1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ソ)大場(7回)−三瀬(1/3)−久米(2/3) (西)キニー(7回)−岡本真也(1回)−グラマン(1回) (本)中島2号ソロ(4回裏)、ボカチカ1号3ラン(4回裏)、 細川1号ソロ(4回裏) |
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ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 5 |
今日の勝利で今季初の連勝、今季初の同一カード勝ち越し、 開幕からホークスが劇的な勝利で一歩リードしていただけに、ここで歯止めをかけたのは大きいです。 再びパリーグは混戦モードに。 ライオンズがAクラス以上になるためには、混戦にならなければいけないので、 この調子でパリーグを引っ掻き回していきたいですね。 試合はキニー投手が、7回3安打無四球で牽制悪送球による1失点のみ、 毎回の9奪三振を挙げるなど、安定感抜群の投球を見せて、来日初勝利を挙げました。 攻撃ではルーキー大場投手の前に序盤は苦労したものの、 4回に中島選手の先制ホームランに始まり、 ブラゼル選手のヒット、GG佐藤選手の死球、中村選手の送りバントと続いて、 ボカチカ選手が来日初アーチとなる3ランホームランで加点、 続く細川選手もホームランを放ち、1イニング3ホーマー5得点で試合を決めました。 今日の試合も投打に充実したナイスゲームでした。 試合のポイントは4回裏の攻撃。 中島選手の先制ホームランが大きかったことは言うまでもないのですが、 地味に輝いていたのが中村剛也選手の送りバントでしょう。 1点リードでノーアウト1・2塁、バッターは中村剛也選手。 ここはどういう攻撃をするか迷う所ですが、今日は送りバントの判断。 ホークスバッテリーもどう出てくるか迷っていたのか、まずは牽制、 中村選手はヒッティングの構えのままで、送りバントの気配はありませんでした。 そして直後の初球に送りバント、しかもただやるのではなく、 投手と1塁の間にプッシュ気味にバント、これが良い所に転がって送りバント成功、 1アウト2・3塁となり、ボカチカ選手に犠牲フライで十分という意識を与え、 センターから右方向へ強いフライを打った結果が3ランホームラン、このバントが効きました。 ただバントをしただけでなく、プッシュバントと工夫したことで、 ベンチも意表を突かれたのか、すごく和やかな雰囲気になり、 逆にホークスバッテリーはやられたという認識が強まったのか、 外国人打者の初球を簡単に変化球で取りにいくなど、少なからず動揺を与えていました。 昨日に引き続き、「何をしてくるか分からない攻撃」を今日も見せてくれました。 ちょっとした攻撃でも各選手が工夫をこらす野球、 それが渡辺西武の野球なのだと感じました。 4回裏の攻撃は非常に良かったと思います。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
先発のキニー投手は立ち上がりから低めにボールが集まり、安定感抜群の投球でした。 ストレートは140前後ながら、長身から低めに投げ込むため、角度があり、 球持ちがいいので、球速以上の力がありました。 後半には真中付近にボールが来ることもありましたが、 球持ちがいいためか、思いのほか差し込まれることが多く、 いずれも外野フライ止まりで、外野の頭を越すことは1度だけ(GG佐藤選手の好捕)でした。 変化球はカーブ・スライダー・スプリット系のボールによる組み立てで、 ストレートとカーブとで緩急を付け、スライダーを主な決め球として使っていました。 試合中盤からはカーブも決め球に使うなど、 前回登板よりも今日の試合の方が投球に幅が出てきた感じがしますね。 それが9奪三振と三振が多かった1つの理由でしょう。 コントロールが良く、大崩れする気配はないので、 先発としてある程度計算できる投手になってくれそうです。 課題はスタミナでしょうかね。前回登板もそうですが、80球ぐらいでやや疲れが見られます。 前回は球威がなくなり、今日は細かいコントロールが失われていました。 今日は点差があったので、7回まで行けましたが、僅差なら6回終了時で降板だったかも。 キニー投手の先発時には継投のタイミングもポイントとなりそうですね。 8回以降は今季の必勝リレー、岡本真也・グラマン投手でしっかりと締めました。 三井投手が肘痛で抹消になってしまったようですが、 今は先発投手が6回〜7回までキッチリ投げてくれていますし、 小野寺・星野投手も投球内容はいいので、三井投手の離脱はあまり関係ないでしょう。 シーズン当初に構想したように、小野寺・三井・岡本・グラマン投手の4人のうち3人が、 抑え役で回れるような状況で1年を戦うことができれば、結果はついてくるはずです。 必ず誰かの調子が落ちてくるはずですから、 その時に三井投手が復帰し、チームを助けてくれればいいでしょう。 勝ち負け関係なく登板できる投手が1人増えたと考えれば、 却ってバランスが良くなったかなとも思います。 打線は先発全員の13安打を放った昨日とは違って、6安打に留まりましたが、 そのうち4本を4回裏に集中させ、しかも3本がホームラン、効率のいい攻めで5得点を挙げました。 ホークス先発の大場投手は初めて見たので比較はできないのですが、 今日はストレートが140前半ながらも腕をしっかり振っていたので球威自体はあり、 縦に落ちるスライダーのキレも良かったように見えました。 ただコントロールがアバウトで、逆球や高さを間違えることがちらほら、 待っていれば失投が来てくれるかなという投球内容でした。 それを掴まえたのが4回裏、中島選手が初球の外角低めスライダーを狙い打ち、 ボカチカ選手も初球の外角低めスライダーを狙い打ち、 細川選手はタイミングの合っていたストレートを打ち砕いた、そんな印象でした。 大場投手は確かにいい投手だとは思うんですが、 ストレートが空振りを奪うといったものではないので、なんとかカットしていけばよく、 変化球は縦スライダー・縦カーブ・フォークと全てが縦の変化であまり急速差もないので、 ストレートを待つか、スライダーを待つかの対応でよく、粘っていれば失投が来る、 そんな感じの狙いで打者は待っていたのではないでしょうか。 中島選手とボカチカ選手は1打席目の攻め方からスライダーに狙いを定め、 細川選手は思いのほか付いていけていたストレートを狙っていたのだと思います。 それが4回裏の3本塁打の理由なのでしょう。 形的にはルーキーの大場投手に黒星を付け、攻略したわけですが、 5回以降は無得点に抑えられるなど、KOするまでには至りませんでした。 ここは1つの課題ですね。左打者よりは右打者の方が打ちやすそうだった印象も。 これからも対戦はあるでしょうし、次回に向けて引き続き対策を練っておいて欲しいです。 打者個人で見ますと、3番中島選手が先制ホームランを含む2安打と活躍。 今日打ったのはいずれも外角の変化球。 ホームランは狙い打ったとはいえ、さすがとしか言いようがないです。 高さ的には甘く、ヒットにはできる球だったと思いますが、 それをホームランにするのは誰でもできるというものではありません。 あれを悠々スタンドまで運べるようになったのは、今年の中島選手の成長の証でしょう。 最終打席のライト前ヒットは変化球が落ちてきたところをそのまま持っていく技ありの一打。 低めの変化球でもヒットにできるのが中島選手の上手さですよね。 昨日は他の打者に乗せられてタイムリー、今日は逆に味方の突破口を開くホームラン。 打線がいい循環をしてきました。 来日初ホームランを放ったボカチカ選手は2打数1安打2四死球という結果。 ホームランはちょっと驚きでした。 今まで引っ張り一辺倒だったので、なんだ右中間方向にも飛距離出るじゃんと(^^; おそらく、犠牲フライでも十分だという気持ちで入ったから、 外角の変化球を綺麗に捉えられたんだと思います。 今日のようなバッティングをしていけば、打率も上がってくるかと。 どちらかというと、ブラゼル選手よりもボカチカ選手の方が日本の野球に対応しているようにも。 内角を攻められての死球で怒ったのも、そこを攻められないためのアクションなのかなと。 オープン戦当初では手を出しまくっていた外のボール球の変化球も見れるようになりましたし、 打撃内容が日増しに良くなっているように見えます。 今後の活躍に期待ですね。 細川選手は逆球の内角低めストレートをゴルフスイングのように捉え、 滞空時間の長いレフトポール右へのソロホームラン。実に芸術的でした。 低めのストレートには滅法強いですね。誰が投げていても関係ないし。そこが細川選手の凄い所。 逆に誰が投げていても三振する時もありますが(苦笑) 細川選手のバッティングだけは何年かかっても理解できそうにないです(^^; あとはブラゼル選手が1安打。 ただ膝元の変化球に対しては脆さを見せ続けています。 ベルトやや下ぐらいの高さならば捉えられるんですが、それより下になるとまだ厳しい。 日本の野球に慣れるまでは我慢といった所でしょうか。 レフト方向に軽打できるようになれば、大きな進歩なんですが、今の所はフルスイング中。 ブラゼル選手の打撃内容に直接的に関係することではないのですが、 膝元の変化球に空振りしたときに前につんのめる癖があるようです。全くわざとでなく。 ランナー1塁時に右投手で膝元の変化球を投げる投手がいれば、盗塁を試みても面白いかも。 守備妨害取られますかね? 故意じゃないから取られない可能性も。 でもあそこまでせり出すと、故意でなくとも取られるかな。一度試してみて欲しいです(^^; GG佐藤選手は開幕からの連続ヒットを継続中。 それにしても4回裏の死球には冷やりとしました。 一瞬、骨折か!?と思ったほど。 コース的には引っかかったストレートが右手の甲に直撃する所でしたからね。 そこを上手く避けて、掠める程度の死球に(ひょっとしたら当たってなかった?)しました。 今やチームとしては欠かせない選手になりつつあるだけに、 骨折による長期離脱とならなくてホント良かったです。 昨日活躍した片岡・栗山・松坂健太選手はノーヒット。 片岡選手は大場投手のストレートにタイミングが合っておらず、 最終打席のセンターフライがようやくといった感じ、次回対戦時には頼みます。 栗山選手は外角のストレート、膝元の変化球と上手く攻められ、失投は全くなし。 今日はノーチャンスでしたね、 残念ながら。それでも1打席目に四球を取りましたし、 打てないまでも粘れるのが栗山選手の良さです。 松坂選手は外角低めのボール気味の変化球を打ち上げ気味。 打ちたい気持ちがまだ強すぎるのかなと。高めのボール球を振っちゃったりしましたしね。 当面は今のようにとにかく振っていく方向でいいと思いますが、 レギュラーを狙うならば、打てる球と打てない球の見極めも重要になってきます。 ここは松坂選手の成長を見守りたいです。 今日の勝利でライオンズは今季初の連勝、同一カード勝ち越し、 首位のソフトバンクにもブレーキをかけられましたし、今日の勝利は本当に大きかったです。 これで首位のソフトバンクが6勝3敗、最下位の日ハムが3勝5敗、 残りの4チームは貯金1・5割・借金1と、混戦になってきました。 火曜からは借金1で並ぶオリックスとの3連戦です。 オリックスは先発陣の怪我で裏ローテは弱くなっているだけに、 ここで開幕カードのお返しをしておきたいですね。 まずは初戦、前回は散々だった西口投手が好投し、チームに安心感を与えて欲しいです。 そして3連戦で登板するであろうオリックス・金子投手を今度こそ打ち砕いてもらいたいですね。 火曜からもガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ソ)スタンドリッジ(3回0/3)−森福(2回)−甲藤(3回) (西)石井一久(7回)−山崎敏(1回)−大沼(1回) (本)ブラゼル4号ソロ(1回裏) |
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ホークス | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | ||||
ライオンズ | 2 | 3 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | × | 10 |
今日はこれまで溜まっていたものが全て出た感じですね。 タイムリー欠乏症に陥っていた打線が、先発全員安打の13安打10得点と爆発、 栗山選手の2本のタイムリーヒットと中島・細川選手のタイムリーヒット1本ずつと計4本出ました。 相手のスタンドリッジ投手の状態が悪く、 追い込まれてもファールで逃げることができ、四球や失投を捉えることができたとはいえ、 こういう風に結果として残ってくると自信に繋がりますよね。 これでタイムリー欠乏症という言葉に悩まされることはひとまずないでしょう。 今日の打線における最大の収穫は、2番栗山選手の活躍でしょう。 ライオンズの課題はクリーンアップではなく、むしろ1・2番の出塁でした。 1番片岡選手の調子が良く、その点は安心材料でしたが、2番打者がここまで決まってませんでした。 それが今日の試合で久々に2番で出場した栗山選手が、 初回のあわやホームランかという大犠牲フライを始めとして、 2回にはレフト左への2点タイムリーヒットを放ち、 6回には左腕の森福投手からセンター右へ2点タイムリーヒット、 3打数2安打1犠打1四球5打点という大活躍を見せ、2番打者定着を大きくアピールしました。 今日の栗山選手の良さは、昨年の良い状態に戻ったことだと思います。 今年の栗山選手はフォーム改造に現れているように、どこか小さくなってました。 アベレージを上げようとしたのでしょうが、それが却って打球の勢いを消してしまい、 詰まり気味の打球ばかりになって、なかなか結果が残ってきませんでした。 それが今日の第1打席にノースリーから打っていき、通常ならばセンターオーバーの当たり、 多村選手がギリギリ追いついてしまったので犠牲フライとなりましたが、 あわやホームランかという打球は昨年までの栗山選手の力強い打球を彷彿させるものでした。 その犠牲フライで栗山選手も吹っ切れたのか、 2回にはタイムリーヒット、4回には持ち前の選球眼で四球を選んでチャンスを広げ、 6回には左投手から粘った末のタイムリーヒット、 昨年見せた勝負強さと選球眼の良さが戻り、ライオンズファンの知る頼りになる熱い男、 栗山巧選手が帰ってきてくれたのだなと思わせてくれる今日のバッティングでした。 今日の試合でノースリーから打っていったことに象徴されるように、 従来の2番打者として考えるのではなく、1番打者が2人いる感覚、 もしくは3番打者が2人いるような感覚で捉えれば、2番栗山選手というのは成功すると思います。 繋ぎという点ではまだ多くの課題を抱えていますが、 左右の投手関係なく、栗山選手を2番に固定して使ってみる価値はあると思います。 今日の試合で栗山選手が一皮剥けましたね。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
勝因は2回裏の攻撃でしょうね。 1回表は不運なヒットからピンチを招くことになり、不用意な1球で失点、 ここ2試合続いた防げる失点を与えてしまっていました。 1回裏に相手のエラーと言ってもいい片岡選手の3ベースヒットでチャンスを作り、 栗山選手のあわやホームランかという犠牲フライで同点に追いつき、 ブラゼル選手のホームランで勝ち越し。 しかし2回表にまた失点して同点に追いつかれてしまうなど、 2回裏までの展開は決して良いものとは言えませんでした。 それが2回裏にヒットと言ってもいい中村選手のサードゴロエラーで出塁し、 ノーアウト1塁で7番大島選手はどうするかと見ていると、強行でライトへのヒットでノーアウト1・3塁。 簡単にバントで送らない積極性が渡辺西武の良さでしょうね。 大島選手にも引っ張る姿勢がありありと出ていましたし、 今日の試合では結果的にこの強攻策が打線爆発を呼んだように思います。 そして続く細川選手はカウント1−2からプッシュバント気味のセーフティスクイズの構えを見せ、 ボール球だったのでギリギリ引いてボール、そしてそのまま四球。 このセーフティスクイズにスタンドリッジ投手が驚いたのか、 その時のノースイング判定に整理がつかなかったのかわかりませんが、そこから制球を乱していき、 常にフルカウントになるような状況になりました。 そうして片岡選手が外の球をよく見極めての押出し四球、 栗山選手の2点タイムリーと繋がっていったわけです。 渡辺監督がシーズン前から言っていた、「何をやってくるか分からない野球」、 その言葉を実現させたのが2回裏の攻撃だったように思います。 単純に送らずに打ってランナーを進める野球、 ランナーが出れば相手の不意をつくような行動を取り、相手に余計なことを考えさせる野球、 それができていたのが2回裏の攻撃でした。 打線は2番栗山選手以外にも多くの選手が活躍しました。 好調の1番片岡選手は4打数3安打1押出し四球と出塁してチームに貢献、 4番ブラゼル選手は1回裏の勝ち越しホームランを放って貢献、 6番中村剛也選手は5打数1安打ながらも、うち2本はヒット性の打球のエラー (少なくともサードゴロはイレギュラー気味の強襲安打だったと思うんですが)、 実質、5打数3安打相当の活躍でチームの勝利に貢献しました。 7番大島選手はポイントだった2回裏の攻撃で強攻策を成功させて勝利に貢献。 対左投手はまだ信頼できませんが、右投手時には出番が増えてきそうですね。 8番細川選手は3打数1安打1四球1打点と活躍。 そしてここまでノーヒットだった9番松坂健太選手が4打数2安打 2回裏のノーアウト満塁のチャンスでは、外角外角という攻めだっただけに、 タイムリーヒットないしは犠牲フライを期待していたのですが、 最後の最後に内角低め一杯のストレートを投げられて空振り、これは相手バッテリーが1枚上でした。 しかし2打席目・3打席目はその悔しさを晴らすように、 外角の球をレフトへ運ぶヒット、ようやく松坂選手らしいバッティングを見ることができました。 当面は結果を気にすることなく、思い切って振っていって欲しいです。 それだけに最終打席の見逃し三振はいただけない。松坂選手の役回りは「振る」ことですからね。 なにはともあれ、今季初ヒットが出たことで、本人も首脳陣もファンもホッとしたという感じですね。 ここ数試合ヒットのなかった3番中島選手も周りにつられるようにしてタイムリーヒット。 それまでの打撃の状態はかなり悪かったです。 ストレートには完全に振り遅れ、簡単に追い込まれてしまい、ボール球の変化球を振らされるという形。 2回裏のチャンスでは内角のボールに一度逃げながらも微妙に当たりにいく死球で繋ぐなど、 なんとか後ろに繋ごうとしていたほど。 それが5回に味方打線の勢いのままに、初球打ちでセンター前タイムリーヒットを放ち、 7回にはヒットにこそならなかったものの、中島選手らしいバッティングが見られるなど、 最悪の状況を脱し、一気に好転した印象を受けます。 やはり中島選手といえば初球打ち。一球で仕留める集中力です。 それが戻ってきたことは明るい材料でしょう。今日は他の味方打者に感謝ですね。 今度は中島選手が他の打者を乗せていって上げて欲しいです。 心配というほどではありませんが、気になるのが5番GG佐藤選手。 今日もヒットを放ち、開幕から8試合連続安打をマーク、 凡退した打席も良い角度でフライが上がり、ホームランを少なからず期待させる外野フライで、 打撃の状態自体は悪くないとは思うのですが… ただ、チャンスでの打撃内容があまりよくありません。 狙い球を絞りすぎているのか、考えすぎて手が出ないのか分かりませんが、 どうもチャンスでは消極的に見え、外角の変化球を打ちにいけていません。 チャンスでの見逃し三振も多いですし、これだと首脳陣に信頼してもらえないような気が… 別にランナー溜まっている状況でホームランを打つ必要はないと思うんですよ。 ホームランはソロばかりでもいいじゃないですか。その分、タイムリーヒットを打てれば。 チャンスでホームランにできる球、自分の好きな球を狙うのではなく、 相手の攻め方に応じたバッティングをしてもらいたく思います。 ブラゼル選手の成績が上がってくれば、GG佐藤選手勝負というケースも増えてくるわけですし、 それまでにはチャンスでも打てる打者になっていてもらいたいです。 投手陣では石井一久投手が7回2失点で日本100勝を達成。 1回・2回は簡単に失点してしまうなど、ベテランらしくないピッチングでしたが、 3回以降はヒットを打たれながらもランナーを返さないピッチングで好投、 終わってみればキッチリと試合を作ってくれました。 100球ジャストで100勝目を飾ったのは偶然というにはあまりにも(^^; ちょっと不思議。 2番手の山崎敏投手は1回無失点ながらも、松中・柴原選手に四球を与えたのが課題。 僅差の登板を想定し、カーブではなくスライダーで勝負していこうと考えたのかもしれませんが、 正直、ストレートとスライダーだけでは抑えられそうもない感じです。 やっぱり山崎投手というとカーブ。 勇気を持ってスローカーブを投げないと、抑えられないように思います。 3番手の大沼投手はセンター返しの打球ばかりで、やや不運な所もありましたが、 1回3安打2四球2失点という結果はいただけません。 コントロールが甘い分だけ、打ちとっても良いコースに飛んでいってしまうということでしょう。 以前に比べればボールの質はよくなってますが、まだまだ課題は多そうです。 まだ先発ローテで西口投手の状態が分からないので、すぐに2軍降格とはならないでしょうが、 山崎敏投手がロングリリーフも可能なだけに、他のリリーフとの入れ替えも十分考えられる状況です。 次回登板は1軍残留をかけたものとなるでしょうから、しっかりとした結果を残してもらいたいです。 ここまでの3連戦は、1戦目は全て敗戦、2戦目は全て勝利となっています。 そして3戦目はここまで全て敗戦… これでは負け越しになってしまうので、明日の試合はこの悪循環を打ち破らねばなりません。 ライオンズ先発はキニー投手、ホークス先発は大場投手。 両投手ともに今季の新戦力で、まだどんな投手であるかというイメージがありません。 それだけに明日の試合は期待半分、不安半分といった感じですかね。 大場投手にプロの厳しさを教える、とか言うと逆にやられちゃいそうなので、 大場投手にアマチュアの厳しさを教えてもらいながら頑張ることにしましょう(笑) 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ソ)杉内(8回)−ニコースキー(1回) (西)帆足(6回)−小野寺(1回1/3)− 星野(1/3)−岡本真也(1回1/3) (本)ブラゼル3号ソロ(6回裏) |
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ホークス | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | ||||
ライオンズ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
今日勝てば何とかという気持ちもありましたが… この対戦カード終わってませんが、言っていいですよね。 開幕スタートダッシュ、完全に失敗しました orz ホークスや楽天・オリックスといった球団の戦力が整わないうちに、 ある程度のリードを奪っておきたかったんですが、その目論見はあっさり潰えました。 結局、ライオンズが一番チームとして完成させることができなかったということなんですかね。 昨年終了時点に思ったように、今年は我慢の年になっちゃいそうです。 チームとして戦う体制が整うまでは我慢。 最終的にAクラスに滑り込めればいいぐらいに思っておかないとダメそうです。厳しい。 先に今日の敗因を挙げておきますと、1回裏・2回裏の攻撃とそれぞれの失点の仕方です。 攻撃面では1回裏の片岡選手の牽制死が悔やまれます。 片岡選手は足の面では失敗を恐れない積極性が持ち味で、 こういった牽制死が度々見られるわけですが、今日の牽制死は場面がダメでしょう。 初回の攻撃でノーアウトランナー1塁。 確かに、ここで盗塁を決めれば一気にというムードになりますが、 逆に失敗してしまえば攻撃ムードが潰えてしまいます。 それだけに安易な失敗をしてはいけないわけですが… なんつーか、逆だと思うんですよ、5回裏の場面と。 1回裏は盗塁を行くと見せかけて走らず、5回裏はアウトになってもいっていい場面。 もっとも、初回の攻撃でも行けると思えば行っていいと思います。仮に失敗しても。 それでも牽制死は試みる前に失敗しているわけですから、悔いしか残らないわけで… 結果として、昨日の試合の嫌な負け方を思い出させるアウトになってしまったように思います。 得点のチャンスとしては、2回裏のノーアウト満塁で1点しか取れなかったのが響いてます。 去年もこんな感じでしたよね… ノーアウト満塁はチャンスでなくてピンチですよ、こりゃ(苦笑) やはり1番最初の打者が打てないと厳しいです。三振ってアンタ… 最低でも犠牲フライ、若い非力な打者なら仕方ないにしても、 打者は経験豊富で広島で4番として長らく活躍した江藤選手、状況が分かっている選手です。 それが三振という最悪な結果では… 江藤選手を使う意味がないですよ。 今日の攻撃はこの2つの場面が全てでしたね。 守りの面では先発の帆足投手を始め、小野寺投手も好投したものの、結果として3失点。 2回表は2アウト2塁でレストビッチ選手、カウント2−2からのストレートを打たれたもの。 場面的には、最悪、歩かせてしまってもいいところ。 そこを変化球ではなく、直球勝負。しかも内角高目を投げるはずが、逆球で外角へ。 しっかり投げきっていれば、変化球で攻めていれば、と思わせられた場面でした。 3回表は2アウト2塁で多村選手、カウント2−3からのストレートを打たれたもの。 この場面も2回表と同じです。 フルカウントで次の打者が松中選手という状況ですから、多少弁解の余地はありますが、 私の目からしますと、今は多村選手よりも松中選手の方が攻めやすいように見えます。 ここもボールになってもいいから、低めに変化球を投げるべきではなかったのでしょうか。 今日は帆足投手のストレートが良かっただけに、力勝負で行こうとしたのでしょうが、 帆足投手は技巧派ピッチャー、そこを間違えると今日のようになってしまいます。 中盤からはそれを再認識したのか、決め球は変化球になって三振を稼いでましたし、 ちょっと気付くのが遅かったかなと。勿体無い失点でした。 そして決勝点となった7回表の川崎選手のタイムリーは、初球の内角低めストレート。 けれど細川捕手は外角に構え、フォークボールをキャッチするような体勢でした。 文化放送解説の松沼雅之氏が言っていたように、どうやらサイン違いだったようです。 まぁ、そりゃそうだわなぁ… ストレートを狙っている打者に初球からストライクゾーンにストレートは投げない。 投げるとすれば外角。 サイン違いが決勝打に繋がってしまったという何とも悔やまれる終わり方。 これもまた勿体無いという以外に言いようのない失点でした。 昨日の試合から防ごうと思えば、防げた失点を重ねてしまっているだけに、 ちょっとバッテリーは考える必要がありそうです。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
先発の帆足投手はストレートに力があり、球速は140前後、 久々に帆足投手の直球が140キロを越したのを見たような感じがします。 ストレートはここ数年で一番の出来。 変化球もパーム・カーブ・チェンジアップ・シュートと昨年とは比べものにならず。 立ち上がり、ややコントロールが甘くなることがあり、 そこを打たれて失点しましたが、ボールの勢いがあったので2失点でまとめられました。 今日の内容なら、低めにボールが集まってくれば、二桁近い活躍はできると思います。 状態的にはかなりいいです。今年は先発ローテで活躍してくれることでしょう。 先発陣はここまで西口投手以外は結果を残しているだけに、 投手陣で頭を抱えなくていいのがここまでの唯一の救いですかね。 2番手の小野寺投手は失点したものの、状態的には悪くなし。 やはりもう少しストレートが走ってきて欲しいかな。 注文はそれだけ。あとは思い切って攻めるのみ。 3番手の星野投手は松中・柴原選手の2人を抑えにいったのだから、四球はちょっと… 4番手の岡本真也投手は変化球中心のピッチング。 ストレートはまだ140以上を計測していませんが、スライダーをカウント球に使い、 フォークを決め球に使っているので、現状は高めの見せ球で十分かなとも。 フォークが決まっている限りは大丈夫そうですね。 問題の打線は7安打2得点、タイムリーはなし。 巷ではカブレラ・和田選手の穴と言われるでしょうが、 ライオンズファンからすれば、昨年後半の状況とあんま変わってないなと。 むしろ、昨年よりもホームランを期待できる打者が増えただけに、 今年の打線の方が一発長打に対する期待感が強いです。 総合的には得点力は昨年後半とそれほど変わっていないのがここまでの打線。 …まぁ、それじゃマズイわけですけどね(苦笑) 1番片岡選手は今日も2安打と好結果。打率.321はトップバッターとして上出来。 当初は右方向の打球ばかりでしたが、 ここ数試合はセンター方向への打球も増え始め、広角に打てていますから、 打撃の状態としてはかなり良いかと。 5番GG佐藤選手はこれで開幕から7試合連続ヒット中。 コンスタントに結果を残しています。 チャンスで消極的になる面はあるものの、ここまでは頑張っている方でしょう。 6番中村剛也選手は昨日に引き続き2安打を放ち、なんと打率.320。 思い切りの良さが戻ったのが好調の要因でしょう。変化球も昨年までよりも見えていますし。 加えて、8番細川選手の4人が結果を残している選手ですかね。 逆に不安定なのが、2・3・4・7・9番。 3番中島選手は開幕カードでは打ったものの、それ以降は三振が増え始めて打率が低迷。 このチームは中島選手が打てないと勝てないです。最低でも出塁してくれないことには。 勝負どころで敬遠されたりと、ちょっと乗り切れない面もあるのかもしれませんが、 それだけ警戒される打者であるということで、安定した成績を残せるようになって欲しいです。 4番ブラゼル選手は少しずつ改善傾向。 今日もホームランを含む2安打と結果を残し、 膝元の変化球もそれなりに見ることができるようになってきました。 あとは逆方向のヒットも増えてくれば、打率もどんどん上がっていくことでしょう。 問題は2番打者。 札幌の第2戦、第3戦と赤田選手が結果を残したわけですが、ちょっと三振が多すぎます。 今日の試合では3三振。 低めの変化球に手を出しがちだし、内角ストレートの見極めもいまひとつ。 この打撃の粗さが1・2番に固定されない理由なんですよね。 一昨年前よりも悪化している状況では少々厳しい。もう少しボールを見れる選手になって欲しい。 加えて、7番・9番も打線の切れ目状態になっている印象。 江藤選手は内角がサッパリ、松坂健太選手は外角の変化球を当てるばかり。 江藤選手はチャンスで最低限の仕事をしてくれればそれでいいわけですし、 松坂選手は結果が残らなくとも思い切りの良い打撃を見せてくれればそれでいいはず。 期待する所が他の打者と比べて決して大きくないわけですし、 もっと自分らしさを出してもらいたいように思います。 こうやって見ても、打線の特効薬はなさそうです。 今日のメンバー以外では栗山選手やボカチカ選手。2軍では石井義人選手。 結局は彼らがそれなりの結果を残し、メンバーが固定され始めて、 各選手の役回りが板についてくるまでは打線の繋がりは生まれてこないように思います。 まだ各選手が試合の状況を読むまで至ってませんからね。 自分がそこで何をすべきか分かるまでは我慢といったところでしょう。 明日は石井一久投手が先発です。 前回のようなテンポのいい投球ならば、打線の援護もそれなりに期待できるでしょうから、 石井投手を含めた先発投手陣には我慢強く投げていって欲しいです。 ここ2試合、防げる失点を与えているだけに、 明日は投球以外の部分、牽制・守備・攻め方といったものを大事にしてもらいたいです。 石井投手ならば、捕手や周りに言われなくとも分かっているでしょうから、 そういった心配はしていませんけどね。 あとはホークス先発のスタンドリッジ投手を打ち崩すだけ。 速球に負けないよう積極的に打っていって欲しいです! 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | (西)涌井(9回1/3) (日)ダルビッシュ(9回)−武田久(1回) |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
日ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 1 |
好投してますから、あまり責めるのもアレなんですが… でも、さすがに2試合連続で同じ失態を繰り返されると、言うしかないでしょうに。 「詰めが甘い」、この一言に尽きます。 今日も決勝打は2ストライクノーボールからですよ。 開幕戦もラロッカ選手のカウント2ストライクノーボール。 今日は満塁の場面だったので、早めの勝負をする必要がありますが、 それでも最低でも1球はボール挟めたわけですから… 勿体無いと言うしかないです。 詰めが甘いから、あんなまぐれ当たりが出ちゃうんですよ。 ボール球のスライダーを挟んでも良かったと思うんですが… 2試合連続でバッテリーの甘さが出たように思います。 エースなんだから、エースなんだから、ああいう間違いをしてはいけない。 エースなんだから、悔いを残すような投球をして欲しくないです。 今日のピッチングは素晴らしいものでしたが、 それだけに最後の攻め方を反省してもらいたいです。 ただ展開的に言えば、その前のピンチの招き方がマズイですよね。 スレッジ選手への四球はまだしも、糸井選手の所でのワイルドピッチがいただけません。 一昨日の試合で糸井選手が西口投手から打ったので、それなりに警戒していますが、 それまではノーヒット、オープン戦を見ていても変化球を投げていればOKの打者、 涌井投手から見れば、明らかな格下相手の打者を歩かせることになったのは 深く反省しなければなりません。 自分の考えからすれば、あそこはセオリーに反して満塁策を取らなくても良かったと思います。 糸井選手はまだ打者の経験が浅く、器用なタイプにも見えませんので、 もしスクイズを試みていても成功していたかどうかはかなり微妙な所だったと思います。 仮に勝負していたら、高確率で三振に取れていたのではないかと… これが坪井選手とかなら、満塁策を取るのが正解だとは思うんですが… まぁ、勝負事なので分かりませんけどね。 いずれにせよ、ワイルドピッチがライオンズにとって大きな痛手となりました。 …んー、これも開幕戦と似たような感じがありますね。 バント処理のミスで進塁を許したことと… ちょっと投球以外でのミスが多いです。 牽制や守備といった投球以外の面もしっかりしているのが涌井投手なのですから、 そういう意味ではこの2試合の登板は涌井投手らしくないです。 2試合続いてしまっただけに、次回に向けて1つ1つのプレーの再確認をしてもらいたいです。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
先発の涌井投手の投球自体は素晴らしいものでした。 今日のストレートは140前半、最速は144キロぐらいかな? 140キロオーバーのストレートは随所で見られ、昨年・今年の中では1番の出来でした。 ややシュート回転するストレートがありましたが(シュートのコースを間違えただけかも)、 ストレートの切れや球威も抜群で、外野へ打球をほとんど飛ばしていませんでした。 変化球もカーブのコントロールが冴え、ストレートとの緩急がお見事。 右打者にはスライダー・シュート、左打者にはチェンジアップ、 ピンチではフォークボールと、今日はどの球も一級品、抜群の内容でしたね。 コントロールも全般的に安定してましたし、全く危なげのないピッチングでしたね。 エラーや出会い頭が起きないようにと願っているだけで、 今日は攻撃よりも守備の時間の方が安心することができました(笑) 開幕戦の時に絶対的エースを目指して欲しいと書きましたが、 その到来も近いなと思わせる現時点では完璧と言っていいほどの内容だったと思います。 あとはストレートがもう少し速く、ピンチでは140キロ後半出てくれば、文句なしでしょう。 …それだけに、それだけにねぇ… 10回の投球には悔いが残ります。 最後に打たれた球はアウトローのストレート、 つーか、打たれたというよりも、バットになんとか当てた打球が1塁線を抜けちゃった、ってもの。 通常ならばファールになるのが精一杯なのですが、 流れの悪さや札幌ドームの雰囲気の分だけフェアになっちゃいました。 そういう意味で2ストライクノーボールからは、バットに当てさせてはいけなかったわけで… そこが詰めが甘いってことになっちゃうんですよね。 この場面で三振を取れるようでないと、絶対的エースにはなれないです。 今後は詰めをしっかりとしてもらいたいです。 打線は、チャンスありながら凡退したわけですが、あまり責める気にはなりません。 だって打てないものはしょうがないですよ。打てる所に投げてこないんですから。 打てないなりに食らい付いていくなど、なんとかしようという姿勢は見られましたし、 そういう意味では今日の打撃陣は頑張っていたと思います。 むしろ、よくダルビッシュ投手を苦しめていた方ですよ。 チャンスで良い当たりを放ちながらも、相手の守備に阻まれたチャンスが… 2回表のブラゼル選手のレフトフライ、5回表の赤田選手のショートゴロ、 試合前半の2場面ですかね。 相手投手が打てないところに投げてきたのが、 9回表の栗山選手の打席、10回表の赤田・ブラゼル選手の打席、でしょうか。 10回のブラゼル選手の打席は最後の内角ストレートは狙えたかも。 ただ追い込まれていて、膝元の変化球を警戒している状態では、ちょっと捌き切れないかも。 そういう意味では相手バッテリーが上手く攻めていたということでしょうか。 そうやって消していくと、得点できたかもしれないチャンスは、 1回表の中島・ブラゼル選手の打席、 4回表の攻撃の仕方、 7回表の細川・ボカチカ選手の打席、9回表の細川選手の打席の4つのシーンぐらい。 状況から考えるに、1回表は得点しておきたかったです。 ダルビッシュ投手は立ち上がりが良くないだけに、 主軸が打てるとすれば、この場面でした。 そこを生かせなかったのが結果的に響いています。 やはり良い投手相手には立ち上がりをなんとかしないとダメですよね。 あとは4回表の攻撃の仕方、中村剛也選手に送りバントを試みさせた判断です。 まぁ、中村選手はバントが下手ではないですし、昨年も何回か成功させてますが、 それでも試合の前半に、今年の期待株にバントをやらせた采配はどうなのかなと。 終わってみればですが、ダルビッシュ投手に一番合っていたのは中村剛也選手でしたし、 ランナーを2塁に進めるよりも、中村選手の長打を期待した方が得点確率は高かったかと。 4回表はちょっと勿体無い攻撃だったように思います。 ダルビッシュ投手はピンチであればあるこそ、素晴らしいボールを投げてきますから、 ランナー1塁とランナー2塁どっちの方が得点しやすいとかはないように思います。 失投が来るとすれば、ランナー1塁の方ですし、 長打を期待できる打者なら、ランナー1塁の方が攻めやすいのかも、と。 連打が期待できないので、少しでも進めようという作戦は分かるのですが、 ランナーを進めたとしても良い所に投げられてしまえば、 バットコントロールの上手い選手以外は打てませんので、厳密に行かなくともと思います。 そういう意味では、次のダルビッシュ投手の対戦までに、 ダルビッシュキラーの石井義人選手の1軍復帰を期待しましょう。 これで2カード連続の負け越し、 勝つ時は大差、負ける時は僅差と、ここまでは弱いチームの戦い方になっちゃってます。 もうこれはこれで割り切って、弱いチームの戦い方をしていかなければなりません。 個人として戦うのではなく、チームとして食らい付いていく野球、 昨日や今日の試合で見せた集中力を明日以降の試合でも発揮していって欲しいです。 明日は帆足投手が先発。相手のホークスは杉内投手が先発。 杉内投手は良い投手ですが、全く打てないというわけではないと思いますので、 チームで狙いを定めながら攻略していって欲しいです。 好調のホークスを叩いて、パリーグをさらに面白く、混戦にしていきましょう! 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)岸(9回) (日)吉川(5回)−スウィーニー(2回)−豊島(1回)−星野(1回) (本)中村剛也2号2ラン(4回表) ブラゼル1号2ラン(5回表)・2号ソロ(7回表) |
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西武 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 8 | ||||
日ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
−−−−−−−−−−−再戦宣言−−−−−−−−−−− 「始まったな、埼玉西武ライオンズ」と言いたくなる快勝。 昨日とはうって変わった試合展開に、 昨日はorzとなった私を含めたライオンズファンも満足満足でしょう。 今日の試合の良さは、昨日挙げた課題が解消されたことです。 まずは守りのリズム。 立ち上がりの岸投手は今季初登板ということで、 ボールが上擦りがちでコントロールにやや難がありましたが、 初回は森本選手のエンドランを荒れ球が幸いしたこともあって2塁盗塁失敗に、 2回にはバントで飛び出した2塁ランナーのスレッジ選手を細川捕手が刺してアウトに。 細川選手の強肩が岸投手を助けて、守備のリズムを作り出し、 直後の2回裏にはその細川選手が2ベースヒットを放って突破口を開きましたから、 今日の試合はまさに細川選手が守備のリズムを攻撃に繋げてくれましたよね。 その後も岸投手を好リードで支えましたし、 今日の影のヒーローは細川選手だと言えるでしょう。 そして、打てないなりの工夫ができていたこと、打線の流れが生まれたことです。 3回表に先頭の細川選手が2ベースヒットを放った後、 9番ボカチカ選手がカウント1−3からセーフティ気味の送りバントを決めてくれました。 試合後の談話によれば、これはサインではなく、ボカチカ選手の判断だとか。 今日の2打席目に来日初ヒットを放ちましたが、それまでのボカチカ選手はノーヒット、 開幕戦・2試合目はスタメンも、3試合目・4試合目はスタメン落ち、 そんな結果が残っていない中で、ボカチカ選手が率先してバント、 こういった工夫が打線の流れを生んだように思います。 そして今季初スタメンの2番赤田選手がファールで粘りに粘り、 最後の高めに来たストレートをセンター前に運ぶタイムリーヒットを放ち先制。 今まではあっさり凡退することが多かっただけに、赤田選手の粘りは新鮮に映りました。 それに加えて粘り勝ちのタイムリーヒット、ボカチカ選手の送りバントも生きたことですし、 この先制点は非常に大きいものとなりました。 5回表には吉川投手の前に2打席連続三振に倒れるなど合っていなかった中島選手が、 1アウト1・3塁の場面で、それまで空振りしていたカーブを何とか当ててセカンドゴロ、 1塁へ全力疾走したこともあって併殺崩れの間に3塁ランナーホームイン。 結果としては最低限のものでしたが、チャンスで何とかしようという姿勢が併殺崩れとなり、 直後のブラゼル選手の来日初ホームランへと繋がりましたから、 この中島選手の併殺崩れは今日の試合において1つのポイントになったと思います。 個としてではなく、チームとして戦えたことが、今日の試合の最大の勝因でしょう。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
先発の岸投手は完封勝利を挙げたものの、それほど調子が良いとは思いませんでした。 ストレートは、140前後でほとんどが130後半ではあったものの、持ち前のキレがありましたが、 変化球はカーブを含めてイマイチ決まりきらず。 特に序盤は変化球が高めに抜けてボールになることが多く、制球に苦しむ状態でした。 それでも内角をストレートで大胆に攻める投球で立ち直りの切っ掛けを掴み、 先制点をもらった後の3回以降はカーブがストライクに来るようになって投球が楽になり、 点差が付いてからはスライダー・チェンジアップも低めに来るようになるなど、 少しずつ安定感が増していきました。 調子があまり良くない中でも、なんとか立て直せるのが岸投手の良い所ですよね。 投球の上手さを持っている投手に2年目のジンクスなど関係ないです。 持ち前のストレートのキレがあれば、それなりに抑えられるということを証明してくれました。 とはいえ、まだまだ課題は多いです。 今日の球数は139球とかなり多め。その原因となったのは、やはり変化球の精度。 ストレート・カーブと緩急があるので、2ストライクと早めに追い込むことはできるのですが、 そこから簡単に決められずに球数が増えてしまうという場面が何度もありました。 それを解消するためにフォークを覚えたのですが、今日はほとんど投げていなかったような気も。 スライダー・チェンジアップも決まる時と決まらない時があり、 まだ簡単に打ち取るという段階までは行っていないようです。 今後は変化球の精度を上げ、もっと打者を楽に打ち取れるようになってもらいたいです。 そうなれば、絶対的エースへと成長していけることでしょう。 可能性のある投手なだけに、まだまだ上を目指してもらいたいです。 湿りがちだった打線は、2本のタイムリーと3本のホームランが飛び出して8得点。 前述のように、打てないながらも何とかしようという工夫が各打者に見られ、 9安打と二桁安打には一歩及ばなかったものの、 打線が繋がっていると感じさせてくれる良い攻撃内容でした。 今日の吉川投手はストレートに威力があり、かなり調子が良かったそうですが、 それ故にストレートストレートと単調になった所を上手く攻めることができました。 こういった攻撃ができてくれば、良い投手でも打ち崩すことができ、 接戦にも強くなってくように思います。 野手陣の最大の収穫は4番ブラゼル選手が2本のホームランを放ったことでしょう。 いずれも変化球の失投、甘い球だったとはいえ、 開幕してからはその甘い球を打ち損じてしまっていただけに、 オープン戦の時に見せてくれたブラゼル選手の姿が戻ってきてくれた感じがします。 これでもう心配は要らないでしょう。 1本ホームランが出た直後に、もう1本ホームランが飛び出したことがそれを印象付けてくれます。 ちなみに最終打席のライトフライもあわやホームランかという当たり、 膝元の変化球に課題を抱えていますが、少しでも甘くなれば長打になるだけに、 相手投手も攻めるときは慎重にならざるを得ないでしょう。 ブラゼル選手が復調したことが、今日の試合の最大の収穫でしょうね。 明日は涌井投手が先発、一方の日ハムの先発はダルビッシュ投手。 プロに入ってから一度だけ対戦があり、その時はダルビッシュ投手に完敗しているだけに、 明日の試合はそのお返しをしたい所です。 そのためには打線の奮起が必要不可欠。 今日の試合で見せた状況に応じたバッティングで得点をもぎ取っていって欲しいです! 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)西口(4回)−大沼(2回)−星野(1回)−三井(1回) (日)武田勝(7回)−宮西(1回)−マイケル(1回) (本)田中賢介2号ソロ(1回裏)・3号3ラン(4回裏) |
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西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
日ハム | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | × | 9 |
−−−−−−−−−−−終戦宣言−−−−−−−−−−− もう終わりです。今年は開幕4戦目で白旗です(爆) それぐらい悲観したくなるほどの試合内容。どうしようもないっす。 打てない、守れないじゃ話にならないです。 これは開幕戦にも感じたことですが、 どうもゲームの雰囲気が公式戦といった感じじゃない。 まだオープン戦を戦っているかのように見えます。 チームではなく、個で戦っているとしか。 かつて高木浩之選手がGG佐藤選手に言った言葉を借りれば、 今のライオンズは「調子で野球をやっている」状態なのかなぁと。 打てないなら打てないなりの工夫といったものがあると思うのですが、 そういうのも見られない。 ちょっとこれではなぁ…と。少し気持ちを引き締め直す必要があると思います。 …首脳陣に言われても、若いチームだけに逆に萎縮しかねませんから、 選手の自覚でなんとかしてもらいたい所ですが… どうなりますか… そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信と文化放送より。
勝敗を分けたのは言うまでもなく、1回表裏の攻防。 課題の1・2番が機能し、1アウト3塁という最高の場面を演出するも、 中島選手が四球で出塁した後は、ブラゼル・GG佐藤選手と連続三振。 ブラゼル選手は外角低めの空振りを誘うスライダーをファールで逃げて粘ったものの、 やや甘いストレートをファールにした後、やや高めに来たスライダーを空振り、 最後に甘い球が2球続いたのにも関わらず、仕留めることができませんでした。 GG佐藤選手は武田勝投手がボール先行だったとはいえ、 1球もスイングすることなく見逃し三振、消極的過ぎました。 逆に1回裏は田中賢介選手にソロホームランを浴びた後、 稲葉選手に2ベース、スレッジ選手に四球、 小谷野選手にタイムリー2ベース、 2アウトから糸井選手の内安打を無理して1塁に送球し、 本塁へ転送した際の捕球エラーによって2人目も生還。 これまで元気のなかった日ハム打線を繋げてしまった上に、ミスが絡んでの失点、 1回表裏の攻防で決着が付いたと言えるでしょう。 あとは知りません。オマケみたいなの。 ライオンズにとっての唯一の収穫は、片岡選手が2安打したことぐらいでしょうか。 それ以外は収穫と言うほどのものはなし。 当たりの止まっているブラゼル選手と松坂健太選手は、 それほど形が崩れているとは思えないものの、結果が残らず。 ドツボにはまらないか心配です。 ブラゼル選手の最終打席は外角ベルト付近の変化球の抜け球?、 いずれにせよ打ち頃のホームランボールでフルスイングしましたが、 センターフェンス手前のフライに終わってしまいました。 ホームランないしはフェンス直撃のヒットになっていれば、また違っていたと思いますが、 失投をも捉えきれなくなっている現状は不安感を強くします。 早く結果が残ってくればいいのですが…まぁ、チームがコレですし、気長に待ちますか。 明日は岸投手が先発です。 このままでは泥沼化する恐れもありますので、 岸投手にはチームを引き締めなおす投球を期待したいです。 岸投手が本来のピッチングをすれば、自ずと守備のリズムも良くなっていくと思います。 今日の試合が荒れただけに、まずは守りからリズムを作って言って欲しいです。 課題の打撃陣は状況を考えることを第一に。 明日の日ハムの先発は吉川投手。 コントロールが定まらなくなると一気に乱れてくるだけに、 ボール球に手を出して助けないようにしてもらいたいです。 既に公式戦に入ったのですから、個人としてではなく、 チームとして戦い、そして勝利を掴みましょう! 明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |