2006年西武ライオンズ応援日記

3月26日 西武ライオンズ 8−2 オリックスバファローズ

(オ)セラフィニ(3回0/3)−萩原(2回2/3)−山本(1/3)−
 香月(1回)−平野(0回)−前川(1回)
(西)涌井(7回)−大沼(1回)−小野寺(1回)
(本)中島1号、カブレラ1号、和田1号
オリックス
西武 ×

涌井19歳、炭谷18歳の若いバッテリーが強気で攻めて今季初勝利!
2日連続で愚痴から入るのもアレですが、せめて勝った日ぐらいは映像で映してください(^^;
勝っても「清原選手」というのは…
清原選手のファンですが、ライオンズファンでもあるので腹立ちます(爆)
まぁ、マスコミに注目されていない方が皮肉にもライオンズは強いんですけどね。
いいです、いいです、間隙を突くようにひっそりと頑張ります(^^;

今日の試合は文句なしでしょう。
高卒2年目の涌井投手と高卒ルーキーの炭谷捕手という若いバッテリーが勝利を呼び込みました。
この2人は将来のライオンズを支える黄金バッテリーですからね。
2人が組んだこの試合を勝利で飾れたことは何よりも大きいです。
将来のことだけでなく、今年においても2人の活躍は重要でしょう。
昨年のライオンズに足りなかったものは大きく分けて2つ。
先発3本柱に続く先発投手(次期エース候補)、そして安心して試合を任せられる正捕手です。
その2つが若い力で埋まろうとしている。これは大きなことです。
素晴らしい投手力を持つ優勝候補大本命のソフトバンク、昨季日本一で調子付くロッテ、
積極的な補強をしたオリックス、札幌移転3年目で勝負の年となる日ハムと相手は手強いだけに、
ライオンズが優勝するためにはこれまでにない新しい力が必要です。
それが涌井投手であり、炭谷選手。
ライオンズ優勝の鍵はこの2人が握っていると私は見ています。

さてさて試合の方に話を戻してと、
その涌井・炭谷選手のバッテリーは積極的な内角攻めでオリックス打線を封印。
打線は調整不足のセラフィニ投手を攻め、中島・カブレラ選手の連続ホームランで先制、
そして和田選手のホームランなどで順調に点を加え、
抑え候補の大沼投手はイマイチだったものの、小野寺投手は3人斬り。
終わってみればライオンズの快勝というゲームでした。

そんなこんなで詳しい今日の試合展開説明。ネットの動画配信がないので、文化放送のみ。
1(中)赤田、2(右)佐藤友亮、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(指)和田、
6(三)中村剛也、7(左)GG佐藤、8(捕)炭谷、9(二)平尾

1回表 西武先発:涌井投手
塩崎選手、外角低めカーブでピッチャーゴロ。
平野選手、外角低め139キロチェンジアップ?で見逃し三振!
谷選手、内角高めストレートでファーストゴロ。
■涌井投手…ストレート146マーク。上々の立ち上がり。
        平野選手を打ち取った球は何?
        今季修得したフォークか、それともシンカーか、カットか。映像ないので分からない。
        →どうやらシンカーらしい(カリスマ談)


1回裏 オリックス先発:セラフィニ投手
赤田選手、フルカウントから外角ストレートを打ってライトフライ。
佐藤選手、低めカーブを打ってショートゴロ。
中島選手、初球外角カーブを捉えてレフトスタンドへのソロホームラン!
カブレラ選手、フルカウントから外角低めストレートを捉えて左中間へのソロホームラン!

和田選手、フルカウントから選んで四球。
中村選手、粘るもフルカウントから外角スライダーに空振り三振。

2回表
中村選手、内角を攻めて高め146キロストレートで空振り三振!
清原選手、ストレートで攻めるも僅かに外れてフルカウントから四球。
北川選手、低めストレート打たれて三遊間抜くヒット。1アウト1・2塁。
ブランボー選手、外角ストレートで見逃し三振!
阿部選手のところで涌井投手がワイルドピッチ、炭谷捕手はミットで行って止められず。2・3塁。
阿部選手、内角高めストレートでセカンドゴロ。
■涌井投手…清原選手の所で148キロマーク。非常にいい感じ。

2回裏
GG佐藤選手、内角高めストレート打って三遊間抜くヒット!
炭谷選手、初球バントの構え引いて、その後ヒッティングでライトフライ。
平尾選手、フルカウントから外角低めストレート打ってセカンドゴロ、ランナー2塁へ。
赤田選手、初球高めチェンジアップ打ってショートゴロ。
■GG佐藤選手…昨日の山崎裕之氏も打撃を褒めていたが、確実性も身に付いた模様。
           今年の隠し戦力か。期待。


3回表
日高選手、フルカウントから四球。
塩崎選手、内角高めストレート打たれてレフト前ヒット。ノーアウト1・2塁。
平野選手、送りバントを涌井投手が処理して3塁送球アウト。1アウト1・2塁。
谷選手、カウントノースリーとなるもファーストライナーで併殺。ラッキー。
■涌井投手…この回はバッテリーの若さか。一つ課題。

3回裏
佐藤選手、初球ストレート打ってショートゴロ。
中島選手、外角低めチェンジアップにセカンドゴロ。
カブレラ選手、高めストレート打ってライトフライ。

4回表
中村選手、低めチェンジアップで空振り三振!
清原選手、フルカウントから外角低めスライダー外れて四球。
北川選手、初球外角低めカーブでライトフライ。
ブランボー選手、フルカウントから外角低めチェンジアップで空振り三振!
■清原選手…昨日から四球が多い。よく見ているのか、投手陣が逃げているのか(^^;

4回裏
和田選手、外角高めストレート捉えて左中間スタンドへのソロホームラン!
中村選手、外角高めチェンジアップを捉えて右中間突破の2ベースヒット!

GG佐藤選手のところでパスボールでランナー3塁へ。
GG佐藤選手、内角低めスライダーを捉えて左中間へのタイムリー2ベース!
ここでオリックスは投手交代、萩原投手が登板。
炭谷選手、追い込まれてから外角低めフォークを当てるだけのサードゴロ。
平尾選手、良い当たりもライトライナー。2塁ランナー飛び出していて併殺。

5回表
阿部選手、外角高めストレートでセカンドゴロ。
日高選手、外角シンカー打たれてセンターオーバー2ベースヒット。
塩崎選手、内角ストレートでサードゴロ。送球が少し逸れるもアウト。
平野選手、外角ストレートで打ち取るもボテボテでサードタイムリー内安打に。
谷選手、ライトフライ。

5回裏
赤田選手、外角高めストレートにサードゴロ。
佐藤選手、内角高めストレート打ってセンターフライ。
中島選手、外角ストレート捉えてライト前ヒット!
カブレラ選手、四球。2アウト1・2塁。
和田選手、高めストレート打って三遊間のショートゴロ。

6回表
中村選手、外角高めストレートで空振り三振!
清原選手、外角低めストレートでセカンドフライ。
北川選手、四球。
ブランボー選手、外角高めストレートで見逃し三振!
■涌井投手…清原・北川選手には投げにくくしている模様。苦手打者は作らないで欲しい。自信次第か。

6回裏 この回からライトに村松選手
中村選手、外角ストレート捉えてセンター前ヒット!
GG佐藤選手、外角低めフォークで空振り三振!
炭谷選手、カウント1ストライクからエンドランでセカンドゴロ。ランナー2塁へ。
平尾選手、初球外角スライダー捉えてセンターオーバータイムリー2ベース!
ここでオリックスは投手交代、山本投手が登板。
赤田選手、初球高めフォークを捉えるもサードゴロ。

7回表
阿部選手、内角低めストレートでファーストゴロ。カブレラ選手が自分でベースに入ってアウト。
日高選手、低めストレートで空振り三振!
塩崎選手、フルカウントから外角高めストレートでセカンドゴロ。
■カブレラ選手…今日は守備の動きがいい模様。自分でベースを踏むなんて珍しい。
■涌井投手…この回降板。まだ投げたそうだったとか(カリスマ談)。スタミナも付いたということか。
        昨日の夜は炭谷捕手とミーティング。
        立ち上がりに首を振ったが、途中からはバッチリ合ってテンポのいい投球を見せる。
        マメができた模様。次の登板が心配。


7回裏 この回から香月投手が登板。セカンドに後藤選手。
佐藤選手、初球低めスライダー打ってセンターフライ。
中島選手、内角シュートに詰まりながらレフト前に落とすヒット!
カブレラ選手、初球内角高めシュートにセカンドフライ。
和田選手、選んで四球。2アウト1・2塁。
中村選手、選んで四球。2アウト満塁。
GG佐藤選手、初球外角ストレートを捉えてセンターの頭を越す3点タイムリー2ベース!
炭谷選手、追い込まれてからの内角高めシュートにサードファールフライ。

8回表 この回は大沼投手が登板。
平野選手、内角141キロストレート打たれて、あわやホームランのライトフェンス直撃2ベース。
谷選手、内角低めフォークを打たれてセンター前ヒット。
ノーアウト1・3塁。
中村選手、内角高めスライダーでサードフライ。1アウト1・3塁。
清原選手、低め147キロストレート打たれてレフトへのタイムリー2ベース。1アウト2・3塁。
北川選手、初球高めカーブでライトフライ。2アウト2・3塁。
村松選手、四球。2アウト満塁。
阿部選手、外角低めスライダーでセカンドゴロ。
■大沼投手…俺達になるかと思ったが…危ない危ない。自作自演乙。

8回裏 この回はルーキー平野投手が登板。
代打の高木浩之選手、内角高め143キロストレートを捉えてライト前ヒット!
ここでオリックスは投手交代、前川投手が登板。
赤田選手、フルカウントから内角低めフォークに空振り三振。
代打の江藤選手、初球外角ストレートにキャッチャーフライ。
中島選手、内角高めストレートにライトフライ。

9回表 この回は小野寺投手が登板。ライトに栗山選手。
ガルシア選手、内角低めフォークで空振り三振!
後藤選手、高め144キロストレートでファールフライ。
平野選手、外角フォークで見逃し三振!
試合終了、8−2でライオンズが勝利!


今日の勝因はなんといっても若いバッテリーでしょう。
先発の涌井投手は140キロ中盤の伸びのあるストレートを軸に(最速148キロ)、
スライダー・カーブ・シンカー・カットボールなどを交え、オリックス打線をほぼ完璧に抑えきりました。
7回を投げて4安打8奪三振4四球1失点。
清原選手に対する2四球がやや勿体無かったぐらいでしょうか。
昨年まで課題だったランナーを出してからの投球も問題なかったようで、
1点を失っても崩れる気配が全くありませんでした。
また昨年は追い込んでから粘られて打たれたり、ボール先行で打たれてしまうパターンが多かったんですが、
今日は常にストライク先行で、追い込んでからも簡単に打者を打ち取ることができていました。
そこらはマスクを被った炭谷選手の怖いもの知らずのリードのおかげだったのでしょう。
涌井投手の強気な部分が引き出せたのは良かったと思います。
涌井投手に大事なのは、まず何よりも「自信」です。
昨年、1勝6敗。打ち込まれることが多く、辛いシーズンでした。
並の投手ならプロで通用しないと弱気になってしまいそうな数字です(まぁ、涌井投手なら大丈夫でしょうが)
昨年ホームランを打たれた清原選手に投げづらそうにしていたようですし、
少なからず昨年の苦い経験は頭の中にあったはず。
それを炭谷捕手の積極的なリードが徐々に打ち消していったんだと思います。
今日は涌井投手本来の強気なピッチングができていました。
今日の投球を今後のお手本にしてもらいたいですね。
今年は期待大。二桁はもちろんのこと、タイトルに絡むような活躍を見せてもらいたいです。

そして昨日に続いてマスクを被った炭谷選手
昨日はわりとオーソドックスなリードでしたが、今日はガラッと変わっての強気なリードでしたね。
まるでロッテの里崎選手のようなリード(^^;
もうとにかく内角を攻めまくり。
1打席目は涌井投手のストレートでこれでもかというほど内角を攻めまくりました。
2打席目も内角ストレートで攻めながらの組み立て。
ところが3打席目からは一転して外角攻め。
セオリー外の極端な攻めでオリックス打線を翻弄しました。
炭谷選手って、こういうところがあるんですよね。
安全に攻めることもあれば、いきなり極端なリードをすることもある。
どういう意図で行っているかは分かりませんが、リードが急に変わることがあります。
こういったリードの「切り替え」ができるのは非凡なところ。細川・野田選手にないセンスです。
まぁ、怖いもの知らずだからできることなのかもしれませんがね。
まさに水島新司先生のマンガ『ドカベン』の山田太郎みたいだ(^^;
捕球も安定していますし、守備面では順調に結果を残していますね。

打撃の方はしばらく様子見。
今日の1打席目はどういう意図だったのでしょう?
普通なら送りバント・エンドランですが… サインミスとしか考えられないような。ベンチもまだ打撃は様子見?
今日はノーヒットで終わってしまいましたが、6回にはエンドランで転がすなどチームプレイに対応できる面も。
バットに当てるのは上手そうですから、進塁打が欲しい時は積極的にエンドランしていっていいかと。
打撃の課題を現時点で上げると、2ストライクからの打撃でしょうか。
ちょっと当てに行くところがあるので、状況によっては恐れずに思い切っていってもらいたいです。

課題のリリーフ陣では小野寺投手が三者凡退のナイスピッチング。
大沼投手がイマイチだっただけに、小野寺投手の好投は心強いです。
今日はわりと楽な展開でしたが、セーブの付く場面でも今日同様ビシッといって欲しいです。
一方の大沼投手はオープン戦の最終登板同様に打たれる場面が…
危うく小野寺投手にプロ初セーブを献上するような試合展開にしてしまうところでした(苦笑)
オープン戦の疲れが出ていることもあるのでしょうか。
今日の初登板で悪いものを全て吐き出したと考えて、明後日からの活躍を期待したいです。

打撃陣は中島・カブレラ・和田選手とクリーンアップ揃い踏みの3ホームラン。
新しいライオンズのクリーンアップをファンにアピールしてくれました。
中島選手は昨年前半に怪我などで苦しみ、ホームラン数が伸びませんでしたから、
早い段階でホームランが出たのは心強いでしょう。
勝負強い打撃でチームを勝利へと結び付けて欲しいです。
また中村剛也・GG佐藤選手の6・7番コンビが勝利に貢献。
中村剛也選手はオープン戦終盤からヒットが出ていなかっただけに、今日の2安打は心強いです。
ソフトバンク戦を前にして状態が上がってきましたね。
GG佐藤選手は昨日に続く活躍を見せ、4打数3安打4打点。
久々のお立ち台に立って「気持てィぃぃー」を言ってくれました(^^;
今年のGG佐藤選手はひょっとするとひょっとするかもしれません。
レギュラー獲得に向けて頑張って欲しいですね。

攻撃面で嬉しかったのは6回裏の追加点ですかね。
エンドランでランナーを進めての平尾選手のタイムリー。
今年のライオンズはこういった野球ができています。
今日はホームランでポンポンと点が入ったので目立ちませんでしたが、
今後はこういった得点方法が試合の結果を左右してくるはず。
オープン戦でも見せた卒のない野球を継続していってもらいたいですね。




開幕カードは1勝1敗。予想通りの結果でしたね。
その中でも涌井投手と炭谷選手という若い力の台頭や、
GG佐藤選手に代表される若手の底上げ・強化の成果を実戦で証明できたことは安心しています。
とはいえ、シーズンはまだまだこれから、始まったばかり。
本当の意味で良いスタートを切れるよう明日以降の試合も頑張って欲しいです。

火曜日からはライバルソフトバンクとの3連戦。
この3連戦が今シーズンのライオンズを占うといっても過言ではないはず。
本当の意味でどれだけチームの力が付いたのか、それを計る絶好の機会です。
キャンプ・オープン戦で身につけたことを存分に発揮してもらいたいですね。
火曜からもガンバレ、ライオンズ!!




3月25日 開幕戦 西武ライオンズ 2−5 オリックスバファローズ

(オ)川越(7回)−菊地原(1/3)−加藤(0回)−大久保(1回2/3)
(西)西口(5回2/3)−三井(1回1/3)−星野(2/3)−
 石井貴(1/3)−田崎(1回)
オリックス
西武

炭谷銀仁朗、高卒捕手で51年ぶりの開幕スタメンでプロ初ヒットと堂々のデビュー!
そんなわけでついに2006年のプロ野球開幕が開幕です!
どんどんひゅーひゅーぱふぱふー♪
…と祝いたい気分ですが、今日の開幕戦はインターネット動画配信されず…
昨年まではインボイス西武ドームでの西武戦は動画中継されていたんですが…
ついに廃止になってしまったんでしょうか?
せっかくWBCで野球熱が高まっているというのに。
これでは地方の野球ファンは試合を見られません。是非、足鷹球場で試合をば(爆)
そういう人はCS放送を入れろということなんでしょうか。貧乏人は辛いです。とほほ。
「動画がなければ音声で観戦すればいいのに」、
とかのマリー・アントワネット嬢も言っていたので(<言ってない)、
今年は文化放送頼みとすることにします(^^;
なんとか再開してくれないですかねぇ… シーズン開幕だというのに気分が鬱に(苦笑)

まぁ、愚痴はこれぐらいにしておいて、試合の方に話を戻します。
注目のスタメンは以下の通り。
 1(右)栗山、2(中)赤田、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(三)中村剛也、
 6(指)和田、7(左)GG佐藤、8(捕)炭谷、9(二)石井義人

赤い文字の選手がプロ入り初の開幕スタメン。
9人中5人が開幕初スタメン、カブレラ・和田選手以外はいずれも20代とフレッシュなオーダーです。
その中でも注目のスタメンマスクは高卒ルーキーの炭谷選手。
高卒ルーキーの開幕スタメンは中日・立浪選手以来。
キャッチャーでは51年ぶりという快挙です。
ゴールデンルーキーのデビュー戦ともなったこの試合は2−5の敗戦となりましたが、
緊張感ある試合の中でも堂々としたプレーを見せ、
3打席目にプロ入り初ヒットとなるセンター前ヒットを放つなど、上々の活躍でした。
開幕戦を落としてしまいましたが、
この試合が今後20年、マスクを被り続ける男のスタートの日となるならば、
この一敗はむしろお釣りが来るほどです。
負けはしましたが、将来が明るくなる嬉しい一敗でしたね。

そんなこんなで今日の試合展開説明。ネットの動画配信がないので、文化放送のみ。
1(右)栗山、2(中)赤田、3(遊)中島、4(一)カブレラ、5(三)中村剛也、
6(指)和田、7(左)GG佐藤、8(捕)炭谷、9(二)石井義人

1回表 西武先発:西口投手
塩崎選手、低めスライダー打たれてレフト前ヒット。
平野選手、送りバントの構えから四球。ノーアウト1・2塁。
谷選手、外角スライダーで空振り三振!
中村選手、外角ストレートでショートゴロ併殺。中島選手、イレギュラー上手く処理する。

1回裏 オリックス先発:川越投手
栗山選手、外角高めストレート打ってセカンド正面のゴロ。
赤田選手、内角高めストレートをおっつけ気味に打って左中間への2ベースヒット!
中島選手、初球内角高めストレートに詰まってショートゴロ。
カブレラ選手、外角低めスライダーを打ってセンター前タイムリーヒット!
中村選手、高めストレート打ってレフトフライ。

2回表
清原選手、内角スライダーで空振り三振!
北川選手、内角低めストレートで見逃し三振!
ガルシア選手、フルカウントから内角低めスライダーで空振り三振!


2回裏
和田選手、内角高めストレートにショートフライ。
GG佐藤選手、内角ストレートを打ってセンター前ヒット!
炭谷選手、内角低めストレートにショートゴロ併殺。

3回表
阿部選手、外角高めストレートでショートゴロ。
日高選手、フルカウントから際どい所を突くも四球。
塩崎選手、外角高めストレートでセカンドゴロ併殺。

3回裏
石井選手、低めフォークにセカンドゴロ。
栗山選手、外角低めカットボール引っ掛けてセカンドゴロ。
赤田選手、フルカウントから高めストレートに空振り三振。

4回表
平野選手、外角高めストレートでレフトフライ。
谷選手、甘いストレートを打たれて左中間への2ベースヒット。
中村選手、外角低めスライダーで見逃し三振!
清原選手、フルカウントから外角低めスライダー外れて四球。2アウト1・2塁。
北川選手、詰まりながらライト前に落ちるタイムリーヒット。
ガルシア選手、フルカウントから四球。2アウト満塁。
阿部選手、1塁線の打球をカブレラ選手が捕ってアウト。

4回裏
中島選手、内角ストレート打って三遊間抜くヒット!
カブレラ選手、初球打ち川越投手に当たるピッチャーゴロで1塁アウト。1アウト2塁。
中村選手、内角ストレート打ってライトフライ。
和田選手、内角ストレートにバットを折りながらショートの頭を越すセンター前タイムリーヒット!
しかしGG佐藤選手の所で1塁牽制タッチアウト。

5回表
日高選手、低めフォークで空振り三振!
塩崎選手、外角低めストレートでバットを折ってファーストファールフライ。
平野選手、外角高めストレート打たれてショート右を抜かれるセンター前ヒット。
谷選手、外角スライダーでセカンドライナー。

5回裏
GG佐藤選手、外角低めストレートにショートゴロ。
炭谷選手、初球外角カーブにショートゴロ。
石井選手、内角高めストレートにセカンドゴロ。

6回表
中村選手、外角ストレート打たれてセンタオーバー2ベースヒット。
清原選手、内角高めストレート打たれてライト前ヒット。
ノーアウト1・3塁。
北川選手、外角低めスライダーで空振り三振! 1アウト1・3塁。
ガルシア選手、内角攻めで最後が内角低めスライダーで空振り三振! 2アウト1・3塁。
阿部選手、フルカウントから外角低めスライダー外れて四球。2アウト満塁。
日高選手、初球外角ストレート打たれて三遊間抜く2点タイムリーヒット。
塩崎選手、センターへのタイムリーヒット。

ここでライオンズは投手交代、三井投手が登板。
平野選手、ショートライナー。

6回裏
栗山選手、フルカウントから低めストレートに見逃し三振。
赤田選手、低めフォーク打ってセカンドライナー。
中島選手、初球打ちバットを折りながらセカンドの頭を越すライト前ヒット!
カブレラ選手、サードのエラーで出塁。2アウト1・2塁。
中村選手、外角高めストレートにファーストファールフライ。

7回表
谷選手、内角低めスライダーでサードゴロ。
中村選手、粘られるも外角シンカーでセカンドゴロ。
清原選手、フルカウントから四球。
北川選手、キャッチャーファールフライ。

7回裏
和田選手、サードゴロ。
GG佐藤選手、レフトへ大きな打球が飛ぶも僅かに上がり過ぎでフェンスオーバーならず。レフトフライ。
炭谷選手、高めカットボールを捉えてセンター前ヒット!
石井選手、外角低めフォークに空振り三振。

8回表 この回から星野投手が登板。
代打の大西選手、フルカウントから高めストレートで空振り三振!
阿部選手、高めストレート打たれて左中間への2ベースヒット。
日高選手、フルカウントから外角低めスライダーでセカンドゴロ、ランナー3塁へ。
ここで塩崎選手を敬遠して、平野選手で勝負。
オリックスは代打・水口選手を起用。ライオンズは石井貴投手にスイッチ。
水口選手、フルカウントから外角低めスライダー打たれてセンター前タイムリーヒット。
谷選手、外角低めスライダーでレフトフライ。

8回裏 この回から菊地原投手が登板。
代打の佐藤選手、外角低めシュートに空振り三振。
赤田選手、三塁線抜く2ベースヒット!
ここでオリックスは投手交代、加藤大輔投手が登板。
中島選手、フルカウントから選んで四球。1アウト1・2塁。
カブレラ選手、フルカウントから選んで四球。1アウト満塁。
ここでオリックスは投手交代。大久保投手が登板。
中村選手、ライトへの浅いフライ。
和田選手、ショートゴロ。


9回表 この回から田崎投手が登板。
中村選手、高めスライダーでショートフライ。
清原選手、初球カーブ打たれてセンター前ヒット。代走の坂口選手を起用。
北川選手のところで坂口選手がスタート、ボールを握りなおした分だけ送球が高く、盗塁成功。
北川選手、外角低めスライダーで空振り三振!
大西選手、外角高めストレートでファーストゴロ。

9回裏
GG佐藤選手、初球高めストレートを捉えてレフト前ヒット!
炭谷選手、セカンドへのゴロも悪送球で1アウト2塁。
石井選手、低めフォーク打ち上げてレフトフライ。
代打の平尾選手、ライトへ流し打つも捕られてアウト。
試合終了、2−5で敗戦。


勝敗を分けたのは6回表の守りです。
オリックスはオープン戦でも中村ノリ・清原選手が繋ぐと得点に繋がっていただけに、
ここをどう断つかが試合の勝敗を分ける大きなポイントでした。
西口・炭谷選手のバッテリーは上手い攻めで北川・ガルシア選手を連続三振に取るという
素晴らしいピッチングを見せましたが、
阿部選手にはフルカウントから四球。
今日の球審はストライク・ボールの判定がやや辛かったらしく、その影響があったのか分かりませんが…
結果的にこの四球が痛かったです。
日高選手に繋がれてしまったことが、今日の敗因だったと言えます。

オープン戦で炭谷選手のリードを見ましたが、リード自体の問題はなかったように思います。
今日の試合で勝利に結び付けられたのは、審判のストライク判定の差ではないかと推測しています。
アマチュアならば、ギリギリのコースでミット通り投球されればほぼストライク。
けれどプロではそうはいきません。
どんなに良いコースでも、例え要求通りボールが来たとしても、審判の感覚でボールはボール。
手を上げてくれてもいいじゃんという最高の球でもボールはボールです(^^;
審判のストライクゾーンの癖を掴むこともプロのキャッチャーの仕事です。
とはいえ、審判と戦ってはいけませんが。審判を生かすことが大切と。
今日の試合は良い経験になったことでしょう。その日の主審の癖を掴むことも勉強してもらいたいです。


ライオンズは負けたとはいえ、収穫の多い試合でした。
まず大きかったのが開幕戦でもオープン戦通りの結果が出たということでしょう。
打撃陣では好調だった赤田・中島・GG佐藤選手らにヒットが生まれ、
オープン戦から上手く調子を持続してくれています。
投手陣の方も西口投手が体調不良で2試合しか登板しないなどやや調整遅れがありました。
今日の投球はその通りの結果だったという感じじゃないですかね。
通常ならば、西口投手は今日までがオープン戦という感じじゃないでしょうか。
ベテランということで間隔が空いても大丈夫だろうという判断だったのかもしれませんが、
やっぱり早すぎたというべきかも。
球数を考慮して、もう6回の日高選手のところで投手交代をしても良かったぐらい。
まぁ、西口投手は次の登板でやってくれればいいといったところでしょう。
こちらもオープン戦の結果を反映したものだと感じます。
リリーフ陣もほぼ同じ。星野投手がピンチを作ってしまったのは誤算でしたが、それぐらい。
オリックス側もほぼオープン戦通り。
好調だった川越投手はなかなか打ち崩せませんでしたし、打線の得点パターンもほぼ同じ。
そして昨年鉄壁を誇った菊地原・加藤・大久保投手の3人の調整が遅れていることも
今日の試合ではっきりしたと思います。
今日は掴まえることができませんでしたが、明日以降は対応できるでしょう。
公式戦でガラッと変わる心配もありましたが、
オープン戦の流れが繋がっていることはライオンズにとって好材料だと言えます。

炭谷選手に関してはスタメンマスク決定でいいと思います。
オープン戦で見た時は守備に安定感ありましたし、十分レギュラーを張れるだけの守備力はあると思います。
贔屓目が入り過ぎているかなとも思いましたが、
伊東監督も早い段階で開幕スタメンを決めていたようですし、
ジャーナリストの永谷修氏や文化放送解説の山崎裕之氏も評価していたので、実力は十分かと。
細川・野田選手がだらしなさ過ぎるという声も聞こえますが、
2人が球団のレギュラークラスとすれば、炭谷選手は既にリーグを代表するキャッチャーというレベルです。
少なくとも城島選手が抜けた今のパリーグでは、守備面ならリーグ屈指の捕手であると見ています。
足りないのは経験だけ。そこさえクリアすれば、スタメンを十分張れます。
期待しすぎかもしれませんが、ライオンズ投手陣を変える存在だと思ってます。
彼の活躍がライオンズ優勝のポイントでしょう。




明日の先発は涌井投手。
ライオンズにとってはこの試合こそ大切です。
スタートダッシュするためには明日の試合に勝つこと。それが最低条件です。
選手の状態自体は良さそうなので、明日の試合では今季初勝利を期待したいですね。
今年こそは優勝目指して、ガンバレ、ライオンズ!!




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