1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)大沼(5回)−許銘傑(1回0/3)− 星野(1回)−長田(1回) (日)建山(6回)−武田久(1回2/3)−マイケル(1回1/3) (本)稲葉1号 |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | ||||
日ハム | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | × | 6 |
ジョンソン投手が登録抹消となり、大沼投手が急遽予告先発されたことで、 今日の試合は負け試合だったということは分かってはいたんですが… どうもストレスの溜まる試合でした。 打線のやられ方が同じなんですよねぇ… 右サイドの建山投手に対してヒットは出るものの、あと一本が出ず。 満塁のチャンスを作るものの、得点に結びつかず。 良い当たりが野手の正面だったりと、なんだか乗り切れません。 チーム状態は悪くないんだけれども、なかなか良くならない。 この状況が続いてしまうと、一昨年前のような5割をうろちょろすることになってしまいます。 早めに乗っていきたいんですけどねぇ… もっとも、それはソフトバンクを除く5球団全てが思っていることですよね(苦笑) 相手の日ハムも今日ようやく打線が繋がりましたし、 ロッテは清水・小野・久保投手ら軸となる先発陣が結果を残せず、 オリックスは良い時と悪い時の落差が激しい、 楽天は岩隈・林投手といった期待した投手を故障で欠くなど計算どおりいかない、等々。 ソフトバンクに独走させないという思いは一つであるものの、 どのチームもなかなか乗り切れていません。 早くチームとしての調子を上げていきたいんですが… ライオンズにとっては、火曜からのソフトバンク3連戦が第一の勝負ですかね。 ここで勝ち越せないようでは、波に乗れません。 ソフトバンクを叩いて調子を上げていきたいところ。 しかしいきなり好調の新垣投手が相手かぁ… 不安だなぁ(苦笑) まぁ、シーズン始まったばかりですし、あまり弱気にならず応援していきたいものです。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
急遽、予告先発された大沼投手は5回4失点と微妙な結果でした。 調整期間がなかったことを考えれば、試合を作ってくれましたし、頑張ったんですけど… ただ今後も先発で使い続けてみようと思うほどの内容でもなかったのも事実。微妙です。 今日は昨年までよりもコントロールは良かったです。 四球は2個のみ、そのうち1個の稲葉選手への四球は歩かせてもOKな場面、 全体的にストライクゾーンに来てましたし、ストレートのコントロールは良かったです。 でも140後半をマークしても、気持ちよく相手打者に捉えられるストレートではダメです。 完璧に振り切られてますもん。全く相手打者が嫌がっていない(苦笑) せっかくストレートのコントロールが落ち着いてきても、 その球に威力がなければ打者を打ち取れません。 ストレートを勝負球に出来ないのが何とも歯がゆい気持ちにさせられます。 もっと振りかぶった時に右肩を後ろへ入れられないんですかねぇ? あまりにも打者に正対するのが早すぎて… うーん… ならば、変化球で打ち取ろうと思っても、タイミングを外すカーブ以外はイマイチ。 スライダーは甘く入りがちで、勝負球になるほどのキレはなし。どちらかというとカウント球。 ではフォークでと思っても叩きつけるだけで効果は皆無。 使える変化球が1つでもあれば、変わってくるんですけど… 勿体無い投手ですよねぇ。 今までのように自滅とならなかった点は評価できますが、 まだその程度の段階、年齢的にも後がありませんし、そろそろ結果を望みたい所です。 次回登板が先発なのか、再び敗戦処理となるのかは分かりませんが、 与えられた場所で結果が残せるよう頑張って欲しいです。 …エイプリルフールのような好投はなりませんでしたか、残念無念… 打線の方は11安打放ちながらも3得点のみ、11残塁の拙攻です。 日ハム先発の建山投手のスライダーに苦労したとはいえ、 4回表・5回表と先頭打者が出塁し、ノーアウト2塁のチャンスを作っていたんですが、 後続の打者が仕留め切れずに無得点。 甘い球がなかったわけではありませんし、 前回の楽天戦のように外角低めスライダーに手も足も出なかったわけではありません。 最低限ファールにすることができていましたし、捉えられる球もありました。 それでも点数が入らないのは、失投を一発で仕留め切れない点にあるわけで… まだ打線は本調子になっていませんね。 打線が乗り切れていない理由の一つには、 良い当たりが野手の正面を突いてしまうというのもあります。 第1戦での中島選手のピッチャー返しをダルビッシュ投手が好捕したのを始め、 今日も6回のカブレラ選手の打球がサード正面、 結果の残っていない選手の打球は不思議と野手の正面を突きます。 まぁ、野球ってのはそういうものですが。 嫌だなぁ、どうしても愚痴っぽくなってしまう(苦笑) 打ってるんだけれども、点数が入らない。 チャンスを作るまでの流れはいいものの、最後の一本が出ない。悩ましいです。 具体的に打者の中で心配なのは、カブレラ・中村剛也・栗山選手の3人。 カブレラ選手は昨日ホームランを放ったものの、今日の打撃を見る限りではまだまだ。 とにかくスピードに付いていけてません。まだ一人オープン戦の中にいるみたいです。 しばらくは我慢するしかないんですかねぇ… 後ろの和田・リーファー選手が好調なだけに、なんとか繋いでもらいたいです。 中村剛也選手はそんな状態が悪いとは思わないんですが、結果が残りません。 今日の試合は三振0ですし、悪い時のような扇風機状態でないのは確かなんですけど… 詰まった当たりでもいいから、外の球をヒットできれば変わってくるかも。 我慢強くやって欲しいっす。 栗山選手は得意の打撃が冴えてない印象です。 強い打球があまり飛ばないんですよね。 ヒット狙いならヒット狙いでもいいんですが、 それでも強く打球を叩かないことには結果が残りません。 どこか合わせてるだけの打撃が気になります。 逆に強く打球を叩けているのが大島選手。 甘い球だったとはいえ、今日の代打でのタイムリー2ベースは見事でした。 今の状態なら、栗山選手よりも大島選手を優先的に使いたいところ。 しかし何で守備交代したのが大島選手だったんでしょうね。 栗山選手が代わるとばかり思ってましたが。 ひょっとして大島選手は怪我していて守れない状況にでもあるのでしょうか? わりと代打の成功率が高いので、大島選手が代打の切り札という位置にあるのかな? ここらの事情が分からないので、何とも言えないところです。 いずれにせよ、大島選手の打撃は今のライオンズに必要ということは確かです。 火曜は新垣投手が先発でしょうから、怪我でもしていなければ、スタメン起用されるでしょう。 大島選手のバッティングに注目したいですね。 これでライオンズは開幕7試合終わって、3勝3敗1引き分けの5割です。 悪いスタートではありませんが、良いスタートでもありません。 勝ち試合は最高の内容、負け試合は残塁の山と、落差が激しいです。 まだ波に乗り切れていませんから、本拠地に再び戻って仕切りなおしといきたいです。 相手は好調のソフトバンク。 ここでソフトバンクに勝ち越せば、上を叩けるだけでなく、 ライオンズ自身も波に乗っていけます。 火曜からの3連戦はライオンズらしい野球で白星を掴み取って欲しいですね。 火曜からはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)西口(7回)−岩崎(1回)−小野寺(1回) (日)グリン(6回0/3)−山本(2/3) −伊藤(1回1/3)−須永(1回) (本)カブレラ1号 |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 1 | 0 | 9 | ||||
日ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
今日は試合前半こそ、日ハム先発のグリン投手に抑えられましたが、 中盤以降は打線の繋がりが良く、今季初の打線爆発といった結果でしたね。 昨日の発破が効いたんですかね〜 投手陣を助ける素晴らしい打線の繋がりでした。 特に素晴らしかったのが、5回の2点目の得点方法でしょう。 好調の和田・リーファー選手の連続ヒットで1点を先制した後、 栗山選手が送りバントでランナーを3塁へと進め、 細川選手がレフトへキッチリ犠牲フライ、こういう攻撃がライオンズの野球です。 1点ずつ嫌らしく積み重ねていった結果が今日の12安打9得点なんだと思います。 7回表の攻撃も、カブレラ選手のホームランで1点を追加し、 和田・リーファー選手の連続ヒットでグリン投手をKOした後、 代打の佐藤友亮選手がセンターへキッチリ犠牲フライを打ち上げて1点を追加。 その後も代打の中村剛也選手、福地選手、中島選手と、 センター方向を中心とする長打で得点を追加、実に理想的な攻撃でした。 バントや犠牲フライというのは、1点だけを取りにいくのではなく、 攻撃の流れを作るためのものです。 佐藤友亮選手の犠牲フライで早々に1点を取ったことで、 後の打者を気分的に楽にし、打線の流れを良くしたように思います。 ライオンズ打線が畳み掛けて得点できるのは、この攻撃の流れの良さが理由でしょう。 これがライオンズ打線の良さです。 8回表の攻撃でも送りバントでランナーを進めた後に、細川選手が犠牲フライ。 まぁ、直前のハーフスイングの判定がかなり微妙だったんで、 5回の得点ほど嬉しくはありませんでしたが(^^; それでも失点直後だっただけに、この1点は大きかったです。 今日のような攻撃を見せていれば、ライオンズ打線は安泰です。 この攻撃を明日以降にも繋げていってもらいたいですね。 そんなこんなで試合展開説明。ネットの動画配信より。
今日は高校野球と同時に見ていたため、個々の選手の状態に関しては簡単に書くのみに。 上の試合展開説明でも分かるように、序盤は丸々抜けてますから(苦笑) 打者で目立ったのは、栗山選手の送りバントの上手さ。 まぁ、バントしたのは1打席だけですし、今シーズンの送りバントも2つだけなので、 上手いというのもアレですが、少なくともバントの姿勢はかなり良くなったように思います。 あとは今日のようにリラックスして、バントに臨めれば大丈夫でしょう。 守備は相変わらずそうですが、オープン戦で積極的に盗塁を試みて成功するなど、 バント・走塁に対する意識は以前に比べて格段に上がってきています。 得意のバッティングの状態が上がってくれば、1・2番の起用も増えてくるのではないでしょうか。 その打撃がもう少しなのが残念。低めの変化球を打ち返せるかどうかですね。 それにしても外野は… 今日の試合でも福地選手が2安打1四球と結果を残し、 途中出場の佐藤友亮選手も犠牲フライに好守備とアピール、 来週か再来週までには赤田選手も帰ってくるでしょうし… 凄い競争です。 外野だけ5人とか出来ませんかねぇ(笑) それぐらい楽しみな外野陣です。 投手で目立ったのは、ルーキー岩崎投手のピッチング。 前回打ち込まれたピッチングを全く見ていないので分からないのですが、 今日見た限りではかなり良いと思いました。 まず何よりもコントロールがいいです。両コーナーにしっかり決まっているのが強み。 よくあれだけの変則フォームで正確に投げられるなと感心します。 ただスライダーが120後半、シンカーも球速的にはストレートとさほど変わらないと、 緩急・ボールの変化が少ない投手なだけに、単調になると前回のように打ち込まれるんでしょうね。 将来的には変化の大きい球や緩い球を覚えるなりして変化を加える必要があるでしょうが、 現時点では両サイドに丁寧に投げ分けていけば大丈夫でしょう。 コントロールを間違わなければ、そんなに大怪我することもないと思いますから、 ワンポイント〜1イニングのショートリリーフを中心に頑張ってもらいたいです。 岸投手といい、今年のルーキーはイイ球を投げてますね〜 明日の先発は大沼投手だそうです。 ……えっ? 明日がエイプリルフールだからといって、つまらない冗談は…(爆) どうやら先発予定だったジョンソン投手が右肘痛で離脱となってしまった影響のようです。 長期離脱とならなければいいんですけど… やってもらわなければならない投手なだけに、今回の離脱劇は頭が痛いです。 その分を昨日好投した岸投手を始め、明日先発する大沼投手らで埋めていかなければなりません。 先発候補にはソフトバンク戦で先発予定の松永投手以外に、ギッセル投手がいますが、 ファームでの先発登板の関係上、中3日となって登板は無理だったようです。 大沼投手が先発できる機会は、おそらく明日の1回きり。 ここで結果が残らなければ、そのまま敗戦処理を中心とした中継ぎ起用しかされないでしょう。 これは大沼投手にとってチャンスです。 明日は多くのライオンズファンが、 「この好投はエイプリルフールのネタか?」と思うような嘘みたいな投球を期待したいです(^^; 一方の日ハム先発は建山投手。 右サイドのスライダー投手ということで、楽天2戦目の青山投手を思い浮かべてしまいますが、 今日の打線の攻撃ならば、スライダーもそれほど苦にしないはず。 右打者はスライダーに対して踏み込んで打ち、 左打者はレフト方向を中心に繋ぐ打撃をしていけば攻略できるでしょう。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | (西)岸(7回)−三井(1回)−小野寺(1回) −星野(1回1/3)−長田(1回2/3) (日)ダルビッシュ(9回)−武田久(2回)−マイケル(1回) (本)和田2号 |
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西武 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
日ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
野球ファンならば、「投手の理想的なピッチング」というものがあるだろう。 初球カーブでカウントを稼ぎ、外角低めストレートでストライク、 1球外して低めにフォークで空振り三振といった理想的な投球の組み立てがあるはずです。 私の思い描く「投手の理想的なピッチング」とは、 「初球内角高めストレート(見逃し)」「2球目内角高めストレート(ファール)」 「3球目外角低め一杯のストレートで見逃し三振」、この組み立てです。 ですが、変化球全盛の時代ではこんな組み立てはないです。 全盛期の西口投手が3球目外角低めスライダー空振り三振となっていたぐらい。 あとは2ストライク後に1球ボール球を挟んで、変化球という組み立てがほとんどです。 けれど今日、その組み立てが可能になりそうなピッチャーが出てきました。 それが今日先発したルーキーの岸孝之投手です。 現実にそういった配球があったわけではありません。 けれどそれが可能ではないかと思わせる場面が1回表の坪井選手の打席でありました。 初球のボールも最後の四球を与えたボールも、ギリギリ内角高め入っているようなコース、 初球ストライクとして、2球目を飛ばして3球目のファールで追い込んだと換算、 その後に外角低め一杯のストレートを投じられれば、ストレートだけの見逃し三振が可能です。 それだけ今日の岸投手のストレートは素晴らしかったです。 初回は鬼のように内角高めストレートで攻めまくり。インハイの鬼でした(^^; 立ち上がりの岸投手はボールが高めに浮き気味だったんですが、 それが功を奏したように、インハイのギリギリ一杯にストレートが決まりまくり。 坪井選手の場面を始め、ボールと言われる場面もありましたが、 本来のストライクゾーン(打者が真っ直ぐ立った時点のストライクゾーン)で考えればストライクの球。 あんなにインハイを正確に攻められる投手は久しぶりに見ました。 (とはいえ、全盛期の西口投手、警告試合翌日の巨人戦で先発した涌井投手といますが) 右打者への外角低めのストレートのコントロールも良かったですし、 投手の生命線とも言える両対角線のコントロールが本当に良かったです。 ボールの勢いもありましたから、バットに当たってもファールか、ポップフライになるのが関の山。 序盤3回のストレートは見ている人を熱くさせる内容でした。 これだけ投手で興奮したのも久々ですなぁ。 昨年の涌井投手の活躍にも興奮しましたが、 涌井投手の場合は高校時代に一度派手に興奮しましたから、プロではある意味当然的な所も(^^; プロ野球でこれだけ興奮させてくれた投手を見るのは久々です。 ボールの伸び単独では阪神・藤川投手や、スピード単独では横浜・クルーン投手、 コントロール単独では全盛期の豊田投手に敵いませんが、 それら全てを総合した時に岸投手のストレートは一際輝きを生みます。 凄くワクワクさせてくれる投手が出てきたなという感じがしますね。 ここまではベタ褒めですが、総合的に見れば、まだ未完成なところが多いです。 ストレートのコントロールが抜群に良かったのも序盤3回ぐらいで、 4回以降は少しずつ中に入る場面が多くなっていきました。 それでもストレートの勢いが勝っていたようで、日ハムの打者の打球はポップフライが大半、 いい角度で打球が上がりかけても、伸びがなかったり、上がりすぎたりで、 完全にストレートが捉えられることはありませんでした。 また、左打者への外角低めのストレートが攻めきれていない印象も受けました。 右打者への外角低めはわりと安定して攻められていて、 左打者の胸元も攻められてますから、あとは左打者への外角低めのコントロールでしょう。 変化球の面では、スライダー・チェンジアップの精度をもう少し上げてもらいたいところ。 スライダーは右打者の外角低め、左打者の膝元とコントロールは良かったです。 それでも甘く入ると危険なボールではあるので、怖さはまだあります。 また、ストレートがあまり良くない時に軸にできる球であるかも未知数。 完全なウイニングショットにするのは、まだキレを増す必要があると思います。 それでもストレートが走っていれば、十分な威力を持つ球であることは間違いないです。 それは今日のピッチングで立証されています。 チェンジアップは思ったほど投げていませんでしたが、意外と良い球だったと思います。 西口投手のチェンジアップというよりは、山岸投手のチェンジアップのようなフォークに似たもの。 120キロ台でストンと縦に落ちる球です。フォークより落差は少なそうですが、その分ブレーキあり。 この球は低めに決まる分にはウイニングショットにできそうです。 ただ高さを間違えると変化が少ないだけに怖い面も。 そこが多投しなかった理由でしょうか。やや精度の問題がありそうです。 ウイニングショットとしては物足りないものの、カウント球として有効だったのがカーブ。 ドロップ系等の球で縦にドロンと落ちる感じ。 ソフトバンク・斉藤和巳投手のカーブのように、相手打者がついつい見送ってしまうようなボールです。 甘く入ることもあるんですが、一度浮き上がるので簡単には手を出せない球、 ウイニングショットにすることは難しそうですが、カウントを稼ぐのには非常に有効な感じがしました。 このカーブをいかに配球していくかによって、投げられるイニング数も代わって来そうです。 今日の場合は5回以降にこのカーブを多投し始め、最後まで捉えられることはありませんでした。 投球のアクセントを加える上で非常に有効な球。このカーブが投球に幅を持たせたように思います。 以上が今日見た岸投手の印象です。 総合すると、ストレートのキレ・威力・制球どれを取っても一級品。 少なくとも今日登板した西武・日ハムの投手の中ではNO1のボールを投げていました。 (球速ではダルビッシュ投手に負けてますが、威力はそれ以上のものがあったように思います) 変化球はカーブが有効で、これが投球の幅を広げていました。 スライダー・チェンジアップはストレートが生きているうちは有効、 変化球だけで組み立てられるほどの威力はまだないといった感じでしょうか。 長所はストレートの威力・制球力、課題はスライダー・チェンジアップの精度といった所でしょう。 心配されたメンタル面は全く問題なしでした。 札幌ドームの開幕戦ということで、完全アウエー状態にも関わらず、バタバタすることは一切なし。 審判に際どいコースをボールと言われても淡々と投げ、 初めてランナーを出しても乱れることなくワインドアップ時と同じ球を投げ、 7回にGG佐藤選手が痛恨のミスをした後でも淡々と投げと、今日は投球が全く乱れませんでした。 今日のピッチングが続くならば、二桁は間違いなしといった感じです。 もっとも、そのためには調子の悪い時、 ストレートの走りが悪い時にどれだけの投球ができるかが鍵になってくるわけですが、 今日の後半で見せたカーブを有効に使う投球が完成されれば、 さほど心配はないんじゃないかと思います。 涌井投手と並び、ライオンズの救世主となれる存在が出てきてくれました。 そんなこんなで試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
試合の方はそんな岸投手に勝ち星を付けてあげられることなく引き分けに… 抑えの小野寺投手の出来が誤算でした。 ストレートは149キロをマークするなど速かったんですけど… いかんせん、それだけでは抑えられません。 フォークがほとんど決まらず、ストレートを投げるしかないという状態でした。 これではちょっと… 新人の金子洋平選手に打たれた甘いフォーク、 森本選手のバットに当てさせてしまった落差の少ない外角フォーク… 今のフォークでは打者を打ち取れないです。 なんとかフォークを自信もって投げてくれないことには… もう頭痛いです… とはいえ、代わりになりそうな投手はいませんから、小野寺投手に頑張ってもらわないと。 山岸投手がいれば、代役を任せられたかもしれませんが、今いるメンバーではちょっと… 三井投手も同じく状態は上がってきてないですし、長田投手は縦の変化球が物足りない、 星野投手は右打者が課題、それこそ岸投手が先発から抑えに転向するぐらいでないと、 抑え候補は出てきません。 早くフォークボールを自信もって投げられるようになり、守護神復活となってもらいたいです。 また打線の方も和田選手のホームラン以降、追加点を奪えず。 5回の中島選手のピッチャー返しの打球、 8回の大島選手の三遊間の当たりと紙一重ではあったんですけど… それ以外ではなかなか点数が入りそうな雰囲気はありませんでした。 今年は打線に頑張ってもらわないとと言いながらも、ここまで取った点数は最高で5点。 チーム打率も良くないですし、開幕前の見込みからすれば期待外れなのが現状です。 現状で満足できるのは、和田選手ぐらい。次点でリーファー選手。 それ以外の選手には合格点を出すことはできません。 チーム打撃の方ももう少しですし、そろそろ全開となってきてもらいたいです。 プロ初勝利が消えてしまった岸投手は、逆に良い経験をしたと思ってもらいたいです。 もう今日のピッチングを見て、1勝だとかそういう段階の投手でないことが分かりましたから、 将来的に先発ローテを守っていくのに、自分の勝ち星が消えたと思いすぎていたらダメですからね。 今日のように後の投手に白星が消されることもあれば、 打者が援護しきれずに見殺しにしてしまうこともあります。 そういった時にも次回登板に目を向けられる投手になってもらいたいです。 自分の中では岸投手は既に大物ルーキーではありません。涌井投手と並ぶ次期エース候補です。 エースとしての心構えも学んでいってもらいたいです。 そういう意味では、敵地の大観衆の前で自分のピッチングができたこと、 簡単に白星が付かなかったことは、岸投手の野球人生にとって非常に大きなことだったと思います。 もうこれで先発3〜4番手に入るのは確定でしょうから、 次回登板に向けて調整していってもらいたいです。 抑えの問題は悩ましいですが、小野寺投手の復調を待つしかないでしょうね。 当面は長田・三井投手のどちらかを温存しておき、ダメなら代えるぐらいか。 長田投手はストレートの伸びはいいんですが、変化球が物足りない印象。 岸投手ほどのストレートのコントロールもないですし、 抑えとして起用するよりはランナーがいる状態等でのセットアッパーとして使いたいところ。 あとピッチャーの枠を1人増やさないと。 とはいえ、来週のソフトバンク戦で6人目の先発が必要になるしなぁ… 辛いところ。 それまでに小野寺投手の状態が良くなることを祈るばかりですね。 今日は勝ち試合を落としてしまいましたが、試合前の予想では苦戦が予想されてましたので、 引き分けという結果を良しとしたいです。 大事なのは明日の試合、西口投手が確実にチームを勝利に導くことです。 ナイトゲームの延長戦引き分け翌日のデーゲーム(^^; 打者もリリーフ投手も疲れが抜け切ってません。 明日の試合だけでなく、明後日の試合にも生きてくるような西口投手の好投を期待したいところです。 明日こそは勝利を! ガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)成瀬(7回1/3)−薮田(2/3)−小林雅英(1回) (西)グラマン(8回0/3)−小野寺(2/3)−長田(1/3) |
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ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
敗因は試合後の伊東監督のコメントに付きます。 9回頭にグラマン投手を続投させるかどうか迷ったそうですが、 伊東監督は8回のグラマン投手の投球内容が良かったこともあり、 「とりあえず」マウンドに送ってみたそうです… …それじゃ負けますよ、伊東さん(苦笑) グラマン投手をマウンドに送るつもりならば、この試合を任せたという気持ちでいかなければ。 そんな簡単に交代させる気持ちだったなら、即刻代えておくべきでした。 もうこの判断が後手に回っています。僅差の試合でそういった判断は命取り。 細川捕手がその伊東監督の気持ちを知っていたのかは分かりませんが、 「とりあえず」の考えに忠実に則ったかのように、 外角中心の逃げの投球でホームランだけは阻止というリード、 それが結果的にストレートの四球となってしまって、投手交代。 誰もが「それなら、頭から…」と思ってしまうような展開を作ってしまいました。 監督の「とりあえず」の判断が、逃げの体勢を呼んでしまい、 投手交代が後手後手に回ってしまったのだと思います。 グラマン投手を行かせるならば、この試合を任せるつもりで、9回を任せるつもりで送り出すべきで、 交代させるならば、イニングの頭から小野寺投手を投入すべきでした。 中途半端な判断が、チームの痛い敗戦を呼び込んでしまったように思います。 そんなこんなで試合展開説明。文化放送より。
まぁ、今日の試合で勝つチャンスがあったとすれば、8回裏でしょうね。 先頭の佐藤友亮選手がヒットで出塁し、送りバントで2塁へ進める理想的な展開。 ここで迎える打者は3番中島、4番カブレラ選手のクリーンアップ。 ライオンズ打線の中で一番点数を取るチャンスが多い打順で得点できなかったことが全てです。 グラマン投手は8回を投げ終わった時点で99球。交代させるにはベストのタイミングでした。 8回裏に1点が入っていれば、グラマン投手に勝利投手が付き、 9回頭から小野寺投手を投入することができていました。 成瀬投手が良いピッチングをしていたとはいえ、 最大のチャンスを生かせなかったことには悔いが残ります。 6回裏の1点も最低限の1点でしたからね。 打ち崩せる所で打ち崩せなかったのは大きな反省材料です。 好調な投手から1点を奪うことができないという意味では、打線はまだまだですね。 昨年シーズン中盤の良い時の状態にはまだ達していません。 9回の継投策は難しいところです。 伊東監督の「とりあえず」の判断が裏目に出たのは当たり前にしても、 グラマン投手に1イニングを任せていた方が良かったのか、 それとも小野寺投手を頭から持ってきた方が良かったのかの2択で考えると難しいところです。 自分ならば、今日のグラマン投手は2安打と良いピッチングをしていたものの、 それまで5四死球を与えるなど、余計なランナーを出していたわけで、 とりわけズレータ選手にはストレートの四球と敬遠気味の四球、 続くベニー選手にも1四球を与えるなど、攻めづらくしていたわけですから、 思い切って交代させた方が良かったように思います。 まぁ、それをグラマン投手が納得するかどうかが一番の問題なんですけどね。 グラマン投手自身がまだ行くつもりで、ズレータ選手に対しても攻める気持ちがあったのなら、 そのまま1イニングを任せていたように思います。 仮に失点したとしても、グラマン投手との信頼関係は維持されるわけですから、 今日の試合を落としていたとしても、次に繋がるゲームにはなっていたと思います。 …それを一番中途半端な形にしてしまったのは…残念でなりません。 今日の試合の唯一の収穫はグラマン投手の出来でしょう。 今日のグラマン投手はテンポの良いピッチングを見せ、 8回投げ終わって99球と球数も少なめ、僅か2安打に抑えるナイスピッチングでした。 ストレート・カーブ・カットボール・チェンジアップと多彩な変化球を駆使し、 ロッテ打線を翻弄していたように思います。 ただズレータ選手に対してはカウントを悪くするなど、イマイチ攻め切れていなかった感じ、 ヒットでランナーを溜めるよりは四死球でランナーを溜めることの方が多かったです。 ちょっとグラマン投手は苦手な打者に対して、一発を秘めた打者に対して攻めきれない所が… 前の打席でホームランされていると、次の打席で簡単に四球を与えてしまうことが多いです。 今日はランナーを出してからも粘り強い投球ができてましたから、課題は一つクリアされましたが、 次はホームラン打者に対しても攻めの投球をすることを課題に投げていってもらいたいです。 来日1年目よりも確実に進化はしているはず。 先発の軸の一角となるために、さらにもう一段階成長してもらいたいです。 明日の試合はお休み。 次の試合は金曜からの日ハム3連戦です。 札幌の初戦にルーキー岸投手が来るのか、松永投手が来るのか、そこがまず一つの注目点ですね。 一方の日ハム先発はダルビッシュ投手が有力。 今年は日ハムのエース格なだけに、早い段階で叩いておきたいところです。 今日出来なかった1点を取る野球を再確認し、ダルビッシュ投手攻略に役立てて欲しいです。 金曜からはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)小野(5回)−神田(1回2/3)− 高木(0回)−黒木(1回1/3) (西)涌井(9回) |
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ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | ||||
西武 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 5 |
今日の試合は快勝でしたね。 初回に1番福地選手がヒットで出塁し、片岡選手が送りバントで2塁へ進め、 中島選手のタイムリーで先制、さらにカブレラ・和田選手の連打で3得点。 その後も、3回に和田選手のタイムリーで追加点、 7回にはリーファー選手のタイムリーで駄目押し点と、理想的に得点することができました。 チャンスがそれ以上にありましたから、もっと得点できていても良かったのですが、 打線はしっかりと機能していますし、今日は良い流れだったんじゃないですかね。 先発の涌井投手もストレートが悪いながらも、 打たせて取るピッチングで9回以外は危なげなかったですし、今日は良い形の勝利でした。 そんなこんなで試合展開説明。文化放送より。
打線はようやく1・2番が機能し、初回にいきなりの3得点。 やはりライオンズの野球はこうですよね。 ランナーを出しながら攻める野球がライオンズの野球です。 下位打線に一発を秘めたバッターを配置したことで、 クリーンアップの中島・カブレラ・和田選手らはランナーを返すことだけに専念できますから、 上位打線の流れはこれまで以上に良くなってくるはずです。 ヒットだけ狙えば、カブレラ・和田選手辺りは驚異的な打者ですからね。 今日は下位のリーファー選手がタイムリーを放つなど、 上位から下位への繋がりもできましたし、新しい打線の形が整ってきたように思います。 福地・片岡選手が一定の結果を残したことで、取り残されているのは8番の中村剛也選手のみ。 守備では安定したプレーを見せているんですが、 打撃の方ではまだヒット1本と当たりが出てきていません。 特守で体のキレは良くなってるそうなので、そんなに心配はしてませんが、 やはり結果が残ってこないとドツボにはまる危険性もあるだけに、 早い段階で結果が残ってくることを期待したいです。 投げては新エース候補・涌井投手が8安打1四球2失点と粘りのピッチングで完投勝利。 オープン戦から本人も、細川捕手も、首脳陣も不満顔のストレートは、 今日も走りが悪かったようで、140出るか出ないかという感じ。 最高で142キロ、数字的には物足りないものでした。 それでもコーナーに丁寧に投げ分け、 スライダー・カーブ・フォーク・シュートで打たせて取るピッチングで見事に試合を作ってくれました。 カミソリシュートで有名な平松政次氏に教えてもらったシュートが効果的だったようで、 右打者から多くの内野ゴロを奪い、ランナーを出しながらも併殺で凌ぐという投球内容。 まるで10年以上やっているベテラン投手のようなピッチング、 是非ともトンビ氏に投球を解説してもらいたいものです。 (でもそうなると4時間ゲームになるので、涌井投手にとっては不都合か(笑) 球速の方は、肩を壊しているのでないならば問題ないでしょう。 さすがに楽天1年目の岩隈投手のように無理して投げているとなると困りますが。 自主トレ・キャンプでは走り込みと投げ込みを入念に行い、 かなり追い込んだ練習をしていたようなので、 すぐには状態が上がってこないのだと思います。 涌井投手本人も昨年の後半戦に失速したことを反省していたようですから、 目標は1年間戦える体力という面において調整してきたのでしょう 球速の方は徐々にといったところですかね。 それよりも悪いなりに、試合を作れるようになったのを評価するべきでしょう。 走り込みと投げ込みでコントロールも安定、勝てる投手に成長してきましたね。 ただ先を考えると、球速はまだしも、ストレートの伸びが戻ってこないことには、 エースとして活躍はできないでしょうから、 次回登板では涌井投手らしい伸びのあるストレートが復活することを期待したいです。 そうすれば鬼に金棒、ライオンズの新エースが誕生することでしょう。 明日はグラマン投手が先発。 オープン戦では先発陣の中で一番良い投球をしていましたから、 明日のピッチングには期待しています。 ランナーを出してからのピッチングが一つの課題でしょうから、 今日の涌井投手のように粘り強く投げていって欲しいですね。 一方のロッテ先発は成瀬投手。 渡辺俊介投手か久保投手が来ると思ってましから、意外な感じがします。 オープン戦で好成績を残すなど首脳陣の期待も大きいんですかね。 そういう意味では明日の試合でスイスイ行かれると、 ロッテの左腕エースとして大きく成長してしまう可能性あり。 早い段階で叩いて、ライオンズ相手には投げにくいという印象を与えたいものです。 佐藤友亮選手を始め、ここまで出番が少なかった右打者の控え陣に期待です! 明日もガンバレ、ライオンズ!! |