1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (福)寺原(5回)−柳瀬(2回)−藤岡(1回)−馬原(1回) (西)西口(6回2/3)−星野(1/3)−山岸(2/3)− 三井(2/3)−小野寺(2/3) (本)中村剛也1号、ズレータ2号 |
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ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 6 | ||||
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ショックです。今年は自信があっただけにショックです。 シーズン終盤に金縛りにあったようにブレーキになったものの、 交流戦以降の戦い方にチームとしての成熟度を感じていましたから、 2位で終わったとはいえ、今年は十分行けると思ったんですがね… まさかこんな結果になるとは。 もう何だか信じた自分がバカらしくなってきます。 あー、もうしばらくは何も語らないようにしよう(苦笑) どうせ口開いても嘘になっちゃうだけですから(涙) とてもじゃないですが、しばらくは野球を見れないです… それぐらいショック… 敗因は何かと言えば、選手が力を出し切れなかったことでしょう。 打線は今日も湿りがちで、5安打のみ。あと一本どころかランナーも出せなかったのが現状です。 得意の機動力も使えませんでしたし、 4番のカブレラ選手が大ブレーキ、 和田選手も2戦目以降はノーヒットと、なかなか活路を見出せませんでした。 投手陣の方も松坂・西口投手といった実績ある投手は力を出し切ってくれたものの、 リリーフ陣を支えてきた星野・山岸・三井投手らはコントロールが安定せずに失点。 それも完全な力不足なら納得いくのですが、 仲沢・稲嶺・的場選手といったシーズンの打率が2割未満の選手に打たれてるわけですからね… 初球の甘い球やカウントを悪くして打たれるといった本来の投球とは程遠い内容でした。 勿論、大舞台で力を発揮するのも実力だと言えるでしょうが、 それは本人だけでなく、周囲の環境も影響することですから、 本来の力を発揮できなかった選手を一概に責めることはできないです… どうして各選手が力を発揮できなかったのかをチームとしてもう一度検証してもらいたいです。 そんなこんなで今日の試合展開説明。文化放送より。
今日の試合の敗因は、寺原投手を序盤で打ち崩せなかったことですね。 昨日の試合で柳瀬・藤岡・馬原投手といったホークスリリーフ陣が好投していただけに、 ライオンズが勝つためには序盤でリードを奪うことが必要でした。 先発も西口投手と寺原投手、名前だけ見ればライオンズの方が有利だったはずです。 それが4回まで0点、5回に中村剛也選手のホームランで1点を取っただけ。 これは明らかにホークスペースの試合展開だったと言えます。 初回も中島選手がラッキーな2ベースで出塁し、ワイルドピッチで3塁へ行くなど、 いくらでも崩すチャンスはあったんですが… カブレラ選手がブレーキ、大事な試合で主砲が仕事をできず、ズルズル行ってしまった印象です。 守りの面では継投の難しさがありました。 西口投手は好投していたんですが、6回から変化球がやや甘くなり始め、 継投のタイミングを図る時期に来ていました。 しかしリリーフ陣の信頼感と西口投手の信頼感を比べると、どうしても西口投手に頼ることに。 2点リードなら思い切った継投もできますが、1点差の緊張感を考えると、動くに動けません。 結果、ギリギリまで粘ったものの、左打者まで回ってしまい、 8回での継投を予定していた星野投手を1イニング前に持ってくることになり、 イニングをまたいだ星野投手が2者連続四球… こうなってしまうとムードは悪くなるばかり、続いて登板した山岸投手には荷が重く、 カウントを悪くした結果のど真ん中スライダーを打たれて決勝3ラン。 緊迫した試合展開の中でも自信を持って投入できるリリーフの不在が響いた形です。 まぁ、これは実力面というよりは心理面の問題ですが。 ベンチの信頼感とリリーフ投手陣の気持ちの弱さがモロに出てしまった感じです。 こうやって見ていくと、結局はチームの課題がはっきりと浮き彫りになったように思います。 森・豊田投手の抜けた穴、小野寺・山岸・三井投手などで駒は埋まったものの、 残念ながら本当の意味での信頼感を与えられる所までは行きませんでした。 そしてカブレラ選手の衰え。 中島選手が成長したものの、4番がブレーキになるとどうしても打線は機能せず。 昨年までならフェルナンデス選手というもう1枚がありましたが、昨年放出。 シーズン後半から期待されたリーファー選手もプレーオフでは活躍できず。 主軸打者が1枚足りなかったことが、カブレラ選手のブレーキを大きくしてしまったように思います。 今後のチームに関してですが、まず伊東監督を始めとする首脳陣はよくやってくれていると思います。 一昨年は松井稼頭央選手が抜け、今年は豊田・森・フェルナンデス選手といった主力が抜ける中、 若手を我慢強く起用し、チーム力が下がらないように頑張っていると思います。 ただ新しい選手達がまだ若い・経験がない故、 こういった大事な試合で力を出し切れていないようにも感じます。 今のチームに必要なのは新しい主力選手です。 今年、野手では中島選手が大きく成長し、 故障するまではライオンズ打線の中核を担うまでになっていました。 このプレーオフでも2戦目以降は中島選手の独壇場、 カブレラ選手でもなく、和田選手でもなく、中島選手がチームの核となってきています。 中島選手のような若き主軸を数多く育てることが必要でしょう。 もちろん、カブレラ選手や和田選手、西口投手といった実績のある選手たちの力は必要不可欠です。 けれど彼らに完全に依存してチームが成り立つほどの力も無くなってきています。 新しい主力選手、大舞台でも活躍できる主力選手を育てることが必要でしょう。 それにはレギュラー半の選手達が完全なレギュラーになることが必要です。 野手で言えば、中村剛也・栗山選手が中島選手のような存在に成長していかなければなりません。 若いからいいというのではなく、 彼らがバリバリの主力選手にならなければ、今のライオンズは機能しません。 自分がチームを引っ張るんだという自覚を強く持ってもらいたいです。 赤田・中島選手を筆頭として、若手がレギュラーを取るんだという気持ちを強く持ち、 カブレラ・和田選手らを追い抜く意識で練習・試合に臨んでもらいたいです。 リリーフ陣も一緒で、松坂投手ら完投能力のある先発投手に頼らず、 自分達が責任を持って試合を締めるんだという気持ちを強く持たないとなりません。 半レギュラーや1軍半の選手達が主力へと成長すること、 これが来年に向けてのライオンズの課題でしょう。 若手だからということに甘えることなく、チームを引っ張っていく選手へと育っていってもらいたいです。 今年は非常に悔やまれる結果に終わってしまいました。 今のままではダメ、優勝争いや短期決戦といった緊迫した試合では、 まだまだ通用しないことが明らかになったことでしょう。 これを機会に各選手が一皮剥けてくれることを期待したいです。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (福)和田(4回1/3)−柳瀬(2回2/3)− 藤岡(1回)−馬原(1回) (西)松永(4回)−ギッセル(1回1/3)−星野(0回)− 山岸(1回2/3)−三井(1回2/3)−石井貴(1/3) (本)中島1号、松中1号、ズレータ1号 |
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ホークス | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 11 | ||||
ライオンズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
いやー、今日は久々に感情的になりましたよ(^^; 今日は喜怒哀楽の激しい試合展開でした。 試合前半は喜楽の連続。 初回に中島選手のソロホームランで先制してガッツポーズをし、 2回に松永投手がホークス打線を三者凡退に抑えるとこちらもホッ。 2回・3回のチャンスで1点が欲しかったものの、このプレーオフなら仕方ないかと思いつつ、 干していた布団を取り込んでいたら… ノーアウト1塁、そしてノーアウト1・2塁と一気に4回のピンチへ。 松中選手を抑えたところで再びガッツポーズ。油断せずに行けよと思っていたら… ズレータ選手にカウントを悪くして四球、少し不安になってきたらカブレラ選手に押し出し。 祈るような気持ちでいたら、仲沢選手に逆転打… 一気に気分は哀になりました。 それでも5回に反撃を見せ、1点差まで追い上げ。 これからだと気を引き締めた所で、星野投手がワイルドピッチ、松中選手にタイムリーで気分は怒。 8回に再び松中選手に同じような打たれ方をして気分は怒怒。 9回はもうはい、終了〜ってな感じで投げやりの集中力切れ(爆) まぁ、なにはともあれ、今日は色々な感情を楽しませてもらえる試合展開でした。 これだけ感情的になったのも久々。それだけ試合にのめり込んでいたということでしょう。 今日の試合のポイントは… まぁ、色々とあるんですが、やっぱり4番の差でしょうか。 ホークスの松中選手は5打数3安打5打点と大当たり。完全に目覚めてしまいました。 一方のカブレラ選手は4打数ノーヒット3三振。 3番中島選手が当たっていただけに、カブレラ選手のブレーキが響きましたね。 特に5回のチャンスは一気に行けるチャンスだっただけに… 残念でした。 でもこの4番打者の差はそのまま裏返すと、バッテリーの攻め方の差にも繋がるんですよね。 松中選手が打った球は早いカウントのストレート、逆に変化球は凡打です。 カブレラ選手が三振したのは全て外角高めのボール球のストレート、 ついでに凡打の内容も初球の外角低めのボール球の変化球でした。 松中選手は相手のカウント球を狙い打ちし、カブレラ選手はボール球に手を出し過ぎたということでしょう。 カブレラ選手は腰痛の影響でバットを立てるようになってから、 どうも高めのストレート系の球のバットの出が悪くなりました。 それだけでなく、我慢できずにボール球に手を出すことも増えてきています。 明日の試合でも高めストレートを攻めてくるでしょうから、その見極めがポイントになりそうです。 昨日の試合のように軽打する気持ちがあればいいんですが… カブレラ選手の爆発に期待したいところ。 逆に松中選手を抑えるためには、昨日の松坂投手と今日の松永投手同様に変化球を使うことが大切。 もうストレートに大山を張って来ていますから、最悪でもストレートでカウントを取りに行かないことでしょう。 打ち取りにいくためのストレートなら、まだ抑えられる可能性はありますが、 カウントを取りにいくストレートは100%ダメです。 今日の爆発で松中選手は気分を良くしているでしょうから、明日もストレート狙いで来るはず。 明日の試合では変化球で上手くカウントを整え、ストレートで打ち取るような配球をしてもらいたいです。 今日は昨日の4死球、今日の2死球の影響か、バッテリーが真っ向勝負に行き過ぎましたね。 明日は昨日のように勝負に徹した配球をしてもらいたいです。 今日も序盤は良かったんですけどね… 中盤辺りからコントロールミスなのか、やや首を傾げることが多くなっていました。 それ以外の部分は及第点ではないでしょうか。 先発の松永投手はそれなりに試合を作ってくれましたし。 4回は若さが出たという感じでしょう。 攻めている時はいいものの、状況が厳しくなるとアップアップの典型。良い経験になったということで。 継投のタイミングは難しかったかなぁと。結果論でしか物は言えません。 一つ言えるのは、伊東監督は満塁のピンチで投手交代をしないということです。 後のピッチャーに過度に厳しい状況は任せない主義な模様。 その判断が正しいかどうかの是非はまたにして、 その判断からすれば継投のタイミングはなかったと言えるでしょう。 攻撃では6回以降が僅か1安打。ここが一つの課題です。 繋ぎの野球で勝ってきたチームなだけに、この結果はいただけません。 5回の攻撃はライオンズらしい攻撃だったんですけどねぇ… まずは明日の寺原投手攻略に全力を尽くして欲しいです。 今日の試合展開説明。文化放送より。
しかしライオンズは森西武時代のトラウマなのか、 相手を本気にさせないと気が済まないんでしょうかねぇ(苦笑) 一昨年もそうでしたし、今年のペナントレースの試合展開もそう。絶対にバカ勝ちしない(^^; オリックスや楽天といった下位チームに苦戦して取りこぼしまくりましたし、 一昨年のプレーオフ・日本シリーズもご丁寧に眠っていた相手チームを起こしてから叩きましたからねぇ。 もう昨日の松坂投手の4死球で今日の敗戦は決まっていたのかもしれません。 ごめんね、1勝挙げるから死球は許してと(^^; いや、まぁ、許されるかは微妙ですけど(苦笑) まぁ、ファンはこういうチームカラーだと思って楽しむしかないですよね。 もうライオンズの野球はとにかく最後までもつれるもの。ストレート勝ち・圧勝なんて夢の又夢と(笑) 営業さんもこの3連休を丸々主催できてラッキーと思ってるはずですし、みんなで3戦目を楽しみましょう。 目覚めた鷹は相手にとって不足なし。それでこそのパリーグのライバル対決です! まぁ、その証拠かどうか分かりませんが、 2戦目の先発は松永投手、3戦目の先発は西口投手と最初から決まっていたようです。 首脳陣は最初からストレート勝ちするとは思ってなかったのでしょう。勝てたら儲けモノぐらいか。 チームとしては3戦目までもつれることを想定したローテですから、今日の大敗の影響はないと思います。 勝ちを計算していた試合で負けるとショックは大きいものですが、 今日の負けは言わば想定内だったんでしょう。 逆にホークスは新垣投手の入院の影響で、先発投手が不足してしまい、 投げてみなければ分からない寺原投手が先発。 ホークスは明日、総力戦でかかってくることが予想されます。 そういう意味では、余力を残して今日の試合を終えられたライオンズの方が有利とも考えられます。 明日の試合を計算どおり、勝利で飾ることができるかどうか、 それは選手の頑張りとファンの応援次第といったところでしょうね。 ただこうやって第3戦までもつれると、プレーオフ第二ステージの先発ローテが問題になります。 ホークスはやや厳しくなりましたが、和田投手が早期KOでしたので、何とかなる可能性も若干あり。 問題は明日、西口投手を使って勝ったライオンズ。 今日の試合でギッセル投手が投げたので、日ハム戦の先発は涌井投手しかいなくなります。 そうなってくると考えられるのが先発3本柱のフル回転です。 今朝のスポーツ紙の松坂投手のコメントを見て、ちょっと違和感を感じていました。 普通なら第二ステージに気持ちを切り替える所が、第一ステージが終わってから考えるというコメント。 チームを応援するためとも考えられますが、ちょっと変な感じもします。 それに加えて今日の伊東監督の松永投手の起用、そして明日の西口投手の先発。 第一ステージを勝たなければ、第二ステージに行けないわけですが、 その結果として投手を使いすぎて、第二ステージで負けてしまえば元も子もありません。 そこで考えられるのが、ジョーカー3枚切り。 今朝の段階では松坂投手は中6日で第3戦に先発されると思ってましたが、 今日の結果で中4日の第2戦の先発に回ると予想されます。 そして1日空くので、2連勝で来ていれば松永・ギッセル投手が先発、 もし1勝1敗ならば日ハム戦とも相性が良いベテランの西口投手を中5日で第3戦の先発、 最後は中3日の涌井投手が先発して3イニング、そして2イニングを中継ぎで繋ぎ、 後半の大事な6回以降は中2日で松坂投手がロングリリーフで胴上げ投手、 そんな奇襲策を組んでくることが予想されます。 シーズン中では考えられないことですが、短期決戦ですから。 日本シリーズでもこういうことをやられなくなりましたが、伊東監督ならこれぐらい平気でやるでしょう(^^; よって第二ステージは、涌井・松坂・西口・涌井−松坂で先発投手の心配はなし。 明日の西口投手のピッチングに期待しよう、ってな計算でいると思います。 そんなわけで第2ステージの心配は不要ですから、明日の試合に全力を尽くすと致しましょう〜 さぁ、第一ステージは明日が最終戦です。 ここに来てライオンズの先発は実績十分の西口投手が先発。 計算できる投手なだけに、明日のピッチングには期待がかかりますね。 あとは打線がそれをどれだけ援護できるか。 昨日の試合では和田選手がヒーロー、今日の試合では中島選手が活躍、あとはカブレラ選手が打つだけです。 主砲の目覚めの一打を期待するとともに、 シーズンを通して見せた「繋ぎの野球」で得点を積み重ねていくことを期待したいです! 明日こそはプレーオフ優勝目指して、ガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (福)斉藤和巳(8回) (西)松坂(9回) |
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ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 1 |
いやー、しかし…良い試合でしたねぇ。 TVの映像で見れなかったのが残念。 東京地方はTBSが地上波で放送していたようですが、地方局は見事なスルーパス。 この熱い試合を見れなかったのは残念です。 いや、見てたら見てたで息が詰まって死んでいたかもぉ(爆) それぐらい緊迫した熱戦でした。 これぞ投手戦、エース対決! 投手戦の素晴らしさが全て込められた試合だったと思います。 今日は両投手ともにシーズンの成績に恥じない素晴らしい投球内容でした。 斉藤和巳投手は立ち上がりから全開。 的場捕手とのバッテリーは細心のリードで、絶対に長打を食らわない組み立てを見せ、 140前半のSFF気味に落ちる高速フォークを主体にして三振の山を築き、 6回まで福地選手の内安打1本に抑える完璧なピッチングを見せていました。 もう中盤はお手上げ状態、なかなか突破口を開くことができませんでした。 一方の松坂投手は立ち上がりはストレートが140中盤止まりで、 まだ前々回・前回の登板の影響があるのかとも思われましたが、 2回に松中選手にあわやホームランかというレフトフェンス直撃の2ベースを打たれて以降は気合が入り、 ズレータ選手の死球の後は、柴原選手のバントを3塁で刺し、 田上・本多選手といったホークスの若手打者を貫禄のストレートで二者連続三振! 無失点で切り抜けると、3回以降はストレートの球速も140後半を常時マークするようになり、 空振りを多く奪うなど、一気に状態が上がっていきました。 序盤5回が4奪三振だったのが、後半4回で9奪三振を奪う好投。 尻上がりに調子を上げていき、チームを勝利へと導いてくれました。 そんな投手戦の中で試合が動いたのは7回裏。 7回表に簡単に三者凡退で終わると思われた中で、 本多選手のセーフティ、的場選手のヒットと下位打線でチャンスを作られ、 川崎選手にこの日4つ目となる死球を与えて満塁とするピンチを松坂投手が迎えたものの、 大村選手をファーストゴロに打ち取り、さぁ、攻撃だという雰囲気になった直後でした。 ライオンズは円陣を組んだようで、打者はホームベース寄りに立つことを指示。 直後に中島選手が内角に誘った初球ストレートを打つライト前ヒットで出塁し、 カブレラ選手は追い込まれてからセンター前へのヒットで繋ぎ、ノーアウト1・2塁。 ここで斉藤和巳投手が指を気にし、一度ベンチへ。 そして和田選手が高めに抜けたフォークを思い切り叩いてレフトへのタイムリー2ベースで先制! バントも考えられる場面でしたが、昨年のプレーオフで和田選手はセーフティを試みて失敗した経緯もあり、 ここは強攻策、和田選手と伊東監督の意志もしっかりと一致し、この一打が今日の試合を決めました。 勝ち越した直後の8回表の松坂投手のピッチングは三者連続三振という圧倒的な内容。 特に松中選手との勝負はドキドキしました。 松中選手との相性は良くなく、今日の1打席目もあわやホームランかという2ベースを打たれていました。 打たれた球はいずれもストレート。変化球を打たれたのはほとんどないです。 そのためか2打席目以降は変化球中心の組み立て。 カットボールやスライダーでカウントを稼ぎ、フォークを決め球にする配球。 カウントを悪くしても、ストレートではなく、スライダー・カットでカウントを稼げるため、 甘い球を狙われるということはありませんでした。 もう今日の後半の松坂投手のピッチングは完璧でしたよね。 ストレート良し、変化球良し! 一言で「凄い」ピッチングでした。 9回はホークスの若手打者を見下ろしたピッチング。ストレートで2三振を奪うなど貫録勝ち。 世界のエースといった投球でした。 両エースが投げ合い、終盤まで0−0の展開。 そして最後は主軸が相手エースを打って勝つ、今日は最高の試合ができましたよね。 プレーオフの滑り出しとしては上々。この勢いを明日以降へと繋いでいって欲しいです。 今日の試合展開説明。文化放送より。
勝敗を分けたのは…って、この試合でそんなポイントは必要ないですよね。 スポーツ系サイトにもあるように、ホークスの2回ノーアウト1・2塁、 ライオンズの7回ノーアウト1・2塁での明暗が一番適当だと思います。 でもセオリー通り行った方が失敗、セオリーに反した方が成功だったので、なかなか。 一つ言えるのは勝負は紙一重ということです。 これが短期決戦の怖さ、何が起こるか分からないということです。 仮に和田選手の強攻策が裏目に出て、4回のように内野ゴロ併殺で無失点で終わっていたとします。 そうしたら、この試合は苦戦を強いられ、敗戦、そしてそのままの形で明日の試合も負けていたと思います。 この一本がヒットになるか、アウトになるか、そんな大きな一打が短期決戦にはあるわけです。 それが7回の和田選手のタイムリーだったということでしょう。 ライオンズは短期決戦を制するための最高の一打が出てくれました。 この勢いを繋げていくことが大切ですよね。 反省材料としては7回裏の走塁・攻撃面。もう1点は取れていたはずです。 リーファー選手の高いバウンドの内野ゴロに関しては、 関係者が口を揃えてホームに突っ込めたと言っていますし、明らかな走塁ミスでしょう。 相手がエースの斉藤和巳投手ということを考えれば、ヒットによる得点はあまり期待できないのですから、 一か八かのタイミングでも突っ込む気持ちがなければダメです。 もう1点が取れるところで取れなかったのは大きな反省材料です。 またその後の中村剛也選手の三振もしかり。外野フライを打てなかったのが残念。 こういった所がまだ甘いと感じてしまいますよね。 相手がエースの斉藤和巳投手だったとはいえ、4安打というのも残念。 今日勝てたのは松坂投手の力があってこそ。 残りの第1ステージの試合は打線の力で勝利へと導いてもらいたいです。 明日はルーキー松永投手が先発のようです。 良い投手から先発させると言っていたんですがねぇ…(^^; てっきり涌井投手か西口投手が先発かと。やはり札幌の初戦に西口投手を持ってくるということでしょうか。 ライオンズは今日の試合を勝ったので、明日の試合に勝つか引き分けるかで第二ステージ進出が決まります。 明日の試合はピッチャーを次ぎ込む展開となりそうです。 まずは先発の松永投手が5イニングをしっかり投げること。 一発の怖さはありますが、緩急をつけた投球には定評があります。 平常心で向かえば、それなりのピッチングをしてくれることでしょう。 あとは継投、早い回ならグラマン投手、そして山岸・石井貴・星野・三井投手を繋ぎ、最後は小野寺投手へ。 プレーオフ第2ステージのためにも、リリーフ陣の安定感ある投球が見たいですね。 今日は松坂投手の力で勝ちましたが、明日はベンチにいる投手全員で勝つ野球を期待したいです! 一方のホークス先発は和田投手。 新垣投手が入院した影響で登板できず。ライオンズにとっては追い風です。 明日は相性のいい佐藤友亮選手ら右打者の起用が多くなると思います。 最近では和田投手の方に苦手意識が見られるようになってきましたから、 かなり力んでくると思われるので、ボール球をよく見ながらチャンスを確実にものにしていって欲しいです。 兎にも角にも序盤の攻撃がポイント。 拙攻で相手を助けてしまうと、苦手意識が消えて、リズムに乗っていってしまう可能性があります。 今日の試合の勢いを初回から繋げていくようにしていきたいですね。 さぁ、明日の試合を勝利で飾り、第二ステージへの挑戦権を手に入れましょう! 明日もこの勢いでガンバレ、ライオンズ!! |