残しています。
下位打線の得点力が落ちていないのも、
秋山選手が勝負強い打撃を見せてくれているおかげですよね。
ようやく1軍選手らしい打撃ができるようになり、今後の成長が楽しみです。
前回は明日登板の同級生・田中投手に完全にやられてしまいましたが、
今の秋山選手なら田中投手といえども十分勝負になることでしょう。
秋山選手のバッティングにも注目が集まりますね。

9回の継投に関しては、渡辺監督の気持ちも分かります。
帆足投手の次回登板は中6日のロッテ戦の初戦でしょうから、
最後まで投げさせる展開ではあるのですが、
リリーフエースの許銘傑投手が1軍に帰ってきたものの、
実戦登板は2軍戦1試合1イニングだけだったこともあり、
緊迫した場面で使う前に慣れさせようと思ったのでしょうが、結果的に裏目に出てしまいました。
最初はそれほど悪いピッチングだとは思わなかったのですが、
草野選手に死球を与えてから、明らかなボール球が増えだし、
カウントを悪くして痛打されてしまいましたね…
本当なら、ガルシア選手に押し出し四球を出した時点で代えるべきだったのでしょうが、
そうすると明日以降の試合で許銘傑投手が使いづらくなるだけに、続投させましたが裏目に…
抑えの牧田投手も悪くはなかったのですが、岩村選手の打球で併殺を取れず、
嶋選手に対する1球だけが甘くなってしまい、同点打を喫することになってしまいました。
…野球って本当に怖いですね…

こんな展開になってしまうとは、まさかです…
でも楽天はそういう雰囲気を持っているチームなだけに、
明日以降の試合ではきっちりと最後まで戦い抜いてもらいたいです。
攻撃面でも追加点の取れるところで取ってなかったわけですし、
そういった一瞬の隙の積み重ねがこういう展開にしてしまったように思います。
「勝つと思うな思ったら負けよ」、油断や慢心が負けに繋がるということです。

攻撃面では中島選手が先制2ランを放つなど、3安打猛打賞2盗塁と大暴れでした。
特に9回裏の全力疾走と盗塁はチームに火を付けてくれましたね。
キャプテンとして今日の試合を落とすわけにはいかないという気合が感じられました。
打率も再び3割に乗せ、中島選手らしい数字になってきたなという感じがします。
明日以降もこの調子でチームを引っ張っていってもらいたいですね。



明日は岸投手が先発です。
相手が同期の田中投手ということで、そう簡単に得点が取れませんので、
まずは岸投手が相手をしっかりと0点に抑えて試合の流れを作っていってもらいたいですね。
打線はここ最近、立ち上がりに点数を取れているだけに、
田中投手も立ち上がりはそれほど良くないですから、上手く点数を取っていって欲しいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月15日 埼玉西武ライオンズ 5−5 福岡ソフトバンクホークス

(西)菊池雄星(3回1/3)−岡本篤志(2回2/3)−星野(2/3)
 −グラマン(1/3)−坂元(1回)−牧田(1回)
(ソ)岩崎(4回1/3)−ブラゾバン(1回2/3)−吉川(1回)
 −ファルケンボーグ(1回)−馬原(1回)
(本)松田22号3ラン(1回裏)
ライオンズ
ホークス

菊池雄星が初回4失点の乱調…打線の繋がりで逆転するも守りきれずに引き分け…
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)浅村、7番(中)秋山、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡

1回裏
1アウトから本多選手に高いバウンドのサード内安打を許し、
内川選手にエンドラン外角ストレートを打たれるライト前ヒットで1アウト1・3塁に。
ここでカブレラ選手に内角スライダーを打たれるレフトへのタイムリー2ベースで失点し、
小久保選手は高めストレートでライトへの浅いフライに打ち取るも、
松田選手に外角スライダーを打たれてレフトへの3ランホームランを被弾…

2回裏
1アウトから山崎選手に外角ストレートを打たれるセンター前ヒットを許し、
川崎選手に低めスライダーを打たれてレフトへの2ベースヒットで1アウト2・3塁。
しかし、本多選手を内角高めストレートでショートフライ、
内川選手を外角高めストレートでライトフライに打ち取って無失点。

3回表
先頭の秋山選手が低めスライダーを打つセンター前ヒットで出塁し、
星選手が死球で出塁してノーアウト1・2塁。
片岡選手はセーフティバントの構えもファールで、最後はライトフライで1アウト1・3塁となり、
続く栗山選手が四球を選んで1アウト満塁に。
ここで原選手はセカンドゴロ併殺コースも、セカンド本多選手がファンブルしてオールセーフ、
1点を返してなおも1アウト満塁となり、中島選手が押し出しの四球で1点追加、
さらに中村選手の浅いレフトフライで3塁ランナーがなんとか生還し、3点を返す!
なおも、2アウト2・3塁とチャンスは続くも、
フェルナンデス選手が外角低めスライダーに空振り三振に倒れて3アウトチェンジ。

3回裏
1アウトから小久保選手にヒットを許すも、松田選手をセカンドゴロ併殺に取って無失点。

4回裏
先頭のオーティズ選手に内角ストレートを打たれ、
あわやホームランかというレフトフェンス直撃の2ベースを許してしまい、
長谷川選手の送りバントで3塁へ進められて1アウト3塁。
ここで渡辺監督は交代を決断し、2番手に岡本篤志投手を送る。
そして、山崎選手のカウント1−3からスクイズを試みてくるも、空振りとなってくれ、
3塁ランナーを挟んでタッチアウトとし、
山崎選手もサードゴロに打ち取って無失点で凌ぐ。

5回表
1アウトから原選手が外角高めシュートを打つライトオーバーの2ベースヒットで出塁し、
中島選手が内角シュートを打つレフト前ヒットで1アウト1・3塁。
ここで中村選手が初球外角スライダーを打って、
あわやホームランかというレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースで同点に追いつく!
さらに、代わったブラゾバン投手から、
フェルナンデス選手が外角低めストレートを打つライト前タイムリーを放って勝ち越し!
なおも、1アウト1・3塁とチャンスは続くも、
浅村選手は内角ストレートにショート後方のフライ、
秋山選手が低めストレートにレフトフライに倒れてしまって3アウトチェンジ。

5回裏
先頭の川崎選手に四球を与えてしまい、本多選手の送りバントで2塁へ進められるも、
内川選手のショートゴロで2塁ランナーが飛び出してタッチアウト、
カブレラ選手もライトフライに打ち取って無失点。

6回表
1アウトから片岡選手がサード内安打で出塁するも、2塁盗塁失敗。

7回裏
この回は星野投手が登板し、
先頭の明石選手と川崎選手を打ち取って2アウトとするも、
本多選手にレフト前ポテンヒットを許して2アウト1塁。
ここでグラマン投手が登板するも、
内川選手にランエンドヒットでレフトへのヒットを打たれて2アウト1・3塁となってしまい、
カブレラ選手にライトへのタイムリーヒットを許して同点とされてしまう。
小久保選手はセカンドゴロで3アウトチェンジ。

8回表
この回はファルケンボーグ投手が登板し、
先頭のフェルナンデス選手がショート内安打で出塁し(代走の熊代選手を起用)、
浅村選手の送りバントで2塁へ進めるも、
秋山選手が打ったレフト左への打球をオーティズ選手にダイビングキャッチされて2アウト。
代打の大崎選手がボテボテのサード内安打で繋いで2アウト1・3塁とするも、
片岡選手が低めフォークに空振り三振に倒れてしまって無得点。

8回裏
この回は坂元投手が登板し、
1アウトからオーティズ選手に2ベースヒットを許すも、後続を打ち取って無失点。

9回表
最後の攻撃となるも、馬原投手の前に栗山・代打の坂田・中島選手と三者凡退。

9回裏
最後は牧田投手が登板し、1アウトから本多選手にヒットを許すも、
内川選手をサードゴロ併殺に取って試合終了。


うーん… 評価の難しい試合ですねぇ…
結果から言えば、引き分けは上位チームにとって得であって、
オリックスが勝ったことで3位とのゲーム差も4と広がってしまったわけですから、
痛い引き分けなわけですが、
先発の菊池雄星投手が立ち上がりに4失点してしまい、
その後も立ち直れずに早期KOとなった展開からすれば、よく引き分けで持ったとも言えます。
まぁ、しかし、今日は菊池雄星投手にとっては残念な結果になってしまいましたね。
立ち上がりは低めにボールも来ていて、そんなに悪いと思わなかったのですが、
本多・内川選手に上手くしてやられてしまい、
簡単に1点を取られてしまってから粘りきることができませんでした…
ストレートの球速も140キロに届くことが少なく、変化球もスライダーぐらいで、
ピッチングが汲々としていましたから、早期降板も已むを得なかったのかもしれません。
だけど、1点もやりたくないという気持ちは分かるものの、
2番手に岡本篤志投手を送り込んだのは正直早計だったように思います。
許銘傑投手がいない現状では、牧田投手に次ぐ信頼感を持っている投手なだけに、
岡本投手の前倒し投入によって終盤の継投が非常に難しくなってしまいました。
そういう意味では、結果的にリリーフが足りなくなってしまった感は否めません。

7回裏は星野投手が三者凡退に抑えてくれれば、万々歳だったわけですが、
1人ランナーを出してしまって、誰をマウンドに送るかと思ったらグラマン投手
投げてみなければ分からないグラマン投手は結果を残せずに、同点に追いつかれることに。
もし、2番手に坂元投手を投入し、岡本篤志投手を残していたら、
逃げ切れたかもしれませんが、そしたら逆に4回に失点していたかもしれないだけに、
まぁ、結果論ではありますが、信頼できるリリーフが少ないのは頭の痛いところです。
その許銘傑投手は火曜の2軍戦で登板しているようですので、
何事もなければ明日登録されるだろうと思いますので、
そこで再びリリーフ陣の順番をしっかりと整えてもらいたいです。

打線は相手のミスに乗じて、よく反撃してくれました。
もうあと1点取れていれば、という展開が続いたので、
勿体無かった気もしますが、そう簡単には点数を取れないということでしょうか。
心配なのは片岡選手ですかね。
復帰直後はタイムリーを放つなど、主力選手としての活躍をしていましたが、
最近は結果がいまひとつで9番打者な成績になっちゃっています。
得意の足も、相手の好送球に阻まれてしまい、盗塁失敗が続いてしまっています。
肩を痛め、完治していないこともあって、頭から帰りづらく、
持ち前の大きなリードを十分に取れない背景もあると思いますが、
闇雲に走るのではなく、カウントを見ながら駆け引きで勝負していってもらいたいです。
走ると思わせるだけでもいいわけですからね。
打線が本当の意味で良くなっていくためには、
元気な片岡選手の姿が必要不可欠だと思いますので、
チームの主力選手としての活躍を期待したいですね。



明日からは西武ドームでの東北楽天との3連戦です。
楽天は現在4位で3位争いのライバルですから、
ここはしっかりと勝ち越しておかなければなりません。
まずは初戦を取ること、先発の帆足投手は前回素晴らしいピッチングを見せてくれただけに、
その帆足投手から良い流れを作って行ってもらいたいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




9月14日 埼玉西武ライオンズ 2−1 福岡ソフトバンクホークス

(西)涌井(9回)
(ソ)和田(7回2/3)−森福(2/3)−金澤(2/3)
(本)松田21号ソロ(5回裏)
  中村剛也40号ソロ(9回表)
ライオンズ
ホークス

中村の40号アーチで勝ち越し! 涌井、エースの投球で完投勝利!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)浅村、7番(中)秋山、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡
◆木村投手が1軍登録抹消。岡本洋介投手が1軍登録。

1回表
先頭の栗山選手がストレートの四球で出塁するも、
原選手の初球バスターエンドランがピッチャーゴロとなってしまって併殺に…
続く中島選手は死球で出塁し、2塁盗塁と悪送球で3塁へ進み、
中村選手はストレートの四球で歩いて2アウト1・3塁。
しかし、フェルナンデス選手は初球外角チェンジアップにファーストゴロに倒れて無得点。

1回裏
1アウトから本多選手にセンター前ヒットを許すも、
内川選手を内角高めストレートで見逃し三振、
松中選手の所で本多選手の2塁盗塁を銀仁朗捕手が刺して3アウトチェンジ。

2回表
1アウトから秋山選手が外角低めスライダーを打つレフト前ヒットで出塁するも、
銀仁朗選手はファーストファールフライ、
片岡選手の所で秋山選手が2塁盗塁失敗で3アウトチェンジ。

4回裏
先頭の川崎選手にセンター前ヒットを許すも、
本多選手の送りバントで銀仁朗捕手が2塁へ送球してアウトに。
続く内川選手にライト線への2ベースヒットを許し、
松中選手に死球を与えてしまい、1アウト満塁となってしまうも、
小久保選手を内角ストレートでサードゴロ併殺に取って無失点。

5回裏
先頭の松田選手に低めチェンジアップを打たれてレフトへのソロホームランを被弾…

7回表
先頭の中島選手が内角高めストレートを打つ3塁線突破の2ベースヒットで出塁し、
中村選手が低めチェンジアップを打つライト右へのタイムリーヒットを放ち、同点に追いつく!
続くフェルナンデス選手も内角ストレートに詰まるもセンター前ヒットで繋げ、
浅村選手が送りバントを決めて1アウト2・3塁に。
ここで代打の平尾選手を起用するも、敬遠気味の四球で1アウト満塁とされ、
銀仁朗選手が初球の低めチェンジアップを引っ掛けてしまってのショートゴロ併殺…

8回表
1アウトから栗山選手が低めストレートを打つライト前ヒットで出塁し、
原選手の送りバントで2塁へ進めて2アウト2塁。
ここでホークスは好投の和田投手に代えて森福投手をマウンドに送り、
中島選手が内角スライダーを打つもライトフライに倒れてしまって無得点。

8回裏
先頭の長谷川選手にファールで粘られて11球目外れての四球を出してしまうも、
福田選手の送りバントで銀仁朗捕手に対する守備妨害が取られて1アウト1塁に。
その後、山崎選手の送りバントで2アウト2塁となるも、
川崎選手を内角低め縦スライダーで空振り三振に取って無失点。

9回表
引き続き森福投手がマウンドに上がるも、
先頭の中村選手が外角低めスライダーを打つレフトスタンドへの40号ホームランで勝ち越し!
さらに1アウトから浅村選手がセンター前ヒットを放つと、
ホークスは3番手の金澤投手にスイッチ。
ここで、代走から入った熊代選手のエンドランサードゴロでランナーを2塁へ進め、
銀仁朗選手がレフト前ヒットを放つものの、
2塁ランナーの浅村選手がホームタッチアウトとなって追加点はならず。

9回裏
先頭の本多選手に四球を与えてしまい、
内川選手を追い込むものの、低めシュートを打たれるレフト前ヒットでノーアウト1・2塁のピンチ。
ここで途中代打から入ったカブレラ選手に打席が回り、
フルカウントから外角低めスライダーでライトフライに打ち取るも、ランナーは3塁へ。
1アウト1・3塁とピンチが続くも、
小久保選手を初球の内角シュートでバットをへし折るセカンドフライ、
松田選手を外角低めスライダーでピッチャーゴロに打ち取って試合終了。


今日の試合を最高の形で取ったのは大きいですね。
エースの涌井投手が気迫のピッチングで1失点完投勝利!
ホームランで先制点を許したり、8・9回は先頭打者への四球からピンチを招くなど、
ちょっとハラハラさせられる場面はありましたが、
4回裏のピンチや9回裏のピンチでは相手打者を攻め込んで打ち取り、
久々に涌井投手の静かなる気迫を感じさせてくれました。
交流戦以降では一番のピッチングだったのではないでしょうか。
絶対にマウンドを降りないという気迫にあふれたエースの投球でしたね。

そして、それを援護したのが中村剛也選手の40号ホームランでした。
涌井投手と和田投手の投げ合いの中、ライオンズは涌井投手に託し、
ホークスは継投で森福投手にスイッチ、
なんとかその森福投手から点数を取りたいと思っていたら、
中村選手が低めの変化球を見事にレフトスタンドへ運ぶホームランで勝ち越し!
中村選手は7回表にも右打ちをしての同点タイムリーを打っていますし、
今日は4番打者らしい勝負勘が冴え渡る試合となりましたね。
前半戦は大差を付けられての試合での一発だったりと空砲に終わることも多かったのですが、
後半戦、特に8月中盤以降は同点弾や勝ち越し弾など、
試合を決める一打が多くなっています。
4番の一振りで勝った試合というのは、チームにどっしり感が出てきますから、
チームの勢いが加速して行ってくれそうですね。

加えて、現在3位のオリックスが負けたことで、3位とのゲーム差は再び3.5に。
楽天との試合は次のカードを含めて7試合ありますが、オリックスとは3試合。
そう考えると、3.5という数字はギリギリで、早く3ゲーム差以内にしたいところですから、
今日の勝利は非常に大きいものとなりました。
再び連勝街道を走り、3位争いの中心に立って行きたいですね。



明日は菊池雄星投手が先発です。
前回は少し力任せに行って失点してしまっただけに、
低めへのコントロールを目標に、持ち前のテンポの良いピッチングを見せてもらいたいですね。
相手は前回攻略した岩崎投手ですし、ここ2試合苦しんだ分を明日の試合で爆発させ、
立ち上がりからしっかりと得点を取っていってもらいたいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月13日 埼玉西武ライオンズ 2−7 福岡ソフトバンクホークス

(西)石井一久(4回)−木村(2回)−坂元(2回)
(ソ)ホールトン(7回1/3)−森福(2/3)−金澤(1回)
(本)中島14号2ラン(1回表)
  内川12号ソロ(5回裏)、小久保10号ソロ(7回裏)
ライオンズ
ホークス ×

中島の先制2ランで幸先のいいスタートを切るも、逆転されてからは元気なく敗戦…
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(中)秋山、7番(右)浅村、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡
◆昨日、長田投手が1軍登録抹消。坂元投手が1軍登録。

1回表
先頭の栗山選手が四球で出塁し、原選手の送りバントで2塁へ。
ここで中島選手が内角低めストレートを捉えてレフトスタンドへの2ランホームラン!

1回裏
川崎・本多選手を連続三進に取るなど、三者凡退。

2回裏
1アウトから小久保選手に2ベースヒットを許し、松田選手にフルカウントから四球。
長谷川選手は低めストレートで打ち取るも、弱い当たりが三遊間を抜くヒットになって1アウト満塁。
続く福田選手もセカンド右のゴロに打ち取るも、僅かに足が速くタイムリー内安打に…
さらに山崎選手に外角スライダーを当てられ、センター前に落ちてしまう2点タイムリー…
加えて、川崎選手にもヒットを打たれ、本多選手の犠牲フライでもう1点を失う。

4回裏
1アウトから福田選手にストレートの四球を与えてしまい、初球に簡単に2塁盗塁を許してしまう。
さらに山崎選手のセーフティ気味の送りバントに石井投手が反応遅れて内安打に。
1アウト1・3塁となってしまい、川崎選手に犠牲フライを打たれてしまって1点を失う。

5回裏
この回から木村投手がマウンドに上がるも、
先頭の内川選手に初球のスライダーを打たれてレフトへのソロホームランを被弾…
続くカブレラ選手にもヒットを許すも、小久保選手をファーストライナーで併殺に。
松田選手にストレートの四球、2塁盗塁、長谷川選手に死球を与えてしまうも、
福田選手をセカンドゴロに打ち取って3アウトチェンジ。

6回表
2アウトから原選手が四球で出塁し、中島選手も四球で2アウト1・2塁。
ここで中村選手の打席になり、外角スライダー攻めも、
フルカウントから内角ストレートが来て見逃し三振に倒れてしまう。

6回裏
1アウトから川崎選手に四球、本多選手にヒットを許し、
ダブルスチールを決められてしまって1アウト2・3塁となるも、
内川選手を内角ストレートで空振り三振、
カブレラ選手をストレートでセカンド左のゴロに打ち取って無失点。

7回裏
この回から坂元投手が登板するも、
先頭の小久保選手に内角シュートを打たれてレフトへのソロホームランを被弾…
さらに、2アウトから福田選手のヒット、山崎選手に四球を与えてしまうも、
川崎選手をショートゴロに打ち取って3アウトチェンジ。

8回表
1アウトから片岡選手がチーム2本目となるセンター前ヒットで出塁するも、
代わった森福投手の前に栗山・代打のマルハーン選手と三振に倒れてしまって無得点。

9回表
この回は金澤投手が登板するも、三者凡退で試合終了。


正直、初回が終了した時点では、こんな試合になるとは思いもしませんでした。
ホークス先発のホールトン投手はストレートが140キロ出ていないことが多く、
幸先よく中島選手の2ランホームランが飛び出しましたし、
この調子ならば最低でも4点ぐらいは取れると思ってましたが…
2回からはカーブ・スライダー・チェンジアップといった変化球が格段に増え、
変化球中心のピッチングの前に、いつのまにか凡打を重ねる展開になってしまい、
終わってみればまさかの2安打… スポットにはまってしまった感じでしたね…
初回以外のチャンスというと、6回表の2アウト1・2塁の場面だけでしたが、
そこも絶対に外の変化球という場面で、まさかの内角ストレートでしたからね。
悔しいですが、そこに投げきったバッテリーの勝ちと言うしかないでしょう。

先発の石井一久投手も調子は悪くなかったはずなのですが…
不運な当たりがヒットになってしまったりと、
ホークスの当ててくる打撃にリズムを狂わされてしまいました。
まぁ、それぐらいでリズムを狂わされては困るんですが…
最小失点で凌いでくれていたらと思ってしまいます。
特に4回裏はあまりにも軽率すぎるというか…
リードの大きい1塁ランナーに牽制もなく走られてしまったり、
1アウト2塁で送りバントもありうるケースなのに、
バントしてこないと決め付けてセーフティバントを決められてしまったり…
ベテランらしくない状況判断を欠いたプレーが目立ってしまいました。
先発投手なら、2回の4失点で最低でも5回まで投げ切ってもらいたかったです。
その前に代えられたということは、集中力を欠いていると見なされてしまったからでしょう。



今日は残念な負け方をしてしまいましたが、連勝はずっと続くわけもなく、
まずはカード勝ち越しを目指すのが最優先です。
気持ちを切り替えて、明日・明後日の試合へ臨んでもらいたいですね。
明日の先発はエースの涌井投手です。
3位争いに加わるためにも、明日の試合を良いスタートとしてもらいたいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!





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