2011年西武ライオンズ応援日記

8月21日 埼玉西武ライオンズ 3−4× 千葉ロッテマリーンズ

(西)西口(8回)−牧田(1/3)
(ロ)小野(6回1/3)−伊藤(2/3)−ロサ(2回)
西武
ロッテ 2×

弱気なリードが祟り、抑えの牧田が打たれてしまってのサヨナラ負け…
1番(中)栗山、2番(二)原、3番(遊)中島、4番(三)中村剛也、5番(一)フェルナンデス、
6番(右)秋山、7番(捕)上本、8番(左)浅村、9番(指)大崎

1回表
先頭の栗山選手が2ベースヒットで出塁するも、原選手が送りバント失敗3塁アウト。
しかし、中島・中村選手が連続四球で出塁して1アウト満塁となり、
フェルナンデス選手のサードゴロの間に1点を先制する。

2回表
2アウトから大崎選手が2ベースヒットで出塁するも、栗山選手が倒れて無得点。

3回表
先頭の原選手がファーストのエラーで出塁し、中島選手はサードゴロ2塁アウトも、
中村選手がストレートの四球、フェルナンデス選手のセンターフライで2アウト1・3塁に。
ここで秋山選手が追い込まれてからの死球で2アウト満塁となるも、
上本選手が外角シュートにセカンドゴロに倒れてしまって無得点。

3回裏
先頭の角中選手に2ベースヒットを許し、渡辺正人選手の送りバントで3塁へ。
ここで岡田選手をピッチャーゴロに打ち取って3塁ランナーをアウトにし、2アウト2塁となるも、
工藤選手にセンター前タイムリーヒット、
井口選手にタイムリーヒットを打たれて逆転を許してしまう。

6回表
1アウトから秋山選手がライトへのヒットで出塁するも、
上本選手がランエンドヒットで空振り三振に倒れ、盗塁失敗の三振ゲッツーに。

7回表
先頭の浅村選手がセンターへのヒットで出塁し、大崎選手の送りバントで2塁へ。
ここで栗山選手が代わった伊藤投手からライトへタイムリーヒットを放ち同点とし、
2アウトから中島選手がタイムリー2ベースを放ち、ライオンズが勝ち越しに成功!

9回裏
この回は牧田投手が登板し、
先頭のカスティーヨ選手を1球でサードゴロに打ち取るも、
今江選手を外中心の攻めでいき、フルカウントから内角シュートがボールになって四球、
福浦選手に外直ボール、外直見逃し、外直ボール、外直ファールで追い込むも、
内角カーブファール、低直ボール、外直ファール、外直ファール、内角カーブファール、
高めストレートを打たれてライトへのヒットで1アウト1・3塁に。
ここで里崎選手を内角を中心に攻めてショートゴロに打ち取るも、
中島選手のフィルダースチョイスで3塁ランナーホームインで、なおも1アウト1・2塁。
ここで角中選手に死球を与えてしまって1アウト満塁となると、
根元選手に2球目の外角低めシンカーを打たれてライトへのサヨナラタイムリー…


誰だ、今日の試合で上本選手を使おうと言ったのは。
結果的に言えば、上本選手が攻守に渡って敗因となってしまいましたね。
使うなとは言わないまでも、何で7番起用だったのでしょうか?
最近は下位打線をジグザグで組みことが多く、普通なら浅村選手が7番のところですが…
打撃の状態が良いなら分かるものの、1割切っている打者、
今年の調子で判断すると疑問符が付く起用法でした。
そういう時に限って、チャンスで回ってきてしまうから… 目立っちゃうんですよねぇ…

もう1つ、9回裏の牧田投手のリードが従来通りの弱気な組み立てになってしまいました。
リリーフになってから、右も左も外角中心のピッチングとなり、最近はそれを見越されてか、
相手打者に与える嫌らしさが減ってしまっているのがここ最近の失点の理由です。
昨日は左打者の膝元の変化球で立ち直りを見せたのですが、
今日はまた外角中心の弱気なピッチングに戻ってしまいました。

あまり素人がキャッチャーのリードをあれこれ言うのもなんですが、
私は最近の同じボールを続けるリードってのは嫌いです。
銀仁朗選手もよく使う手ではあるのですが…
確かに、今年はストライクゾーンが広く、ボールも飛びにくいので、
外に投げておけば長打が出にくく安心ですし、
最近は打者のデータもはっきりと出るので、弱点を突くのに同じボールを続けるなど、
そこに一定の理由があるのは分かるのですが、それも多用してしまえば効果は薄いです。
やはり基本は打者の錯覚を誘う対角線リードであるべきだと思っています。

で、話を戻しまして、問題の場面は福浦選手の打席でのリードです。
外角のストレート主体で追い込み、内角低めにカーブを持ってきたもののファール、
その後再び外角中心で攻め、内角低めにカーブを持ってくるもファール、最後はヒット。
2ストライクに追い込まれると、打者は内角だろうが外角だろうが打たないといけないので、
頭の中はわりと割り切られます。
よく考えないから、そこに残影は残りにくいわけです。
逆に、追い込むまでの過程で内角のボールを見せると、打者は配球を考えることをしますので、
内角のボールを自然と意識せざるをえません。
追い込んでから内角を攻めたとしても、頭から外されるだけで何の意味も持たず、
追い込む過程で内角を見せないと嫌らしさは生まれないんですよ。
もちろん、それを逆手に取って、外角で追い込んで、内角を2球続けるのはアリです。
打者が内角にもう来ないと思わせて、敢えて攻める、それが裏をかくということ。
今日の上本捕手のリードは裏をかくとかそういう次元ではなく、ただ逃げているだけ。
火傷しないように組み立てる言い訳のリードが敗戦をもたらしたように思います。

まぁ、使う方も使う方だと思いますが…
牧田投手が登板なら、キャッチャーを変えてくるかと思ったんですがね。
そこらの首脳陣の詰めの甘さがあったことも確かです。
キャッチャー陣にはもう少し頭を使ってもらいたい気もします。



波に乗れそうで乗れないライオンズですが、火曜からは日ハムとのカードです。
変則的な日程で火曜が新潟、水曜休みで、木曜が大宮という2試合。
ちょっと火曜日の天気が心配ではありますが、地方試合なだけに開催されることを望みたいです。
先発はそのまま涌井投手が行くのか、それとも石井一久投手がどこかで先発するのか。
まだそこら辺は分かりませんが、いずれにせよこれ以上負けられないだけに、
上位進出を目指して気持ちを入れ直してもらいたいです。
火曜からはガンバレ、ライオンズ!!




8月20日 埼玉西武ライオンズ 3−2 千葉ロッテマリーンズ

(西)岸(8回)−牧田(1回)
(ロ)渡辺俊介(6回)−伊藤(2回)−ロサ(1回)
西武
ロッテ

秋山・大崎と若い左打者が活躍してライオンズが快勝!
1番(中)栗山、2番(二)原、3番(遊)中島、4番(三)中村剛也、5番(一)フェルナンデス、
6番(右)秋山、7番(左)浅村、8番(指)大崎、9番(捕)星
◆昨日、菊池雄星投手が1軍登録抹消済み。大崎選手が1軍登録済み。

1回表
先頭の原選手がヒットで出塁し、
中島選手がフルカウントからランエンドヒットでライトへのヒットを放ち、1アウト1・3塁。
ここで中島選手が2塁盗塁を決め、中村選手が四球で歩いて1アウト満塁となると、
フェルナンデス選手がセンターへ犠牲フライを放ち、1点を先制!
さらに、秋山選手が初球打ちのセンターへのタイムリーヒットを放ち、もう1点を追加!

1回裏
2アウトから井口選手に2ベースヒット、カスティーヨ選手に四球を与えるも、
今江選手を低めストレートでショートゴロに打ち取って無失点。

2回表
先頭の大崎選手がヒットで出塁するも、星選手は送りバント失敗、
後続も倒れて無得点。

2回裏
先頭の福浦選手にストレートの四球を与えてしまうものの、
里崎選手をライトフライ、清田選手をファーストファールフライ、
渡辺正人選手に死球を与えてしまうも、岡田選手をファーストゴロに打ち取って無失点。

3回裏
1アウトから井口選手に外角カーブを打たれるレフト前ヒットを許し、
カスティーヨ選手にフルカウントから四球を与えてしまって1アウト1・2塁。
ここで今江選手に甘く入ったカーブを打たれるレフトへのタイムリー2ベース、
福浦選手に犠牲フライを打たれて同点に追いつかれてしまう。
なおも、2アウト3塁も里崎選手を内角高めストレートでファーストファールフライ。

4回表
先頭の秋山選手が外角シンカーを打つレフトへの3ベースヒットで出塁し、
浅村選手は浅いライトフライに倒れて1アウト3塁。
ここで大崎選手が高めのシンカーを打つレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースで勝ち越し!
さらに星選手が四球で出塁して1アウト1・2塁となるも、
栗山選手がセカンドゴロ併殺に倒れてしまって1点止まり。

5回表
先頭の原選手がヒットで出塁し、中島選手もヒットで続いてノーアウト1・2塁。
しかし、中村選手はレフトフェンス手前のフライ、
フェルナンデス選手はサードゴロ併殺に倒れてしまって無得点。

9回裏
最後は牧田投手が登板し、1アウトから福浦選手を膝元のチェンジアップで空振り三振に取り、
2アウトから里崎選手にヒットを許すも、
最後は左の角中選手をストレートでセンターフライに取って試合終了。


今シーズン初の1軍出場となった大崎選手が大活躍でしたね。
決勝点となった勝ち越しのタイムリー2ベースを含む4打数3安打の大当たり!
バッティングセンスが高く、何かをやってくれる非凡な才能を持った選手ですが、
守備や走塁で何かをやらかしてくれるウッカリさんでもあるために、
少し1軍首脳陣の評価が低かった印象を受けていましたが、
2軍で結果を残して上がってきましたね。
秋山選手や熊代選手らさらに若い外野手が台頭してきただけに、
大崎選手もウカウカしてられません。
この活躍をきっかけにして、1軍定着を果たしてもらいたいですね。
まぁ、でも…DHでの出場というのがまだ評価が低い印象を受けてしまいますね。
急造外野手の浅村選手よりも下の評価なのか… いや、浅村選手も上手くなったけれども。
普通ならDHフェルナンデス、1塁浅村、レフト大崎選手になりませんと。
そこらはアピールの必要がありそうですね。
いずれにせよ、左の代打としても使えそうなだけに、楽しみな存在が帰ってきてくれました。

また、秋山選手も2点目のタイムリーを含む4打数2安打と活躍。
勝ち越し点も秋山選手の3ベースが発端でしたし、得点に絡む素晴らしい活躍でしたね。
最近、再び打撃でも結果が残ってきており、6番スタメンが続いています。
守備でもライトからの好返球が目立っていますし、頑張ってくれていますね。
この調子でアピールを続けていってもらいたいです。


先発の岸投手は8回2失点の好投で1ヶ月ぶりの4勝目をマーク。
試合前半は突如コントロールを乱して四球を出したりと、
相変わらずの悪癖が出てしまいましたが、
中盤以降はストレートを決め球に使って、4回以降で6奪三振合計7奪三振と、
ストレートを軸に据えたことが功を奏した形となりました。
チェンジアップも低めに来ていたようですし、
試合後半のピッチングは手ごたえ感じたのではないでしょうか。
この調子で残り試合も白星を重ね、二桁勝利を目指して頑張って欲しいです。

抑えの牧田投手は2試合連続の負け投手となって以来の登板となり、
正直少し心配もしていましたが、
左の福浦選手に対して内角低めのチェンジアップ(カーブ?)で空振り三振を取り、
最後も左の角中選手を外角低めシンカーを見せながらストレートで打ち取るなど、
課題であった左打者対策をしっかりと練ってのピッチングで無失点に抑えてくれました。
左打者対策は内角低めを変化球でどう攻めるかがポイントだっただけに、
100キロ台のチェンジアップ(カーブ?)に目処が立ったのは大きいですね。
打ち取らないまでも、内を見せることで変わってくると思いますので、
今日の組み立てを忘れないで欲しいです。



明日は西口投手が先発です。
一昨日は菊池雄星投手の完投、昨日は雨で中止、今日は牧田投手だけと、
リリーフ陣が休めているだけに、初回から飛ばしていってもらいたいですね。
登録抹消された許銘傑投手も軽症のようですし、
上がってきた長田投手とグラマン投手がその穴をしっかりと埋めて、
さらにリリーフの層を厚くしていきたいところですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




8月18日 埼玉西武ライオンズ 6−1 東北楽天ゴールデンイーグルス

(楽)ヒメネス(6回)−土屋(2回)
(西)菊池雄星(9回)
(本)山崎武司9号ソロ(9回表)
楽天
西武 ×

菊池雄星が緩急を付けたピッチングでプロ初完投勝利!
1番(中)栗山、2番(二)原、3番(遊)中島、4番(三)中村剛也、5番(一)フェルナンデス、
6番(右)秋山、7番(指)マルハーン、8番(捕)星、9番(左)浅村
◆坂元投手が1軍登録抹消。グラマン投手が1軍登録。

1回表
先頭の松井稼頭央選手をピッチャー内安打と悪送球でノーアウト2塁としてしまい、
内村選手の送りバントで1アウト3塁のピンチに。
しかし、高須選手のピッチャー返しの打球を好捕してのピッチャーゴロに打ち取り、
山崎選手にフルカウントから四球を与えるものの、
ガルシア選手を外角ストレートでサードゴロに打ち取って無失点。

1回裏
先頭の栗山選手が四球で出塁し、原選手のピッチャーゴロの間に2塁へ、
中島選手はセカンドゴロでランナーが3塁へ進み、
中村選手が敬遠気味の四球で歩き、2アウト1・3塁。
ここで中村選手が2塁へ盗塁を決め、フェルナンデス選手が四球で歩いて満塁となると、
秋山選手が初球打ちのセカンドタイムリー内安打を放ち、ライオンズが1点を先制!
さらにマルハーン選手が外角低めスライダーを打つレフトへの3点タイムリー2ベースを放ち、
この回は合計4点を先制!

3回表
先頭の松井稼頭央選手にショート内安打を許すも、
内村選手を初球外角ストレートでセカンドゴロ併殺に取るなどして無失点。

3回裏
先頭の中島選手がセンター前ヒットで出塁し、2塁への盗塁を決め、
中村選手がストレートの四球で歩いてノーアウト1・2塁。
しかし、フェルナンデス選手が外角高めストレートにセカンドゴロ併殺、
秋山選手がレフトフライに倒れてしまって無得点。

4回表
1アウトからガルシア選手に内角カットボールを打たれる2ベースヒットを許すも、
中島選手をストレートでショートゴロ、嶋選手を内角スライダーでショートゴロに取って無失点。

5回裏
先頭の栗山選手がヒットで出塁し、原選手の送りバントで2塁へ。
中島選手にライト前ヒットで1アウト1・3塁となり、中村選手は死球で1アウト満塁。
しかし、フェルナンデス選手が2打席連続のセカンドゴロ併殺に倒れてしまって無得点。

6回裏
先頭の秋山選手が三振振り逃げで出塁し、マルハーン選手のショートゴロの間に2塁へ、
ヒメネス投手のワイルドピッチで3塁へと進塁し、
星選手が外角ストレートを打つセンター前タイムリーヒットを放ち、1点を追加する!
この後、2アウトから星選手がプロ初盗塁となる2塁盗塁を決め、
栗山選手が四球で歩いて2アウト1・2塁となるも、
原選手がセカンドゴロに倒れて3アウトチェンジ。

8回表
2アウトから松井稼頭央選手をサード中村選手の悪送球エラーで2アウト2塁となり、
内村選手に低めストレートを打たれる一二塁間を抜かれるヒットを打たれるも、
ライトの秋山選手からストライクのレーザービームが届いてホームタッチアウト!

8回裏
先頭のマルハーン選手が死球で出塁し(代走の坂田選手を起用)、
土屋投手のワイルドピッチの間に2塁へ。
星選手と浅村選手は倒れるも、栗山選手が右中間へのタイムリー3ベースを放ち、1点追加!

9回表
菊池雄星のプロ初完封がかかるマウンドだったものの、
1アウトから山崎武司選手に外角スライダーを捉えられる通算400号アーチを浴びて1失点。
続くガルシア選手に初球高めストレートを打たれる2ベースヒットを許すも、
中島選手を内角高めスライダーでサードゴロ、
途中出場の伊志嶺選手を低めストレートでセンターフライに取ってプロ初完投勝利をマーク!


まさかこんなに早く菊池雄星投手が完投勝利をするとは思っていませんでした。
プロ初先発では一回りがやっと、2回目の先発では5回がやっとという状態でしたが、
そこから加速度的に良くなり、4度目の先発で完投勝利ですか。見事な進化です。
ただ、今日は奪三振が1つという結果からも分かるように、
必ずしも状態が良いわけではありませんでした。
ストレートは最速で146キロをマークし、中盤まで140キロ以上をマークしてはいたものの、
少し垂れ気味のストレートだったようで、前回のような勢いはなかったようです。
それでも今日はコントロールが全体的に安定していて、
140キロ台のストレートが低めに集まり、130中盤のカットボールも両サイドにしっかりと決まり、
前回とは違って120キロ台のスライダーが甘い球もあったものの、
ストライクを取れていたこともあって、緩急が付き、狙い球を絞らせませんでした。
調子が良くなくとも、丁寧に低めに集めれば大怪我はしないということでしょう。
そういう勢いだけでないピッチングで完投できたことは自信にして良いかと思います。

ここまでの4試合の先発を受けての菊池雄星投手のピッチングの良さを簡単に述べると、
第一に投げっぷりが良いですよね。
右打者の懐をしっかりと攻めることができ、
四球を出すぐらいなら真っ向勝負という切符の良さが良い方向に出ています。
打者に勝負しにいけるから余計な四球も減り、テンポの良さも出てきます。
勿論、今後それで大怪我する試合も出てくるでしょうが、
ピッチャーは打者に対峙してなんぼですから、この姿勢を今後も貫いて欲しいですね。
第二に新しく習得した速いスライダー、130キロ中盤のカットボールが効果的になっています。
2試合目以降、このカットボールのコントロールがどの試合でも安定しているので、
カウントが苦しくなる展開がほとんどなく、安定したピッチングを可能にしています。
特に右打者はこの内角のカットボールが邪魔になってるのではないでしょうか。
菊池雄星投手の120キロ台のスライダーは曲がりが大きいだけに、
ボールになることも多く、ストレートとスライダーだけではカウントを整えるのが難しいだけに、
このカットボールを覚えたことが投球の幅を広げたように思います。
結果的に、スライダーがカーブのような役回りをして、緩急も使えますしね。
カットボールの習得が1軍での活躍の理由だと言えましょう。

来週は水曜日に試合がなく、5試合だけなので、
火曜先発予定の涌井投手を先発から外さないのであれば、
一度登板機会なしで登録抹消となり、31日火曜の岩手での試合の先発となるかと思います。
そこでさらに成長した姿を見せるためにも、
ストレートのさらなるパワーアップ、スライダーの精度の向上を目標に、
プロ初完封目指して頑張ってもらいたいですね。


打線は相手のヒメネス投手の乱調もあって、初回から順調に得点をし、
中盤はフェルナンデス選手の相次ぐ凡退もあって嫌な雰囲気にもなりましたが、
星選手のタイムリーや栗山選手のタイムリーもあって、
終わってみれば良い形で得点することができました。
それにしても星選手のバッティングでの活躍には正直驚かされています。
強肩は大学時代から聞いていましたが、打撃でこれだけ結果を残すとは。
追い込まれても粘っこくファールにし、シュアな打撃が光っていますよね。
故障の銀仁朗選手の穴を埋める活躍をしてくれています。
まだリードの甘さもありますが、良い働きをしているだけに、
このチャンスをしっかりと生かしてもらいたいです。
この調子なら、捕手2人体制に戻しても大丈夫そうな感じがしますね。



明日からは千葉でのロッテとの3連戦です。
ちょっと天気の方が心配ではありますが、
再び大型連戦は困るので、試合ができることを祈りたいです。
初戦の先発は岸投手、涌井投手がピリッとしないだけに、
岸投手の働きに期待したいところです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




8月17日 埼玉西武ライオンズ 2−2 東北楽天ゴールデンイーグルス

(楽)井坂(5回0/3)−山村(2回)−有銘(0/3)
 −小山(1回)−青山(1回)
(西)帆足(8回)−長田(1回)
楽天
西武

3時間半目前の9回裏にサヨナラのチャンスを作るも、得点できずに引き分け…
1番(中)栗山、2番(二)原、3番(遊)中島、4番(三)中村剛也、5番(一)フェルナンデス、
6番(右)坂田、7番(指)マルハーン、8番(捕)星、9番(左)浅村
◆許銘傑投手が1軍登録抹消。長田投手が1軍登録。

1回裏
先頭の栗山選手がヒットで出塁し、原選手のバスターエンドランピッチャーゴロで2塁へ。
中島選手は三振に倒れてしまうも、中村選手が四球で繋ぎ、
フェルナンデス選手がタイムリーヒットを放ち、1点を先制する!

2回表
先頭の山崎選手にヒットを許すも、
草野選手をセンターフライ、ガルシア選手を三振に取って2アウト。
しかし、横川選手に四球を与えてしまい、
嶋選手と聖沢選手に連続タイムリーヒットを打たれて2失点で逆転を許す…

2回裏
1アウトから星選手がヒットで出塁し、浅村選手のショートゴロの間に2塁へ進むも、
栗山選手がセンターフライに倒れて無得点。

3回表
先頭の松井稼頭央選手にヒットを許し、送りバントで2塁へ進められるも、
後続を打ちとって無失点。

4回裏
1アウトから途中出場の秋山選手がヒットを放ち、
マルハーン選手がヒットで続いて1アウト1・2塁。
ここで星選手が11球粘って三遊間へのゴロを放つも、2塁フォースアウトになってしまい、
浅村選手もライトフライに倒れてしまって無得点。

5回裏
先頭の栗山選手がヒットで出塁し、原選手の送りバントで2塁へ。
ここで中島選手がタイムリーヒットを放ち、同点に追いつく!
さらに中村選手の四球で2アウト1・2塁となるも、
フェルナンデス選手がショートゴロ併殺に倒れてしまって無得点。

6回裏
先頭の秋山選手がヒットで出塁するも、マルハーン選手は三振。
星選手の送りバント、浅村選手の四球、
栗山選手のショート内安打で、2アウト満塁とチャンスを広げるも、
原選手がライトフライに倒れてしまって無得点。

8回表
先頭の嶋選手にヒットを許し、聖沢選手の送りバントで2塁へ進められるも、
後続を打ちとって無失点。

8回裏
先頭の秋山選手が四球で出塁するも、マルハーン選手がショートゴロ併殺…
星選手がヒットで出塁するも、浅村選手が倒れて無得点。

9回表
この回は長田投手が登板し、先頭打者にストレートの四球を与えてしまうものの、
後続を打ちとって無失点で凌ぐ。

9回裏
先頭の栗山選手がヒットで出塁し、原選手の送りバントで2塁へ進み、
中島選手が敬遠気味の四球で歩いて1アウト1・2塁。
しかし、中村選手がショートフライ、
3時間半経過直後にフェルナンデス選手がショートゴロに倒れてしまって、試合終了。


「3時間半を過ぎた引き分け目前の2アウトからは必ずサヨナラホームランが飛び出す」、
そう信じていた頃が私にもありました…
ウチはそのパターンで4試合もサヨナラ負け喰らっているというのに…
サヨナラヒットぐらいは出ないものでしょうか… とほほ…

試合展開を見て分かる通り、楽天の大きなチャンスは2回表だけで、
3回表・8回表・9回表が展開次第ではチャンスになり得たという感じで、
大きなチャンスが何度もありながらも決定打を欠いたライオンズと比べると、
今日の引き分けはやっぱり負けに等しいと言わざるを得ないです。
んー、ちょっと早かったものの6回裏の原選手の打席で代打・平尾選手はなかったのか…
原選手の打球は惜しかったようですが、それでも無得点で終わってしまうと…辛いっすね。
もっとも、仮に9回裏、フェルナンデス選手が四球で満塁となっていた場合、
次の秋山選手の打席をどうするかという問題も出てくるだけに、
平尾選手を残しておかざるを得なかったわけですが…
やっぱり代打がもう1枚足りない。石井義人選手を上げて欲しいです…

しかし、フェルナンデス選手は状態が良いのか悪いのか。
初回に先制タイムリーを放ち、6試合連続の打点をマークしたものの、
5回裏の同点直後のチャンスでは併殺で水を差す形となり、
9回裏の最後のチャンスではヘッドスライディングむなしく凡退、
外角を攻められることが分かりきっているのですが、
それでいてなかなか攻略し切れてないのが歯がゆいです。
今年のストライクゾーンは外に広いことが分かりきっているのだから、
今更文句を言っても仕方ないでしょうに。
なんとか外の変化球に対応してもらいたいです。

収穫は許銘傑投手の代わりに1軍昇格となった長田投手が好投したことでしょう。
先頭打者に四球を出したときはガクッときましたが、
ストレートとスライダーのコンビネーションでその後をしっかりと抑え、
1イニングを無失点と結果を残してくれました。
昨年の前半のように長田投手が好投してくれれば、許銘傑投手の穴も埋まるんですがね。
今度こそ長田投手の力を見せてもらいたいです。



明日は菊池雄星投手が先発です。
31日の盛岡の試合で先発するためにも、対楽天戦はしくじれません。
まずはしっかりと試合を作り、そこから1イニングずつ伸ばしていってもらいたいですね。
打線は再び決定打を欠く状態になりつつありますが、
ヒット自体は出ているだけに、集中力を持って戦いっていてもらいたいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




8月16日 埼玉西武ライオンズ 4−8 東北楽天ゴールデンイーグルス

(楽)岩隈(6回)−小山(1回)−青山(1回)
(西)涌井(5回)−岡本篤志(1回1/3)−星野(1/3)
 −木村(1回1/3)−牧田(2/3)−坂元(1/3)
(本)中村剛也30号2ラン(6回裏)
  横川4号2ラン(9回表)
楽天
西武

中村の一発で逆転するも、木村・牧田が誤算で逆転負け…
1番(中)栗山、2番(二)原、3番(遊)中島、4番(三)中村剛也、5番(一)フェルナンデス、
6番(右)坂田、7番(指)マルハーン、8番(捕)星、9番(左)浅村

1回裏
2アウトから中島選手が初球外角スライダーを打つレフト前ヒットで出塁し、
中村選手が外角低めフォークを打ってのサード内安打で2アウト1・2塁となり、
フェルナンデス選手が外角高めストレートを打つレフト前タイムリーヒットを放ち、1点を先制!

2回表
1アウトから草野選手にストレートの四球を与えてしまい、
ガルシア選手のバットを折るもレフト前に落ちるヒットで1アウト1・3塁。
ここで横川選手に外角高めストレートを打たれてレフトへのタイムリー2ベースで同点に。
なおも、1アウト2・3塁とピンチが続くも、
嶋選手を浅いライトフライ、聖沢選手を空振り三振に取って3アウトチェンジ。

3回表
1アウトから内村選手にヒットを許すも、牽制で挟んでタッチアウトに。
2アウトから高州・山崎選手に連続ヒットを許すも、草野選手をセカンドライナーに抑えて無失点。

4回表
2アウトから嶋選手に四球、聖沢選手にヒットを許して2アウト1・2塁となるも、
松井稼頭央選手をショートゴロに取って無失点。

5回表
先頭の内村・高須選手に連続ヒットを許し、山崎選手への死球でノーアウト満塁に。
ここで草野選手をファーストゴロ本塁アウトとするも、
ガルシア選手にセンター犠牲フライを許して勝ち越しを許してしまう。
横川選手はサードゴロで3アウトチェンジ。

5回裏
先頭の星選手がヒットで出塁し、浅村選手の送りバントで2塁へ進めるも、
栗山・原選手が倒れてしまって無得点。

6回表
この回から岡本篤志投手が登板するも、
1アウトから聖沢選手に四球、2塁盗塁、松井稼頭央選手へ四球を与えてしまうも、
内村選手をサードゴロ併殺に取って無失点。

6回裏
先頭の中島選手が外角高めフォークを打つセンター前ヒットで出塁し、
中村選手が初球のストレートを捉えてレフトへの逆転2ランホームラン!
この後、1アウトから坂田・マルハーン選手の連続ヒットで1アウト1・2塁となるも、
星選手がサードゴロ併殺に倒れてしまって3アウトチェンジ。

8回表
先頭の嶋選手をセカンド原選手のファンブルエラーで出してしまい、
続く聖澤選手にヒットを許してノーアウト1・2塁。
松井稼頭央選手は空振り三振、内村選手をセカンドゴロに取るも、
高須選手に高めストレートを打たれる2点タイムリーヒットを許して逆転を許してしまう。

8回裏
この回は青山投手が登板するも、
中島選手が外角スライダーを打つ右中間への2ベースヒットで出塁し、
中村選手のセカンドゴロで3塁へ進み、フェルナンデス選手の犠牲フライで同点に追いつく。

9回表
この回は牧田投手が登板するも、
1アウトから中村選手にヒットを許し、
横川選手に外角ストレートを打たれてライトへの勝ち越し2ランホームランを被弾…
さらに嶋選手のショートゴロを中島選手が悪送球エラーしてしまい、聖沢選手に死球、
2アウト2・3塁から内村選手に2点タイムリーを許して、合計4失点…

9回裏
2アウトから浅村選手がヒットで出塁するも無得点で試合終了。


色々とショックな試合になってしまいましたね…
もっともショックなのが許銘傑投手の離脱。
怪我の程度はまだ分かっておらず、脇腹を痛めたらしく、歩くのも困難なほどだったとか…
疲労の蓄積を心配していましたが、離脱になってしまうのはチームとして痛すぎます…
次にショックなのが涌井投手のピッチングですよね。
立ち上がりは良かったのに、2回以降はボールが高く、よく2点で済んだという内容でした…
5回投げ終わって100球に達していないのに降板となったのは、
それだけ首脳陣の怒りを買ったということでしょう。
悪いなりに良く2点でまとめあげたとも言えますが、勝ってないだけにこれでは辛いです。
試合後の渡辺監督のコメントからすると、2軍で再調整が濃厚みたいです。
今度こそミニキャンプを張るなどしてしっかりと調整し、
8月末・9月にポンポンポンと5勝して二桁勝利できるよう万全に整えてもらいたいです。
最後にショックなのが抑えの牧田投手の2試合連続の被本塁打…
新人でこの時期ですから、当然疲れはあるでしょう。慣れないリリーフというのもあるでしょうしね。
あの豊田投手でさえ、プロで先発で何年もやっていながらも、
リリーフで3試合連続被弾でリリーフ失敗ということもあったわけですから、
牧田投手にはこの試練をなんとか乗り越えて、新人王を掴んでもらいたいです。
牧田投手にとっての正念場ですね。


試合展開的に不満が残るのは8回表の継投ですかね。
高須選手は近鉄時代から松坂キラーと呼ばれたように、
速いストレートを弾き返すのが上手く、木村投手との相性があまり良さそうには思えませんでした。
それでも許銘傑投手が離脱した場合、木村投手に頑張ってもらわなければならないので、
そのまま試練として続投させる決断をしたのでしょうが…
相手が悪かったというか、もう少し変化球を混ぜるべきだったと思います。
オールストレートって、高須選手がどういう選手なのか分かってんの?と思っちゃいます。
星選手も今年からパリーグですので、打者の特徴を十分把握し切れてないのかもしれませんが、
試合で使われる以上は言い訳できない立場なので、頑張ってもらいたいです。

打線は主軸が頑張ったものの、いまひとつ試合の主導権が握りきれなかった印象です。
岩隈投手もあまり調子がよくなかったようですから、もう少し早くに攻略して欲しかったです。
それでも再逆転したりと、勝利へ向けて頑張っていたのですが…
リリーフが耐えられませんでしたね… とほほ…



明日は帆足投手が先発です。
チームが再び苦しい状況に立たされただけに、選手会長の帆足投手にかかる期待は大きいです。
選手の入れ替えも行われそうですし、
2軍から上がってきた選手が起爆剤となることを期待したいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!





応援日記一覧に戻る

〔FTcomのindexへ〕