ある程度分かっていたこととはいえ… 伊東監督が辞任ですよ。
試合終了後、福岡ヤフージャパンドームのオーロラビジョンに、
「伊東監督、26年間お疲れさま」の文字が出て、王監督から花束を渡されたシーンを見た時は、
「あぁ、これで終わってしまうんだな」と、とても切ない気持ちになりました。
新しいファン(松坂入団後・東尾西武以降)からすれば、
伊東監督の偉大さはあまり分からないかもしれませんが、
黄金時代から応援しているファンは一つの時代の終わりを感じずにはいられないと思います。
んー、個人的には別に大ファンだったわけでもないんですが、
西武ライオンズというと、やっぱり伊東捕手であり、他の選手がチームを離れるのとはワケが違います。
伊東さんがいない西武ライオンズというのは、黄金時代からのファンからすると分からないんです。
最低でも27歳以上、記憶を考えれば30歳以上の人でないと、
伊東氏のいないライオンズは知りませんからね。
切ない気持ちになるのも、無理ありません。
本当の意味で西武ライオンズ黄金時代の終わりを感じる一日でしたね…
ただ、試合の方は快勝で、来季に期待を持たせる勝ち方だったと思います。
先発の岸投手は8回までほぼ完璧なピッチングで11勝目を挙げました。
9回は疲れからストレートの切れを失い、変化球をカットされて粘られてヒットを許して失点しましたが、
全体的には切れのあるストレートでカウントを稼ぎ、
低めの変化球で空振りを誘うというピッチングで、安定感抜群の投球を見せてくれました。
今日は来季に向けての課題であるフォークボールを結構使ってました。
所謂「腕を振って投げるフォーク」でシュート回転気味に落ちる球(涌井・西口投手らのフォーク)です。
両コーナーの良い所から落とせてましたし、使える目処は立ちそうですね。そこが今日の収穫でしょう。
来季に向けての課題を簡単に挙げておくと、
まずはスタミナ強化、終盤でも切れ味あるストレートを投げられる体力を付けてもらいたいです。
次に変化球ではスライダー・チェンジアップ・フォークに磨きをかけること。
カーブ以外の決め球を作ることが課題です。
最後に投球術ではカウントノースリーからの投球ですね。
岸投手は先頭打者等を簡単にストレートの四球で歩かせてしまうことがあります(特に終盤)。
こういう投球をされると、ベンチは継投を考えざるを得ませんから、
ノースリーからでもしっかりと立て直して、打者を打ち取れる投球術を身に付けて欲しいです。
涌井投手との違いはこの点ですね。簡単に四球を出さないピッチャーになって欲しいです。
課題は幾つかあるものの、総合力のある投手ですので、
二年目のジンクスに負けず、来季もやってくれることでしょう。
むしろ、プロの流れを掴み、来季は精神的に優位に投げられるでしょうから、
今季以上の活躍を期待できます。
涌井投手と並ぶダブルエースへ、今日のピッチングで大きく夢は膨らみます。
打線ではGG佐藤選手が3安打3打点で、飛躍した今季を象徴させる結果を残しました。
また、不振だった片岡選手が2安打を放ち、盗塁を1個決めて、盗塁王のタイトルを獲得しました。
他にも中島・栗山・赤田選手がヒットを放つなど、
来季に向けて若手の更なる成長を期待したくなる今日のゲームでした。
そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
1(右)大崎、2(捕)細川、3(遊)中島、4(指)和田、5(左)栗山、
6(一)GG佐藤、7(中)福地、8(三)高木浩之、9(二)片岡
1回表 ホークス先発:新垣投手
大崎選手、外角151キロストレートを捉えるもレフトフェンス手前のフライ。
細川選手、外角低めスライダーに崩されて、バットを投げ出す空振り三振。
中島選手、初球低めストレートを打って一二塁間抜くヒット!
和田選手、ランエンドヒットも内角ストレートに詰まってセカンドゴロ。
◆大崎選手…フォームだけ見ると、誰だろう。左の銀仁朗選手?
まだ上手くイメージは湧いてこない。
1回裏 ライオンズ先発:岸投手
本多選手、内角141キロストレートでセカンドゴロ。
川崎選手、内角低めストレート打たれるもセンター正面のフライ。
多村選手、内角一杯の139キロストレートで見逃し三振!
◆岸投手…デビュー戦でも感じたことだが、ストレートのキレは素晴らしい。
140前後ではあるものの、見た目は140後半以上に見える。
このストレートの切れ味がある限り、来季以降も安定した成績を残せるだろう。
あとはカーブの精密度、スライダー・チェンジアップ、フォークを磨くことが課題。
2回表
栗山選手、高めカットボールにセカンドゴロ。
GG佐藤選手、外角甘く来たスライダー打って三遊間抜くヒット!
福地選手、外角ストレート系の球を流してレフト前ヒット! 1アウト1・2塁。
高木浩之選手、低めストレート捉えるも右中間深くのライトフライ、
2塁ランナーは3塁へ。2アウト1・3塁。
福地選手が片岡選手の所で2塁盗塁成功! 2アウト2・3塁。
片岡選手の所でワイルドピッチ、3塁ランナーホームイン。2アウト3塁。
片岡選手、フルカウントからの外角低めスライダーに空振り三振。
◆高木浩之選手…あの打球が失速するのを見ると衰えたなと感じる。
完璧に捉えた打球だったのに、前進守備の外野を越えないもの。
2回裏
松中選手、外角シュート回転気味のフォークでショートゴロ。
小久保選手、フルカウントからの外角スライダーで空振り三振!
大村選手、甘く入ったストレート打たれてレフト線への2ベースヒット。
ブキャナン選手、外角低めスライダーかフォークで空振り三振!
◆ブキャナン選手…構えが静になり、間を感じるようになった。
まぁ、外の変化球に脆いのは相変わらずだが。来季に向けて警戒。
◆主軸…自分達のチームだけを見ていると、主軸の不振を嘆きがちだが、
考えてみると、上位チームの主軸でまともに働いてるのは稲葉選手のみ。
他の選手に関しては、中島・カブレラ・GG佐藤選手らの方が上に思える。
和田選手の打点の少なさぐらいか(^^;
そういう意味では、1・2番の差が上位チームとの差だったように思う。
3回表
大崎選手、外角低めスライダーにセカンドゴロ。
細川選手、外角151キロストレートに見逃し三振。
中島選手、外角低め沈む球?を擦っただけのライトフライ。
◆大崎選手…あー、ヤクルトの青木選手に似ているのか。
バットが点ではなく、面で振ることができる。バットに当たる範囲が広い。
普通にいい選手だな。東都の安打製造機の名は伊達じゃない。
◆中島選手…1ストライクからの外角低めボール球のスライダーを振っちゃう当たりがダメ。
もっとカウント別に打ち方を変えて欲しい。初球であの空振りなら分かるんだけど。
初球はガンガン、1ストライクからは絞って、
2ストライクからは粘っこく右方向へ、と打撃を変えてもらいたい。
3回裏
柴原選手、内角低めフォークで空振り三振!
的場選手、外角低めカーブで空振り三振!
本多選手、内角ストレートでレフトフライ。
4回表
和田選手、フルカウントから四球で出塁。
栗山選手、ピッチャーゴロ、ランナー2塁へ。
GG佐藤選手の所でワイルドピッチ、ランナー3塁へ。
GG佐藤選手、低めストレート打ってライト左へのタイムリーヒット!
福地選手、フルカウントからの高めストレートにショートゴロ、ランナー2塁へ。
高木浩之選手、高めカットボールにセカンドゴロ。
4回裏
川崎選手、ストレートの四球。
多村選手、高めフォークでセンターフライ。
松中選手、低めカーブでセカンドゴロ併殺!
5回表
片岡選手、甘く入ったストレート捉えて左中間真っ二つの2ベースヒット!
大崎選手、ユニフォームを掠める死球、ノーアウト1・2塁。代走の赤田選手を起用。
ここでホークスは投手交代、藤岡投手が登板。
細川選手、内角シュート食い込むも送りバント成功、1アウト2・3塁。
代打の水田選手、ライトへの浅いフライ。2アウト2・3塁。
和田選手、外角低めストレートにセカンドゴロ。
◆中島選手…これ以上打てないと3割を切るので代打か。
判断自体は分かる駆れども、それはそれで悲しいわな(苦笑)
来季は3割を大きく越えていってもらいたい。
5回裏 この回からセンターに赤田選手、福地選手がライトへ。
小久保選手、内角低めストレートでサードゴロ。
大村選手、高めストレート打たれて右中間への2ベースヒット。
ブキャナン選手、外角低めスライダーを上手くバットに乗せられてセンター前ヒット。
柴原選手、チェンジアップが高めに浮くもレフト正面のフライ、2アウト1・3塁。
アダム選手、高めにスライダーでファーストファールフライ。
◆岸投手…この回は変化球が高めに。もう一度低めに集めなおしたい。
6回表 この回から篠原投手が登板。
栗山選手、初球外角スライダー打ってレフト前ヒット!
GG佐藤選手、外角ストレートに高いバウンドのショートゴロ併殺。
福地選手、初球高めスライダーにサードゴロ。
◆栗山選手…左投手相手でも全く崩されない。自分のスイングができるのが強み。
6回裏
本多選手、外角低めフォークで打ち取るも、高〜いバウンドのピッチャー内安打。
本多選手がスタートを切るも、細川捕手がナイス送球アウト!
川崎選手、ノースリーとなるも立て直して内角低めスライダーで右中間のセンターフライ。
多村選手、外角低めスライダーでバットの先でセカンドゴロ。
◆岸投手…川崎選手にノースリーとした所から立て直せるか注目していたが、
この回はきっちりと立て直すことができた。
こういう簡単に四球を出さない投球を心がければ、防御率も良くなっていく筈。
7回表
代打の松坂健太選手、外角チェンジアップにショートゴロ。
片岡選手、10球粘るもフルカウントからの内角ストレートにセカンドフライ。
赤田選手、高めカーブ打ってセンター前ヒット!
ここでホークスは投手交代、竹岡投手が登板。
細川選手、ストレートの四球、2アウト1・2塁。
水田選手、ストレートの四球、2アウト満塁。
ここでホークスは投手交代、ニコースキー投手が登板。
代打の江藤選手、低めストレート打って三遊間抜く2点タイムリーヒット!
栗山選手、ファールで粘って際どい所を選び、フルカウントから四球、2アウト満塁。
GG佐藤選手、内角低めストレートを力で左中間に運ぶ2点タイムリーヒット!
福地選手、高めストレートにピッチャーゴロ。
◆松坂健太選手…右の貝塚選手? もしくは横浜・村田選手か。
まだ線が細いな〜という印象を受ける。
秋にみっちりと鍛え、来季は1軍に定着して一回り大きくなって欲しい。
◆最近の選手…2軍の選手は全体的に線が細い。
中には食事をあまり取らない選手もいると聞くが…
スポーツ選手は食事も仕事の一環、しっかり食べさせて欲しい。
寮の食事の質がどうなのか知らないが、選手の要望をもっと聞いて欲しい。
◆江藤選手…実は代打で好成績。年齢的にレギュラーは厳しいが、代打の神様として君臨して欲しい。
◆ホークス…他所のチームのことは言えないが、王監督やファンも頭が痛かろうニ…
西武にとってのライバルはハムでもロッテでもない、近鉄とホークス。
クライマックスシリーズではライバルらしい強さを見せて欲しいのだが…
…なんか、西武と変わらなくないか?
以前、ネタで西武とホークスのフュージョンってのがあったが、
2チームが合わさればちょうどいいのに(笑)<合併とかじゃなく都市対抗式で
◆2チームの差…打線は主軸がライオンズ、1・2番がホークスに軍配。攻撃の下手さは同じ。
投手は先発のコマ数が豊富なホークス、
絶対的抑えはいないがショートリリーフのコマ数が揃っているライオンズ、
普通に使えば絶対的存在の馬原投手を要するホークス、といった感じか。
馬原投手という軸がある分だけ、ホークスはなんとか回った。
ライオンズは信頼できる投手を作れず、回すことができなかった。
また、ホークスはオフにガトームソン投手やブキャナン選手らを補強、
さらにシーズン中にスタンドリッジ投手を補強。
それに対してライオンズは新人の岸・岩崎投手が頑張っただけで、
ジョンソン・ギッセル・グラマン投手の3人で僅か3勝。
まぁ、明確な差はここだわな。
7回裏 この回からキャッチャーに銀仁朗選手、サードに原選手。
松中選手、ストレートの四球。
小久保選手、外角スライダーで空振り三振!
大村選手、低めチェンジアップでセカンドゴロ併殺!
◆岸投手…先頭打者へのストレートの四球が今季は目立つ。なんで?
その後をきっちり抑えてくれているわけだけど…
終盤にこれをやられるとベンチは動かずにはいられなくなってしまう。
完投数を増やしていくには、この悪い癖を直してもらいたい。
8回表
原選手、外角の球を当てただけも、高いバウンドのショート内安打!
片岡選手、高めストレート打って右中間へのヒット! ノーアウト1・3塁。
片岡選手が赤田選手の所で2塁盗塁成功! ノーアウト2・3塁。
赤田選手、外角スライダーに空振り三振。1アウト2・3塁。
銀仁朗選手、内角高めスライダー際どい所を取られて見逃し三振。2アウト2・3塁。
水田選手の所でワイルドピッチ、3塁ランナーホームイン…かと思いきや、
死球?だったようで、ランナー戻って2アウト満塁。
江藤選手、外角チェンジアップ打つもレフトフェンス手前のフライ。
◆原選手…貝塚選手や田中賢介選手のようなフォーム。一本で立つ下半身打ち。
体幹はしっかりしているので、下半身の粘りを身に付けたい。
◆銀仁朗選手…スイングは速くなったなぁ。柔軟性が出てきている感じがする。
それでもまだまだ。対応力を増し、確実性を身に付けて欲しい。
8回裏
代打の田上選手、ファールで粘られるもフルカウントからの9球目外角カーブで空振り三振!
柴原選手、外角低めカーブで空振り三振!
アダム選手、外角カーブでセカンドゴロ。
9回表 この回は三瀬投手が登板。
栗山選手、右足に当たる死球。
GG佐藤選手、外角低めストレートにセンターフライ。
福地選手、フルカウントから四球で出塁、1アウト1・2塁。
原選手、外角低めスライダーに空振り三振。2アウト1・2塁。
片岡選手、ライトファールフライ。
◆原選手…左投手は厳しいかなというスイング。せめてカットできれば。
レギュラー目指すなら、粘っこい打撃を身に付けてもらいたい。
9回裏 この回はファーストに上本選手。
本多選手、初球内角ストレート打たれてレフト前ヒット。
川崎選手の所でワイルドピッチ、ランナー2塁へ。今のは止めないと。
川崎選手、ファールで粘られ、内角高めストレート捉えられるセカンド強襲内安打。
多村選手、ファールで粘られるも外角低めストレートで空振り三振! 1アウト1・2塁。
松中選手、カウント1−3からの高めカーブ打たれてライト線へのタイムリーヒット。
松田選手、ストレートの四球。1アウト満塁。
ここでライオンズは投手交代、岩崎投手が登板。
大村選手、内角低めストレートでライトへの浅いフライ、
セカンド片岡選手が背走しながら腕を一杯伸ばしてキャッチアウト!
田上選手の所でワイルドピッチ、3塁ランナーホームイン。
田上選手、外角スライダーでショートゴロ。
試合終了、6−2でライオンズが勝利!
◆岸投手…この回はさすがに疲れが出たか。
ストレートの切れを欠き、変化球をカットされてしまう。
切れで勝負する投手なだけに、スタミナ強化が来年に向けての課題の一つ。
◆伊東監督が辞任…試合終了直後に伊東監督26年間お疲れ様の文字が…
王監督や赤田キャプテンから花束贈呈、
敵地ながら最終戦がホークス相手で良かったと思う瞬間。
また近いうちに監督復帰するだろうから(苦笑←人いねーし)、
それまでの間、しっかりと充電してもらいたい。
ちょっと涙ぐんでしまった。26年間、本当にお疲れ様。
四半世紀に渡って夢を見させてくれてありがとう。
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試合を見ながら感じたことをメモしていますが、今季の低迷の理由をまとめると以下の通り。
(先発投手陣)
言われていた「松坂投手の穴」は問題にならなかった。涌井投手が松坂投手に、岸投手が涌井投手に。
誤算だったのは他の先発投手陣。とりわけ外国人投手。
昨年はグラマン投手が4勝、ギッセル投手が6勝で、合計10勝。
今年はジョンソン投手が1勝、ギッセル投手が1勝、
グラマン投手は4勝してますが、リリーフが主で、先発では1勝?(それか2勝)。
今季の外国人投手の先発での勝ち星は僅か3勝です。ぶっちゃけ、ありえねぇだろ(苦笑)
外国人投手の不振が全て。昨年を大きく下回った白星がそのままチームの低迷を呼び込みました。
(リリーフ投手陣)
個々はよくやったと思います。
抑え転向後のグラマン投手、シーズンを通じて頑張った三井・岩崎投手。
左のワンポイントとして成長した山崎敏投手等々。
問題は信頼できるリリーフ陣を構築できなかったことです。
長田−小野寺というリレーを開幕時には描いていたものの、前半戦で完全に破綻。
左のスペシャリストの星野投手も不振で2軍落ち。リリーフの形が完全に壊れてしまったのが誤算でした。
信頼感・実績がないから、成績に比して甘く見られ、不安感を煽る。そんな不安スパイラル。
当初の構想が崩れてしまったのが全て。
(打線)
主軸の不振はどこの球団も一緒。そういう意味では健闘している方。
残塁の多さも一緒。そういう意味では善戦した方。
上位チームとの差は1・2番の出塁率。とりわけ前半戦に1・2番候補の調子が上がらず、絶滅状態。
後半戦は片岡選手の調子が(多少)上向き、栗山選手も結果を残し、
福地選手の状態も良くなり始めるなどして好転するも、
それでも年間を通してみれば、1・2番は良くなかった。
1・2番の出塁率の低さが序盤の得点力の低さを呼び、
先発投手の不振もあって中盤までに試合が決まることが多かった。
(チーム打撃)
ランナー釘付けになる場面が多かった。とりわけ三振。
ランナーを進める打撃ができなかったのが全て。
(首脳陣)
ベテランコーチが土井ヘッドだけで、その土井ヘッドはどちらかと言えば良いおじいちゃん。
コーチの中に選手達を叱れるうるさ型コーチがおらず、結果的に伊東監督が怒り役となり、
選手との溝を深めることになってしまった(報道の範囲内での感想)ように思える。
誰が監督になるにせよ、次期首脳陣は伊原コーチのようなうるさ型ベテランコーチが必要不可欠。
ざっとこんな所。
あとは個々で考えてみてください。詳しくは通常日記の方で書いていくつもり。
上位チームとの差は、ずばり補強の差でしょう。
今年はどのチームも上手く行ってませんでした。
日ハムは得点力がかなり低下しましたし、交流戦前までは厳しい状況にありました。
ロッテはズレータ選手を補強するなどしたものの、怪我人が続出してなかなか戦う体制にならず。
ホークスは多村・松中選手の不振、川崎・小久保選手の怪我、新垣・斉藤和巳投手の誤算等々。
どのチームも決め手を欠いている状況にありました。
そんな中で日ハムは、移籍のグリン投手、吉川投手や木下投手といった若手の活躍で上位に進出、
ロッテはオーティズ選手を補強、トレードで獲得した早川選手の台頭、
ホークスはスタンドリッジ投手を獲得して、後半戦は先発の軸として機能していました。
それに対してライオンズは、オフもシーズン中も補強は一切なし。勝てという方が無理。
今シーズンはフロントの無能で負けたようなものです。
大体、昨年シーズン1位を逃した最大の要因は、シーズン終盤でさっぱり打てなくなった打線でした。
それにも関わらず補強は一切なし。しかも、松坂投手の穴は打線で埋めるんだ〜
今考えるとすげー馬鹿な考えです。
にも関わらず、当時は誰も馬鹿だとは思わなかった。
私はかなり危険な考えだと思ったので、中村ノリ選手の獲得や外国人選手の獲得を期待したのですが…
ピッチャーの方もジョンソン投手が使えると思ったんですが、故障で投げられないというのでは…
しかも不正スカウト問題で外国人補強もできず、先発のコマ不足に最後まで悩むこととなりました。
はっきり言います。フロントが無能だったから今シーズンは負けたんです。それは間違いありません。
それを現場の責任にして逃げるようでは、オリックス球団と何ら変わりません。
今回のことをしっかりと反省し、それなりに補強できる体制を整えてもらいたいです。
補強しないで育てろ? 馬鹿言うな。それなら育てる環境と時間をよこせやゴラァ!
…と毒を吐くのは明日以降にもできるので、久々の動画観戦で目に付いた選手に一言。
ルーキーの大崎雄太郎選手はいいですね。
映像で見たのは今日が初めてだったんですけど、非常に可能性を感じました。
最初の打席で誰かに似てるなぁと思いながらも、なかなか思い浮かんで来なかったんですが、
2打席目を見て、ああそうか、ヤクルトの青木選手に似ているのかと。
打撃フォームといい、バットの使い方といい、非常によく似ています。
交流戦の時は、ウチにもああいったバットを広く使える打者が欲しいな〜と思ってみてましたが、
何だ、いたんじゃないですか、ウチにも(^^;
大崎選手は点でバットをスイングするのではなく、面でスイングする選手という印象を受けました。
バットに上手くボールを乗せることができるのが強みですね。
あとはそこから、汚いヒット(詰まりながら打球を運ぶヒット)を是とし、
外野の頭を越すパワーが身に付けば、3割以上の打率を残すことができると思います。
ライオンズでは久々の安打製造機、大崎選手が主力に育ってくると、チームは大きく伸びると思います。
なによりも可能性を感じる選手です。来季に向けての指定強化選手ですね。
今季は5位と惨敗したライオンズ、
力はそれほど劣っていなかったものの、戦う体制が整わなかったことが何よりもの敗因です。
今季は戦う前から、戦い始めた直後から負けが決定付けられる試合が多く(特に交流戦期間)、
ファンにとっては不満の多い1年でした。
かつてはライオンズの選手は一人一人が監督だと言われたものですが、今やそんな影は全くなし。
実力以上に選手の精神的な未熟さを感じました。
それを払拭するには、練習量しかありません。
練習による充実感や達成感が自信を生み、相手よりも精神的に優位に立てるんです。
この秋は練習に練習を積み、来季は自信を持ってグラウンドに立てるようにしてもらいたいです!
今季の悔しさを忘れずに、来季に向けてガンバレ、ライオンズ!!
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