2011年西武ライオンズ応援日記

6月1日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 4−1 読売ジャイアンツ

(巨)金刃(4回2/3)−越智(2回1/3)−アルバラデホ(1回)
(西)石井一久(7回1/3)−許銘傑(2/3)−グラマン(1回)
(本)坂本7号ソロ(4回表)
  中村剛也12号2ラン(5回裏)
巨人
西武 ×

栗山が3安打2打点の大活躍! 涌井、102球の省エネ投球で完投勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(左)高山、8(捕)銀仁朗、9(右)秋山

1回裏
1アウトから栗山選手が2ベースヒットで出塁するも、中島・中村選手が倒れて無得点。

3回裏
1アウトから片岡選手がセンター前ヒットで出塁し、2塁への盗塁を決めて1アウト2塁。
ここで栗山選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、1点を先制!

4回表
先頭の坂本選手に初球のストレートを打たれてレフトへの同点ソロホームランを被弾…

4回裏
先頭のフェルナンデス選手が2ベースヒットで出塁し、浅村選手の送りバントで3塁へ進めるも、
高山選手が外の広いストライクゾーンを取られて見逃し三振、
銀仁朗選手も倒れてしまって、無得点。

5回裏
1アウトから片岡選手が右中間への2ベースヒットで出塁し、
栗山選手が右中間へのタイムリー2ベースを放ち、1点を勝ち越し!
続く中島選手はセンターフライに倒れるも、
中村選手が初球の失投を捉えてレフトスタンドへの2ランホームラン!
ここでジャイアンツは2番手の越智投手に交代。
フェルナンデス選手がヒットで出塁するも、浅村選手が倒れて3アウトチェンジ。

6回裏
2アウトから秋山選手がヒットで出塁するも、2塁盗塁失敗で3アウトチェンジ。

7回表
先頭の藤村選手をファースト浅村選手のエラーで出してしまい、
長野選手にヒットを打たれ、ノーアウト1・2塁のピンチ。
しかし、ラミレス選手を内角低めストレートでライトへの浅いフライ、
阿部選手を外角ストレートでセカンドゴロ併殺に取って無失点。

8回表
先頭の矢野選手をサード中村選手の送球エラーで出してしまうも、
鈴木選手をサードゴロで2塁アウトとし、牽制で刺して2アウトに。
途中出場の脇谷選手にヒットを許すも、古城選手をショートライナーに取って無失点。

9回表
涌井投手が三者凡退に抑えて試合終了。


今日の試合は終わってみると快勝という感じでしたね。
ただ、試合前半はジャイアンツ先発の金刃投手のピッチングに苦しみ、
特に右打者が内角に食い込むストレートに苦戦していたのですが、
左の栗山選手が2本のタイムリーを含む3安打と活躍して得点を奪うことに成功し、
中村剛也選手が2試合連続となる2ランホームランを放って試合を決めてくれました。
先発の涌井投手は先制直後に先頭打者の初球をホームランにされて同点としてしまったものの、
後半は先頭打者をエラーで出しながらも、要所でボールを散らしながらしっかりと抑え、
終わってみれば102球という少ない球数での1失点完投勝利となりました。

昨日の試合では片岡選手が出塁できず、上位打線が機能できなかったのですが、
今日は2安打1盗塁とリードオフマンとしてしっかりと働き、
先制点は片岡選手のヒットと盗塁から、2点目は片岡選手の2ベースから始まっており、
打線のキーマンであることを再認識させられました。

打線の課題は下位打線の出来でしょう。
浅村選手の当たりがなかなか戻らず、苦しい状態が続いています。
次の4連戦はDHなしでの試合となりますし、再びスタメンから外されてしまうかもしれません。
石井義人選手が1軍復帰を果たしましたし、このままではスタメンも危うい状況、
苦しいところだと思いますが、なんとか頑張ってもらいたいです。

あとは昨日の試合でもありましたが、先頭打者をエラー絡みで出すケースが目立っています。
エラーや四球でランナーを出してしまうと、なんとなく嫌な雰囲気になるだけに、
より一層集中して試合に臨んでもらいたいですね。



明日はお休みで、金曜日からセリーグ本拠地での4連戦となります。
まずは中日2連戦、相変わらず交流戦首位のソフトバンクは負けていませんが、
中日はソフトバンクを追いかけるライバルですので、
しっかりと戦って交流戦後半に弾みを付けたいところです。
先発は牧田投手と岸投手でしょうか。
牧田投手は前回の対戦で勝利を逃しているだけに、
今度こそ中日から白星を奪ってもらいたいですね。
金曜からもガンバレ、ライオンズ!!




5月31日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 1−4 読売ジャイアンツ

(巨)澤村(9回)
(西)石井一久(7回1/3)−許銘傑(2/3)−グラマン(1回)
(本)中村剛也11号ソロ
  長野6号2ラン(7回表)
巨人
西武

両投手の投げ合いも、後半にミス絡みで失点してしまい、連勝ストップ…
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(左)坂田、8(捕)銀仁朗、9(右)秋山

4回表
先頭の坂本選手に四球を与えてしまい、藤村選手の送りバントで2塁へ進めるも、
後続を打ちとって無失点。

5回裏
先頭の中村剛也選手が外角のストレートを捉えてレフトスタンドへの先制ホームラン!
続くフェルナンデス選手がショート内安打で出塁するも、
浅村選手はライトファールフライ、坂田選手はセカンドゴロ2塁アウトのみ、
銀仁朗選手はファーストゴロに倒れてしまって無得点。

6回裏
2アウトから栗山選手が左中間への2ベースヒットで出塁するも、
中島選手がサードゴロに倒れてしまって無得点。

7回表
先頭の藤村選手を空振り三振に取るも、ワイルドピッチとなって振り逃げでノーアウト1塁。
ここで長野選手に低めのボール球シュートを打たれてセンターへの逆転2ラン…

8回表
先頭の鈴木選手を空振り三振に取ったと思ったら判定は死球。
続く大田選手の送りバントで2塁へ進められ、
古城選手を追い込みながらもセンター前ヒットを打たれて1アウト1・3塁。
ここでライオンズは許銘傑投手にスイッチするも、
坂本選手に犠牲フライを打たれて1失点。

9回表
この回からグラマン投手がマウンドに上がるも、
先頭の長野選手にライト前ヒットを許し、ラミレス選手は三振に取るも、
阿部選手のところでワイルドピッチでランナーを2塁へ進めてしまい、
阿部選手のレフト前タイムリーヒットで1失点。
さらに矢野選手にヒットを許すも、鈴木・大田選手を連続三振に取って3アウトチェンジ。

9回裏
2アウトから中村選手がセカンド強襲内安打で出塁するも、
フェルナンデス選手が空振り三振に倒れて試合終了。


石井一久投手と巨人のルーキー・澤村投手との投げ合いになった試合でしたが…
結局は足の速いランナーが塁に出たか否かで勝敗が決してしまった感がありますね。
石井一久投手はロッテ戦で盗塁をされまくった苦い思い出があるせいなのか、
俊足の藤村選手や鈴木選手が塁に出ると、少し嫌なイメージを受けてしまいます。
長野選手に打たれた一発は失投ではありませんし、
全体的にはよく投げたと思うのですが、ランナーの出し方が悪く、
後半のピッチングの印象が悪かったですね。

逆に巨人の澤村投手は5回ノーアウト・1アウト1塁のフェルナンデス選手や、
6回2アウト2塁での栗山選手の時に、しつこく牽制をしていたように、
状況とか関係なく、ランナーを出すととにかく気になるみたいな状態だっただけに、
片岡選手を始め、足の速いランナーがアウトカウントの早い段階で出ていたら、
攻略の糸口は掴めたかもしれません。
ライオンズとしては今日のジャイアンツのような形で得点が取りたかったのにそれができず、
逆に取られてしまった、そういった形でしょうか。
まぁ、こればっかりは運の要素もあるだけに、仕方ないですね…
とはいえ、ソフトバンクは相変わらず勝っているだけに、勝たないといけないんだよなぁ…

敢えて苦言を言うならば、銀仁朗捕手の捕球ミスでしょうか。
今日の2つの進塁はいずれもワイルドピッチという記録でしたから、
直接的なキャッチャーの責任ではありませんが、
バッテリーという共同作業の特色上、できるだけ進塁させないよう頑張って欲しいです。
最近はパスボールもちょくちょく見かけますし、
打撃好調なのもいいのですが、一つ一つのプレーを改めて大事にしてもらいたいです。

あとグラマン投手はどうするんですかね。ムラっけがありすぎて…
1軍昇格となった江草投手が勝ちパターンで使えるようになれば、
グラマン投手に代えて8回をという形となり、お役御免になる可能性も。
点数をやりたくなくてグラマン投手を投入したのに… もうちょい頑張って欲しいです。



明日は涌井投手が先発予定です。
今日は後半に少しバッテリーの乱れがあっただけに、
明日はもう一度気を引き締めなおして試合に臨んでもらいたいですね。
打線も今日は澤村投手が良かったですから、切り替えもしやすいでしょうし、
足を絡めた野球で積極的にいってもらいたいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




5月29日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 10−1 東京ヤクルトスワローズ

(ヤ)増渕(3回)−赤川(1回0/3)−橋本(2回)
 −小野寺(1回)−久古(1回)
(西)帆足(5回)−長田(2回)
 −平野(1回)−武隈(1回)
ヤクルト
西武 × 10

打線が先発全員安打となる15安打10得点と繋がりを見せての快勝!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(左)坂田、8(捕)銀仁朗、9(右)秋山

1回表
2アウトから宮出・畠山選手に連続ヒットを許すも、バレンティン選手を空振り三振に取って無失点。

1回裏
先頭の片岡選手が四球で出塁し、栗山選手は三振に倒れるも、
中島選手も四球で1アウト1・2塁。
ここで中村選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、1点を先制する!

2回裏
1アウトから坂田選手がレフトへの2ベースヒットで出塁し、
銀仁朗選手は三振に倒れるも、秋山選手がレフトへタイムリー2ベースを放ち、1点を追加!

3回裏
栗山・中島選手の連続ヒットでノーアウト1・2塁とし、
中村選手のセンター前タイムリーヒットで1点を追加!
さらにフェルナンデス選手のセカンドゴロ併殺の間にもう1点を追加する。

4回裏
この回から左腕の赤川投手が登板。
1アウトから銀仁朗選手がライトへの2ベースヒットで出塁し、
秋山選手は倒れるも、片岡選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、1点を追加!

5回表
先頭の宮本選手にヒットを許すも、荒木選手は三振に取るもパスボールでランナー2塁へ、
ここで福川選手にタイムリー2ベースを許して1失点。

5回裏
先頭の中村選手が四球で出塁し、フェルナンデス選手がヒットで繋ぎ、
浅村選手の送りバントが相手のエラーを誘い、ノーアウト満塁。
ここで代打の平尾選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、2点を追加!
さらに代わった橋本投手から銀仁朗選手がタイムリーヒット、
2アウトから片岡選手がタイムリーヒットを放ち、この回は合計4点を追加!

6回表
帆足投手は69球と球数が少なかったものの、肘の張りを訴えて降板に。
2番手として長田投手がマウンドに。
1アウトから畠山選手に四球、バレンティン選手にヒットを許すも、
後続を打ちとって無失点。

7回裏
この回から移籍した小野寺投手が登板。
先頭の浅村選手が四球で出塁し、途中出場の佐藤友亮選手がヒットで繋ぎ、
銀仁朗選手のタイムリーヒットで1点を追加!
しかし、その後は打ち取られてしまい、1点止まり。

9回表
最後は武隈投手がマウンドに上がり、
2アウトから荒木選手にヒットを許すも、福川選手をストレートで打ちとって試合終了。


今日の試合は文句なしの試合でしたが、帆足投手の肘の状態が心配です。
ようやく岸投手も本調子になってきて、先発陣が揃ったかなという時にアクシデント…
ここまで安定したピッチングが続いている帆足投手なだけに、
もし離脱となるとチームとしては非常に痛いです。
まぁ、でも今日は早めに点数が取れましたから、早期に手が打ててよかったですよね。
その分、大事に至っていないことを祈りたいです。
涌井投手のように登板が1回飛ぶぐらいで帰ってきてくれれば。

打線の方は荒れ模様なヤクルトの若い投手を上手く攻めることができました。
ライオンズは技巧派よりも若い荒れ球の投手の方が好きですから、
増渕投手の先発はライオンズにとってラッキーでした。
相手からもらった四球を上手く点数に繋げることができましたよね。
4番中村選手の2本のタイムリー、キャッチャーの銀仁朗選手の2本のタイムリー、
代打の平尾選手のタイムリーと、上位下位むらなく得点することができました。
銀仁朗選手は今日の猛打賞で打率が.286まで急上昇ですか。
ライオンズのキャッチャーでこれだけの打率を見るのは、全盛期の伊東氏以来ですな(^^;
(ルーキー時の高木大成氏を除く)
キャッチャーがこれだけ打ってくれると、打線に切れ目がなくなりますし、非常に強力に感じられます。

あと最近の打線に特徴的なのが逆方向の打撃が多いことですね。
特に左の栗山・坂田・秋山選手らはレフト方向への長打も多く見られ、
4月後半の打線絶不調時のような引っ張り一本の打撃がなくなっています。
それだけ各打者の状態も上がってきているということなのでしょうが、
ホームランなしでこれだけ点数が取れるようになったことに、打線の繋がりの良さを感じます。

リリーフ陣では武隈投手にもっと出番を上げて欲しいなぁと思ったりします。
得意球はチェンジアップで、スライダー・カーブの変化球が持ち味ですが、
その変化球を生かすも殺すもストレートのキレ次第。
今年から西武ドームのスピードガンが速くなったこともありますが、
ストレートはコンスタントに130キロ後半をマーク、
勝負どころでストレートで攻めに行くなど、良いピッチングができているように思います。
昨日は星野投手が好リリーフを見せましたが、
まだ左のワンポインで決まりというわけでもないので、アピールを続けていってもらいたいです。



火曜日からは巨人との2連戦です。
ライオンズの先発は登録抹消期間が明けた石井一久投手と涌井投手が有力ですかね。
一方のジャイアンツの先発は、今日のロッテ戦が雨で流れて明日へ順延となったため、
先発をどうするのかよく分かりませんが、ルーキーの沢村投手と金刃投手が有力でしょうか。
投打ともに良い形で調子を上げているだけに、次の2連戦も期待したいですね。
火曜からもガンバレ、ライオンズ!!




5月28日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 3−2 東京ヤクルトスワローズ

(ヤ)石川(7回)−押本(1回)
(西)岸(7回)−許銘傑(2/3)
 −星野(1/3)−岡本篤志(1回)
(本)中島7号2ラン(6回裏)、銀仁朗2号ソロ(7回裏)
ヤクルト
西武 ×

岸が2回以降をしっかり抑え、中島と銀仁朗のホームランで逆転勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(左)高山、8(捕)銀仁朗、9(右)秋山

1回表
先頭の青木選手にヒットを打たれるも、福地選手を見逃し三振に取り、
青木選手に2塁盗塁を許すも、田中選手をサードゴロに取って2アウト3塁。
ここで畠山選手を一二塁間のゴロに打ち取るも、セカンド片岡選手が悪送球エラーで1失点、
さらにバレンティン選手にタイムリーヒットを許して2失点目…
打者走者は2塁アウトで3アウトチェンジ。

1回裏
先頭の片岡選手がヒットで出塁するも、盗塁のギャンブルスタートで挟まれてしまってアウト、
後続も倒れて無得点。

3回裏
2アウトから片岡・栗山選手が連続ヒットを放つも、中島選手がサードファールフライに倒れて無得点。

5回表
2アウトから青木選手に2ベースヒットを許し、福地選手のショート内安打で2アウト1・3塁となるも、
田中選手をライトライナーに打ちとって無失点。

5回裏
先頭の高山選手がヒットで出塁するも、ランナーを進められずに無得点。

6回表
先頭の畠山選手に四球を許すも、バレンティン・ホワイトセル選手を打ちとって2アウト。
しかし、無警戒の中で畠山選手に2塁盗塁を決められ、宮本選手のヒットで2アウト1・3塁。
ここで森岡選手をピッチャーゴロに打ち取って無失点。

6回裏
先頭の栗山選手が四球で出塁し、
中島選手が外角低めストレートをレフトスタンドへ運ぶ2ランホームランを放ち、同点に追いつく!

7回裏
1アウトから銀仁朗選手が初球の外角低め変化球を捉えてレフトスタンドへの勝ち越しホームラン!

8回表
この回から許銘傑投手がマウンドに上がり、2アウトからバレンティン選手にヒットを許すも、
センターの栗山選手がダイレクトキャッチを狙うも捕れず、
カバーのライト・秋山選手がボールに近づきすぎていたことでカバーできずに逸らし、3塁打に…
しかし、ここは代わった星野投手がホワイトセル選手をスライダーで空振り三振に取って無失点。

9回表
この回は岡本篤志投手がマウンドに上がるも、先頭の宮本選手にストレートの四球、
代走の三輪選手が起用され、森岡選手が送りバントを試みるもファール、
最後はショートゴロ併殺に取り、代打のガイエル選手を三振に取って試合終了。


エラー絡みでいきなり2失点してしまい、直後の攻撃で盗塁失敗などもあって、
以降、なかなか得点できないという厳しい戦いでしたが、
ホームラン2発で勝利することができました。
6回裏はそれまで無四球だった石川投手が四球を出してランナーを溜めてしまい、
中島選手が追い込まれながらも外角のストレートを引っ張ってのホームラン、
このまま石川投手に抑えられてしまうんじゃないかという雰囲気があっただけに、
勝利の女神を再び呼び寄せる形のホームランとなってくれました。
この一発が今日の試合の分かれ目だった感じがします。

球数が多かった岸投手は7回を投げ終わって降板が決まっていたため、
勝ち投手の権利を付けるには7回裏の攻撃にかかっていたわけですが、
バッテリーを組む銀仁朗選手が初球打ちでレフトへのホームラン!
交流戦に入ってから好調で打率もぐんぐん上がってきていますが、
この場面でホームランを打ってくれるとは思っていませんでした。
貴重な勝ち越し弾となりましたね。

先発の岸投手は復帰後3試合目の試合ということで、
ストレートの伸びも十分で、岸投手らしい緩急を付けたピッチングを披露してくれました。
立ち上がりの失点は不運だったというか、勿体無かったですね。
まぁ、結果的にバレンティン選手に1打席目でヒットを打たれたことで、
以降をストレート主体の攻めでしっかりと打ち取ることができましたから、
無駄な失点だったというわけではありませんが、危ないところでした。
2回以降はランナーを出しても危なげない内容で、球数がやや多かった感はありますが、
良いピッチングを見せてくれたように思います。
これだけ投げられれば、次回以降も心配要らないでしょうね。

終盤の継投も危ないところはあったものの、失点なしで切り抜けることができました。
まだまだ課題は多いのですが、最終的には逃げ切ればいいだけに、
こういう1試合1試合の結果の積み重ねを大事にしてもらいたいですね。
これでチームは念願の5割復帰を果たしました。
交流戦の間に5割以上が目標だっただけに、早々に達成できたことは良かったと思います。
ただ、首位のソフトバンクが走っているだけに、
ライオンズもこの調子で負けじと勝利していきたいところですね。



明日もヤクルトとの試合です。
ライオンズは帆足投手が先発予定、ヤクルトは館山投手の先発が予想されます。
明日も今日のようにタフな試合になることが予想されますが、
ここ数試合で見せているようなチーム力で勝利を掴み取って欲しいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




5月26日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 3−2 広島東洋カープ

10 (西)牧田(9回)−岡本篤志(1回)
(広)バリントン(8回)−永川(2回)
西武
広島

延長10回に栗山の適時打で勝ち越し、岡本篤志が三者三振で締め、牧田が2勝目をマーク!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(一)フェルナンデス、
6(左)坂田、7(右)秋山、8(捕)銀仁朗、9(投)牧田

1回表
先頭の片岡選手がヒットで出塁するも、
栗山選手が強い当たりのサードゴロで併殺に倒れ、無得点。

3回表
先頭の秋山選手が死球で出塁し、
銀仁朗選手がランエンドヒットで一二塁間を抜くヒットを放ち、ノーアウト1・3塁のチャンス。
ただ、牧田投手はピッチャーゴロで3塁ランナーが挟まれてアウトとなり、
片岡選手はセンターフライで2アウト1・3塁。
しかし、栗山選手がサード強襲のタイムリー内安打を放ち、1点を先制!

3回裏
1アウトから中東選手に2ベースヒットを許すも、
バリントン投手と梵選手を打ちとって無失点。

4回表
先頭の中村選手がヒットで出塁するも、後続が倒れて無得点。

4回裏
先頭の東出選手にヒットを許し、丸選手にタイムリー3ベースを打たれて同点に。
続くトレーシー選手に犠牲フライを打たれて、勝ち越しを許してしまう。

5回表
先頭の銀仁朗選手が四球で出塁し、牧田投手の送りバントで2塁へ。
片岡選手はセカンドゴロで2アウト3塁となるも、
栗山選手の打席でワイルドピッチがあり、3塁ランナーホームイン、同点に追いつく。
栗山選手は四球で出塁するも、中島選手が三振に倒れて3アウトチェンジ。

8回表
先頭の片岡選手が四球で出塁し、栗山選手の送りバントで2塁へ。
しかし、中島・中村選手が凡退し、無得点。

8回裏
1アウトから代打の松山選手にヒットを許し、
梵選手の送りバントをファールにするも、一二塁間を抜かれるヒットを許し、1アウト1・2塁。
しかし、東出選手をファーストゴロ、
丸選手の一塁線の打球をフェルナンデス選手が好捕するファーストゴロで無失点。

9回裏
1アウトから栗原選手に四球を与えてしまい、岩本選手のヒットで1アウト1・2塁。
ここで途中出場の倉選手の打球が前進守備のセンターの頭上を襲うも、
センター栗山選手が下がりながら好捕するファインプレーでアウト!
中東選手もサードゴロに取り、無失点で凌ぐ。

10回表
9回から登板した永川投手が2イニング目突入。
先頭の銀仁朗選手が粘った末のショートゴロエラーで出塁し、
代打の佐藤友亮選手が送りバントを決めて、1アウト2塁。
ここで片岡選手が前進守備のレフトを襲う打球を放つも、
レフトの中東選手に好捕されるファインプレーに阻まれてアウト。
しかし、続く栗山選手が前進守備の左中間を抜くタイムリー2ベースを放ち、1点を勝ち越し!
続く中島選手もヒットで続くも、中村選手はセンターフライで3アウトチェンジ。

10回裏
この回は岡本篤志投手が登板し、
先頭の木村選手を外角低めチェンジアップで空振り三振に取り、
梵選手を低めのチェンジアップで空振り三振、
代打の前田選手を外角低めストレートで見逃し三振と、
三者三振で先週の悔しさを晴らし、牧田投手に白星をプレゼント!


いやー、今日は「なんとしても牧田投手に白星を」という気持ちが勝利に結びつきましたね。
相手のバリントン投手は防御率が非常に良いものの、
四死球が多かったこともあり、チャンスは結構あったんですが、
そこはさすがに粘り強いというか、なかなか結果に結びつかず、
牧田投手もランナーを出しながらも凌ぐ粘りのピッチングで一進一退の攻防となりましたが、
最後は栗山選手が先制した3回裏と同じように、
チャンスが潰れかかった所を仕留めてくれるタイムリーヒットで勝ち越し、
最後は結果的に先週の試合で牧田投手の2勝目の権利を潰すこととなった岡本篤志投手
なんと三者連続三振で締めるという完璧なリリーフを見せて、
牧田投手に2勝目をプレゼント、チーム一丸となっての勝利でした。

それもこれも牧田投手が試合をしっかりと作ってくれているからでしょう。
調子自体はさほど良くなかったようですが、テンポの良いピッチングは健在で、
文化放送での計測によると1イニング3分ちょいで終わる高速投球で、
ランナーを出しても粘り強く投げるピッチングで試合をしっかりと作ってくれました。
テンポの良さもあってか、守備陣のナイスプレーも目立ちましたし、
非常に締まった試合になりましたよね。
そんな牧田投手の好投が野手陣に火をつけてくれたように思います。

相手の広島のチーム事情が分からないので、何とも言えないところなのですが、
10回の頭からサファテ投手に代えてくるものと思っていました。
それが永川投手の続投の判断、確かに9回のピッチングは非常に良かったし、
延長戦に入ったとはいえ、テンポの良い試合だったので試合時間は短め、
延長12回まで考えなければいけないという事情があったものの、
9回の最後の打者の秋山選手が空振り三振に終わったものの、
フォークをカットして14球投げさせる粘りを見せていただけに、球数を要していました。
それが最後の最後で栗山選手のところでフォークの失投に繋がったのだとしたら、
9回の秋山選手の粘りも勝因の一つだと言えましょう。
こういった得点とは直接関係ない秋山選手の粘りが、
試合が終わってみると大きかったなと思えるのはチーム力を感じさせられますね。
そういう意味では、今日の試合は非常にチーム力が付いた、発揮された試合だったと思います。

その中で敢えて苦言を添えれば、
3回表のノーアウト1・3塁での牧田投手の打席が勿体無かったように思います。
結果はピッチャーゴロで3塁ランナーが飛び出してアウトになるものだったのですが、
一体ベンチはどういった指示を出していたのでしょうか?
DH制があるパリーグではまず考えなくていいケースなのですが、
この場面で一番怖いのは中途半端にバットに当てて併殺になることです。
それで3塁ランナーがホームインできれば儲けものではありますが、
前進守備を引くこともあって、なかなかそうはなりません。
だからといってピッチャーにフライを打ち上げてくれというのもアレですし、
極端なことを言えば、この場面は立っているだけ、三振でいいわけです。
そういった状況分析をルーキーの秋山選手と牧田投手が十分できているとは思えないだけに、
ベンチからどういった指示を出していたのかは非常に気になります。
結果的に栗山選手のタイムリー内安打で1点が取れたので、
大きな問題となりませんでしたが、もし点が入ってなかったらあの1点がとなっていただけに、
今後のDH制のない試合のためにも、チームとしての統一見解を出しておいてもらいたいです。



明日はお休みで土日は西武ドームでのヤクルト2連戦です。
打線が調子を落としているとはいえ、セリーグ首位のチーム、
しかも先発投手は石川投手と館山投手の左右のエース2人の登板が予想され、
力ではなく投球術で勝負してくる2人の先発投手は非常に手強い相手です。
こちらも岸投手と帆足投手の先発ですから、
今日の試合のように接戦を粘り強く闘っていってもらいたいです。
土曜からもガンバレ、ライオンズ!!




5月25日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 5−0 広島東洋カープ

(西)涌井(9回)
(広)今村(4回)−岸本(3回)−中田(2回)
(本)中村剛也10号ソロ(2回表)
西武
広島

涌井がピンチで力を発揮しての完封勝利! 打線も先制・中押し・ダメ押しと機能して快勝!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(一)フェルナンデス、
6(左)坂田、7(右)秋山、8(捕)銀仁朗、9(投)涌井
◆昨日、西口投手が1軍登録抹消。長田投手が1軍登録。

1回裏
1アウトから東出選手にヒットを許すも、
丸選手を空振り三振に取り、銀仁朗捕手が盗塁を刺して三振ゲッツー。

2回表
先頭の中村選手が初球の高めストレートを捉えてレフトスタンドへの先制ホームラン!

2回裏
先頭のトレーシー選手に四球を与えてしまい、
栗原選手に2ベースヒットを打たれ、ノーアウト2・3塁のピンチ。
しかし、岩本選手を低めのストレートでセカンドゴロ、
石原選手を内角のシュートでピッチャーゴロ、
天谷選手を外角低めのフォークで空振り三振に取って、無失点で凌ぐ。

3回表
先頭の涌井投手がヒットで出塁し、片岡選手の送りバントで2塁へ。
栗山選手はバウンドの高いショート内安打を放ち、1アウト1・3塁のチャンス。
ここで中島選手がライトへタイムリーヒットを放ち、1点を追加し、
続く中村選手が初球打ちのセンター前タイムリーヒットでもう1点を追加!
フェルナンデス選手はセンターフライで、
3塁を狙った中島選手がアウトになって3アウトチェンジ。

4回表
1アウトから秋山選手がレフト方向への2ベースヒットで出塁し、
銀仁朗選手のセンター前タイムリーヒットで1点を追加!
この後、涌井投手の送りバントで2アウト2塁とするも、
片岡選手が倒れて3アウトチェンジ。

4回裏
2アウトから栗原選手に2ベースヒットを打たれるも、無失点。

5回表
代わった岸本投手からフェルナンデス選手がヒットで出塁するも、
坂田選手はレフトフライ、秋山選手はセカンドゴロで2塁アウト。
銀仁朗選手がランエンドヒットでヒットを放ち、2アウト1・3塁となるも、
涌井投手が三振に倒れて無得点。

7回表
1アウトから栗山選手がヒットで出塁し、
2アウトから中村選手の痛烈な打球がサードのエラーと記録される2ベース?で2・3塁となるも、
フェルナンデス選手が空振り三振に倒れて無得点。

7回裏
先頭の栗原選手にヒットを許すも、石原選手を併殺に取って無失点。

8回表
代わった中田投手から坂田選手が四球を選び、代走に斉藤彰吾選手を起用。
斉藤選手が初球に2塁盗塁を決め、秋山選手のプロ初犠打で3塁へ。
そして銀仁朗選手のカウント1−2からスクイズを試み、
ワンバウンドの球になるも、なんとかバットに当てて、
打ちあがった打球を中田投手が見送る不思議プレーでスクイズ成功、1点を追加する。

9回表
先頭の片岡選手が2ベースヒットで出塁し、ワイルドピッチで3塁へ進むも、
後続が倒れて無得点。

9回裏
1アウトからトレーシー選手にヒット、栗原選手に2ベースヒットを許し、1アウト2・3塁。
ここで途中出場の会沢選手をストレートで見逃し三振に取り、
代打の前田選手を外角高めのストレートで空振り三振に取って試合終了。


今日も先制・中押し・ダメ押しと安心の試合展開でしたね。
交流戦に入ってから、こういう綺麗な必勝パターンに収められているから、非常に安心感があります。
先発の涌井投手も打者を早々に追い込んで3球勝負に出たりと、
積極的な投球で112球完封勝利、
何故か栗原選手にだけは4打数4安打と打ち込まれてしまい、2回や9回にピンチを迎えましたが、
全く動じることなく、後続の打者を抑えるピッチングはエースの貫禄でした。
ピンチになればなるほど力を発揮する、素晴らしい集中力でしたね。
打撃の方でも追加点の足がかりとなるヒットを放ちましたし、
送りバントも決めるなど、打者としての役回りもしっかりとしてくれました。
8番の銀仁朗選手もタイムリーを含む2安打とスクイズで2打点挙げており、
上位下位が寸断されることなく、繋がりがあったことが非常に良かったですね。
銀仁朗選手が新人の頃の10代バッテリーの印象が強いこともありますが、
涌井投手と銀仁朗捕手のバッテリーは名バッテリーという雰囲気が出てきましたよね。
前回登板を含めたこの2試合は特にそれを感じます。

打線では中村剛也選手がパリーグ10号一番乗りを果たすホームランを含む2打点と活躍、
交流戦に入ってから4番の仕事をしっかりとしてくれているのが大きいです。
それ以前は三振ばかりしてたイメージがあるのですが、交流戦に入ってからは減りましたよね。
積極的な打撃が功を奏しているのでしょう。良い傾向です。
また、秋山選手が2安打放ち、プロ初の送りバントを決めました。
1軍復帰後はコンスタントに打ってくれていますね。
特に逆方向へのヒット、長打が増えてきましたので、今後も期待できそうです。
また、前回1軍抹消の原因ともなった送りバントの失敗を乗り越え、今日は送りバント成功、
今後も小技をしっかりと決めて、レギュラーの座を固めて欲しいです。

8回には代走のスペシャリストと化している斉藤彰吾選手が盗塁を決め、
送りバント・スクイズで生還を果たしました。
個人的にはこのまま代走で終わって欲しくないので、
スタメン出場の機会を増やして欲しいと思うのですが、
渡辺監督の斉藤選手に対する足の評価は殊の外に高く、片岡選手に匹敵する程の高評価のようで、
他の外野手がよほど調子が悪くならない限りは、このまま代走で行くみたいです。
まぁ、今日のように、事実上斉藤選手の足で取ったような1点があると、
なるほど、代走のスペシャリストもいいのかなとも思いますがね。
あともう1人、走れる選手がいれば、起用法にも幅が出てくるのですが。
ファームの成績を見ると、ルーキーの熊代選手が一番盗塁が多い感じですね。
高山選手も佐藤友亮選手もいまひとつの内容で、
右の外野手が不足気味なところもあるだけに、打撃を伸ばし、1軍への足がかりを掴んで欲しいです。
だけど昨年までは単独スチールできそうなのは片岡選手ぐらいでしたし、
そこに斉藤彰吾選手と秋山選手が加わったわけですから、大きな進歩には違いないですよね。



明日は牧田投手が先発予定です。
ちょっと明日から天気が崩れていってしまうだけに、試合の開催の方が心配です。
チーム状態が上がりつつあるだけに、できるだけ試合を消化したいのですが…
なんとか天気に持ってもらいたいです。
先発予定は牧田投手のようですし、打線の援護で今度こそ2勝目をを挙げてもらいたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!





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