2011年西武ライオンズ応援日記

5月24日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 3−5 阪神タイガース

(西)西口(3回1/3)−星野(0/3)−平野(2回2/3)
 −許銘傑(1回2/3)−グラマン(1/3)
(阪)下柳(4回)−小嶋(1回2/3)−福原(1/3)
 −榎田(2回)−藤川球児(1回)
(本)新井貴浩5号ソロ(4回裏)
西武
阪神 ×

西口が一発を浴びてから立ち直れず、リリーフもピリッとせずに逆転負け…
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(一)フェルナンデス、
6(左)浅村、7(右)秋山、8(捕)銀仁朗、9(投)西口

1回表
先頭の片岡選手がセンター前ヒットで出塁するも、栗山選手がショートゴロ併殺に倒れて無得点。

1回裏
先頭の平野選手に四球を与えてしまい、俊介選手の送りバントで2塁へ進められ、
マートン選手のヒットで1アウト1・3塁となるも、新井貴浩選手をセカンドゴロ併殺に取って無失点。

4回表
先頭の片岡選手がヒットで出塁し、2塁へ盗塁成功!
ここで栗山選手が前進守備の左中間を抜くタイムリー2ベースを放ち、1点を先制し、
さらに中島選手のタイムリーヒットでもう1点を追加する。
この後、中村選手の三振ゲッツー(盗塁失敗)もあり、
フェルナンデス選手がヒットを放つも、浅村選手が三振に倒れて3アウトチェンジ。

4回裏
先頭の新井貴浩選手にスライダーが甘く入ってレフトスタンドへのホームランを浴びる。
まだ1点差あったはずなのに、直後の金本選手にストレートの四球を与えてしまい、
城島選手のヒットでノーアウト1・2塁。
ここでブラゼル選手にあわやホームランかというタイムリー2ベースを浴びて同点とされ、
続く上本選手に犠牲フライを打たれて、勝ち越しを許してしまう。
なおも、2アウト3塁というところで、代打の鳥谷選手が起用され、
ライオンズは星野投手にスイッチするも、鳥谷選手に四球を与えてしまい、
平野選手にタイムリーヒットを打たれて、もう1点を与えてしまう。
この後は、代わった平野投手が抑えて3アウトチェンジ。

5回表
代わった小嶋投手から先頭打者の秋山選手がヒットで出塁し、銀仁朗選手の送りバントで2塁へ。
途中出場の高山選手が三振に倒れるものの、
片岡選手がタイムリーヒットを放ち、1点を返す!
その後、片岡選手が盗塁を試みるも刺されてしまい、3アウトチェンジ。

8回表
4番手の榎田投手から片岡選手がヒットを放ち、1アウト1塁となるも、
速いクイックとしつこい牽制の前に足を生かせず、
栗山選手はボール球のスライダーを振っての空振り三振、
中島選手はショートゴロに倒れて無得点。

8回裏
許銘傑投手が2イニング目に入るも、
1アウトからブラゼル選手にヒット、上本選手の送りバントで2塁へ進められ、
代打の桧山選手にヒットを打たれて、2アウト1・3塁のピンチ。
ここでグラマン投手がマウンドに上がるも、
平野選手にタイムリーヒットを打たれて1失点。
続く俊介選手に四球を与えて満塁とするも、マートン選手をライトフライに取って3アウトチェンジ。

9回表
藤川球児投手の前に三者凡退に終わり、試合終了。


うーん… 本題に入る前に先にこちらの話を。
今日、トレードが2件発表されました。
ヤクルトとのトレードで、小野寺力投手が移籍となり、鬼崎内野手を獲得、
阪神とのトレードで、黒瀬春樹内野手が移籍となり、江草投手を獲得となりました。
中継ぎの陣容がはっきりしていない段階で、小野寺投手を放出する理由は分かりませんが、
ひょっとしたら本人が新天地を希望していて移籍先を模索していた可能性もあり、
どちらかといえば移籍ありきの印象が強いのですが、
阪神とのトレードは戦力補強的な意味合いが強い感じがしますね。
そう、今日みたいな試合があるから、リリーフ左腕が欲しくなっちゃうんですよ。そういう試合でした。

ポイントは西口投手の降板後の星野投手でしょう。
阪神は早々に勝負をかけ、怪我の影響で守れずに代打一打席勝負の鳥谷選手を使い、
そこで左殺しとしてタイミングが早いながらも星野投手を使ったわけですが、
結果は四球、そして続く左打者の平野選手にタイムリーを許してしまう始末、
つまり阪神の方がこのイニングの勝負に勝ったわけです。
もしも、こういう場面できっちり抑えてくれる左腕投手がいたら、
そして、あともう1イニングぐらい行けるようなロング可能な左腕がいてくれたら、
そういう願望が今回のトレードへと繋がったのでしょう。
まぁ、でも江草投手が活躍するかと言えば、まだ正直分からないです。
昨年は四球を連発するなどして信用をなくし、後半戦は故障していましたし、
一時期のピッチングができるかどうかは見てみないことには、といったところです。
それに左殺しというイメージはなく、左のワンポイント、スペシャル要員というよりは、
やはりイニングを任せる通常のリリーフという起用法になってくるものと思われます。
それでも、トレードで左腕を獲らなければいけないほど、台所事情は苦しいということです。
8回のグラマン投手の失点もそうですし、信頼できる左腕がいないのが頭痛の種です…

あとは先発の西口投手も持ちこたえられないというか、簡単に崩れてしまうのが…
ホームランを打たれるのは仕方ないにしても、
直後にストレートの四球なんて、勝負を知るベテラン投手らしくないです。
帆足投手は粘れて、西口投手は粘れずに崩れてしまった、この差は何なのか、
先発ローテの軸で回っている投手か、当落線上で失敗できないという焦りでもあるのか、
ボールは若々しく力強くなっているものの、
若い投手のように崩れる時は一気に崩れてしまうというのは少々気になる点です。
若い投手なら良い経験で済みますが、かつてエースを張った大投手であることを考えれば、
ちょっと寂しい感じもしてしまいますね…
なんとか粘り強く投げて、試合を作ってもらいたいです。

リリーフ陣では平野投手の好投が明るい材料でしょうか。
まだリリーフの陣容が固まっておらず、交流戦明けの先発要員もどうなるか分かりませんが、
いずれにしても平野投手は先発でもリリーフでもやってもらわないと困る選手です。
まずは中継ぎで結果を残し、勝ちパターンでも使えるぐらいの信用を掴んでもらいたいですね。
左腕投手では武隈投手に期待しているのですが、出番がない…
ファームでは松永投手が再び結果を残していますから、
ワンポイント要員では松永投手の方が先に出番が来そうですね。

打線では片岡選手が4安打を気を吐きました。
それでいて、合計8安打3得点というのは寂しい限りです。
攻撃の面で気になっているのは、渡辺監督になってからエンドランが極端に減った印象があります。
片岡選手の場合はエンドランをかける必要がなく、単独スチールを決めればいいわけですが、
榎田投手のように簡単に走れない投手の場合は作戦的に工夫をする必要が出てきます。
そういう時にランエンドヒットでもいいのですが、
エンドランをかけることも必要ではないかと思うのですが…
あと浅村選手は正念場ですね。
紅白戦・オープン戦の頃から試合に出ずっぱりで、かなり疲れが溜まっているのでしょうが、
試合に出ている以上は結果を残してもらわないと困ります。
ひょっとしたら、次の広島戦ではDHなしということもあり、スタメン落ちとなる可能性も…
もう一度、昨年の試合に出たくても出られなかった頃の苦い記憶を思い出し、
試合に出られるありがたみを感じてプレーしてもらいたいですね。



明日からは好調の広島との2連戦です。
先発は涌井投手と牧田投手でしょうか。
今年の広島は接戦に強いだけに、できるだけ序盤から得点を積み重ね、
優位に試合を進めて行きたいものです。
明日からはガンバレ、ライオンズ!!




5月22日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 2−1 阪神タイガース

10 11 (西)帆足(9回)−グラマン(1回)−岡本篤志(1回)
(阪)メッセンジャー(6回)−榎田(2回)−藤川球児(1回)
 −小林宏之(1回2/3)−小嶋(1/3)
(本)フェルナンデス6号ソロ(6回表)
西武
阪神

延長11回に代打・平尾のタイムリーで勝ち越し、最後は岡本篤志が締めて接戦を勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(一)フェルナンデス、
6(左)浅村、7(右)秋山、8(捕)銀仁朗、9(投)帆足

3回表
先頭の秋山選手が2ベースヒットで出塁し、
銀仁朗選手のバスターセカンドゴロで3塁へ進めるも、
帆足投手は三振、片岡選手がショートフライに倒れてしまい、無得点。

3回裏
先頭のブラゼル選手に2ベースヒットを許し、
上本選手のセカンドゴロの間に3塁へ進められるも、
メッセンジャー投手をピッチャーゴロ、藤川俊介選手をファーストゴロに取って無失点。

4回表
1アウトから中島選手がヒットで出塁し、2アウトからフェルナンデス選手がヒットを放つも、
浅村選手がライトフライに倒れて無得点。

4回裏
先頭の平野選手にヒットを許すも、マートン選手をピッチャーゴロ併殺に取って無失点。

5回表
1アウトから銀仁朗選手がヒットで出塁し、帆足投手の送りバントで2塁へ進め、
片岡選手が四球を選んで2アウト1・2塁となるも、
栗山選手がセカンドゴロに倒れてしまい、無得点。

5回裏
先頭の金本選手にヒットを許すも、城島選手をサードゴロ併殺に取って無失点。

6回表
2アウトからフェルナンデス選手がホームランを放ち、1点を先制する!

6回裏
1アウトから代打の鳥谷選手にヒットを許し、
2アウトから平野選手にヒットを打たれて、2アウト1・3塁のピンチ。
ここでマートン選手の打席になるも、
よく分からないけれど、1塁走者の平野選手がアウトになる間に、
3塁ランナーがホームイン?は表現としておかしいので、
1塁ランナーを挟殺プレーの間に3塁ランナーが先にホームインしてしまい、
その後に平野選手をアウトにしたと考えられる。

7回裏
先頭のマートン選手に四球を与えるも、新井選手をピッチャーゴロ併殺に取って無失点。

8回裏
先頭の城島選手に四球を与えるも、ブラゼル選手をセカンドゴロ併殺に取って無失点。

9回裏
代打の関本選手にヒットを許し、俊介選手の送りバント、平野選手の敬遠で1アウト1・2塁。
ここでマートン選手にライト前ヒットを打たれるも、3塁ランナーはストップ。
そして新井選手をセカンドゴロ3塁ランナーアウト、
代打の新井良太選手をサードライナーに取って無失点。

10回表
代わった小林宏之投手から、銀仁朗選手が1アウトからヒットを放ち、
代打の原選手の送りバントで2塁へ進めるも、
片岡選手が三振に倒れて無得点。

10回裏
この回はグラマン投手が三者凡退に抑える。

11回表
1アウトから中島選手がヒットで出塁し、ワイルドピッチ等で3塁へと達するも、
中村選手はショートゴロでランナー動けず、
フェルナンデス選手は敬遠されて1アウト1・3塁。
ここで代打の平尾選手を起用し、見事にレフト前タイムリーヒットを放ち、勝ち越し!
秋山選手は代わった小嶋投手の前に三振に倒れて1点止まり。

11回裏
最後は岡本篤志投手がマウンドに上がり、
代打の桧山選手にヒットを許すも、代打の林選手を併殺に取り、
平野選手に四球を与えるも、マートン選手をセンターフライに取って試合終了。


勝ったから良しという試合でしたが、正直言って阪神打線の状態の悪さに助けられましたね。
とりわけ6〜9回は毎回先頭打者を許す苦しい内容で、
特に9回は1アウト満塁のサヨナラのピンチとまさに絶体絶命、
そこを凌いだバッテリーも見事なのですが、
合計5併殺に倒れた阪神打線に助けられた感はあります。
苦手の接戦を勝てたことは良かったのですが、まだまだという感じはしてしまいますね。
まぁ、こういう積み重ねで強くなっていってくれればといった感じです。

今日のヒーローはなんといっても平尾選手でしょう。
延長11回に途中守備から入っていた佐藤友亮選手に代打起用され、
ファールで粘った末にレフト前タイムリーヒット、ベテランの仕事をしてくれました。
先日、結婚も発表されましたし、平尾選手が元気だとチームも明るくなります。
ベンチのムードメーカーが帰ってきてくれたと強く感じさせてくれる試合でしたね。
年々出番は減少傾向にありますが、
平尾選手の人柄や大舞台での勝負強さは他の選手のお手本になりますし、
若い選手にまだまだ負けていない点です。
このまま老け込むような年でもありませんし、さらにもう一頑張りしてもらいたいですね。

あとはフェルナンデス選手が3試合連続でホームランをマークし、状態を上げてきています。
横浜戦では外角のスライダーにくるくるバットが回り、
再び調子が落ちていくのか心配していましたが、
中日戦以降は再び良い成績が残るようになって来ました。
フェルナンデス選手が打つと、上位と下位が繋がり、打線の厚みが出てきます。
今日は散発の7安打と打線全体はいまひとつでしたが、
上り調子に来ているだけに、また明日から点数を積み重ねていって欲しいですね。



明日も甲子園での阪神戦です。
予報では西日本は雨ということなので、ちょっと天気が心配ではありますが、
なんとか天候が回復すればと願っています。
おそらく先発は西口投手でしょうから、ピッチングだけでなく打撃の方も期待したいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




5月21日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 13−4 中日ドラゴンズ

(中)山井(3回)−小熊(3回)−三瀬(1回)−平井(1回)
(西)岸(5回)−平野(2回2/3)−星野(1/3)−許銘傑(1回)
(本)中島5号満塁(3回裏)・6号2ラン(4回裏)、
 フェルナンデス5号2ラン(4回裏)、中村8号2ラン(6回裏)・9号ソロ(8回裏)
  和田3号ソロ(5回表)、ブランコ6号ソロ(9回表)
中日
西武 × 13

前夜の鬱憤を晴らす15安打5ホーマー13得点と打線が爆発しての勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(右)秋山、8(捕)銀仁朗、9(右)斉藤彰吾

1回表
先頭の荒木選手にヒットを許すも、井端選手をセカンドゴロ併殺に取って無失点。

1回裏
1アウトから栗山選手がヒットで出塁するも、中島選手がセカンドゴロ併殺に倒れて無得点。

2回表
先頭の和田選手にヒットを許し、ブランコ・佐伯選手を連続三振に取るも(2塁盗塁成功)、
堂上剛裕選手にタイムリー2ベースを許してしまい、1失点。

3回裏
先頭の秋山選手が四球で出塁し、
銀仁朗選手が送りバントファールもセカンドゴロの間にランナーを2塁へ進め、
斉藤彰吾選手のファーストへの当たりがタイムリーヒットとなり(プロ初ヒット)、同点に追いつく!
さらに斉藤選手が2塁への盗塁を決め、片岡・栗山選手の連続四球で1アウト満塁のチャンス、
ここで中島選手が外角高めストレートを打ってライトスタンドへの満塁ホームラン!
ライオンズが一挙5点を奪い、試合をひっくり返す。
この後、フェルナンデス選手が2ベース、浅村選手のヒットで2アウト1・3塁となるも、
秋山選手が倒れて、3アウトチェンジ。

4回裏
この回から昨日プロ初勝利をマークした小熊投手が登板し、
1アウトから斉藤選手が四球で出塁し、2塁への盗塁を決め、片岡選手のセカンドゴロで3塁へ、
ここで栗山選手がレフトへタイムリーヒットを放ち、1点を追加し、
中島選手が内角ストレートを打つレフトスタンドへの2ランホームランを放ち、
加えて、中村選手が死球で出塁した後、
フェルナンデス選手がレフトへ2ランホームランを放ち、合計5点を追加!

5回表
先頭の堂上選手にヒットを許し、谷繁選手に四球を与えてしまってノーアウト1・2塁とするも、
後続を打ちとって無失点。

6回表
この回から平野投手がマウンドに上がるも、和田選手にホームランを打たれて1失点。

6回裏
先頭の中島選手がヒットで出塁し、
中村選手がレフトスタンドへ2ランホームランを放ち、2点を追加!

7回裏
先頭の銀仁朗・斉藤選手が連続ヒットを放ち、片岡選手の四球で満塁となるも、
栗山選手がショートライナー、中島選手がショートゴロ併殺に倒れて無得点。

8回裏
代わった平井投手から中村選手がおかわり弾を放ち、1点を追加!

9回表
この回からマウンドに上がった許銘傑投手がブランコ選手に一発を打たれて1失点。
しかし、1点に止めて試合終了。


「さすがにこれだけ得点を取れば勝てるだろう」、そんな打線の意気込みを感じる試合でしたね。
秋山選手のみノーヒットだったものの、それ以外の選手はヒットを放ち、合計15安打。
中島選手が2本塁打、中村選手が2本塁打、フェルナンデス選手が1本と、
クリーンナップ揃い踏みの5ホーマーと、花火も大量に打ち上げての13得点、もう最高でした(^^;

今日のヒーローは3安打2ホーマー6打点と大暴れの中島選手
ではなく、今シーズン初スタメンで同点タイムリーを含む2安打2盗塁の斉藤彰吾選手でしょう。
先日も書いたように、代走での出場が多く、打席の機会はほとんどなかったのですが、
ここに来てようやくチャンスが回ってきて、
1打席目でプロ初ヒットとなるタイムリーヒットを放って波に乗ると、
今シーズンアピール中の2塁への盗塁を決め、中島選手の満塁弾のお膳立てをし、
2打席目も四球で出塁し、2塁への盗塁を決めて、栗山選手のタイムリーで生還、
4打席目は左腕の三瀬投手からヒットを放つなど、非常に内容の濃い活躍ぶりでした。
これでチームの中では片岡選手に次ぐ5盗塁をマーク、
まだ足を警戒されていない面はあるものの、出番の数を考えれば驚異的なペースです。
左の外野手では、長打力のある坂田選手、守備走塁に秀でるルーキーの秋山選手、
そしてトータルバランスの斉藤選手と、若い左の外野手の競争がハイレベルになってきました。
正直言って、この3人以外の左の外野手、大島選手や大崎選手、星選手らは、
彼らより上のパフォーマンスを見せるか、他の守備位置を守るなどのオプションを増やさないと、
対抗できない感じになってきたように思います。
それだけでなく、坂田選手も守備力が向上しており、
秋山・斉藤選手は守備走塁面でアピールできるだけに、
右の外野手だってウカウカしていられません。
斉藤選手の打撃はもう少しかかるかなと思っていましたが、いやはや負けてませんね。
内野手ではあるものの、若い浅村選手の活躍や、秋山選手のアピールが、
他の若い野手陣を大いに刺激しているように思います。
浅村・秋山・坂田・斉藤選手の若い野手陣の成長が本当に楽しみになってきました。
そうやって20代前半の若い野手が頑張ることで、
20代後半の中島選手らレギュラー四人衆の主力への自覚も強まってくれますし、
チームにとって良い相乗効果をもたらすものになることでしょう。

打撃陣は文句なしとして、課題の投手陣ですが、まだいまひとつな感は否めません。
先発の岸投手は5回2失点で今シーズン初勝利を挙げたものの、
5回しか持たなかったというのが現状です。
打者に粘られることが多く、全体的に球数が多めで、5回にして100球を伺うぐらいでした。
点差が少なかったら、もう1イニング行ったのでしょうが、
それでも7回ぐらいは投げるペースでないと困ります。
まだ本調子には遠いといったところでしょう。
まぁ、この1勝で変わっていってくれたらと思います。
次回登板は今シーズン3度目の登板になりますし、そろそろ本領発揮となってくれるでしょう。

リリーフ陣では平野投手がホームラン打たれすぎ…
そんなに先発とリリーフは違うんですかね。
先発の時にもポカはありましたが、ここまで打たれている印象はないのですが…
あと本当に今年の西武ドームのスピードガンは速いっぽいですね。
今年のスピードガンなら150は欲しいかも。



明日からは甲子園へ場所を移し、阪神との2連戦です。
打線はブレーキ気味だったフェルナンデス選手も打ち始め、打線全体が上り調子で良い感じ、
DHなしのオーダーをどう組んでいくのか注目ですね。
阪神の先発は能見・岩田投手が既に投げているだけに、右投手の先発が濃厚、
浅村選手をレフトで使うのか、それとも今日アピールした斉藤選手を使うのか、
オーダーをどう組むのか楽しみです。
ライオンズは帆足投手と西口投手の登板が濃厚で、
今シーズン安定したピッチングを見せている2人ですので、リリーフ次第の試合となりそうです。
明日からもガンバレ、ライオンズ!!




5月20日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 5−6 中日ドラゴンズ

(中)チェン(7回)−小熊(1回)−浅尾(1回)
(西)牧田(8回1/3)−岡本篤志(1/3)−グラマン(1/3)
(本)フェルナンデス4号3ラン
中日
西武

先制・中押し・ダメ押し、牧田の好投も… もはや恒例の逆転負け…
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(左)西口、8(捕)銀仁朗、9(右)秋山
◆昨日、石井一久投手が1軍登録抹消。秋山選手が1軍登録。

1回裏
先頭の片岡選手がラッキーなサード強襲内安打で出塁し、2塁へ盗塁成功!
栗山選手のセカンドゴロで3塁へ進み、中島選手は四球で1アウト1・3塁。
中村選手はセカンドライナーに倒れるも、
フェルナンデス選手が高めのストレートを打ってライトスタンドへの3ランホームラン!
ライオンズが幸先良く3点を先制!

5回表
先頭の佐伯選手にヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

5回裏
2アウトから秋山選手がヒットで出塁し、片岡選手もヒット、
ここで栗山選手が三遊間を抜くタイムリーヒットを放ち、1点を追加する!
中島選手はショートフライ。

6回表
先頭の荒木選手にヒットを許すも、井端選手をサードゴロ併殺に。
森野選手にヒットを許すも、和田選手を打ちとって無失点。

7回表
先頭のブランコ選手にヒットを許し、続く佐伯選手に2ベースを許し、ノーアウト2・3塁。
しかし、代打の堂上剛裕選手をショートゴロで3塁ランナーをアウトにし、
谷繁選手を空振り三振、野本選手をショートゴロに打ちとって無失点。

8回表
先頭の荒木選手にヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

8回裏
代わった小熊投手から中島選手がヒットを放ち、
中村選手の左中間への2ベースヒットで中継が乱れる間に一気にホームイン!
後続は倒れて、1点のみ。

9回表
球数が125球と多かったものの、牧田投手が完封を目指してマウンドへ。
しかし、佐伯選手に2ベースヒット、堂上剛裕選手にヒットを許し、ノーアウト1・3塁。
代打の大島選手は高めのストレートで空振り三振に取るも、
野本選手に外角高めストレートを打たれてレフト前タイムリーヒットで1失点。
ここでライオンズは岡本篤志投手にスイッチ。
けれども、荒木選手のショートゴロが内安打となって満塁となると、
井端選手に攻めた末に押し出し四球、
森野選手のセンター犠牲フライで2アウトとなるも、
和田選手に四球、ブランコ選手に攻めていくも押し出し四球で1点差に。
なおも2アウト満塁というところで、グラマン投手に交代し、
佐伯選手を早々に追い込むも三遊間を抜かれる2点タイムリーを許し逆転…

9回裏
最後は浅尾投手の前に三者凡退無得点。


もうこんな負け方にも慣れましたよ。
はいはい、負けパターン負けパターン。全然悔しくなんかないんだからね!

まぁ、なんつーか、こういう試合があるから、
投手出身の監督は大成しないとか言われてしまうんでしょうね…
9回の牧田投手の続投の判断は正直疑問です。
完封勝利がかかっているとはいっても、球数は125球と多め、
しかも終盤3イニングは毎回先頭打者を出しており、ピンチの連続、
仮に8回がすんなり三者凡退だったら、続投は当然とも言えますが、
今日のピッチングで続投を判断したのは、
点差が5点差と余裕があり、記録(新人王)を優先したために他なりません。
監督の親心と言えば、聞こえはいいのですが、
相手は試合後者の中日、しかも交流戦のロッテ戦2試合とも逆転勝ち、
そんな甘い気持ちで勝てるような相手ではなかったということでしょう。
どう取り繕ったって、「甘さが出て落とした試合」、それしか言いようがありません。

細かい継投のタイミングとかは人それぞれ見解があるでしょうが、
最後にグラマン投手が出てきて頭を抱えた人は多いでしょう。
満塁で四球が怖いグラマン投手はありえねーよ。
でも他に信頼できる左投手がいないから、グラマン投手で行かざるを得ないんですよねぇ。

継投・ピッチャーの出来以外でもう一つ気になったのは銀仁朗捕手のリード、
和田選手とブランコ選手へのリードは逆だったんじゃないかと見ています。
和田選手のワンボールからのストレート逆球が内角に入って見逃しとなり、
それに気を良くしてか、もう1球インコースを狙うも高めに外れてボール、
この場面でインコースを意図して投げきるのは投手にとって難しいですよ。
そこはラッキーぐらいに考えて、無難に外の変化球で行くべきだったかと。
ピンチで打者心理を掻い潜ろうとするあまりに、
投手が付いていけなくなるケースがあるだけに、安全なリードで良かった気もします。
次の打者のブランコ選手に対しては、逆に安全ではなく、挑戦的で行くべきでした。
カウント1−1からフォークを選択してボール、これは余計でした。
逆算して考えれば、最後は変化球という算段でしょう。
一発の怖い打者ではありますが、確実性という点では和田選手よりも劣るでしょうし、
今日の岡本篤志投手のストレートを早々スタンドまで運ぶのは難しいでしょう。
そこは勇気を出してストレートでファールを打たせ、
追い込んでから変化球という組み立てで行くべきだったと思います。
どうも「何?この1球?」という意図が読めないボールがあった感は否めないです。

…で、まぁ、色々と文句を言っても、現状は全く変わらないのですが、
こうやって何度も逆転負けを食らいながらも、
抑えが手付かずなのは納得できるわけありません。
このまま岡本篤志投手に抑えを任せるとは思えませんし、
だからといって、いつまでも暫定ストッパーで勝ち続けられるほど甘くはないです。
渡辺監督は先発重視の姿勢ですが、
抑えの方を安定させないことには先発も死んでしまいます。
多少先発陣を犠牲にしてでも、抑えの方を安定させる工夫が欲しいです。
東京電力を公的資金で助けるにしても、犠牲を払っている証を国民に立てなきゃいかんように、
抑えの問題をなんとかしようという姿勢をファンに見せてくれないと納得できやしません。

先発から抑えに回すことを考えると、故障上がりの岸投手が最有力なのですが、
入団から4年連続の二桁勝利継続中という記録が抑え転向を阻んでしまいます。
ピッチャー出身の監督にこの決断をしろというのは無理でしょう。
あとはベテランの石井一久投手か西口投手、
そして今日先発したルーキーの牧田投手のいずれかになってくるかと思われます。
個人的にはもう牧田投手を抑えにするしかないと思ってます。
アンダースローで安定感があり、
緩急・投球術が巧みな牧田投手を先発から外すのは非常に勿体無いのですが、
後ろのピッチャーが悪くて勝てないようでは宝の持ち腐れにしかなりません。
アンダースローでもスピードはそこまでではないものの、速球派の分類で、
ここまで被本塁打は1本と少なめ、長打の心配が比較的少なく、
1打席で捉えることが難しい牧田投手は抑えの適性があると思ってます。
大石投手が元気なら抜擢もありえるんですが、まだリハビリ中。
他に打つ手がない以上、思い切ったことをするしかないかと。
いずれにせよ、こんな馬鹿げた逆転負けを早く終わらせてもらいたいものです。



疲労感の残る今日の試合となってしまいましたが、
明日は岸投手が先発予定ですので、早く1勝をプレゼントしてもらいたいです。
病み上がりということを考えれば、当然継投が予想されますので、
昨日今日で具体的な動きは難しいでしょうが、
今日の試合を無駄にしなかったと思わせるだけの心意気は見せて欲しいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




5月18日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 5−2 横浜ベイスターズ

(横)山本省吾(6回1/3)−真田(1/3)
 −大原(1/3)−牛田(1回)
(西)石井一久(7回)−グラマン(2/3)
 −許銘傑(1/3)−岡本篤志(1回)
(本)中島4号2ラン(1回裏)
横浜
西武 ×

中島が一発を含む3打点の活躍! 投げては石井一久の好投で横浜に快勝!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(左)高山、8(右)佐藤友亮、9(捕)銀仁朗

1回裏
1アウトから栗山選手がヒットで出塁し、
中島選手がレフトへ2ランホームランを放ち、ライオンズが2点を先制する!
この後、中村選手がヒットで出塁するも、フェルナンデス選手はショートゴロ併殺。

3回裏
先頭の銀仁朗選手が右中間への2ベースヒットで出塁し、
片岡選手の送りバントで3塁へ。
栗山選手は四球で繋ぎ、中島選手がタイムリーヒットを放ち、1点を追加!
中村・フェルナンデス選手は凡退で1点止まり。

4回表
先頭の金城・スレッジ選手に連続ヒットを許してしまい、ノーアウト1・3塁のピンチ。
ここで村田・ハーパー選手をストレートで連続三振に取るも、
一輝選手にストレートを打たれるタイムリーヒットを許し、1失点。

7回裏
先頭の浅村選手がヒットで出塁し、高山選手が四球で出塁してノーアウト1・2塁。
続く佐藤友亮選手が送りバントを試みるも2球ファール、3球目空振り三振で送れず。
ここで横浜は2番手の真田投手にスイッチするも、
銀仁朗選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、1点を追加する!
さらに片岡選手のセカンドゴロの間にランナーが還ってもう1点を追加!

8回表
この回からグラマン投手がマウンドに上がるも、
石川選手にヒット、金城選手に四球を与えてしまい、
スレッジ選手のサードゴロでランナーが進塁し、
村田選手のサードゴロの間に3塁ランナーがホームイン。
続くハーパー選手に四球を与えてしまったため、許銘傑投手にスイッチ。
代打の内藤選手をショートゴロに打ちとって3アウトチェンジ。

9回表
最後は岡本篤志投手が代打の稲田選手にヒットを許すも、
無失点に抑えて試合終了。


今日の試合も快勝でしたね。
打っては中島選手が先制の2ランホームランにタイムリーと2安打3打点の活躍を見せ、
投げては石井一久投手が全盛期ばりの140キロ後半のストレートで果敢に攻めて、
7回1失点10奪三振の好投、しかも無四球と、
近年では見られなかった若々しいピッチングを見せてくれました。
上位打線がしっかりと機能し、先発投手がしっかりと試合を作る、
この2試合は投打が噛み合った非常に素晴らしい試合を見せてくれていますね。

唯一ヒヤヒヤしたのが7回裏の攻撃と8回表のグラマン投手のピッチングですかね。
グラマン投手は何でランナーを溜めちゃうのと…
点差がある場面で怖いのは余計な四球を与えてしまうことです。
それを簡単にやってしまうようでは信頼感が程遠いです。
そのピンチを許銘傑投手が積むんでくれたから助かりましたが、
こんなに頼れる許銘傑投手は何年ぶりでしょうか(^^; 完全復活しましたね。

7回裏の攻撃では佐藤友亮選手がまさかのバント失敗。
送りバントファールはまだ仕方ないにしても、
簡単に三振してしまうのはずっこけちゃいます。
最悪でもランナーを進塁させるというのは分かりきったことなんですが、
それがベテラン選手ができないというのは何とも辛いことです。
どうも今年は地味に佐藤友亮選手の小技が決まっていないような…
ベテランが果たすべき仕事を果たせないとなると、
簡単に見限られかねないだけに、もう少ししっかりして欲しいです。
でも、その佐藤友亮選手のミスを銀仁朗選手が帳消しにしてくれました。
ここまで打撃面は捕手としては及第点という感じでしたが、
打点の少なさが少々気になってはいました。
それが今日点数が欲しいところでのタイムリーですからね、価値があります。
一昨年前の後半に打撃が少し上向き始めるも、
昨年は怪我でシーズンの大半を棒に振ってしまい、
1年経った打撃面はどうかなと思っていましたが、一昨年前の手ごたえは持続している感じ、
ここからさらに打っていって、打撃面でもレギュラーを確実にしてもらいたいです。
銀仁朗選手の打撃面の成長も楽しみの一つですね。



明日はお休みで、金曜から中日との2連戦です。
投手が良いチームなだけに接戦が予想されますが、
この2戦のように繋ぎの野球が実践できれば得点できるはずです。
まだ不安な面はあるもののリリーフ陣も整い始めていますから、
接戦を勝って、さらにチームの力を付けたいところですね。
金曜からもガンバレ、ライオンズ!!




5月17日 セパ交流戦 埼玉西武ライオンズ 4−1 横浜ベイスターズ

(横)ハミルトン(4回2/3)−加賀(3回1/3)
(西)涌井(9回)
横浜
西武 ×

復帰の涌井が1失点完投勝利! 片岡・中村が猛打賞と投打が噛み合っての快勝!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(一)浅村、7(右)坂田、8(左)高山、9(捕)銀仁朗

1回裏
先頭の片岡選手がライト前ヒットで出塁し、2塁へ盗塁成功!
栗山選手が引っ張ってのセカンドゴロでランナーを3塁へ進め、
中島選手のショートゴロの間に3塁ランナーホームイン、1点を先制する!
この後、中村・フェルナンデス選手の連続ヒットで2アウト1・3塁となり、
浅村選手がレフトへホームラン性の打球を放つももう一伸びがなくレフトフライで1点のみ。

4回表
先頭の横浜高校の同期・石川選手にヒットを許し、藤田選手の送りバントで2塁へ進められるも、
スレッジ・村田選手と内野ゴロに打ち取って無失点。

5回表
1アウトから片岡選手がヒットで出塁し、2塁への盗塁を試みるも判定はアウト。
しかし、栗山・中島選手の連続ヒットで2アウト1・3塁とし、
中村選手が初球打ちの三遊間抜くタイムリーヒットを放ち、1点を追加する!
フェルナンデス選手は代わった加賀投手のスライダーに空振り三振。

6回表
先頭の内藤選手に2ベースヒットを許し、細山田選手の送りバントで3塁へ進められるも、
石川選手を内角低めスライダーで空振り三振、
ワイルドピッチで1点を返されてしまったものの、
藤田選手も内角低めスライダー空振り三振で3アウトチェンジ。

7回表
先頭のスレッジ選手にヒットを許すも、
村田選手を初球外角低めスライダーでピッチャーゴロ併殺に取り、無失点。

7回裏
1アウトから片岡選手がこの日3本目となるセンター前ヒットで出塁し、
今日2個目の盗塁を決めて1アウト2塁。
栗山選手は四球を選び、中島選手は弱い当たりのピッチャーゴロで2アウト2・3塁。
ここで中村選手が2球目のシンカーを打って三遊間抜くタイムリーヒットを放ち、2点を追加!
フェルナンデス選手は外角のスライダーに空振り三振。

8回表
先頭の金城選手に2ベースヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

8回裏
1アウトから坂田選手がこの日2本目となるヒットを放ち、
代走の斉藤選手が2塁への盗塁を決めるも、
代打の平尾選手は三振に倒れるなどして、無得点。

9回表
先頭の石川選手にヒットを許すも、
藤田選手をレフトフライ、スレッジ・村田選手と連続三振に取って試合終了。


今日は今シーズンのベストゲームと言っていいほど、内容と安心感がありましたね。
打線は1番の片岡選手が3安打猛打賞としっかりと出塁し、
盗塁も3度走って2回成功させ、得点へと結びつける活躍を見せ、
栗山選手と中島選手は1安打だけだったものの、
凡退した打席でもランナーを進める進塁打をしっかりと放ってくれ、
4番の中村選手は後輩の浅村選手ばりに初球からの積極打撃で3安打を放ち、
そのうち2本がタイムリーヒットで3打点の活躍、4番の働きを見せてくれました。
片岡選手が出塁し、足で掻き回し、ランナーを進めながら上位打線で得点を取る、
片岡・栗山・中島・中村選手を並べた打線の狙い通りの攻撃が今日はできましたね。
試合中盤まではヒットのわりに点数が入らず、多少やきもきした面もありましたが、
そこでしっかりと点数を取ってくれただけに、満点の試合だったように思います。

投げては1軍復帰の涌井投手がワイルドピッチによる1点のみの完投勝利を挙げました。
今日はストレートに伸びもあり、スライダー・シュートを両サイドへしっかりと散らすなど、
非常に幅のあるピッチングをしていましたね。
内容的にも素晴らしかったと思います。
肘痛で2軍落ちしている間に、走り込みを行ったとのことで、
下半身が再び充実してきたことで、コントロールも安定したのでしょう。
正直言って、今までの活躍を考えますと、肘痛の影響はもう少し残るのかなと思っていましたが、
ほぼ抹消期間の10日ほどで帰ってきてくれ、このピッチングですから、
1回休んて良かったという気分になりますね。
ファンを安心させる素晴らしいピッチングだったと思います。

また、チームのムードメーカーである平尾選手が1軍復帰を果たしましたし、
交流戦を機会に再スタートを切るには最高の試合になってくれたと思います。
今日から真の逆襲の獅子を見せてもらいたいですね。


選手個人で地味ながらも注目したいのが高卒4年目の斉藤彰吾選手です。
キャンプ・オープン戦では同じ外野手の秋山翔吾選手が目立っていたので、
あまり注目されていませんでしたが、開幕からここまで1軍登録が続いています。
打席のチャンスはなかなかないものの、主に代走の出場が多く、
今日の盗塁を含めて既に3盗塁をマーク、走塁・守備面でアピールしてくれています。
高校時代の印象や2軍の成績からすると、本来は左の長距離砲候補の打者なのですが、
1軍では昨年の打撃成績を見ても分かるとおり、三振ばかりでプロ初ヒットは未だならず、
打撃面では1軍の壁にぶつかっていたりするのですが、
三拍子そろった選手とは聞いていたものの、ここまで走れるとは思っていませんでした。
走塁面でのアピールが想像以上に強力に働いていますね。
これで打撃面で持ち味が出てくれば、非常に面白い存在となってくれそうです。
走塁面でアピールが続く斉藤選手の成長が楽しみになってきました。



交流戦なので予告先発はなく、明日の先発投手は分かりません。
先週の試合を雨で流していますし、先発ローテがどうなるかさっぱりです。
石井一久投手が来るのか、西口投手を持ってくるのか。
調子を考えると西口投手ですが、その翌日が休みということもあり、
石井一久投手の先発が濃厚でしょうかね。
いずれにせよ、ベテラン2人は先発の順位が後の方になってきているだけに、
少ないチャンスでしっかりと結果を残してもらいたいです。
打線は上位打線が良い形になってきましたから、
これがチーム全体に波及していくことを期待したいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!





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