1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)久保(4回)−山崎(2回2/3)−薮田(2/3)− セラフィニ(2/3)−小林雅英(1回) (西)涌井(3回2/3)−三井(2回1/3)−正津(1/3)− 星野(2/3)−森(1回)−大沼(0回)−小野寺(1回) (本)中島5号、カブレラ22・23号、 福浦5号、李20号、フランコ14号、今江4号 |
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マリーンズ | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 10 | ||||
ライオンズ | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 9 |
抑え投手は完璧主義者ではダメだと言いますが… 確かにその通りですねぇ。 9回にマウンドに上がった大沼投手にしても、昨日打たれたことはリセットしてマウンドに上がりませんと。 昨日の試合で変化球を打たれたからといって、昨日のボールとは程遠い威力のないストレートを投げても… 本人はどう考えていたのかは分かりませんが、1アウトも取れずにマウンドを降りる結果となれば、 昨日の失敗を引きずっていると見なされても仕方ないでしょうに。 打たれた翌日の切り替えが出来ていませんでした。 そして続いてマウンドに上がった小野寺投手。 厳しい場面であるのはわかりきった場面、あそこを0点に抑えるのは今の小野寺投手には無理です。 ノーアウト1・2塁の場面でロッテは「送りバントをしてくれた」わけですから、 そこで同点までは仕方ないと気持ちを切り替えないとダメですよ。 この試合はライオンズの主催試合で裏の攻撃なわけですから、 同点に留めておけばサヨナラにできるチャンスは十分あります。 抑え投手は打たれて失点しても、勝ち越しを許さなければいいんですよ。 昨年のプレーオフ・今季前半の豊田投手、先日の楽天戦の小林雅英投手にしてもそう、 失点したとしても同点まで、そこで踏み止まっているから良いピッチャーなんです。 抑え投手は年間通してスタンバイし、1/3〜1/2試合の40〜60試合は登板するんです。 その中では調子が良い日もあれば悪い日もあります。 前日に打たれて気持ちが乗らない日もあることでしょう。 そこでどう気持ちを切り替えるか、自らの心をコントロールするかが大事なんです。 大沼投手にしても小野寺投手にしても、完璧に抑えようという気持ちが強すぎて、 ピッチングが窮屈になり過ぎています。 もっと精神的なコントロールを勉強してもらいたいです。難しいですけどね。 抑え投手の難しさを改めて感じさせられます… 試合の結果から言えば、継投が全て1イニング早かったわけですが… 7回の三井投手から正津投手へのスイッチ。 守護神不在を考えれば、昨日のように星野投手を温存する手もあったはず。 ホームランを打たれたものの、三井投手の内容が良く、 ロッテ打線は左が多かったのですから引っ張っても良かったかもしれません。 そして9回の森投手から大沼投手へのスイッチ。 明日・明後日と試合間隔が空くことを考えれば、森投手の2イニング目という手もあったはず。 大沼投手の状態が良かったならまだしも、今日はストレートの走りが悪かったわけですから… そのまま引っ張るという手もあったと思います。 まぁ、ただこれは結果論ですので、何とも言えません。 今後、ライオンズの将来のことを考えれば、豊田・森投手に代わる存在を作らなければいけないわけですから、 大沼投手を我慢強く使って一本立ちさせようという気持ちも分かります。 結果的にそれが裏目に出てしまったわけで、 今日の敗戦の責任はあるでしょうが、どちらかの方法が良かったのかまでは分かりません。 将来を考えれば、今日の敗戦は已む無しでしょうね。 問題は今日の敗戦を大沼・小野寺投手がどう受け止めるか。 真のストッパーとなるために、精神的に一皮剥けてもらいたいです。 今日の試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
今日の試合のポイントはあり過ぎて書き切れません(^^; 簡単な流れとしては、 1回・2回とホームランで得点した両チーム・両先発の不出来、 4回に立ち直りかけた涌井投手が連続四球から失点、 両チームの2番手・三井投手と山崎投手の好投、 6回裏にバントができなかったライオンズ、7回表にバントで送れたロッテ(昨日の逆パターン)、 7回表の嫌な流れを最低限の所で止めた星野投手、 7回裏に2アウトから四球でランナーを出し、好走塁を含めた3連続タイムリーで勝ち越したライオンズ、 9回表の大沼投手の登板・小野寺投手のリリーフ失敗。 ざっと挙げただけでもこれだけあり。 今日はロッテが勝ったので一番大きかったのは7回表・9回表のロッテの攻撃でしょうね。 昨日の9回の粘り強さが今日に繋がり、ランナーを出してからは送りバントでランナーを進め、 簡単には打ち上げずに追い込まれてからもファール・ファールで粘っこい攻撃と強いロッテが復活しました。 攻撃の粘り強さが出てきたことがロッテの勝因でしょうね。 結果的に昨日の9回表が今日の試合に繋がり、今日の9回表で完全にロッテを立ち直らせてしまいました。 もしライオンズが逃げ切っていれば、大きかったのは7回表・裏の攻防になっていたでしょうね。 正津投手の投入が裏目に出てしまって、1アウト1・3塁のピンチ。ここで星野投手がマウンドに上がります。 代打の里崎選手にタイムリーを許しましたが、その後の福浦・フランコ選手を連続三振。 バントで1点を取りにいったロッテに対し、その1点だけで済ませたライオンズ、 昨日の7回裏や今日の9回表のようにそれ以上の失点にさせなかったのが何よりも大きいです。 冒頭に書いたように打たれた後の気持ちの切り替え、 星野投手の左打者に対する絶対的な自信がそれを容易にしたように思います。 自分が信頼できる武器・物を持つということはピッチャーだけでなく、人間誰にでも当てはまることです。 どんな苦境でもそれさえ持っていれば平常心でいられます。 それが星野投手や森・豊田投手、大沼・小野寺投手の差でしょうね。 おっと、話が冒頭の件に戻ってしまった(^^; えーっと、その星野投手の同点に留めたピッチングが、7回裏の攻撃につながり、 2アウトランナーなしから四球でランナーが出塁し、石井義人選手が左中間突破のタイムリー2ベースで勝ち越し、 さらに高木浩之選手は単打ながらも2塁ランナーの石井選手が激走でホームイン、 打者走者の高木浩之選手も2塁へ到達し、3本目の中島選手のタイムリーヒットに繋げました。 打線が好調なことは勿論ですが、こういった走塁の卒のなさがライオンズの強さです。 単打でもチャンスをどんどん広げていく、そういった野球ができたのは大きな収穫でしょう。 …勝っていたら、これで乗っていけたんですがねぇ…(苦笑) 残念。 先発の涌井投手の出来はそんなに良くなかったと思います。 立ち上がりのボールを見た時は不安で不安で。 ストレートの走りがもう少し、コントロールも甘めと立ち上がりは不安定でした。 それでも2回・3回とストレートの威力が戻ってきて、2回以降はいつもの涌井投手のストレートになっていました。 ですから、4回のピッチングはちょっとにわかに信じられず。 なんか突然崩れるんですよね。打たれてるわけじゃないのに、突然連続四球を出したりと。 まぁ、確かに今日も微妙な判定はありましたが、 それでもストレートに力があるんだから大胆に行ってもと思うんですが。 その前に李選手にホームランを打たれたのが響いちゃったんでしょうかね。 李選手は韓国で56本以上を打ったスラッガー、ストレート系にはやはり強いです。 それにも関わらず、ここまでずっとストレート勝負。それでホームラン3本打たれているわけですから… いい加減、ストレートに頼らないピッチングも覚えませんと。 今年だけでなく、今後のことを考えれば尚更。 ストレートが走っていない時に、変化球でどうピッチングを立ち直らせるか。そういったことも学んで欲しいです。 最初は持ち味を出せば抑えられるでしょうが、相手が真剣に研究してくればそうはいきません。 そろそろ別のピッチングも覚えてもらいたいです。 で、その変化球ですが、今日はキツかったすねぇ(苦笑) 左打者へのシンカーの落ちが悪く、前回までの投球で落ちが良かったチェンジアップもイマイチ。 変化球の使い方が上手いと思ったのは橋本選手のフルカウントからのカーブ系スライダーで外した所ぐらい。 涌井投手の今後は変化球にかかっていると思います。 あとは… もう9回の逆転負けで吹き飛びましたわ(苦笑) 打線は相変わらずいいですね。 カブレラ選手はもう止められない感じですし、 中島選手もホームランを含む3安打5打点とこれまでの遅れを取り戻してきました。 春先からつい最近まではセンターから右方向への打球が伸びずに外野を抜けなかったんですが、 今は外野を抜け、フェンスオーバーする打球も出てきました。 同じライオンズの和田選手が調子を上げてきた理由、 ホークスのバティスタ選手の打率が上がってきた理由と似ているかと。 ここ数試合のように右方向への打球が外野手を抜いてくれば、昨年以上の打撃ができると思います。 守護神不在に関しては我慢するしか。 大沼投手は残念ながら使えませんね。 ピッチングどうこうというよりも、チームの投打が噛み合ってきた中で2度も水を刺してしまいましたから。 投手と野手、先発投手とリリーフ投手の信頼関係を崩さないためにも、しばらく抑えでの起用は難しいと思います。 あとはもうピッチャーの性格ですよね。 ここまでの文章の流れだと星野投手が最適となりますが… 左打者がいればかな。 でもそうなると左のリリーフがいない。 三井投手の状態がいいので、使えそうですが、 あんまり状態がいいのでやや手薄になってきた先発投手としても使いたいですし… そこらの兼ね合いか。 大沼・小野寺投手の一本立ちを我慢するしかないんでしょうかね。 チームの状態を見ながらということになりそうです。 オールスター前までは森・星野投手を暫定的に後ろへずらすことになってくるかと。それしかなくなっちゃったよ。 えーっと、次の試合は金曜からのホークス3連戦ですか。 連勝が止まって切れかけた集中力をここでもう一度上げたいところですね。 ライオンズとしては何が何でも初戦を取ること。 松坂投手なら抑えの心配をする必要はありません。 初戦を良い形で飾ることがその後の戦いに影響してくることでしょう! 金曜から再びガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ロ)小林宏之(5回2/3)−小宮山(1回1/3)−高木(1回) (西)帆足(6回2/3)−正津(1/3)−森(1回)− 大沼(2/3)−星野(1/3) (本)カブレラ21号、和田18号 福浦4号 |
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マリーンズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 6 | ||||
ライオンズ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 2 | 0 | × | 7 |
勝ったのはいいんですが、もう少しすんなりと勝ちたかったですねぇ(^^; 最後は李選手の死球(結果はボール)判定を巡って後味の悪い結末になってしまいましたし。 ロッテに前半戦のような力はなくなっているものの、 9回の粘り強い攻撃が復調に繋がる可能性がありますし、明日は気を引き締めて試合に臨みたい所です。 さてその問題となった死球疑惑ですが… あれは死球にできないですよねぇ… 李選手に避ける意思があったかどうかを問題するまでもなく、あれでは当たりに行っていると見なされますよ。 オープンスタンス気味で開いた足がスクエアに戻ってから、 再び踏み込む時にぶらんと下がった足が当たりに行っちゃってますから。 当たりに行ったわけではないと思いますが、傍目から見れば当たりに行ってるように見えます。 でもああいう避け方をするのって内角低めの球が見えていなかったということですよね。 それまでを見ていても全くタイミング合ってませんでしたし、星野投手のフォームに惑わされていたのでしょう。 そんな極端なボール球でもありませんでしたし、審判の判定は贔屓目なしにも正しかったと思います。 ロッテ側の心情としては分からなくもありませんが… 試合後に抗議するってのは後味悪くなるので止めて欲しいです。 ヒーローインタビューに水を刺された形。抗議するならその時にしてください。 一応、ライオンズの本拠地インボイス西武ドームだったわけですし… ちょっぴり複雑な気分です、はい。 今日の試合展開説明。文化放送とネットの動画配信より。
今日の試合は序盤・中盤・終盤で全く違う試合展開となりました。 序盤は両軍ともに拙攻に次ぐ拙攻。 チャンスがありながらもそれを生かせず。 不安定ながらも小林宏之投手と帆足投手が要所で踏ん張るという展開が続きました。 特にライオンズはカブレラ選手のホームラン後、ランナーを3塁に置きながらも得点できないという展開が続き、 ストレスの溜まるような試合展開になっていました。 しかし中盤の5回裏、和田選手の勝ち越しホームランで試合の均衡を破ると、 それからは一昨日・昨日と同じように完璧なライオンズペース。 打線が繋がりを見せて一気にリードを奪うことができました。 けれども最後の9回表、大沼投手が2アウトを取りながらも粘られたことで根負け、 1点差まで追い上げられて星野投手を投入するなど、ドタバタした展開となってしまいました。 まぁ、それでも勝ったので良かったんですがね。負けていたらシャレになってませんでしたよ(苦笑) 試合のポイントは文化放送でカリスマが言っていたように6回の攻防でしょう。 2−1と1点を追いかける取っては6回表に先頭のパスクチ選手が2ベースヒットを放ち、ノーアウト2塁。 そこからサブロー・垣内・初芝選手と簡単に初球を打ち上げて3アウト。 これほど楽な展開はありません。 チャンスで積極的に行くことは悪いことではないでしょうが、 3人ともそれをやってしまってアウトになってしまえば、「勿体無い」「淡白」という印象が強まります。 この6回表に代表されるロッテの淡白な攻撃が帆足投手を助けましたね。 一方のライオンズは6回裏、先頭の石井選手が同じく2ベースヒットで出塁すると、 高木浩之選手が送りバントでランナーを3塁へ。 そして中島選手が四球で歩いた後、細川選手の内野ゴロで3塁ランナーホームイン。 さらにチャンスを広げて和田選手が2点タイムリーを放つなど、1点を取りにって3点を奪うことができました。 送りバントというのは決して消極的な作戦ではないということです。 相手に様々なプレッシャーをかけ、味方に得点を取ると鼓舞してみせるそういう役割があるわけです。 1点を取りに行く姿勢がライオンズナイン全体に伝わり、この回の3得点に繋がったのだと思います。 こういった攻撃の集中力の差が今日の試合の結果に現れたと思いますね。 そんなこんなで今日の試合は交流戦前までの強いロッテではなく、 昨年までのロッテが顔を出していたわけですが、 9回表の攻撃は今年のロッテの嫌らしさが出ていたように感じました。 堀選手や里崎選手は追い込まれながらもファールで粘って失投を待ち、 センター方向を中心に打ち返すといったように6回のような淡白さではなく、粘り強さが出ていました。 最後の判定のこともありますし、明日の試合は注意をしたいものです。 そんなこんなで抑えの豊田投手不在ですんなり終われなかったライオンズですが、 大沼投手のピッチング自体に問題があったとは思いません。 ストレートは145キロ前後で力がありましたし、スライダーなどの変化球も悪くなかったと思います。 少し気持ちが入りすぎてストレートが上ずりがちな所はありましたが、 堀選手に粘られるまでは良い球が行っていたように感じました。 ただ堀選手に粘られたことで、早くアウトに取りたい、四球は避けたいという気持ちが先に来てしまい、 ストライクゾーン、とりわけストレートで打ち損じを待つような投球になっていました。 豊田投手や森投手なら、ストライクからボールになる球で勝負する所でも、 ストライクゾーンで勝負に行くなどピッチングが窮屈でした。 そこが粘られた理由、失点してしまった理由でしょう。 勝ち急がずに相手打者をじっくりと打ち取る、そういったピッチングをしてもらいたいです。 まぁ、ただ簡単に四球を出さなくなったのは大沼投手の大きな成長だと思います。 あと一歩、この階段を昇れば信頼できる投手になれると思います。 今日のことをしっかり反省し、同じ過ちを繰り返さないよう頑張って欲しいですね。 これでホークス・ロッテ相手に3連勝。 このロッテ戦は2試合ですから、明日の試合を勝たないと意味がありません。 ロッテには交流戦前にしてやられただけに、ここでキッチリお返しをしておきたい所ですね。 明日は好調の打線で着実に得点を積み重ね、涌井投手の好投で勝利を飾りましょう! 明日もまたガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ソ)星野(2回0/3)−倉野(2回1/3)−神内(1回2/3)− 松本(1回)−佐藤(1回) (西)西口(8回)−青木(2/3)−星野(1/3) (本)カブレラ20号、フェルナンデス15・16号、 中島4号、和田17号、 宮地2号、バティスタ18号 |
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ホークス | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | ||||
ライオンズ | 3 | 1 | 2 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | × | 10 |
昨日の試合後に王監督が「西武はどうして借金しているんだろうね」と洩らしたと各スポーツ紙に出ていましたが、 今日の試合展開もその言葉どおりの会心の展開でした。 この2戦に関してはライオンズの強さが顔を出しています。 まぁ、細かく見ていくと今日の赤田選手の送りバントミス、 エンドラン空振り、9回の守備のミスと弱い面も出ることはあるんですが、 その後のプレーでしっかりと挽回できています。 初回ならその後のカブレラ・フェルナンデス選手のホームラン、 5回なら高波選手の盗塁成功・赤田選手のヒット、 9回は失点したものの最後は星野投手と片岡選手の守備で傷口を広げずに済むといったように、 ミスをしっかりとカバーし切れているのがいいですね。 それだけ試合に集中しているということでしょう。 負けが込んでしまうと試合自体よりもミスのことを考えてしまったりでプレーが疎かになりがち。 この2試合は試合自体に集中できたのが大きかったのでしょう。 まだパリーグにはプレーオフがあるわけですし、 この2試合のように最後まで諦めずに集中力を持ってプレーしていってもらいたいです。 とりあえずは5割復帰で挑戦権確保、そこからは一つ一つ積み重ねていって欲しいです。 試合自体は今季のベストゲームに近い内容でした。 クリーンアップの3人揃い踏みというのは今季初めて。ようやく主軸3人の調子が上がってきましたね。 高波・赤田選手の1・2番が出塁してクリーンアップが返すという野球がしっかりできています。 上位で得点できているので、やや調子を落としている石井義人選手など下位の弱さをカバーできています。 投げては先発の西口投手が三者連続三振の素晴らしい立ち上がりを見せ、 大きな波もなくそのまま調子を持続して8回4安打1失点の好投。 宮地選手に打たれたホームランは相手が上手かっただけですし、 乱れかけたのは点差の付いた直後の4回表のみ、そこも無失点で凌ぎましたから文句なしでしょう。 9回に青木投手がピリリとしなかったのと、若干ミスがあったのでベストとは言いませんが、 それに近い大満足の試合であったことは確かです。 いやー、久々に枕を高くして寝れます。 こんなに気分の良い週末は久々ですわ(笑) 今日の試合展開説明。ネットの動画配信より。
先発の西口投手はストレートのキレ・コントロールが抜群でした。 初回からキレのあるストレートが両サイド低めにビシバシと決まり、ホークス打線を圧倒していましたね。 スライダーも悪くなく、上手く相手打者の打ち気を外せていました。 本来決め球であるべきスライダーがストライクゾーン範囲内でしか変化せず、 ストライクからボールへと出し入れできなかったこともあるんでしょうが、 その分ストレートが良く、追い込んでからも力勝負にいけるだけの球威とキレがありました。 今日は主審のストライクゾーンが広く、 とりわけ高低に広かっただけに今日の西口投手は打たれる気配が全くありませんでしたね。 完璧な投球内容だったと思います。ナイスピッチング、西口投手! 2番手で登板した青木投手に関しては… 正直言って複雑。 入団当時の活躍を知っているだけに、今日のような投球内容はとても悔しいです。 ストレートの球威自体はあるんですが、変化球でアクセントを付けられていないというか… スライダーにしてもナチュラルシュートにしても、ストレートとそう大きく変わらないんですよね。 コントロールが良い時は見分けが付かずにそれが武器になっていたんですが… 真中付近に入ってしまう今の投球では苦しいです。 もっと緩急が付けられるようになれば変わってくるんでしょうが… 少し投球に余裕がないように見えました。 1軍での登板が久々だったこともあるでしょうが、 相手打者を呑むような感じで投げていければ好結果に繋がるとは思うのですが… んー、頑張って欲しいです。 打線の方は相手投手の失投をよく見逃さずに打ちましたよ。 前述の通り、今日の審判はストライクゾーンが普段に比べて広かったです(本来ならこれが「普通」サイズ) 1回の赤田選手の打席などは普段ならボールと言われてもおかしくない球、 バントを見送った赤田選手に少なからず同情してしまうほどでした。 (とはいえ、1回表の西口投手の時もそれは同じでしたから、バントはしないといけない) このまま両コーナーを攻められると厳しいかなと思っていたんですが、 高めに来た失投を各打者が逃さずに捉えることができていました。 失投を確実にものにするという意味では打席内での勝負強さが出てきたかなという気がしますね。 打席で集中できている証拠でしょう。良い傾向だと思います。 その中でも特に打撃の状態が良いのがカブレラ選手と赤田選手。 カブレラ選手はとにかく体勢が崩されません。 外角低めのボールからボールになる変化球だろうとも、高めのボール球のストレートであろうとも、 ボールをおっかけずに、体の中心で捉えることができています。 ボール球を打ってはいますが、無理矢理引っ張るわけではなく、 打球を強く押し込むような感じでボールをバットに乗せることができています。 今のカブレラ選手の穴は見当たりませんね。 打ち損じを待つか、内角高めに145キロオーバーのストレートを投げ込むぐらい。凄く頼もしい存在です。 あとは2番に入っている赤田選手ですよね。 とにかく打席に入った時の姿勢がいいです。 以前はやや猫背気味で構えの時に動いていた(悪く言えばぐらつく)感じがあったんですが、 今は背中がピンと張っており、打席内での動きも最小限です。 構えからスイングまで無駄がないことが好調の要因だと思われます。 左右両打席ともに何かを掴んだように見えます。特に右打席。これまでとは明らかに違うものを感じますね。 あとは小技・状況に応じたバッティング、2番打者の仕事をいかにこなせるかという点です。 打撃自体は問題ないので、チームバッティングがどれだけできるかが鍵でしょう。 私は打線のポイントは2番打者だと思っているので、 この調子で赤田選手が打ってくれれば、チームの勝利も自ずと付いてくるでしょう。 赤田選手が2番打者として固定できるかどうか、今後の大きなポイントになりそうです。 反省点としては9回の守備ですかね。 中村選手のファールフライ目測を誤っての落球、 片岡選手の1塁転送が高くて併殺を取れなかったりとライオンズの悪さが顔を出しかけました。 点差があったことで傷口は最小限で済みましたが、 こういう時だからこそしっかりと反省しておきたいものです。 どんな試合でもワンプレーを疎かにしない、そういった野球をしていってもらいたいです。 これでホークス2連戦は2連勝。とりあえずは上々の結果を収めました。 次はロッテとの2連戦。まず初戦を確実に取り、2戦目へと繋げていきたいものです。 今日の試合のように選手もファンも高い集中力で試合に臨んで行きたいですね。 明日もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ソ)和田(6回1/3)−倉野(1回2/3) (西)松坂(9回) (本)カブレラ19号 |
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ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | × | 4 |
ソフトバンクホークスの15連勝を止めたのは松坂投手でした。 いやはや、お見事。ホークス戦に対しては特別なものがあるんでしょうね。とりわけ安定感抜群です。 今日の立ち上がりはボールがばらつくなど特別良いとは思わなかったんですが、 3回からスライダーの制球・キレが良くなり、簡単に相手打者を打ち取れるようになりました。 それ以降は安定感抜群、危なげないピッチングを披露してくれました。 これだけ安心していられたのは久しぶりですね。 エースらしいナイスピッチングだったと思います。 松坂投手にはこの調子で白星を稼いでいってもらいたいですね。 課題の守備の動きも今日は良かったように思います。 中島選手のショート守備、和田選手の守備など随所で光るプレーが見られました。 ソフトバンクもそこらはしっかりしており、試合全体が上手く引き締まっていました。 試合に集中できる良いゲームだったと思います。 勝っても負けても、今日のような試合をやっていってもらいたいものです(^^; 今日の試合展開説明。ネットの動画配信より。
松坂投手のピッチングとライオンズの守備は良いとして、打撃陣に関して言いますと… 良かったり悪かったり。 試合前半はチャンスを掴みながらも得点できないという歯がゆい展開。 送りバントが決まらなかったり、ランナー3塁で犠牲フライが出ないなど、 思うようにランナーを進める野球ができていません。 もっとも2回裏の高木浩之選手の送りバント失敗はミスというには可哀想な気もしますが… バント自体はそんなに悪くなかったように見えました。 ホークスが連勝で余裕があり、勇気を持って3塁に投げられたから失敗になったのでしょう。 切羽詰っているチームならば、無理をせず1塁に送球していたようなバントだったと思います。 まぁ、ただ結果的に失敗になってしまうと… チームとしては辛いっすね。 と、前半はストレスの溜まる展開だったんですが、 5回裏にカブレラ選手がホームランを放つと一気にストレスから解放されてホクホク顔(^^; 和田投手の失投を見逃さずに捉えることができました。 今日の和田投手の出来自体は悪くなかっただけに、得点できたことは励みになります。 繋がりはまだもう少しですが、各打者の調子自体は良さそうですね。 あとは繋ぎの気持ちで完全復調といってもらいたいです。 今回のカードは2連戦ですから、明日のゲームを勝たねば意味がありません。 今日の勝ちを繋げるような戦い方をしましょう! 明日もガンバレ、ライオンズ!! |