2007年西武ライオンズ応援日記

5月13日 西武ライオンズ 2−3 北海道日本ハムファイターズ

(日)金村(6回0/3)−武田久(2回)−マイケル(1回)
(西)ギッセル(6回1/3)−山崎(1回2/3)−岩崎(1回1/3)
(本)GG佐藤10号ソロ
日ハム
西武

昨日と同じ試合展開で、投打が全く噛み合わず…今季初の3連敗…
昨日も今日も全く同じ試合展開でしたね…
打線が併殺などでチャンスを潰して思うように得点できず、
ピッチャーが得点直後に失点したりと投打が空回り気味、頭の痛い試合です。
おまけに昨日は八木投手を打てず、今日は小谷野選手に打たれるし…
そうか、そうか、情けない。屈辱です…

そんなこんなで試合展開説明。ネットのライブ速報より。
1(中)佐藤友亮、2(ニ)石井義人、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(指)栗山、7(右)GG佐藤、8(捕)細川、9(三)中村剛也

1回表 ライオンズ先発:ギッセル投手
森本選手、内角139キロストレートでファーストファールフライ。
田中賢介選手、ファールで粘られるもフルカウントからの外角高めスライダーで見逃し三振!
稲葉選手、内角ストレート打たれてライトへのヒット。
セギノール選手、外角低めカットボール打たれてセンターへのヒット。
2アウト1・3塁。
高橋信二選手、初球高めスライダーでライトフライ。

1回裏 日ハム先発:金村投手
佐藤友亮選手、内角139キロストレートに空振り三振。
石井義人選手、低めフォークを打ってセンター前ヒット!
中島選手、低めフォークにレフトフライ。2アウト1塁。
カブレラ選手、初球外角低めスライダー打ってレフトへのヒット! 2アウト1・2塁。
和田選手、低めカットボール打ってレフトへのタイムリーヒット! 2アウト1・2塁。
栗山選手、内角高めカットボールにファーストゴロ。

2回表
坪井選手、内角高めストレートでショートゴロ。
金子誠選手、内角ストレートでサードゴロ。
小谷野選手、高め142キロストレートで空振り三振!

2回裏
GG佐藤選手、内角シュートを捉えてレフトへの愛の波動砲!
細川選手、外角スライダーにショートゴロ。
中村剛也選手、外角低めスライダーに空振り三振。
佐藤選手、外角低めスライダー打つもセンター後方のフライ。

3回表
小田選手、ストレートの四球。
森本選手、エンドランで外角低めスライダーを打たれるライト前ヒット。
ノーアウト1・3塁。
田中賢介選手、外角低めチェンジアップでライト犠牲フライ。1アウト1塁。
稲葉選手、スライダーでセンターフライ、2アウト1塁。
セギノール選手、高めストレート打たれてセンター前ヒット。2アウト1・2塁。
高橋選手、内角高めストレートで空振り三振!

3回裏
石井選手、内角高めカットボール打つもレフトフライ。
中島選手、初球外角パーム打つもライトフライ。
カブレラ選手、初球外角高めカットボール打つもショートゴロ。

4回表
坪井選手、内角高めカットボール打たれてショート内安打。
金子選手、低めストレートで空振り三振! 1アウト1塁。
小谷野選手の初球に坪井選手が盗塁成功。1アウト2塁。
小谷野選手、カットボール打たれてレフト線へのタイムリー2ベース。
小田選手、低めチェンジアップで空振り三振!
森本選手、初球外角高めスライダーでライトフライ。

4回裏
和田選手、外角高めストレート打ってセンター前ヒット!
栗山選手、初球セーフティバント成功! ノーアウト1・2塁。
GG佐藤選手、フルカウントからの外角ストレートにライトファールフライ、
2塁ランナーは3塁へ、1アウト1・3塁。
細川選手、高めスライダーにファールフライ。2アウト1・3塁。
GG佐藤選手が中村剛也選手の所で2塁盗塁成功! 2アウト2・3塁。
中村選手、フルカウントからの低めフォークに空振り三振。

5回表
田中賢介選手、低めストレートでレフトフライ。
稲葉選手、外角ストレートでショートゴロ。
セギノール選手、低めカットボールでセカンドゴロ。

5回裏
佐藤選手、外角高めスライダーにサードゴロ。
石井選手、内角カットボールにレフトフライ。
中島選手、フルカウントからの外角カットボールにライトフライ。

6回表
高橋選手、内角高めストレートでセカンドフライ。
坪井選手、内角低めカットボールでファーストゴロ。
金子選手、高めストレートでファーストフライ。

6回裏
カブレラ選手、初球外角高めパーム打ってセンター前ヒット!
和田選手、低めカットボールにいつものアレ。
栗山選手、カットボール捉えて左中間へのエンタイトル2ベース!
GG佐藤選手、ストレートの四球、2アウト1・2塁。
細川選手、高めフォークにセカンドフライ。

7回表
小谷野選手、高めストレートでライトフライ。
小田選手、フルカウントからの外角低めストレート打たれてレフトへの2ベースヒット。
森本選手、内角高めストレート打たれてライト線へのタイムリー2ベース…

田中賢介選手、低めカットボール打たれてライトへのヒット。1アウト1・3塁。
ここでライオンズは投手交代、山崎投手が登板。
稲葉選手、ファールで粘られるも高めストレートでショートゴロ併殺!

7回裏
代打の福地選手、四球で出塁!
ここで日ハムは投手交代、武田久投手が登板。キャッチャーに中嶋選手。
佐藤友亮選手の所で中嶋選手がパスボール、ランナー2塁へ。
佐藤選手、内角高めシュートを右打ちしてセカンドゴロ、ランナー3塁へ。
石井義人選手、初球外角ストレートにショートゴロ。2アウト3塁。
中島選手、外角高めシュートにセカンドゴロ。
◆この回…何? この拙攻打線は…

8回表 この回からサードに水田選手。
セギノール選手、低めスライダーでレフトフライ。
中嶋選手、内角低めストレートでファールフライ。
坪井選手、ストレート打たれてライトへのヒット。代走の紺田選手を起用。
金子選手、高めストレートでライトフライ。

8回裏
カブレラ選手、スライダー打ってレフトへのヒット!
和田選手、外角ストレートに見逃し三振。
栗山選手、外角ストレートにショートゴロ併殺…
◆打線…併殺打の達人と化している。併殺を競うのなら負けないぜ!(苦笑)

9回表 この回から岩崎投手が登板。
代打の小谷野選手、外角高め141キロストレートで空振り三振!
代打の金子洋平選手、ファールで粘られるもフルカウントからの
9球目低めシンカーで空振り三振!
森本選手、内角142キロストレートで空振り三振!


9回裏 この回からマイケル投手が登板。
GG佐藤選手、外角高めストレートにセカンドゴロ。
代打のリーファー選手、内角スライダーに空振り三振。
代打の大島選手、外角低めスライダーにレフトファールフライ。
試合終了、2−3で敗戦…


敗因は言うまでもなく打線の拙攻です。
チャンスは作るものの、あと一本が出ない、そんな展開ばかり。
併殺の直後にヒットが出たりと、もうムチャクチャ。
個々の打者の調子はそれほど悪くないものの、完全にぶつ切り状態です。

象徴的なのが5番和田選手の併殺打の多さでしょう。
1打席目の先制タイムリーヒットを含む4打数2安打と結果は残してくれているんですが、
3打席目の併殺打に象徴されるようにチャンスを広げようという場面での併殺が多すぎます。
少々ボールでも積極的に振っていく姿勢、日本人打者ではトップクラスの打球の速さ、
こういった要素が良い当たりなんだけれども結果は併殺打という状況にしているのでしょう。
今年のカブレラ選手は打球が上がることが少なく、単打かホームランかという状態、
カブレラ選手がヒットで出塁しても足を使えずに打たせて併殺打、これがパターン化しています。

なんとか手を打ちたいところなんですが… 代わりの5番打者を考えると悩ましい所。
中島選手と引っくり返す手もありますが、
今のライオンズ打線が3番中島選手がポイントになっていることを考えると、
なかなかに動かし辛いです。
6番に下げるという方法もありますが、仮にも.313を打っているわけですし、
勿体無いと言えば勿体無いです。
打線を組み替えるにしても頭が痛い、簡単に策が出てこないのが辛い所です。
リーファー選手がオープン戦の頃のように打ちまくれば、6番和田選手でもいいんですけど…
今の低打率状態を考えると厳しいですね…

自分の意見としては、3番中島選手を固定する前提で考えると、
和田選手は1番しかないかなと思います。
5番は現状ではGG佐藤選手でしょうか。
石井義人選手が勝負強ければ、5番でもいいんですが… そこも悩ましい点です。
 1(左)和田、2(中)佐藤友亮、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(右)GG佐藤、
 6(ニ)石井義人、7(指)リーファー、8(捕)細川、9(三)中村剛也
中島選手を動かしてもいいならば、こういったオーダーもありかと
 1(中)佐藤友亮、2(遊)中島、3(左)和田、4(一)カブレラ、5(右)GG佐藤、
 6(ニ)石井義人、7(指)リーファー、8(捕)細川、9(三)中村剛也

和田選手はランナーいない状態で打席に立たせるか、
前の打者が2ベース以上が多い選手・エンドランをかけられる足のある選手であればOK。
和田選手の前を打つ打者で最も適任なのは中島選手となるわけで…
元々ファームでは攻撃的2番打者として育成もしていましたし、
2番中島選手というのも悪くない手だと思います。

まぁ、もっとも5番以下が苦しいことには変わりないわけですが…
GG佐藤選手ともう一人、軸となる選手が出てきてくれればいいんですけどね。
リーファー選手が春先の調子を取り戻すか、中村剛也選手がもっと成長するか、
こうなってこないと下位打線は厳しくなります。

あとはファームから選手を上げてくること。
昨日の試合でも象徴されるように、対左投手時の右打者が不足しているので、
後藤武敏選手辺りが上がってくるのが有力でしょう。
あとはリーファー・栗山選手といった左打者の状態が上がりきらないならば、
実績のある左の貝塚選手の勝負強さに賭けてみるのも手でしょう。
いずれにせよ、打線は何らかの手を打たなければならない印象です。
しばらくは試行錯誤状態が続くでしょうね…
カブレラ・和田選手全盛の時代から次の世代への過渡期、打線は悩ましい状態です。
せめて1・2番が固定されていたら、もう少し楽だったんですけどねぇ…
赤田選手と片岡選手の怪我が長引いているのがつづくづく痛いです。



火曜からは好調・ロッテとの3連戦です。
昨日・今日の試合を見ていると、3連敗してしまっての6連敗というのもありえそうで怖いです…
そうならないように打者陣には気合を入れ直してもらいたいですね。
幸いにも先発予定は、今チームで最も安定感のある涌井投手と岸投手の2人。
守りからリズムを作り、攻撃へと繋げていきたいものです!
火曜からはガンバレ、ライオンズ!!




5月12日 西武ライオンズ 2−3 北海道日本ハムファイターズ

(日)八木(5回2/3)−江尻(1/3)−
 武田久(2回)−マイケル(1回)
(西)西口(6回1/3)−星野(1/3)−
 岩崎(1回1/3)−三井(1回)
日ハム
西武

9安打放つも打線が噛み合わずに10残塁と拙攻の山で惜敗…
今日は体調不良につき、なしで。

そんなこんなで試合展開説明。ネットのライブ速報より。
1(中)佐藤友亮、2(指)福地、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(右)GG佐藤、7(三)中村剛也、8(捕)細川、9(ニ)平尾

1回表 ライオンズ先発:西口投手
森本選手、高めストレート打たれてセンター前ヒット。
田中賢介選手、送りバント成功。1アウト2塁。
稲葉選手、外角ストレートでライトフライ。
セギノール選手、外角高めストレート吊り球で空振り三振!

1回裏 日ハム先発:八木投手
佐藤友亮選手、外角高めスクリューにピッチャーゴロ。
福地選手、ストレートにサードゴロ。
中島選手、外角高めストレートに空振り三振。

2回表
高橋信二選手、高めストレート打たれてセンター前ヒット。
金子誠選手、送りバント成功。1アウト2塁。
坪井選手、フルカウントから四球。1アウト1・2塁。
陽選手、低めスライダーでセンターフライ。2アウト1・2塁。
小田選手、初球外角ストレート打たれてセンター前タイムリーヒット。
森本選手、外角低めスライダーでライトファールフライ。

2回裏
カブレラ選手、初球外角ストレート打ってレフトへのヒット!
和田選手、フルカウントから四球で出塁、ノーアウト1・2塁。
GG佐藤選手、ファールで粘るも外角低めスクリューにサードゴロ併殺。2アウト3塁。
中村剛也選手、ファールで粘るも外角低めスライダーにライトファールフライ。

3回表
田中賢介選手、内角ストレートで右中間のセンターフライ。
稲葉選手、外角チェンジアップでファーストフライ。
セギノール選手、内角高めストレート打たれてレフト線への2ベースヒット。
高橋信二選手、外角低めスライダーでサードゴロ。

3回裏
細川選手、外角スライダー打ってレフト前ヒット!
平尾選手、送りバント成功、1アウト2塁。
佐藤友亮選手、スライダー捉えて左中間フェンス直撃のタイムリー2ベース!
福地選手、内角低めストレートにライトフライ。
中島選手、初球外角スクリューにライトフライ。

4回表
金子選手、外角低めスライダー打たれてレフト前ヒット。
坪井選手、送りバント成功。1アウト2塁
陽選手、初球内角高めストレートでファーストファールフライ、2アウト2塁。
小田選手、低めスライダー打たれてライトへのタイムリー2ベース。
森本選手、外角スライダーでセカンドゴロ。

4回裏
カブレラ選手、サードのエラーで出塁。
和田選手、初球外角低めストレート打つもライトフライ。
GG佐藤選手、初球外角スクリュー打ってサード強襲ヒット! 1アウト1・2塁。
中村剛也選手、外角低めストレートに見逃し三振。2アウト1・2塁。
細川選手、粘ってフルカウントから四球で出塁、2アウト満塁。
平尾選手、良い当たりもセンターフライ。

5回表
田中賢介選手、フルカウントから四球。
稲葉選手、内角高めストレートでセカンドフライ。
田中賢介選手がセギノール選手の所で盗塁を試みるも、細川選手が刺してタッチアウト!
セギノール選手、低めストレートで左中間のレフトフライ。

5回裏
佐藤友亮選手、外角高めストレートにピッチャーゴロ。
福地選手、外角低めスクリューにライトフライ。
中島選手、初球外角スクリュー打ってライトへのヒット!
カブレラ選手、初球低めスクリュー捉えてレフトへの2ベースヒット!
 2アウト2・3塁。
和田選手、外角低めスクリュー打つもライトフライ。

6回表
高橋信二選手、外角低めスライダーで空振り三振!
金子選手、フルカウントからの外角低めスライダーで打ちとるもボテボテのショート内安打。
坪井選手、フルカウントからの外角スライダーでセンターフライ。
陽選手、外角低めスライダーでファールフライ。

6回裏
GG佐藤選手、低めスクリューに空振り三振。
中村剛也選手、外角低めストレートに見逃し三振。
細川選手、四球で出塁。
平尾選手、外角ストレート捉えてレフト線への2ベースヒット! 2アウト2・3塁。
ここで日ハムは投手交代、江尻投手が登板。
佐藤友亮選手、四球で出塁、2アウト満塁。
福地選手の初球にワイルドピッチ、3塁ランナーホームイン、2アウト2・3塁。
福地選手、外角ストレートにショートゴロ。
◆この回…福地選手に代打かと思ったが…
     四球で繋ぎたいならば、3球目のボール球を振ったらダメだろうと。
     何を期待されて打席に送られたのかを考えてもらいたい。


7回表
小田選手、初球フォークで打ち取るもレフト前に落ちるポテンヒット。代走の飯山選手を起用
森本選手、送りバント成功。1アウト2塁。
田中賢介選手、フルカウントからのストレートでバットを折るものの、
センター前ヒット。
1アウト1・3塁。
ここでライオンズは投手交代、星野投手が登板。
稲葉選手、外角スライダー打たれてライトへのタイムリーヒット。1アウト1・2塁。
セギノール選手、高めストレートでバットを折りショートゴロ、2塁アウトのみ。
ここでライオンズは投手交代、岩崎投手が登板。
高橋信二選手、低めスライダーでライトフライ。
◆星野投手…稲葉選手には打たれているイメージが…相性悪いのかなぁ…

7回裏 この回から武田久投手が登板。
中島選手、初球低めカーブ打ってレフトへのヒット!
カブレラ選手、高めストレートに空振り三振。
和田選手、外角スライダーにショートゴロ併殺…

8回表
金子選手、外角低めスライダー打たれてセンター前ヒット。
坪井選手、送りバント成功。1アウト2塁。
小谷野選手、死球。1アウト1・2塁。
飯山選手、高め143キロストレートで空振り三振! 2アウト1・2塁。
森本選手、外角スライダーでライトフライ。

8回裏
GG佐藤選手、外角低めスライダー打ってライトへの2ベースヒット!
中村剛也選手、送りバント成功、1アウト3塁。
細川選手、外角高めストレートに空振り三振。2アウト3塁。
平尾選手、内角低めストレートにセンターフライ。
◆この回…打線が噛み合わない…
     でも9回は1番からの打順、最終回のサヨナラ劇に期待。


9回表 この回から三井投手が登板。
田中賢介選手、外角低めスライダーで空振り三振!
稲葉選手、フルカウントからの外角高め142キロストレートで空振り三振!

セギノール選手、初球内角低めスライダー打たれてレフトへのヒット。
中嶋選手、内角ストレートでファーストファールフライ。

9回裏 この回からマイケル投手が登板。
代打の石井義人選手、フルカウントからの低めスライダーに空振り三振。
代打のリーファー選手、外角スライダーにショートゴロ。
中島選手、外角低めスライダーに空振り三振。
試合終了、2−3で敗戦… いいかげんにせーよ。





5月9日 西武ライオンズ 8−9 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)岸(7回)−長田(1/3)−星野(1/3)−岩崎(1/3)
(楽)永井(5回)−松本(1/3)−山村(1回2/3)
 −渡辺(1回)−福盛(1回)
(本)細川2号ソロ、中村剛也3号ソロ
  山崎武司14号満塁、ウィット4号2ラン
西武
楽天 ×

打線の援護で試合を引っくり返すも、2番手・長田が試合をぶち壊して敗戦…
なんつーか… 勝てた試合でしたよねぇ…
初回に5失点したことを考えれば、負け試合だったのかもしれませんが、
そもそもその5失点も岸投手の状態が悪くて取られたわけではなく、勿体無い5失点だっただけに、
今日の試合は確実に取っておきたかったです。
やはり勝敗を分けたのは8回裏の継投でしょうね…

ただこの継投にどこから問題があったのかは難しい問題です。
まず7回終了時点での岸投手の降板に関してですが、球数は118球、
7回裏の投球は四球を1個出したものの安定感のある投球でした。
通常ならば続投の場面でしょう。たぶん明日、試合があったならば続投だったと思います。
ただ明日は試合がなく、明後日も試合なし。
昨日は涌井投手が完投勝利、リリーフ陣の登板感覚が空いてしまいます。
そういう意味では8回の継投自体はそれほど問題はなかったでしょう。

最大の問題はその人選。長田投手を使ったことです。
右の山崎選手からの打順で、三井・星野・岩崎投手は日曜日に登板済み、
長田投手のみ5月2日のオリックス戦の登板が最高、約1週間登板感覚が空いていました。
そういうことを考えれば、長田投手の投入は分かると言えば分かるんですけど…
前回登板と前々回の登板の内容が悪かったですからね。
打たれた云々以前に、勝ちパターン投手が先頭打者に四球を出しているようでは話になりません。
それだけ不安定な投球をしていた長田投手を2点差の場面で送ったのは…
どうかなという疑問は残ります。安心して送り出すことはできていなかったことでしょう。

次の問題は長田投手の代え時。
前2試合と同じように先頭打者へ四球。何しに出てきたのコイツって状況ですよ、これは。
続く打者が左のウィット選手。ここがまず一つの代え所。
そして同点ホームランを被弾。ここが二つ目の代え所でした。
長田投手を今後も戦力として使っていくためには信頼して任せることも必要でしょう。
だけど同じ失敗を3度も繰り返しているわけです。先頭打者への四球という失敗を。
もう最初の打者に投げた時点で信頼を裏切っているわけですから、
即刻交代にして良かったと思いますがね。
全く前2試合の反省が生かされていないですもん。
点差は2点差、例えホームランを打たれたとしても1点差という状況。
思い切って真中にストレートを投げ込むぐらいの開き直りが欲しかった場面です。
おまけに四球の後の外国人打者の初球にど真ん中のストレートでしょう?
ピッチングになりませんよ、こんなの。頭悪い投球としか言いようがないです<慶応大出身なのに。

岸投手の続投、三井投手に継投、長田投手の早期降板、色々と選択肢はあったと思います。
その中でも私は長田投手の早期降板が何故出来なかったのかを指摘したいですね。
勿体無い継投でしたなぁ…

そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
1(中)佐藤友亮、2(ニ)石井義人、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(指)栗山、7(右)GG佐藤、8(捕)細川、9(三)中村剛也

1回表 東北楽天先発:永井投手
佐藤友亮選手、外角スライダーにセカンドゴロ。
石井義人選手、内角ストレート打つもレフト後方のフライ。
中島選手、低めフォークに空振り三振。
◆永井投手…変化はそれほどないものの、低めに変化球を落としている。
      甘い球だけを狙っていきたい。


1回裏 ライオンズ先発:岸投手
鉄平選手、ストレートで追い込み外角高めチェンジアップでサードフライ。
高須選手、微妙に外れて四球。
礒部選手、初球低めストレート打たれてピッチャー返しのセンター前ヒット。
1アウト1・2塁。
フェルナンデス選手、外一辺倒で四球。1アウト満塁。
リック選手、カウント1−3から内角ストレート外れて押し出し四球。
1アウト満塁。
山崎選手、外角高めスライダー打たれてレフトへの満塁ホームラン…
ウィット選手、内角高め141キロストレートでライト後方のフライ。
渡辺選手、外角スライダーでセカンドゴロ。
◆岸投手…ボール自体は悪くない。ストレートは140中盤でキレもある。
     カーブが抜けてカウントを取れなかったのは確かだが、
     直球だけでも抑えられる内容だった。
     フェルナンデス選手には1球だけストレートであとは外の変化球、
     リック選手には内角ストレートも見せたが、カウント1−2から変化球。
     岸投手の生命線はストレート、力で行けよと。慎重に行き過ぎ。


2回表
カブレラ選手、三遊間抜くかという打球を渡辺選手に処理されてアウト。
和田選手、初球外角低めカーブにサードゴロ。
栗山選手、フルカウントから選んで四球。
GG佐藤選手、外角高めスライダー打つもショートゴロ。

2回裏
嶋選手、外角低め143キロストレートで空振り三振!
鉄平選手、ファールで粘られるも8球目内角低めストレートで見逃し三振!
高須選手、カーブでサードゴロ。

3回表
細川選手、フルカウントからの外角ストレート打つもライトフライ。
中村剛也選手、ライトフライ。
佐藤友亮選手、内角低めストレート打って三遊間抜くヒット!
佐藤友亮選手が石井義人選手の所で2塁盗塁を試みるもタッチアウト。

3回裏
礒部選手、内角スライダーで打ち取るも右中間浅めに落ちるヒット。
フェルナンデス選手、外角高めストレート吊り球でライトフライ。
リック選手、ストレート打たれるもセカンド石井選手が飛びつき2塁アウト。
山崎選手、逆球の外角低めストレート打たれてセンター前ヒット。
ウィット選手、外角低めチェンジアップでレフトフライ。

4回表
石井義人選手、低めフォークを拾ってセンター左へのヒット!
中島選手、ストレートの四球、ノーアウト1・2塁。
カブレラ選手、外角フォーク打って三遊間抜くタイムリーヒット! ノーアウト1・2塁。
和田選手、内角高めストレート打ち上げてしまってファーストフライ。1アウト1・2塁。
栗山選手の所で1塁牽制タッチアウト… 2アウト2塁。
栗山選手、選んで四球、2アウト1・2塁。
GG佐藤選手、外角ストレートに空振り三振。

4回裏
渡辺選手、ショート中島選手が飛びつくも弾く内安打。
嶋選手、送りバントで岸投手が2塁へ送球するも間に合わずにセーフ。
ノーアウト1・2塁。
鉄平選手、送りバント成功。1アウト2・3塁。
高須選手、内角少しボール気味のカーブに当たりに行ってアピール死球。1アウト満塁。
礒部選手、内角ボール球のスライダーでピッチャーフライ、2アウト満塁。
フェルナンデス選手、低めカーブ打たれてセンター前に抜けるかという打球、
セカンド石井義人選手が追いつき、踏ん張って1塁送球アウト!

1塁に駆け込んだ際にフェルナンデス選手が足を痛めた模様。

5回表 この回からサードに草野選手。
細川選手、外角ストレート捉えてレフトスタンドへのソロホームラン!
中村剛也選手、高めカーブを捉えて風にも乗ってセンターバックスクリーンへのソロホームラン!

佐藤友亮選手、外角低めスライダー打つもショートゴロ。
石井義人選手、内角ストレート打つもセンター後方のフライ。
中島選手、フルカウントからのストレート打ってセンター前ヒット!
カブレラ選手、スライダーを打ち損なってショートゴロ。
◆永井投手…かなり制球がアバウトになってきた。次の回に同点に追いつきたい。

5回裏
リック選手、外角低めスライダーを当てただけのセカンドフライ、
しかし目測を誤ったのか、石井義人選手が落球、けれど1塁送球アウトでセカンドゴロ。
山崎選手、内角スライダーで空振り三振!
ウィット選手、初球内角ストレートでセンターフライ。

6回表 この回から松本輝投手が登板。
和田選手、外角低めスライダーを払って三遊間抜くヒット!
栗山選手、四球で出塁、ノーアウト1・2塁。
GG佐藤選手、内角高めストレート打ち上げてしまってライトフライ。1アウト1・2塁。
細川選手、外角スライダー打ってレフト前ヒット!
この打球をレフトのリック選手が弾き、2塁ランナーホームイン! 1アウト1・2塁。
中村剛也選手、初球に左脇腹付近に当たる死球。1アウト満塁。
ここで楽天は投手交代、山村投手が登板。
代打のリーファー選手、外角低めストレートに合わせただけのショートゴロも、
2塁アウトのみ1塁セーフ、この間に3塁ランナーホームイン。
2アウト1・3塁。代走の福地選手を起用。
福地選手が石井義人選手の所で2塁盗塁成功! 2アウト2・3塁。
石井義人選手、選んで四球、2アウト満塁。
中島選手、追い込まれてからよく選んで押し出しの四球で勝ち越し! なおも2アウト満塁。
カブレラ選手、内角ストレート打つもショートゴロ。
◆この回…スムーズに点数を取ったわけではないが、
     どの選手もよくボールを選び、追い込まれても粘ることができている。
     繋ぎの意識がこの回の逆転を呼んだように感じる。
     つか、今回も負け投手から勝利投手の権利か。ラッキーだな、岸投手(^^;


6回裏
渡辺選手、外角140キロストレートで当てただけのセカンドゴロ。
嶋選手、外角高めストレートボール球で空振り三振!
鉄平選手、内角高め141キロストレートでキャッチャーフライ。
◆岸投手…2回以降はストレートを軸に好投。
     初回はストライクが取れていなかったカーブでもカウントを稼げるようになり、
     安定感が増してきた。
     逆球も多く見かけるものの、その逆球も良い所に行っている。
     初回の失点だけが勿体無い(^^;


7回表
和田選手、フルカウントから選んで四球。
栗山選手、送りバント成功、1アウト2塁。
GG佐藤選手、内角高めストレートを打ち上げるもライト線にフラフラ〜と上がり、
ファーストのウィット選手が背走するも諦めてポトリと落ちるラッキーなヒット!
1塁ランナーが一気にホームを突き、スライディングホームイン!
 1アウト2塁。
細川選手、初球打ち上げてライトフライ。2アウト2塁。
中村剛也選手、初球内角高めストレート打って三遊間抜くヒット! 2アウト1・3塁。
福地選手、低めストレートにレフトフライ。

7回裏
高須選手、外角スライダーでサードゴロ。
礒部選手、フルカウントからの内角高め141キロストレートでファーストゴロ。
草野選手、四球。
リック選手、外角低めスライダーでレフトへの浅いフライ。

8回表 この回から渡辺投手が登板。
代打の平尾選手、内角低めストレートにサードゴロ。
中島選手、内角高めストレート打ってレフト前ヒット!
カブレラ選手、内角ストレートにショートゴロ併殺。

8回裏 この回から長田投手が登板。セカンドに水田選手。
山崎選手、フルカウントから四球。代走の森谷選手を起用。
ウィット選手、初球高め外すストレートが真中に入り、ライトへの2ランホームラン…
渡辺選手、左手首付近に当たる死球。

嶋選手、送りバント成功。1アウト2塁。
ここでライオンズは投手交代、星野投手が登板。
代打の鷹野選手、外角低めスライダーでサードフライ。
高須選手、低めスライダー打たれて超前進守備のセンターの頭を越すタイムリー3ベース。
礒部選手、ピッチャー返しのタイムリー内安打。

ここでライオンズは投手交代、岩崎投手が登板。
代打の牧田選手、内角低めストレートでサードゴロ。
◆継投…岸投手がもう1イニング行っても良い場面だったが、
    明日・明後日も試合がないのでリリーフ陣の登板感覚も空き過ぎるから。
    ここはきっちりと繋いできた…わけだが…
◆長田投手…もう馬鹿、アホとしか。変化球でストライクを取れない状態。最悪。
◆この回…長田投手の状態が良くなかっただけに不安もあったが、
     まさかこんな最悪な結果になるとは… こりゃ再調整になるかもなぁ…
     慎重を期するなら、ウィット選手の所で星野投手でも良かった気もする。
◆継投…結果的には継投ミスになってしまうのかなぁ…人選間違いか。
    頭から三井投手でも良かったのだろうが… なぁ…


9回表 この回から福盛投手が登板。
和田選手、初球高めストレート打つもショートゴロ。
栗山選手、内角低めフォークに空振り三振。
GG佐藤選手、フルカウントから四球で出塁。
GG佐藤選手が細川選手の所で2塁盗塁成功!
細川選手、外角フォーク捉えてレフトへのタイムリーヒット!

中村剛也選手、外角低めフォークに空振り三振。
試合終了、8−9で敗戦…


先発の岸投手は初回5失点も、2回以降は立ち直って無失点。
無失点で凌いでいるうちに味方チームが逆転、
前回のオリックス戦のような状況になっていました。
今日のピッチングに関してですが、まぁ、5失点するような投球内容じゃないですよね(^^;

結果からすれば、初回に四球で自滅したように思えますが、
コントロール付かなかったのはカーブぐらいで、細かいコントロールは別にしても、
ストライクゾーン全体的のコントロールは悪くなかったように見えました。
前回の西口投手の立ち上がりに高めにボールが抜けていた状況とも違う、
前回のギッセル投手の立ち上がりのように慎重に行き過ぎた状況とも違う、
僅かにボールになっていた程度で、投球自体は良かった方に思えました。
…まぁ、若干緊張してるかなとは思いましたが、ピッチングにならない状態ではありませんでした。
その証拠に先頭打者の鉄平選手にはストレートで攻めた後のチェンジアップでサードフライ、
無難に立ち上がるように思えたのですが…
礒部選手のヒットまでは仕方ないです。
ところが、フェルナンデス選手の所から外角に一球ストレートを投げた後、全部外の変化球。
リック選手に対しては内角にストレートを見せたものの、外角は変化球ばかり。
岸投手の長所が全く分かっていないようなリードでした。

確かに岸投手のカーブは国際大会でも通用するぐらい良いですし、
スライダー・チェンジアップを含めた総合的なピッチングには光るものがあります。
だけど困った時に何で勝負するのか、岸投手の一番いいボールは何なのかと聞かれたならば、
やっぱり「ストレート」でしょうに。
伸びのあるストレート、両コーナーにきっちり投げ分けられる球速以上に力のあるストレートです。
確かにカーブで簡単にカウントを稼いだり、
外のスライダーで内野ゴロを打たせるのは楽かもしれません。
それでも岸投手の最高のボールはストレートなんですよ。
立ち上がりにカーブでカウントが稼げず、だけどストレートはそれなりに良いという状況ならば、
もっともっとストレートで攻めていっても良かったと思います。
ストレートで攻める姿勢がなければ、岸投手のピッチングの魅力はなくなってしまいます。
ストレートで勝負できる投手だからこそ魅力的なんですよ。
初回からストレートが悪くなかっただけに、それで攻め切れなかったのには悔いが残ります。

…なんか昨日の涌井投手と逆ですね(^^;
その攻めと慎重さとのバランスが難しいのでしょうが…
投手のその時の状態を考えれば、それぞれ逆の判断になっていたと思うんですが…
涌井投手はコントロール自在で、岸投手にはストレートの勢いがある。
難しい所ではありますが、若干悔いの残る組み立てであったように思えます。

2回以降の組み立てや、岸投手のピッチングに関しては良かったと思います。
ストレートが逆球になったりと失投も多かったですが、勢いがありますから簡単には打たれません。
内角を攻める姿勢も2回以降は感じられましたし、カーブも2回以降は決まるようになりました。
2回以降のピッチングをしてくれれば、安心できますよね。

それにしても岸投手が涌井投手の後に来るのは勿体無いように思います。
今日の試合にしても、昨日涌井投手が完投していなかったとしたら、
8回は岸投手の続投になっていたように思います。
まだ完投はありませんが、ほとんどの試合で7〜8回まで投げているわけですし、
リリーフを次ぎ込む心配のない投手を続けるというのは正直どうかと…
これからは2連戦も多くなるわけですし、若干ローテの変更の必要性が出てくるように思います。
それもこれも岸投手が予想以上のピッチングをしてくれているおかげなんですけどね。

現在は3勝1敗ではあるものの、
初登板は小野寺投手がリリーフ失敗、今日は長田投手がリリーフ失敗、
同点弾を浴びて降板となったホークス戦は引っ張り過ぎての失点、
全て上手く行っていれば、6勝1敗の成績を収めることも可能でした。
まぁ、そう簡単に上手くいっちゃうと、将来のエース候補として鍛えられないので
逆に心配な感じもしてしまいますが(^^;
今や事実上の先発3番手、完投能力ならば先発2番手の位置にいる投手なのですから、
ローテの再検討は必要でしょう。
今日のような試合は勿体無いですよ。


打線の方は中盤に畳み掛けて12安打8得点。
スムーズに点数を取ったわけではありませんが、
各選手がボール球に手を出さず、繋ぐ姿勢を貫いたことで、中盤の逆転劇が生まれました。
もう1点、チャンスで駄目押しの一打が出ていれば、勝てたかもしれませんが、
打線はよくやってくれていると言っていいでしょう。
各選手がしっかりと結果を残していますよね。

その中でも調子が上がってきているのが中村剛也選手
昨日に引き続きホームランを放ち2試合連続。もう1本ヒットを放ち、4打数2安打1死球でした。
最後の打席に三振してしまったのは残念でしたが、
福盛投手が良いところにフォークを落とすなど、簡単に打てるボールはありませんでした。
最後の場面はピッチャーに上手くしてやられたといった所でしょう。
それでも失投を捉えるなど打撃は上り調子。
なんか5月になって急に元気になってきましたね。交流戦が見えてきたからでしょうか(^^;
この調子で結果を残し、ライオンズ打線の軸を担える選手に成長していってもらいたいです。



明日・明後日は試合なし。
次の試合は土曜・日曜と長野での日本ハム2連戦となります。
先発投手は西口投手とギッセル投手でしょう。
グラマン投手の先発の可能性もありましたが、対日ハムの相性を考慮してか、
ギッセル投手を選択したようで、グラマン投手は登録抹消となっています。
(個人的には抹消する必要があったのか疑問ですけど<17日ロッテ戦の先発とか)

今の打線の力からすれば、先発投手が試合を造りさえすれば白星は付いてくるはずです。
両先発投手の好投を期待したいですね。
土曜からガンバレ、ライオンズ!!




5月8日 西武ライオンズ 10−5 東北楽天ゴールデンイーグルス

(西)涌井(9回)
(楽)田中(7回)−戸部(1回)−松崎(1回)
(本)中島3号2ラン、中村剛也2号ソロ、GG佐藤9号ソロ
 山崎武司13号2ラン
西武 10
楽天

打線が16安打10得点と爆発! 涌井、完投で6勝目!
今日は快勝でしたね。安心して見られる試合でした。
まぁ、4回表と5回表の拙攻、5回裏と9回裏の涌井投手のピッチングには悔いが残りますが。
それ以外はほぼ完璧、見事な試合運びでした。

先発の涌井投手は制球力が抜群、打たせて取る投球で内野ゴロを多く重ねました。
序盤はストレートがもう少しなのかなと思いましたが、中盤辺りから伸びも出てきて、
140キロ前半止まりながら威力ある直球で楽天打線を封じていました。
今日はストレートを軸にスライダー・カーブを混ぜるというオーソドックスな組み立て、
ストレートの威力・制球力がありましたから、余計な小細工は要りませんでしたね。

でもそれだけの内容でありながら、5失点してしまったという結果は…(苦笑)
5回の失点は流れ、ですかね。
味方の拙攻で得点できなかったために、涌井投手の投球を田中投手の運が超えてしまいました。
満塁になるまでのヒットは全て打ち取った当たり。
カウント的にもう少し厳しく行けたようにも思いますが、そんなに悪い球でもありませんでした。
鉄平選手に打たれた一球だけですね、甘かったのは。
こちらもカウントはそんな悪くなかっただけに、もう少し丁寧に行っても良かった気がします。
ノーアウト満塁となったことで、逆に攻めの姿勢に転じてストレート中心に配球したのは分かるんですが、
それが逆に単調になってしまえば元も子もないわけで…
バッテリーとしては悔いの残る5回のピッチングだったと思います。勿体無い。

9回は涌井投手の慌てすぎと言うしか(苦笑)
早く試合を終わらせたいのは分かるんですが、それなら3人でしっかり抑えた方が断然早いです(^^;
どうも涌井投手は9回にヒットを許すなどバタバタする所がありますよね。
ここが現段階の唯一の欠点でしょう。
全くスタミナ切れには見えませんし、気持ちの持ちようの問題でしょう。
完投する投手ならば、9回はビシッと行きませんと。
次回登板以降は最終回でも気を緩めずにしっかりとした投球をしてもらいたいです。

それ以外の面はほぼ完璧な内容。
オフからキャンプにかけての走り込み・投げ込みの成果が出ているようで、
ストレートのコントロールが抜群です。
時折甘くなるスライダーのコントロールをしっかりすれば、制球の不安は一切なくなるでしょう。
やっぱり投手は下半身だよなと思わせてくれる投手です。他の投手も走れ、走れ、走れ(^^;

そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
1(中)佐藤友亮、2(ニ)石井義人、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(指)栗山、7(右)GG佐藤、8(捕)細川、9(三)中村剛也
◆昨日、グラマン投手と黒瀬選手が1軍登録抹消。宮越投手と水田選手が1軍登録。

1回表 東北楽天先発:田中投手
佐藤友亮選手、内角高めスライダーにファーストゴロ。
石井義人選手、フルカウントから選んで四球。
中島選手、外角ストレート捉えてライトスタンドへの2ランホームラン!
カブレラ選手、外角低めスライダーにバットを折りながらも一二塁間を抜くヒット!

和田選手、外角スライダーにショートゴロ、2塁アウトのみ。
栗山選手、スライダーにサードゴロ。

1回裏 ライオンズ先発:涌井投手
鉄平選手、外角低め142キロストレートでサードライナー。
高須選手、外角高めストレート打たれてセンター前ヒット。
礒部選手、内角ストレートでファーストゴロ、1塁ベースを踏んで1塁走者を挟殺に、
ショート中島選手の送球がランナーに当たってしまい、2塁へ。2アウト2塁。
フェルナンデス選手、フルカウントからの低め変化球でショートゴロ。

2回表
GG佐藤選手、外角低め149キロストレートに見逃し三振。
細川選手、外角低めスライダーにサードゴロ。
中村剛也選手、外角低めスライダー捉えて左中間へのソロホームラン!
佐藤友亮選手、内角低めスライダーに空振り三振。

2回裏
リック選手、内角高めストレートでサードゴロ。
山崎選手、内角低め143キロストレートでショートゴロ。
憲史選手、外角低め140キロストレートでショートゴロ。

3回表
石井義人選手、低めスライダー打ってショート内安打!
中島選手、初球ストレート捉えるもショート正面のゴロで併殺に。
カブレラ選手、外角低めスライダーに空振り三振。

3回裏
草野選手、内角低めカットボールで泳がせてライト前方のフライ。
嶋選手、外角低めカーブでショートゴロ。
鉄平選手、外角チェンジアップでショート後方のフライ。
◆涌井投手…ストレートのキレは普通だがコントロール抜群。
      制球が良く、内野ゴロ量産。安定感抜群の内容。


4回表
和田選手、低めストレート捉えてライト前ヒット!
栗山選手、初球送りバントもファール、
その後強攻策で内角スライダー打ち上げてライトフライ。
GG佐藤選手、外角低めスライダー打ってショート左の内安打! 1アウト1・2塁。
細川選手、低めスライダーにライトへの浅いフライ。
中村選手、ストレート捉えるもサード正面のライナー。

4回裏
高須選手、内角高めスライダーでショートハーフライナー。
礒部選手、外角低めシュートでショートゴロ。
フェルナンデス選手、内角140キロストレートでセカンドフライ。

5回表
佐藤友亮選手、セーフティバント試みるも1塁送球タッチアウト。
石井選手、低めストレート打ってレフト右へのフライ、
目測を誤ったのか後ろに逸らして2ベースヒットに!

中島選手、外角低めスライダーに空振り三振。
カブレラ選手、外角低めカーブにショートゴロ。

◆打線…なかなか追加点が取れないなぁ。ここが新人らしからぬ所か。
    田中投手の出来はよくわかんにゃい。凄いとは思わないという感じ。
    コントロールはまあまあ、ただスライダーのキレがもう少しか。
    投げているのが安定感抜群の涌井投手とはいえ、
    そろそろ援護点をプレゼントしたい。

5回裏
リック選手、外角スライダー合わせられて二遊間抜かれるセンター前ヒット。
山崎選手、内角ストレートで詰まらせるもセンター前に落ちるヒット。
ノーアウト1・2塁。
憲史選手、低めフォークを合わせられてセンター前に落ちるヒット。ノーアウト満塁。
草野選手、ノースリーとなるも立て直して外角低めストレートを捉えられるも、
前進守備のライトライナー、ランナー動けず、1アウト満塁。
嶋選手、内角139キロストレートでピッチャーゴロ、
ただバウンドが高く、ホームフォースアウトのみ、2アウト満塁。
鉄平選手、高めストレート打たれてセンターオーバー3点タイムリー2ベース。
高須選手、外角低めストレートでセンターフライ。
◆この回…流れって怖いなぁ… まともに打たれたのは鉄平選手の一本だけ。
     打線の拙攻が原因か。もう一踏ん張りしてもらいたい。


6回表
和田選手、初球外角スライダー打つもライトフライ。
栗山選手、よく選んで四球。
GG佐藤選手、外角低めスライダーを打ってライト前ヒット!
1塁ランナーの栗山選手は打球判断悪く2塁止まり、1アウト1・2塁。
細川選手、高め甘いスライダー捉えてレフト左抜く2点タイムリー2ベース!
中村選手、内角ストレートでショートゴロも悪送球でオールセーフ、1アウト1・2塁。
佐藤選手、初球内角低めストレート捉えてサード飛びついて捕球、
ボールをこぼしていたものの、ダイレクトキャッチと判定されて、2アウト1・2塁。
石井義人選手、内角高めストレートを中途半端にバットに当ててしまうサードゴロ。
◆細川選手…解説:山崎裕之氏によると、バスターから通常の構えにするまでが早くなったとか。
      これまでは速球に振り遅れることもあったが、今は対応できている。
      そこが打率急上昇の理由の一つか。


6回裏
礒部選手、内角低め140キロストレートでセンターフライ。
フェルナンデス選手、外角低めスライダーでショートゴロ。
リック選手、初球低めストレートでファーストフライ。
◆涌井投手…まだ20歳なんでだよねぇ…
      最近の投手で言えば、かつての岩隈投手みたいな感じなんだろうけど、
      岩隈投手よりも失投が少なく、球威がある印象。
      徹底した走り込みによる下半身を使った投球が制球の良さ、
      140前半でも打者を打ち取れる球威の理由か。
      とにかく制球が安定しているのが大きい。もう記憶薄いけど北別府?


7回表
中島選手、初球低めスライダー打って広く開いた左中間抜く3ベースヒット!
カブレラ選手、外角低めスライダー捉えてライトフェンス直撃のタイムリーヒット!

カブレラ選手は2塁を狙うも、ライトからワンバウンド送球されて2塁タッチアウト。
和田選手、低めスライダーを当てただけのピッチャーゴロ。
栗山選手、内角ストレートにショートゴロ。

7回裏
山崎選手、外角低め144キロストレートで空振り三振!
憲史選手、外角低めフォークで空振り三振!

草野選手、当てただけのサードゴロ。
◆涌井投手…5回のピンチでストレートの全力投球から球速が出始め、
      6回から変化球を多く混ぜ、コントラストが効くようになった。
      やっぱ投手は下半身だよなと思わされる。


8回表 この回から戸部投手が登板。
GG佐藤選手、初球内角シュート捉えて左中間スタンドへお届けの『愛の波動砲』!
細川選手、高めスライダー捉えて左中間突破の2ベースヒット!

ただ2ベースと決め付けてブレーキ気味、3塁に行けたのにコケて2塁止まり。
中村選手、外角低めスライダーにレフトフライ、
ランナーミスを取り返そうと3塁へ激走してセーフ、1アウト3塁。
佐藤友亮選手、内角ストレートにピッチャーゴロ。2アウト3塁。
石井義人選手、四球、2アウト1・3塁。
中島選手、内角ストレートに詰まりながらもセンター前に落とすタイムリーヒット!
2アウト1・3塁。
カブレラ選手、内角低めストレート捉えて左中間突破の2点タイムリー2ベース!
3塁を狙わんでもいいのに狙おうとして途中で諦めて、3塁タッチアウト。
◆GG佐藤選手…気がつけば9発目の愛の波動砲。
        これなら30発の愛の波動砲を期待してもいい?
        ホームランキングとか夢見ちゃっていい?(愛の波動砲キングは決定だが)
◆カブレラ選手…点差あるんだからムリせんでも。


8回裏 この回からセカンドに水田選手。
嶋選手、内角高め140キロストレートでショート後方のフライ。
鉄平選手、内角低めカーブで空振り三振!
高須選手、外角低め141キロストレートでショートゴロ。

9回表 この回は松崎投手が登板。キャッチャーに藤井選手。
和田選手、フルカウントからの外角低めストレートに空振り三振。
栗山選手、高めストレート打って右中間突破の2ベースヒット!
GG佐藤選手、内角高めストレートにショートゴロ。2アウト2塁。
細川選手、低めフォークに空振り三振。

9回裏
礒部選手、外角低めカーブ打たれるもショート右の打球を
中島選手が飛びついてキャッチ、すぐに起き上がって1塁送球アウト!

フェルナンデス選手、初球内角シュートでサードゴロ。
リック選手、外角やや内よりのストレート打たれてセンターオーバー2ベースヒット。
山崎選手、外角ストレート打たれてライトスタンドへの2ランホームラン。

憲史選手、外角ストレート捉えられるもセンターライナー。
試合終了、10−5でライオンズが勝利!
◆涌井投手…早く試合を終わらせたいのかもしれないが、最終回の失点多過ぎ(^^;
      もう少しスンナリ終わらせて欲しい。投げ急ぐなよぉ。唯一の欠点か。


打線は効果的な援護で16安打10得点。
4回・5回の拙攻を除けば、素晴らしい攻撃でしたよね。
試合展開上で大きかったのは、1回の中島選手のホームランと2回の中村剛也選手のホームラン、
そして6回の細川選手の勝ち越しタイムリーの3つ。
中島選手がホームランにしたのはストレート、
これで田中投手はスライダー中心の投球にならざるを得なくなりました。
前回対戦でKOまで行かなかったにせよ、田中投手を打ったことや、
ライオンズの右打者がスライダーに弱いというイメージがあったこともあるのでしょうが、
変化球に偏った配球になったことが中盤の田中投手の攻略に大きく影響したように感じます。
そしてそのスライダーを捉えたのが2回の中村剛也選手のホームラン。
これでチーム全体に行けるという雰囲気が漂いました。

リード面のミスを取り返したのが6回の細川選手の2点タイムリー2ベース。
上手いレフトならどうだったかなという打球ではありましたが、非常に良い場面で打ってくれました。
リードにおける失敗をバットで返したという感じでしたね。
同点に追いつかれた直後に得点したことで、試合の主導権を離さずに済みました。
楽天・田中投手の先発試合だけにフルキャスト宮城は追い上げ時に異様なムード、
接戦になっていると怖い試合でした。
球場の雰囲気に負けなかったことが今日の勝因ですね。

打者個人では佐藤友亮選手以外全員がヒットを放ち、勝利に貢献しました。
その中でも特に光ったのが、
ホームランを放った中島選手、中村剛也選手、GG佐藤選手の3人です。
中島選手は先制のホームランを含む5打数3安打と大活躍、2ベースが出ていればサイクルヒット。
ライトへのホームランも見事でしたが、
7回の3ベースヒットの走塁、8回のカブレラ選手のタイムリー2ベースで1塁まで生還した走塁、
この2つの走塁も光りました。
打つだけでなく、足でも見せられるのが中島選手の素晴らしい点ですよね。
不動の3番バッターになっています。

中村剛也選手はホームラン1本だけだったものの、2打席目のサードライナーは痛烈な当たり、
打撃の状態自体は良くなってきているように思います。
本来、低めの変化球は中村剛也選手の得意コース、
そこを捉えられている今は状態が上がっていると見ていいでしょう。
明日の先発は低目への変化球の制球力がいい永井投手、
おそらく明日の試合でもスタメンに起用されることでしょう。
続けて結果を残し、レギュラー獲得を果たしてもらいたいですね。

GG佐藤選手はラッキーなヒットがありながらも5打数3安打1ホームランと活躍。
ホームランは見事でしたね。内角のシュートに上手く体が回転してのレフトスタンドへのホームラン。
今シーズンのGG佐藤選手の進化を確信させる内容のあるホームランだったと思います。
ラッキーなヒット2本も外角低めのスライダーに食らい付いてのもの、
昨年のように空振りせずに対応できるようになった点にもGG佐藤選手の進化を感じますね。
これでチームトップの9号ホームラン。この調子なら30本塁打も見えてきます(気が早いか(^^;)
でもそんな期待を抱かせるほど今年のGG佐藤選手の打撃内容は良くなっています。
まぁ、しかしここまでの選手になるとは伊東監督以外誰が思ったことか(^^;
ファンはパワーだけのイロモノキャラとしか見てなかったのに(笑)
今や完全に主力選手の一人です。
将来的には4番打者に座ることさえ考えられる選手にまでなりましたし。
プロの眼力というのは凄いなと思わされます。
昨年後半のあまりの扇風機ぶりにやっぱりダメなのかと思いましたが…
いやはや、凄いです。恐れ入りました。



明日は岸投手が先発です。
前回は悪いなりに初回の失点だけで締めましたから、明日も試合を作ってくれることでしょう。
初の地元登板ゲーム、応援だけでなくブーイングもあるでしょうが、
球場を支配するぐらいのピッチングを見せ、宮城の人達に岸投手を印象付けて欲しいですね。

一方の東北楽天先発は永井投手。
田中投手が来るのかなと思ってただけにやや肩透かし。
それでも同期対決で、新人王争いをする間柄ですし、永井投手に負けないようにしてもらいたいです。
低目への変化球の制球力がいい投手ですから、簡単には打ち崩せないと思います。
それでも今の打線の状態ならば、甘くなったところを一気に畳み掛けられるだけの力がありますから、
失投を確実に捉えて、得点を積み重ねていってもらいたいです。

明日もガンバレ、ライオンズ!!





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