2011年西武ライオンズ応援日記

9月11日 埼玉西武ライオンズ 10−5 オリックスバファローズ

(西)西口(5回)−長田(0/3)−星野(2/3)
 −岡本篤志(1回1/3)−グラマン(1回)−牧田(1回)
(オ)近藤(5回)−フィガロ(2回)−香月(1回)−吉野(1回)
(本)李10号ソロ(7回裏)
西武 10
オリックス

ルーキー秋山が3安打5打点の大活躍! 13安打10得点で投手陣を援護!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(捕)上本、7番(右)浅村、8番(中)秋山、9番(二)片岡

1回表
2アウトから中島選手が死球で出塁するも、2塁盗塁失敗で3アウトチェンジ。

1回裏
先頭の坂口選手の打球をセンター秋山選手が見失って2ベースヒットとしてしまい、
大引選手の送りバントで3塁へ進められるも、後藤選手を外角低めフォークでセカンドゴロ、
T−岡田選手を内角スライダーでセカンドゴロに打ち取って無失点。

2回表
先頭の中村選手が死球で出塁し、フェルナンデス選手のショートゴロの間に2塁へ。
上本選手がストレートの四球で歩き、浅村選手がライトフライで2アウト1・2塁。
ここで秋山選手が外角低めフォークを打つレフトへのタイムリー2ベースを放ち、1点を先制!
さらに、片岡選手の四球で2アウト満塁となって、
栗山選手がカーブを打つセンターへの2点タイムリーヒットを放ち、
原選手も高めスライダーを打つライトへのタイムリーヒットで続いて、合計4点を先制する!

2回裏
先頭のバルディリス選手に四球を与えてしまい、
李選手は外角高めストレートで空振り三振に取るも、赤田選手にも四球。
ここで伊藤選手に外角高めスライダーを打たれるセンターへのタイムリーヒットを許し1点を失う。
この後、由田選手を空振り三振に取るも、
坂口選手にストレートの四球を与えてしまい、2アウト満塁となってしまうも、
大引選手を内角高めストレートでセカンドゴロに打ち取って1点止まりに抑える。

3回表
先頭の中村選手がレフトへのヒットで出塁し、フェルナンデス・上本選手は倒れるも、
2アウトから浅村選手がレフトへのヒットを放ち、レフトがファンブルする間に進塁し、2アウト2・3塁。
ここで秋山選手がスライダーを捉えるライトへの2点タイムリー3ベースを放ち、2点を追加!
さらに、片岡選手が四球で出塁した後、
栗山選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、もう1点を追加!

3回裏
先頭の後藤選手にヒットを許し、T−岡田選手にはセンターフェンスギリギリのフライ、
バルディリス選手にヒットを許して1アウト1・2塁となるも、李・赤田選手を打ち取って無失点。

4回表
先頭の中島選手がヒットで出塁し、中村選手はストレートの四球、
フェルナンデス選手はショートゴロに倒れるもショート大引選手がエラー、この間に1点を追加。
続く上本選手のライトフライで1アウト1・3塁とするも、
浅村選手のセンターフライでタッチアップの3塁ランナーが刺されてしまい、併殺で3アウトチェンジ。

5回裏
先頭の大引選手に四球を与えてしまい、後藤選手をライトフライに打ち取った後、
T−岡田選手に14球粘られての根気負けの四球、バルディリス選手にも四球で1アウト満塁。
ここで李選手にレフト犠牲フライを打たれて1点を失うも、
赤田選手をショートフライに打ち取って1点止まりに抑える。

6回表
この回からオリックスはフィガロ投手が登板し、
1アウトから中村選手がショート内安打で出塁し、フェルナンデス選手もヒットで続いて1アウト1・2塁。
続く上本選手はライトフライに倒れるも、浅村選手が四球で繋いで2アウト満塁。
そして、秋山選手がセンターへ2点タイムリーヒットを放ち、2点を追加する!

6回裏
この回は長田投手が登板するも、
先頭の守備から入った鈴木選手に低めスライダーを打たれる2ベースヒット、
由田選手には高めのシュートを打たれるセンター前ヒットで、センター秋山選手がタイムリーエラー。
続く坂口選手にもヒットを打たれてしまい、ノーアウト1・3塁となり、
大引選手に内角低めシュートを打たれるレフトへのタイムリー2ベースを打たれて1失点。
結局、1アウトも取れずに降板となり、3番手の星野投手がノーアウト2・3塁の場面で登板。
まずは後藤選手を外角低めスライダーで泳がせてのレフトフライに打ち取り、
T−岡田選手はセカンド頭上のライナー、
代わった岡本篤志投手がバルディリス選手を外角低めフォークで空振り三振に取り、最小失点で凌ぐ!

7回裏
先頭の李選手に低めのシュートを打たれてしまうセンターへのソロホームランで1失点。
さらに、赤田選手にヒットを許してノーアウト1塁となるも、
鈴木・由田選手を内野ゴロに打ち取って2アウト2塁に。
しかし、坂口選手にストレートの四球を与えてしまって2アウト1・2塁。
ここで大引選手をフルカウントからの内角高めシュートで見逃し三振に取って3アウトチェンジ。

8回裏
この回から銀仁朗選手がマスクを被り、グラマン投手が登板。
T−岡田選手に死球を与えるも、後続を打ちとって無失点。

9回裏
この回は牧田投手が登板し、
赤田選手を内角高めストレートで見逃し三振に取り、
梶本選手を内角ストレートでファーストライナー、
由田選手を高めスライダーでレフトフライに取って三者凡退で試合終了。


今日の試合は正直グダグダでしたね…
オリックス先発の近藤投手が6四死球、西口投手も6四球… 大荒れの試合でした。
ここまで好調だった西口投手も、ここで調子の谷間が来てしまったのか、
今日は変化球がことごとく高く、ストレートも外れ気味でピッチングになっていませんでした。
正直、5回2失点で済んだのは奇跡です。
試合展開が良かったことと、オリックス打線の打ち損じに助けられましたね。

打線では左打者が右サイドの近藤投手を攻略してくれました。
中島・中村選手といった右の中軸打者が四死球で歩かされる中、
左打者がしっかりと繋ぎ、得点へと繋げてくれました。
特に秋山選手は3安打5打点の大活躍!
しかも、いずれも2アウトからのタイムリー、
ここで一本欲しいという場面での3本のタイムリーだっただけに、非常に価値がありました。
…しかし、得意の守備の方では2つほどミスもあったようで、単純には喜べない試合となってしまいました…
開幕時には守備のミスを切り替えられずに、打撃の方にも影響させてしまっただけに、
今の打撃の上昇ムードを損なわないように、しっかりとミスを反省した上で、
火曜日からの試合へと気持ちの切り替えを行って欲しいですね。

もはや当たり前すぎてピックアップする機会も少なくなってしまいましたが、
栗山選手も3安打3打点と大活躍を見せました。
今のライオンズの好調は栗山選手の高い出塁率が支えているといっても過言ではないです。
チャンスで回ってくればタイムリーを打ってくれますし、本当に素晴らしい選手ですよね。
ソフトバンクの内川選手が規定打席に到達するとどうなるか分かりませんが、
いずれにせよ首位打者争いの真っ只中にいるだけに、タイトルの方にも絡めるように頑張って欲しいです。
しかし、今日もポジションはレフトでしたね。浅村選手を使うなら、センターに戻した方がと思うのですが。
ひょっとして、センター秋山・レフト栗山選手というポジションは、
栗山選手の守備の負担を減らし、打撃に集中させる首位打者シフトの狙いなのでしょうか。
今日の試合でも守備を変えなかった辺りから、そちらの理由の方が強いのかもしれませんね。

継投に関しては大いに不満が残ります。
まず、長田投手は2軍落ちで。
さほど甘くない球でも痛打を喰らってしまい、1アウトも取れずに降板してしまうということは、
ボールに切れがないか、打者に怖さを感じさせられていないかのどちらかです。
いずれにせよ、失投でもないのに連打を食らっているようでは1軍では使えないです…

というか、そもそもにおいて、どうして長田投手に繋いだのか、木村投手ではなかったのか。
木村投手は投げられない状態なのか、それとも調子が悪いのでしょうか。最近、全く投げてません。
それなら2軍に落とした方がいいと思うんですが…
木村投手は防御率が示すように、ここまで失点はしていますが、大崩れはしていません。
外国人打者を中心にパワーヒッターに力勝負を挑んで長打を食らって1〜2点を失うケースはありましたが、
それ以外の打者は力で封じることができているため、ビッグイニングを作られるようなことはありません。
つまり、僅差の試合で上位打線に対しては怖さがあるものの、
1〜2点取られてもいいからイニングを投げてくれという時には最適の投手です。
先発の西口投手と長田投手はタイプ的にも被りますし、
ここは力勝負で行ける木村投手に代えて雰囲気を変えるべきだったように思います。
ぶっちゃけ、意味分からん継投でした。
ブルペンの状況が分からないので、木村投手が投げられなかったのかもしれませんが、
若い投手なだけに、使うなら使う、使わないなら2軍で育成すると、しっかり方針を決めてもらいたいです。

まぁ、それにしても星野投手は神ですね。この3連戦ともに。
あとは上本選手のリードっすかね。もうちょいしっかりして欲しい。
7回裏の2アウト2塁で坂口選手を四球で歩かせた時はアホかと思いました。
僅差の試合ならばそれで構わないんですが、点差のある状況で勝負せずに歩かせてしまうとは…
もし、大引選手を見逃し三振に取った球がボールと判定されて満塁となってたら…
2アウト満塁で長打のある後藤選手やT−岡田選手を迎えていたとしたならば、
試合の展開は一変していたかもしれません。
もうちょい状況判断をしっかりとしてもらいたいです。
投げている投手が違ってはいますが、
8回から銀仁朗選手がマスクを被り、試合が安定したことを考えると、
上本選手にはリード面の勉強がもっと必要なように思えてきます。

抑えの牧田投手は昨日指摘した課題をきっちりクリア。
点差があったこともありますが、左打者の内角をきっちりと攻めて三者凡退に取りました。
アンダースローの浮き上がってくるストレートが自分の顔近くに向かってくるわけですから、
左打者にとって内角高めのストレートは脅威なはずです。
そこを意識させるだけで、外の球の有効性も変わってくるでしょうから、
今日の組み立てを忘れないで欲しいですね。



連勝中だった3位のオリックスに3連勝できたことは大きいです。
楽天が勝ったことで、今度は楽天が3位浮上となりましたが、
これでライオンズも3位争いに加わることができそうな雰囲気になってきましたね。

火曜からは9連戦がスタート、しかも首位・ソフトバンク、3位楽天、2位日ハムと上位対決が続きます。
この9連戦と次の10連戦が勝負所です。
順調なら許銘傑投手も帰ってきそうですし、
調子を上げてきているライオンズの力を他球団に見せていって欲しいですね。
火曜からもガンバレ、ライオンズ!!




9月10日 埼玉西武ライオンズ 7−5 オリックスバファローズ

(西)岸(6回0/3)−グラマン(1回)−星野(1回)−牧田(1回)
(オ)マクレーン(2回2/3)−木佐貫(3回1/3)−平野(1回)
 −香月(1/3)−吉野(1/3)−比嘉(1回1/3)
(本)中島13号2ラン(1回表)、中村剛也39号ソロ(7回表)
  T−岡田13号ソロ(2回裏)、李9号2ラン(9回裏)
西武
オリックス

中島と中村のホームランでリードを奪い、継投で逃げ切っての勝利!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)浅村、7番(中)秋山、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡

1回表
先頭の栗山選手が四球で出塁するも、
原選手は初球バスターエンドランファール、送りバントファール、
バスターセカンドゴロでランナーを進められずに1アウト1塁。
しかし、ここで中島選手が初球内角高めストレートを打つレフトへの2ランホームランで先制!
さらに、中村選手が2ベースヒットで続くも、フェルナンデス・浅村選手が倒れて3アウトチェンジ。

2回表
先頭の秋山選手がライト前ヒットで出塁し、銀仁朗選手の送りバントで2塁へ進めるも、
片岡・栗山選手が倒れてしまって無得点。

2回裏
先頭のT−岡田選手に高めのストレートを打たれるライトへのソロホームランで1失点。

3回表
先頭の原選手が初球打ちのセンター前ヒットで出塁し、
中島選手が初球外角高めシュートを打つレフトへのヒットで1アウト1・3塁。
続く中村選手はセカンドゴロで3塁ランナーがホームイン。
さらに、1アウト2塁とチャンスは続いてフェルナンデス選手の内安打で1アウト1・2塁とし、
浅村選手がレフトへタイムリーヒットを放ち、もう1点を追加する!
この後は秋山選手がライトフライ、代わった木佐貫投手の前に銀仁朗選手が倒れて3アウトチェンジ。

4回表
先頭の片岡選手が四球で出塁するも、2塁への盗塁を失敗。
続く栗山選手がヒットで出塁するも、原・中島選手が倒れて無得点。

5回表
1アウトからフェルナンデス選手がサードのエラーで出塁し、
浅村選手がセンター前ヒットで続いて1アウト1・2塁。
しかし、秋山選手がファーストゴロ、銀仁朗選手が空振り三振に倒れて無得点。

6回裏
先頭の由田選手にセカンド内安打を許し、
続く坂口選手にチェンジアップが甘くなってライトへのタイムリー2ベースで1失点、
さらにライトの浅村選手がファンブルする間に打者走者も3塁へ行ってしまい、
大引選手に犠牲フライを打たれてしまって1点差に迫られてしまう。

7回表
この回は平野投手が登板するも、
1アウトから中村選手が外角高めストレートを打つセンター左へのソロホームランを放ち、1点追加!

7回裏
先頭のバルディリス選手にヒットを打たれたところで、岸投手は降板、グラマン投手にスイッチ。
李選手をライトフライに打ち取り、代打の赤田選手にはショート内安打を許すも、
伊藤選手をセンターフライ、代打の梶本選手をライトフライに打ちとって無失点。

8回表
この回は香月投手が登板するも、
先頭の秋山選手が初球打ちのレフト前ヒットで出塁し、銀仁朗選手の送りバントで2塁へ。
続く片岡選手がショート内安打で続いて1アウト1・3塁。
しかし、代わった吉野投手の前に、栗山選手がサードゴロで2アウト2・3塁となり、
代わった比嘉投手の前に代打の平尾選手がファールで粘るもショートゴロに倒れてしまい、無得点。

8回裏
この回は星野投手が登板し、先頭の坂口選手を外角低めスライダーで空振り三振!
続く大引選手には四球を与えてしまうも、後藤選手を内角高めストレートでセカンドフライ、
T−岡田選手を外角ストレートで空振り三振に取って無失点。

9回表
1アウトから中村選手が四球で出塁し、
フェルナンデス選手が2ベースヒットで続いて1アウト2・3塁。
ここで代打の大崎選手が低めシンカーを打つライトへの2点タイムリーヒットを放ち、2点を追加!

9回裏
この回は牧田投手が登板するも、先頭のバルディリス選手に2ベースヒットを許し、
李選手に外角ストレートを打たれるセンターへの2ランホームランを浴びて2失点…
しかし、その後は無失点に抑えて試合終了。


今日の試合は良い所と悪い所がはっきり出た試合でしたね。
まずはスタメン。どうしてそこまでセンター秋山選手にこだわるのか意味不明です。
私の記憶が確かなら、今シーズン浅村選手がライトを守ったことはなく、
それならばオーソドックスにレフト浅村・センター栗山・ライト秋山選手とするべきだったと思います。
どうしてそこまでセンターに秋山選手を置くことにこだわるのか。センター栗山選手じゃダメなのか。
個人的には秋山選手の強肩を買っているので、ライトで起用した方が良いと思うのですが…
私には秋山選手をセンターに配置することにこだわる理由が分かりません。
坂田選手を起用する場合には一定の理があるからいいものの、
ライトを守ったことがない浅村選手をわざわざライトで起用する意味合いが分かりません。
6回裏の2点目は完全にスタメンの守備位置のミスでしょうね。

攻撃面では、初回に原選手がランナーを進められなかったり、
その後も序盤・終盤にチャンスがありながらも満足に点数が取れなかったことは反省材料です。
それでも、初回のランナーを進められなかった直後に中島選手がホームランを放ったり、
3回表にはもう1点欲しいところで浅村選手がタイムリーヒットを打ったり、
追い上げられた直後の7回表に中村剛也選手がホームランを放って突き放したり、
ダメ押し点が取れなかった8回表の次の9回表には
代打の大崎選手がタイムリーヒットを放って2点を追加するなど、
ここぞの場面では得点をしっかりと取ることができました。
特に、中島選手のホームランと中村選手のホームランは試合展開上、大きかったですね。
中村選手のホームランは平野投手から放ったもので、
オリックスが1点差に追い上げ、前倒し的に平野投手を起用してきただけに、
それを完全に打ち砕く見事な一発でした。
この中村選手のホームランで、事実上、勝負ありとなりましたね。頼りになる存在です。

先発の岸投手も良い所と悪い所がはっきり出てしまいました。
今日は全般的に変化球のコントロールが良く、カーブ・チェンジアップが低めに集まり、
全般的にストライクが先行していたこともあって、中盤までは危なげないピッチングでした。
ただ、球数が80〜100球近くになると、どうしても真ん中にボールが集まりがちになってしまい、
そこが6回裏の2失点に繋がってしまったように思います。
結局、今シーズンは最後までこの癖が直りませんね…
キャンプ等の投げ込み不足が影響しているのでしょうか。
もう残りシーズンも短いですし、そういうものだと思って割り切るしかなさそうです。
まぁ、ベテランの西口投手や石井投手も長いイニングを投げてくれてますし、
若い菊池雄星投手も長いイニングを投げられるようになっただけに、
リリーフをある程度は温存できますから、岸投手の時につぎ込むと考えていいでしょう。

抑えの牧田投手も良い所と悪い所がくっきり。
点差があったからこそ、左打者対策を色々と試して欲しかったのですが…
結局、李選手に打たれた場面は完全に外角一辺倒、それじゃダメです。
李選手に対しては高めのボール球をもっと上手く使いませんと。
とりわけ、内角高めをストレートで攻めて体を起こし、外のシンカーを引っ掛けさせる組み立て、
これがオーソドックスな攻め方としてあるべきなのですが、それができていません。
左打者に対して内角を攻め切れていないことが被打率の高さの原因だと思っています。
しかし、その後の梶本選手に対しては内角高めストレートで空振り三振に取っており、
どうしてこのピッチングをもっと早くできなかったのと思うことも。
その組み立てを忘れなければ、今後も安定したピッチングが期待できることでしょう。

リリーフ陣では星野投手のピッチングが光りました。
特に後藤選手とT−岡田選手へのピッチングは痺れましたね。
後藤選手に対しては内角高めストレートで大胆に攻めてセカンドフライ。
Tー岡田選手に対しても内角高めストレートで攻め込みながら、外のスライダーという組み立て、
ファールで粘られると今度は140キロを越えるストレートを外に持ってきて、
最後も外角ストレートで空振り三振、スライダーで行くと思っていただけに、
その勇気に惚れ惚れしました。
今シーズン、不調で抹消された後、1軍復帰後は比較的安定した投球ができているのも、
この内角を攻めるピッチングができているからなんでしょうね。
昨年までなら外一辺倒で相手の打ち損じを待つ逃げのような形でしたが、
今年は内角を攻めていることで、相手を力で封じ込めるような嫌らしさが出ています。
牧田投手も星野投手の今日のピッチングを見習い、
左打者にも嫌らしいと思わせる組み立てをしていって欲しいですね。



明日は西口投手が先発です。
今やチームの柱として抜群の安定感を見せている西口投手ですので、
打線がしっかりと点数を取れば、勝利することができます。
明日も打線がしっかりと援護をし、チームを勝利へと導いてもらいたいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月9日 埼玉西武ライオンズ 4−0 オリックスバファローズ

(西)帆足(9回)
(オ)寺原(6回1/3)−吉野(2/3)
 −比嘉(1回)−木佐貫(1回)
西武
オリックス

帆足が完璧な投球内容で完封勝利! 打線も効率よく攻め、オリックスの連勝を止める!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)坂田、7番(中)秋山、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡

1回表
先頭の栗山選手がフルカウントから四球で出塁し、原選手の送りバントで2塁へ。
続く中島選手が内角シュートを打つレフトへのヒットで1アウト1・3塁とし、
中村選手がストレートの四球で歩いて1アウト満塁に。
ここでフェルナンデス選手が高めストレートを打ってライトへの犠牲フライを放ち、
ライオンズが1点を先制する!
その後も2アウト1・3塁とチャンスは続くも、坂田選手がレフトフライで3アウトチェンジ。

2回表
2アウトから片岡選手が外角低めストレートを打つライト前ヒットで出塁するも、
2塁への盗塁に失敗して3アウトチェンジ。

3回表
先頭の栗山選手が高めストレートを打つ左中間への2ベースヒットで出塁し、
原選手の送りバントで3塁へ。
ここで中島選手が外角低めカットボールを打ってライトへの犠牲フライを放ち、1点追加!

3回裏
竹原・伊藤選手をパームで連続三振に取るも、
荒金選手に外角高めチェンジアップを打たれてセンターフェンス直撃の2ベースヒット。
しかし、坂口選手を低めパームでセカンドゴロに打ち取って無失点。

6回表
先頭の原選手がフルカウントから四球で出塁し、
中島選手が外角高めスライダーを打つセンターへのヒットでノーアウト1・3塁。
ここで中村選手は四球で繋いでノーアウト満塁とし、
フェルナンデス選手は追い込まれながらも外角カットボールを打ってのショートゴロ併殺の間に
3塁ランナーが生還して1点を追加する。
坂田選手はセンターフライで3アウトチェンジ。

6回裏
1アウトから坂口選手にセンター前ヒットを許すも、
大引選手をフルカウントからの外角高めパームでレフト後方のフライ。
後藤選手の所でパスボールがあって、ランナーが2塁へ進むも、
後藤選手を外角低めパームで空振り三振に取って無失点。

7回表
1アウトから銀仁朗選手が初球外角高めストレートを打つライト前ヒットで出塁し、
寺原投手の牽制悪送球の間に2塁へ。
ここで片岡選手が外角低めカットボールを打つセカンド強襲タイムリー内安打を放ち、1点追加!
さらに、バックホームの間に片岡選手が2塁を陥れる好走塁を見せるも、
代わった吉野投手の前に栗山選手がファーストゴロ、
原選手はショートライナーに倒れて3アウトチェンジ。

9回表
1アウトから大引選手に四球、後藤選手にセンター前ヒットを許し、1アウト1・2塁となるも、
T−岡田選手をショートゴロ併殺に打ち取って試合終了。


いやー、今日の帆足投手は完璧でしたね〜
今日の得点は2本の犠牲フライ、併殺打の間の1点、内安打での1点と、
1点ずつコツコツ積み重ねる展開になったわけですが、
今日の帆足投手なら1〜2点で大丈夫という安心感があり、全くもってスコアが気になりませんでした。
今日は特にパームの曲がりが良かったようで、
他にもチェンジアップやシュート系の球を混ぜながら、多彩なピッチングができていました。
内野ゴロも多く、非常に安定感がありましたね。
これでチームトップの8勝目をマーク、この調子なら二桁勝利は確実でしょう。
涌井投手と岸投手が苦しんでいるだけに、左腕エースの帆足投手の安定感が光ります。
FA権を取得した帆足投手ですが、なんとしてもチームに残ってもらわないといけませんね。
交渉はシーズン終了後になるでしょうが、球団には最大の誠意を見せてもらいたいです。

打線は派手さはありませんが、作戦通りの攻撃だったように思います。
相手の寺原投手は二桁勝っているものの、抜群の制球力を誇るわけではなく、
四球を出すピッチャーですから、そこからランナーを進めて確実に得点に結びつけることができました。
カットボールやシュートといった細かい変化が多いですから、
簡単には三振をせずにバットに当てることができますので、
犠牲フライや内野ゴロの間の得点に繋がったのでしょう。
狙い通りの得点でしたね。

野手の方では2つの犠打を決めた原選手を取り上げてみようかと思います。
打率は.231と一時に比べると落ちてきてしまいましたが、送りバントは36個、
昨日の試合でセーフティバントを上げてしまいましたが、
確実に送らなければならにという場面での失敗はなく、バントの確実性が光っています。
今年、成長を感じさせるのは三振の少なさです。
昨年は169打数で37の三振、安打数も38と同程度の三振も喫していました。
けれど、今年は159打数で26の三振、送りバントの数が多いので打席は210(昨日までの成績)、
三振の数が明らかに減っています。
昨年と同じようにファールで粘っており、その上で三振もしない、粘り強さが一段と増しました。
加えて、飛ばない統一球の影響でロースコアの試合が増えたため、
昨年よりも相対的に送りバントの価値が高まりました。
昨年までのライオンズ打線なら、どこかで長打が出るので、あまり送る必要はありませんでしたが、
今年はそうそう長打が出ず、ヒットも少なくなっていますから、
ランナーを確実に進めることが大事になっているわけで、
原選手のような繋ぎの選手の価値が高まっています。
送りバントと粘りの打撃、原選手もまた強力な一芸でライオンズのレギュラーに加わろうとしています。
足の片岡選手、出塁率の栗山選手、三拍子揃ったリーダーの中島選手、
ホームランの中村選手、そして繋ぎの原選手、野手のタレントがまた一人増えましたね。

それと、文化放送の情報では、熊代選手がスイッチヒッター挑戦だとか。
左投手に強く、身体能力が高く、足の速い熊代選手なだけに、スイッチ挑戦は面白いかと思います。
熊代選手がセンター、秋山選手がライトとなると、守備も鉄壁になってきますからね。
熊代選手の挑戦に期待したいです。



明日は岸投手が先発です。
相性の良いオリックス戦ということで、引き続き先発となったのでしょうが、
先発陣の中で唯一不安定なピッチングが続いてしまっているだけに、
もうこれ以上、後がないだけに、明日こそは岸投手に結果を求めたいです。
岸投手が復活すれば、チームはさらに加速するのは間違いないですからね。頑張って欲しいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月8日 埼玉西武ライオンズ 7−4 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)小林敦(3回0/3)−大谷(2回)
 −木村(2回)−中郷(1回)
(西)菊池雄星(7回)−岡本篤志(1回)−牧田(1回)
(本)中村剛也38号3ラン(3回裏)、秋山1号2ラン(4回裏)
ロッテ
西武 ×

中村の3ランホームランで同点に追いつき、秋山のプロ初ホームランで勝利!
1番(左)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)坂田、7番(中)秋山、8番(捕)星、9番(二)片岡

1回表
先頭の伊志嶺選手を外角高めストレートで空振り三振、
岡田選手を内角高めストレートで空振り三振、
今江選手を初球外角高めカットボールでレフトフライに打ち取って三者凡退。

2回表
先頭のカスティーヨ選手を内角カットボールで空振り三振に取るも、
井口選手に甘く入ったスライダーを打たれてレフト前ヒット、
続く清田選手には高めストレートを打たれる3塁線突破の2ベースを許して1アウト2・3塁。
ここで角中選手を低めストレートでセカンドゴロに打ち取るも、
バックホームした片岡選手の送球が悪送球となってしまい、2者生還…
記録はフィルダースチョイスと送球エラー、2点の先制を許し、なおも1アウト2塁。
しかし、里崎選手をストレートでセンターフライ、
早坂選手はレフトフライに打ち取って3アウトチェンジ。

2回裏
先頭の中村選手が外角スライダーを打つ2ベースヒットで出塁し、
フェルナンデス選手が外角ストレートを打つライトへのヒットでノーアウト1・3塁に。
ここで坂田選手がセンターへ犠牲フライを放ち、ライオンズが1点を返す。

3回表
2アウトから今江選手に初球の外角カットボールを打たれるライトへのヒットを許し、
カスティーヨ選手に初球高めストレートを打たれてレフトへのヒット、
井口選手にフルカウントから四球を与えてしまって2アウト満塁に。
ここで清田選手に高めストレートを打たれるセンター前2点タイムリーを許して2失点…
角中選手にはレフトへの大きなフライを打たれるも、レフトの栗山選手が追いつきアウト。

3回裏
2アウトから原選手がファールで粘って外角高めストレートを打つセンター前ヒットで出塁し、
中島選手は内角高めストレートを打つレフト前ヒットで2アウト1・2塁。
ここで中村選手が外角ストレートを打ってセンターバックスクリーンへの同点3ランホームラン!

4回表
2アウトから伊志嶺選手に2ベースヒットを許すも、岡田選手をセンターフライに取って無失点。

4回裏
先頭の坂田選手が初球外角高めストレートを打つセンター前ヒットで出塁し、
秋山選手が2球セーフティの構えもボールとなり、その後は強攻に切り替え、
内角ストレートを打ってライトスタンドへギリギリ入る勝ち越しとなるプロ初の2ランホームラン!
さらに代わった大谷投手を攻めて、
1アウトから片岡選手がセーフティバントを決め、2塁への盗塁を決めた後、
栗山選手が内角ストレートを打つレフトオーバーのタイムリー2ベースを放ち、1点を追加!
続く原選手も内安打で続いて1アウト1・3塁となるも、
中島選手がショートゴロ併殺に倒れてしまって3アウトチェンジ。

5回表
2アウトから井口選手にヒットを許すも、清田選手をセカンドフライで無失点。

6回表
2アウトから早坂選手にヒットを許すも、伊志嶺選手をライトフライで無失点。

7回表
三者凡退。

7回裏
3番手の木村投手を攻めて、先頭の栗山選手が四球で出塁するも、
原選手がセーフティバントを上げてしまって1アウト。
中島選手がライトフライに倒れた後、中村選手が四球で出塁して2アウト1・2塁とするも、
フェルナンデス選手がショートゴロに倒れてしまって無得点。

8回表
この回は岡本篤志投手が登板し、井口選手を外角高めストレートで空振り三振、
清田選手をショートゴロ、角中選手を内角低めストレートで見逃し三振に取って三者凡退。

9回表
最後は牧田投手が登板し、代打の福浦選手に2ベースヒットを許すも、
岡田選手をセカンドゴロに打ち取って試合終了。


先発の菊池雄星投手が4点を失った時は、正直頭を抱えてしまいましたが、
中村剛也選手の同点3ランホームランがチームに勇気を与え、
秋山翔吾選手のプロ初ホームランがチームに勢いを与えてくれましたね。
この2本のホームランで立ち直った菊池雄星投手が打たれながらも粘りの投球で無失点に抑え、
8回は岡本篤志投手が、9回は牧田投手が抑えての勝利となり、
再び最下位脱出、5位浮上となりました。

中村選手の同点3ランホームランは、試合の展開上、非常に大きかったです。
2アウトランナーなしから原選手と中島選手が連続ヒットを放ったものの、
もし、ここで中村選手が凡退していたらヒットの無駄打ちとなってしまい、
3点差が重く圧し掛かってしまうところでした。
そこを1点返すだけでなく、一気にホームランで同点としたことで、今日は行けるとなりましたね。
ロッテ先発の小林投手も調子があまりよくなかったようで、
スライダーが甘く入っていたせいか、3回はストレート中心、
原選手から中村選手までの打席で変化球は2〜3球程度でボール球、
完全にストレート勝負となっていて、そこを上手く攻めたといった感じでした。

秋山選手のホームランはノーアウト1塁という場面。
ちょうど昨日の試合とも重なるところですが、
最初はセーフティバントの構えでボール、その後に強攻して今日は好結果という形でした。
昨日と違うのは後ろのバッター、
8番は星選手ですから、できれば送りバントというシーンを作りたいところ、
秋山選手は左打者で足も速いので、ゴロを転がせば最悪1塁はセーフ、
2アウト2塁で片岡選手に賭けるという作戦が取れるので、この場面の強攻策はアリです。
そこで秋山選手がプロ初ホームランですから…
正直まさかという感じでしたが、非常に嬉しい一発となりましたね。
秋山選手、プロ初ホームラン、おめでとうございます。

地味ながらも結果を残しているのが坂田選手
犠牲フライによる1打点と勝ち越し点に繋がるセンター前ヒットと勝利に貢献しました。
まだランナーを置いての長打とかがないので、いまひとつ目立っていませんが、
一時のように犠牲フライも打てないという状況はなくなり、
ボチボチではありますがタイムリーも出始めました。
ランナーのいない打席でヒットが出る確率が高く、打率も少し上がってきただけに、
今後の爆発に期待したいところですね。

ポジションに関してですが、今日は栗山選手が2年ぶりのレフトに回り、
秋山選手がセンター、坂田選手がライトという布陣でした。
オーソドックスに行けば、レフト坂田選手、センター栗山選手、ライト秋山選手なのですが、
坂田選手はレフトの動きが悪く、ライトの方が守れることもあって、
こういったケースも試してみたようです。
栗山選手はレフトでも変わらぬ動きを見せていましたし、
秋山選手の起用も当たりましたから、良い方に出たように思います。
まぁ、でも秋山選手の強肩を考えると、ライトで使いたい気もしますので、
あくまで選択肢の一つのように思います。
むしろ、来年、片岡選手をセンターにコンバートしてみるという時に使えるかなぁとも。
ルーズショルダーでショートスローの多いセカンドは少々心配。
中島選手がメジャーに行く場合は、ショートへのコンバートがあるかもしれませんが、
それでも肩の状態が安定しないなら、足を生かしての外野手転向もあるかもしれませんしね。

先発の菊池雄星投手は初回に2三振を奪い、2回も先頭打者から三振を奪うなど、
結果としては好スタートを切りましたが、
全体的にボールが高く、力勝負のような形になってしまって4点を失ってしまいました。
ランナーを出してからも同じリズムで、丁寧さを欠いたような形でしたね。
今日の試合でコントロールの大事さを改めて感じたことでしょう。
それでも同点に追いついてもらってからは、2アウトからヒットを打たれながらも、
スライダー・カットボール・チェンジアップを混ぜて相手の目先を変えながら、
無失点に抑えて7回を投げきったことは高く評価できると思います。
正直、同点に追いついた直後は5回持てば御の字ぐらいに思ってました。
それがしっかりと立ち直ったわけですから、立派な先発ローテーション投手です。
投球内容はあまり良くなかったものの、成長を感じさせてくれる試合でしたね。
そういえば、西口投手のデビュー時もこんな感じだったような…
わりと打線の援護にも恵まれていましたし、勝てる試合になるときっちり勝ってくる。
西口投手にしても石井投手にしても、良いお手本がたくさんいるだけに、
この調子でピッチング技術を磨いていってもらいたいです。



明日からは好調の3位オリックスとの3連戦です。
今日の試合でオリックスは引き分けましたが、連勝中ということは変わらないだけに、
ここで勢いを止めて、3位争いへと加わっていきたいところですね。
明日からもガンバレ、ライオンズ!!




9月7日 埼玉西武ライオンズ 0−2 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)唐川(7回)−ロサ(1回)−薮田(1回)
(西)涌井(8回)−岡本篤志(1回)
ロッテ
西武

攻撃が噛み合わずに完封負けを喫する…再び最下位転落へ…
1番(中)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)坂田、7番(左)浅村、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡

1回表
1アウトから岡田選手に外角ストレートを打たれてレフト線に落ちる3ベースヒットを許し、
今江選手のショートゴロの間に3塁ランナーが生還して先制点を許してしまう。

3回裏
先頭の浅村選手が外角低めスライダーを打つライト前ヒットで出塁するも、
銀仁朗選手は2球バスターエンドランファールで追い込まれ、外角ストレートに見逃し三振。
片岡選手は外角スライダーに空振り三振、
栗山選手は外角ストレートに見逃し三振に倒れてしまって無得点。

4回裏
2アウトから中村選手が死球で出塁し、
フェルナンデス選手が外角カーブを打つライトへのヒットで2アウト1・3塁。
ここで坂田選手の打席に回るも追い込まれてしまい、
1塁ランナーのフェルナンデス選手がスタートを切るダブルスチールを試みようとするも、
ただのフェルナンデス選手の盗塁失敗となってしまい、3アウトチェンジ…

5回表
1アウトから角中選手に外角スライダーを打たれる3ベースヒットを許してしまうも、
清田選手のサードゴロで3塁ランナーが飛び出してホームタッチアウト、無失点に抑える。

5回裏
先頭の坂田選手がライトへのヒットで出塁し、浅村選手の送りバントで2塁へ。
しかし、銀仁朗選手が内角ストレートに空振り三振、
片岡選手が外角スライダーにレフトフライに倒れてしまって無得点。

6回裏
先頭の栗山選手が四球で出塁し、原選手の送りバントで2塁へ、
中島選手もフルカウントから四球を選んで1アウト1・2塁。
しかし、中村選手はフルカウントからの低めスライダーに空振り三振、
フェルナンデス選手は一二塁間へ良い当たりを放つも、
ファーストのカスティーヨ選手にダイビングキャッチされてアウトに。

7回表
先頭のカスティーヨ選手にレフト前ヒットを許すも、
井口選手をセンターフライ、角中選手をライトフライに打ち取って2アウト1塁。
しかし、清田選手に外角低めスライダーを打たれて右中間抜かれるタイムリー2ベースで失点…

9回裏
ロッテは抑えの薮田投手がマウンドに上がり、
先頭の中村選手がセンターへのヒットで出塁するも、
フェルナンデス選手が良い当たりのライトフライ、
代打の平尾選手は良い当たりのレフトフライ、
代打の上本選手は空振り三振に倒れてしまって、試合終了。


一日天下とは情けない… まぁ、5位なんて天下でもなんでもありませんが(苦笑)
今日は負けた気がしない試合でした。
試合中盤の3〜6回は毎回のように決定機を作りながらも、それを生かせずに無得点。
先発の涌井投手もピンチらしいピンチはほとんどなく、
2本の3ベースで招いたピンチ(うち1回失点)とタイムリー2ベースによる失点のみ、
飛んだところが良かった長打でポンと取られてしまったので、なんともいえない感じです…
まぁ、それでもこの時期は結果が全てですから…
負けたということは涌井投手が甘かったと言わざるを得ません。

それでも、一番の敗因はやっぱり打線でしょう。
今日は攻撃の作戦で首を傾げることが多かったです。
まずは3回裏のノーアウト1塁の場面、なんで銀仁朗選手は送りバントではなかったんでしょうか?
唐川投手に苦しめられているのは毎度のことなのにランナーを進めない、
先発が涌井投手ということを考えれば、ロースコアの勝負は必然なのですから送るべきでしょう。
後ろの打者の打撃がいまひとつで、送りバントできるようにチャンスを広げたいというなら分かりますが、
後ろの打者は片岡選手だったわけで、右打ちの上手い片岡選手にかけるべきでしょう。
初球バスターエンドランはまだしも、2球目は確実に送りでしょう。分けのわからない采配でした。

次に4回裏の2アウト1・3塁でのダブルスチールもどきの作戦、
作戦の意図は分からなくもないものの、結局、走者が二人とも作戦を理解しておらず、
1塁ランナーのフェルナンデス選手は挟まれないし、
3塁ランナーの中村選手はスタートを切らないわで、完全に不発の作戦に終わってしまいました。
やるならしっかりとやりませんと。
何をやってるのかわからない結果になっただけに、完全にポカーンですよ。
ランナーも打者も不満が残る結果になってしまっただけに、
意思疎通を欠いた作戦だったと言わざるを得ないです。

勝負どころという意味では、6回裏のチャンスを生かせなかったのが響きました。
1アウト1・2塁で中村・フェルナンデス選手。
4回裏の失敗を取り返すチャンスでしたが… これが今日の試合の全てでしたね…



明日は菊池雄星投手が先発です。
前回は4失点したものの、投球内容自体は悪くなかっただけに、
明日もしっかりと試合を作ってくれることでしょう。
あとは打線が期待に応えられるかどうか、今日はちぐはぐな攻撃になってしまいましたが、
明日は気持ちを切り替えて、再び3位目指して頑張ってもらいたいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




9月6日 埼玉西武ライオンズ 5−1 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)成瀬(7回)−大谷(1回)
(西)石井一久(7回2/3)−牧田(1回1/3)
(本)中島12号2ラン(7回裏)
ロッテ
西武 ×

片岡が復帰初打点となる2点タイムリー3ベースで勝利に貢献! 快勝で5位浮上!
1番(中)栗山、2番(三)原、3番(遊)中島、4番(一)中村剛也、5番(指)フェルナンデス、
6番(右)坂田、7番(左)浅村、8番(捕)銀仁朗、9番(二)片岡

2回表
1アウトから清田選手に2ベースヒットを許すも、
角中選手を外角低めスライダーで空振り三振、
渡辺正人選手を内角低めスライダーで空振り三振に取って無失点に抑える。

2回裏
先頭の中村選手がカウント1−3から四球で出塁し、
フェルナンデス選手が外角高めスライダーを打つセンター前ヒットでノーアウト1・2塁。
ここで坂田選手が送りバントを試みるも3塁フォースアウトとなり、1アウト1・2塁に。
しかし、浅村選手がファールで粘って10球目を選んでの四球で出塁して1アウト満塁とし、
銀仁朗選手がセンターへ犠牲フライを放ち、1点を先制する!
さらに、片岡選手が外角低めストレートを打って右中間突破の2点タイムリー3ベースを放ち、
ライオンズが一挙3得点を先制する!

3回裏
先頭の原選手が11球粘ってのピッチャーゴロ、中島選手も11球粘ってのライトフライ。
中村選手がレフト前ヒットで出塁し、フェルナンデス選手が9球粘ってフルカウントから四球。
しかし、坂田選手がセンターフライに倒れてしまって無得点。

5回裏
先頭の栗山選手がセカンド内安打で出塁し、原選手の送りバントで2塁へ。
しかし、中島選手がショートゴロ、中村選手が敬遠気味の四球で歩かされ、
フェルナンデス選手がセンターフライに倒れてしまって無得点。

6回表
先頭の田中雅彦選手に低めチェンジアップを打たれるレフトへの2ベースヒットを許し、
伊志嶺選手のセンターフライの間に3塁へ進められ、
岡田選手に犠牲フライを打たれて1点を失ってしまう。

7回表
先頭のカスティーヨ選手にヒットを許すも、
井口選手をライトフライ、清田選手をセンターフライに打ち取って2アウト1塁。
角中選手にフルカウントから四球を与えるも、
渡辺正人選手を外角ストレートで空振り三振に取って無失点。

7回裏
1アウトから栗山選手がレフト前ヒットで出塁し、成瀬投手のワイルドピッチで2塁へ。
原選手はセンターフライに倒れるも、
中島選手が外角高めスライダーを打つレフトスタンドへの2ランホームランを放ち、追加点!

8回表
1アウトから伊志嶺選手にセンター前ヒットを許すも、
岡田選手をサードゴロに打ち取って2アウト2塁。
ここで牧田投手が登板し、今江選手を内角ストレートでセカンドゴロに打ち取って無失点。

9回表
最後は牧田投手が三者凡退に抑えて試合終了。


今日の試合は打線の粘りの勝利でしたね。
ロッテ先発の成瀬投手の調子が悪かったこともありますが、
奪われた三振が2つだけで、三振をせずにファールで粘れたことが得点に繋がった形です。
2回裏は1アウト1・2塁で坂田選手が送りバントを失敗してしまったものの、
次の浅村選手がファールで粘って10球目を選んで四球で出塁して満塁とチャンスを広げ、
銀仁朗選手の犠牲フライ、そして片岡選手の2点タイムリー3ベースへと繋げました。
3回裏は得点に結びつきませんでしたが、原選手と中島選手が各11球ずつ粘るなど、
成瀬投手に球数を投げさせたことで、7回裏の中島選手の一発に繋がった気がします。
逆にロッテ打線の方が連敗中だったこともあって、少し元気がありませんでしたから、
その差が顕著に出た印象を受けました。

先日も書きましたが、片岡選手が9番にいるのは大きいですね。
今日は左の成瀬投手が先発ということで、
原選手を外して片岡選手を2番起用するのかなとも思いましたが、
そのまま動かさずに2番原選手、9番片岡選手のまま据え置き。
結果的にそれが原選手の粘り、片岡選手の貴重なタイムリーという形となり、
動かさなかったことが良い方に出てくれました。
実績のある片岡選手が下位打線にいることで、下位打線に厚みが出ます。
若い選手だけだと少し軽い感じがしてしまいますが、
片岡選手がいれば、その前にチャンスを作ればいいと目標ができますので、
打線の繋がり方も違ってきます。
2イニング目以降は上位打線の前に足でかき回せますし、
今シーズンはこのまま下位のポイントゲッター・チャンスメーカーとして頑張ってほしいです。

先発の石井一久投手は逆球も多く、フルカウントまで行くことが多かったのですが、
四球は1個のみで、ストレートとスライダーを軸にしたシンプルな攻めで好投を見せました。
きっちりと相手打者を攻めることができ、ピンチらしいピンチもほとんどなかったですし、
ナイスピッチングだったと思います。
これで岸投手以外の先発投手はしっかりと結果を残していますから、
チームに安定感が出てきましたね。



明日は涌井投手が先発です。
前回、組み立てを変えて成功していますから、
それを続けて連勝街道へと入っていってもらいたいですね。
打線も良い形で得点できているだけに、片岡選手を中心に機動力を絡めながら、
得点を積み重ねていってもらいたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!





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