(巨人) | |
後藤光貴 投手 | 西武と交換トレードで獲得(3月下旬) |
伊達昌司 投手 | 日ハムと金銭トレードで獲得(3月下旬) |
マレン 投手 | 新外国人投手(4月下旬) |
(ヤクルト) | |
ガトームソン 投手 | 新外国人選手(4月中旬) |
(西武) | |
河原純一 投手 | 巨人と交換トレードで獲得(3月下旬) |
(東北楽天) | |
トレーシー 内野手 | 新外国人選手(5月上旬) |
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 引 | 勝率 | 打率 | 防御率 |
1 | 中日 | 17 | 9 | 0 | .654 | .274 | 4.21 |
2 | ヤクルト | 12 | 11 | 0 | .522 | .253 | 3.67 |
3 | 広島 | 12 | 11 | 1 | .522 | .290 | 4.65 |
4 | 阪神 | 13 | 13 | 1 | .500 | .279 | 3.61 |
5 | 横浜 | 9 | 13 | 2 | .409 | .265 | 4.27 |
6 | 巨人 | 10 | 16 | 0 | .385 | .251 | 5.26 |
セリーグはあまり試合を見ていなかったので、よく分からなかったり(爆) 開幕時は阪神・横浜が良いスタートを切ったと思ったんですが… 気がつけば中日・ヤクルト・広島が上位へ。巨人が低迷となってます。 あまり見ていないだけにボロが出るといけないので簡潔に(^^; 中日は投打の噛み合いが良く、安定した力を発揮しています。 主力のウッズ・福留選手が本調子ではないものの、アレックス・井上選手らが好調。 打線の得点力は昨年以上のものがあります。 投手陣は川上・山本昌・岩瀬投手ら主力は結果を残しているものの、 昨年頑張った若い投手が思うような結果を残せていません。 まだ不慣れなルーキーの中田・石井・金剛・鈴木投手らを積極的に使っている分、 チーム防御率が高くなっている感じでしょうか。 課題としてはやや手薄になっている先発投手をどう揃えるか。 5月は交流戦で6連戦が続くだけに、先発投手の出来が勝敗を左右しそうです。 ヤクルトは開幕こそ出遅れたものの、 川島・五十嵐投手ら故障者が帰ってくるに連れて順位を上げてきました。 昨年まで怪我で思うように活躍できていなかった藤井投手が復活してきているのが大きそうですね。 主力選手の打率も低く、本調子ではなさそうですが、 チームのまとまりがあるだけに今年も上位を狙う力は十分ありそうですね。 広島は4月は好調なだけになんとも言えませんが… ただ例年と違うのが1点。 打線は1番の尾形選手が出塁し、緒方・前田・新井選手ら好調な中軸打者がランナーを返すパターン。 昨年同様、打線の破壊力は高そうです。 投手陣では期待された大竹投手が不調なものの、小山田投手が安定感抜群。 黒田投手との二枚看板になりつつあります。 ここまでは昨年と同じですが、1つ違うのが抑えがベイル投手で固まっていることです。 しっかりとした抑えが一本決まることで、リリーフの役割分担もはっきりし、 これまでよりも安定してくることでしょう。 より強固な勝ちパターンを作れるかどうか、広島の上位進出はそこにかかってきそうです。 阪神は開幕ダッシュを果たし、数字的にはかなり良いんですが… いつのまにかこの位置に。 エースの井川投手がなかなか勝てなかったり、 新ストッパーの久保田投手の救援失敗などの影響なのでしょうか。 主力投手が結果を残せないとなかなか成績も伴ってきませんね。 阪神としては甲子園の大観衆を見方に、交流戦期間で巻き返しを図って行きたいところです。 横浜はスタートは悪くなかったんですが… 抑えの佐々木投手が打たれるに連れて順位が下へ… 新外国人選手のウィット選手も結果を残せていませんし… 厳しいスタートとなってしまいました。 ただエースの三浦投手は例年以上に安定感があり、 打線も4番佐伯・5番多村選手と外国人打者がいなくとも見劣りしませんし、 投手陣の再編次第では十分上位を伺えると思います。 …んー、それにしても佐々木投手の処遇が爆弾になりつつありますね… 2軍でいつまで再調整させるのか、そして復調できるのか… 横浜の最大のネックはそこです。 巨人は投手陣が例年以上の惨状で苦しいスタートとなってしまいました。 エースの上原投手はさすがですが、他の先発投手はイマイチ。 リリーフ陣もストッパー候補のミセリ投手が結果を残せず退団、 シコースキー・林・久保投手らの新ストッパー候補も打たれまくり。 終盤に逆転しても、再び追いつかれ勝ち越しを許す…そんな試合が続いてしまっています。 先発も駒不足、リリーフも不安定… 投手陣の再編が急務です。 打線も長打力は相変わらずなんですが、繋がりがもう少し。 開幕当初からの仁志・二岡選手の1・2番コンビは出塁率が悪く、 新外国人選手のキャプラー選手も打撃で全く結果を残せず。 清水選手を2番に起用し始めてから打線に活気が出てきたのが救いでしょうか。 強力なクリーンアップの前に如何にしてランナーを出すのか、そこがポイントですね。 どうも新規参入の東北楽天ゴールデンイーグルスに世間の目が行ってしまい、 試合自体では地味な感じのするセリーグでしたが、この3・4月は大きな記録が2つ生まれました。 まずはヤクルトの古田選手の2000本安打達成。 大学・社会人とアマチュア野球をフルに経験した選手での2000本安打達成は初めて、 キャッチャーでは恩師の野村克也氏に続いて2人目と偉大な記録を打ち立てました。 強肩でリードが上手く捕手として超一流、それでいてバッティングも高打率を残す。 また試合を離れれば、明るくユーモラスなコメントで周囲を賑やかにし、 グラウンド外では選手会会長として球界に貢献する、非常に「多彩」な人物ですよね。 キャッチャーのイメージを変え、プロ野球界のイメージさえも変えつつあります。 2000本安打達成、おめでとうございます。 もう一人は巨人の清原選手。 長いプロ野球の歴史の中でも7人しか達成していなかった通算500本塁打をマークしました。 高校時代の活躍・西武入団数年の成績を考えると遅すぎたぐらいですが、 無冠ながらもようやく歴代のスラッガーに肩を並べられたような気がします。 巨人移籍前の西武晩年、巨人移籍後の成績の落ち込みぶりはショックでしたが… それを乗り越えての500本塁打、やはり価値があります。 次は504本の張本・衣笠氏、 そして510本の中日・落合監督、536本の広島・山本浩二監督とさらに上を目指していって欲しいです。 ひとまず500本塁打達成、おめでとうございます。 |
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 引 | 勝率 | 打率 | 防御率 |
1 | ロッテ | 22 | 7 | 0 | .759 | .307 | 2.66 |
2 | ソフトバンク | 20 | 12 | 0 | .625 | .279 | 3,49 |
3 | 日ハム | 16 | 13 | 0 | .552 | .260 | 4.02 |
4 | オリックス | 13 | 16 | 0 | .448 | .268 | 4.01 |
5 | 西武 | 13 | 18 | 0 | .419 | .257 | 4.71 |
6 | 東北楽天 | 6 | 24 | 0 | .200 | .224 | 6.15 |
例年なら今年のソフトバンクの成績で「好スタート」を切ったと言えるんですが… ロッテの勝率.759って何ですか!?(^^; 4月終了時点で既に貯金が15。 今も10連勝中、それも西武・ソフトバンクに3タテを食らわせての成績ですから価値があります。 ロッテの独走が光る3・4月のパリーグでしたね。 思えばそのロッテに対して開幕戦に勝利したのは東北楽天でした。しかし翌日には0−26で大敗。 結果的にこの2試合が3・4月のパリーグを決めたように思います。 ロッテの意地がそのまま勝ち星に繋がっていった、そんな気がしますね。 逆に楽天はロッテに火を付け、各球団を本気にさせてしまった… 実力では他のチームと大きな差があるだけに、こうなってしまうとどうしようもありません。 楽天の戦力不足が浮き彫りになってしまう形となってしまいました。 3・4月のパリーグの主役はソフトバンクでも西武でもない。ロッテと東北楽天でした。 パリーグの新しい風を感じます。 ロッテは強いと思ってましたが… まさかここまでとは。既に貯金15、圧倒的な強さです。 数字を見ても分かるように投打に全く隙がありません。 先発はエースの清水直行投手を中心に、渡辺俊介・小林宏之・セラフィニ投手と安定感抜群。 この中で一番防御率が高いのが小林宏之投手で3.09。他は1点台・2点台。 他の先発投手を見ても、加藤康介投手が1.38、小野晋吾投手が3.08、 ルーキーの久保投手が1試合先発して失点なし。 先発投手陣が驚くほど安定しています。 救援陣も抑えの小林雅英投手を中心に、薮田・藤田・山崎投手と駒が揃っています。 成績を見るとあまり枚数がいないように思いますが、それだけ先発が安定しているということでもあり、 投手陣の充実ぶりに目を見張ります。 長年の懸案だった打線も3割をマークするなど好調をキープしています。 最初は楽天との2戦目の26−0のおかげかと思ってましたが… 一時期3割を下回ったものの、ここにきて再び盛り返してきています。 日替わり打線は相変わらずですが、1・2番の出塁率の高さが光ります。 1・2番に起用されることが多いのは、小坂・西岡・堀選手の3人。 小坂選手は.274ですが出塁率は.340、 若い西岡選手は.333、ベテランの堀選手も負けじと.377をマークしています。 1・2番が出塁し、機動力を絡めることで得点を奪う…理想的な野球ができています。 打つだけではなく、エンドラン・小技もできるなど多彩な打線です。 得点を見ず、試合だけを見ているとそんなに離されているようには思えないんですが、 気がついたら1点・1点引き離されている…そんな卒のない野球をやってきます。 勢いだけではないロッテの強さを感じます。 今のロッテは強いチームの野球ができていますね。 正直言って死角はありませんが… 交流戦期間にペースが乱れるかどうかでしょうか。 ロッテが日替わり打線を組む理由として、対戦投手に一番合った打線を組むということがありますから、 データが出揃っていないセリーグのピッチャー陣に対応できるのかどうか、そこがポイントでしょう。 逆に弱いチームの野球をやっているのが昨年日本一の西武ライオンズ。5位と低迷しています。 まず象徴的なのがエースの松坂投手の成績。 6試合登板し、4完投で防御率が2.25と安定しているものの、結果は1勝4敗です。 左腕エースの帆足投手も5試合登板して防御率が1.77、それでも2勝1敗止まり。 セットアッパーの星野投手は2.25、森投手は0.79、抑えの豊田投手は0.90…好成績です。 高卒ルーキーの涌井投手や新外国人投手のライト投手らが先発で炎上し、 敗戦処理投手もつるべ打ちに合うなど防御率は悪くなってますが、 主力投手で接戦を落とすような成績ではありません。 打線も本調子ではないものの、クリーンアップを軸に強力だと思うんですが… 結果は5位の借金5。 何が悪いかと言えば守備です。 毎試合のように失策を繰り返す内野守備陣、 内野ゴロ併殺と思いきや送球が逸れたり落球したりでアウトを2つ取れず。 アウトを取れるところで取れずに余計な失点を与えてしまうパターンが多いです。 防御率のいい松坂投手や帆足投手に思うように勝ち星が付いていないのはそこらが理由です。 守備が安定していれば、打線が低調でももっと勝ち星が付いているんですが… 打線も長打力はあるものの、繋がりがイマイチ。ヒットは出るんですが、打線が繋がりません。 ランナーが出ても機動力が使えずベースに釘付け。 ランナーを進めるのが上手い西武野球がここまで機能していません。 弱いチームの野球をやってしまっています。 ちょうどロッテと西武が逆のチームになった感じがしますね。極端に明暗が分かれています。 各球団がカモにしている楽天に対しても5勝3敗。つまり楽天の勝ち星の半分が西武ということです(^^; 他の4球団は1敗以下だというのに… 西武にとっては苦しいスタートになってしまいました。 ただ一度投打が噛み合えば連勝も狙える力は十分に持っているので、 交流戦を機にチームの気分を一新してもらいたいものです。 ソフトバンクは順調なスタートといった感じでしょうか。良くもなし悪くもなし。 エースの斉藤和巳投手を欠いたものの、昨年ベンチを殴打骨折した杉内投手が0.91の好成績。 和田・新垣投手といった所が本調子ではないものの、星野・馬原投手らが上手くカバーしています。 ホークスの先発投手陣の層の厚さを感じますね。 リリーフもストッパーの三瀬投手に安定感あり。状態が良くなくとも悪いなりに抑えられています。 他にも吉武・神内投手らが好調。投手陣は安定しています。 打線も松中・城島選手ら中軸が打ち始めて上昇ムード。 問題は1〜3番。 開幕2番だった川崎選手は怪我で欠場中、1番候補だった大村選手は打率が2割台前半、 3番のバティスタ選手も2割台前半と思うような働きができていません。 柴原・本間選手を1・2番に起用することで少しはマシになりましたが…ロッテを追い上げるには不十分。 松中・城島選手といった中軸の前にいかにしてランナーを置くか、そこはホークスのポイントです。 日ハムはここまでそんなに目立ってはいないんですが… 成績は付いてきています。 投手陣では開幕投手のミラバル投手が不振で2軍落ち、 打線では新庄選手が.231ともう少し、 小笠原選手も11本塁打を放っているものの打率は.280、 昨年ホームラン王のセギノール選手は.327打っていますがホームランは5本止まり。 なんだか違和感がある成績というか… 役割分担がちぐはぐ。 それでも勝っているのは若いピッチャーの成長でしょうか。 正田投手はこれまでよりもピッチングが安定してきており、江尻投手も既に3勝を挙げています。 3年目の鎌倉投手も先発でプロ初勝利を挙げるなど売出し中。 若い先発投手の頑張りが今の日ハムを支えていますね。 これで打線に本来の力が戻れば… ロッテ・ソフトバンクに並ぶ力が出てくると思います。 オリックスも良くもなく悪くもなく。 心配された投手陣はそれほどでした。 思うように勝ち星は積み重なっていないものの、JP・ケビン・川越投手と三本柱が機能しており、 リリーフも抑えの山口投手を始め、吉川・菊地原投手と悪くないです。 ルーキーの光原投手が3勝を挙げているのも好材料。ここまでは健闘しています。 誤算なのは打撃陣。層が厚いので、エース級以外のワンランク落ちる投手なら打てるのですが… いかんせん中軸打者が機能していないのが辛いです。 1番候補の村松選手は.198、3番の谷選手は.184。 中軸を期待されたブランボー・ガルシア・北川選手らも期待通りの活躍とはいっていません。 中軸打者の復活がオリックス浮上の鍵です。 東北楽天は戦力不足。新球団1年目の寄せ集め集団ということで、チームが全く機能していません。 戦力不足は今になって分かったことではないので仕方ないんですが… 選手起用がちょっと… 田尾監督を始め、首脳陣の選手の見極めが不十分なせいかもしれませんが、 誰を使いたいのかが全く見えてきません。 オーダーは毎日のように変わり、1・2軍の入れ替えもしょっちゅう。 好調な選手を使うというよりはダメな選手を片っ端から落としている感じ、 選手の見極めが出来ていないように思います。 オープン戦の成績を重視するあまりに、昨年結果を残していた竜太郎・斉藤選手らを開幕2軍にするなど… パリーグの他球団ファンからすると「?」な選手起用が続いていました。 4月末になってようやく形が見えてきた感じがしますね。少し慣れるまで時間がかかりすぎました。 あとは1戦1戦を大切に戦っていくことでしょうか。 勝てないからといって投げやりにならず、弱いなりにも全力プレーを見せて欲しいです。 東北楽天に関しては長い目で見守っていきましょう。 今後のパリーグはロッテの独走状態が止まるかどうかがポイントですね。 次の対戦カードは東北楽天… 連勝がまだ続くんでしょうか(^^; その後はセリーグとの交流戦。パリーグの球団がセリーグに対してどういう戦いをするのかに注目です。 ここで今までと違う展開になるかもしれません。 この1ヶ月間が勝負、これを超えるとペナントの行方も見えてきそうです。 |