2011年西武ライオンズ応援日記

5月8日 埼玉西武ライオンズ 4−1 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)帆足(8回)−岡本篤志(1回)
(楽)菊池(2回1/3)−美馬(3回2/3)ー青山(3回)
(本)中村剛也7号ソロ(3回表)
  中島俊哉1号ソロ(6回裏)
西武
楽天

相手に貰ったチャンスを十分生かせなくとも、先発の帆足が安定感抜群の投球で勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)坂田、
6(指)フェルナンデス、7(一)浅村、8(左)大島、9(捕)銀仁朗

1回表
先頭の片岡選手が四球で出塁し、2塁への盗塁を決めた後、
栗山選手に死球、さらに中島選手に四球でノーアウト満塁。
中村剛也選手と坂田選手が倒れ、2アウトになるものの、
フェルナンデス選手が押し出し四球を選んで1点を先制。
浅村選手も倒れて1点止まり。

2回裏
先頭の大島選手がヒットで出塁し、銀仁朗選手の送りバントで2塁へ、
片岡選手が四球で出塁して、1アウト1・2塁となるものの、
栗山・中島選手が連続三振に倒れて無得点。

2回裏
先頭の山崎武司選手にヒットを許すも、
高須選手をセカンドゴロ、岩村選手をピッチャーゴロ併殺に取って無失点。

3回表
先頭の中村剛也選手がレフトスタンドへホームランを放ち、1点を追加!
さらに1アウトからフェルナンデス選手の2ベースヒット、
浅村選手の打球が相手エラーを誘って、1アウト1・3塁。
大島選手が四球で1アウト満塁に。
ここで東北楽天は美馬投手にスイッチ。
銀仁朗選手のショートゴロの間に3塁ランナーホームイン。
片岡選手はショートフライで3アウトチェンジ。

5回裏
先頭の山崎武司選手と高須選手に連続ヒットを許し、ノーアウト1・2塁。
しかし、岩村選手を三振に取り、中村選手をピッチャーゴロ併殺に取って無失点。

6回裏
1アウトから中島選手にホームランを打たれて1失点。

9回表
先頭の片岡選手がヒットで出塁し、栗山選手の送りバントで2塁へ。
中島選手はライトフライに倒れるも、
中村選手がタイムリー2ベースを放ち、1点を追加する!

9回裏
岡本篤志投手がマウンドに立ち、
先頭の松井稼頭央選手をキャッチャーのエラーで出塁させるも、
山崎武司選手をセンターフライ、高須選手をショートゴロ併殺に取って試合終了。
4−1で勝利し、今季初の同一カード3連勝!


今日の試合は正直ヒヤヒヤしました。
試合序盤に相手からもらったチャンスを生かせないのはライオンズの負けパターン。
中盤から終盤にひっくり返されがちなのですが、
帆足投手のピッチングがチームを救ってくれましたね。
得てして、相手投手が荒れ球で攻撃時間が長いにも関わらず点数が少ない場合は、
ピッチャーのリズムが作りにくいものなのですが、
そこはコントロールが安定している帆足投手、自分のピッチングがきっちりできました。
ランナーを出しても落ち着いて内野ゴロを打たせる投球はさすがです。
球数も8回を投げて108球と少なかったので、完投させるかと思ったのですが、
今日は岡本篤志投手に繋ぎました。
こうやって結果が残ってくると、抑えの風格も出てきますし、良かったと思います。

打線の方では中村剛也選手のバットに救われましたね。
初回のノーアウト満塁のチャンスでは凡退してしまいましたが、
2打席目には貴重な追加点となるホームランを放ち、
最後の5打席目もダメ押しとなるタイムリー2ベースを放ち、2打点の活躍を見せました。
それ以外はノーアウト満塁が2アウト満塁となってからの押し出し四球、
内野ゴロの間の1点という最低限の最低限という形でしたから、
中村選手の2打点がなかったら、今日の試合はどうなっていたか分かりません。
序盤から相手の菊池投手の四球を生かせずに残塁が積み重なる嫌な展開でしたが、
そこを振り切れたのは帆足投手の好投と中村選手のバットのおかげでしょう。

この楽天との3連戦で少しチームの状態が上がってきたかなと思いますが、
楽天打線の調子があまり良くなかったこともあるので、まだ満足はできません。
特に攻撃の面で追加点を取れるところで取れてなかったりするだけに、
貪欲に点数を取っていってもらいたいです。
まだ借金は残っていますし、ひとまず早期の勝率5割復帰を果たしてもらいたいです。



火曜からは再び千葉ロッテとの2連戦です。
涌井投手が登録抹消になったため、先発投手をどうするのか。
そのまま中5日で石井一久投手と西口投手が投げるのか、
それとも岸投手や他の投手を上げてくるのか。
その次の週には交流戦に入りますし、先発ローテの組み換えにも注目ですね。
今シーズンは(も?)ロッテにやられているだけに、
ここらでお返ししておきたいところです。
火曜からもガンバレ、ライオンズ!!




5月7日 埼玉西武ライオンズ 4−0 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)許銘傑(9回)
(楽)ラズナー(6回)−小山(2回)−美馬(1回)
西武
楽天

初回から連打で着実に加点していき、先発の許銘傑が9年ぶりの完封勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)坂田、
6(指)フェルナンデス、7(一)浅村、8(左)大島、9(捕)銀仁朗

1回表
1アウトから栗山選手と中島選手の連続ヒットで1アウト1・2塁とし、
中村剛也選手がセンターへタイムリーヒットを放ち、1点を先制!
さらに坂田選手のセカンドゴロ併殺崩れで1・3塁となり、
フェルナンデス選手がタイムリーヒットを放ち、この回2点を先制する!

1回裏
先頭の松井稼頭央選手にヒットを許すも、銀仁朗捕手が2塁への盗塁を刺し、
許銘傑投手が後続を抑えて無失点。

3回表
先頭の栗山選手が四球で出塁し、中島選手のヒットでノーアウト1・3塁とし、
中村剛也選手の犠牲フライで1点を追加する!
この後、坂田選手のヒット、フェルナンデス選手のセンターフライ、
浅村選手の四球で2アウト満塁となるも、
大島選手のセンターへの打球を聖沢選手にキャッチされてアウト。

6回裏
先頭の聖沢・中村選手に連続ヒットを許し、ノーアウト1・2塁となるも、
山崎武司選手をレフトフライに取って1アウト1・2塁。
高須選手のファーストゴロを浅村選手がエラーし、満塁となるものの、
岩村・ルイーズ選手を打ち取って無失点で抑える。

8回表
先頭の浅村選手が2ベースヒットで出塁し、
大島選手は送りバントを試みるもファール、
ヒッティングに切り替えて内安打でノーアウト1・3塁。
ここで代走の1塁ランナー斉藤選手が盗塁を試み、
嶋捕手の悪送球を誘って、3塁ランナーホームイン。
この後、栗山選手の内安打なども出るも、繋がらずに1点止まり。

9回表
先頭の中村選手が相手エラーで出塁し、
途中出場の佐藤友亮選手が送りバントを決めて2塁へ進めるも、
後続が倒れて無得点。

9回裏
許銘傑投手が三者凡退に抑えて試合終了。
見事に9年ぶりの完封勝利!


昨日の試合の楽天側のコメントを受けて、
今日の試合は絶対に勝ちたい気持ちになりましたが、見事やってくれましたね。
特に山崎武司選手をノーヒットに封じてくれたのは胸がスッとしました。
 「1年生のくせにあんなの使いやがって。
 あうんの呼吸を無視したクイックをするのはマナー違反。100年早いよ」(スポニチ掲載)
冗談交じりなら笑って聞けますが、これが憤慨という表現だと逆に頭に来ます。
投手はランナーがいない時に20秒以内に投げないとボールになるというルールが適用されてから、
もうかなり経つというのに、未だにそのことを知らないというのはどうなのでしょうか。
知っていたとしたら、執拗な打席での構えは時間稼ぎの投球妨害行為に思えてきます。
これはもう挑発ではなく脅迫ですよ。
前々から駆け引きとしてマスコミを使うことのある山崎武司選手ですが、
今回の発言はやや行き過ぎの感はあるでしょう。
こんなこと言い出したら、投手はど真ん中の打ち頃の球しか投げられませんよ。
牧田投手に気にするなと励ますためにも、今日はしっかりと勝っておきたかったわけですが、
失礼ながら、まさかの許銘傑投手の9年ぶりの完封勝利、これには驚きました(^^;

先発の許銘傑投手は全体的に球が低めに集まり、
スライダー・シュートの内外角の出し入れという原点回帰のピッチングでした。
今までは内角を攻め切れなかったり、スライダーの曲がりが鈍ったりで、
フォークやナックルなど色々な変化球を試すことが多かったのですが、
新しいボールが許銘傑投手にとって良かったのか分かりませんが、
本来のスライダー・シュートのピッチングが戻ってきている感じです。
いやー、でもまさか最後まで行くとは。
ピンチらしいピンチも6回の満塁ぐらいでしたからね。
非常に安定したピッチングをしてくれています。
先発4本柱の後をどうするかがシーズン前の課題でしたが、
蓋を開けてみると、牧田・西口・許銘傑投手とそれ以外のピッチャーの方が好調だったりします。
先発の方はなんとかなりそうな雰囲気が出てきました。あとはリリーフですか…

打線は序盤の1回と3回は上位打線に連打が出たりして、非常に繋がりがあったのですが、
中盤以降はなかなかチャンスを掴めず、まだ全開ではないなという印象を受けます。
特に小技の精度ですよね。
8回に結果的に大島選手のヒットで1・3塁になったものの、
本来は送りバントでランナーを進めるサイン、
きっちり決めるところで決めておかないと、得点はなかなか奪えません。
ここがまだ不満に感じる点でしょうね。あともう一息という感じがします。

それでも連敗中にはほとんど見られなかった連打も出るようになってきましたし、
打線の梃入れ後は繋がりが良くなってきたように思います。
特にフェルナンデス選手が6番に下がってから打ち出したことで、
得点力が上がってきたように思えます。
勝負強さを買われての起用ですから、
フェルナンデス選手が打ってくれないと得点力も上がってきませんよね。
元々、スロースターターなところがありましたが、
この調子で打ちまくってもらいたいです。



明日は帆足投手が先発です。
ここまで先発の仕事はしっかりと果たしてくれているだけに、明日も好投してくれることでしょう。
多少怖さはあるものの、リリーフ陣も休めていますから、飛ばしていってもらいたいですね。
一方の東北楽天先発は菊池投手。
昨年、最後にリーグ優勝の可能性を完全に消されたのが相手の菊池投手でした。
一度やられている相手なだけに、データ・対策をしているでしょうから、
明日はその結果を見せてもらいたいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




5月6日 埼玉西武ライオンズ 2−0 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)牧田和久(9回)
(楽)田中(8回)−スパイアー(1回)
(本)栗山1号2ラン(3回表)
西武
楽天

ルーキー牧田和久が気迫のピッチングでプロ初勝利を完封で飾る!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)坂田、
6(指)フェルナンデス、7(一)浅村、8(左)大島、9(捕)銀仁朗

3回表
先頭の大島選手がヒットで出塁し、銀仁朗選手の送りバントで2塁へ。
ここで片岡選手がレフトへヒットを放ち、
2塁ランナーの大島選手が本塁へ突入するも、本塁タッチアウト。
この時に送球が少し逸れたために、
大島選手のスライディングが嶋選手と接触してしまい、負傷交代に。
直後に栗山選手がライトスタンドへ2ランホームランを放ち、
ライオンズが2点を先制する!

6回裏
1アウトから松井稼頭央選手に2ベースヒットを許すも、
聖沢・中村選手をピッチャーゴロに取って無失点。

7回表
先頭の坂田選手が2ベースヒットで出塁するも、
フェルナンデス選手はショートゴロでランナーを進められず。
浅村選手がヒットで繋ぎ、1アウト1・3塁となるも、
大島選手はピッチャーゴロで3塁ランナーが挟まれてアウト。
銀仁朗選手もキャッチャーファールフライに倒れてしまい、無得点。

7回裏
1アウトから岩村・横川選手に連続ヒットを許し、
鉄平選手に粘られ、際どく外れる四球で満塁に。
しかし、途中出場の中谷選手を空振り三振に取り、
内村選手をピッチャーゴロに打ち取って無失点に抑える。

9回表
代わったスパイヤー投手が先頭の中村剛也選手に四球を与え、
代打に佐藤友亮選手を送って送りバントをさせるも送れずにスリーバント失敗、
フェルナンデス選手がヒットで繋ぐものの、
浅村・大島選手と倒れてしまい、無得点。

9回裏
後半はやや疲れを見せていた牧田投手だったものの、
9回は全力投球で三者凡退に封じ込め、プロ初勝利を見事完封で飾る!


実況パワフルプロ野球という野球ゲームがあるじゃないですか。
その中の「マイライフ」モードというものがあるんですが、
パワプロの場合は打者ではなく、ピッチャーでプレイすることが多いのですが、
その時に作るのがアンダースロー投手で、
ストレートは120キロ台と遅いままながらも、ノビ4を取得するような育成をし、
変化球はスローカーブとハイシンカー、シュートを必ず習得させるのですが、
考えてみたら、この私の中の理想像の投手って、牧田投手まんまなんですよね(^^;
すげー、理想の投手が現実に出てきたよ!
アンダースローの本格派はやっぱり良いです。

兎にも角にも今日はルーキー牧田和久投手のピッチングに尽きるでしょう。
今日の試合も後半7回辺りから疲れを見せ始めましたが、
内角を大胆に攻める強気な投球で無失点に抑え、最後まで投げきってくれました。
本当なら、少なくとも9回は継投で行くような展開でしたが、
ウチのリリーフ陣との天秤にかければ続投以外の選択肢はないですよね(^^;
牧田投手の凄いところは、ボールの質とかコントロールとかいうよりも、
ピンチをピンチと感じさせないマウンド度胸の良さでしょう。
さすがに7回の満塁のピンチは冷や冷やしましたが、
それでも牧田投手なら何とかしてくれるという期待感がありました。
試合後半はランナーを許す場面も多かったのですが、
ランナーが出ても制球を乱すことなく、
攻めて行くピッチングはまさにエースの投球だと言えましょう。
エースの涌井投手が登録抹消となってしまったため、
牧田投手にかかる期待感は今後さらに高くなっていくでしょうね。

打線は3回に栗山選手が失投を捉える2ランホームランが出ましたが、
試合後半のチャンスを生かせなかったのはまだまだだなという印象を受けます。
7回表も9回表の攻撃も、先頭打者が出塁するも次打者が進められず、
その次の打者がヒットするも、後続が続かずに得点できないというパターン。
もしランナーを進められていたら、そう思っちゃいます。
昨日・今日の試合は確かにきっかけに成り得る勝利だと言えますが、
本当のものとするには、こういう場面をしっかりと反省してもらいたいです。



明日は許銘傑投手が先発です。
前回の緊急リリーフではナイスピッチングを見せただけに、
明日のピッチングにも期待がかかります。
先発陣は涌井投手が登録抹消となりましたが、岸投手の復帰がもうすぐということで、
リリーフ同様に少し再編される可能性もあるだけに、
許銘傑投手には明日のチャンスを生かしてもらいたいですね。
一方の楽天先発はラズナー投手。
足と小技を絡めながら、上手く点数を取っていってもらいたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




5月5日 埼玉西武ライオンズ 5−3 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)渡辺俊介(4回)−古谷(1回2/3)
 −伊藤(1回1/3)ー内(1回)
(西)西口(7回)−グラマン(2/3)−岡本篤志(1回1/3)
(本)浅村1号ソロ(2回裏)、銀仁朗1号ソロ(2回裏)
  フェルナンデス3号ソロ(4回裏)
ロッテ
西武 ×

子どもの日に押されて3本のホームランで快勝! 西口、17年連続の勝利!
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)坂田、
6(指)フェルナンデス、7(一)浅村、8(左)大島、9(捕)銀仁朗

1回裏
1アウトから栗山選手が2ベースヒットで出塁し、中島選手は凡退するも、
中村剛也選手のレフトフライを伊志嶺選手が捕りこぼすタイムリーエラー、
相手のミスでライオンズが1点を先制する。

2回表
2アウトから清田・神戸選手に連続ヒットを許すも、
伊志嶺選手をショートフライに取って無失点。

2回裏
浅村選手と銀仁朗選手がレフトスタンドへホームランを放ち、2点を追加する!

4回表
先頭の福浦選手に2ベースヒットを許し、今江選手はサードゴロに取るも、
里崎選手の打球を西口投手が止めに行って弾く内安打で1・3塁となり、
清田選手に犠牲フライを許して1失点。

4回裏
フェルナンデス選手がレフトスタンドへホームランを放ち、1点を追加する!

6回裏
代わった古谷投手から先頭の坂田選手がセンター前ヒットで出塁し、
フェルナンデス選手はセカンドフライに倒れるも、
浅村選手のサードゴロで2塁へ進み、
代打の高山選手がタイムリー2ベースを放ち、1点を追加する!
この後は銀仁朗選手が四球で出塁するも、
代わった伊藤投手の前に片岡選手が倒れて1点止まり。

8回表
この回からグラマン投手がマウンドに上がるも、
1アウトから井口選手に2ベースヒットを許し、
代打の今岡選手のヒットで1アウト1・3塁、
今江選手をショートゴロに取るも併殺を取れずに3塁ランナーホームイン。
この時に、グラマン投手がややいらつく仕草を見せ、里崎選手に四球を出し、
岡本篤志投手が前倒しで登板。
清田選手にタイムリーヒットを許すも、
神戸選手をセカンドゴロに取って3アウトチェンジ。

9回表
先頭の伊志嶺選手にヒットを許すも、後続を打ち取って試合終了。
5−3で逃げ切り、ようやく連敗を6でストップ!


試合が始まってから、「子どもの日」「千葉ロッテ」というフレーズに気づき、
連敗中でありながらも、おお今日こそは勝てるんじゃないかと思ってました(^^;
それもそのはず、ロッテは2007年に勝利するまで子どもの日は11連敗、
2008年以降も黒星が続いているので、
千葉ロッテの子どもの日の勝率はおそろしく悪いのです。
ミスしたルーキー伊志嶺選手が知っていたかどうかは分かりませんが、
そういったデータもあってライオンズの方に風が向いた感はありましたね。
今日は子どもの日様様です。

先発の西口投手はストレートを軸とする力の投球を見せ、
7回を1失点に抑える好投を見せました。
前回登板も終盤に打ち込まれたぐらいで、
中盤までは抑えていただけに、今日の登板も期待していましたが、
期待通り、それ以上のピッチングを見せてくれましたね。
中盤に球が真ん中に集まりだし、危ないシーンもあったようですが、
ライトの坂田選手の好プレーなど、バックにも支えられてよく投げてくれたと思います。
チームの沈滞ムードを常勝軍団を知る西口投手が振り払ってくれましたね。

相変わらず心配なのがリリーフ陣。
登録抹消となったシコースキー投手は帰国となり、手術の可能性もあるとか…
ただでさえリリーフが不安定なのに、この離脱は痛すぎます。
代わりの抑えを誰にするかと思いきや、
グラマン投手ではなく、好調の岡本篤志投手でした。
その理由は今日の試合を見ていると何となく分かりますね。
精神面が不安定で、すぐにイライラしてしまうから、最後を任せきれないのでしょう。
同点や1点差に迫られたなら分かりますが、まだ2点差あったわけですし、
そんなにカリカリ来る場面でもないでしょうに。
交代となった要因はその辺にあるかと思われます。
でも、正直言って、このまま岡本篤志投手の抑えがはまるとも思えず、
調子を見ながらという形になっちゃいそうですね。
うーん、まだまだ心配の種は尽きないです。

打線は3本の本塁打が飛び出し、久々にスカッとする勝ち方でした。
ただ、こういう風にホームランが出てくれると楽なのですが、
今シーズンはなかなかホームランが出ないだけに、
犠牲フライ・タイムリーでいかに点数を取るかが重要です。
そういう意味では最後の5点目の取り方は良かったんじゃないでしょうか。
高山選手の調子も上がってきているだけに、再び下位打線が充実してきそうです。



明日はルーキーの牧田投手が先発です。
高校時代から打線の援護に恵まれないので、
勝ちがつかないのは慣れているんだそうですが、
プロではやはり数字に出てきてしまうだけに、早く1勝させてあげて欲しいですね。
一方の東北楽天の先発は田中投手。
今シーズンは状態がよく、良いピッチングが続いているだけに手強い相手ですが、
他球団と比べれば、比較的ライオンズは田中投手を打っている方なだけに、
なんとか攻略して、チームを良い流れへと持って行きたいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




5月4日 埼玉西武ライオンズ 2−8 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)唐川(7回)−伊藤(2回)
(西)石井一久(2回1/3)−藤原(2回2/3)−岩崎(2回)
 −平野(1回)−星野(1回)
(本)清田1号2ラン(2回表)
ロッテ
西武

先発の石井一久が序盤6失点KO… プロ初登板の藤原良平の好投だけが収穫
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)坂田、
6(指)フェルナンデス、7(一)浅村、8(左)高山、9(捕)銀仁朗

1回表
1アウトから荻野選手に死球、井口選手に四球を与えてしまい、
サブロー選手にタイムリーヒットを許して1失点。
今江選手をショートゴロ併殺に取って3アウトチェンジ。

2回表
先頭の里崎選手に四球を与えてしまい、清田選手にホームランを許して2失点。
さらに1アウトから伊志嶺選手のヒットと盗塁、岡田選手のタイムリーヒットと盗塁、
荻野選手のタイムリーヒットと盗塁で計4失点…

3回表
今江・里崎選手の連続ヒットでノーアウト2・3塁となり、
清田選手の犠牲フライ、今岡選手にタイムリーを許して2失点。
ここで2番手の藤原良平投手がプロ初のマウンドへ。
140キロ後半のストレートを軸に後続を断つ。

4回裏
2アウトから中村・坂田選手が連続ヒットで出塁するも、フェルナンデス選手が凡退。

5回表
先頭の里崎選手に死球を与えてしまい、その後は2アウトを取るも、
伊志嶺選手にヒットで繋がれ、岡田選手のタイムリーヒットで1失点。

6回表
この回から登板の岩崎投手が1アウトから死球を与えてしまい、
今江選手にタイムリー2ベースを許して1失点。
その後、四球を与えるも、併殺に取って3アウトチェンジ。

7回裏
先頭の坂田選手がヒットで出塁し、フェルナンデス選手のヒットでチャンスを広げ、
浅村選手のライトフライで2塁ランナーは3塁へ。
ここで高山選手がタイムリーヒットを放ち、1点を返す。
さらに片岡選手の内野ゴロの間に1点が入り、2点を返すものの反撃はここまで…


何が気になるって、ヤフーの選手名鑑の藤原良平投手の口が開いていることです(^^;
笑っているわけではなく、口が開いている、そうとしか表現できないっす。
一体、どんな心境であの写真を撮ったのか、気になるところであります(^^;

試合の方は振り返る必要がないくらい、あっさり序盤で試合が決着してしまいました。
先発の石井一久投手がストライクを取るのにも苦労したようで、
四球でランナーを溜めてはタイムリーの繰り返し、ピッチングになりませんでした。
今日の試合は石井投手が死球1つ、藤原投手が2つ、岩崎投手が1つ、
計4つの死球は出しすぎでしょう。
岩崎投手は、もうその後、内角に投げられる状況ではなくなってしまいました。
当てる意図なんてさらさらなく、単に技術が未熟なだけなのですが、
フラストレーションの溜まる死球ですね…

話を戻しまして、今日の試合の唯一とも言える収穫は藤原良平投手の好投でしょう。
スピードガンが辛いと有名な西武ドームで最速148キロをマーク、
その後もコンスタントに140キロ後半のストレートを投げ込むスピード感は、
並みの投手ではないと思わせてくれるものがありました。
変化球はスライダーと緩いカーブ。縦の変化球があると面白いのですが。
2死球を与えてしまったように、コントロールはアバウトなところがありますが、
勢いのあるストレートを投げるという意味では、
リリーフ陣の救世主となるかもしれません。
新人の頃からストレートの評価は高いものがありましたが、ようやく出てきてくれましたね。
今後の成長に期待したいです。

打順に関してですが、坂田選手の5番起用は当たりだと思います。
中村剛也選手とフェルナンデス選手ではタイプが重なってしまうため、
どうしても同じような凡退をしてしまいがち、
打つだけになってランナーが進まないことがよくありました。
けれど、左の坂田選手がここに入ることで、
ランナーが2塁にいれば引っ張っての進塁打も期待できますし、
終盤にどうしても1点が欲しい時は送りバントを指示することもできます。
作戦に幅が出てきますし、好調の坂田選手をこのまま5番で使い続けて欲しいです。



明日は西口投手が先発です。
酸いも甘いも知っているベテランにここはビシッといってもらいましょう。
今度こそ逆襲の獅子となれるように、明日こそガンバレ、ライオンズ!!




5月3日 埼玉西武ライオンズ 5−10 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)成瀬(6回)−内(1回)−ロサ(1回)−薮田(1回)
(西)涌井(5回2/3)−藤田(1/3)−平野(2回)−星野(1回)
(本)中島3号2ラン(3回裏)、片岡1号ソロ(5回裏)
  井口2号満塁(6回表)・3号3ラン(7回表)、里崎1号ソロ(7回表)
ロッテ 10
西武

前半は投打に試合の流れを掴むも、中盤にリリーフが崩れての逆転負け…
1(二)片岡、2(中)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)フェルナンデス、
6(左)坂田、7(一)浅村、8(捕)銀仁朗、9(右)高山

3回裏
1アウトから銀仁朗選手がヒットで出塁し、高山選手のランエンドヒット空振り三振も2塁盗塁成功、
2アウト2塁となって1番片岡選手がヒットで繋いで1・3塁とし、
栗山選手がタイムリー2ベースを放ち、スタートを切っていた片岡選手も一気にホームインで2点先制!
続く中島選手がレフトへ2ランホームランを放ち、この回に4点を奪う。

5回表
2アウトから2番荻野選手と3番井口選手に警戒しすぎての連続四球を与えてしまい、
4番サブロー選手にタイムリーヒットを許して1失点。
この時点で既に球数が100球超え。

5回裏
片岡選手がレフトへソロホームランを放って、1点を追加!

6回表
先頭の福浦選手に四球を与えるも、金選手をショートゴロ併殺に取って2アウト。
しかし、里崎選手のヒット、清田選手の内安打で2アウト1・2塁となり、
1番岡田選手のファーストゴロを浅村選手が悪送球をするタイムリーエラー。
ここで涌井投手が降板し、2番手で藤田太陽投手が登板。
だが、荻野選手に四球を与えて満塁とすると、
井口選手に満塁ホームランを浴びる様式美で5−6と逆転を許してしまう。

7回表
3番手の平野投手が登板するも、里崎選手にソロホームランを打たれ、
岡田選手のヒット、荻野選手のサードゴロを中村選手が弾くエラーでランナーを溜め、
井口選手にこの日2本目となる3ランホームランを打たれて4失点… これで試合決着…


試合前半は西武ドーム今季初試合に相応しい「逆襲の獅子」の再スタートを窺わせる展開でしたが…
またしても試合中盤に、つーか、このパターンは昨年の終盤から今シーズンにかけて全く同じですよね。
中盤の5・6回と9回・延長戦、ここでやられることが本当に多いです。
原因はリリーフ陣の不甲斐なさなわけですが、これだけ代わり映えしないのも珍しいです。

試合前半で6−1とリードしていたので、今日こそは行けるかなと思っていたものの、
涌井投手が2アウトからランナーを許すことが多く、1イニング20球近く要して球数は多め、
その点だけを心配していましたが、6回にその心配が現実のものとなってしまいました。
つーか、あの場面で交代させられるエースって何なんでしょうか。
6回2アウト、味方のエラーを振り切って抑えてくれという場面でしょう。
そこで代えられてしまうというのは、球数の多さも勿論ありますが、
味方のエラーで精神的に切れてしまうと見られているということ、
ポーカーフェイスが持ち味ではありますが、
こういう場面では絶対にマウンドを降りないという気概を見せて欲しいです。
…その後はもう予定調和としか言いようがないです…
ランナーだけは溜めるなよと思っていたら四球、
一発だけは打たれるなよと思っていたら満塁ホームラン、不安に応えてくれる素晴らしいリリーフ陣です(苦笑)
ここまで最悪の展開を行ってくれると、怒りを通り越して苦笑しか出ませんね…
コメントをする気にならない。

先発からの降格もありますが、リリーフ陣の梃入れという面もあった平野投手も期待に応えられず、
1イニングに2本のホームランを浴びて4失点…
なんでこうリリーフに回ると、みんな打たれちゃうんでしょうか。頭が痛いです。
岡本篤志投手とグラマン投手、シコースキー投手は一応結果を残してはいるものの、
数字ほどの安定感はなく、薄氷を踏む思いを毎回のようにしていますし、
リリーフ陣がすぐに良くなる方法は残念ながら思いつきません。
大石投手や菊池雄星投手といった若い力にかけようにもタイミングを逸しましたから、
次のチャンスはしばらく先でしょう。
あとはトレード、外国人投手の獲得ぐらいしか方法はないですね。
チーム状況が良くなりかけたところで、リリーフ陣が崩壊し、勝てる試合を落とす。
これではズルズルと負けが込んじゃいます。
リリーフ陣を早く安定させないといかんのですが、
そう簡単に良くなるんだったら、長年苦労してないです。マジで。

敢えて好材料を挙げるなら、先週の日ハム戦辺りから打線が一時の底を抜け出して、
活気を取り戻しつつあることでしょう。
けれど、それが試合結果に結びつかなければ、90年代後半のジャイアンツのように、
打っても打っても、リリーフ陣が打たれて勝てず、空中分解していく、なんてことになりかねません。
もう今は点数を取れるだけ取るしか勝つ方法はないだけに、
5回裏に片岡選手がホームランを放った後、栗山選手が相手のエラーで出塁し、
ノーアウト2塁としながらも、3〜5番でランナーを進められずに追加点を取れなかった、
こういうところを無くしていくしかなければならないでしょうね。



明日は石井一久投手が先発です。
得意とする本拠地の西武ドームでの登板ですし、チームに活を入れる投球を期待したいです。
ファンもフラストレーションが溜まっていますから、是非ともお立ち台で一久節のインタビューを聞きたいですね。
一方のロッテ先発は唐川投手。
唐川投手にはやられているイメージが多いだけに、明日は貪欲な形で点数を取っていってもらいたいです。
進塁打を打てないケースが多いだけに、ランナーがいる場面での打撃に神経を使って欲しいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!





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