2007年西武ライオンズ応援日記

9月9日 西武ライオンズ 8−4 北海道日本ハムファイターズ

(西)小野寺(5回)−山崎(1回1/3)−山岸(2/3)
 −三井(1回)−グラマン(1回)
(日)八木(4回0/3)−押本(3回)−江尻(2回)
(本)中島12号2ラン、和田14号2ラン、GG佐藤25号2ラン
  田中賢介2号2ラン
西武
日ハム

打線が11安打8得点と爆発し、久々の連勝!
今日は久々に打線で勝ったという試合でしたね。
なんといっても昨日ダメ出しした中島選手が先制ホームランを含む4打数4安打と大暴れ!
打ったから言うわけではありませんが、
明らかに昨日までの2試合と今日とでは別人のように感じられました。
昨日指摘した始動の遅さが解消され、
中島選手本来の溜めを作った「二枚腰」のフォームに戻ってましたね。

その「二枚腰」のフォームの特徴がいかんなく発揮されたのが、1打席目と2打席目。
1打席目は外角低めのスライダーかカーブ、その球に少しタイミングを外されながらも、
上手く下半身を粘らせて体重を残し、拾ってそのままレフトへスタンドイン!
昨日までのフォームならばタイミング外されて内野ゴロとなっていたように思います。
中島選手の打撃の長所が出た一発でしたね。
2打席目は変化球狙いながらも内角に来たストレートを詰まりながらもセンター前に運ぶヒット。
タイミングが外されたとしても、そこから対応できる辺りに中島選手の特徴が出ています。
今日のような打ち方ならば、追い込まれてからも詰まりながら右方向へ運ぶという
シーズン前半に見られたバッティングもできるはず。
そうなってくれば三振を恐れることもなくなりますし、初球からガンガン振れます。
これこそが「中島選手のバッティング」ですよ。
勿論、さらに確実性を上げるためには、
ボールを見る意識を強め、選球眼を良くすることも大切でしょうが、
それで持ち味が消えてしまうのはダメ。
中島選手の魅力を持ち続けて、さらに大きな選手に育っていって欲しいですね。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
1(中)赤田、2(二)片岡、3(右)GG佐藤、4(指)カブレラ、5(左)和田、
6(遊)中島、7(三)中村剛也、8(一)後藤武敏、9(捕)銀仁朗

1回表 日ハム先発:八木投手
赤田選手、初球内角ストレートにセンターフライ。
片岡選手、内角低めスライダーにハーフスイング空振り三振。
GG佐藤選手、内角高めストレートでサードゴロ。

1回裏 ライオンズ先発:小野寺投手
森本選手、初球外角高めストレート打たれてセカンド内安打。
田中賢介選手、送りバント成功。今季50個目でタイ記録だとか。
稲葉選手、初球低めフォークで引っ掛けさせてショートゴロ。
小谷野選手、初球外角低めスラーブでショートゴロ。

2回表
カブレラ選手、内角スライダーに外されて空振り三振。
和田選手、フルカウントから選んで四球。
中島選手、外角低めスライダーを捉えてレフトスタンドへの2ランホームラン!
中村剛也選手、内角高めストレートに見逃し三振。
後藤武敏選手、内角低めスライダーに詰まってショートフライ。
◆中島選手…今日は打席でしっかりと溜められているなと思ったら、ホームラン。
      中島選手らしい打撃フォームに戻った。


2回裏
高橋信二選手、外角低めフォークで空振り三振!
セギノール選手、低めフォークで空振り三振!

坪井選手、高めストレートでセカンドゴロ。
◆小野寺投手…今日は低めにフォーク・スラーブがバンバン決まり、
       ストレートも走っている。状態はかなり良さそう。
       何よりも力みなく投げられているのがいい。
◆今日の主審…両チームに共通するが、高目をわりと取っている。
       とりわけ内角高めを取る傾向あり。
       上手く高低を使いたい。


3回表
銀仁朗選手、低めカーブに外されて空振り三振。
赤田選手、外角カーブ打つも右中間寄りのセンターフライ。
片岡選手、高めストレートにサードゴロ。
◆赤田選手…打撃は悪くないんだけれども…
      捉えた当たりが野手の正面だったりすることが多々。
      今の打席にしてもあと一歩といった感じ。


3回裏
稲田選手、外角低めストレートでセカンドゴロ。
金子誠選手、外角スライダー打たれてセンター前ヒット。
森本選手の所で金子選手がディレードスチール、2塁送球タッチアウト。
森本選手、フルカウントから外角低めストレートやや低く四球。
田中賢介選手、初球高めストレート捉えられてライトスタンドへの2ランホームラン。
稲葉選手、四球。
小谷野選手、初球内角ストレート打たれてセンター前ヒット。
2アウト1・2塁。
高橋信二選手の所でワイルドピッチ、2アウト2・3塁。
高橋信二選手、内角低めフォークでファーストフライ。
◆小野寺投手…田中賢介選手の初球は甘かった。
       やや単調になって連打を食らう。配球を考える必要アリ。


4回表
GG佐藤選手、フルカウントからの変化球打つもサードゴロ。
カブレラ選手、ショート右抜くヒット! 珍しく2塁を狙ってセーフ、2ベースヒットに!
和田選手、内角スライダー捉えてレフトスタンドへの2ランホームラン!
中島選手、内角ストレートに詰まりながらもセンター前に落とすヒット!

中村剛也選手、外角低めスライダー打つも浅いセンターフライ。
中島選手が後藤武敏選手の所で2塁盗塁成功!
後藤武敏選手、空振り三振。

4回裏
セギノール選手、フルカウントから低めフォークでハーフスイング空振り三振!
坪井選手、低めフォークをしぶとく当てられセンター前ヒット。
稲田選手、エンドラン外角高めストレートでショート右のゴロを
中島選手が滑ってキャッチするも2塁セーフで内安打。
1アウト1・2塁。
金子選手、外角スライダー捉えられるもサード正面のゴロで併殺!
◆小野寺投手…3回はホームラン後にバタバタしたものの、
       この回はなんとなくピンチを作られた感じ。
       最後の球は甘かったけれども、その前の運が巡ってきたか正面で併殺に。


5回表
銀仁朗選手、低めスライダー打って左中間へのヒット!
赤田選手の所で1塁牽制悪送球、外野のファールゾーンを転々する間にランナー3塁へ。
赤田選手、初球内角ストレートを捉えて左中間突破のタイムリー2ベース!
ここで日ハムは投手交代、押本投手が登板。
片岡選手、送りバント成功、1アウト3塁。
GG佐藤選手、外角スライダーを捉えてライトスタンドへの2ランホームラン!
カブレラ選手、高めストレートにライトフライ。
和田選手、フルカウントからの外角低めストレート空振り三振。
◆この回…いやはや理想的な攻撃で。ここ1週間の鬱憤を晴らしてくれるような攻撃だった。
     なんといっても赤田選手のタイムリーが嬉しいっすね。
     ここまで2ラン×2とタイムリー1本、もう少しタイムリーを増やしたい。


5回裏
森本選手、内角高めストレート打たれて一二塁間抜かれるヒット。
田中賢介選手、初球外角低めストレート当てただけのサードゴロ、2塁アウトのみ。
稲葉選手、ライト右への2ベースヒット。1アウト2・3塁。
小谷野選手、フルカウントからの内角低めフォークでセカンドフライ。2アウト2・3塁。
高橋信二選手、内角フォーク打たれてレフト前に落ちるタイムリーヒット、
和田選手がスライディングキャッチを試みるも一歩及ばず、2点タイムリーに。

セギノール選手、初球外角ストレートでセカンドゴロ。
◆小野寺投手…4回・5回とやや投球の幅が狭まった印象。
       スライダー・カーブが少なめでフォークを多投することに。
       立ち上がりのように幅広い投球をして欲しい。


6回表
中島選手、外角ストレート打ってピッチャー返しのセンター前ヒット!
中村剛也選手、送りバント成功、1アウト2塁。
後藤武敏選手、外角スライダーにセカンドゴロ。2アウト3塁。
銀仁朗選手、外角ストレート捉えてライト前タイムリーヒット!
赤田選手、フルカウントからの外角ストレートを切るもサードゴロ。
◆後藤武敏選手…代打だと思いました。それでも打席に送ったのは点差の関係とラストチャンス。
        そのラストチャンスを残念ながら生かせず… ルーキー時はなんだったんだ…
◆銀仁朗選手…特に打撃が良くなったとも思わないが、結果が残っている。
       外角のストレートを右方向に打つのが上手くなったかなという感じ。
       ただ内角の捌きに難があり、外の変化球に課題があるだけに、
       より確実性を上げていってもらいたい。
       でもやっぱり結果が残るということは、センスある証拠だわな。


6回裏 この回から山崎敏投手が登板。
坪井選手、ファールで粘られるも外角低めストレートで見逃し三振!
稲田選手、外角低めスライダーでセカンドゴロ。
金子選手、外角高めスクリューで空振り三振!
◆山崎投手…三者凡退ナイスピッチング。緩いカーブが効果的。
      ストレートや他の変化球も生きてくる。


7回表
片岡選手、ショートゴロ。
GG佐藤選手、粘るもフルカウントからの8球目打ってセカンドゴロ。
カブレラ選手、外角高めストレート打って右中間フェンス直撃のヒット!
和田選手、高めストレートにファーストフライ。

7回裏
森本選手、初球内角低めスライダーでセンターフライ。
田中賢介選手、フルカウントからの内角スライダー打たれてセンター前ヒット。
稲葉選手、ストレートの四球。
1アウト1・2塁。
ここでライオンズは投手交代、山岸投手が登板。キャッチャーに細川選手。
小谷野選手、内角チェンジアップでレフトファールフライ、2アウト1・2塁。
高橋信二選手、外角低めカーブでセンターフライ。

8回表 この回から江尻投手が登板。
中島選手、低めスライダー捉えてレフト前ヒット!
中村剛也選手、外角低めカットボールに空振り三振。
代打の栗山選手、外角ストレートにセカンドゴロ、2塁アウトのみ。
細川選手、ストレートの四球or死球で出塁。2アウト1・2塁。
赤田選手、外角ストレート打つもレフト後方のフライ。

8回裏 この回から三井投手が登板。ファーストに貝塚選手。
セギノール選手、外角変化球でサードゴロ。
坪井選手、内角低めストレートでセンター後方のフライ。
田中幸雄選手、内角低めストレート打たれてセンター前ヒット。
金子選手、ショートライナー。

9回表
片岡選手、ショートゴロ。
GG佐藤選手、センターフライ。
カブレラ選手、ショートゴロ。

9回裏 この回はグラマン投手が登板。レフトに福地選手。
森本選手、低めチェンジアップで空振り三振!
田中賢介選手、内角ストレート打たれてセンター前ヒット。
稲葉選手、初球低めストレートでレフトフライ。
小谷野選手、フルカウントからの外角高めチェンジアップでセカンドライナー。
試合終了、8−4でライオンズが勝利!


今日の得点は中島選手の2ラン以降、
和田選手の勝ち越し2ラン、赤田選手のタイムリー2ベース、
GG佐藤選手の2ランホームラン、銀仁朗選手のタイムリーヒットで、計8点を奪いました。

和田選手のホームランはレフトポール際の切れそうで切れないという一発。
左投手からの一発ですので、わりと入りやすいコースではあるのです
が、
和田選手の特徴がよく現れたホームランだったと思いますね。
GG佐藤選手のホームランは外の変化球をライトスタンドへ運ぶパワーの一打でした。
まさに日本人離れしたパワー。今やカブレラ選手以上じゃないですか、打撃のパワーは(^^;
多少甘かったとはいえ、外角の変化球をスタンドインさせるパワーは凄いです。
これもまたGG佐藤選手の特徴が詰まったホームランだったと思います。

赤田選手は今季初ヒットが貴重な追加点となるタイムリー2ベースとなりました。
それまでの打席も良い当たりしているんだけれどもヒットにならないという形、
打撃内容は悪くないのに、あと一歩捉え切れていないという姿に歯がゆい気持ちになりかけましたが、
ついに捉えてくれました!
結局、この1安打のみで、打率は1割を切っちゃってますが、
5打席目のレフトフライも打ち方自体は悪くなく、こちらもあと一歩という感じでしたから、
打撃の感触自体は良いように思います。
火曜からの試合ではきっと『暴れん坊将吾』として活躍してくれることでしょう!

銀仁朗選手はタイムリーヒットを含む3打数2安打と結果を残しました。
この2試合を見た限りでは欠点が解消されたようには見えないんですが、
昨年よりもミート力が増したように思います。
練習していた右方向のバッティングが大分できるようになった感じがします。
3打席目のタイムリーは見事でした。
このバッティングができるなら、1軍でもコンスタントに結果を残せそうですね。
ここらのセンスはお見事。
あとは内角のストレート、外角の変化球をいかに対処するか。打撃の課題はここらでしょう。
リード面では積極的に打ちにくる日ハム打線の特徴をつき、
スライダー・カーブといった変化球から入ることが多く、上手く打ち気を外していたように思います。
ただ3回・4回・5回とピンチの中でフォークに依存する割合が増えてしまい、
そのせいか初球にストレートで入ることが増え、それを狙い打たれていました。
スライダー・カーブがまだ信頼できるボールではないこともあるでしょうが、
ストレート・フォークだけでは抑えられないことは抑えの時で分かっていることですし、
できるだけ幅広い投球をさせられるようリードも工夫してもらいたいです。
あとは今日は低目よりも高目を取っていたのだから、
もう少し高めのストレートを使っても良かったかなと。
ただこれは個人的な感覚ですので、ひょっとしたら実際とは違っていたかもしれません。
あくまで私はそう感じていたという話です。
それでも昨年よりもリードは幅広く行えている印象を受けます。
この調子で成長していって欲しいですね。

攻撃面で素晴らしかったのは、勝ち越しホームランが生まれた4回表のカブレラ選手の走塁です。
打球としてはショート右を抜き、左中間を転がるという当たりだったんですが、
いつものカブレラ選手だとファーストで止まってしまうような当たり、
それを1塁蹴って一目散に2塁へ、
タイミングは微妙でしたが、送球が少し逸れたこともあってセーフ、2ベースヒットにしてくれました。
このカブレラ選手の積極果敢な走塁が、次の和田選手へのプレッシャーを少なくし、
勝ち越しの2ランホームランを呼び込んだように思います。
こういった積極性が負けているときにはなかなか見られなかっただけに、
一つの壁を乗り越えた証拠のようにも思えますね。
積極的なプレーでAクラス奪還を目指してもらいたいです。


先発した小野寺投手はホームランを打たれるまでは良かったんですが…
ちょっと物足りなかったですね。
1・2回はスライダー・カーブから入り、ストレートでファールさせて追い込み、
フォークで決めるといった投球パターン。
フォークの落差もあり、変化球が低めに決まるなど、状態は非常に良いと感じていました。
スライダー・カーブがいいアクセントとなり、先発投手らしい幅広い投球ができていました。
それが田中賢介選手に高めにするする〜と投げてしまったストレートをホームランされてから一変、
ストレート・フォークで組み立てる抑え時の苦しいピッチングになってしまいました。
別に小野寺投手はボール自体に問題があるとは思いません。
個人的には精神面の課題もそんなに大きい問題だとは思ってません。
問題なのは投球の幅の狭さ、ストレートかフォークかの2択で、
両方が良ければいいんですが、今季はフォークが落ちない、ストレートが落ちないと、
どちらかが悪いということが多く、一方の球を狙い打たれる場面が多かったです。
先発であれ、抑えであれ、小野寺投手の場合は投球の幅を増すことが課題だと思います。
1点差ならばストレート・フォークの2択で自分の球を信じてでいいと思いますが、
2〜3点差以上離れてて余裕のある時は他の変化球も使って、
良い意味で余裕を持った投球ができるようにならないといかんと思うのですよ。
ですから、今日の前半のピッチングがもっとできるようになればと思うんですけど…
余裕がなくなると、どうしてもピッチングが単調になってしまう。
もう少し余裕のある投球をしてもらいたいです。5回なんかは点差もあったわけですしね。

リリーフ陣は多少危なかしかったものの、無失点リレー。
山崎投手は以前と比べれば、遥かにコントロールのまとまりが出てきて、安定してきている印象。
7回はピンチを招きましたが、高めの変化球の判定が辛かったこともあるので、大目に見ておきましょう。
山崎投手のおかげで、星野投手に頼らざるを得ない状況というのが作られてませんから、
ライオンズとしては非常に助かっているように思います。
まぁ、そろそろ星野投手の姿も見たい気はしますけどね。

山岸投手は昨日ほどのキレはなかったものの、チェンジアップで打者を打ち取りました。
やはり武器となる変化球があるのは大きいです。
三井投手はストレートが走ってなかったものの、貫禄の安定感。
心配されたグラマン投手ですが、まだちょっと状態は良くないのかなと思いましたが、
まぁ、今日ぐらい投げられれば心配はないでしょう。
明日1日休んで、火曜からは低めに変化球を投げきれるよう回復してもらいたいです。



火曜からは本拠地でのソフトバンク3連戦です。
福岡では手ひどくやられているだけに、本拠地ではお返しをしたいですね。
西口・帆足投手と間に合えば岸投手ですかね?
まずは先発投手が試合を作り、復調気配の打線の奮起で勝利をもぎ取っていきたいものです。
まだまだAクラス入りを諦めずに、火曜からもガンバレ、ライオンズ!!




9月8日 西武ライオンズ 5−1 北海道日本ハムファイターズ

(西)大沼(6回)−岩崎(1回)−三井(1回)
 −グラマン(0回)−山岸(1回)
(日)吉川(5回0/3)−押本(1/3)−歌藤(2/3)−橋本(3回)
(本)GG佐藤24号ソロ
  小谷野5号ソロ
西武
日ハム

大沼が6回1失点の好投で今季初勝利! 打線も中村・栗山の活躍で6回に一挙4点!
しかし昨日の試合を涌井投手で落とした時は今日もダメかと思いましたが、
いやはや、分からないものですね(^^;
まさか大沼投手で連敗が止まるとは思ってませんでした。
一昨年前でしたっけ、シーズン前半に覚醒しかけて、期待感が増したのは。
けれど以降はフォームが固まらず、
ストレートは速いんだけれども打者から見やすく、簡単に痛打されるパターンでからっきし。
もう正直ダメかと思いました。

しかし、今日の大沼投手はこれまでと別人でしたね。
今までは振りかぶった段階から力が入っているのが分かるぐらい力んでましたが、
今日のフォームはわりと余裕があり、力の入れ具合が良くなったように見えました。
力みがなくなったので、低めにも良い球が行くようになり、全体的な制球力が向上したという形に。
加えて、今日は銀仁朗捕手の強気のリードの影響もあって、
打者の懐を思い切って攻めるなど、内角のストレートが数多く見られました。
これまではコントロールの悪さと精神面の弱さが指摘されてきただけに、
今日のピッチングは大沼投手の変化を感じさせる試合でしたね。
…とはいえ、上位争いから脱落したシーズン終盤という状況も影響しているのかもしれませんが(^^;
それでも連敗中で苦しいチーム状況だっただけに、今日の大沼投手の好投は高く評価したいです。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
1(中)高山、2(二)片岡、3(右)GG佐藤、4(指)カブレラ、5(左)和田、
6(遊)中島、7(三)中村剛也、8(一)後藤武敏、9(捕)銀仁朗

1回表 日ハム先発:吉川投手
高山選手、低めカーブにサードゴロ。
片岡選手、外角高めストレートにセンターフライ。
GG佐藤選手、外角高めカーブ打ってライトへのヒット!
カブレラ選手、ノースリーからの高めストレートを打ち上げて浅いセンターフライ。

1回裏 ライオンズ先発:大沼投手
森本選手、内角高め146キロストレートで空振り三振!
田中賢介選手、低めフォークを上手く当てられるもセカンドゴロ。
稲葉選手、フルカウントからの外角低めストレートでセカンドゴロ。
◆大沼投手…低めに速いストレートが決まるなど状態は上々。
      始動を涌井投手のようにリラックスする形にフォーム変更。
      以前よりも固さがなくなったのが好調の要因か。


2回表
和田選手、初球内角ストレート打って左中間へのヒット! 1000本安打達成!
中島選手、外角低めチェンジアップボール気味もストライク判定で見逃し三振。
中村剛也選手、外角低めチェンジアップ打つもサードゴロ、ランナー2塁へ。
後藤武敏選手、外角低めチェンジアップにファーストゴロ。
◆吉川投手…そんなに良くはないかなとも。
      カーブが邪魔、敢えて無視して落ちの少ないチェンジアップを狙いたい。
◆今日の審判…中島選手の一球を見ると、今日はサイドを広く取るのかなとも。
       大沼投手はそこを有効活用していきたい。


2回裏
セギノール選手、低めフォークでセンターフライ。
高橋信二選手、ノースリーから立て直すもフルカウントの外角低めスライダーに手を出さず四球。
小谷野選手、外角スライダーで空振り三振!
稲田選手、センターフライ。

3回表
銀仁朗選手、内角ストレートに空振り三振。
高山選手、高めチェンジアップ打ち上げてしまってファーストファールフライ。
片岡選手、外角チェンジアップ打つもライトフライ。
◆打線…もう少しなんだがなぁ。僅かに捉え切れてない感じ。狙いはこのままに。

3回裏
金子誠選手、ショートゴロ。
紺田選手、セカンドゴロ。
森本選手、外角スライダーでサードゴロ。
◆大沼投手…やや甘い変化球が見え始めたので、制球の修正を。
      カーブをもう少し有効に使えると、楽になりそう。


4回表
GG佐藤選手、フルカウントから甘く入ったストレート捉えて左中間への愛の波動砲!
カブレラ選手、外角ストレート打って右中間へのヒット!

和田選手、内角ストレートを捉えるも痛烈なサード正面のライナー。
中島選手、フルカウントからの外角チェンジアップにショートゴロ、ランナー2塁へ。
中村剛也選手、ノースリーとなった所で歩かせて四球、2アウト1・2塁。
後藤武敏選手、高めストレート打つもセンターフライ。
◆この回…かなり制球を乱していただけに、畳みかけたかったが…
     まぁ、何はともあれ先制したので、次の回に期待するという方向で。


4回裏
田中賢介選手、初球逆球の内角低めストレート打たれてライトフェンス直撃の2ベースヒット。
稲葉選手、右中間寄りのセンターフライ、ランナー3塁へ。
セギノール選手、内角低めストレートでバットを追ってショート後方のフライ、2アウト3塁。
高橋信二選手、外角スライダーでレフトフライ。
◆大沼投手…打ち取ったとはいえ、2アウト3塁で高橋信二選手を迎えた場面、
      外の甘い球は禁物なだけに、もう少し厳しく攻めても良かった(結果四球でも)
      ミスショットに助けられた感じも若干。終盤のピンチではキッチリした攻めを。
      それにしてもセギノール選手を打ち取ったストレートは見事。
      ポテンヒットになるかなと思ったが、そこまでも行かず。球威あるね。


5回表
銀仁朗選手、カーブを叩きつけてピッチャーの頭を越すもショート金子選手に処理されてアウト。
高山選手、低めワンバウンドチェンジアップにハーフスイング空振り三振。

片岡選手、スライダーに空振り三振。
◆判定…昨日からハーフスイング判定は打者にとって厳しいなと思わされる。
    とはいえ、高山選手もボール球に反応しすぎ。
    選球眼がなかなかよくならないのがレギュラー定着にまで及ばない理由か。


5回裏 この回からセンターに赤田選手。
小谷野選手、低めスライダーで体勢崩すもレフトスタンドへ運ばれるソロホームラン…
稲田選手、フルカウントからの外角スライダーでサードゴロ。
金子選手、ピッチャーゴロ。
紺田選手、外角低めフォークでショートゴロ。
◆ライオンズ…創価に打たれすぎ。
◆中村剛也選手…今日は守備が軽やか。三遊間への動き、送球までの流れともにいい。


6回表
GG佐藤選手、レフト線へ痛烈な打球が飛ぶもファール、その後四球で出塁。
カブレラ選手、死球。ノーアウト1・2塁。
ここで日ハムは投手交代、押本投手が登板。
和田選手、外角低めストレート捉えてライト前ヒット! ノーアウト満塁。
中島選手、外角低めストレートボール球に空振り三振。1アウト満塁。
中村剛也選手、初球外角低めスライダー打ってライト前タイムリーヒット! 1アウト満塁。
代打の栗山選手を起用した所で、日ハムは投手交代、歌藤投手が登板。
代打の栗山選手、外角スライダー捉えてライトフェンス直撃の2点タイムリー2ベース! 1アウト2・3塁。
銀仁朗選手、内角ストレートを打ち上げてセンターへの犠牲フライ。2アウト2塁。
赤田選手、外角ストレート捉えるもライト正面のライナー。
◆この回…中島選手が三振したときはどうなることかと思ったが、
     直後に中村剛也選手がタイムリーを打ってくれて救われた。
     栗山選手も左投手からの一打という事で評価は高まるだろう。
     中村・栗山選手らにはバリバリのレギュラーになってもらわないと困る。
     この回は非常にいい打撃の繋がりだった。各打者の狙いがしっかりしていた印象。


6回裏 この回からファーストに貝塚選手。
森本選手、外角低めストレートでショートゴロ。
田中賢介選手、外角低めチェンジアップでピッチャーゴロ。
稲葉選手、フルカウントから四球。
セギノール選手、セカンドゴロ。
◆大沼投手…今日のバッテリーは内角のストレートを有効に使えている。
      強気なリードが相手打者に狙い球を絞らせていない。
      球威もあるので、力勝ちする場面が多いように思える。
      逆に課題なのは、思いの外、簡単に変化球でカウントを取りに行くこと。
      狙っているのか不用意なのかは分からないけれど、
      危ない場面もあるだけに、一発のある打者には慎重に行きたい。

7回表 この回から橋本投手が登板。
片岡選手、低めワンバウンドしそうなフォークにショートゴロ。
GG佐藤選手、フルカウントからの変化球打つもサードライナー。
カブレラ選手、内角ストレートにショートゴロ。

7回裏 この回から岩崎投手が登板。
高橋信二選手、初球外角低めストレートでボテボテのサードゴロ、
サード中村剛也選手が素早く前進して1塁送球アウト!

小谷野選手、フルカウントから四球。
稲田選手、外角低めストレート打たれて三遊間抜かれるヒット。1アウト1・2塁。
金子選手、ファールで粘られるも外角低めスライダーでピッチャーゴロ併殺!

7回裏
和田選手、外角低めチェンジアップにショートゴロ。
中島選手、センターフライ。
中村剛也選手、外角フォークに空振り三振。

8回表 この回から三井投手が登板。レフトに福地選手。
紺田選手、外角低めスライダーで打ち取るも、当たり損ねの打球が転がって内安打に。
森本選手、内角高めボール球のストレートで空振り三振! 1アウト1塁。
田中賢介選手、ライトフライ。2アウト1塁。
稲葉選手、レフトフライ。

8回裏
貝塚選手、レフトフライ。
銀仁朗選手、外角ストレート打って三遊間抜くヒット!
赤田選手、内角ストレートにセカンドゴロ、ランナー2塁へ。
片岡選手、四球で出塁、2アウト1・2塁。
GG佐藤選手、外角低め変化球を打ってレフト前ヒット! 2アウト満塁。
カブレラ選手、外角低めストレート打つもピッチャーのグラブを弾くショートゴロ。

9回表 この回はグラマン投手が登板。
セギノール選手、外角高めボール球ストレート打たれてセンター前ヒット。
高橋選手、フルカウントから四球。
ノーアウト1・2塁。
小谷野選手のカウント1−3となった所で、グラマン投手が緊急降板。
ここでライオンズは山岸投手にスイッチ。キャッチャーに細川選手。
小谷野選手、内角ストレートでセンターフライ、1アウト1・2塁。
稲田選手、ショートフライ、2アウト1・2塁。
金子選手、外角低めチェンジアップでセカンドライナー。
試合終了、5−1でライオンズが勝利!
◆グラマン投手…今日は明らかに状態が悪く、制球定まらない状態。
        降板理由はよく分からないが、軽症であることを願うのみ。


打線では、GG佐藤・中村剛也・栗山選手らが活躍。
GG佐藤選手は好調をキープしてますね。
GG佐藤選手の強みは低めの球でも上手くバットに乗せられること。
今年は「上手い」と感じるバッティングを数多く見かけます。
下半身の強靭さが低目への対応力を付けさせたように思います。
ホントいい打者に成長したよなぁ…
最初は完全なネタキャラだったのに、今やそのネタ発言に勇気付けられる状況に(笑)
GGカッコいい(大抵は北斗の拳だけど)

中村剛也選手は攻守で軽やかな動きを見せてくれました。
サードでは三遊間抜くかという打球をカットして、その勢いのまま1塁へナイス送球。
今日は守備のリズムが非常に良かったですね。
そのリズムが繋がったのか、6回の1アウト満塁の場面では、
初球の外角スライダーを狙い打って、ライト前に運ぶ勝ち越しタイムリーヒット。
外の変化球に弱い中村剛也選手ですが、今日はそのデータを上手く利用した形ですね。
今日のように低目を拾える打撃を安定してすることができれば、もっと成績も安定してくるはず。
ライオンズ浮上のためには中村剛也選手の覚醒が必要なだけに、ここで奮起してもらいたいです。
もう奮起してくれないとホント困るんすよ、マジで(^^;

栗山選手は代打で登場し、左の歌藤投手の外角スライダーを完璧に捉える
ライトオーバー2点タイムリー2ベースを放ち、試合を決めました。
ライオンズの中では打席でもっとも気持ちを感じる選手。
今日の左投手のヒットで左右関係なく打席に立てるようになることを期待したいです。
レギュラーまであと一歩。コンスタントに成績を残せれば、左右関係なく使われるはず。
前半戦の悪い時のイメージからか、
一度調子を落としてしまうと、そこからが長いイメージがあるだけに、
成績を安定させることが栗山選手のレギュラーへの条件のように思います。
選球眼いいですし、長打力もあり、いい選手なだけに一人前になることを期待したいですね。

逆に心配なのは中島選手
ボールを引き付けて打とうという気持ちは分かるんですが、
あまり選球眼が良くなっているとは思えなかったり(苦笑)
ちょっと今のフォームは中途半端のように思えます。
いいんじゃないですか、他人は他人で。積極的にボールに対して向かっていくのが中島選手なんですから。
もっと始動の意識を早めにし、きっちりと壁を作って打ちにいくことを心がけて欲しいです。
まぁ、結論から言うと、始動が遅ければ選球眼が良くなるってわけでもないと思うんですが。
栗山選手にせよ、GG佐藤選手にせよ、別に始動が遅いわけではないわけで。
トップの位置に持っていってから、いかに粘れるかがポイントだと思います。
今の中島選手からは「二枚腰」と評していたような粘り強さを感じません。
始動を早めに取り、下半身で打球を運ぶような打ち方を徹底して欲しいように思います。
…おそらく、それができないから苦しんでいるんでしょうが…
ショートでほぼフルですから、下半身パンパンでしょうし…
下半身を使う打撃フォームでありながらショート、やっぱ無理があるんじゃないかと思ったり。
より強靭な下半身を作るか、負担の少ないポジションに変わるか、オフに考える必要があると思います。


先発の大沼投手に話を戻しますと、
ストレートの配球・コントロール・球威は素晴らしかったと思いますが、
やや変化球のコントロールが危うい場面が見られました。
小谷野選手にホームランされたのは、体勢を崩しながらのやや高めに入ったスライダー。
その他にもスライダーが甘い高さに来た場面が何度となく見られました。
それを打ち損じてくれたり、見送ってくれたりしたから助かりましたが、
一つ間違えると大惨事になりかねない球、
次回登板では変化球のコントロールとともに、変化球の配球をもう少し考えてもらいたいです。
攻める姿勢はいいんですが、それでイケイケになってしまってダメ。
ピンチでの慎重さも身に付けてもらいたいです。

ピッチャー陣では9回裏が冷や冷やしましたね。
グラマン投手は大丈夫なんでしょうか。
今日は明らかに状態が悪く、高めに外れるような球ばかり。
心配してみていたら、いきなり緊急降板。大事ないことを祈るばかりです。
もし小野寺投手がベンチ入りしていたなら、守護神復活の良い機会だったんですが、
明日の先発だったのでそれはならず。
代わりに出てきたのは山岸投手
ノーアウト1・2塁のピンチとはいえ、最近は状態がいいですし、
おそらく大丈夫だろうと思っていたら、簡単に打ち取ってくれて試合終了。
4点差ではありましたが、ピンチでの登板だったので、山岸投手に今季初セーブ(プロ初?)が付きました。
山岸投手の持ち味は何と言っても、フォークのように落ちるチェンジアップ。
この球が大きな武器です。他にもカーブもいいですし、武器となる変化球があるのは心強いです。
短いイニングならば、捉え難い投手。この調子でリリーフでフル回転できるよう頑張って欲しいですね。



明日は小野寺投手が先発です。
前回は好投しながらも敗戦投手でしたから、打線の援護次第で勝利のチャンスは十分にあります。
なんだか抑えがいいのか、先発がいいのか分からなくなってきましたが、
いずれにしてもライオンズを支える投手になってもらわないと困る投手なので、
明日のピッチングには期待したいです。
打線は今日の試合の6回の繋がりを安定して出せるよう集中力を研ぎ澄ましてもらいたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月7日 西武ライオンズ 1−3 北海道日本ハムファイターズ

(西)涌井(6回1/3)−山岸(1回2/3)
(日)グリン(6回)−武田久(2回)−マイケル(1回)
(本)カブレラ22号ソロ
  稲葉17号ソロ
西武 1
日ハム 1 ×

守備の差が出て、日ハムに痛い逆転負け… 借金10に…
うーん… なんつーか、守備の差がモロに出た試合でしたね。
7回裏にセギノール選手をファースト左のゴロに取るも、
カブレラ選手が捕りに行かずにベースカバーを優先してしまい、打球は一二塁間を抜けるタイムリーに。
直後の8回表の先頭打者・細川選手の右中間真っ二つかという打球を、
日ハムのセンター・森本選手がダイビング好捕でアウト。
この差は大きいですよ、やっぱり。
他にもショート金子選手の堅実なプレーと、ヒットになりそうな打球も確実にアウトにされていました。
6回表のエラーに付け込めなかったのが攻撃面では全てなんですかね。
にしても、守備力の差はでかい。
特に今年は投高打低なだけに、守備と投手のいいチームが上位に食い込むというパターン。
ライオンズも守備を強化しなければ勝てないですよね…

そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
1(中)赤田、2(三)石井義人、3(左)栗山、4(一)カブレラ、5(右)GG砂糖、
6(指)和田、7(遊)中島、8(二)片岡、9(捕)細川

1回表 日ハム先発:グリン投手
赤田選手、初球外角高めストレートにショートゴロ。
石井義人選手、内角ストレートに空振り三振。
栗山選手、内角ストレートにセカンドゴロ。

1回裏 ライオンズ先発:涌井投手
森本選手、外角低めスライダーでセンターフライ。
田中賢介選手、内角ストレートでライトフライ。
稲葉選手、内角ストレート打たれて左中間への2ベースヒット。
セギノール選手、内角高めストレートでサードファールフライ。
◆涌井投手…前回の反省か、丁寧に投げようという形が見られる。
      それでも内角を積極的に攻めるなど攻めの姿勢は見られる。
      この攻めの投球を貫いてもらいたい。


2回表
カブレラ選手、内角ストレート捉えて左中間スタンドへのソロホームラン!
GG佐藤選手、外角ボール球のスライダーに手を出してピッチャーゴロ。
和田選手、フルカウントからの外角低めスライダーに空振り三振。
中島選手、外角低めスライダーにサードゴロ。
◆中島選手…全体的に「溜め」が足りない印象を受ける。
      トップの位置に持っていってからの間が感じられない。
      ボールを見極めるために始動を遅くしたのだろうが、
      そうすると中島選手の魅力が減じてしまうようにも思える。
      腕で間を作れないなら、もう少し重心を落として下半身で溜めを作って欲しい。


2回裏
高橋信二選手、低めストレートでセンター手前のフライ、赤田選手が前進しながらキャッチ!
工藤選手、内角ストレートでセカンドゴロ。
小谷野選手、ライトフライ。

3回表
片岡選手、フルカウントからの外角ストレート打ってライト前ヒット!
細川選手、送りバント成功、1アウト2塁。
赤田選手、外角チェンジアップを打ち損じてショートゴロ。2アウト2塁。
石井義人選手、セカンドゴロ。

3回裏
先頭打者にヒットを許すも、送りバントで細川捕手が思い切って2塁送球アウト!
後続を打ちとって無失点。

4回表
三者凡退。

4回裏
稲葉選手、追い込んでから甘いストレートを投げてしまって右中間への2ベースヒット。
セギノール選手、低めフォークでレフトフライ。
稲葉選手が高橋信二選手の初球に3塁盗塁を試みて成功。1アウト3塁。
高橋信二選手、高めストレートでショートフライ、2アウト3塁。
工藤選手、低めフォークでセカンドゴロ。
◆日ハム…函館の悪夢を狙いすぎ。ランナー2塁時は盗塁してくると判断した方がいい。

5回表
和田選手、外角低めカーブにサードゴロ。
中島選手、外角カーブ捉えてサード強襲の当たり。ただ記録はエラー。1アウト1塁。
片岡選手、内角ストレート打つもレフトフライ。2アウト1塁。
細川選手、フルカウントからの外角低めカーブにセカンドゴロ。

5回裏
小谷野選手、内角シュート打たれてセンター前ヒット。
坪井選手、送りバント試みるもキャッチャーファールフライ、1アウト1塁。
金子選手、外角低めカットボールでバットを折りセカンドゴロ、2塁送球アウト。2アウト1塁。
森本選手、フルカウントからの外角低めカットボール打たれてライト右への2ベースヒット。2アウト2・3塁。
田中賢介選手、内角カットボールでレフトフライ。
◆涌井投手…今日は珍しくカットボールを投げている。
      ストレートも140前半以上出てるし、状態的にはなかなか。


6回表
赤田選手、ショートゴロ。
石井義人選手、四球で出塁。
栗山選手、内角ストレート打つもファーストゴロ、
しかし2塁への送球が逸れてオールセーフ、1アウト1・2塁。
カブレラ選手、外角低めスライダー打つも上がりすぎのレフトフライ、
ランナースタートを切って3塁へ、タイミング際どいもののセーフ。2アウト2・3塁。
GG佐藤選手、外角低めカーブ打つも2塁ベース付近のセカンドゴロ。
◆この回…んー、チャンスで1本が出ない…
     相手のエラーや際どい判定がセーフになっていたこともあって、
     流れは来ていたんだけどなぁ…残念。


6回裏
稲葉選手、外角ストレート打たれてセンタへのソロホームラン…
セギノール選手、外角低めフォークで空振り三振!
高橋信二選手、外角高めストレート打たれてセンターフェンス直撃の2ベースヒット。
工藤選手、死球。1アウト1・2塁。
小谷野選手、内角シュートで詰まらせるもセンター前ヒット。1アウト満塁。
坪井選手、低めフォークで空振り三振! 2アウト満塁。
金子選手、低めワンバウンドフォークでハーフスイング空振り三振!
◆涌井投手…チャンスを逃した直後の稲葉選手の一発と嫌な流れだったが、
      なんとか同点で踏ん張りきる。
      打線の援護を期待する


7回表
グリン投手が一度マウンドに上がるも、肩の違和感か何かで降板。武田久投手が登板。
和田選手、フルカウントから外角スライダー打つもファーストライナー。
中島選手、初球外角スライダー打つもショートゴロ。
片岡選手、内角高めストレートにファールフライ。

7回裏
森本選手、フルカウントからの外角高めストレート打たれて一二塁間抜かれるヒット。
田中賢介選手、送りバント成功。1アウト2塁。
稲葉選手、敬遠の四球。1アウト1・2塁。
セギノール選手、低めフォーク打たれてファースト左抜かれるタイムリーヒット。
ここでライオンズは投手交代、山岸投手が登板。
高橋信二選手、低めフォークで空振り三振!
工藤選手、ライトフライ。
◆この回…セギノール選手の打球は1塁左のゴロ、
     しかしカブレラ選手はベースカバーに戻ってしまい、一二塁間抜く結果に。
     解説の山崎裕之氏によれば捕りに行ってれば併殺も狙えたそうな…


8回表
細川選手、フルカウントからの外角スライダーを捉えるも、
右中間を破るかという打球をセンター森本選手がダイビング好捕でアウト。

赤田選手、外角低めストレートに見逃し三振。
石井義人選手、ストレート打つもショートゴロ。

8回裏
森本選手にタイムリー2ベースを許して1失点。

9回表 マイケル投手が登板。
栗山選手、ショート金子選手の好プレーに阻まれて内安打ならずのショートゴロ。
カブレラ選手、レフトフライ。
GG佐藤選手、レフト前ヒット!
和田選手、良い当たりもライトフライ。
試合終了、1−3で敗戦… もう勘弁してくれ。


敗因は6回表に貰ったチャンスを掴めなかったことと、7回裏のカブレラ選手の守備の2点でしょう。
もうこれはそのまんまという形。語る必要はないですね。

先発の涌井投手は、投球内容自体は良かったと思うんですが、
先頭打者を出してしまったのが失敗でした。
結果的に毎回のようにランナーを抱えてしまい、フォークボールを多投することに。
セギノール選手に打たれたフォークも本来なら空振りさせたかったはずのボール、
それを当てられてしまったのは中盤のピンチでフォークを多投した故でしょう。
先頭打者を確実にとっていれば、こういった形にはならなかったかもしれません。
とはいえね〜 打順の巡りが…
なんかハムは調子のいい打者が先頭に来るんですよね。
また「運が〜」とは言いたくないんですけど、
やはり首位争いと最下位争いをしているチームの勢いの差を感じてしまいます。

守備面の話をしますと、先日書いたようにライオンズはセンターラインが弱いです。
キャッチャーの細川選手はリーグ随一の守備力を誇り、
復帰したセンター赤田選手とセカンド片岡選手は及第点以上なのですが、
ショートの中島選手の守備力が他チームと比べると落ちます。
別に守備力が多少落ちても、打撃で挽回できるならいいんですが、
今年の数字(打率はともかくホームラン数)では元が取れているか微妙な感じがします。
これならば負担の大きいショートよりも、サードにコンバートし、
得意の打撃を伸ばすことに専念した方がいいのではないかと思えてきます。
勿論、ショートで30本以上打つ大砲候補というのは夢があるんですが、
今のライオンズのチーム事情からすれば、その夢を実現させるだけの余裕がありません。
実際、中島選手以上に打てる若手選手はいないですし、
来年以降はGG佐藤・栗山選手とともにチームの主軸としてドンと座ってもらわないと困ります。
サードで期待していた中村剛也選手は伸び悩んでいますし、
それならばショート・セカンドに守備のいい選手を入れて、
中島選手をサードにコンバートさせて打撃に専念させる方がチーム力は増すように思えます。
もっとも、中村剛也選手が開花したり、打てるサードの新外国人選手を獲得したりして、
中島選手以上の打撃を持つ選手がサードに入れば問題はないのですが…
現状では厳しいと言わざるを得ないので、
中島選手のサードコンバートを真剣に考えなければいけない時期に来ているように思います。

キャッチャーは細川・銀仁朗選手ら、
ファーストは中村剛也選手と外野手からのサブポジションコンバート(和田・栗山選手ら)、
セカンド・ショートは片岡選手と石井義人・黒瀬・原・星選手ら、サードは中島選手で固定、
外野はセンター赤田選手、ライトGG佐藤選手で、レフトに福地・佐藤友亮・栗山・和田選手ら。
指名打者にカブレラ選手や新外国人選手。

こういう形にしていかないと戦えないように思います。
打撃による投手陣の援護は、今年大失敗してしまったわけですし、
来年以降は守備で援護できるような体勢を整えていってほしいように思います。



明日は大沼投手が先発です。
正直言って、現在の打線の得点力からすると、明日の試合は望み薄のように思えてしまうのですが、
良い意味で予想を裏切ってくれることを期待したいです。
そろそろ打線に目を覚ましてもらいたいところ。
打線の不振は昨年の9月で散々経験したことですから、同じ轍は踏まないでもらいたいです。
台風とともに悪いものを吹き飛ばし、明日はスッキリした戦いをしてもらいたいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




9月5日 西武ライオンズ 1−2 千葉ロッテマリーンズ

(西)西口(6回2/3)−山崎敏(1/3)−山岸(1回)
(ロ)小野(7回)−薮田(1回)−小林雅英(1回)
西武
ロッテ ×

7回表にしぶとい攻撃で先制するも、その裏に雨に泣いて逆転負け…
今日は勝ったと思ったんですがねぇ…
言い訳くさいですが、7回裏の大松選手の打席で突然の雨がなければ…と思ってしまいます。
雨がなければ、フルカウンとまで行ってなかっただろうし、和田選手のミスもなかったかもしれませんし…
だけれどライオンズ側にも雨が味方する場面が8回表の石井義人選手の打席であったのですが、
打ちあがった打球はレフトフライ。
その後、中断で試合続行。雨を生かすことができませんでした。

守備の差、コントロールの差と言えば、それまでなんでしょうが…
あまりにも偶然が重なりすぎて、そういった技術だけでは片付けられない悪循環を感じます。
もはや負けるように仕組まれているとしか考えられないくらいの苦しみです。
もう野球の神様が目の前にいたら、首を絞めたくなる気分ですよ(爆)
今年はこの調子で悪循環から脱却できないんですかね… んー…

そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
1(中)福地、2(三)石井義人、3(左)和田、4(右)GG佐藤、5(一)カブレラ、
6(遊)中島、7(指)栗山、8(捕)細川、9(二)片岡
◆佐藤友亮選手が1軍登録抹消、赤田選手が1軍登録。

1回表 ロッテ先発:小野投手
福地選手、低めシュート打ってレフト前ヒット!
しかし石井義人選手の所で1塁牽制タッチアウト。
石井義人選手、レフト前ヒット!
和田選手、外角高めストレート打つもセンター右のフライ。
GG佐藤選手、外角カットボール打ってショート西岡選手が弾く内安打! 2アウト1・2塁。
カブレラ選手、外角低めスライダーに空振り三振。

1回裏 ライオンズ先発:西口投手
先頭の西岡選手を四球で出すも、早川選手をセカンドゴロに打ち取り、
2塁への盗塁を刺して2アウト。
福浦選手に四球を与えるも、サブロー選手をセンターフライに取って無失点。

2回表
1アウトから栗山選手がヒットで出塁するも、後続が倒れて無得点。

2回裏
1アウトから大松選手に2ベースヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

3回表
2アウトから和田選手が左中間へのヒットで出塁するも、
GG佐藤選手の当たりはセンター正面で無得点。

3回裏
三者凡退。

4回表
カブレラ選手、外角高めシュート打ってライト前ヒット!
中島選手、外角カットボール打って三遊間抜くヒット!
 ノーアウト1・2塁。
栗山選手、内角スライダー打つもファーストゴロ、2塁アウトのみ。1アウト1・3塁。
細川選手、内角高めシュートにバットが折れてピッチャーゴロ、
3塁ランナーが本塁突入も悠々アウトに。2アウト1・2塁。
片岡選手、内角低めシュートにピッチャーゴロ。
◆この回…うーん…ノーアウト1・2塁、1アウト1・3塁で無得点とは…
     細川選手も初球から難しい球を打たなくても。焦りすぎ?


4回裏
先頭の福浦選手に四球を与えるも、
サブロー選手を初球外角スライダーでセンターフライ、
里崎選手を内角高めストレートで空振り三振!
大松選手も内角高めストレートで見逃し三振!

◆西口投手…ストレートにキレあり。失投だけに注意か。

5回表
三者凡退。

5回裏
ズレータ選手、外角ストレートで空振り三振!
オーティズ選手、サード石井義人選手が3塁線のゴロを飛びついて捕り1塁送球アウト!

今江選手、外角スライダーでセンターフライ。

6回表
GG佐藤選手、初球外角低めカットボールにショートゴロ。
カブレラ選手、内角シュートにライトフライ。
中島選手、シュートにショートゴロ。

6回裏
先頭の西岡選手にヒットを許し、送りバントで2塁へ進められるも、
後続を打ちとって無失点。

7回表
栗山選手、叩きつけてセカンド内安打!
細川選手、送りバント成功、1アウト2塁。
代打の赤田選手、外角低めシュートを叩きつけるも、あと一歩及ばずセカンドゴロ。2アウト3塁。
福地選手、外角ストレート叩きつけて2塁ベース付近のショートタイムリー内安打!
福地選手が石井義人選手の所で2塁盗塁成功!

その後、里崎捕手が1塁方向へ弾く間に福地選手が本塁を突くも、
これは一歩及ばずにタッチアウト、3アウトチェンジ。
◆この回…そういえば今年はこういった「渋い1点」をあまり見てこなかった印象を受ける。
     内安打・バント・進塁打・タイムリー内安打、執念の1点。
     この攻撃を呼び込んだのは代打で起用された赤田選手の存在だろう。


7回裏 この回からサードに中村剛也選手、石井義人選手がセカンドへ。
里崎選手、高めストレートで空振り三振!
大松選手、フルカウントからの外角ストレート打たれて左中間へのヒット、
レフト和田選手が打球に追いつくも、雨の影響か弾いてしまってランナー2塁へ。

ズレータ選手、ストレートの四球。1アウト1・2塁。
オーティズ選手、外角スライダー捉えられて左中間フェンス直撃のタイムリー2ベース。1アウト2・3塁。
代打の橋本選手、ファーストゴロ、2アウト2・3塁。
西岡選手、ストレートの四球、2アウト満塁。
早川選手、甘いフォーク打たれてライト前タイムリーヒット。2アウト満塁。
ここでライオンズは投手交代、山崎敏投手が登板。
福浦選手、ファールで粘られるもフルカウントからの9球目外角低めスライダーで見逃し三振!
◆この回…うーん…結果的に軽率なエラーとなってしまった和田選手と、
     勝負どころで変化球が甘くなった西口投手の責任だと言えばそれまでだが…
     仮に大松選手の所で急激に雨が降ってこなかったとしたら…と思わずにいられない。
     フルカウンとまで行かなかったかもしれないし、
     和田選手も捕球ミスをしていなかったかもしれない。
     まぁ、たらればを言っても仕方ないんだけれど…
     偶然と片付けるにはあまりにもの偶然の一致の連続、それ必然ナリ。
     このまま負けてしまうのは悔しすぎるので、なんとしても逆転せよ!


8回表 この回から薮田投手が登板。
石井義人選手、内角ストレート打つも左中間のレフトフライ。
ここで雨が急激に降り出し、試合が一時中断。3分ほど。
和田選手、外角低めストレート打つもショート西岡選手に阻まれて1塁送球アウト。
GG佐藤選手、ショートゴロ。
◆この回…ライオンズは雨に付け込むことができず…
     結局、守備の差・投手のコントロールの差なのか…
     だけどなぁ…釈然としないものがある。


8回裏 この回から山岸投手が登板。
サブロー選手、低めチェンジアップで空振り三振!
里崎選手、外角高めスライダーでショートゴロ。
大松選手、外角ストレートでサードファールフライ。
◆山岸投手…ストレートが140前半をマークするなど力あり。
      フォーク気味のチェンジアップ・カーブの抜けもいい。
      この調子ならば完全復活も近いか。


9回表 この回から小林雅英投手が登板。
カブレラ選手、初球から積極的に打っていき、ファールで粘るものの、
外角シュート打ってのショートゴロ。
中島選手、ファールで粘るも7球目外角低めスライダーに空振り三振。
栗山選手、外角シュート捉えるもレフト正面のライナー。
試合終了、1−2で敗戦…


今日は先発の西口投手の状態は良かったですし、
2番手の山崎敏投手も山岸投手もナイスピッチングでした。
逆転されてしまったのは、不運と和田選手のエラーが重なってしまった故といった感じ。
今日の試合は投手陣を責められないです。

打線の方は9安打を放ちながら1点止まり。
4回表の1アウト1・3塁のチャンスで点が取れなかったのが響きましたね。
犠牲フライの1本でも出ていれば、と思わずにはいられません。
初回の攻撃も先頭の福地選手がヒットで出塁しながら、
牽制タッチアウト後に石井義人・GG佐藤選手がヒットとややチグハグ気味。
投打の噛み合いはもちろんのこと、打線の中の噛み合いの悪さも目立っています。

そんな中で、7回の攻撃は光りました。
先頭の栗山選手が叩きつけての内安打で出塁し、送りバントで2塁へ。
ここで1軍復帰の赤田選手が代打で登場し、結果はセカンドゴロだったものの、
同じような高いバウンドのゴロでチームにしぶとさをアピール。
そして福地選手が同じような高いバウンドのショートタイムリー内安打で1点を先制。
足を生かしたしぶとい打撃で先制点をもぎ取ったという形です。
思えば、こういった渋い点数が今年のライオンズには少なかったです。
内安打でもなんでもいいから、しぶとく繋ぐ野球、
これがライオンズの野球なのですから、この7回のような攻撃がもっとできるようになればいいんですけどね。
赤田選手の復帰で何かが変わってくれることを期待したいです。



明日はお休み。金曜から日ハムとの3連戦です。
ライオンズは5連敗中と苦しいチーム状況ですが、
このままで終わるわけにはいきませんので、辛抱強く最後まで戦い抜いていきたいものです。
金曜からはガンバレ、ライオンズ!!




9月4日 西武ライオンズ 2−3 千葉ロッテマリーンズ

(西)帆足(6回)−岩崎(2回)
(ロ)成瀬(7回)−薮田(1回)−小林雅英(1回)
(本)竹原5号3ラン
西武
ロッテ ×

帆足、粘りの投球も竹原の一発に泣く… 打線も畳み掛けられず悔しい1点差負け…
うーん… まぁ、弱いんだけどさぁ… 納得できない弱さっつーか…
今年の不振を考えると、とにかく「勝負弱い」の一言に尽きるわけですが、
(打者がチャンスで一本打てない、進塁打・犠飛ならまだしも三振が多い。
 序盤〜中盤に拙攻気味で点数が入っても1点ずつ、その間に投手が耐え切れずに失点。
 試合中盤から主力リリーフ投手陣を打って追い上げるも限界があり、一歩及ばず敗戦)
ならば、その勝負弱さの要因が何なのかを考えると… 分からないんですよねぇ…

今年はあまり試合を見る機会がないので、一概には言えませんが、
交流戦の連敗以降、「運が悪い」と感じることが多いです。
良い当たりが野手の正面を突いたり、相手のナイスプレーに阻まれたり、
一球の判定が大量失点に繋がったりと…
それじゃ何で運が悪いのかと考えてみると… そりゃもう哲学・心理学の世界っすよ(苦笑)
少なからず、開幕前の不正スカウト事件が尾を引いていることは確かでしょう。
まぁ、それはいいとして、この運の悪さを解消する方法は何かありますかねぇ… ないよなぁ(苦笑)
勝敗を考えずに気楽な気持ちで戦えと言ったとしても、
残り試合の少なさや、後任監督の報道がなされる状況では気楽な気持ちになれるわけもないですし。
んー、辛い状況っす。

こういう言い方もアレですが、ファンとしても明確に批難する対象があれば、
少しは怒りのやり場もあるんですけれど、具体的に考えてみても、う〜んとしか。
首脳陣の采配に?な面がないとは言いませんが、まぁ分かる範囲ですし、
余裕がないだけにオーソドックスな戦い方になってしまうのは致し方ないでしょう。
選手個人に目を向けても、投手陣では西口・ジョンソン・小野寺投手の誤算はあったものの、
全般的にはそれなりに我慢している方ですし、
打者陣では和田・カブレラ選手の衰え、前半の片岡選手ら若手の不振はあったものの、
満身創痍の中、チーム状態が悪い中では頑張っている方でしょう。
そう考えていくと… うーん… 結局、「運が悪い」となってしまい、怒りのやり場が全くないことに。
残り30試合切った中では、解決策もない、納得もできないとナイナイ尽くし。
よってフラストレーションばかりが溜まると。嫌な悪循環ですねぇ…
そんな最下位転落の危機を迎えるほど弱いとは思わないのだけれど… なんなんだろうなぁ…

そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
1(中)佐藤友亮、2(二)片岡、3(左)和田、4(右)GG佐藤、5(一)カブレラ、
6(遊)中島、7(指)後藤武敏、8(捕)細川、9(三)中村剛也

1回表 ロッテ先発:成瀬投手
佐藤友亮選手、内角低めスライダー打つもサード正面のゴロ。
片岡選手、外角低めチェンジアップを当てただけのショートゴロ。
和田選手、外角低めチェンジアップに空振り三振。
◆成瀬投手…今日も制球よく外角低めにチェンジアップが冴える。
      内外角の変化球が基本なので、見極めながら絞って打ちたい。


1回裏 ライオンズ先発:帆足投手
西岡選手、初球高めストレート打たれてセンター右へのヒット。
大塚選手、送りバント成功。1アウト2塁。
ズレータ選手、内角低めパームで空振り三振! 2アウト2塁。
サブロー選手、内角ストレートで空振り三振!
◆帆足投手…パームが低めにコントロールされ、大体意図する所に投げられている。
      2人とも制球が安定しているので、打線が失投を捉えられるか否か。


2回表
1アウトからカブレラ選手がヒットで出塁し、中島選手が四球で繋ぐも、
後藤武敏選手が内角高めストレートに空振り三振、
細川選手がレフトへの浅いフライに倒れて無得点。


2回裏
先頭の里崎選手をサードゴロに打ち取るも中村選手の悪送球エラーで2塁へ。
しかし堀選手を内角ストレートでショートゴロ、
ベニー選手をフルカウントからの内角低めストレートで見逃し三振、
竹原選手をフルカウントから低めのパームが外れて四球となるも、
今江選手を内角高めストレートでサードファールフライに取って無失点。
◆帆足投手…チャンスを逃した後のエラーということで嫌な流れだったが、
      帆足投手が見事に断ち切る。
      ストレートもいいし、今日は行けそう。打線よ、奮起せよ!


3回表
中村剛也選手、ファールで粘るも8球目チェンジアップに空振り三振。
佐藤友亮選手、低めストレート捉えるもセンター右へのライナー。
片岡選手、高めストレート捉えるもセンター手前のライナー。
◆打者陣…先日の楽天戦に限らず、ここ最近ずっとの傾向なのだが、
     良い当たりがとことん野手の正面・ナイスプレーに阻まれてヒットにならない。
     チーム状態が良くないときはこんなものと言えばそれまでだが…
     あまりにも多すぎるので、気が触れてくる(苦笑)


3回裏
西岡選手、内角低めパームで打ち取るも、引っかかった打球が3塁線に飛び内安打に。
大塚選手、低めストレートでサードゴロ併殺!
ズレータ選手、内角低めパームで空振り三振!


4回表
和田選手、低めスライダーを捉えるもサード正面のライナー。
GG佐藤選手、内角ストレートにセカンドフライ。
カブレラ選手、内角低めスライダーにセカンドフライ。

4回裏
サブロー選手、外角ストレート打たれてセンター前ヒット。
里崎選手、ヒットエンドラン、外角高めパーム当てられて右中間へのヒット。
ノーアウト1・3塁。
堀選手、外角低めシュートでセカンドゴロ、バックホームで本塁タッチアウト! 1アウト1・2塁。
ベニー選手、低めパームでレフトフライ。2アウト1・2塁。
竹原選手、内角低めパーム捉えられてレフトスタンドへの3ランホームラン…
今江選手、外角高めカーブ打たれるも右中間の打球を佐藤選手が背走してキャッチ!
◆この回…そこまで甘い球でなかったんだが…上手くバットに乗った感じ。
     これが技術なら普通に30本以上打てるというぐらいの一打。やられたという感じ。
     打線、奮起してくれや! 今日の内容で帆足投手の負けは辛すぎる。


5回表
中島選手、初球打ちもセカンドゴロ。
後藤武敏選手、外角高めストレートに空振り三振。
細川選手、内角低めストレートにレフトフライ。
◆後藤武敏選手…期待している選手なんだが…打撃がサッパリでどうすんねん。
        守備ではなく打ってしかレギュラーを狙えないのに。打撃ぐらいアピールしてくれ!

5回裏
西岡選手、低めシュートでセンターフライ。
大塚選手、粘られて四球。
ズレータ選手、外角シュートで高いバウンドのショートゴロ。ランナー2塁へ。
サブロー選手、外角一杯のストレートで見逃し三振!
◆今日の審判…わりとストライクゾーンをワイドに取る傾向。ありがたい。

6回表
三者凡退。

6回裏
三者凡退。

7回表
和田選手、内角低めストレート捉えてレフトフェンス直撃のヒット!
GG佐藤選手、外角低めチェンジアップを拾ってレフト前ヒット!
 ノーアウト1・2塁。
カブレラ選手、よく見てフルカウントからの外角チェンジアップ捉えて、
レフトフェンス直撃のタイムリーヒット!
 ノーアウト1・3塁。
中島選手、甘いストレートが来るもレフトフェンス手前の犠牲フライ、1アウト1塁。
代打の高山選手、低めワンバウンドチェンジアップにハーフスイング空振り三振。2アウト1塁。
細川選手、内角高めストレートにセカンドゴロ。
◆この回…あと一歩なのに… 最後は粘られてしまったか。
     良い当たりがフェンス直撃でシングル止まりだったり、
     あと一歩伸びなかったりと惜しいんだけれど…
     それでも1点差、次の回に期待しよう。


7回裏
突如、大雨が降り出して試合が中断… 頼む続行になってくれ…
20分ほど中断して試合再開。ライオンズは岩崎投手にスイッチ。
竹原選手、フルカウントからの外角ストレートで空振り三振!
今江選手、外角スライダーでレフトフライ。
西岡選手、外角ストレートで見逃し三振!
◆岩崎投手…140前半のストレートのキレ・威力ともに文句なし。上々のピッチング。

8回表 この回から薮田投手が登板。
代打の石井義人選手、内角低めチェンジアップ捉えてセンター前ヒット!
佐藤友亮選手、送りバント試みるもピッチャー右に強めに転がり2塁アウト。1アウト1塁。
片岡選手、外角高めストレートに空振り三振。2アウト1塁。
和田選手、外角一杯のストレートに見逃し三振。
◆この回…和田選手の最後の球は普段はボールかもしれんが、今日はストライク。仕方なし。
     石井義人選手に代走・福地選手を起用できると幅が広がったんだけれども、
     もうサードを守れる選手がいない罠。
     相変わらず選手が外野手に偏りがちだし、内外野守れる選手が欲しい…


8回裏
大塚選手、低めスライダーでセカンドフライ。
ズレータ選手、外角低めシンカーでサードゴロ。
サブロー選手、ライトへの浅いフライ。

9回表 この回から小林雅英投手が登板。
GG佐藤選手、スライダー打つもサード正面のゴロ。
カブレラ選手、高めシュートにレフトへの浅いフライ。
中島選手、ファールで粘るも7球目低めシュート引っ掛けて三遊間深くのゴロ、
ショート西岡選手が逆シングル体勢になるも、1塁送球アウト。
試合終了、2−3で敗戦…

今日の敗因は7・8回の攻撃でしょう。
7回は3連打で成瀬投手攻略の糸口を掴んだものの、
中島選手が失投を捉えきれずに犠牲フライ止まり。
あと一歩だったんですけれど… その一歩の差が今年のライオンズなんですよねぇ…
和田選手の当たりにしても、カブレラ選手の当たりにしても、
長打になっていておかしくない打球なのにフェンス直撃でシングル止まり。
実際に試合を見ていると、運のなさをとことん感じます。溜息が止まりませんわなぁ…

8回の攻撃は佐藤友亮選手の送りバント失敗が全て。
前半戦はそうでもなかったんですが、後半戦は小技のミスをちらほら見かけます。
瀬戸際まで追い込まれて精神的に余裕のないせいだと思うんですが、
こういうプレーをしっかりできないと打線の流れも生まれないので、
バント・進塁打といったものはキッチリとこなしてもらいたいです。


収穫は帆足投手の好投でしょうか。
私は久しぶりに見ましたが、かなり状態は良くなっている感じですね。
腕の出所がしっかり上からになっており、右打者内角のストレートに威力がありますし、
パームも低めに集まっています。
今日の投球は先発で二桁勝っていたときのピッチングだったと思います。
投球の幅という意味では今日の方が上かな。
何にせよ、今日のピッチングを続けていれば、勝ち星も巡ってくるはず。
この調子で完全復活といってもらいたいですね。


また鬱屈とした話に戻して恐縮ですが、
ならば他球団と何が違うのかを考えたところ、守備力の差を感じています。
特にセンターライン。ライオンズのセンターラインは他球団に比べるとやや弱いです。
ショート中島選手は昨年までに比べると随分とよくなりましたが、
金子・川崎・西岡・渡辺直人選手らと比べると守備範囲・安定感の面で見劣りします。
センターも福地・佐藤友亮選手が頑張ってはいますが、守備範囲を考えるとどうかなという面が。
何だかんだ言って、赤田選手がいないのは痛いなぁと。
俊足を生かした守備範囲の広さはチーム1でしたからね。
打線の繋がりの面でも赤田選手の内安打は地味に効きましたし、
何よりも負けている展開での突破口を開いてくれたのは赤田選手(と和田選手)でした。
そういう意味では、赤田選手の不在は何だかんだで大きかったように思います。
うーん… 1軍昇格はまだなんですかね…
今更な感はありますが、このまま終わってしまうわけにはいきませんし…
守れないまでも終盤の代打・代走で出れるぐらいでも構わないと思うんですけど…
あー、フラストレーションばかりが溜まるなぁ(苦笑)



明日は西口投手が先発です。
ここ数試合は先発投手が試合を作っていますし、問題はいかに打線が援護できるか。
仕掛けが遅く、終盤からの攻撃になることが多いだけに、
序盤から点数を取っていく展開にしていきたいですね。
相手のロッテ先発が成瀬投手同様に対戦の多い小野投手ですし、
対策をしっかりと練って、早い段階で攻略してもらいたいです。
辛い状況でも腐らずに前を向いて、明日こそガンバレ、ライオンズ!!





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