1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (楽)ドミンゴ(5回)−渡辺(1/3)−小倉(1回2/3)−木谷(1回) (西)平野(5回2/3)−星野(2/3)−岩崎(1回2/3) −小野寺(1回) (本)ブラゼル24号3ラン(5回裏)、石井義人3号ソロ(7回裏)、 江藤2号2ラン(7回裏)、中村剛也24号2ラン(7回裏) 山崎武司13号ソロ(8回表) |
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楽天 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 5 | ||||
西武 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 5 | 0 | × | 14 |
今日の試合を取ったのは大きいですね。 まずは何といってもプロ初先発のルーキー・平野将光投手のピッチングでしょう。 ストレートは140前半〜中盤をコンスタントにマークし、 変化球は130前半のフォークと130キロ後半のSFFが武器、 そこに縦のスライダーとカーブを織り交ぜるというピッチングでした。 今日はとりわけフォーク系のコントロールが良く、 高さを間違うことが少なかったことが今日の好投に繋がったと言えますね。 加えて、良かったのが攻める姿勢。 フォーク中心の投球となると、ついカウントを悪くして四球となりがちですが、 今日の平野投手は6回に四球を出すまでは無四球、 カウントを悪くしてもストレート・スライダーでカウントを整えるなど、 細かいコントロールはなかったものの、全体のコントロールはまとまっていました。 初回から先頭打者を出すなど、内心は苦しいマウンドだったと思いますが、 終始攻めの姿勢を失わなかったことで、ピンチでも追い込まれているという雰囲気はありませんでした。 この攻めの姿勢が最小失点で凌げた理由でしょうね。 失点も守備が上手く処理していればアウトにできた打球でしたから、実質無失点ピッチング、 プロ初先発としては十分満足いくピッチングだったと思います。 打線の援護もありましたが、今日は平野投手がよく投げてくれたことが勝因でしょうね。 そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
プロ初先発初勝利を挙げた平野投手の評価ですが、 何か特別に良いというものはないものの、全体的にまとまっている投手という感じです。 ストレートは体の開きが若干早いので、それほどキレがいいというわけではありません。 ただ上背があって投げ下ろすタイプなので、低めに決まった時はボールの角度があります。 このストレートの角度が、今後、平野投手の良さになってくるかもしれませんね。 変化球は縦のスライダーが少し独特かなという感じがしますが、現時点では勝負球ではない感じ。 2種類のフォークを低めに集めることで打ち取るという投球ですかね。 ライオンズの投手陣はどちらかといえば横変化の投手が多いだけに、 縦変化を武器とする平野投手は先発でもリリーフでも活躍する場所があると思います。 コントロールは全体的にまとまっている印象で、自滅するタイプには見えません。 自信を付けていけば、先発もリリーフもどちらでも行けるように思います。 あとはストレートを低めに集められるようになれば、ボールの角度がもっと生きてきますし、 変化球では縦のスライダーの使い方がもっと上手くなれば、緩急が生きて投球も楽になると思います。 現時点でそれなりの力を持っていますが、まだ良くなる余地を残している投手、 登板機会がないので登録抹消となるようですが、8月には再び出番が来ると思うので、 それまでにさらにコントロールを磨き、変化球の使い方も上手くなってもらいたいです。 孝行息子が出てきてくれたことで、投手陣が活性化してきそうですね。 平野投手の台頭は本当に大きいです。 あとは木村投手辺りが出てくれば、投手陣の若返りも進みそうです。 リリーフで登板した岩崎投手は山崎武司選手にホームランを打たれたものの、 投球内容自体は良かったと思います。 ストレートの走り、スライダーの変化ともに良かったですし、 少なくともボールの勢いは戻っていると思います。 あとは細かいコントロールですかね。 悪い時はボール先行で苦しむだけに、そこが直ってくれば、リリーフとして計算できるはずです。 前回は散々だったようですが、今日のピッチングは復帰に向けて良いステップになったと思います。 小野寺投手に関しては相変わらず… ストレートとフォーク以外の変化球も試そうよと。全部140キロ以上じゃんと(^^; ボール球でもいいから、もう少し球速の変化をつけて欲しいです。 ストレートがいいのは分かったから。確かに力強い。 打線は打ちすぎて、書くことがないです(爆) ブラゼル選手が昨日に引き続いて爆発し、4打数3安打5打点の大当たり! 先制・中押しと良い所での打点でしたし、今日はさすが4番という活躍でしたね。 あとは石井義人選手が4打数3安打と活躍。 守備と走塁でミスがあったので、打撃と合わせてトントンといった感じでしょうか。 まぁ、でも気をつけてもらいたいところ(^^; 加えて、途中出場の江藤選手が今季1号ホームランをマーク。 出番は多くなく、どちらかといえば首脳陣と選手のパイプ役的存在になっていますが、 ベテランのパワーはまだまだ健在、 北京五輪で主力の抜ける8月には出番も来るでしょうし、夏男の活躍を期待したいです。 明日はお休みで、金曜からは札幌での日ハム3連戦です。 打線は非常に良い状態できているだけに、札幌でも大暴れしてくれることでしょう。 そうなると投手陣次第、とりわけ先発投手のピッチングですね。 まず帆足投手で確実に勝利し、 前回良い投球ができなかった岸・西口投手の奮起に期待したいです。 金曜からもガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (楽)長谷部(1回1/3)−松本(4回2/3)−小山(2回) (西)涌井(9回) (本)中村剛也23号3ラン(2回裏)、ブラゼル23号ソロ(5回裏) 草野1号2ラン(2回表) |
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楽天 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
西武 | 1 | 11 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | × | 14 |
今日は楽な試合展開でしたね。 まぁ、初回に1点を先制した後、涌井投手があっさり逆転を許した時はどうなることかと思いましたが、 長谷部投手を自滅に追い込み、大量得点へと繋ぎました。 今日の長谷部投手は内角をかなり攻め込んでいたんですが、 打線が内角のボール球をよく見極め、低めの変化球にも手を出さなかったことで、 結果的に攻めれば攻めるほどボール球が増えていくこととなり、 自身のボークも絡み、自滅となりました。 昨年までのライオンズ打線だとボール球を振って助けてしまうこともあったんですが、 今年はそういったことがないのが打線の強みですよね。 守備にしてもここ数年の中では安定している方ですし(まだ課題はあるものの)、 野手陣の成熟化を感じさせてくれます。 そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
先発の涌井投手は2回以外はほぼ完璧な投球内容で、 4安打2失点7奪三振無四球完投という結果でした。 前回同様、ストレートのキレ・コントロールが良く、 140キロ前半〜中盤の球速をコンスタントにマークしながらも、 内外角をきっちり投げ分けられる辺りに内容の良さを感じさせられます。 変化球も最近は縦に落とすカットボールが効果的になっていて、 ストレートを軸としながらも早めに勝負できているのが良いですね。 悪い時は決められずに球数が増えていくことが多かったのですが、今はそういったところがありません。 若干気になるのはストレートのシュート回転。 やや腕の振りが横気味になることがあり、意図しないシュートになっちゃうのは不安材料。 草野選手にホームランにされたのはそういった球のようですし、 そこだけは気をつけてもらいたいところです。 それ以外は完璧。今の内容なら日本代表でも素晴らしい投球をしてくれることでしょう。 エースである涌井投手が帰ってきてくれたように思います。 打線では五輪組の中島・GG佐藤選手や好調の後藤武敏選手らはぼちぼちで、 それ以外の選手が今日の試合では大活躍しました。 まずは佐藤友亮選手。昨日に引き続き、5打数3安打1四球2打点と好結果を残しました。 長谷部投手のリズムを崩したのは佐藤選手に拠るところが大きかったと思います。 初回の2ベースヒットもしかり、2回のあわや満塁ホームランかというファールの後の押し出し四球もしかり、 ライオンズ打線の中ではあまり長打を考えなくていいと思われていた佐藤選手が大きい当たりを放ったことで 打線全体に対する警戒心がかなり強まったように思います。 まさに切り込み隊長、上手く相手のリズムを切り崩してくれました。 昨日はあまり活躍できなかったブラゼル選手はホームランを含む4打数2安打3打点と活躍。 来日観戦中のご両親の前で素晴らしい活躍を見せてくれました。 それもあってかお立ち台ではかなり上機嫌だったようですし、ここからまた乗っていってもらいたいですね。 そして9番スタメン起用の平尾選手が5打数4安打2打点の大当たり! 今日は浦和レッズの選手が始球式を行ったということもあり、かなり気合が入っていたそうです。 1打席目のタイムリー内安打はややラッキーなところもありましたが、 良いところを見せようという平尾選手の気持ちが勝ったという感じですかね。 今年は出番が少ないながらも、起用された所で結果を残してくれています。 江藤選手と並び、ベンチでの貢献度が高い選手で、チームを盛り上げてくれています。 8月には片岡選手がショートに回り、平尾選手らがセカンドを守るケースが出てくるでしょうし、 ベンチだけでなくグラウンドでも大暴れしてもらいたいですね。 今日は五輪組以外の選手たちが活躍するなど、今後への手ごたえを感じる試合だったと思います。 主軸2人を数字的に埋めるのは大変でしょうが、チーム一丸となって、 打線の中での各打者の役割をしっかりとすることができれば、得点力はそう落ちないと思います。 控え選手にとっては見せ場が来るわけですし、彼らの活躍に期待したいですね。 明日は平野投手がプロ初先発です。 中継ぎで数試合見ましたが、正直まだちょっと早いかなという気持ちがあります。 まだ技術的課題が残っていますが、明日はそういうことは関係なしに、 思い切ってぶつかっていって欲しいですね。 一方の楽天先発はドミンゴ投手。 先発転向以来、抑えられているイメージが強いだけに、 明日こそはしっかりと攻略したいところです。 得意の機動力を絡めながら、チャンスを広げていってもらいたいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (楽)青山(1回2/3)−朝井(4回1/3)−小山(1/3) −木谷(1回)−渡辺恒(1/3)−松本(1/3) (西)キニー(5回)−大沼(1回)−正津(1回) −岡本真也(1回)−グラマン(1回) (本)中村剛也22号2ラン(7回裏) |
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楽天 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | ||||
西武 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | × | 6 |
本来ならば楽勝ペースと言わないまでも、楽な試合展開のはずなのですが、 ここ数試合のピッチャーの状態を見ていると、何点あっても安心はできないですね(苦笑) とりわけ、今日のキニー投手は変化球が高めに浮くという、 ここ2試合の先発投手と同じ状態だっただけに冷や冷やものでした。 5回はもうダメかもと思う場面もありましたが、 センター佐藤友亮選手が落ちそうな打球をよく捕りましたね。 前に落ちていたら逆転されていただけに、 名実ともにあのプレーが勝利を掴むこととなったように思います。 今日は守り勝ちでしょう。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
打線は相変わらず活発です。 勝ち越しホームランを放った中村剛也選手は4打数2安打3打点と活躍! 同点に追いつかれた直後だっただけに、中村選手のホームランによる得点は大きかったです。 1点差だと前述のように投手陣の不安からまだ終わってないという気持ちになりますが、 終盤に2点差が付いたのは本当に大きかったです。 非常に効果的な得点でしたね。 このホームランで中村選手はホームランランキング2位タイの22号をマーク、 交流戦でブレイクした年に並んで、自己最多タイとなりました。 今年は交流戦後半辺りからホームランのペースが上がり始め、 交流戦終了以後はチームで一番ホームランを打っているんじゃないでしょうか。 徐々にペースが上がってきているのが良い感じですね。 このままペースを失わずに、気持ちいいホームランを量産していってもらいたいです。 他には栗山選手が5打数3安打1打点、中島選手が3打数1安打1打点2四死球、 GG佐藤選手が4打数1安打1四球、後藤武敏選手が3打数2安打1四球、 石井義人選手が4打数1安打。 そして守備でも貢献した1番起用の佐藤友亮選手は5打数2安打1打点の活躍。 ヒットになったのはあまり良い当たりではないラッキー性のもので、 打ち取られたのはヒット性の良い当たりという複雑な結果となりましたが、 成績的にはそれなりの結果が残ったので良しでしょうか(^^; 片岡選手が死球の影響で欠場となっており、1・2番をどう組むのかが課題となりましたが、 今日は佐藤友亮選手が上手くその穴を埋めてくれましたね。 これから北京五輪などもあり、主力が抜けるケースがありますから、 他の選手が上手くその穴を補って行ってもらいたいですね。 今日は佐藤友亮選手が良い働きをしてくれました。ナイスプレー! 明日は涌井投手が先発です。 前回は非常に素晴らしいピッチングを見せましたが、 詰めが甘く、途中降板の末にチームは敗戦という結果になりましたが、 投球内容自体は良かったと思うので、明日は結果を出してもらいたいですね。 投手陣全体を引き締めなおすようなピッチングを期待したいです。 一方の楽天先発は長谷部投手。 初対戦ということで、どういう投球をしてくるのか分かりませんが、 まずはシンプルな好球必打で攻略していってもらいたいです。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)西口(4回1/3)−岩崎(2/3)−大沼(1回) −星野(1回)−正津(1回) (ロ)渡辺俊介(9回) (本)大松17号2ラン(3回裏)、オーティズ7号ソロ(4回裏) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
ロッテ | 0 | 2 | 2 | 1 | 4 | 6 | 1 | 0 | × | 16 |
3回終了までしか試合を見れなかった私は、ひょっとしラッキーなのかと思ったり。 まぁ、でもこれだけ完璧にやられると、いっそ清清しいですね。 勝つ時も派手に、負ける時も派手に〜 …この暑い中、球場で応援していたファンはご愁傷様と言うしかありませんが。 でもこれだけ負けてると自棄になって開き直れるから、逆に発散になったかも? まぁ、しかし、すげー試合だわな… そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
立ち上がりの西口投手は昨日の岸投手と同様に、 変化球が高めに浮きがちで、それだけではなく真中に集まり気味、 ちょっと危ない内容だなぁと思っていたんですが… まさかここまでとは。 今日の結果はややショックの残る投球でしたね。 変化球のコントロールぐらいはしっかりとしておいて欲しいです… 2番手の岩崎投手も大炎上したのには残念。 期待していた投手なだけに… 2軍でも打たれていたので、今回の昇格は「およ?」と思いましたが、 まさかここまでやられちゃうとは。 投球内容を見ていないので分かりませんが、大丈夫なんでしょうか。 正津投手同様に、度胸で投げるところがあるだけに、 これで自信喪失することなく、臆せず投げていってもらいたいです。 打線に関しては前回同様だったのかなと。 渡辺投手対策を考える必要がありますね。 遅い球に合っているのが中村剛也選手一人だけというのは辛いです。 とりわけ目に付くのは100キロを切るチェンジアップにやられるケースですね。 渡辺投手の緩いチェンジアップは、 ソフトボールのライジングボールを手本にしたものでしょうから、 普通の緩い球だと思って引っ張っちゃうとフライが上がるだけになっちゃいます。 回転もシュート気味に回転しているように見えますから、 強く打ち上げようとして振ると上空に上がるだけ、スタンドまで届きません。 捉える方法は正直よく分かりませんが、 逆にスライスさせるように打った方がヒットになるんじゃやないかなぁと思ったり。 逆方向に切るようにして打った方がいいように思えます。 どうしても球が遅い分だけ、引っ張ろうとしているように見えますので、 欲を捨てて我慢しながら打って欲しいっす。 しかし遅い球ってのは難しいですね… 素人からすると、遅い球のほうが打ちやすいように思えますが、 ストレートとの緩急さや、打てると過信しちゃうだけに打てないんでしょうね。 今のライオンズ打線の強く振りきるという打撃では攻略しづらいだけに、 別の対策を考えてもらいたいです。 明日は月曜ですが、海の日なので試合が開催される模様です。 明日からは楽天との3連戦。 今日大敗したとはいえ、カードは勝ち越しですから、 次の3連戦も勝ち越せるよう頑張って欲しいですね。 ライオンズの先発はキニー投手。 久々の登板となるだけに、どういった投球をしてくれるのか楽しみです。 一方の楽天先発は青山投手。 外の球をどれだけ踏み込んで打てるかが鍵だと思うので、 今日の結果は忘れて、明日は思い切って打っていって貰いたいです。 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)岸(3回2/3)−大沼(2回)− 星野(1/3)−小野寺(3回) (ロ)成瀬(6回2/3)−シコースキー(0/3)− 伊藤(2/3)−松本(1回)−高木(2/3) (本)ベニー4号ソロ(4回裏)、今江6号ソロ(6回裏)・7号3ラン(9回裏) 中島18号2ラン(5回表)、ブラゼル22号2ラン(7回表)、 後藤武敏4号3ラン(7回表) |
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西武 | 0 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 2 | 4 | 17 | ||||
ロッテ | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 10 |
ライオンズファンは「ロッテ打線は当たってるなぁ」と思い、 マリーンズサポーターは「西武打線はよく打つなぁ」と思うそんな試合でしたね。 両チームとも凄い打ちすぎ。つーか、投手陣が打たれすぎ。 もう勝ったからなんでもいいや、という感じの試合でしたね。 負けた方はショックが残るでしょうから、本当に勝てて良かったです。 打線は打ちすぎて誰がヒーローなんだかサッパリ分からないほど。 中島選手は逆転された直後の5回に再逆転となる2ランホームランを放つなど、 4打数3安打3打点2四球と打線全体を牽引しました。 打率も.349まで上がり、.350まであと少しとなりました。 後藤武敏選手は試合を決めたとも言える7回の3ランホームランを含む、 5打数3安打3打点とこちらも大活躍、昨日に引き続きいい働きをしています。 勝ち越し2ランホームランを放ったのはブラゼル選手。 他にも栗山選手とGG佐藤選手が2安打ずつ、 途中出場の松坂健太選手が2打数2安打3打点と猛アピール。 同じく途中出場の平尾選手もヒットを放つなど、今日は中軸を中心に色々な選手が打ちました。 どんなに追い上げられても突き放す攻撃の強さが今日の勝因でしたね。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
一方の投手陣に関して、というよりも、投手を含めたバッテリーには失望感でいっぱい。 先発の岸投手はストレートの走りはまあまあで制球も悪くなかったのですが、 変化球が全般的に高く、甘くなった変化球を打たれることが多かったです。 それでも細川捕手は変化球中心の配球になってしまって… 何で銀仁朗選手じゃなかったんでしょうね、というのが率直な気持ち。 今日の状態なら、もう少しストレートを多めに使って良かったと思うんですが。低め甘かったし。 交代のタイミングも早いと感じたし、どうも渡辺監督になってからの継投は分かりません。 もう分からないんだから解説できない。常に後手と傷口を広げたくないがせめぎ合ってる継投に見えます。 今日は傷口を広げるのを恐れたのでしょうが… もし、展開的にもつれていたら、どういう継投にしていたんでしょうか。聞いてみたいです。 4番手の小野寺投手も期待を裏切ってくれて… まぁ、打たれる理由は分かってるんですが。 3イニングを投げたことでセーブが付いたわけですけど、4失点では喜べません。 8回も9回も上手くやっていれば無失点で凌げたはず。 2アウトから傷口を広げてしまって失点しちゃってます。そういう所が甘いといいますか… まず打たれる理由として、技術的な問題というよりも、配球の問題がありますよね。 小野寺投手のストレートは140キロ後半〜150キロ、 フォークはSFF、もしくは伊良部投手のような高速フォークで140キロ前後、 他に120キロ台のスライダーがあるわけですが、ピンチになるとストレート・フォークの2択。 フォークは落差よりもバットの芯を外すような高速フォークですので、急速や縦の変化はさほど大きくなし。 どうしても球速の変化が少なすぎて、粘られてしまうと打者の方がタイミング合ってきます。 もっとスライダーを織り交ぜて、球速の変化を付けなければダメなんですが… 本人もそれは分かっているはずで、今日のような展開はスライダーを試す機会なのに、 ランナーを出すと熱くなるのか、ストレート・フォークの2択。もう少し投球の幅を広げてもらいたいです。 もう1つ技術的な問題として、 最近は力んだ時のストレートがシュートのように押し出すような腕の振りになっちゃってます。 もし打者が球種が分かっているとすれば、そこに多少の癖が出ちゃっているんでしょうね。 ピンチでの開き直った場合には今の力任せのストレートでいいと思うんですが、 ランナーがいない場合、点差がある場合には8分程度でコントロール重視で投げられるようになって欲しいです。 いつでも全力投球というのもいいんですが… もうちょい力抜けと。もっと楽をすることを覚えて欲しいです。 明日は西口投手が先発です。 西口投手の好投を期待したい…ところですが、この2試合を考えると、 ロッテ打線の状態もいいですし、打撃戦は必至でしょう。 要所を締める投球で、まずは5イニングをしっかりと投げてもらいたいですね。 一方のロッテ先発は渡辺俊介投手。 前回は渡辺俊介投手の緩い変化球、カーブ・チェンジアップに手を焼いただけに、 今回はその遅い変化球を無理に引っ張らずに、引き付けて打ち返してもらいたいですね。 ここ2試合状態のいい、打線の爆発に期待しましょう! 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)帆足(5回2/3)−正津(1回)−星野(0/3) −岡本真也(2/3)−グラマン(1回2/3) (ロ)唐川(3回)−小宮山(3回1/3)−松本(1/3) −伊藤(1回2/3)−高木(0/3)−久保(2/3) (本)後藤武敏3号3ラン(2回表) 里崎11号2ラン(6回裏) |
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西武 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | ||||
ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 6 |
しかしよく勝ちましたよねぇ…マジで。 もう今日の試合はそれでいいです。細かい文句は色々とあるけれども。 勝ったからこそ許される試合でしたね。負けてたらボロクソだったわ(爆) 勝因としては追い上げられても反撃意欲を失わなかった打線でしょう。 2回に6得点を挙げ、2回以降の帆足投手の安定感も抜群だったこともあって、 ちょっと気が抜けたというか、やや流し気味な攻撃になり、 3回から6回までは2安打のみで、チャンスらしいチャンスはなかったんですが、 6回に2点取られた直後の7回には中島選手が2ベースヒットで出塁し、 代わった松本投手がモーションに入る前にスタート、 タイミングは危うかったものの、慌てた松本投手の悪送球を誘って1点。 さらに追い上げられた後の9回には、 先頭の片岡選手がサード強襲2ベースヒットで出塁し、栗山選手の送りバントで3塁へ、 ここで再び中島選手が前進守備のセカンドの頭を越すタイムリーで1点追加。 追い上げられた直後の得点により、試合の主導権を渡すことなく戦えました。 もし、7・9回表が簡単に終わっていたら、今日の試合は落としていたでしょうね。 試合展開的に非常に大きい、効果的な得点になったと思います。 そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
効果的な追加点となった7回表の攻撃を振り返ると、 まず中島選手が2ベースヒットで出塁し、 ブラゼル選手を迎えたところで2年目の左腕・松本投手がマウンドへ。 その初球、モーションに入る直前にややフライング気味のスタート、 気づくのが遅れた松本投手は慌てて3塁へ送球。 タイミング的には際どく、低めに良い送球が行っていればアウトでしたが、 慌てた分だけワンバウンドしてしまう悪送球となり、中島選手がホームインというプレーでした。 まず、結果はどうあれ、狙いは素晴らしかったですね。 松本投手は経験が浅く、完全なワンポイント要因の変則左腕、 完全に打者に集中していただけに、盗塁の試みは良かったと思います。 結果的にフライング気味になってしまい、アウトになりそうではありましたが、 そういった相手の虚を付くのが走塁の醍醐味とも言えます。 野球は失敗のスポーツです。 普通にプレーしていればアウトであっても、相手の虚を付けば十分セーフになる可能性があります。 その最たるものがランナー1・3塁のダブルスチールでしょう。 相手のミスを誘うスリリングな走塁は野球の醍醐味の1つです。 仮に松本投手の送球が良く、アウトになっていたとしても、 中島選手の走塁は責められるべきものではなかったでしょう。 ここが野球の面白さですよね。 最近はミスを恐れてか、全般的にスリリングな走塁を見る機会は減りましたが、 今年のライオンズは失敗を責めないこともあり、積極的に仕掛けています。 その象徴が今日の中島選手の盗塁だったと思います。 今年のライオンズの積極性が呼び込んだ大きな追加点でしたね。 ダメ押し点となった9回表の攻撃は野球の妙というものでしょう。 ランナーを3塁に進めるということの意味が出た攻撃でした。 ランナー2塁と3塁では野手の守り方が全く変わってきます。 今日のように前進守備を敷けば、ホームアウトにできる可能性は膨らむものの、 速いライナーや内野の頭を越すか越さないかの詰まった当たりがヒットになります。 強打者に前進守備を敷くのは諸刃の刃とも言えるわけです。 先日のオリックス戦もそうでしたが、初回の前進守備だった故に、 中島選手のセカンド左の打球が抜けたというタイムリーがありましたし、 今日も相手の前進守備を裏目にさせる定位置付近の小フライでタイムリー。 運がいいといえばいいのですが、相手の裏をかくことのできる中島選手の打撃が見事です。 これも対応範囲が広い故でしょう。 打った中島選手も見事でしたが、チャンスを演出した片岡選手、栗山選手、ベンチと、 チームの一体感を感じさせる良い攻撃だったと思います。 中島選手ばかりを褒めていますが、試合前半ではむしろ戦犯気味(^^; 唐川投手の攻略に貢献したのは、後藤武敏選手の3ランホームランと、 ブラゼル選手の2点タイムリーヒットでしょう。 今日の後藤武敏選手は4打数3安打と大当たり! 試合がもつれなければ、間違いなく今日のヒーローは後藤選手だったでしょう。 中島選手とGG佐藤選手が北京五輪メンバーに選ばれたので、 8月の大半は3番・5番打者がいないという緊急事態になります。 その時のためにここまで2軍で温存されていたのが後藤武敏選手。 ぶっつけ本番よりはということで慣らしの意味合いもあって、 交流戦明けからの1軍登録となりましたが、いきなりの活躍もあって今や完全なレギュラー候補。 打ったり打たなかったりと多少の波はありますが、 打ち取られた当たりもライナー性の打球が多く、 内容自体は悪くないだけに今後の活躍が期待されます。 あっさりとした三振が減れば、もっと成績も安定してくるでしょうね。 8月には5番起用されることが有力なだけに、今後の活躍に期待したいですね。 ひょっとしたら、打順の兼ね合いで、4番なんてこともあるかも。五輪期間の鍵を握る選手です。 もう一人の鍵を握る選手がブラゼル選手。 7月はややヒットが出ず、成績を落としていたのですが、 今日は貴重な追加点となるタイムリーを含む2安打と好結果を残しました。 特にタイムリーヒットは高めの変化球を上手く被せて打つというもの、 オープン戦の広島戦で見せたセンター前タイムリーを髣髴とさせるものでした。 振り回さなければ柔軟な打撃もできるだけに、今日のタイムリーを忘れないでもらいたいですね。 打線の得点力を減らさないためには、8月のブラゼル選手の爆発が必要不可欠。 ここからまた調子を上げていってもらいたいです。 反省材料としてはメモにあるように継投の悪さ。 今日はちょっと早めに動きすぎたかなぁと思わなくもなし。 特に問題なのは7回に岡本真也投手を継ぎこんだ後の8回続投。 7回はすんなり終わったわけではなく、里崎選手に慎重に攻めての四球、 満塁の場面で大松選手ということで、こちらも細心の注意で攻めての空振り三振。 ポイントとなる所を抑えたことで、リリーフ投手としては気持ちが一度切れる場面でした。 8回に追加点が取れていたなら、気持ちも入れ直しやすく、続投でも良かったのでしょうが、 ちょっと危ないかなと感じさせられるような展開になっていました。 点差もあったことですし、あそこは小野寺投手で良かったんじゃないかなぁというのが私の気持ち。 前々から言っていますが、抑えのグラマン投手は別格としても、 7・8回の継投はもっと柔軟でいいと思ってます。 7回がポイントだと思えば、岡本投手をつぎ込めばいいし、 その時は8回に小野寺投手なり、別の投手をマウンドに送ればいいことでしょう。 小野寺投手が信用できないというのは分かりますが、 だからといって使わなければいつまでも信用されないわけですし、 結果的に負けているとはいえ、投球内容は別に悪くありません。 もう少し勝ちゲームでも使っていいと思うんですがね。 使わないなら1軍に必要ないでしょう。それならもっと若い投手を試した方が有意義。 小野寺投手を1軍に置いておくなら、もっと任せてあげて欲しいです。 リリーフ陣を中心に投手陣は全体的に高齢なんですから、 若手・中堅所を主力に持ってこないと2〜3年先がマズイですよ。 先発は涌井・岸投手に帆足投手がいるので、まだ大丈夫そうですが、 リリーフは星野・小野寺投手以外はベテラン勢ばかり。 リリーフ陣の再構築に関しては、まだまだ課題が多いように思います。 もう少し継投が上手くなればいいんですが… そこが渡辺監督の課題でしょうか。 あとはキャッチャーかな。 帆足投手と組んだ経験も多いので、野田捕手のスタメン起用は良かったと思いますが、 降板後のピンチでもそのまま使い続ける必要があったのかなと。 最近上がってきたばかりですし、 細川捕手なり銀仁朗捕手に代えた方がリリーフ投手も安心だったかと。 リードに落ち度がなかったから代える必要はなかったとはいっても、 少なくとも8回の2アウト2塁の場面では間違いなく代打でしょう。 今日のメンバーなら平尾選手ですかね。しかし左の信頼できる代打がいないなぁ… 何はともあれ、今日の試合を取れたことは大きいです。 明日は岸投手が先発。 今日はリリーフをつぎ込んだだけに、明日は岸投手に長いイニングを投げてもらいたいですね。 内容が段々と良くなっていますから、球数次第では完投を十分狙えるはずです。 岸投手の好投を期待したいです。 一方のロッテ先発は成瀬投手。 前回は攻略することができましたが、 成瀬投手も代表メンバーに選ばれて気合が入っているでしょうから、 明日の試合は要注意です。 気を引き締めなおして明日の試合に臨んでもらいたいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |