1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)西口(6回)−三井(1回1/3)− 石井貴(2/3)−小野寺(1回) (福)神内(4回2/3)−佐藤(2/3)−吉武(2回1/3)− 篠原(0回)−藤岡(1回1/3) (本)高山1号、赤田1号 |
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ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||||
ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
いやー… 何からコメントすればいいんでしょうか(^^; やっぱり今日は6回の攻防でしょうかね。 4回に高山・赤田選手のホームランで2点を先制したライオンズは、 6回に細川選手のタイムリー内安打で1点を追加します。 さらに2アウト1・2塁という場面で福地選手がレフト前ヒット、 レフトの辻選手がファンブルする間にランナーの赤田選手は本塁突入、 タイミングはセーフだったものの、キャッチャーの山崎選手のブロックに阻まれて足が届かず… 結果、判定はアウト。 これに激怒した伊東監督は(何に激怒したのかはまだ不明)、 主審を突き飛ばし、暴言を吐くなどしての猛抗議、 退場処分をくらってからもネクストバッターズサークルのバットを蹴り上げるなどの大荒れ。 あそこまで伊東監督が怒るのを初めて見ました。 一昨年前の日本シリーズ第一戦の比ではなし。我を忘れたかのような怒りようにビックリ。 これで監督を欠いてしまったライオンズ、もう負けるわけにはいきません。 しかし6回裏、西口投手が柴原・松中・ズレータ選手と簡単に初球を打たれて1失点、 さらにノーアウト1・3塁という同点のピンチを迎えてしまいます。 イニングこそ違うものの、昨日の試合の涌井投手の状況とほぼ同じ。 昨日の今日なので嫌がおうにも悪いイメージを思い出してしまう状況でした。 けれどここからが凄かった。さすがはベテラン、10年以上ライオンズを支えてきたエースです。 ピンチになってから気迫のピッチングを見せ、本間選手を高めストレートで空振り三振! 辻選手の死球で1アウト満塁、同点・逆転のピンチを迎えるものの、 代打の城所選手を同じく気迫あふれる145キロストレートで空振り三振! ホークスも勝負に出てきて、代打の切り札・大道選手を使うものの、 フルカウントからの外角低め146キロストレートという最高のボールで空振り三振! アウトは全て三振、しかも変化球ではなく145キロ超のストレートという力投で1点で凌ぎました。 西口投手の力投に胸が熱くなりました! その後は三井−石井貴−小野寺投手と必勝リレーを繋いでの逃げ切り勝ち。 6回表の伊東監督の気迫、6回裏の西口投手の力投がチームを勝利に呼び込みましたね。 そんなこんなで今日の試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
6回裏の伊東監督の退場処分に関してなのですが、 理由は何であれ、感情に任せて突き飛ばすのはいけないので、擁護のしようがありません。 けれど普段から試合に入りすぎずに冷静に試合を見つめる伊東監督からすれば、 あんなに感情むき出しにして怒るのも珍しいことです。 ではなんであんなに怒ったかですが… 考えられるのはキャッチャーのブロックですかねぇ… 以前、中日−巨人戦で福留選手が怪我をするきっかけとなったホームクロスプレー、 あれを髣髴させたのだと思います。 ホークスのキャッチャー山崎選手は外野からの返球が来ていないのにもかかわらず、 完全にホームベースを塞いで待ち構えていましたから。 タイミング的には余裕でセーフ、それをホームを塞いで赤田選手を止めてから、 返球されたボールを捕ってタッチしてましたからねぇ… おそらくキャッチャー出身監督としてそれが許せなかったのではないでしょうか。判定も微妙でしたし。 キャッチャーの気持ちは分かるものの、余裕がある限りはベースを空けるのがマナー。 それを破ったブロックが許せなかったのかもしれません。 あの場合はタックルしてキャッチャーぶっ飛ばせばいいんですがね。文句言えないし(^^; 赤田選手だけに素直に行き過ぎたかな〜と。カブレラ選手なら2m近く飛んでるかも(爆) 個人的にはそんな大問題にするプレーでもないとは思いますが、 福留選手のように怪我する可能性もあるので、ちょっと考える必要はあるでしょう。 次回の監督会議の議題に挙げてみればいいのにと思ったり。 では試合内容の話に戻りまして、 先発の西口投手は良くもなく悪くもなくといったピッチングでした。 ストレートは140前後、スライダー・フォーク・チェンジアップのいつも通りの配球だったんですが、 スライダーのキレがもう少しで、コントロールもやや甘い感じがしていました。 1回・2回はスライダーが高めに入ったところを打たれるなど、不安な立ち上がり。 3回以降は持ち直すものの、6回に再びスライダーが甘く入ってしまって3連打で1失点。 おいおい、どうなるんだよ〜と思ったら、145キロ超のストレートを出すなど全力投球! 気迫あふれるピッチングで6回のピンチを締め、チームに勝利をもたらしてくれました。 今日はあまり調子が良くないながらも、要所を締めるピッチングができた、といった所でしょうかね。 これで西口投手はオールスター前まで5勝8敗。 勝てない時期が続いたため、いつもと星勘定が逆になってしまいましたが、 前半戦はできていなかったテンポのいい投球・要所を締める投球が6月以降はできているので、 オールスター後は全く心配ないでしょう。 まだまだ西口投手は健在です。今日の投球で再確認しました。 このまま二桁勝利を目指して頑張って欲しいですね! リリーフ陣は磐石。 7回は三井投手、8回は石井貴投手、9回は小野寺投手とキッチリ仕事を果たしました。 特に三井投手は安定感抜群。 上下のフォームバランスが良いということで、モーションに独特の間があります。 ホークスの和田投手の1年目の時のようなタイミングの取りづらさが今の三井投手にはありますね。 ストレートも140中盤まで出ていますし、リリーフにも慣れてきた感じ。 やや不調の星野投手を補う活躍を見せてくれていますね。 石井貴投手は怪我から復帰後の登板だったことや昨日のことがあったので、 少し心配していましたが、ストレートの球速も出ていたようなので問題なさそうです。 石井貴投手の場合は怪我だけが心配。後半戦も元気に投手陣を仕切ってもらいたいです。 小野寺投手は当たりが正面を突くなどラッキーな面もあるものの、 ボールに力があるため、ほとんど長打を許していません。 今シーズンの被本塁打は僅かに1。ヒットもほとんどがシングル。 失点する時のパターンは四球でランナーを溜めてのヒットのみです。 ここまでは素晴らしい活躍だと言っていいと思います。 後半戦の課題は余計な四球を減らすこと。それさえ徹底されれば絶対的守護神になれます。 ボールはもう超一流。最高の抑えになりつつあります。 カブレラ・和田選手が欠場の攻撃陣は、好調の1〜3番は崩さずに、 4番江藤選手・5番高山選手という打順を組んできました。 でもそのオーダーが機能したかというと… 12安打放って3得点ですからね。やや物足りなかったです(^^; それでも1〜3番が攻撃の起点となりましたし、高山選手が先制のソロホームラン、 江藤選手が6回の追加点のきっかけとなる1500本安打となる2ベースでチャンスを作りました。 繋がりはあまり良くなかったものの、個々の選手が要所要所で頑張ったと思います。 昨年までならカブレラ・和田選手の2人がいないだけで打線は沈黙してしまったことでしょう。 最悪、完封負けの可能性も。昨年までなら「3点取れた」試合と言うところです。 それが「3点しか取れなかった」と自然に言えるわけですから、 いかに選手層が厚くなったかが分かります。 カブレラ・和田選手といった主砲2人に依存しない打線が組めるようになってきました。 中島選手を始めとする若手選手の成長は勿論のこと、 江藤・福地選手といったトレード組の活躍でチームが活性化しているのが大きいです。 競争が激しくなることで、試合の中で自分の個性を発揮しようとする姿勢が、 チーム全体の活性化・打線の繋がりを呼んでいると思います。 積極的な盗塁、確実な送りバント、ランナーを進めるバッティング、 そしてヒットを打てないまでもファールにして四球で出塁するような姿勢、 昨年までできなかったライオンズの野球、卒のない野球が今年はできています。 まだ完成したとは言えませんが、交流戦を経て定着しつつあることは確かでしょう。 若い選手が成熟してきて、良いチームに仕上がってきましたね。 今日の試合における打線のポイントは得点した4回と6回の攻撃ですよね。 4回はそれまで神内投手のストレートに差し込まれがちだった打線が、変化球に狙いを切り替え、 高山選手が低めのボールゾーンに落ちるスライダーを拾ってレフトスタンドへ運ぶソロホームラン、 赤田選手が同じようなスライダーを捉えて左中間スタンドへのソロホームラン! 捉えられそうで捉えきれなかった神内投手を二振りで攻略しました。 リリーフ時にはそれなりに対戦はありましたが、 先発に回ってからは初対戦だったので、情報不足が心配されましたが、 4回に上手く狙いが切り替えられたようですね。 チームとしての狙い球の指示が成功した形です。 6回は平尾選手のショート内安打、赤田選手のショートゴロ併殺崩れ、 細川選手のショートタイムリー内安打と足で稼いだ1点でした。 どの選手も全力疾走、平尾選手は右打者ながらも転がした瞬間に走って内安打に。 赤田選手は当たりが良すぎたために併殺の危険性がありましたが、こちらも全力疾走でセーフ。 細川選手も1塁ベースを駆け抜けてのタイムリー内安打。 各選手がなんとか出塁するんだという執念が生んだ1点だったと思います。 こういった直向さがライオンズ打線の力になっていますね。 今日の勝利でライオンズは2.5ゲーム差をつけての首位ターンとなりました。 昨日の敗戦を引きずってズルズル行くのが怖かっただけに、今日の勝利は大きいですよね。 きっちり気持ちを切り替えて戦えるライオンズ、大人のチームになってきたなと感じます。 前半戦を振り返ってみると、3・4月は若手の勢いによるものでした。 高卒ルーキー開幕スタメンや初ホームランが満塁弾など派手なデビューをした炭谷選手の活躍、 4割超の打率で打点を稼ぎまくったGG佐藤選手など、 若い選手の勢いで勝っていったように感じます。 逆に5月・交流戦前半の頃になると、若手の勢いも失速しだし、 交流戦開幕直後のヤクルト戦の3試合連続二桁失点を始めとして大苦戦。 そんな中でカブレラ・和田選手といった中軸打者や、 江藤・福地選手といった新加入の選手達が結果を残して大失速を防ぎました。 交流戦中盤ぐらいになると、片岡選手が2番に定着するようになり、 ギッセル投手が1軍に上がってきて好投するなどチームも持ち直し始め、 セリーグのエース級と対戦することで振り回す打撃から繋ぎの打撃に転換、 チーム全体が派手な一発野球から卒のない繋ぎの野球に変わっていきました。 交流戦後半辺りから若い高山選手が出てきて、炭谷選手も涌井投手限定ながら復帰、 中島・片岡選手を中心に若手の勢いを取り戻してきてチームも上昇ムードに、 さらにそこに江藤・福地選手、カブレラ・和田・平尾・高木浩之選手らが補い合うなどし、 今のようなチームに仕上がってきました。 今のライオンズは中島・片岡・赤田選手といった若手を中心としながらも、 中堅・ベテラン選手がしっかりと自分の仕事を果たすといった良い流れができています。 まさに伸び盛りのチームです。オールスター後の後半戦も楽しみになってきます。 後半戦のポイントを挙げると、投手陣では先発投手の出来でしょう。 前半戦は西口投手が勝てずに苦しみましたが、 そこを涌井投手やグラマン・ギッセル投手が見事に補ってくれました。 ただその涌井投手にやや疲れが見えているのが不安要素。 このオールスター期間をどう過ごすかで後半戦の成績も代わってきそうです。 逆に西口投手は全く心配いらなさそうですし、 両外国人投手も中盤まで試合をしっかりと作ってくれます。 前半戦頑張った涌井投手が引き続き活躍できるかどうか、 そして6連戦でローテに入るであろう帆足投手が持ち味を発揮できるかどうか、 その2点にかかってくると思います。 先発投手が6〜7回まで投げれば、リリーフ陣の負担も減らすことができます。 完投能力のある先発も、松坂投手以外にも涌井投手がいますし、 両外国人投手も完投をマークしていますから、先発が機能すればリリーフも大丈夫なはず。 三井・石井貴・小野寺投手の抑え3枚に直接繋ぐことができれば、後半戦も大丈夫でしょう。 打線の方は6番以降がカギ。 長年の不安要素だった1〜3番は磐石になりつつあります。 1番に福地・赤田・佐藤友亮選手ら、2番には片岡選手、3番に中島選手と流れがいいです。 福地・赤田選手は盗塁を期待することができ、打率も.290前後とまずまずの成績。 佐藤友亮選手は打率こそ低いものの、粘っこく四球を選ぶなどチームバッティングができます。 片岡選手は打率3割を超え、得点圏打率も高く、送りバント・盗塁と自由自在。 中島選手はチームの勝敗を左右する決勝打が多く、今や打線の中核を担っています。 4番カブレラ選手が交流戦終了時から失速、5番和田選手が調子に乗り切れない中、 確実に勝利を収めているのはこの1〜3番打者の流れの良さのおかげですよね。 後半戦に向けては、カブレラ・和田選手の復調はもちろんのこと、 6番以降を打つ打者がいかに主砲2人を助けられるかが鍵となります。 調子を上げてきている栗山選手、勝負強い打撃を見せている高山選手、ベテランの江藤選手、 2軍調整中の中村剛也・GG佐藤・リーファー選手、同じく2軍で復帰を目指す石井義人選手、 彼らが6・7番でどれだけのバッティングを見せられるかが打線のポイントとなります。 6・7番に勝負強い打者が置けるようになれば、もう不安要素はなくなります。 激しいレギュラー争い、1軍枠争いを誰が勝ち残るのか、それに注目したいと思います。 前半戦のライオンズの戦い方には大満足。 あとは油断せずに、一戦一戦を戦っていくことです。 昨日の試合のように野球は最後まで何が起こるか分かりません。 首位ターンとはいえ、ゲーム差はほとんどありませんから、 気を引き締めて後半戦も戦っていってもらいたいです。 まずは休息を、そして後半戦も優勝・日本一を目指して、ガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)涌井(7回0/3)−星野(0回)−石井貴(2/3)−山岸(1/3) (福)新垣(6回)−三瀬(1回2/3)−藤岡(1/3)−馬原(1回) (本)栗山1号 |
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ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | ||||
ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | × | 9 |
いやー、しかし… 今日は豊田氏が解説で良かったですよ(^^; 好々爺的な温かい視点で8回を見てくれましたから、精神的切り替えが早くできました。 これが若い解説者で続投の判断をボロクソに言っていたら立ち直れなかったかも(苦笑) 今日は豊田氏の視点に助けられましたわ。 8回の涌井投手の続投の判断は、無謀を通り越して凄いと感じます。 なんであそこまで我慢できるのでしょうか(^^; 普通の人ではあんなに我慢できません。 並の監督ならその前に交代させているでしょうし、大村・川崎選手に打たれた所で代えていたと思います。 結果的にはそうするべきだったのかもしれませんが、 涌井投手を次期エースへ、炭谷選手を10年以上ホームを守る名捕手に育てようという期待が 続投をさせたと思うと、選手の成長を期待して続投させた伊東監督の我慢強さは見事です。 この伊東監督の我慢強さが若いチームを育てていますよね。 まさに名伯楽。オフに選手流出を嘆いていたものの、今いる選手を育て上げて現在は首位。 星野監督やバレンタイン監督のように選手を乗せて勝つわけでもなく、 長嶋監督や王監督のように圧倒的な戦力を駆使して戦うわけでもなし。 現在と将来を見据えながら、我慢強く選手を使っていく姿勢は凄いと思います。 結果的にはホークス相手に痛い敗戦を喫してしまいましたが、 ライオンズで若手選手が育つ一つの理由が感じられる試合だったと思います。 今日の負けが涌井投手や炭谷選手の成長、高山選手の成長に一役買うならば安いものです。 前半戦だからこそできる敗戦、そう考えたいと思います。 あとは個々の選手次第。失敗した選手は明日の試合で、次回登板で取り返してもらいたいです! そんなこんなで今日の試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
敗因は言わずもがな、8回の継投策でしょう。 涌井投手は7回まで投げて1失点だったものの、6回以降は球威が落ちてしまい、 下半身の粘り不足を腕の振りで補えなくなっていました。 シュート回転して真ん中付近に集まる悪癖も顔を出していたのですが、 ホークスの拙攻に助けられる形でそのまま終盤戦へ。 私は7回に和田選手の交代を告げに行く際に投手を代えるのかなと思ったほど。 左の大村・川崎選手に良い当たりを打たれていたこともあって、 最悪でも8回には代えるだろうと考えていました。 それが続投の判断。ストレートの球威がまだあるということで、もう一分張りしろということだったようです。 でも結果的にそれが裏目。 柴原選手のレフトライナーは高山選手が取りそこなったとはいえ、 真ん中のストレートシュート回転の球でしたからね、真ん中に飛んでラッキーだったようなものですよ。 やはり下半身の粘りを補え切れなかったのが全てでしょう。 エース級の投手に成長したとはいえ、先発ローテ定着はまだ1年目。まだまだ甘さが残りますね。 その後のリリーフで登板した星野・石井貴投手は流れを止められず。 星野投手が松中選手を外野の犠牲フライ止まりにしていれば、試合展開も代わったんですが… それを言ったら高山選手のエラー、石井貴選手の連続四球もそうですね。 この回は悪いことが重なりすぎました。 今日の試合でもホークスが元気なかったとはいえ、ちょっと詰めが甘すぎたかなと。 試験的な試合を行うには相手が悪かったようです。 一言で言えば、「油断大敵」ですね(^^; まぁ、前半戦首位ターンを決めて浮かれそうになる若いチームにとっては良い薬になったことでしょう。 明日は気持ちを切り替えて、キッチリとした野球をやってもらいたいです。 涌井投手に関して補足すると、下半身の粘りがなくなってきたように感じます。 オフに走りこんだ貯金を使ってしまったかなぁという印象が。 夏に向けてもう一度下半身を鍛える必要があるかもしれません。 本当はオールスター休みを利用して走りこむのが一番なんですがねぇ… 選ばれているのが歯がゆい(^^; お祭り気分の中で浮かれることなく、グラウンドをずっと走っていてもらいたいです。 再び下半身がしっかりすれば、シュート回転の悪癖もなくなるでしょうし、 悪いながらも投げられるようになった今のテクニックで勝ち星をいくらでも稼げるはず。 10勝の壁、いいことじゃないですか、そうそう簡単に勝たれても成長にならんです(^^; 幸い負けは付いていないんですし、もう一度謙虚な気持ちで練習に取り組んで欲しいです。 今日の試合で勝てなかったこと事態は問題ないと思います。 涌井投手の性格からして、何で交代してくれなかったんだとは考えないでしょうから。 むしろ投げ切れなかった自分に腹が立っていることだと思います。 先発投手たるもの最後まで投げる、そういう強い気持ちを持っていないとエースにはなれませんよ。 今日の試合が涌井投手の更なる成長に繋がることを期待しています。 打線の方は6回の攻撃が見事でした。 先頭打者の炭谷選手は空振り三振という結果でしたが、 新垣投手の150キロ超のコーナーへのストレートをカットすることで、 新垣投手にストレートが走っていないのではないかと疑心暗鬼にさせたことが、 その後の攻撃へと繋がっていったように思います。 今年何度か見られる先頭打者の粘り、ファールを打つことで相手に考えさせる野球をさせています。 その後も相手を揺さぶるようなスチール、結果的にワイルドピッチを呼び込み、勝ち越し点へと繋げました。 そして中島選手の技ありのタイムリー、栗山選手の豪快なホームランと、 粘りあり、機動力あり、技ありの一打あり、豪快な一発ありと全ての要素が詰まった最高の攻撃でしたね。 カブレラ選手が腰痛で代打の一振りのみ、和田選手も状態が悪いなど主砲2人を欠く中でも、 着実に点数を挙げられているのはこういった多彩な攻撃ができるからこそだと思います。 若い選手は中堅・ベテランを追い抜くほどに成長してきています。 負けたとはいえ、打線は文句なし。 こういった繋ぎの野球を続けていってもらいたいです。 余談なのですが、今日の試合終了後のホークスのヒーローインタビューは3人でした。 勝ち越し打の辻選手と抑えの馬原投手は分かるんですが、三瀬投手までもというのが… 勝ち投手でもなく、負けている展開で登板した投手が何故と。 さすがにこれはちょっとカチンと来ました。 大逆転勝利に沸く気持ちは分かるのですが、そういった態度が敵の士気を煽ることもわるわけで… 明日の試合は黙らせてやりたい、そんな強い気持ちになりましたね。 明日はオールスター前の最終戦です。 先発投手はライオンズが西口投手、ホークスが左腕の神内投手です。 西口投手はチーム状態と無縁な投手ですから、今日の試合を引きずるようなことはないでしょう(^^; 飄々としたピッチングでホークス打線を封じてもらいたいです。 問題は打線。 和田選手が今日の試合で背中を痛めたようで、明日の出場は無理そうだとのこと。 カブレラ選手も腰痛が思わしくないため、主砲2人を欠く状況となりました。 でも最近は2人ともアレだったので、逆に明日どういった打線を組むのか楽しみでもあります。 佐藤・赤田・片岡・中島・栗山選手と若い選手を並べるのか、 それともカブレラ選手が強行出場するのか、ベテランの江藤選手が4番に入るのか、 首脳陣が若い打者達をどう考えているのかが見えてくるかもしれません。 明日のスタメンは一つ注目ですね。 今日エラーした高山選手は和田選手の欠場、相手が左腕の神内投手ということでスタメン起用が濃厚。 今日の試合でミスしてしまった分は明日の試合で取り返してもらいたいです! 今日の悔しさを胸に、明日こそはガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (西)グラマン(9回) (福)和田(4回1/3)−佐藤(2回2/3)−竹岡(2回) |
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ライオンズ | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | ||||
ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
強行日程ということで、最も心配されたホークス3連戦の初戦でしたが、 先発のグラマン投手が完封ペースで投げていっての来日初完投勝利! 昨日の試合で延長12回を戦い抜いたリリーフ陣らを休められるなど、 最高の形で勝利を収めることができました。 今日はグラマン投手の好投に尽きますね。素晴らしいピッチングでした。 そんなこんなで今日の試合展開説明。ネットの動画配信より。
先発のグラマン投手はストレートが140キロ台をマークするなど威力十分で、 カーブやチェンジアップといった落差ある変化球も低めにきっちり制球されるなど、 全く危なげのないピッチングでした。 ヒヤッとしたのは、6回の松中選手の打球と9回のズレータ選手の打球のみ。 あとは投げ損ないはありませんでしたね。 上体を上手く使った投球フォームで、縦の角度だけでなく、横の角度もありますし、 カーブ・チェンジアップといった縦変化球も効果的、 映像で見たのは今日が初めてでしたが、良い投手だと感じましたね。 初回はランナーを出して少し制球を乱しましたが、2回以降はランナーを出しても問題なし。 牽制で誘い出してアウトにしたのが精神的余裕を生んだのかもしれませんね。 今日のようなピッチングなら先発ローテに入って8勝ぐらいは見込めるでしょう。 今年はギッセル投手とともに外国人投手が先発ローテに入ってくれているのが大きいですね。 首位を走る原動力になっています。 一方の打線は相手のくれたチャンスを確実に生かして得点するなど卒がありませんでした。 初回はエンドランの打球が唯一飛んではいけないコースに飛んで併殺となりましたが、 3回は和田投手のバント処理ミスを突いて片岡・中島選手の連続タイムリーで得点、 5回はエラーで出たランナーを佐藤・片岡選手が進めて中島選手のタイムリーで加点、 6回には細川選手のタイムリー2ベースが飛び出すなど、着実に得点を積み重ねることができました。 スタメン復帰のカブレラ選手や和田選手がチャンスで1本打っていればもっと楽に勝てたんですがね。 まぁ、あまり贅沢を言っても仕方ないので、今日のところはこれで満足しておきます(^^; 試合の勝敗を分けたポイントとして、9番水田選手の打席が挙げられると思います。 水田選手自身が活躍したわけではなかったんですがね。 用語の意味ではなく、文字通りの「ラッキーボーイ」でした(^^; 3回の送りバント、バント自体は悪くなかったと思います。 コースこそピッチャー前やや右でしたが、打球は確実に殺していましたからね。 けれど気持ちの入り過ぎていた和田投手はコースだけで判断したようで、 投げた瞬間明らかにやっちまったと分かるフィルダースチョイス。 犠打野選でノーアウト1・2塁となって、チャンスが格段に広がりました。 その後、自らのミスで気負った和田投手に対し、ストレートを狙い撃ち、 片岡選手が外角ストレートを綺麗にライト前へ、 中島選手が1打席目に打ち取られた内角ストレートを綺麗にレフト前へ、 見事な2本のタイムリーが飛び出し、ライオンズに優勢に試合が進みました。 それもこれも水田選手の送りバントのプレーがあってこそ。 水田選手はバントするのに精一杯だったと思いますが、そのプレーが今日の勝敗を分けた気がします。 今日は3打数ノーヒットながらも5回にも相手エラーで出塁するなどして2得点。 パルプンテ的要素として水田選手のスタメン起用が当たりましたね(^^; 次はバットの方でも結果を残してもらいたいです。 打者個人では佐藤・中島・高山選手が2安打ずつ、片岡・和田・赤田・細川選手が1安打ずつ。 佐藤友亮選手は和田投手との相性を買われてのスタメン起用。 3打数2安打1四球1犠打でしっかりと仕事を果たしてくれました。 他の投手相手の時はなかなかヒットが出ずに、率が上がらないのですが、 それでもチームバッティングや粘って四球を選ぶなど、使われた場所でよい活躍をしてくれています。 高木浩之選手のような渋い活躍が多くなってきましたね(^^; ただいぶし銀の一言で終わらせるには勿体無いセンスをしていますから、 この調子でヒットを量産し、レギュラー奪取を狙ってもらいたいです。 中島選手は4打数2安打2打点で好調をキープ。 3打席目のセンターオーバーのタイムリー2ベースはびっくりしました。 ランナーもセンター後方の犠牲フライ止まりだと思っていたのでしょう。 もし抜けると分かっていたなら、二者生還してもおかしくない滞空時間の長い当たりでした。 センターフライかと思う打球が外野上空になるとグングン伸びてそのままフェンス直撃、 かなり度肝を抜かれる打球でした。 高めの球を押し込むようにして打って、どうしてあそこまで打球が飛ぶのか(^^; 中島選手の押し込みの強さには脱帽するばかりです。 センターから右方向への押し込みが並じゃありませんよね。技ありの一打でした。 代打男の高山選手は久々のスタメン起用、4打数2安打と結果を残しました。 2本のヒットはいずれも右方向。外角低めの難しい球を上手く運んでいました。 1打席目のライトオーバーは外角低めいっぱいの最高の球ですよ? それを外野の頭を越すわけですから… 見事。 打撃フォームを見ていると、現ロッテの垣内選手に似ているのですが、 高山選手の場合も中島選手と同じく、捉えてからの押し込みが強いです。 強引に引っ張りきらずに、そのまま押し出すようにフォローを取るから、逆方向にも打球が伸びると。 良い打者に成長したなと感じます。頼もしい存在になってきました。 心配なのはカブレラ選手と和田選手。 どちらもボール球に手を出し過ぎで、ど真ん中の球を仕留め切れていません。 カブレラ選手は低めの球にバットが止まらず、和田選手は高めの球をファールにしてカウントを稼がれる。 ちょっと悪い癖が出すぎています。 若手打者が頑張っているだけに、主砲2人にはもっとしっかりしてもらいたいです。 仕留められる球を確実に仕留めるだけでいいいんですよ〜 他の打者が伸びてきているだけに、難しい球を打つ必要性は全くありません。 明日・明後日の試合ではカブレラ・和田選手のバットが火を吹くことを期待したいですね。 ホークスの王監督の手術は無事成功したようで。 とりあえずホッと一安心。 復帰までにまだ時間はかかるでしょうが、無理をせずに、全快することを待ち望みたいです。 今日の試合ではライオンズが勝利を収めることができましたが、 明日のホークスは王監督の手術成功の知らせを聞いてより一層気持ちが入ってくるはず。 今日の試合のように簡単に勝つことはできないでしょう。 オールスター前の首位ターンが決まったとはいえ、シーズンはまだまだこれから、プレーオフもあります。 最大のライバルであるホークスを叩かないことには優勝はあり得ません。 明日からの激戦も勝利し、チームのさらなる力へと代えていきたいですね。 やや苦手としている新垣投手を攻略し、後半戦・プレーオフへの弾みにしていきましょう! 明日もガンバレ、ライオンズ!! |