2009年西武ライオンズ応援日記


4月12日 埼玉西武ライオンズ 1−4 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)ワズディン(5回1/3)−小野寺(1回)
 −大沼(2/3)−松永(1回)
(楽)ラズナー(9回)
(本)中村剛也4号ソロ(2回表)
西武
楽天 ×

楽天先発・ラズナーのカットボールに苦しみ、完敗を喫す…
ソロホームラン1本で勝とうとしてごめんなさい。
ウチはそんなに投手力がいいチームではありませんでした。ごめんなさい。

そんなわけで、今日の敗因は楽天先発のラズナー投手を打てなかったこと、これに尽きます。
試合展開説明ではスライダーと表記していますが、報道ではカットボール、ですかね?
130キロ中盤で縦にスッと沈むボール、この球がさっぱり打てませんでした。
高さ的には甘く、ベルトより高く来ることが多かったのですが、
その球をどうも打ち上げてしまう、
却って低めに来てくれたほうが打てるんじゃないか、それぐらい凡打していました。
ストレートを打ちに行った分だけ凡打になってしまったのか…
それでも試合後半でも全く攻略の糸口を見つけられませんでしたから、
見た目以上に威力があったのでしょうね。
次回対戦では同じ失敗をしないよう対策を練ってもらいたいです。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と結果より。
1(指)清水、2(左)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)GG佐藤、
6(一)石井義人、7(中)ボカチカ、8(捕)細川、9(二)水田

1回表 楽天先発:ラズナー投手
清水選手、フルカウントからのストレート打つもショートゴロ。
栗山選手、内角低めスライダーに空振り三振。
中島選手、内角カーブに見逃し三振。

1回裏 ライオンズ先発:ワズディン投手
渡辺直人選手、外角低めストレートでショートゴロ。
高須選手、外角チェンジアップでセカンドゴロ。
鉄平選手、低めチェンジアップ打たれてレフト前ヒット。
中村ノリ選手、外角低めカーブでセカンドゴロ。
◆ワズディン投手…今日はストライク先行のピッチング。
         時折、高い球もあるが概ね低めに来ている。この調子で。


2回表
中村選手、外角高めチェンジアップ捉えてレフト上段へのソロホームラン!
GG佐藤選手、外角スライダーに見逃し三振。
石井義人選手、外角低めいっぱいのストレートに見逃し三振。
ボカチカ選手、外角スライダーにセカンドフライ。
◆中村選手…失投を完璧に捉える一発。凄い当たりだった。ナイスホームラン!
◆ラズナー投手…ストレートは140ちょっと。速さはそれほどない。
        変化球は縦スライダー・カーブ・チェンジアップ。
        カーブの変化が大きく、スライダーもスッと沈む。縦変化中心。
        低めに来ると厄介な投手。高めの失投を確実に捉えて行きたい。


2回裏
山崎武司選手、外角ストレート打たれるもセンターフライ。
草野選手、内角低めスライダー打たれてライト前ヒット。
リック選手、外角ツーシーム系ストレートでサードゴロ、2アウト2塁。
礒部選手、フルカウントからの外角ストレートでセカンドゴロ。

3回表
細川選手、外角スライダーに空振り三振。
水田選手、外角スライダーにショートゴロ。
清水選手、外角スライダー打つもレフトフライ。

3回裏
藤井選手、高めストレート打たれてセンター右へのヒット。
渡辺選手、送りバント成功。1アウト2塁。
高須選手、外角ストレートでライトフライ。2アウト3塁。
鉄平選手、外角ツーシームを捉えられるもセンター後方のフライ。

4回表
栗山選手、高いバウンドのファーストゴロ。
中島選手、外角低めスライダーに空振り三振。
中村選手、ショートゴロ。

4回裏
中村選手、内角ストレート打たれてレフト前ヒット。
山崎選手、初球でショートフライ。
草野選手、初球外角高めストレート打たれて三遊間抜かれるヒット。1アウト1・2塁。
リック選手、低めストレート打たれて三遊間抜かれるヒット。1アウト満塁。
礒部選手、外角高めストレートで強い当たりのショートゴロ併殺コース、
これがマウンドで高くイレギュラーバウンドするも、
中島選手がジャンプ好捕で2塁送球1塁転送で併殺完成!


5回表
GG佐藤選手、内角高めストレートに空振り三振。
石井選手、内角スライダー打つもショートゴロ。
ボカチカ選手、外角カーブ捉えるもライトフライ。

5回裏
藤井選手、外角高めスライダーでセカンドゴロ。
渡辺選手、四球。
渡辺選手が盗塁を試みるもウエストして2塁タッチアウト。
高須選手、フルカウントから四球。
鉄平選手、ピッチャーゴロ。

6回表
細川選手、外角低めスライダーに空振り三振。
水田選手、外角スライダー打つもセカンドハーフライナー。
清水選手、サードファールフライ。
◆打線…打てないな〜 縦にスッと沈む130キロ中盤のスライダーが打ててない。
    高めに来るなど甘いんだけれども、捉えきれない。そこが歯がゆい。


6回裏
中村選手、フルカウントからの内角チェンジアップで空振り三振!
山崎選手、外角ストレートで詰まらせるも、飛んだ所のいいセカンド内安打。
草野選手、外角チェンジアップ打たれてセンター前に落ちるヒット、
これをボカチカ選手が弾くのではなく蹴っちゃうエラー、
1アウト2・3塁。
リック選手、外角ストレート打たれてライト前タイムリーヒット。1アウト1・3塁。
ここでライオンズは投手交代、小野寺投手が登板。
礒部選手、外角ストレート打たれてライト犠牲フライ。
藤井選手の所でワイルドピッチ、ランナー2塁へ。

藤井選手、内角ストレートでレフトフライ。
◆ワズディン投手…リック選手には2ストライクと追い込んでいたが…
         ボール球にするはずだったのがストライク付近に来たのか。
         変化球勝負で行けたのに。勿体無い。


7回表
栗山選手、内角高めスライダーにショート後方のフライ。
中島選手、初球外角低めカーブ打つもライトフライ。
中村選手、外角スライダーにセンターフライ。

7回裏
渡辺選手、フルカウントから四球。
高須選手、送りバント成功。1アウト2塁。
鉄平選手、敬遠の四球。1アウト1・2塁。
ここでライオンズは投手交代、大沼投手が登板。
中村選手、ストレートの四球。1アウト満塁。
代打のセギノール選手、外角ストレート打たれて一二塁間抜かれる2点タイムリーヒット。
草野選手、一二塁間抜かれるヒット。

リック選手、サードゴロ併殺。

8回表
GG佐藤選手、外角スライダー打つもファーストゴロ。
石井選手、内角低めスライダー打ってセンター前ヒット!
ボカチカ選手、初球外角カーブ捉えるもライトフェンス手前のフライ。
代打の平尾選手、外角スライダーにショートゴロ。

8回裏 この回から松永投手が登板。キャッチャーに銀仁朗選手。
代打の宮出選手、ノースリーとするも立て直して内角ストレートでファーストファールフライ。
藤井選手、内角ストレートでセカンドフライ。
渡辺選手、外角スライダーかチェンジアップで空振り三振!
◆松永投手…右打者の懐を積極的に攻めることができている。この強気さは高評価。
      あとは変化球の使い方だろう。


9回表
代打の赤田選手、ファールで粘るもセンターフライ。
清水選手、低めスライダーにセンター手前のフライ。
栗山選手、低めストレート打ってショート右抜くヒット!
中島選手、外角低めチェンジアップにセカンドゴロ。
試合終了、1−4で敗戦…


打線は3安打に抑えられたため、特になし。
片岡選手が昨日の死球の影響で欠場となり、
中島選手に期待していましたが、今日はサッパリ合っていませんでした。
こういう日もありますわな。
凡打していた選手の中ではボカチカ選手の打撃内容が良かったと思います。
打った瞬間はホームランか外野の頭を越すかという当たりだったんですが、
フェンス手前で失速、昨日から3本ほどヒットを損しています。
1本でも行っていたら、試合展開は変わっていたんですがね。残念。

先発のワズディン投手はランナーを出しながらも粘りのピッチング。
今日は前回と異なり、ストライク先行で行くことが多かったですし、
内容的には悪くなかったんじゃないでしょうか。
それでも綱渡り感はありましたが。
カーブやチェンジアップなどの緩い球がいいだけに、
引張りが主の強打者はわりと抑えられそうですが、
反対方向へも打てる広角な打者に対しては絶対的な勝負球がないだけに厳しい印象。
そこらをどう抑えていくか、ワズディン投手の投球術が試されます。
まぁ、結果としては6回2失点ぐらいですから、上々じゃないでしょうか。
完璧に抑えてくれることを期待しているわけではないですし、
打線の援護があれば勝っていた試合ですからね。
帆足投手と同様に次回に繋がる登板だったと思います。



火曜からは九州でのソフトバンク3連戦です。
秋山ソフトバンクと渡辺西武の初対決に注目が集まりますね。
初戦が秋山監督の地元・熊本ということで、ホークスのモチベーションは高いでしょうが、
それに負けないようライオンズも戦っていきたいものです。
火曜からはガンバレ、ライオンズ!!




4月11日 埼玉西武ライオンズ 5−2 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)帆足(6回2/3)−星野(2/3)
 −小野寺(2/3)−グラマン(1回)
(楽)長谷部(8回2/3)−小山(1/3)
西武
楽天

投打に苦しむも、佐藤友亮の4打点の大活躍で勝利!
今日は何とか勝った感じがしますね。
というか、勝たせてもらった試合なのかも。それだけ厳しい試合でした。

もう立ち上がりの帆足投手はどうなることかと…(苦笑)
いきなりノーアウト満塁のピンチですからね。
思わず顔を覆ってしまいましたが、そこからセギノール・中村選手と連続三振、
このピンチを無失点で凌いだことで、帆足投手は乗っていくことができました。

一方の打線は楽天先発・長谷部投手を攻略できずに苦しみました。
右打者の内角を攻めるストレート、
右打者の膝元のスライダー、外角へのチェンジアップにかなり手を焼きました。
5回に佐藤友亮選手が甘く入ったスライダーを打って2点を取ったものの、
その後はなかなかチャンスが作れず。
8・9回と長谷部投手に疲れが見えながらも、
ブルペンの投手の関係で野村監督は続投の判断、これに助けられた形です。
今日はホント助かった試合でした。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と結果より。
1(二)片岡、2(左)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)GG佐藤、
6(一)江藤、7(指)ボカチカ、8(捕)細川、9(中)佐藤友亮

1回表 楽天先発:長谷部投手
先頭の片岡選手が死球で出塁するも、
栗山選手は空振り三振、中島選手はサードゴロ2塁アウト、
中村選手は空振り三振に倒れて無得点。

1回裏 ライオンズ先発:帆足投手
先頭の渡辺直人選手にレフトフェンス直撃の2ベースヒットを許し、
高須選手には高いバウンドのショート内安打を許してしまい、ノーアウト1・3塁。

鉄平選手にも四球を与えてしまって、ノーアウト満塁。
しかしセギノール選手を空振り三振、中村ノリ選手を空振り三振、
山崎武司選手をショートゴロに取って無失点。


2回表
先頭のGG佐藤選手がセンター前ヒットで出塁するも、
江藤選手の3塁線への強い当たりをサード中村選手が逆シングル好捕で2塁アウト。
ボカチカ選手はあわやホームランかというセンターフェンス手前のフライに倒れ、
細川選手はサードファールフライで無得点。

2回裏
2アウトから宮出選手に四球を与えるも、無失点。

3回表
佐藤友亮・片岡選手とショートゴロ、栗山選手はショートフライで三者凡退。

3回裏
1アウトから鉄平選手にヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

4回表
中島・中村・GG佐藤選手と三者凡退。

4回裏 この回からセカンドに水田選手。
山崎武司・リック・宮出選手と三者凡退。

5回表
先頭の江藤選手が二遊間を抜くヒットで出塁し、
続くボカチカ選手がフルカウントから選んで四球、ノーアウト1・2塁。
細川選手は送りバントを決めて、1アウト2・3塁。
ここで佐藤友亮選手がレフト左への2点タイムリー2ベースを放って先制!
水田選手はセンターフライ、栗山選手はレフトフライ。

5回裏
1アウトから渡辺直人選手に四球を許し、高須選手にヒット、
鉄平選手に三遊間抜かれるタイムリーヒットを許して1失点。

なおも1アウト1・3塁となるも、セギノール選手をショートゴロ併殺に取って無失点。

6回表
先頭の中島選手が四球で出塁するも、後続が倒れて無得点。

6回裏
三者凡退。

7回表
三者凡退。

7回裏
2アウトから渡辺直人選手にヒット、その後に2塁への盗塁を許してしまう。
ここで高須選手に三遊間抜くヒットを許し、打球はレフト前へ。
バックホームを焦ったレフトの栗山選手がこれをトンネル、
3塁ランナー悠々ホームイン、打者走者も3塁へ。

ここでライオンズは投手交代、星野投手が登板。
鉄平選手の所でワイルドピッチ、3塁ランナーがホームを狙うもこれはタッチアウト。

8回表
1アウトから栗山選手がヒットで出塁し、中島選手が四球で出塁するも、
中村選手がショートゴロ併殺に倒れて無得点。

8回裏
先頭の鉄平選手にヒットを許すも、セギノール選手をセンター右へのフライ。
ここでライオンズは投手交代、小野寺投手が登板。
中村ノリ選手、内角低めストレート捉えられるも左中間へのレフトフライ。
山崎武司選手の所でワイルドピッチ、ランナー2塁へ。
山崎武司選手、低めフォークでハーフスイング空振り三振!

9回表
GG佐藤選手、外角低めチェンジアップを拾ってセンター前ヒット!
代打の赤田選手、送りバント成功、1アウト2塁。
ボカチカ選手、四球で出塁、1アウト1・2塁。
代打の平尾選手、フルカウントからの内角スライダーにサードフライ。2アウト1・2塁。
佐藤友亮選手、外角チェンジアップ捉えて左中間突破のタイムリー3ベース!
ここで楽天は投手交代、小山投手が登板。
代打の石井義人選手の初球にボーク、労せず3塁ランナーホームイン。
石井義人選手、外角ストレートに見逃し三振。
◆佐藤選手…今日4打点の大活躍! 最後のチェンジアップは完全な狙い撃ち。
      左キラーは今年も健在。ナイスバッティング!
◆長谷部投手…この回はもう限界だったかなという印象。
       力んだストレートが高めに浮きがちになったことで変化球を狙われた。
       でもスライダー・チェンジアップと上手いことやられたわな。
       オリックスの山本省吾投手やホークスの杉内投手も同タイプだし、
       このタイプの左腕の対策を練る必要があるだろう。


9回裏 この回はグラマン投手が登板。キャッチャーに銀仁朗選手。
お茶入れてたら終わってた。三者凡退みたい。
試合終了、5−2でライオンズが勝利!


先発の帆足投手は持ち前の粘り強さを見せ、2失点で試合をまとめました。
今日の試合でヒットを許したのは、1番渡辺直人・2番高須・3番鉄平選手の3人のみ。
4番以降はノーヒットで抑えたことで、大量失点になりませんでした。
しかし鉄平選手にはよく打たれますなぁ。去年もそうでしたが。
研究していないわけじゃないと思うんですが…
初球打ちを警戒してボール球で入りすぎて四球が増えているのでしょうか。
もうちょい対策が必要な印象を受けました。
帆足投手に白星が付かなかったのは残念。
去年はポンポンと勝っていましたが、今年はまだスタートを切れず。
やはりピッチャーは勝ち星がついてこそでしょうから、
次回登板では投打が噛み合っての初勝利といきたいですね。
次回に繋がるピッチングができたことが今日のプラス材料でしょう。

3番手の小野寺投手はフォークが良かったと思います。
その前にワイルドピッチにしながらも、山崎選手をフォークで三振。良い投球でした。
今日の内容からすると、ストレートにもう少し力が欲しいかも。
逆にフォークは良さそうだという印象を受けました。
こういった日によっての違いがなくなり、状態が安定してくれば、
セットアッパーとして活躍してくれると思います。


打線に関しては左のチェンジアップ投手に弱いですね…
前回やられたオリックスの山本省吾投手もそうですし、
昨年苦手にしていたホークスの杉内投手も同じタイプ。
膝元のスライダーと外角のチェンジアップに苦戦しています。
主力に右打者が多い打線ですが、
それだけにこういった右打者に強い左打者には弱いのかもしれません。
ちょっと対策を練らないと… 苦戦しすぎです。

そんな中で素晴らしい活躍を見せたのが、今季初スタメンの佐藤友亮選手
先制の2点タイムリー2ベースに決勝の2点タイムリー3ベースの4打点と大暴れ!
今日の試合の救世主になってくれましたね。
1本目のタイムリーは甘く入ったスライダー、
決勝タイムリーは外角のチェンジアップ、決して甘い球ではなかったのですが、
長谷部投手が力んで球が高かったことや、スライダーを打っていることで、
完全にチェンジアップに狙っていましたよね。
狙わないと打てないような球でした。佐藤友亮選手の読み勝ちでしょう。
レギュラーのGG佐藤選手や栗山選手の状態が万全とは言い難いだけに、
状態が良くても試合になかなか出れない赤田選手や佐藤友亮選手は
色々と思うこともあることでしょう。
そんな状況でも起用された所で結果を残す中堅・ベテラン陣、
彼らの活躍が若いチームを支えているように思います。
この調子でチームの勝利に数多く貢献してもらいたいです。



明日はワズディン投手が先発です。
前回は酷すぎただけに心配な面もあるのですが、
冷静に投げていけばオープン戦同様に抑えられることでしょう。
一方の楽天先発はラズナー投手。
初対戦の外国人投手はわりと打てているだけに、
明日もきっちりと攻略してくれることでしょう。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




4月10日 埼玉西武ライオンズ 6−0 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)涌井(8回)−大沼(1回)
(楽)岩隈(5回)−グウィン(1回)−朝井(3回)
(本)ボカチカ2号ソロ(7回表)
西武
楽天 ×

涌井が安定感抜群の内容で8回3安打無失点で勝利!
阪神・金本選手の7試合で7発もいいですが、
マスコミの方々、WBCで片岡選手が何を得てきたのか特集して戴けないでしょうか?
ファンはシーズン前に各選手の予想成績・期待成績を、
具体的ではないにせよ、思い浮かべるものだと思いますが、
片岡選手のバッティングは私の中でのそれらを大きく凌ぐものになっています。
片岡選手の打撃は中島選手とともにレベルが違う、そう思うことが今年は多いです。

数字的に見れば、片岡選手が.367、中島選手が.345ですから、
この時期からすれば特筆すべきものでもありません。
チーム内には中村選手の.400やボカチカ選手の.429など率の高い選手はいますし。
そういった数字上のことや、一時の好不調のことではなく、
打撃の内容が2人だけ一段上のように思えてなりません。
今日の最終打席のヒット、低めのボール球の落ちる変化球を打ってのヒット、
今シーズンは少なくとも3本はヒットにしています。
一度や二度ならば、たまたまかなとも思えるのですが、
これだけ続くと何か掴んだのではないかと思えてきます。
投手からすれば失投ではない球をもヒットにしてしまう打者というと、
昨年までは中島選手ぐらいでしたが、今年から片岡選手も加わった、そう感じます。

昨年までの片岡選手のバッティングというと、
積極果敢な打撃、コースに逆らわない打撃を持ち味としていましたが、
積極果敢な打撃は裏を返せば、
淡白さにも繋がり、粘り強さという点ではやや物足りなさもありました。
昨年は栗山選手とともに最多安打のタイトルを分けあったものの、
栗山選手が.317、片岡選手が.287と3割に到達しなかったのも、
犠打の分があるという以外にも、四球の少なさ・淡白さが要因だったと思います。

それが今年は簡単に終わらない。
甘い球が来ればもちろん打っていきます。
けれど追い込まれても簡単には終わらない。
粘って四球で出塁するなど、昨年までならあまり見かけなかった場面を
今シーズンは何度も見られるようになりました。
昨シーズンと今シーズンを比べると、完全に別人のバッティングですよ。
WBCで何か劇的に変わる要素があったのだと思いますが、
一体何を掴んでここまで変わったのか、凄く知りたいです。
一皮も二皮も剥けた片岡選手のバッティングに大注目です。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
1(二)片岡、2(左)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)清水、
6(右)GG佐藤、7(一)石井義人、8(捕)細川、9(中)ボカチカ

1回表 楽天先発:岩隈投手
片岡選手、外角ストレート打ってライト前ヒット!
栗山選手、内角カットボールにレフトフライ。
片岡選手が中島選手の所で2塁盗塁成功!
中島選手、フルカウントから外角ストレート打って一二塁間抜くタイムリーヒット!

中島選手が中村選手のカウントノースリーから盗塁を試みるも2塁タッチアウト。
中村選手、四球で出塁。
清水選手、低めストレートにレフトフライ。
◆中島選手…ナイスタイムリー。追い込まれてもしぶとい打撃。
      ただその後の盗塁失敗はいただけない。1−3からなら分かるけれど。
      まぁ、積極的に行った結果だし、ドンマイということで。
      タイムリーのお礼にわさび漬けを進呈しよう(笑)


1回裏 ライオンズ先発:涌井投手
リック選手、内角高めストレートでショートゴロ。
小坂選手、フルカウントからの内角スライダーでハーフスイング空振り三振!
鉄平選手、四球。
セギノール選手、外角低めチェンジアップでサードファールフライ。
◆涌井投手…立ち上がりは上々の内容。スライダーのコントロールに気をつけたい。

2回表
GG佐藤・石井義人・細川選手と三者連続三振。

2回裏
中村ノリ・山崎武司・高須選手と三者凡退。

3回表
先頭のボカチカ選手がセンターへのヒットで出塁し、
片岡選手の送りバントで2塁へ進めるも、
栗山・中島選手が内野ゴロに倒れて無得点。

3回裏
横川選手、セカンドゴロ。
藤井選手、甘く入ったストレート打たれてセンター前ヒット。
リック選手、内角カーブで見逃し三振!
小坂選手、外角ストレート打たれてセカンド左抜かれる2ベースヒット。2アウト2・3塁。
鉄平選手、ストレートの四球。2アウト満塁。
セギノール選手、外角シュートで空振り三振!
◆涌井投手…この回はコントロールが甘くなって2安打を許す。
      しかしそこから大事に攻め、無失点で切り抜けた。四球を恐れない投球。

4回表
中村選手、外角フォークを捉えてレフト左抜くヒット!
清水選手、カウント2−2からエンドラン、低めフォーク叩き一塁ゴロ、走者2塁へ。
GG佐藤選手、フルカウントからの外角低めフォークに空振り三振。2アウト2塁。
石井選手、低めフォークにファーストゴロ。

4回裏
中村ノリ選手、外角スライダーでピッチャーハーフライナー。
山崎選手、内角低めストレートでサードゴロ。
高須選手、低めストレートで空振り三振!

5回表
細川選手、初球外角低めフォークにセカンドゴロ。
ボカチカ選手、初球外角ストレート打ってライト前ヒット!
片岡選手の所でワイルドピッチ、ランナー2塁へ。
片岡選手、低めストレート叩くもサードゴロ。2アウト2塁。
栗山選手、ファールで粘ってフルカウントから選んで四球で出塁、2アウト1・2塁。
中島選手、フルカウントから選んで四球で出塁、2アウト満塁。
中村選手、外角低め直球に詰まるも右中間への2点タイムリー2ベース! 2アウト2・3塁。
清水選手、低めフォーク捉えるもセカンドライナー。
◆この回…ランナーを出して攻め続けてきた成果が出た形か。
     3・4回は良い投球をされて点数に結びつかなかったが、
     コントロールが乱れたこの回に点数に繋げられた。
     攻め続けながらも、打席で粘っていたことが功を奏した。
◆中村選手…結果的にラッキーヒットみたいな形だったが、
      しっかりとしたスイングをしたからこそ外野まで飛んでいった。
      結果が残ってきていることで、4番らしくなってきたな。


5回裏
横川選手、内角低めスライダーでハーフスイング空振り三振!
藤井選手、外角スライダーでセカンドゴロ。
リック選手、外角ストレートでセカンドゴロ。

6回表 この回からグウィン投手が登板。
GG佐藤選手、高めストレート打ってライト前ヒット!
石井選手、外角ストレートにセカンドゴロ併殺。
細川選手、外角カーブに空振り三振。

6回裏
小坂選手、ノースリーとするも立て直して内角スライダーでファーストゴロ。
鉄平選手、セカンドゴロ。
セギノール選手、バットを折ってファーストフライ。

7回表 この回から朝井投手が登板。
ボカチカ選手、外角ストレート捉えて左中間スタンドへのソロヤキニク!
片岡選手、外角低めカーブに空振り三振。
栗山選手、内角低めスライダーにハーフスイング空振り三振。
中島選手、低めカーブ打ち、ショート左のゴロ、
名手の小坂選手が追いついて1塁送球悠々アウト。さすが。
◆ボカチカ選手…ヤキニク? 生西武焼いてます←わざとだろ(笑)<文化ジングル
        この打席では見事なヤキニクっぷりを見せてくれた。ナイスヤキニク!
◆ホームランの数え方
 GG佐藤選手→愛の波動砲、ボカチカ選手→ヤキニク
 中村選手の1試合2本目のホームラン→おかわり

7回裏
中村ノリ選手、四球。
山崎選手、逆球の外角低めストレートで見逃し三振!
高須選手、外角スライダー打たれてレフト前ヒット。1アウト1・2塁。
代打の磯部選手、内角低めスライダーでファーストゴロ、2塁アウトのみ。2アウト2・3塁。
代打の伊志嶺選手、ファールで粘られるもフルカウントからの外角ストレートでレフトフライ。

8回表
中村選手、ストレートの四球で出塁。
清水選手、内角低めフォークに空振り三振。
GG佐藤選手、外角低めスライダーに空振り三振。
石井選手、外角低めスライダーに空振り三振。
◆攻撃陣…どうも岩隈投手が降板してから粗っぽくなってるなぁ。
     低めにいい変化球が来ているという事情もあるが。
     9回は丁寧に打って行きたい。


8回裏
リック選手、外角スラーブでセカンドハーフライナー。
小坂選手、内角ストレートでショート左へのゴロ。
鉄平選手、初球打ちでファースト石井選手が捕れないエラー。
セギノール選手、外角カットボールでセカンドゴロ。

9回表
細川選手、低めフォークに空振り三振。
ボカチカ選手、内角高めフォークの抜け球にハーフスイング空振り三振。
片岡選手、低めフォークを拾ってレフト前ヒット!
栗山選手、外角ストレート打ってセカンド左抜くヒット!
 2アウト1・2塁。
中島選手、外角スライダー捉えてレフトオーバーのタイムリー2ベース!
中村選手の所でワイルドピッチ、ランナー3塁へ。
中村選手、ショート後方のフライ。
◆片岡選手…重心を低く構えるようになったことで、
      低めのボール球の変化球が拾えるようになった。
      難しい球なのにそれを拾ってヒットにするのが凄い。
      当たるだけでも凄いのに、何でヒットにできるんだろ。是非教えて欲しい。
      悪球打ちに目覚めた? でも真ん中も打てるよね?


9回裏 この回は大沼投手が登板。センターに佐藤友亮選手。
中村選手、内角ストレート打たれてライト前ヒット。
山崎選手、内角高めストレートでバットを折ってショートゴロ併殺!
高須選手、内角ストレートでショートゴロ。
試合終了、6−0でライオンズが勝利!


試合の方は岩隈投手を打ち崩しての快勝。涌井投手は8回無失点。
好調の楽天打線をほぼ完璧に封じた涌井投手、
岩隈投手を崩したライオンズ打線、どちらも本物と見て良さそうですね。

先発の涌井投手は開幕戦同様に安定感抜群の投球内容でした。
コントロールミスはいくつかあるものの、
ほとんどがバッテリーの意図通りに投球を組み立てられていました。
完全に試合を支配する投球内容だったと思います。
岩隈投手がキレとコントロール、ダルビッシュ投手が速さと球威・豊富な変化球とすれば、
涌井投手はゲームメークの達人、そんな風に思えます。
前回登板も見られましたが、3回の鉄平選手への四球、
これは決して無駄な四球ではないんですよね。
1点を守るために大事に行った結果としての四球だった、そう思えます。
もちろん、後の打者を抑えたからこそ意味を持つ四球なのですが、
そういった割り切りの良さ、ピンチでも冷静に攻められる気持ちの強さ、
それらが涌井投手のゲームメークの凄さに繋がっているように思います。
エースの投球ですね。素晴らしいです。
この投球を次回もすれば、ダルビッシュ投手にも投げ勝てることでしょう。
昨年は期待値込みでライバル対決と言っていた面もありましたが、
今年は実力でのライバル対決を挑めそうです。楽しみ。


打線は岩隈投手から3点を奪い、勝利へと繋げました。
今日の岩隈投手はそんなに悪くなかったと思います。
ランナーがいない時はやや体がだるいのかなと感じさせることもありましたが、
ランナーを出してからはWBC同様に低めへのコントロールが抜群に良く、
そう簡単に点数を取れる内容ではありませんでした。
それでも初回から攻め続けたり、低めの球を粘ってファールにしたりすることにより、
中盤の5回にスタミナ切れを起こさせ、
コントロールがばらつき始めたところで2点を奪い、試合を決定付けることに成功しました。
今年の打線の特徴である「いやらしさ」それが出た試合だったと思います。
片岡・栗山・中島選手の3人を打ち取るのは相当に難しいです。
私がピッチャーだったら、一体何球投げさせられるんだろうと戦々恐々しちゃいますよ(苦笑)
それ以外の選手も今年は粘り強くなっていますから、
破壊力ある打線に加えて、しつこさもある打線なだけに相手はかなり嫌でしょうね。
たとえ点数に繋がらなくとも、攻撃を続ける限りボディブローのように効いてくる、
今日の岩隈投手攻略はそんな形だったと思います。

個人で見ると、片岡・中島・中村選手が2安打ずつ。
4番の中村選手は今日もきっちり4番のお仕事、頼もしい存在になってきましたね。
まだ打撃の安定感では片岡・中島選手に及ばないものの、
昨年と比べれば、今年はかなり粘り強くなってきたと思います。
そういった粘り強さがタイムリーヒットの量産に繋がっているのでしょう。

また、9番ボカチカ選手が3安打猛打賞。
こちらも昨年とは雲泥の差。粗っぽさはあるものの、確実性が増してます。
日本の投手の攻め方に慣れてきたとか、体が突っ込まなくなったとか、
いろいろと要素はあると思いますが、それ以上に今年はモチベーションの高さを感じます。
今年は集中力を欠いたような無駄な打席が少ないです。
そこが好結果に繋がっている最大の要因でしょう。
この内容が続くなら、5番打者でもいいんじゃないか、そう思えてきます。
今年は結構勝負強いですしね。良い打撃をしています。



明日は帆足投手が先発です。
前回は連打を食らって大量失点してしまっただけに、
ランナーを出してからの粘りの投球、帆足投手の持ち味を見せてもらいたいです。
一方の楽天先発は長谷部投手。
オープン戦では抑えられちゃいましたが、今の打線ならば攻略できることでしょう。
しつこい打撃でライオンズペースの試合に持ち運びたいところです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




4月9日 埼玉西武ライオンズ 13−6 オリックスバファローズ

(オ)平野(2回1/3)−本柳(3回2/3)−川越(2回)
(西)西口(6回)−小野寺(1回)
 −松永(1回)−星野(1回)
(本)片岡1号ソロ(2回裏)、清水1号3ラン(3回裏)、
 中村3号ソロ(6回裏)
  カブレラ2号ソロ(4回表)、塩崎1号2ラン(5回表)、
 日高1号2ラン(6回表)、濱中1号ソロ(9回表)
オリックス
西武 × 13

先発全員安打の17安打13得点と打線爆発! 西口、通算160勝目!
今日はもう打線爆発でしたね。
平野投手の甘く入った球をポンポンと打ち返していました。
17安打13得点と爆発した打線ですが、
好調の打線の中にいて一人蚊帳の外だった栗山選手も2本のタイムリーで勝利に貢献。
栗山選手にヒットが出て、ようやく一安心といったところでしょう。
繋がりのある打線が戻ってきました。
今年も強力打線は健在、破壊力ある打線で相手にプレッシャーをかけ、
今年も一つ一つ勝利を積み重ねていきたいですね。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
1(二)片岡、2(左)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)清水、
6(右)GG佐藤、7(一)石井義人、8(捕)細川、9(中)ボカチカ
◆長田・谷中投手が1軍登録抹消。西口・松永投手が1軍登録。

1回表 ライオンズ先発:西口投手
大村選手、ファーストライナー。
塩崎選手、外角スライダー打たれてセンター前ヒット。
カブレラ選手、低めストレートで空振り三振!
ローズ選手、高めストレートでライト後方のフライ。
◆西口投手…ストレートはなかなか。あとは変化球のコントロール次第か。

1回裏 オリックス先発:平野投手
片岡選手、フルカウントから四球で出塁。
栗山選手、外角低めストレートにショートゴロ、2塁アウトのみ。
中島選手、外角ストレート打って一二塁間抜くヒット!
中村選手の所でワイルドピッチ、1アウト2・3塁。
中村選手、内角ストレート打ってレフト線へタイムリー2ベース!
清水選手、初球低めカーブ捉えるもライト右へのライナー、ランナー3塁へ。
GG佐藤選手、初球外角高めスライダー打って二遊間抜くタイムリーヒット!
石井義人選手、センター前ヒット! 2アウト1・2塁。
細川選手、初球外角カーブ捉えてレフトフェンス直撃のタイムリー2ベース!
ボカチカ選手、ライトフライ。

2回表
後藤・北川選手から三振を奪うなど、三者凡退。

2回裏
先頭の片岡選手がレフトへホームランを放ち、1点を追加する。
さらに2アウトから中村・清水選手の連続ヒットでチャンスを作るも、
GG佐藤選手がショートゴロに倒れて3アウトチェンジ。

3回表
日高選手から三振を奪うなど、三者凡退。

3回裏
石井義人選手、四球で出塁。
細川選手、外角低めフォークを拾ってセカンド右抜くヒット! ノーアウト1・2塁。
ボカチカ選手、外角カーブ捉えて3塁線抜く2点タイムリー2ベース!
片岡選手、フルカウントからの外角低めスライダーにセカンドゴロ、ランナー3塁へ。
栗山選手、初球スライダー打ってライト前タイムリーヒット!
ここでオリックスは投手交代、本柳投手が登板。
中島選手、外角低めスライダーにショートゴロ、2アウト1塁。
中村選手、ストレートの四球、2アウト1・2塁。
清水選手、内角ストレート捉えてライトスタンドへライナーで運ぶ3ランホームラン!
GG佐藤選手、ファーストフライ。
◆栗山選手…ようやくの今シーズン初ヒット! よかった〜
      片岡選手のセカンドゴロが生きた形、楽な形で打席に入れた。
      密かながら片岡選手のナイスアシスト。
      この調子で1・2番コンビでかき回していってほしい。
◆清水選手…移籍決定当時はどこまでやれるか不安だったが、
      対右投手時は完全なレギュラー。素晴らしい打撃センス。


4回表
塩崎選手、内角低めチェンジアップで空振り三振!
カブレラ選手、初球内角高めストレート打たれてレフトへのソロホームラン。
ローズ選手、センター前ヒット。
後藤選手、ライト前ヒット。

ラロッカ選手、外角低めスライダーでショートゴロ、2塁アウトのみ。
北川選手、外角ストレートでセカンドゴロ。
◆西口投手…投球内容でいうと、スライダーの出来がやや不満。
      ちょっと腕が振り切れていない。故にあまり鋭くない。


4回裏
石井選手、センターフライ。
細川選手、外角低めスライダー打ってレフト前ヒット!
ボカチカ選手、外角ストレート打つも、サード北川選手が飛びついて捕り、
2塁送球1塁転送で併殺に。

5回表
日高選手、外角低めフォークでセカンドゴロ。
坂口選手、一二塁間抜かれるヒット。
大村選手、高めストレートでショートフライ。
坂口選手が塩崎選手の所で2塁盗塁成功。
塩崎選手、フルカウントからの外角スライダー打たれてレフトへの2ランホームラン。

カブレラ選手、ストレートの四球。
ローズ選手、外角スライダーで左中間のレフトフライ。

5回裏
片岡選手、外角スライダーにレフトフライ。
栗山選手、外角ストレートに見逃し三振。
中島選手、外角低めスライダーにセカンドゴロ。

6回表
先頭の後藤選手にヒットを許すも、2塁盗塁失敗。ラロッカ選手はレフトフライ。
北川選手にサード強襲内安打を許し、日高選手に2ランホームランを浴びて失点。
坂口選手はショートゴロ。

6回裏
中村選手、初球低めストレート捉えてレフトスタンドへのソロホームラン!
清水選手、ライトライナー。
GG佐藤選手、セカンドゴロ。
石井選手、セカンドゴロ。

7回表 この回から小野寺投手が登板。
大村選手、内角146キロストレート打たれてライト前ヒット。
塩崎選手、外角低めスライダーでライトフライ。
カブレラ選手、初球内角ストレートでピッチャーゴロ併殺。
◆小野寺投手…ストレートの力自体はあると思う。大村選手に打たれたのは得意ゾーン。
       変化球の精度がどうか、次のイニングに注目。


7回裏 この回から川越投手が登板。
2アウトから片岡選手が外角低めスライダーを打つ一二塁間を抜くヒットで出塁し、
栗山選手がフルカウントからの外角ストレートを打ってレフト左へのタイムリー2ベース!
中島選手はサードゴロ。

8回表 この回から松永投手が登板。センターに佐藤友亮選手。
ローズ選手、外角ストレートでレフトフェンス手前のフライ。
後藤選手、外角高めスライダーでファーストゴロ。
ラロッカ選手、外角カーブ打たれて三塁線抜かれる2ベースヒット。
北川選手、高めストレートでサードゴロ。
◆松永投手…ストレートはまあまあ。他は良くもなし悪くもなし。
      カーブの使い方か、厳しい攻め方かどちらかが欲しい。


8回裏
中村選手、初球外角低めカットボール打つもセンター後方のフライ。
清水選手、外角フォーク打ってレフト前ヒット!
GG佐藤選手、ライト右へのフライ。
石井選手、セカンドゴロ。

9回表 この回は星野投手が登板。
代打の下山選手、内角低めスライダーでショートフライ。
代打のフェルナンデス選手、内角高めストレートでセカンド後方のフライ。
代打の濱中選手、内角低めストレート打たれてセンター右へのソロホームラン。
代打の辻選手、内角低めカーブ打たれてセンター前ヒット。
カブレラ選手、内角スライダー打たれてサード強襲のヒット。

森山選手、ファールで粘れるも外角ストレートでセカンドゴロ。
試合終了、13−6で勝利!
◆星野投手…右打者との対戦ばかりになったが、今日は制球が安定して良い内容。
      濱中選手に打たれたのはコース・威力ともにあったと思うが…
      打った方を褒めるべきか。やっぱり内容はいい。
      とか思ってたら、連打食らってる。でも左には良い投球。ぼちぼちか。



投手の方は良くもなし、悪くもなしの微妙なところ。
点差があったための失点なのか、それとも現時点の実力なのか、判断できません。
西口投手に関してはストレートは良かったと思いましたが、
変化球のキレがもう少しだったかなという気もしないでもなし。
まぁ、次回登板を見てからでしょう。

小野寺・松永投手も1イニングだけだったので判断はできず。
昨日の長田投手のように2軍に落とす内容ではありませんが、
勝ち試合に使えるほどの信頼感を残したかといえばそうでもなし。

星野投手は点差があったことで、コントロール重視の投球をしていたのかも。
森山選手に投げていたボールが本物でしょう。
そう考えたとしても、今日はコントロールが良かったように思います。
今年も心配はないでしょう。



明日からは好調の楽天との3連戦。
初戦は涌井投手と岩隈投手のWBC対決。
現在のライオンズ打線の力を計る意味でも、
今年の涌井投手の力を計る意味でも、明日の試合は良い物差しになるかと思います。
明日の試合では今年のライオンズの強さを見せ付けてもらいたいですね。

岩隈投手の攻略の鍵は、やっぱり左打者でしょうか。
大島選手であれ、大崎選手であれ、岩隈投手を打っているのは左打者。
初ヒットが出て調子が戻りつつある栗山選手、
打撃好調の清水選手と石井義人選手、
3人の左打者が岩隈投手を打っていけば、勝利に近づくことでしょう。
まずはその前にランナーを置くなどして、右打者が繋ぐことが必要でしょうね。

明日もこの調子でガンバレ、ライオンズ!!




4月8日 埼玉西武ライオンズ 2−10 オリックスバファローズ

(オ)山本省吾(9回)
(西)石井一久(5回)−長田(2回)−谷中(2回)
(本)ローズ2号3ラン(4回表)、
  中村剛也2号ソロ(4回裏)
オリックス 10
西武

石井が粘りきれずに5回4失点降板…打線も3安打に抑えられて完敗…
今日はもう何も無いですね。
快調に投げていた石井一久投手がランナーを溜めて一発を食らったのはベテランらしくないし、
4回裏に中村剛也選手のホームランで1点を返した後に、
また失点してしまったのもベテランらしくない。
今日の山本省吾投手のピッチングからすれば、3点差以上は厳しい状況だっただけに、
試合が進めば進むほど不利になっていく展開では打者も工夫の仕様がありません。
4回表の3失点と5回表の失点が試合を決めちゃいましたね…

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
1(二)片岡、2(左)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(右)GG佐藤、
6(一)平尾、7(指)ボカチカ、8(捕)細川、9(中)赤田
◆原選手が1軍登録抹消(出番なしで抹消とは可哀想)、石井一久投手が1軍登録。

1回表 ライオンズ先発:石井一久投手
大村選手、カウント1−3から四球…
大引選手、送りバント成功。1アウト2塁。
カブレラ選手、フルカウントからの内角ストレートで見逃し三振! 2アウト2塁。
ローズ選手、フルカウントからの外角低めフォークで空振り三振!

1回裏 オリックス先発:山本省吾投手
先頭の片岡選手が四球で出塁し、栗山選手のセカンドゴロの間に2塁へ。
中島選手は四球を選び、1アウト1・2塁となるも、
中村・GG佐藤選手と連続三振に倒れて無得点。

2回表
後藤・北川・濱中選手と三者凡退。

2回裏
平尾・ボカチカ・細川選手と三者凡退。

3回表
日高選手、外角カーブで空振り三振!
坂口選手、外角ストレートでショートゴロ。
大村選手、ノースリーとなるも立て直して、内角ストレートでセカンドゴロ。
◆石井一久投手…立ち上がりはどうなることかと思ったが、1回のカブレラ選手以降は好投。
        ストレート・カーブと緩急が生きている。


3回裏
赤田選手、内角低めストレートに空振り三振。
片岡選手、あわやホームランという打球があるも、
最後は内角ストレートに空振り三振。
栗山選手、外角チェンジアップにセカンドゴロ。
◆山本省吾投手…コントロールがいいなぁ。良い所に投げている。
        伸び伸び投げているだけに、なんとかリズムを崩したい。
        中島選手のバッティングに期待しますか。

4回表
大引選手、高めストレート打たれてサード右への内安打。
カブレラ選手、外角スライダー打たれてライト前ヒット。
ノーアウト1・2塁。
ローズ選手、低めフォーク打たれてライトスタンドへの3ランホームラン。
後藤選手、外角低めカーブで空振り三振!
北川選手、内角ストレートで空振り三振!

濱中選手、ノースリーから外角ストレート打たれてレフトオーバー2ベースヒット。
日高選手、フルカウントから四球。2アウト1・3塁。
坂口選手、外角ストレートで空振り三振!
◆石井投手…んー…失投がなぁ… 痛い一発を浴びてしまった。
      気持ちを入れ替えて、これ以上の点を与えないで欲しい。


4回裏
中島選手、内角低めスライダーに空振り三振!
中村選手、甘く入ったスライダーを捉えてレフト中段へのソロホームラン!
GG佐藤選手、空振り三振。
平尾選手、空振り三振。
◆中村選手…突破口を開く一発。その後、続かなかったが、1点ずつ返して行きたい。

5回表
1アウトから大引選手に2ベースヒットを許し、
2アウトからローズ選手にタイムリーヒットを許して1失点。

5回裏三者凡退。

6回表 この回から長田投手が登板。
1アウトから濱中選手にヒットを許し、日高選手にタイムリー2ベースを許して1失点。
この後、坂口選手に四球を与えるも、後続を打ち取って3アウトチェンジ。

6回裏
片岡選手、外角チェンジアップ捉えるもライト後方のフライ。
栗山選手、低めスライダー捉えるもセンターフェンス手前のフライ。
中島選手、外角ストレートにショートゴロ。

7回表
先頭のカブレラ選手にヒットを許し、2アウトから塩崎選手に2ベースヒット、
下山選手にタイムリー2ベースを許して2失点。


7回裏
中村選手、外角チェンジアップ打つもショートゴロ。
GG佐藤選手、外角スライダーにサードゴロ。
平尾選手、外角チェンジアップを叩きつけるも高いバウンドのショートゴロ。

8回表 この回から谷中投手が登板。
先頭の坂口選手のバットを折るもポテンと落ちるヒット、
続く大村選手にもヒットを許し、
大引選手はセカンドゴロに打ち取るも、
カブレラ選手の止めたバットに当たった打球が一二塁間を抜けていくタイムリーヒット…
ローズ選手に四球を与えた後、後藤選手をサードファールフライ、
塩崎選手をセンターフライに取って3アウトチェンジ。

8回裏
ボカチカ選手、外角スライダー打って3塁線抜く2ベースヒット!
代打の江藤選手、内角ストレートにバットを折られてショートフライ。
赤田選手、外角カットボールにショートゴロ。
片岡選手、外角低めボール球フォークをしぶとく当ててセンター前タイムリーヒット!
栗山選手、低めストレート打つもセカンド左のゴロ。

9回表 この回からセカンドに水田選手、キャッチャーに野田選手。
大村選手のタイムリーヒットなどで2失点。

9回裏
中島選手、低めスライダーに空振り三振。しかしワイルドピッチで振り逃げ。
中村選手、外角カットボールにセカンドゴロ併殺。
GG佐藤選手、フルカウントから四球で出塁。
平尾選手、レフトポール際へホームランかという打球があるもファール、
最後はセカンドゴロに倒れて3アウト。
試合終了、2−10で敗戦。


先発の石井一久投手は悪くはなかったのですが、肝心な所で粘れませんでした。
失投でホームランを打たれちゃうのは仕方ないと思うんですよ。
でもそれがソロホームランではなく、3ランホームランだったというのが致命的でした。
抑えるべき場面で抑えられなかった、
オープン戦で思うような調整ができなかった影響がここに出ちゃった気がします。
加えて、1点を返してもらった直後の失点、これは厳しいです。
昨年と比べても、まだこれといった特徴が出ていません。
締めるところを締めてくれないことには安心して試合を任せられませんよ。
内容的には悪くなかったので、次回登板も当然あるでしょうが、
こういうピッチングが続いてしまうと考える必要がでてきてしまうだけに、
次回登板ではきっちりしたピッチングを期待したいですね。

2番手の長田投手は特徴なし。
ストレートの速さ、キレ、球威、決め球となる変化球、コントロール、
打者のタイミングを外す投球術、内角を厳しく攻める強気さ、そのどれもが足らない感じ。
特徴があれば変わってくるのでしょうが… 内角を厳しく攻める強気さが欲しい。


好調の打線は山本省吾投手の前に僅か3安打に抑えられてしまいました。
まぁ、でも今日の山本投手のピッチングからすれば仕方ないでしょう。
今日はコントロールが良かったです。特に右打者の内角のストレート。
コースにきっちり投げてストライクを取ってくるものだから、
結果的にボール球になる変化球まで振らされたりして、
自分の打撃をさせてもらえませんでした。
点差が少なければ、セーフティなり、ボール球を見極めたり、足を絡ませたりして、
突破口を開く方法はあったでしょうが、徐々に点差が離れていく状況では、
打つだけになってしまい、攻略することは難しいですよね。
一言で言えば、山本投手のようなタイプにやってはいけない試合展開だったということでしょう。
点差がつくと打ち崩すのが難しいタイプです。今年も苦労しそうだな…

そんな中で中村剛也選手がホームランを放ってくれました。
打った球は内角に曲がりきらなかったスライダー。
今日は右打者が内角のストレートとスライダーの出し入れに苦労していただけに、
失投を確実に捉えた中村剛也選手のホームランは価値があると思いました。
まぁ、それでも崩れずに、きっちり2三振を取って立ち直った山本投手が一枚上でしたが。
でもこうやって一つ間違えばと思わせるだけでも、コントロールミスを誘うことになりますし、
次回対戦時は簡単にはいかないんじゃないですかね。
中村選手のホームランが次回に生きてくることを期待したいです。



明日は西口投手が先発です。
オープン戦ではストレートの球速があったものの、
細かいコントロールを欠いて失点するケースが多かったようです。
ソロホームランは仕方ないにしても、
ランナーがいる状況ではきっちり抑えてもらいたいですね。
200勝を目指すには今年が勝負の年、西口投手の奮起を期待したいです。

一方のオリックス先発は復活を期す平野投手が先発。
開幕戦でリリーフ登板したようですが、あまり良い結果は残らなかったようです。
それほど苦手にしていた投手でもないですし、明日は打線爆発といきたいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




4月7日 埼玉西武ライオンズ 8−3 オリックスバファローズ

(オ)金子(5回)−川越(2/3)
 −ボーグルソン(1回1/3)−仁藤(1回)
(西)岸(8回)−岡本慎也(1回)
(本)後藤光尊1号2ラン(2回表)、
  石井義人1号ソロ(4回裏)
オリックス
西武 ×

岸が8回2失点と好投! 打線も15安打8得点で援護し、新生西武ドーム初勝利!
新しくなった西武ドームでの公式戦開催ゲームの初戦を見事に飾りましたね。
投げては先発・岸投手が2ランホームランを浴びて先制点を許したものの、
その後はしっかりと抑えて8回・被安打4・四球1・6奪三振・2失点の好投で勝利。
打線も序盤から積極的に攻めてチャンスを作り、
完全には生かせなかったものの、しぶとく点数を入れていき、中盤に打線爆発で大量得点。
終わってみれば15安打8得点という結果で、素晴らしい繋がりを見せてくれました。
2009年の埼玉西武ライオンズらしい勝利だったと言えるのではないでしょうか。


何はともあれ、今日の勝因は岸投手のピッチングでしょう。
WBC代表候補として名前が挙がっていたものの、直前合宿で代表から漏れてしまい、
開幕投手を目指すぞという所で風邪でダウン、
調整遅れとなったことから、オープン戦は良い結果を残せず、
シーズン開幕にむけて不安を残していました。

けれども今日はそんな不安を吹き飛ばすようなナイスピッチング。
岸投手の長所は「腕の振りの良さ」。
細かいコントロールは抜きにして、
今日は原点回帰で腕をしっかり振った投球を初回から見せてくれました。
カブレラ選手に対しては内角ストレートでどんどん攻め込む投球、
こういった内外角を攻める投球こそが岸投手のピッチングなわけです。
日本シリーズの好投でカーブが代名詞となりましたが、
それも内外角をストレートで攻めてこそ、それがあってのカーブ、
立ち上がりからカーブを控え、ストレートを多投するピッチングに岸投手らしさを感じました。

2回に後藤選手に2ランを浴びたのは完全なる失投、
まぁ、心配することはないだろうと思って見ていたら、案の定、7回までほぼ完璧な投球。
100球を超えて疲れの見えた8回にヒット・四球でピンチを招きましたが、
この場面では昨年の日本シリーズのようにカーブに魂を込めて投げ、無失点で凌ぎました。

昨年までの岸投手なら、こういった場面では少し甘さを見せ、
失点しているか、リリーフを仰いでいる場面だったんですが、
昨年の日本シリーズの登板で疲れている時の投球を掴んだのか、
上手く緩急を生かして相手を打ち取っていました。
ランナーのいない時はテンポよく投げながらも、8回のピンチでは相手を焦らすように待ち、
その上で打ち気を外すようなカーブを投げるなど、ピッチングの工夫もしていました。
今日のヒーローインタビューでの「涌井に負けないように」のコメントもそうですが、
今までの弱弱しい言動や、マウンド上で見せるちょっとした甘さがなくなってきたのは、
昨年の日本シリーズでの1点もやれない場面での好投、
WBC日本代表に選ばれなかった悔しさから得られた岸投手の精神的成長の証なのでしょう。

昨年よりも精神的に一回り大きくなった岸投手、
涌井投手と並ぶダブルエースとして、
ライオンズを、パリーグを、そして日本を引っ張っていってくれそうです。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
1(二)片岡、2(左)栗山、3(遊)中島、4(三)中村剛也、5(指)清水、
6(右)GG佐藤、7(一)石井義人、8(捕)細川、9(中)ボカチカ
◆昨日、許銘傑投手と後藤武敏選手が1軍登録抹消、岸・小野寺・長田投手が1軍登録。

1回表 ライオンズ先発:岸投手
大村選手、内角高め140キロストレートでファーストゴロ。
坂口選手、142キロストレートで空振り三振!
カブレラ選手、ファールで粘られるもフルカウントからの低めカーブで空振り三振!

◆岸投手…立ち上がりはストレート中心のピッチング。
     細かい制球はまだだが、腕はよく振れている。
     内角を攻め込む強気なピッチング。


1回裏 オリックス先発:金子投手
片岡選手、初球外角ストレートを打つもライト正面のライナー。
栗山選手、外角高めストレートに振り遅れの空振り三振。
中島選手、カットボール打つもライトフライ。
◆栗山選手…この打席の三振は迷いしか見えなかった。深く考えるなよ。
      いつかヒット出るんだし、もっと気楽に。
◆金子投手…立ち上がりはそんなに良いとは思わなかった。去年より全体的に悪い。
      リズムに乗る前に打ち崩したい。


2回表
ローズ選手、フルカウントから内角ストレート打たれてセンター前ヒット。
後藤選手、逆球外角高め直球ボール球打たれライトポール際への2ランホームラン。
続くラロッカ・日高・フェルナンデス選手と凡退。

2回裏
先頭の中村選手がセンター前ヒットで出塁した後、清水・GG佐藤選手が倒れるも、
石井義人選手がセンター前ヒットで繋ぎ、2アウト1・2塁。
ここで細川選手がセンター前タイムリーヒットを放ち、1点を返す。
続くボカチカ選手は四球で繋ぎ、2アウト満塁とするも、
片岡選手がファーストファールフライに倒れて3アウトチェンジ。

3回表
大引・大村・坂口選手と三者凡退。

3回裏
栗山選手、フルカウントから四球で出塁。
中島選手、内角シュートにバットを折られるもピッチャーが弾き、セカンド内安打!
中村選手、低めシュートにショートゴロ併殺。2アウト3塁。
清水選手、ファールで粘ってフルカウントから四球、2アウト1・3塁。
GG佐藤選手、外角高め147キロストレートボール球に手が出てしまい空振り三振。
◆中島選手…韓国戦の併殺崩しよりはマシだったけれど、
      送球後に足を押すような仕草は気になる。
      足はいいけど手はダメだろ。反省。
◆清水選手…3塁線のファールはフェアに見えたが…それでも粘って四球で出塁。
      中村選手は自由に打たせて、清水選手がヒット・四球で繋ぐ。
      これが今年の打線の一つの形だろう。


4回表
カブレラ選手、フルカウントからの外角高めスライダーでライトフライ。
ローズ選手、フルカウントからの内角カーブでセカンド後方のフライ。
後藤選手、セカンド後方のフライ。

4回裏
石井義人選手、内角ストレート捉えてライトスタンド中段へのソロホームラン!
細川選手、内角スライダー捉えてレフト左を抜く2ベースヒット!
ボカチカ選手、外角カーブを打って三遊間抜くヒット!
 ノーアウト1・3塁。
片岡選手、低めストレートを叩いてセカンドゴロ併殺、
この間に3塁ランナーホームイン。
栗山選手、外角低めストレートにショートゴロ。
◆片岡選手…結果はセカンドゴロ併殺だったが、
      きっちり右方向へ狙い打って3塁ランナーを迎え入れた。意味ある1点。
◆栗山選手…余裕なさ過ぎ。そんな何とか当てたみたいな打撃をしなくとも。
      タイミングを早めに取って打っていけ。


5回表
ラロッカ選手、内角ストレートでサードゴロ。
日高選手、内角スライダーでファーストゴロ。
フェルナンデス選手、外角高めカーブでレフトフライ。
◆岸投手…細かいコントロールには不満の残る所だが、
     腕の振りが良いので全体的にボールが来ている。ナイスピッチ。
     後半に向けては一発を警戒して変化球のコントロールに気をつけたい。


5回裏
中島選手、フルカウントからの外角スライダーを捉えるもライト右へのライナー。
中村選手、四球で出塁。
清水選手、外角低めシュートを叩いてセカンドゴロ、ランナー2塁へ。
GG佐藤選手、外角低めフォークに空振り三振。

6回表
大引選手、高めスライダーでファーストゴロ。
大村選手、外角ストレート打たれてレフト前ヒット。
坂口選手、ランエンドヒットも内角スライダーでライトフライ。
カブレラ選手、外角スライダーでサードゴロ。

6回裏 この回から川越投手が登板。
石井義人選手、外角高めストレート打ってショート右を抜くヒット!
細川選手、送りバント成功、1アウト2塁。
ボカチカ選手、内角低めストレート捉えてレフトオーバータイムリー3ベース!
片岡選手、外角低めフォークのボール球をミートして二遊間抜くタイムリーヒット!

栗山選手、初球外角高めストレート捉えるもレフト正面のライナー。
片岡選手が中島選手の所で2塁盗塁成功!
中島選手、フルカウントから四球で出塁、2アウト1・2塁。
ここでオリックスは投手交代、ボーグルソン投手が登板。
中村選手、内角ストレート打って左中間へのタイムリーヒット!
3塁へ送球される間に打者走者も2塁へ、2アウト2・3塁。
清水選手、高めストレートにセンターフライ。
◆石井選手…今日はホームランを含む3安打と大当たり!
      開幕3連戦は内容的にイマイチだったが、今日は別人のような打撃。
◆片岡選手…WBCを経験したことで、打者としても一回り大きくなった。
      打席に立っていても何とかしてくれるという雰囲気がある。
      初盗塁を決めたし、最高の滑り出し。
◆中島選手…追い込まれてからも簡単には打ち取られない。
      カウントは関係ない粘り強い打者になった。率直に凄い。
◆この回…いい繋がりを見せた。これが今年の打線の恐ろしさだろう。
     9番ボカチカ選手は昨年よりも確実性が増しており、
     1番片岡選手はどんな状況でもなんとかしてくれる雰囲気が出てきた。
     3番中島選手は打ち取られることが少ない確実性の打者となり、
     4番中村選手は長打力、5番清水選手は確実性、
     6番GG佐藤選手も長打力と打者が並んでいく。
     あとは2番栗山選手だけだね。当たりはいいのに…


7回表
ローズ・後藤・ラロッカ選手と三者凡退。

7回裏
GG佐藤選手、フルカウントからの外角ストレートに見逃し三振。
石井義人選手、センター前ヒット!
細川選手、セカンドフライ。
ボカチカ選手、フルカウントから四球、2アウト1・2塁。代走の佐藤選手を起用。
片岡選手、ファールで粘るも内角ストレートにセカンドゴロ。

8回表
先頭の日高選手にヒット、フェルナンデス選手に四球を与えてノーアウト1・2塁。
しかし、大引選手はサードゴロで2塁アウト、1アウト1・3塁となり、
大村選手は内角ストレートでライト手前のライナーで2アウト1・3塁、
代打の北川選手に粘られるもフルカウントからの外角低めカーブでピッチャーゴロ。
◆岸投手…シーズン初登板で100球を超えていて、カーブも抜けたりするなど、
     疲れを見せていたイニングだったが、その苦しいイニングを投げ切った。
     岸投手の精神的成長を感じさせるイニング。

8回裏 この回から仁藤投手が登板。
栗山選手、ライトフライ。
中島選手、ショートゴロ。
中村選手、3塁線を抜けてレフトファールゾーンへ転がるヒット!
この打球をボールボーイが誤って捕ってしまい、エンタイトル2ベースに。
清水選手、低めカットボールを捉えてライト線抜くタイムリー2ベース!
GG佐藤選手、初球外角低めスライダー打ってレフト線へのタイムリー2ベース!

石井義人選手、セカンドゴロ。
◆仁藤投手…高校時代に見ていたが、本当にサイドスローに転向したのか。
      スポーツ紙で野茂コーチが目をかけていたとあったが、
      まさかこんなに早く登板してくるとは思わなかった。
      高校時代とタイプが違うだけに、1軍登板が嬉しいと同時に寂しいなぁ…

9回表 この回は岡本慎也投手が登板。
カブレラ選手、内角スライダーで見逃し三振!
ローズ選手、ノースリーとするも立て直して、
フルカウントからの低めスライダーで空振り三振!

後藤選手、フルカウントからの外角高め直球w打たれてセンターオーバー2ベースヒット。
ラロッカ選手、初球ストレート打たれてセンターフェンス直撃のタイムリー2ベース。

辻選手、外角低めフォークでレフトフェンス手前のフライ。
試合終了、8−3でライオンズが勝利!
◆後藤選手…打撃フォームを変更し、小笠原選手の悪い形みたいに変化。
      内は打てそうもないが、外角の球には手が出やすい。
      バッテリーはコントロールミスをしないように。



打線は開幕戦・2戦目とちぐはぐさが目立ちましたが、
ようやく形になってきたなという感じがします。
今日の打線の流れは、7番打者からチャンスが始まるパターン。

今日は7番石井義人選手が同点ホームランを含む4安打の固め打ち!
開幕カードではあまり良いところを見せられませんでしたが、
今日は石井義人選手らしい打撃でヒットを量産してくれました。

石井選手が出塁すると、8番細川選手がランナーを進めるバッティング。
また、ランナーが残った場合には勝負強い打撃でランナーを返してくれ、
今日は2安打1打点1犠打とチームの勝利に貢献してくれました。

9番ボカチカ選手は昨年よりも確実性が増し、チーム打撃もできるようになってきました。
今日はボールをきっちり見て2四球で出塁、
さらにタイムリー3ベースを含む2打数2安打で全打席出塁、上位打線に繋いでくれました。
昨年は打ってくれれば儲けもの的な雰囲気がありましたが、
今年は昨年とは雰囲気が違ってます。
まだ打撃の荒さはあるものの、
チームから求められているものを発揮してくれている印象が強いです。
ボカチカ選手が機能することにより、下位打線と上位打線の垣根がなくなってきています。

1番片岡選手はWBCの経験を経たことにより、
打席の中で何とかしてくれるという雰囲気が出てきました。
昨年も得点圏打率チームトップで勝負強さはあったのですが、
今年はそういう数字的なもの以上のもの、
ランナーを進めてくれる・返してくれる・出塁してくれる・なんとかしてくれる、
そういった存在感が出てきたように思います。
イメージ的には松井稼頭央選手が1番に据わっていた時代の存在感、
さすがに長打の面では松井稼頭央選手にかないませんが、
打席でのしぶとさや徹底したチーム打撃を見ていると、その存在感はひけを取りません。
昨年と比べて頼もしさが格段に増した選手ですね。
今日はタイムリー1本だったものの、
勝ち越し点の場面の併殺打は3塁ランナーを絶対に返すという意図の上でのものですから、
数字以上の結果を残しているように思います。試合展開的に大きい1点でした。

3番中島選手も国際舞台を経験して大きく成長しています。
今年は追い込まれてからが真骨頂、簡単に打ち取られません。
わりとあっさり追い込まれるんですが、でもそこからアウトにならない。
難しい球をカットしながら、ボール球は見極め、
アウトになっている打球も体勢を崩しながらでもミートしたヒット性の打球が多いですし、
相手投手からすれば、一番嫌な打者でしょうね。
ホームランを放つ豪快さに加えて、三振しないしぶとさ・しつこさが出てきました。
今年の中島選手の打撃内容を見ていると、
球界を代表する打者になったんだなと感慨深くなってきますね。
もはやその存在感は球界一といっても過言ではないほどの存在感になってきています。
今日はラッキーな内安打1本と1四球のみ。それでも打席の内容は素晴らしいです。
凡退も凡退ではない打撃内容ってのが凄い。

4番中村選手はとにかく自由に、思い切り良く。
チーム打撃とか細かいことは抜きにして、思い切り打つのが中村選手の仕事。
今日はチャンスで併殺打に倒れてしまいましたが、
下手な小細工をするよりはあれでいいんです。それが中村選手の仕事です。
結果として、試合終盤のタイムリーを含む3安打1四球と好結果。
試合を決める4番打者としてはまだ物足りないものがありますが、
数字が残ってくることでイメージもまた変わってきますから、
中村選手は自分の打撃を貫いて、4番打者のイメージを作っていってもらいたいですね。

そんな4番打者を可能にしているのが5番清水選手
普通に考えれば、GG佐藤選手が5番なのでしょうが、
渡辺監督は左打者を挟み、石井義人選手や清水選手を5番に起用しています。
私はこの打線の組み方はヒットしていると思います。
4番の中村選手がランナーを返せなかった場合に、ランナーを返すのが5番打者の仕事。
長打力よりもむしろヒットを打つ能力の高さ、
ランナーを返す打撃のできる打者がライオンズの5番打者に相応しいです。
今日の清水選手は中村選手が併殺に倒れた後、
ファールで粘りながら四球を勝ち取りました。
チャンスを逸した後にも、またチャンスを膨らませたことで、
今日の試合は点数が取れそうで取れないという嫌な雰囲気が生まれませんでした。
密かな清水選手の繋ぎが打線を機能させていたように思います。
最終打席はタイムリー2ベース、結果も残って何よりです。

そしてランナーを一掃する6番打者はGG佐藤選手
チャンスをもう一度作り直した状況でランナーを返すもう一人の4番打者です。
今日は3三振を喫するなど、ややブレーキ気味でしたが、
最終打席で外角変化球を引っ掛けてレフト線に運ぶGG佐藤選手らしい打撃がありましたし、
心配することはないでしょう。

こんな感じで打線の繋がりが出てきました。
これで4試合終わって二桁安打が3度、残塁も多いので効率がいいとは言えませんが、
ホームランを含む長打で得点していた昨年と比べ、
今年は打線の繋がりの中でしぶとく得点に繋げていることが多いです。
例え、残塁でチャンスを生かせなくとも、またチャンスを作れる、
そんな雰囲気が今年の打線にはありますね。
各打者が昨年よりもホント粘り強くなりました。

あとは栗山選手だけですね(^^;
1打席目と3打席目の内容は最悪。慌てて打っている姿が寂しかったです。
けれど4打席目・5打席目はしっかりとミート、
しかし野手の正面とツキの無さを感じてしまいます。
ここまでノーヒットというのは辛いでしょうが、いつかヒットは出ますし、
内容も悪くないだけに1本出れば立て続けにいくことでしょう。
今はじっと我慢して、結果よりも内容を重視し続けていってもらいたいです。
打線は全体的にいいので、焦ることはないです。
四球での繋ぎや、ロッテ戦で見せた守備での好返球、
今日の試合でのフェンス際の大飛球の好捕など、チームに貢献してくれているわけですしね。
多くのファンが暖かく見守ってくれています。自分のプレーをしてもらいたいです。



明日は石井一久投手が先発です。
明後日の西口投手もそうですが、オープン戦では好結果が残りませんでした。
四球を連発していただけに、テンポ良く打者を打ち取っていってもらいたいですね。
ベテランで実績のある投手といえども、
結果が残らないことには、衰えを指摘されてしまい、出番を奪われしまいます。
オープン戦と公式戦の違いを見せ付けるような投球を期待したいですね。

一方のオリックス先発は山本投手。
今シーズン初の左投手の対戦ということで、オーダーをどう組むのか注目です。
明日は8日ですし、平尾選手のスタメンは間違いないでしょう。
日本シリーズで全国区となったチャラオの活躍を期待したいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!





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