2007年西武ライオンズ応援日記

9月2日 西武ライオンズ 2−3 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)小野寺(6回1/3)−山崎敏(0回)−
 山岸(2/3)−三井(1回)
(楽)朝井(7回2/3)−山村(1/3)−小山(1回)
(本)和田13号2ラン
西武
楽天 ×

打線が繋がりを欠き、楽天に3連敗…
あー… もう今日は何もナシ。
落ち込むだけ落ち込みましょう、今日は…
これを屈辱に感じずに何とするか。
この悔しさを明日以降へ、そして来年へと繋いでいかねば…




9月1日 西武ライオンズ 3−7 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)涌井(3回1/3)−山崎敏(1回2/3)−
 許銘傑(2回)−山本歩(1回)
(楽)ドミンゴ(3回2/3)−永井(4回)−
 小山(1回)−山村(1/3)
(本)栗山5号ソロ、
 フェルナンデス19号満塁、20号ソロ
西武
楽天 ×

涌井が序盤に6失点… 打線も畳み掛けられずに痛い連敗…
試合中は審判に当たってますが、審判に苦しめられたのは涌井投手だけではなく、
楽天先発のドミンゴ投手も同じ(4ボーク)だったわけで、
結局は苦しんでいる投手を攻めきれたか、攻め切れなかったかの差になりましたよね…
楽天は満塁ホームランで一気に加点し、スクイズ・タイムリーで抜け目なく加点。
一方のライオンズは栗山選手のタイムリーヒットと、
中島選手の良い当たりのセカンドゴロで1点ずつを返すのがやっと。
ドミンゴ投手がボークで崩れた4回に打ち込めず、2番手永井投手に手を焼いたのが全てでした。

んー… ダメな時はこんなもんすかね。とことん勝負弱い打線、これじゃ勝てないっす…
進塁打は打てない、犠牲フライは上がらない、追い込まれてから粘れないでは…
精神的に追い込まれているから余計そうなるんでしょうけど…
上手く行かない時は辛いもんです。

そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
1(中)福地、2(二)片岡、3(指)栗山、4(右)GG佐藤、5(一)カブレラ、
6(左)和田、7(遊)中島、8(捕)細川、9(三)石井義人

1回表 楽天先発:ドミンゴ投手
福地選手、内角低めチェンジアップに空振り三振。
片岡選手、初球高めストレートにファーストゴロ。
栗山選手、内角ストレート捉えてライトへのソロホームラン!
GG佐藤選手、外角低めチェンジアップを拾うもライトフェンス手前のフライ。

1回裏 ライオンズ先発:涌井投手
渡辺直人選手、内角低め137キロシュートで空振り三振!
塩川選手、外角低めスライダーで打ち取るもライト前に落ちるヒット。
草野選手、カウント1−2からエンドラン、低めストレートでセカンドゴロ、ランナー2塁へ。
山崎武司選手、フルカウントからの低め絶妙な高さのフォークを見送って四球。
憲史選手、フルカウントから微妙に外れて四球。
フェルナンデス選手、高めストレート打たれてセンターへの満塁ホームラン…

◆今日の審判…低目が辛いかなぁという印象。横の揺さぶりで勝負すべき?
       とか思ったら、横も狭い…って… もういい、さよならプロ野球。
       あんなゾーンじゃ野球になんねーよ。

2回表
2アウトから中島選手がよく選んで四球で出塁するも、細川選手が空振り三振に倒れて無得点。
◆この回…ゾーンが狭いので際どい所はよく見極めていきたい。
     中島・細川選手の打撃内容を徹底して欲しい。

2回裏
1アウト1・3塁から塩川選手にスクイズを決められて失点。
さらに草野選手に甘く入ったストレートを打たれて、
前進守備のセンターのグラブを弾かれるタイムリー2ベースで失点。


3回表
1アウトから福地選手が四球で出塁し、セカンドゴロ・ワイルドピッチの間に3塁へ。
ここで栗山選手が内角高めストレートを打って一二塁間抜くタイムリーヒット!
GG佐藤選手は初球内角高めストレートにショート後方のフライ、
この打球をショート渡辺直人選手が背走しながら倒れこんでキャッチアウト。

3回裏 この回からキャッチャーに野田選手。
フェルナンデス・鉄平選手にヒットを許すも、後続を打ち取って無失点。

4回表
和田選手が四球で出塁し、ボーク・ワイルドピッチで進塁。
そして中島選手のセカンドゴロの間にランナーホームイン。
野田選手が四球で出塁し、ボークで2塁へ。
ここで楽天は投手交代、永井投手が登板。
石井義人選手はピッチャーゴロに倒れて追加点ならず。

4回裏
先頭の渡辺直人選手にヒットを許し、塩川選手のセカンドゴロでランナーは2塁へ。
ここでライオンズは涌井投手を諦め、山崎敏投手にスイッチ。
なんとか後続を打ち取って無失点。

5回表
三者凡退。

5回裏
四球でランナーを出すも後続を打ち取って無失点。

6回表
先頭のGG佐藤選手がヒットで出塁し、
カブレラ選手はファーストにフライを打ち上げるも、これをフェルナンデス選手が落球、
しかし1塁ランナーが動けるはずもなく、2塁アウト。
続く和田選手がセカンドゴロ併殺に倒れて無得点。

6回裏 この回から許銘傑投手が登板。
ピンチを招くもレフト和田選手のバックホームもあって無失点で凌ぐ。

7回表
三者凡退。

7回裏
2アウトからフェルナンデス選手にソロホームランを許して1失点。

8回表
片岡・GG佐藤選手が四球で出塁し、チャンスが広がるも、
代わった小山投手の前にカブレラ選手がサードゴロに倒れて無得点。

8回裏 この回から山本歩投手が登板。
先頭打者に四球を与えるも、後続を打ち取って無失点。

9回表
2アウトから野田選手がセカンド内安打で出塁し、
代打の中村剛也選手が頭部こめかみ付近のヘルメットを直撃する死球…
危険球退場となり、山村投手が登板。ライオンズは代走に貝塚選手を起用、2アウト1・2塁。
しかし佐藤友亮選手が内角に抜けたスライダーを見送ってしまい、見逃し三振。
試合終了、3−7で敗戦…

今日・明日の試合をリリーフ陣の頑張りで勝っていたら、
昨日木村投手が6イニング投げたおかげだと言えたんですけど…
まさかの涌井投手の大乱調。
まぁ、良くはありませんでしたけど、悪くもなかったように見えたんですが。
ボールの力で押せない分、コントロールに気をつけて投げていて、
大崩れする心配はないかなと思っていたんですけど、際どい所がことごとくボール判定。
コースが外れているのか、高さが悪いのか、さっぱり分かりませんでした。
たぶん高さだったとは思うんですけど… まぁ、今日は辛かったっすね。
キャッチャーがミットを動かさないで捕る球をボールというのは、
見ている方からすると非常に不思議な感じ。
勿論、実際はボールなのかもしれませんが。
でもそういう分かりやすさも必要なのではないかと思ったり。
それは置いておくとして、痛かったのは山崎選手への四球ですかね。
いい高さにフォークを投げたんですけど、全く振らず。今日ばかりは楽天打線が上でした。
そんな引きずるような内容ではないと思いますから、
次回登板はキッチリ投げて白星を挙げてもらいたいです。

打線は5番打者と6番打者が記憶から消え去るぐらい疎な内容でした。
栗山選手とGG佐藤選手が頑張っているな〜と思わせてくれるぐらい。
ヒットはなかったものの中島選手も打撃内容は悪くなかったと思います。
それにしてもなぁ… 昨年までの活躍を忘れさせてくれるぐらい底な5・6番コンビです。
自分としては普通に5番中島選手でいいと思うんですけど…
さすがにクリーンアップから外すのは無理なんですかね。
正直今の状態ならば、2人は要らないです。他の選手を入れた方がマシ。
こういうことを言う自分が嫌なんですけど… 年俸の分は働いて欲しいっす。
全盛期のように打ちまくれとは言いませんが、
主軸として恥ずかしくない結果を残してもらいたいっす。

あとはなし。
中村剛也選手が最終回に頭部死球を食らったのが少し心配。
でも逆に考えて、そういった厳しい攻めもあるのだからと、
野球に厳しくなってもらえれば不幸中の幸いかなとも思ったり。
相手を一口で食べてしまうような貪欲さを明日以降の打席では見たいですね。



明日は1軍復帰の小野寺投手が先発です。
ここ2試合は先発が序盤に大量失点しているだけに、
まずはその悪い流れを小野寺投手がストップさせ、打線の奮起を促したいですね。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!




8月31日 西武ライオンズ 2−14 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)河原(1回)−木村文和(6回)−許銘傑(1回)
(楽)田中(7回)−川岸(1回)−小倉(1回)
(本)フェルナンデス18号3ラン、
  GG佐藤23号ソロ
西武
楽天 × 14

河原が初回5失点でKO敗戦も、木村がプロ初登板で6イニングを投げ切る!
この1ヶ月は忙しくて試合メモを書くことができませんでしたが、
全くチェックしていなかったわけでもなく、試合後半はラジオを聴いてはいました。
それでも溜息を付くような試合展開が多く、
ようやく落ち着いてきたここ数日も滅入るような試合ばかり、
正直言ってプロ野球に対する興味を失いかけていたほどでした。
今日も初回の5失点で事実上のジエンド、やる気ナッシングモードでした(苦笑)

そんな自分に気合を入れてくれたのが、
高卒ルーキーで1軍初登板となった木村文和投手です。
荒削りという言葉がピッタリの投手で、
ストレートはとにかく速く、力があり、140キロ後半でグイグイ押す投球、
けれどもコントロールは付かずに四球、ヒットで失点。
まぁ、ここまでは良い素材のピッチャーならよくあることで、
ストレートはいいから将来が楽しみだねという言葉だけで終わる所。
だけど一味違うと感じさせるのは打たれてからの投球でした。
とにかくピッチングの姿勢を見失わない、自分を見失わずに投げている姿が素晴らしかった!
例え、四球を出しても、ボールを置きに行くところがなく、しっかりと腕を振って投げてましたし、
打たれても萎えずに相手の胸元を突くストレートはあっぱれの一言でした。
結果だけ見れば、
6回10被安打4与四球7失点(自責4)とプロの洗礼を浴びたという表現になるのでしょうが、
その悪い数字を全く感じさせないような投げっぷりの良さを見せ付けてくれました。
ピンチになるとランナーと勝負しだしたり、審判と勝負しだしたり、
果てはベンチと勝負したりする投手が多い中、
打たれてもとにかく打者に向かって勝負しにいく木村投手の姿勢は、
チーム状態の良くないライオンズの中で一際輝いて見えました。
どこか今のライオンズファンが求めているものを見せてくれたような気がしますね。
結果は大敗でしたが、ある意味で残り試合に向けて希望を感じさせてくれるような、
木村投手のピッチングでした。
ベンチもそれを感じたからこそ、6イニング引っ張ったのでしょう。
ファンの心を動かすようなピッチャーが出てきてくれました。
背番号41の数字が全く重たく見えませんね。41番がよく似合っています。

そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
1(二)片岡、2(中)福地、3(左)栗山、4(右)GG佐藤、5(指)カブレラ、
6(遊)中島、7(三)石井義人、8(捕)細川、9(一)中村剛也

1回表 楽天先発:田中投手
片岡選手はセカンドフライ、福地選手はショートゴロ、
栗山選手は見逃し三振で三者凡退。

1回裏 ライオンズ先発:河原投手
先頭の渡辺直人選手をライトフライに打ち取るも、高須選手に死球。
続く草野選手にヒットを許し、山崎武司選手に四球を与えて1アウト満塁。
憲史選手をショートフライに取るも、
礒部選手にライトへの2点タイムリーヒットを許して失点。
さらにフェルナンデス選手に3ランホームランを許し、計5失点…


2回表
先頭のGG佐藤選手が初球高めストレートを捉えてセンター右へのソロホームラン!
しかしカブレラ・中島・石井義人選手と三者連続三振で1点止まり。

2回裏 この回から木村文和投手が1軍初登板。
嶋選手、フルカウントからの低め147キロストレートでファーストゴロ。
渡辺直人選手、フルカウントからの高め148キロストレート外れて四球。
高須選手、初球セーフティ気味の送りバント、ランナー2塁へ。
草野選手、四球。2アウト1・2塁。
山崎武司選手、内角147キロストレートでショートフライ。
◆木村文和投手…タイプ的には渡辺久信・松坂タイプ。とにかくストレートの力勝負。
        ストレートは140中盤から後半で勢いがある。
        変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップ?
        コントロールはまだボールに聞いてくれ(^^; 全体的に高い。
        ただ右打者のインサイドを突く勇気は見事。将来が楽しみ。

3回表
細川・中村剛也・片岡選手と三者凡退。

3回裏
憲史選手、ノースリーから立て直すも、フルカウントからスライダー外れて四球。
礒部選手、フルカウントからの内角低めストレートで空振り三振!
1塁ランナースタートで2塁盗塁失敗。

フェルナンデス選手、内角143キロストレートで完全に詰まらせてバットを折るも、
飛んだ打球が一二塁間の真中でヒットに。
牧田選手、フルカウントからの外角高めストレート打たれて左中間抜かれるタイムリー2ベース。
嶋選手、内角高め142キロストレート打たれて三遊間抜かれるタイムリーヒット。
渡辺直人選手、外角低めストレートで押し込むもセンター前に落ちるタイムリーヒット。

高須選手の所で渡辺直人選手がスタートを切るも細川捕手が刺して2塁盗塁失敗!
◆木村投手…失点はしたものの、ストレートは相手のバットを押し込んでいる。
      いずれも完璧に捉えられたわけではない。
      コースの甘さや上手く押し込まれたことによるヒット。
      セットでやや下半身がブレてコントロールを乱すかなという印象はあるものの、
      牽制・クイックは普通にできているので、特に問題はなさそう。
      連打を浴びてもクイックを怠らなかったし、
      わりと冷静に投げられていたように思える。
      荒削りという表現がピッタリの投手、ここから大きく羽ばたいていって欲しい


4回表
三者凡退。

4回裏
高須選手、フルカウントからの内角低めストレートでサード強襲エラー。
草野選手、フルカウントからの内角スライダーでレフトフライ。
山崎武司選手、内角フォーク打たれて三遊間深くの内安打。1アウト1・2塁。
憲史選手、外角高めフォーク甘くなるもレフト左の打球に栗山選手が追いついてアウト。
礒部選手、内角低め144キロストレートをバットに乗せられてレフト前ヒット。2アウト満塁。
フェルナンデス選手、追い込んでからのフォークが甘く入ってしまい、
レフトオーバーの3点タイムリー2ベース。
打者走者は3塁タッチアウト。
◆木村投手…この回はフォークを多めに使う。
      ひょっとしたら高速スライダーもあったかも。まだ判別は付かず。
      結果的に打たれまくったが、気落ちした投球でもなかったし、
      腕が振れなかったということもなかった。
      コントロールが良ければ、0点に抑えられていたことだろう。
      制球力・変化球のキレと課題はあるものの、この荒削りさは魅力。
      今後を見守っていきたい。


5回表 この回からセカンドに塩川選手。
2アウトから石井義人選手がストレート捉えるレフトオーバーの2ベースヒットを放ち、、
細川選手が外角カットボールを打つもショート正面のハーフライナーで無得点。
◆田中投手…10勝目の権利取得おめ。
        久々に見たけれど、スライダーを投げる時の肘の位置がやたら低いんだが。
        ストレート・フォークの時と比べると一目瞭然。
        点差がなければ攻略の糸口になるんだけれども…

5回裏
牧田選手、フルカウントからの内角142キロストレートでセンターへの浅いフライ。
嶋選手、外角チェンジアップ打たれて三遊間抜かれるヒット。
渡辺直人選手、低め138キロストレート捉えられるもサード正面のライナー。
塩川選手、フルカウントからの内角高めストレート外れて四球。
草野選手、内角高め140キロストレートで見逃し三振!
◆木村投手…球数が80球を超えて、ストレートの球速は140前後にダウン。
        それでもこれまで見られていた固さが取れ、制球力は安定。
        このスピードでも威力はそこそこあるので、ピンチ以外はこの投球でOK。
        結局、ストレートは140前半〜後半(148キロ)、
        変化球は120前後のスラーブと130前後のフォークが軸。
        他にチェンジアップ、カーブ、高速スライダーがあるかないかって所。
        変化球の完成度はまだだが、コントロールが付けば十分に使える。
        結果だけを見れば、4回101球8被安打4与四球6失点と炎上したが…
        えっ? まだいくの…?(^^; それじゃコメントはこの後で。


6回表
三者凡退。

6回裏
山崎武司選手、内角高め143キロストレートでサードゴロ。
憲史選手、内角スライダー打たれるもやや差し込んでセカンド後方のフライ。
礒部選手、内角高め145キロストレートで見逃し三振!

◆木村投手…今日の結果でも期待感を失わないのは、その投げっぷりの良さ。
        打たれても全く気落ちをせず、自分のピッチングを見失っていない。
        キャッチャーの意図を理解し、コースに投げることができているし、
        腕もしっかり振れている。
        並みの投手ならば、そろそろ交代かとベンチと勝負をしだすのに、
        そういう態度は一切ない。
        とにかく打者に勝負できている。
        四球を出してもボールを置きに行くのではなく、勝負しに行っている。
        右打者の内角高め、左打者の内角を攻める姿勢が気持ちいい。
        今までの投手陣に欠けていた気持ちを強く感じさせる投手。
        この回は三者凡退。投球が安定してきた印象。
        これなら先発を託しても面白いと言える。ライオンズの将来を託してもいい投手。

7回表
栗山選手、ピッチャー返しの打球を放つも、グラブで叩き落されて僅かに及ばずアウト。
GG佐藤選手、外角カットボールを捉えるもレフトフェンス手前のライナー性のフライ。
カブレラ選手、ライトポール際へのファールがあるも、スライダーに見逃し三振。

7回裏 この回からキャッチャーに野田選手。
フェルナンデス選手、外角135キロストレートでライトフライ。
牧田選手、内角140キロストレートで詰まらせるもショート中島選手が追いきれず、
左中間手前に落ちる2ベースヒット。
嶋選手、内角142キロストレート打たれてライトへのタイムリーヒット。

渡辺直人選手、外角136キロストレート打たれるもセンターフライ。
塩川選手、内角141キロストレートで詰まらせてサードゴロ。
◆木村投手…いや、まさかここまで引っ張るとは(^^;
        この回は失点したものの、実質中島選手のエラーのようなものが発端。
        疲れはあるだろうが、あまりそういうのは見られない。
        デビューでいきなり120球とは頼もしい(^^;
        体力はあるし、精神面も素晴らしい。あとは技術。経験が糧となる。
        それを感じさせているからこそ、ここまでの続投なのだろう。

8回表 この回から川岸投手が登板。
野田選手がヒットを放つも、後続が倒れて無得点。

8回裏 この回から許銘傑投手が登板。
2アウトから連打を許し、吉岡選手に2点タイムリー2ベースを許して失点。

9回表 この回から小倉投手が登板。
1アウトから福地選手がセンター前ヒットで出塁し、
GG佐藤選手が低めフォークを運ぶ左中間抜くタイムリー2ベースで1点を返す
も、
カブレラ選手が三振に倒れて3アウト。
試合終了、2−14で敗戦。

客観的に見れば、木村投手はまだまだでしょう。
コントロールに不安がありますから、高卒時の涌井投手のように計算できる投手ではないです。
ストレートは目を見張るものがある、常時140前後を投げる力はあります。
序盤は常時140後半で力強い球で楽天打線を全く寄せ付けず、差し込まれた打球ばかり。
中盤は140前後まで落ちましたが、要所では145キロをマークするなど、速く力強い球は健在。
ストレートの質という意味ではライオンズの投手陣の中でもトップクラスでしょう。
ただ変化球とコントロールはまだまだ。
変化球は120前後のスラーブ(スライダーとカーブの中間)、130前後のフォークが軸。
他にカーブ、チェンジアップ、高速スライダーがあったかなかったかといった感じ。
まだそれだけで武器となる変化球はない感じです。
フォークがそれなりに使えてましたが、まだ抜けて甘くなることが多く、精度はまだまだ。
涌井投手のように変化球を総合的に使えるようになるか、
楽天の田中投手のように一つの武器となる変化球を先に身に付けるか、
まぁ、ストレートがいいですから、総合型を目標にするべきなんでしょうかね。
コントロールはお世辞にも良くない感じで、全般的に高めに浮くことが多かったです。
それでも6回辺りは体の力がほどよく抜け、全般的な制球力は安定した印象でした。
今日の後半のピッチングを続けられれば、試合を作ることはできそうです。
牽制・クイックは無難にこなせている印象、
打たれても露骨にスキを見せなかったのは評価したいです。
初登板にありがちな投げるだけで一生懸命という形ではなく、
周りはしっかり見えていたように思います。ここが今日の一番の良さ。
あと評価できるのは体力ですね。
初登板でヒットを10本も浴びながらも、6イニングを投げきりました。
球数は120球近く、それでも後半の方が投球が安定しだすなど内容は良くなっていってました。
今のライオンズ先発投手陣は5回持たない投手が多いだけに、
この木村投手のスタミナは買えますね。
現在の評価を記号で表すならば、
ストレート◎、変化球△、コントロール×、牽制クイック○、スタミナ○、ハート◎、といった感じ。
変化球・コントロールが良くなれば、涌井・岸投手と並ぶエース候補に躍り出そうです。
さすがに簡単にはいかないでしょうが。中日・朝倉投手のように使って育てていきたい投手です。

次回登板は…どうなりますかね。
中継ぎ不足で一度抹消して2軍戦で1度先発させてから、1軍昇格先発なのか、
それとも一気に河原投手の代わりに来週先発させるのか。
まぁ、他の投手との兼ね合いもあるでしょうが、
今の先発陣を見れば、木村投手を先発で使って欲しくなります。
いずれにせよ、これで今季の体験1軍は終了とはならないでしょうから、
新しいライオンズの救世主として、次回登板に注目したいです。

試合展開の方に話を戻しますと、初回の5失点でジエンド。
打線もGG佐藤選手のホームラン・タイムリー以外は良い所なし。
とりわけ酷かったのがカブレラ選手の4三振。
5番に下がってこの不甲斐なさ、そして和田選手もスタメン落ち、
ライオンズ打線の変化を嫌がおうにも感じさせられます。
栗山・GG佐藤・中島選手らが中軸を担うようにならなければ、打線は持たないでしょう。
中村剛也選手を始め、他の若手選手も伸びてきてくれないと厳しいです。
投手の過渡期と同時に、今のライオンズは打線も過渡期。
新しいライオンズ打線が完成に近づくよう見守っていきたいです。
…まぁ、ストレス溜まりますがね。
怒りは見通しの甘かった間抜けなフロントにぶつけるとして、
気長に選手を応援していきましょう(^^;



残り試合も少なくなり、上位3チームとの差は縮むどころか広がる一方と、
Aクラス入りが厳しくなっている状況ですが、
諦めたらそれで終わりですから、最後まで望みを捨てずに一戦必勝で戦い抜いていきたいものです。
明日は涌井投手が先発、
計算できる投手なだけにしっかりと勝ちを収めたいものです。
一にも二にも打線次第、ランナーを着実に進める打撃でチャンスをものにして欲しいです。
明日こそはガンバレ、ライオンズ!!





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