2004年西武ライオンズ応援日記

10月21日 日本シリーズ第4戦
西武ライオンズ 2−8 中日ドラゴンズ

(中)山井(6回)−落合(1回)−平井(2/3)−岩瀬(1回1/3)
(西)張(3回1/3)−大沼(1回2/3)−三井(2回)−岡本(2回)
(本)リナレス2号ソロ、アレックス1号ソロ、井上1号3ラン、
  中島2号ソロ
中日
西武

張が3被本塁打5失点と炎上。打線は山井に抑えられて完敗。
中盤まで2失点ぐらいでいけば勝機はあると思ったんだがなぁ…
先発の張投手が5回持たずに5失点では話になりません。
山井投手は外の縦スライダーとスラーブで勝負してきただけに、引っ張ると相手の思う壺。
点差が少ない状態で勝負していきたかったんですがねぇ。張投手のピッチングが全てです。
それにしても今年は大事な試合で全く勝てなかった…
森・豊田投手などのリリーフ陣が打たれて勝ち星を逃すという不運が2〜3度あったものの二桁勝利ならずだし。
野球W杯での対日本戦のピッチング、来日当初の連続イニング奪三振記録更新時を知っているものとしては、
今の惨状は信じられない気分です。もう信頼度の貯金を使い果たしてしまったなぁ…
才能ある投手なだけに、このまま尻つぼみで終わって欲しくない。
厳しさを身につけ、来季への飛躍としてもらいたいです。この後のシリーズでも使えそうにないし…(涙)

まぁ、ただその後はそれなりに試合になったので良しとしますか。
大沼投手は2失点してしまったものの、投球内容自体は悪くありませんでしたし、
4番手の岡本投手も好投しています。
ある程度使える目処が立ったのは大きいかなと。ビハインド〜同点ぐらいの時に十分登板させられます。
打線の方も13残塁と拙攻が目立ちましたが、打撃内容自体は悪くなし。
7回にはフェルナンデス選手の右中間のタイムリー2ベース、8回には中島選手の豪快なホームラン、
さらに2アウト満塁でフェルナンデス選手まで回し、抑えの岩瀬投手を引っ張り出したのは大きいです。
最終回も和田選手のバッティングに少なからずヒヤリとしたことでしょう。
中日のリリーフ投手陣にプレッシャーをかけられたのは大きいかと。
これがライオンズの収穫ですね。ただの敗戦で終わらせなかったのは大きいです。

今日の試合展開説明。TV中心です。
1(右)佐藤、2(中)赤田、3(三)フェルナンデス、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(指)平尾、7(遊)中島、8(捕)野田、9(二)高木浩之

1回表 西武先発:張誌家投手
荒木選手、高めストレート打たれてピッチャー返しのセンター前ヒット。
井端選手のカウント2−1からランナースタート、高めにフォーク行くも投げどころ、
しかし野田捕手が握りなおした分だけ送球が遅れてセーフ、盗塁成功。

井端選手、10球粘られてライトファールフライ、2塁ランナースタートで僅かに及ばずセーフ、1アウト3塁。
立浪選手、初球外角低めチェンジアップでショートフライ。
アレックス選手、高めスライダーでサード右のゴロ。
■張投手…ワインドアップが変。豊田投手のように二段モーション気味に。コントロール重視?
       立ち上がりは球が高くてそれほど良くなかったが、中日打線が打ち損じてくれた。ラッキー。
       やはり中日打線にチェンジアップが有効な模様。高めのストレートとのコンビネーション勝負か。


1回裏 中日先発:山井投手
佐藤選手、低めカーブでショートゴロ。
赤田選手、低め縦スライダーで1塁線の弱いゴロ、山井投手の送球が赤田選手に当たってセーフ。エラー。
フェル選手の所で赤田選手が逆を突かれて1塁牽制タッチアウト(2回連続、セーフの後にアウト)
フェル選手、フルカウントから縦スライダーに詰まってサードゴロも、ショートバウンド悪送球、エラー。
カブレラ選手、外角低めスライダーでサードゴロ。
■山井投手…ストレート140キロ後半、スラーブと縦スライダーの組み立て。牽制が上手い。
        クリーンアップに対して外角のスライダー攻め。これが谷繁選手のいう弱点か。
        山井投手のスラーブは近鉄の岡本投手に近い球。オーバーハンドだが、サイドのスライダー。
        変化球の球威はなさそうなんで、引っ張るよりも流した方がスタンドインするかと。
        右方向の打撃で中日バッテリーのデータをぶち壊そう。


2回表
リナレス選手、カーブで追い込むも高めのウエストボールが甘くなって左中間へのソロホームラン。
谷繁選手、外角フォークで空振り三振!
高橋選手、外角低めストレートでセカンド左のヒットコース、高木浩之選手が飛びついて1塁送球アウト!
井上選手、四球。
大西選手、フルカウントから低めチェンジアップでセカンドゴロ。
■張投手…落合監督が審判にクレームをつける。二段モーションに関してか。
       制球は良くなるかもしれないが、球威が落ちるのでいつもどおりでいいかと。
■中日打線…やはり内角を苦手にする打者が多いらしい(井端・立浪・谷繁選手など<松原氏)
         そこを攻めきれるかどうかが鍵。


2回裏
和田選手、外角スライダーにファーストゴロ。
平尾選手、外角低めいっぱいスライダーに見逃し三振。
中島選手、内角シュートを詰まりながらも打ち返すセンター前ヒット!
野田選手、外れて四球、2アウト1・2塁。
高木浩之選手、フルカウントからショート左への内安打! 2アウト満塁。
佐藤選手、外角低めスライダーに空振り三振。
■平尾選手…右打ちが上手い平尾選手は山井投手にピッタリ。予想通りの選手起用。
        山井投手で外角攻めをしてくることを想定したように思われる。
■山井投手…セットから微妙にコントロールが外れ出す。ストライク・ボールがはっきりする。
■ライオンズ打線…これが2回だからなぁ。気分は5回裏ぐらいの攻撃だったよ(笑)
           右打者には徹底した外角攻めなので、基本的にはそこを狙っていけばOK。
           山井投手は外角のスラーブに絶対的自信を持っている模様。それへの対処が鍵。
           セットからはコントロールが荒れがちなのでチャンスあり。焦らず攻めること。

3回表
荒木選手、四球。
井端選手、カウントノーツーから内角ストレートを打ち上げてくれてファーストファールフライ。
立浪選手の初球に外角へと外し、まんまとランナースタート、無難に2塁へ送球してタッチアウト。
立浪選手、高めストレートを引っ掛けさせてセカンドゴロ。
■張投手…二段モーションをやめる。やっぱこっちの方がらしいだろ。大人しい張なんて張じゃねぇ(笑)

3回裏
赤田選手、ノースリーとなるも立て直されて内角ストレート打つセカンドゴロ。
フェル選手、初球外角低めスライダーを狙い打ってセンター前ヒット!
カブレラ選手、外角低めストライクスライダーを捉えるも、わずかにバットの先でセンター手前のフライ。
和田選手、外角低めスライダーにショートゴロ。
■中日バッテリー…対西武の定石にしてきたが、それにしても偏り過ぎている。これで通用するとは思えんが。

4回表
アレックス選手、甘いスライダーを捉えられてセンター右へのソロホームラン。
リナレス選手、フルカウントから四球。
谷繁選手、フルカウントから低めチェンジアップを打たれてショート左を抜くヒット、ノーアウト1・3塁。
高橋選手、高めストレートで攻めて外角チェンジアップで見逃し三振!
井上選手、甘いチェンジアップ打たれてライトスタンドへの3ランホームラン。
■張投手…うーん…ストレートの走りがないとやはり辛い。変化球が多すぎる。
       最近は良いところがないし… 才能はあるのになぁ、残念。


ここでライオンズは投手交代、大沼投手が登板。
大西選手、低めスライダーでセカンド左のゴロ、よく追いついてナイススローアウト!
荒木選手、外角低めスライダーでレフトフライ。

4回裏
平尾選手、外角スライダー打ってピッチャーゴロ。
中島選手、ストレートの四球。
野田選手、フルカウントから高めスライダーを打ち上げてセンターフライ。
高木浩之選手、セカンド右のゴロ。

5回表
井端選手、フルカウントから内角スライダーで空振り三振。
立浪選手、外角ストレートを流されてレフト前ヒット。
アレックス選手、外角フォークで空振り三振!
リナレス選手の所で立浪選手がスタート、送球が高くてセーフ。盗塁成功。
リナレス選手、フルカウントから外角スライダー外れて四球。2アウト1・2塁。
谷繁選手、外角スライダー打たれて左中間への2点タイムリー2ベース。
高橋選手、低めストレートでファーストファールフライ。
■大沼投手…重心が低く、良いストレートを投げている。
■谷繁選手の打席…ストレートで上手く攻めていたのに甘いスライダー。力押しで行けたのに。
             ボールにできなかった甘さが悔やまれる。


5回裏
佐藤選手、外角スライダー打って一二塁間抜くヒット!
赤田選手、外角スライダーに見逃し三振。
フェル選手、外角低めスライダーに空振り三振。捕手が逸らす間に2塁へ。
カブレラ選手、外角低めスライダーにライトフライ。

6回表 この回は三井投手が登板。
井上選手、ストレート打たれてセンター前ヒット。
大西選手、セーフティー試みるもピッチャー前で2塁送球アウト。代走の英智選手を起用。
荒木選手の初球にワイルドピッチ、ランナー2塁へ。
荒木選手、ファーストの頭を越すライト前タイムリーヒット。

井端選手、ショートゴロ併殺。

6回裏
和田選手、高めストレート打つもサードゴロ。
平尾選手、ショートを抜くセンター前ヒット。
中島選手、フルカウントから外角低めスライダーに空振り三振。
平尾選手がスタートで2塁盗塁成功。
代打の石井義人選手、外角スライダーに見逃し三振。
■ライオンズ打線…はまっちゃったなぁ。なんとか点数を取って明日につなげたい所だが…

7回表 この回からキャッチャーに細川選手。
立浪選手、内角ストレートでライトフライ。
アレックス選手、内角スライダーでセンターフライ。
リナレス選手、低めスライダー打たれて三塁線突破の2ベースヒット。
谷繁選手、外角カーブ外れて四球、2アウト1・2塁。
高橋選手、内角スライダーでバットを折るショートゴロ。
■細川選手…内角を積極的に使う。野田捕手が打たれているだけにスタメンあるか?

7回裏 この回から落合投手が登板。
高木浩之選手、外角ストレート打ってショート右のゴロ。
佐藤選手、外角スライダーを打ってピッチャー返しのセンター前ヒット!
代打の小関選手、セカンドゴロ、2塁フォースアウト。
フェル選手、外角低めスライダーを打ち返す右中間抜くタイムリー2ベース!
カブレラ選手、フルカウントから内角高めストレートを選んで四球。
和田選手、外角低めフォークを打ってショート右のゴロ、井端選手が飛びついて2塁へトス、アウト。
■フェル選手…外角のスライダーを上手く打ち返している。中日の攻めに完全に対応。
■カブレラ選手…外角低めフォーク、内角のストレートボール球を見極める。こちらも対応気味。
■和田選手…ちょっと外角低めの変化球に合ってない模様。反省すべし。


8回表 この回から岡本投手が登板。
井上選手、スライダーでレフトフライ。
英智選手、内角低めストレートでセカンドゴロ。
荒木選手、内角ストレートで詰まらせ、セカンド左のゴロ、高木浩之選手がナイス反応アウト!
■岡本投手…内角をしっかりと攻められている。ストレートのキレ◎。
        つーか、めちゃめちゃええやん。これなら張投手じゃなくて岡本投手でも良かったかと(^^;
        内角のストレート、外角スライダー・カーブといいので、今後も使いたい。
■対中日…やはり内角のボールに対して窮屈なスイングをしている。ここを攻めるリードに。


8回裏 この回から平井投手が登板。
平尾選手、外角カットボールに詰まってセカンドゴロ。
中島選手、154キロストレートなど力勝負、高め153キロストレートを捉え、
センターバックスクリーンに飛び込むソロホームラン!

細川選手、高め151キロストレートに空振り三振。
高木浩之選手、初球151キロストレートを捉えるライト前ヒット!
佐藤選手、内角148キロストレートを振り切ってレフト前に落ちるポテンヒット! 2アウト1・3塁。
小関選手、四球、2アウト満塁。
■中島選手…平井選手は直球勝負。その前に152キロストレートに空振り。
        それより速い153キロストレートをホームラン。惚れ惚れする力勝負。
        若い中島選手があれだけの打球を放つとは。凄いの一言。スラッガーの一打。


ここで中日は投手交代、岩瀬投手が登板。
フェル選手、外角低めスライダーに見逃し三振。

■西武打線…外角低めのストライク・ボールの見極めができていない。
        今日の主審は栄村なんでいつもと変わらないはずだが。明日への課題。


9回表
井端選手、フルカウントから高めスライダーでセカンドゴロ。
立浪選手、フルカウントから外れて四球。
アレックス選手、高めストレートで詰まらせるもセンター前ヒット。
リナレス選手、フルカウントからスライダーでファーストファールフライ。
谷繁選手、フルカウントから外角低めスライダーでライトフライ。
■岡本投手…2イニング目、スライダーなどが高めに外れ気味。ここらの安定感が課題か。
■伊東監督が首を捻る訳…中日ではストライクだが、西武はボールが多い。そこらの不公平感か。
■対谷繁選手…外のスライダーは要注意。内角をもっと際どく攻めないと。満塁ホームランが忘れられないのか?


9回裏 サードに川相選手、ファーストに渡辺選手。
カブレラ選手、初球内角スライダーに詰まるもセンター前へのポテンヒット。

和田選手、初球内角スライダーを良い感じで打つも、擦っていて伸びがなくレフトフライ。
平尾選手、低めストレートを捉えるもファーストゴロ併殺。

試合終了、2−8で敗戦。出直し、出直し。


スポーツ新聞紙上では中日の先発が川上投手となっていましたが、実際は山井投手が先発。
ライオンズはこれを読んでいて、新垣投手を想定してオーダーを組んだんですが、
その想定以上のピッチングをされてしまった気がします。
新垣投手よりもスピードはないものの、コントロールが安定していて付け入る隙が少なかったです。
唯一のチャンスは2回裏。あとは点数を与えたことで余裕を持って投げさせてしまいました。
山井投手の持ち球でいいのが、あのスラーブですよね。
オーバーハンドの投手なのに、サイド投手が投げるようなブーメラン気味のスライダーを投げられる、
これには正直脱帽でした。
カブレラ選手はサイド投手のスライダーを苦手にしているだけに、あんな球を投げられたら打てません。
しかもそれを外角低めに集められちゃえばねぇ。山井投手が良かった、それに尽きますね。
ヤマハ出身なので多少は知っている投手ですが、ここまでコントロールよくなると思ってませんでした。
今日のコントロールがあれば、来シーズンは二桁勝てるはず。個人的に頑張って欲しいっす。
あ、いや、このシリーズはもういいから(爆)<7戦とかリリーフで来ないでくれ
間違いなく今の中日で一番嫌なピッチャーです。川上・岩瀬投手以上。

それと今日の試合で明暗分かれたのはキャッチャーのリード。
中日の谷繁捕手は内角中心のリードから外角中心のリードに変わっていました。
1〜3戦は敵ながら何を考えてリードしているのかサッパリだったんですが、
ようやく対西武のリードに辿り着いたようですね。思ったより時間かかったな、初戦から来ると思ってただけに。
今のライオンズは若い打者が多く、積極的に振る打者ばかりなんで、内角よりも外角の方が打ち取れます。
あとはそこにボール球を散りばめるという感じでしょうか。
今日見た限りではまだ甘いです。ストライクゾーンでは打たれます。
山井投手のスラーブだから打ち取れただけ。他の投手ならカブレラ選手はホームランにしていたはずです。
明日以降、どれだけ谷繁捕手はボール球を振らせることができるのか、そこに注目が集まります。

逆に野田捕手は少し迷いがあるかなと。今の状態なら細川捕手の方がいいと思います。
四死球を怖がって内角を攻め切れていないというか… もう少し厳しく構えてもいいんじゃないかと。
中日打線は予想通り内角を苦手にする打者が多いようですから、内角を徹底的に突いていかないと。
野田捕手はまだ甘いかなと。
細川捕手が内角にはっきりと寄っていたのとは対照的。今の投手陣には徹底させた方がいいです。
それができていないから、内よりの甘い球を長打される、カウント球の外角変化球を長打にされる。
少し野田捕手のリードが混乱しているように思います。
今日、7回からマスクを被った細川捕手は内角を攻め切るリードをしているので、
明日は細川捕手に任せてみるのも一つの手かもしれません。

各選手の調子に関しては…
先発の張投手はストレートにキレなし。変化球に頼ったことで、コントロール甘くなって長打の繰り返し。
2番手の大沼投手はストレートが走っていたものの、谷繁選手にスライダーを要求するリードミスで失点。
3番手の三井投手はなんとも言えず。4番手の岡本投手はストレートのキレよしで上々という感じ。
打線は佐藤選手が相変わらず好調。だけど2回裏のチャンスは手を出して欲しかった。
フェルナンデス選手はコースに逆らわない打撃ができており、カブレラ選手も外角攻めは大丈夫そう。
和田選手はやや外角低めの変化球を引っ掛け気味。明日の試合に修正する必要がありそう。
中島選手は8回のホームランが圧巻。中距離打者というイメージが残っていたけれど、それを吹き飛ばす一発。
153キロのストレートをバックスクリーンに運ぶパワー、完全なスラッガー、長距離砲ですね。今後も期待。
中日側も警戒しているようで、外角一辺倒でなく内角を突くなど攻め方は様々。
高木浩之選手は思い切りの良いバッティングで打撃はまあまあ。
守備はとことん冴え渡りファインプレー連発。今日だけで3つの美技。シリーズ通すと数えられず。
…といった感じ。



これで2勝2敗のタイ。
中日バッテリーは西武打線の攻め方を理解し、打線も本来の力を発揮するなど好調を維持しています。
今日の試合を見る限りでは実力どおりの力が発揮できていると思います。
明日は川上投手が先発でしょうし、有利にシリーズを運べるかもしれません。

ただライオンズは互いに実力を出し切った者同士のプレーオフを戦い抜いていますから、
好調の中日と戦えるのは願ったり叶ったりです。それだけライオンズも力を出すことができます。
シーズン通りの外角攻めがされてきてますし、明日からはしっかりとした対応していって欲しい所。
とりわけ外角の球のストライク・ボールの見極めが大事ですね。
バッテリーも中日打線の攻め方をはっきりさせませんと。内角攻めがやはり一番だと私は見ています。
ライオンズに有利な点は中日投手陣に苦手意識が全くないことでしょうね。
岡本・平井・落合投手といったリリーフ陣を打っていますし、先発投手陣にも苦手意識はありません。
これまで見た感じで打てそうにないピッチャーは山井投手ぐらい。他は対応できる投手が多いです。
スラーブや縦の落差あるカーブを使う右投手が来ると厳しいんですが、今のところは山井投手だけですからね。
エースの川上投手もライオンズが右打線ということでカットボールがあまり使えないようですし、
カーブによる緩急に気をつければ十分対処できるはず。
中日投手陣に苦手意識を持っていないのは大きいです。

明日の先発は西口投手と川上投手。
川上投手は良いピッチャーだと思いますが、苦手とするようなピッチャーではありません。
終盤は打線も当たりが戻っていましたし、明日は打ってくれることでしょう。
問題は先発の西口投手。
本来の力が出せるなら、中日打線は鴨にしそうな感じがあるんですが… 病み上がりなだけに心配です。
西口投手の状態がどれだけ上がっているのか。そこに注目が集まりますね。
普通に投げれれば抑えられるはず。西口投手の細腕に全てがかかります。
ホームでの胴上げはなりませんでしたが、
明日の試合で勝利をあげて6戦でシリーズの決着を付けましょう!
明日こそガンバレ、ライオンズ!!




10月19日 日本シリーズ第3戦
西武ライオンズ 10−8 中日ドラゴンズ

(中)ドミンゴ(5回)−岡本(1回2/3)−遠藤(1/3)−朝倉(1回)
(西)帆足(5回1/3)−長田(2/3)−星野(0回)−
 大沼(1回)−小野寺(1回)−豊田(1回)
(本)カブレラ1号2ラン・2号満塁、中島1号ソロ、
  谷繁1号満塁、リナレス1号ソロ
中日
西武 × 10

シリーズ史上初の2本の満塁弾が飛び出す乱打線を制したのは西武! これで2勝!!
いや、凄い試合でした。何度もうダメかと思ったことか。
元気な時にこういう試合は楽しいんですが、風邪気味の時にやられるとまいっちまいます(笑)
勝ってホント良かった。
今までのライオンズならこの試合を落として、ズルズル3連敗していたことでしょう。
プレーオフを戦い抜き、一回り大きくなったチームが中日のデータ以上の力を出しています。
若いだけのチームを乗り越え、新しい西武ライオンズが完成しつつありますね。

試合展開としては序盤が投手戦。
西武先発の帆足投手は内角の真っスラの威力、パームのコントロールともに文句なし。
中日打線が全くあっておらず、エラーなどでランナーを出してからも安定したピッチングを見せていました。
一方の中日の先発:ドミンゴ投手もストレートの球威・チェンジアップともに完璧。
コントロールも安定していて立ち上がりは付け入る隙がありませんでした。
けれど佐藤選手のヒットでランナーが出ると別人に変わり、
チェンジアップがサッパリ、ストレートの球威も落ちて荒れ球になるという変わり様、
そんなストレートではフェルナンデス・カブレラ選手に通用するわけがなく、3点を先制。
さらに中島選手のホームランで1点を加えるなど、4回からはライオンズペースでした。

けれど6回、荒木選手のショートゴロを中島選手がエラーしたことで流れが変わります。
3回に1つエラーがありましたが、その時は1アウトから。
今回は先頭打者で1番の荒木選手ですからね、重みが違いました。
帆足投手は粘り強く投げたものの、立浪選手にヒットを許したことで持ちこたえられなく。
アレックス選手にタイムリー、高橋選手に四球を与えて満塁のピンチ。
ここで長田投手がマウンドに上がるも、カウントを悪くした末に逆転の満塁ホームラン…
一気に中日側に流れが傾いていきました。
6回裏には西武も1アウト1・2塁のチャンスを作ったものの、
和田選手がピッチャーゴロ併殺に倒れて無得点、苦しい展開になっていきました。

その流れのまま7回表は先頭の1番荒木選手がヒット、
2番井端選手がバスターエンドランを決めてノーアウト1・3塁。
中日が伸び伸びとした攻撃をしかけていました。
星野投手がマウンドに上がるも死球でノーアウト満塁。
ここで伊東監督は大沼投手にスイッチ。
アレックス選手にタイムリーを打たれたものの、高橋選手を三振、
谷繁選手をキャッチャーゴロ併殺打に打ちとって1点止まりに。これでまた試合の流れが変わりました。

7回裏、1アウトからエラーした中島選手が2ベースヒットで出塁し、代打の石井義人選手を起用。
ここで落合監督はマウンドに行き、ブルペンも交代の準備をするものの、続投を判断。
この判断が裏目に出て、石井選手は四球、高木浩之選手は四球で1アウト満塁。
ここで佐藤選手がライト線への2点タイムリー2ベースを放ち、同点。
さらにフェルナンデス選手の四球などで2アウト満塁となってカブレラ選手。
ここでも落合監督は続投。
カブレラ選手はストレートを完璧に捉えてレフト場外への満塁ホームラン!
ライオンズが満塁ホームランでお返しをし、再度リードを奪いました。
8回は大沼投手が打たれてしまうも、小野寺投手がナイスリリーフ。
9回は豊田投手が締めてゲームセット。
日本シリーズ史上初の2本の満塁ホームランが出た熱戦はライオンズが制しました。

全く予想できず、流れがあっちいったりこっちいったりする熱戦、
プレーオフでの激闘を思い起こせるような試合でした。
中日らしさを発揮していたのにも関わらず、それを力でひっくり返したライオンズの精神力、
選手が大きく成長してきています。
日本シリーズの歴史に残る素晴らしい試合でしたね。


今日の試合展開説明。TVを見ながら、解説は文化放送の豊田泰光&伊原春樹氏で。
1(右)佐藤、2(中)赤田、3(三)フェルナンデス、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(指)貝塚、7(遊)中島、8(捕)野田、9(二)高木浩之

1回表 西武先発:帆足投手
荒木選手、内角ストレートでサードゴロ。井端選手、パームでセカンドゴロ。
立浪選手、内角高めストレートでキャッチャーフライ。
■リード…内角中心。帆足投手の真っスラを効果的に使っている。上々の立ち上がり。

1回裏 中日先発:ドミンゴ投手
佐藤選手、粘るも内角高めチェンジアップ打ってピッチャーライナー。
赤田選手、低めチェンジアップ引っ掛けて1塁左のゴロ、競争になるも判定はアウト。
フェル選手、高めスライダーに見逃し三振。
■ドミンゴ投手…コントロールがまとまっている。調子は良さげ。

2回表
アレックス選手、低めパームでショートゴロ。高橋選手、低めカーブ打たれてレフト前ヒット。
谷繁選手、内角ストレートでショートゴロ併殺。

2回裏
カブレラ選手、内角ストレートにバットが折れてファーストファールフライ。
和田選手、外角チェンジアップにショートゴロ。
貝塚選手、外角チェンジアップに空振り三振。

3回表
リナレス選手、フルカウントから内角ストレートでサードゴロ。
森選手、パームでショートライナーに打ち取るも中島選手が落球して悪送球、エラーで1アウト1塁。
英智選手、フルカウントから高めストレートで空振り三振!
荒木選手、外角高めストレートで空振り三振!
■中日打線…やはり内角に弱く、高めの球に手を出しがち。西武も特徴を掴めている。
■帆足投手…ランナーを出しても落ち着いて投げられている。中日がサッパリ合ってない。
■テレ朝球種チェック(西村)…パームの見極めがさっぱり。シーズン中も外れまくりだったしなぁ。
                  110キロ台がカーブ、あとはパーム。スライダーは基本的にない。


3回裏
中島選手、低めチェンジアップに空振り三振。
野田選手、高めスライダー打ってファースト左へのゴロ。
高木浩之選手、外角チェンジアップにセカンドゴロ。
■ドミンゴ投手…チェンジアップに打ち取られている。ランナーを出して攻めたい。
■中日のリード…内角中心から外角の変化球で打ち取るリードに。


4回表
井端選手、フルカウントから内角パームでショートゴロ。
立浪選手、内角パームでセカンドゴロ。アレックス選手、低めパームで空振り三振!
■帆足投手…中日打線はストレートに押され、パームも見極められない。内容は完璧。

4回裏
佐藤選手、初球外角低めストレートを捉えてセンター前ヒット!
赤田選手、送りバント2球ファール、ストレート叩きつけて高いバウンドのセカンドゴロ、1アウト2塁。
フェル選手、ファールで粘って10球目内角ストレート捉えてレフト左へのタイムリーヒット!
カブレラ選手、フルカウントから内角ストレートを捉えて左中間への2ランホームラン!!

和田選手、外角スライダーを上手く打つも伸びすぎてレフトライナー。
貝塚選手、外角ストレートに空振り三振。
■ドミンゴ投手…セットから不安定。チェンジアップが抜けてストレートばかり。大チャンス。
■フェル・カブ…ストレートだけなら打つわな、さすが。これでクリーンアップ全員に1本出た。
■貝塚選手…力勝負にいった感じ。脱力系ヒットメーカーだろうに。そんな振り回さなくとも。


5回表
高橋選手、外角パームでライトフライ。
谷繁選手、カウント2−1からパームが足に当たる勿体無い死球。
リナレス選手、外角パームを打たれてホームラン性のライトフェンス直撃の2ベースヒット、1アウト2・3塁。

森選手、低めパームボールで空振り三振! 2アウト2・3塁。
英智選手、ストレートでサードゴロ。
■この回…リナレス選手の当たりは行ったと思う打球。2点が0点だからな、これはでかい。
■帆足投手…投球内容は冷静そのもの。ただマウンドは気迫満点。森選手を三振に取った時はガッツポーズ!

5回裏
中島選手、初球内角ストレートを捉えて右中間スタンドへのソロホームラン!
野田選手、外角ストレート打ってショートゴロ。
高木浩之選手、内角低めチェンジアップを捉えるホームラン性打球も伸びなくライト左へのライナー。
佐藤選手、粘るも内角ストレートにライトフライ。
■中島選手…これでホームランを打って欲しい選手が全員揃い踏み。あとは貝塚選手のタイムリーのみか。
■佐藤選手…ほんといいバッターになったな〜 西武の1番では辻選手と同等に扱って良かろう。


6回表
荒木選手、ショートの中島選手がショートハーフライナーをこぼすエラー。
井端選手、内角ストレートで高いバウンドのサードゴロ、2塁送球フォースアウト。1アウト1塁。
立浪選手、内角高めストレート打たれてライト前ヒット、1アウト1・2塁。
アレックス選手、初球内角ストレートでバットを折るもショート右抜くタイムリーヒット、1アウト1・2塁。
高橋選手、フルカウントから四球、1アウト満塁。

ここでライオンズは投手交代、長田投手が登板。
谷繁選手、カウント1−3から内角ストレート打たれて、レフトへの満塁ホームラン。
リナレス選手、真中ストレート打たれてライト前ヒット。
森選手の初球ワンバウンドしてリナレス選手が2塁へ。

森選手、外角ストレートで見逃し三振!
英智選手の所でリナレス選手が3塁へ盗塁、フェル選手がタッチするも今度はノータッチと言われセーフ。
英智選手、スライダーでライトフライ。
■立浪選手…三味線を弾かれた印象。初球内角ストレートに腰を引き、次の内角ストレートを打たれた。
■長田投手…打たれたのはしゃーない。その後を抑えればそれでよし。これで次も使える。


6回裏 この回から岡本投手が登板。
赤田選手、初球ストレートを流してレフト前ヒット!
フェル選手、低めフォークに空振り三振。
カブレラ選手の初球にキャッチャーが股抜き、労せずして2塁へ。
カブレラ選手、外角攻めで四球、1アウト1・2塁。
和田選手、外角低めスライダーにピッチャーゴロ併殺。
■岡本投手…そんないいとは思わないんだけどなぁ。大沼投手よりストレート遅いし。
         チャンスを逃す、残念。1アウト満塁貝塚選手を想定してたんだが。
■最後の1球…スライダーが打者にとって良い高さに来るも、よく落ちて凡打に。ナイススライダーか。


7回表
荒木選手、ピッチャーの手を弾くセンター前ヒット。
井端選手、初球バスターエンドランでサードの頭を越すヒット、ノーアウト1・3塁。

ここでライオンズは投手交代、星野投手が登板。
立浪選手、死球、ノーアウト満塁。
ここでライオンズは投手交代、大沼投手が登板。
アレックス選手、外角ストレート打たれてセンター前タイムリーヒット。
高橋選手、低めフォークに空振り三振! 1アウト満塁。
谷繁選手、低めスライダーでキャッチャー手前のゴロでホーム踏んで1塁転送アウト、併殺。

■この回…絶体絶命の場面で誰を出すかと思いきや…大沼投手? 大丈夫なんか?
■審判…うーん…そんなに1戦を恨んでいるのかっつーほどこちらに辛い。
      いつもならハーフスイング2つは取ってると思うんだが。
■アレックス選手…スライダー空振り、スライダーハーフスイングボールでストレート。徹底しろよ<2戦と同じ
■大沼投手…今日は調子良さそう。フォームのバランスがいい。低めのスライダー・フォークがいい感じ。
        あれだけスライダー・フォークが良かったなら、3球続ければ…<アレックス選手
        つくづく2球目のハーフスイングをボールと言われたのが辛い。


7回裏
代打の小関選手、低めストレートにセカンドゴロ。
中島選手、内角フォーク捉えて三塁線突破の2ベースヒット!
代打の石井選手、低めフォークを選んで四球。1アウト1・2塁。
高木浩之選手、右肘に当たる死球、1アウト満塁。
佐藤選手、初球外角ストレートを捉えてライト線抜く2点タイムリー2ベース!
赤田選手、カウントノーツーから1球見た後の内角低めフォーク打ってファーストゴロ、
3塁ランナーホーム突入タッチアウト、2アウト1・3塁。
フェル選手の初球に1塁ランナースタートで盗塁成功、2アウト2・3塁。
フェル選手、四球で2アウト満塁。
カブレラ選手、真中ストレートを完璧に捉えて左中間場外への満塁ホームラン!
■岡本投手…フォークが落ちなくなっている。チャンス。
(石井選手の所で岡本投手の表情が映るもイマイチ、疲れている。なんで代えなかったんだろうか?)
■カブレラ選手…打席に入る前に中日ベンチをちらちら。普通なら投手を代えるところなだけに。
          直前のボール、内角高めストレートに空振り(カブレラ選手の弱点)
          同じ所を狙うも真中に来て満塁ホームラン。


ここで中日は投手交代、遠藤投手が登板。
和田選手、外角ストレートを捉えてホームラン性のライトフェンス直撃の2ベースヒット!
小関選手、四球。中島選手、内角ストレートに詰まってショートフライ。

8回表 この回からキャッチャーに細川選手。
リナレス選手、カウント1−3から真中ストレート打たれてレフトスタンドへのソロホームラン。
代打の森野選手、内角ストレート打たれてライト線の2ベースヒット。

ここでライオンズは投手交代、小野寺投手が登板。
代打の井上選手、内角ストレートでファーストゴロ、ランナー3塁へ。1アウト3塁。
荒木選手、フォークでショートゴロ、1塁に送球してアウト。ランナーホームイン。
井端選手、低めフォークでセカンドゴロ。
■細川選手…荒木選手の所でサイン違いがあったが、なんとか捕球する。
        細川選手は高めに構え、小野寺投手は高めからフォークがすげー落差(^^; よく捕ったわ。
■小野寺投手…急遽出てきたわりにはストレートとフォークのスピード感が凄い。ナイスピッチ。


8回裏 この回は朝倉投手が登板。
細川選手、ストレートを捉えるもレフト後方のライナー。
高木浩之選手、外角ストレートを打つもレフトフライ。佐藤選手、ストレートでサードゴロ、ランニングスローアウト。

9回表 この回は豊田投手が登板。
立浪選手、低めフォークで空振り三振!
アレックス選手、初球低めカーブでショートゴロ。
高橋選手、低めフォークで空振り三振!
試合終了、10−8で勝利!!
■豊田投手…ストレート140前後もカーブ・フォークを効果的に使って3人斬り!


ポイントはムチャクチャ多いんですが… 幾つか挙げておこうかと。
1・2戦に比べると、今日のライオンズバッテリーの攻め方は全般的に良かったと思います。
内角を大胆に突き、低めの落ちるボールや高めの釣り球で打ち取るピッチング、それができていました。
ただ肝心な所でミスをしてしまいましたね。それが8失点という結果に繋がってしまいました。
1つ目のミスは6回表の立浪選手の打席。
初球内角ストレートで立浪選手が腰を引いて見送ったんですよ。
それを見た時、一瞬、「お、内角でいけるぞ」と思ったんですが、
ベテランの立浪選手で監督があの落合監督、三味線を弾いて誘ってるかもしれんと思い直しました。
だから外角に落とすボールいってくれよ〜と思ってたら、正直に内角ストレートやや甘めをパカーンとヒット。
バッテリーが立浪選手の誘いにまんまと乗ってしまった瞬間です。
この1球の判断が好投の帆足投手がKOする結果となってしまったように思います。
ここで抑えてれば7回までは行けたはず。バッテリーの若さが出てしまいました。

2つ目のミスは7回表ノーアウト満塁のアレックス選手の打席。
初球低めスライダーで空振り、2球目低めスライダーで空振りを誘うも、判定は辛くてハーフスイングなし。
これでどうするかと思いきや、バッテリーは外角ストレートを選択してタイムリーヒットで1点を失いました。
第2戦、この時は森−細川バッテリーがアレックス選手に変化球で追い込んでいながら、
高めストレートで犠牲フライを打たれてしまうという場面があったはずです。
この場面は徹底して低めの変化球を投げていけばよかったように思います。
その後の打者への投球を見ていると、スライダー・フォークのコントロール・キレが抜群だっただけに、
勿体無かったかなと。
結果的に谷繁選手を併殺打に取るなど、1点で抑えられたんですが、上手く攻めれば0点で終わったかもしれません。
他にもカウントを悪くして、四球を嫌って打たれたりと両捕手ともまだまだリードに不安あり。
明日以降の試合にこの反省を生かしていってもらいたいです。
基本的な攻め方はいいと思うので、不利なカウントでの攻め方の再考、
ピンチで徹底した攻めを貫くこと、この2点をキャッチャーに求めたいです。

勝敗を分けたのは投手リレー。
ライオンズは6回1アウト満塁で長田投手にスイッチ。この交代時期は良かったと思います。
今日の帆足投手に対して中日打線は合ってませんでしたし、井端選手に対してもよく投げていました。
代えるとすればアレックス選手に打たれたところでしょうが、1点入っただけだったんで我慢するのは当然。
長田投手投入もシーズン通りで問題なかったんですが、ただ一点、シリーズ初登板というのが災いしました。
腕が振れずにカウントを悪くして満塁ホームランを浴びて失点。結果的に裏目に出てしまいました。
逆に成功したのが7回ノーアウト満塁という絶体絶命のピンチでの大沼投手の投入ですね。
コントロールに不安があり、プレーオフでも結果が残っていなかった大沼投手、
正直この場面では「どうして?」と思うような起用でした。
それでも大沼投手を信じて投入した伊東監督、さすがです。
今日の大沼投手は低め変化球にキレがありました。
アレックス選手には打たれてしまったものの、高橋選手を低めフォークで空振り三振、
谷繁選手を低め変化球でキャッチャーゴロ併殺に打ち取るなど1点で抑えきりました。
この絶体絶命のピンチで大沼投手を登板させた伊東監督の勇気、これが勝利を呼びましたね。

一方の中日は7回のピンチで岡本投手を続投。
石井義人選手の所で代える仕草もあったし、その後も交代のチャンスはあったはずです。
岡本投手はスライダー・フォークのキレが悪く、表情も良くありませんでした。
投球フォームもバラバラで誰の目から見ても続投不能なのに続投させた落合監督、ちょっと分かりません。
わざとカブレラ選手に打たせた、そう取られてもおかしくない場面でした。
自分ならカブレラ選手の所で平井投手を送りますが… うーん、なんでだったんだろうか。
どういう意図があったにせよ、この1戦に関しては裏目に出てしまいましたね。勝負を決しました。


それにしても試合後の伊東監督のインタビュー、そこはかとなく落合監督に対抗意識燃やしてますね(^^;
カブレラ選手の満塁ホームランでのガッツポーズについて聞かれ、
「喜ぶ時には喜ぶのが普通でしょ」と落合監督に皮肉を言うリップサービスっぷり。やはり負けず嫌い、熱い男です。
しかし落合監督の2戦目のインタビュー、
ライオンズがシーズン1位チームでないことを意識したような発言をしていましたが…まだ分かってないんですかね。
シーズン2位であることは認めますが、ならどうしてプレーオフ8戦を勝ち抜いて勝利できたのか、それが分かってない。
元々ダイエーを下せるだけの力を持っていたということです。偶然の勝利ではないということです。
そういった気持ちがある以上はライオンズが有利に試合を運べるでしょうね。



シリーズの勝敗を大きく左右しかねない第3戦はライオンズが勝利しました。
現役・解説者の方々は「7戦までもつれる」と言ってますが、私はそうならないと思ってます。
たいした理由はないんですけどね。ただなんとなく漠然とそんな気がしています。
そういう意味では今日の1勝はとても大きな1勝です。中日の試合をひっくり返せたのは大きいですよ。

打線は打つべき人が打って流れに乗っています。あと打って欲しいのは貝塚選手だけです。
佐藤選手が好調で打線を引っ張ってますし、クリーンアップもボール球に手を出さず好調をキープ。
中日バッテリーの攻め方もそんなに悪くないと思いますが、もう各選手がデータを超えてますから意味ないです。
投手陣はまだ課題があるものの、小野寺・豊田投手がしっかりしているので最後は磐石です。
キャッチャーのリードが徹底されるかどうか、それ次第ですね。
攻め方は定まっているようなので、それを貫いてもらいたいです。
中日も良い試合をしていますが、先発投手が先に崩れているだけに苦しい試合となっています。
ライオンズの方が少しずつ流れを掴みつつあると思います。

明日は張誌家投手の先発が有力。
高めの伸びあるストレートと低めのチェンジアップは中日打線に通用すると思います。
本来のピッチングができれば大丈夫。帆足投手同様、期待できると思います。
中日の先発は左の小笠原投手が有力。
私はよく知らない投手なのでなんとも言えませんが… 今の打線なら打ってくれるでしょう。
DHには犬伏選手が入るのかな? 左殺しの猛犬に期待です。
台風の影響が心配ですが、この調子で波に乗っていきましょう!
明日もガンバレ、ライオンズ!!




10月18日
日本シリーズ1・2戦の感想
寝たら頭がすっきりして冷静になりました。
珍しく熱くなりすぎました、いけねぇいけねぇ(苦笑)

第1戦はプレーオフを勝ち抜いて自然体で入れた西武が硬さの見られた中日を破ると試合でした。
西武先発の石井貴投手は内角を大胆に突く投球で好投、打撃をさせませんでした。
一方の川上投手は打たれながらも要所を締めて、ホームランとエラーの2失点のみ、
負けはしたもののエースとして試合を作りました。
第2戦は雪辱に燃える中日が松坂投手相手ということで闘志に火がつき、
硬さも消えて本来の野球ができるようになっていました。
井上選手のファインプレーで失点を防いだ中日が、
コントロールが荒れ気味で3つの死球を与えるなど外角中心にならざるを得なかった松坂投手を攻め、
終盤に一気に逆転して勝利を収めました。

昨日の試合を冷静に振り返ると、打たれた場面はどれも配球が読まれる場面ばかり。
死球直後の外角攻めだったら、初球に外角の変化球でカウントを取りにいく場面だったり。
昨日の松坂投手はスライダー・カットのコントロールが悪過ぎて、
死球を与えてしまうことで外角一辺倒のピッチングになってしまいました。
そこを中日打線に絞り込まれてしまい、痛打されてしまったのでしょう。
確かに伊東監督の言うとおり、修正点はこの1点のみでしょうね。
内外角の投げわけ、コントロールを再確認すること。
次回登板は普通にできると思いますから、松坂投手らしいピッチングをしてくれることでしょう。

この1・2戦を見て、中日のデータはおおよそ取れたと思います。
私は素人ですし、シーズン中の中日を見ていないので分かりませんが…気づいたことを少々。
中日打線はかなり狙い球を絞って打ちに行っているように思えました。
昨日はわりと読みやすいというのもありましたが、決め打ちしてくるケースが多かったように思います。
だから意外と高めの球にも手を出してくるし、低めの落ちる球にも手を出してくる感じ。
8回のアレックス選手の打席、全部低めの変化球で行ってれば三振取れたはず。
相手に配球を読まれないようにしながら、徹底することが必要だと思いました。一度読むと頑固な感じ。
配球の読みもオーソドックスだった印象があるので、
酔うリードではなく、セオリーを外したリードをすることが必要かと。昨日は綺麗過ぎました。

あとは石井貴・松坂投手並びに、川上・山本昌投手の配球を見ていると、
中日打線は内角の球と緩急に弱いのかなと思いました。
ライオンズの打者は両投手の内角の球を軽々と運んでいたのに対し、
中日の打者は石井貴投手の内角球に詰まってばかり。初戦で緊張もあったんでしょうが淡白でした。
両チームの配球を見ていると、セリーグでは内角攻めがかなり有効なのかなと。
初戦の石井貴投手のように大胆に内角を突くピッチングが大切になってきます。
外角は逆らわずに打つバッターが多いので厳しく行かないと。
昨日はストライクゾーン外に狭かったし、あれでは抑え切れません。
それと決め打ちしているからか、緩急差にやられている印象もあります。
チェンジアップに全然あっていませんでした。中盤に松坂投手が持ち直せたのはこれのおかげ。
カットの後にノーマルスライダーを投げると泳いだりしてましたし、タイミングを狂わす球がポイントかと。
星野投手のカーブも効果的に見えました。

西武ドームで先発が有力なのは帆足・張誌家・西口投手。
この3人は内角攻め・緩急が使えるだけに楽しみです。
帆足投手は内角を大胆に突いて、パームを落とすピッチング。
内角低めにパームを落とせれば中日打線に上手くはまると思います。右打者への内角攻めが鍵。
張投手は高めのストレートにキレがあり、チェンジアップもかなり有効
高低と緩急があるので中日打線に一番良かったりするかもしれません。
シーズン終盤、プレーオフと結果が残せてないだけに、日本シリーズでは期するものがあるでしょう、期待。
西口投手は落ちるスライダーやダイナミックなフォームに期待大。
シリーズで勝ち星こそついてませんが、どの試合も好投していますからね。
3人とも怖いのはホームランというピッチャー、
中日打線は決め打ちしてきますが、長打力自体はそれほどでもなし。
その分、大胆に攻められるでしょうね。この3投手には期待大です。


打線の方ですが、カブレラ選手とDHで出場するであろう貝塚選手が打てば完璧といった所でしょうか。
ここまでは上出来だと思います。中日のリリーフ陣を一通り見ましたし、慣れてくるでしょう。
中日のリリーフ陣は言われているほど脅威は感じませんでした。枚数はさすが、豊富。
平井投手の球速があそこまで戻ってるとは思いませんでした。いやー、嬉しいっす。
岡本・平井投手らはパリーグによくいる速球派リリーフという印象。
昨日のように簡単に打ち上げてしまってはダメ。失投を逃さずに打つことが大事だと思います。
落合投手はサッパリでしたし、バルデス投手も速球中心なので狙いやすい印象あり。
怖いのは岩瀬投手でしょうか。タイプ的にはダイエーの三瀬投手といったイメージ。
素晴らしい投手だと思いますが、全開という感じでもないので、
外角のカウントを取るストレートを狙っていけば打てなくもないかと。
中日のリリーフ投手陣が出てきたからダメだという感じは受けませんでした。
嫌なイメージを受けなかったことは良かったと思います。十分勝機あり。


兎にも角にも第3戦が勝負の分かれ目。
両チームが1・2戦を生かしてどういった戦い方をしてくるのか、要注目ですね。
明日こそ、ガンバレ、ライオンズ!!




10月17日 日本シリーズ第2戦
西武ライオンズ 6−11 中日ドラゴンズ

(西)松坂(6回1/3)−星野(2/3)−森(1回)
(中)山本昌(4回1/3)−落合(2/3)−平井(1回)
 −バルデス(1回)−岡本(1回)−岩瀬(1回)
(本)フェルナンデス1号2ラン、和田2号ソロ、立浪1号3ラン
西武
中日 × 11

松坂が7回に5失点の炎上… まさかの逆転負けを喫する…
松坂投手の弊害が出てしまいましたね…
「相手を燃えさせてしまう」、これが出てしまいました。
沈黙していた中日打線を完全に甦らせてしまうピッチング。
誰もが名前だけで良いピッチャーと認める人間、それが選手の闘争本能に火をつけてしまいます。
松坂投手を打てばそれだけ名前が上がりますからね。
日本的にもそうだし、メジャーのスカウトにもアピールできる。そういった存在なんです。
松坂投手も同年代以下には絶対に抑えてやるという強い心を持てるようなんですが…
んー、良い投手の宿命なのか…なんとかそれを超える所を見てみたい…
今日もその願いは叶いませんでした…

しかし完全な勝ちゲームをこんな形で落としてしまったのは悔やまれます。
ライオンズにとっては昨日の勝ちを帳消しにしてしまうぐらい、いや、それ以上ショックな敗戦ですよ。
序盤のKO劇なら諦めもつくんですが、終盤のKO劇でしょう。ショックです。
もう悔しくて仕方がない… こんな苦々しい思いは絶対にしたくない。
今日の悔しさをバネに日本一の座を掴み取りたい、ファンの私がそう思うほどの試合でした。
きっと選手達の方がもっともっと何倍も悔しいことでしょう。
本拠地に帰ってからこの悔しさを倍返しに晴らして欲しいです!

今日の試合展開説明。TVのみ。
1(右)佐藤、2(中)赤田、3(三)フェルナンデス、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(遊)中島、7(捕)野田、8(二)高木浩之、9(投)松坂

1回表 中日先発:山本昌投手
先頭の佐藤選手が低めストレートを捉えるライト前ヒットで出塁するも、
赤田選手は送れずに内角低めストレートに見逃し三振。
しかしフェルナンデス選手が内角高めストレートを完璧に捉えて、
左中間スタンドに飛びこむ先制2ランホームランを放ち、ライオンズが先制します。
この後、カブレラ選手が四球で出塁するも、和田選手が併殺打で3アウトチェンジ。

1回裏 西武先発:松坂投手
1アウトから井端選手にセンター前ヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

2回表
三者凡退。

2回裏
三者凡退。

3回表
1アウトから佐藤選手がセンター前ヒットで出塁するも、後続が倒れて無得点。

3回裏
先頭の森選手に一二塁間抜くヒットを許し、山本昌投手にバントを決められて1アウト2塁。
続く荒木選手に死球を与えてしまい、1アウト1・2塁。
井端選手に外角低めストレートをライト前に運ばれるヒットを許して1アウト満塁。
ここで立浪選手をセカンドゴロに打ち取るも、高木浩之選手のトスが逸れ、
ランナーの井端選手に足を取られて1塁へ転送できず。
併殺ならずで3塁ランナーホームイン、0点が1失点となってしまいます。
この後、アレックス選手に高めストレートを打たれるタイムリーヒットで2失点目、
森野選手への死球で再び満塁にしてしまった後、谷繁選手に押し出し四球。
勝ち越し点を許してしまいます。
さらに井上選手にも良い当たりをされるも、これはライトライナー。

4回表
先頭のカブレラ選手が内角低めカーブを捉えるレフト左への2ベースヒットで出塁するも、
三者連続三振に終わってしまって無得点。

4回裏
2アウトから荒木選手に外角スライダーを捉えられ、
あわやホームランというレフトフェンス上部ギリギリの2ベースヒットを許すも、
井端選手を外角低め156キロストレートで空振り三振に取って無失点。
■松坂投手…立ち上がり変化球のコントロールが悪かったが、
         チェンジアップを使うことで立ち直ってくる。

5回表
先頭の高木浩之選手がセンター前ヒットで出塁するも、松坂投手は送れずにスリーバント失敗。
しかし佐藤選手が内角ストレートを引っ張る3塁線突破のタイムリー2ベースを放ち同点、
さらに赤田選手も低めカーブを捉えるレフト左へのタイムリー2ベースを放って勝ち越します。
ここで中日は2番手の落合投手にスイッチ。
フェルナンデス選手は打ち損じのピッチャーゴロ、2アウト2塁。
カブレラ選手は敬遠されて2アウト1・2塁となるも、
和田選手がフォークを力で運ぶレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを放って追加点。
なおも2アウト2・3塁とチャンスは続くも、中島選手は敬遠で満塁。
野田選手の当たりは左中間の真中に上がるも、レフトの井上選手が飛び込んでダイビングキャッチ!
中日のファインプレーに阻まれ、大量点とはいきません。

5回裏
三者凡退。

6回表 この回は平井投手が登板。
1アウトから松坂投手が内角147キロストレートを捉えるレフト前ヒットで出塁するも、
後続が倒れてしまい無得点。

6回裏
三者凡退。

7回表 この回はバルデス投手が登板。
2アウトから和田選手が内角シュートを擦り上げる左中間へのソロホームランを放ち追加点。

7回裏
先頭の代打大西選手を外角ストレートで打ち取るも、高いバウンドとなる人工芝ヒットになってノーアウト1塁。
荒木選手はライトライナーで打ち取るも、
井端選手に低めストレートを打たれるセンター前ヒットを許し、1アウト1・3塁のピンチ。
ここで立浪選手のカウントノーツーから外角に投げるはずだった球が高めやや内角寄りの失投となってしまい、
立浪選手が思いっきり引っ張ってライトスタンドに飛びこむ同点3ランホームラン…
まさかの一発で同点に追いつかれてしまいます。
さらにアレックス選手にフルカウントから四球、森野選手に死球を与えてしまい、1アウト1・2塁。
ここで谷繁選手に外角スライダーを打たれるレフト左へのタイムリー2ベースを許して逆転されてしまいます。

ライオンズは松坂投手を諦め、2番手の星野投手にスイッチ。
代打の高橋選手にはセンター前タイムリーを許してしまうも、森選手を内角スライダーで空振り三振、
大西選手をレフト後方のフライに打ち取って3アウトチェンジ。

8回表 この回は岡本投手が登板。
代打の小関選手が登場するも打ち上げてしまってセンターフライ。
2アウトから代打の石井義人選手がショート右への内安打を放つも、佐藤選手が倒れて無得点。

8回裏 この回は森投手が登板。キャッチャーに細川選手。
1アウトから井端選手にセンター前ヒットを許し、
立浪選手には内角低めフォークを打たれる一二塁間抜くヒット、1アウト1・3塁のピンチ。
ここでアレックス選手を低めの変化球で追いこむも、内角高めストレートを打たれてセンターへの犠牲フライ。
さらに途中出場の英智選手にフォークを打たれて前進守備右中間を抜くタイムリー3ベースを許し、
谷繁選手にはストレートを打たれるタイムリーヒットを許してしまうなど3失点。
6−11としてしまいます。

9回表 この回は岩瀬投手が登板。
2番赤田選手からの好打順も三者凡退。
試合終了、6−11で逆転負けを喫してしまいました…


試合のポイントは色々ありますが、5回表の井上選手のプレーでしょうかね。
もしも野田選手の当たりがヒットになっていれば、中日の2度の敬遠策は完全に無駄となっている所で、
ダイエーとのプレーオフ最終戦のような展開になっていたはずです。
それを阻止したという意味では、井上選手のファインプレーは素晴らしいビッグプレーでした。
もう一つのポイントは同点に追いつかれた後の松坂投手のピッチングです。
3回も7回も死球を与えるなどピッチングが動揺しており、
3回には押し出し四球、7回にはランナーなしから四球と自ら苦労を背負い込んでしまっています。
豊田投手がプレーオフで打たれてしまい、同点に追いつかれたとしても勝ち越し点を許さなかったのに対し、
松坂投手は打たれるどころか自ら傷口を広げて失点を重ねてしまったわけです。
これが最大の失態でしたね。
打たれたのはしゃーないわけです。立浪選手の3ランも勿体無かったですが、我慢できます。
我慢できないのは打たれた後のだらしないピッチング。そこを締めなければエースと呼べません。
追いつかれた後のピッチング、打たれた後のピッチング、それが松坂投手の課題です。

松坂投手の調子自体ですが、あまり良いとは思いませんでした。
球速表示では156キロなど速かったようですが、球離れはやや早かった気がします。
見た目で「あっ!?」と驚くようなストレートを投げていなかった感じがします。
中盤は持ちなおしたのでいけると思ったんですが…ダメでした。
それ以上に悪かったのは変化球、スライダーのコントロール。
立ち上がりから高めに浮きがちでなかなかコースに決まらない状態。
3回に同点に追いつかれた後、チェンジアップやカットボールを多用する細川風リードに変えて立ち直ったんですが、
肝心な所ではスライダーが甘くなってしまって連打を食らう結果に。
左打者にはチェンジアップを有効的に使ってたはずなんですがねぇ…それがあまり見られませんでした。
カットボールも外れ気味で死球を量産してしまう結果に。苦しいピッチングを強いられました。
7回の炎上のような展開になるとは夢にも思いませんでしたが、
打たれてもおかしくないぐらい不安定な投球内容だった気がします。
序盤3回のピッチングを見ていた時は、中日打線に助けられていた印象で、
ダイエー打線ならとっくにKOされていると思ったほど。
一発は少ないものの中日打線の繋がりはそれに匹敵するものがありますね。凄かったです。
なんかなぁ… 公式戦でも名古屋ドームで炎上してるし… マウンド合わないんでしょうか?

打線の方は良いものの、カブレラ選手に当たりが少ないのが心配です。
前後のフェルナンデス・和田選手がホームランを打っているだけに、振りまわさなければいいのですが。
西武ドームで本領発揮といくように頑張って欲しいです。
あと森投手は使えなさそう。
残念ながらシーズン通りの悪いピッチングでした。ストレートの走りはない、フォークは落ちないの二重苦。
試合が決まった展開では投げさせられても、接戦ではあまりにも厳しいと言わざるをえず…
経験のある投手なだけに期待してたんですが…残念。



これで日本シリーズは1勝1敗。
第1戦を勝っておいて良かったんですが、あまりにも手痛い一敗となってしまいました。
中日を目覚めさせただけならまだしも、実力以上のものを引出してしまい、勢いづけちゃいましたからね。
イーブン所か中日の方の勢いが増してしまいました。
これを覆すのは容易なことではなし。
しかしライオンズはプレーオフでこういった厳しい戦いを制してきたわけです。
西武ドームに帰ることで気分転換をし、自信を持って試合に臨んでもらいたいですね。ファンも応援しますよ!
力を出し切ったもの同士の戦い、上等じゃないですか。日本シリーズはこれからです!
明後日から、ガンバレ、ライオンズ!!




10月16日 日本シリーズ第1戦
西武ライオンズ 2−0 中日ドラゴンズ

(西)石井貴(7回)−小野寺(1回)−豊田(1回)
(中)川上(7回)−岡本(1回)−岩瀬(1回)
(本)和田1号ソロ
西武
中日

石井貴が7回2安打無四球の好投を見せて勝利! 完封リレーで初戦を飾る!
ライオンズにとっては儲けの勝利、中日にとっては予定範囲内の敗戦となりましたね。
ライオンズは松坂投手を2戦に回し、1戦目は石井貴投手で様子を見に来た印象。
相手の川上投手を打ち崩すのは難しいと思っていただけに、
今日の試合はそれほど勝算があったわけではなかったはずです。
それが中日打線が元気なくて完封リレーですからね。儲けましたよ。

一方の中日は敗戦という結果は予定外だったものの、
川上投手やリリーフ陣が打ち込まれたわけではありませんし、
選手に硬さもあってか、打線が淡白で元気がなかっただけ、予想範囲内の敗戦でしょう。
シーズン中も打てない試合はありましたが、落合監督が打線を責めず、
次の日には切り替えられていましたから、今日の結果は当てにしてはいけません。
川上投手らはライオンズ打線に探りを入れていた感じもあったんで、2試合目からも要警戒です。

まぁ、なんにせよ、ライオンズが1勝できたのは大きいです。
第2戦を松坂投手で取ることができれば、かなり優位にシリーズは戦えるはず。
明日の試合を一戦必勝でいきたいものですね。


そんなわけで試合展開説明。5回からしか見てなかったりします(^^;
1(右)佐藤、2(中)赤田、3(三)フェルナンデス、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(遊)中島、7(捕)野田、8(二)高木浩之、9(投)石井貴

1回表 中日先発:川上投手
2アウトからフェルナンデス選手がレフト前ヒットを放つも無得点。

1回裏 西武先発:石井貴投手
三者凡退。

2回表
先頭の和田選手がライトオーバーの3ベースヒットで出塁するも、内野ゴロ2つで2アウト3塁。
高木浩之選手は敬遠で、石井貴投手勝負で外角低めストレート見逃し三振。無得点。
■和田選手の3ベース…ライトの英智選手がクッションボールの処理を誤る。ややお粗末。

2回裏
セカンド左のゴロを高木浩之選手がよく追いついてナイス送球を見せるファインプレー!
三者凡退。

3回表
三者凡退。

3回裏
三者凡退。

4回表
1アウトから和田選手が内角低めシュートボール気味をやや詰まりながらも上手く捉えて、
ライナーでレフトポール際に飛び込むソロホームラン!

この後、中島選手が三遊間を抜くヒットを放つも、野田選手が併殺打に倒れて3アウトチェンジ。

4回裏
2アウトから立浪選手にショート内安打を許すも無失点。

5回表
高木浩之・石井選手が倒れて2アウト。
佐藤選手、外角ストレート捉えて右中間突破の2ベースヒット!
赤田選手、低めストレート捕らえて一二塁間抜くヒット! 2アウト1・3塁。

フェル選手、内角カットに詰まってライトフライ…と思いきや、ライトの英智選手が落球、
タイムリーエラーでランナーホームイン、2アウト1・3塁。

カブレラ選手、外角高めストレートを打ち上げてセカンドファールフライ。
■エラーのシーン…落球後に慌ててたので、赤田選手はホームを狙えたかも。微妙か。
■ここまでの流れ…中日打線が大振り気味、初戦ということで硬さあり。
            西武打線は右方向を意識するなど、いつも通りのバッティングをしている。


5回裏
リナレス選手、初球外角低めスライダーでボテボテのピッチャーゴロ、
しかしこれを石井貴投手が処理を誤るエラー。

渡辺選手、外角高めストレートに空振り三振!
谷繁選手、ホームベース手前に落ちるキャッチャーゴロ、2塁送球で1塁転送アウト。併殺に。
■谷繁選手の打席…審判の方のジャッジが微妙。
キャッチャーゴロで野田捕手がタッチに行くも空振り、審判はフェアのジェスチャーのみ、
野田捕手が投げてから審判は打者にアウトのジェスチャー、
けれどショートの中島選手は併殺を取りに行ってベースタッチ、1塁送球で塁審がアウトを宣言、併殺。
ただ打者走者はタッチアウトと言い張り、セカンドはタッチプレーでなければならず、
3アウトチェンジが2アウト2塁から再開?
審判の打者走者アウトの判定ジェスチャーが遅すぎて、野手は判断できず。
さらに映像で見ると野田捕手はタッチしておらず。
主審も併殺成立と見て、一度戻りかけた模様。
落合監督の抗議で併殺ならずとするわけ分からん展開。ムチャクチャ。

中断中…審判団は意味分からん。抗議中の観客への説明が投げやり。
抗議したのは落合監督であって、審判が誤審で伊東監督を説得しているのにも関わらず、
伊東監督が抗議したようなことを言いやがる。アホか。
もういいよ、この試合は没収試合で。帰ろう、やらなくていいよ。

客観的にはノータッチなら併殺。タッチしたとすれば、2アウト2塁が正しい。
ただ審判団は併殺が完了した時に戻っていることから、併殺を認めていた感じ。
その後に落合監督の抗議、判定を覆しちゃった模様。
判定が覆った上に、あやふやなジャッジ。審判団のミスなわけだが…どうなる?

ライオンズに流れがあっただけに嫌な試合中断。
落合監督は失うものは何もない。ライオンズは流れを失いまくり。痛すぎる。
しかも審判団に抗議した側は伊東監督とされるなど悪者扱い。いい加減にしろ。

2塁塁審のアウトジャッジをミスとする。つーか、ミスしたのは主審じゃなかったのか?
2アウト2塁で再開だったなら、落合監督は抗議してねーだろうに→審判が2つのミスを認める。
この時点でようやくライオンズナインが出てきて試合再開(48分の中断)

2アウト2塁から試合再開。
英智選手、内角高めストレートでキャッチャーファールフライ。

6回表
和田選手、外角低めカーブを上手く当てるもショート正面のゴロ。
中島選手、低めスローカーブに空振り三振。
野田選手、外角カットを捉えるピッチャー返しの打球、川上投手がナイスキャッチ!
■川上投手…ストレートを見せ球にし、変化球中心のピッチングへと切り替える。

6回裏
川上投手、内角スライダーで見逃し三振!
荒木選手、外角低めスライダーでセカンド後方のライトフライ。
井端選手、フルカウントから外角スライダーを流されるも、1塁線のゴロをカブレラ選手が捕ってアウト。

7回表
高木浩之選手、外角低めシュートに合わせただけのファーストゴロ。
石井貴投手、打つ気なしで見逃し三振。
佐藤選手、外角ストレートを合わせるもライトフライ。

7回裏
立浪選手、内角スライダーでセンターフライ。
アレックス選手、フルカウントから外角低めスライダーを合わせられてレフト前ヒット。
リナレス選手、低めストレートでセカンドゴロ併殺。
■中日打線…今頃気づいたんだが、左打者は立浪選手一人か。
         福留選手がいないので、他に左打者は井上・森・森野選手ぐらいか。
         左に弱い投手は投げやすい。石井貴投手とか西口投手とか。
■石井貴投手…コントロールに乱れがない。ベルトより低くボールが来ている。
          スライダー・シュートとも制球が安定。ストレートも力あり。
          プレーオフ第2戦のセーブで運気が完全に逆転したか? 不運王から神へ。


8回表 この回から岡本投手が登板。
赤田選手、ストレートの四球。
フェルナンデス選手、高めに浮いたスライダーを取られて見逃し三振。
カブレラ選手、内角低めストレートを捉え、あっという間に三遊間抜くヒット! 1アウト1・2塁。
和田選手、外角低めストレートにセカンドゴロ併殺コース、
荒木選手がタッチに行くもカブレラ選手が激突、守備妨害取られて併殺に。

■岡本投手…西武の大沼投手に近い?
■カブレラ選手のプレー…ラフ過ぎ。故意にぶつかりに行っている。
               滅茶苦茶な判定されてて気が立ってるからといって、ああいうことしちゃいかん。

8回裏 この回は小野寺投手が登板。
渡辺選手、低め146キロストレート・ボール気味の球でセカンドゴロ。
谷繁選手、内角ストレートでファーストフライ。
代打の森選手、内角低めストレートが外れて四球。
代打の森野選手、高めストレートでライトフライ。
■小野寺投手…コントロールが少し荒れていた印象。SFFが上手く決まらなかった。力の勝利。

9回表 この回は岩瀬投手が登板。
中島選手、フルカウントから内角低め高速スライダーをミートし、
ショートの井端選手がファンブルするエラー、ノーアウト1塁。
野田選手、初球送りバントキャッチャー前の打球も判定はファール。
(5回の疑惑の打球と同じような打球。足に当たっておらず、ファールではない。ミスジャッジ)
野田選手、スリーバント試みるもファールで空振り三振(内角高速スライダー)

高木浩之選手、バントの構えも外角スライダーを見極め、ストレートの四球。1アウト1・2塁。
平尾選手、フルカウントから外角ストレートを叩きつけてファーストゴロ、1アウト2・3塁。
佐藤選手、外角低めストレートを当てただけのセカンドゴロ。
■岩瀬投手…ボール先行でやや調子は悪かった模様。ただピンチではさすがのピッチング。

9回裏 この回は豊田投手が登板。
荒木選手、低めフォークでピッチャーゴロ
井端選手、外角攻め、最後は内角高めストレートをズバッと決めて見逃し三振!
立浪選手、高めストレートを捉えられるもセンター後方のフライ。
試合終了、色々あったけど2−0の勝利!!
■豊田投手…今日はフォークもOK。ストレートも140キロ台後半をマーク。


今日の試合の場合、やはりこれに触れざるを得ませんよね…
5回裏、谷繁選手のキャッチャーゴロに関する判定です。
言葉に表すのは難しいんで、詳細はニュースを見るか、スポーツ紙等をご覧ください。
ポイントは2つ。野田捕手が谷繁選手にタッチしたかどうか、審判が誤審を認めたかどうかです。
野田捕手は打者走者の谷繁選手にタッチに行くも空振り、
2塁に送球して中島選手はベースタッチで1塁転送アウトというプレーでした。
しかし主審はフェアのジェスチャーばかりでアウトコールをせず、
けれど野田捕手が2塁へ送球した瞬間にアウトのジェスチャー(守備妨害と勘違いした?)
当然ショートの中島選手はそれが見えるわけもなく(審判は野田選手の後ろで隠れる形)、
併殺打を取りに行ってベースタッチのみだったわけです。
もしも野田捕手がタッチしていて、アウトとするならば中島選手はタッチプレーいに行かなければならず、
ベースタッチだけではダメです。よって2アウト2塁からの再開となります。

ただこの時に1塁塁審は転送されたボールにアウトのジェスチャーをしており、
さらに審判団も併殺完了ということでイニングを終了させました。
しかし落合監督が抗議。
その結果、何を思ったのか主審は自分はタッチアウトを取ったと言い張り、西武ベンチに説得にいく始末。
それも自らの誤審を認めずにです。
もしも誤審でないなら、併殺じゃないよと主審はプレー続行を促すはず。
それをしなかったということは、併殺を認めたのは明らか。誤審だったわけです。
抗議で判定が覆ったのにも関わらず、それを認めようとしない審判団。ただ西武ベンチを説得するのみ。
終いには球場の状況説明で「ただ今、伊東監督から抗議があり〜」と事実を歪曲して伝える馬鹿っぷり。
これには西武ベンチが大激怒。最初に抗議したのは落合監督にも関わらず、全てを伊東監督のせいにする最悪さ。
誤審を認めないだけではなく、長時間中断の責任を西武ベンチに預けようとしたわけです。
こんな仕打ちには監督・首脳陣・選手も球団代表も黙っていられるわけなく、完全にボイコット体勢。
試合中断から45分経った後、まず2塁塁審がアウトジャッジのミスを認め、
続いて主審もミスジャッジを認めてようやく謝罪。
これで西武ベンチは軟化してプレイ再開となるハプニングがありました。

このジャッジの最悪な点は、落合監督の抗議で審判が判定を変えていること、
さらに長時間誤審を認めず、その責任を西武ベンチになすりつけようとしたことです。
人間なのだからミスをするのは仕方ありません。けれどそのミスを人のせいにするのは論外でしょう。
審判云々というよりも人間性を疑われる行動を主審は取ってしまったわけです。
これまでの誤審の中で最悪の部類に入る行動でしょう。
判定の内容自体は分からなくもなかったんですが、その行動に腹立たしさを感じました。
そうだなぁ… ちょうど学歴詐称疑惑で民主党議員の答弁が二転三転した感じ?
すぐに過ちを認めていればそこまで怒らなかったものの、それを認めずに下手な言い訳を続けたことが許せません。
審判としてあってならないミスをしただけではありません。今回のことは猛反省してもらいたいものです。
審判は的確な状況説明をすること、誤審があればそれを認めること、これを徹底してもらいたいです。
結果的に試合の流れは変わりませんでしたが、
石井貴投手が失点していて西武が負けていれば提訴しててもおかしくない試合でした。
今年は誤審が多くありましたし、審判団の方にはしっかりしてもらいたいです。


まぁ、それで苛立つ気持ちも分かるんですが、カブレラ選手の8回の走塁はねぇ…
あのぶつかり方はダメですよ。故意に当たりに行ってます。
真摯なプレーを心がけなければ。こういうことは絶対にしてもらいたくないです。



試合内容としてはライオンズの快勝。
中日は初戦ということもあり、選手に硬さがあったように思います。
リーグ最小失策の堅い守備を誇っているのにも関わらず、今日は2つのエラー。
ライトの蔵本英智選手は和田選手のフェンス直撃の当たりを追いすぎて3ベースにしてしまったり、
(カバーのセンターアレックス選手も大暴投、カバーの川上投手がキャッチしてなければ1点入っていた)
なんてことのないライトフライをまさかの落球タイムリーエラーをしてみたり、
中島選手のショートゴロを名手の井端選手が弾いてしまったりと中日らしくありませんでした。
打線も大振りが目立ち、しつこさが全くなし。ボール球に手を出すなど淡白なバッティングばかりでした。
ライオンズはプレーオフを戦い抜いてきたこともあり、いつも通りの戦いができ、
中日は緊張でそれができなかった、そんな感じの試合だったと思います。

ただ中日としては何度もピンチを招きながらも、
ホームランによる1失点、エラーによる1失点で収めているわけですから、ライオンズ打線は封じていることになります。
川上投手は序盤はストレート中心、中盤から変化球主体の緩急で勝負するなど、色々とテストをしていた模様。
その後のリードを見ても、変化球を使っていこうという意図が感じられたので、
ライオンズ打線はデータ以上にストレートに強いという判断がなされたのでしょうね。
そういったデータを取れただけでも意味があるのではないでしょうか。
(プレーオフ、パリーグの投手は球威があるので速いストレートにライオンズは苦労した。
 けれどセリーグの投手は力の面でやや劣るので、ストレートは苦にしていないという印象あり)

とはいっても、打線が計算できないことはライオンズも想定していたことです。
スポーツニュースでは「中日投手陣VS西武打線」なんという素人な見方をしている人が多かったんですが、
ライオンズファンは誰もそんなことは思ってません(苦笑)
最初から中日投手陣に苦労することは予想しています。
それよりは投手陣がどれだけ抑えられ、1点を確実に取る野球ができるかどうか。
よって空中戦ではなく、佐藤・赤田選手のコンビの出塁が鍵だと思っています。
そういう意味では上々の試合ではないでしょうか。
石井貴投手はコントロールが抜群で失投はほとんどなし。ベルトより低い位置にボールが集まっていました。
今シーズンで一番のピッチングだったのではないでしょうか? 素晴らしい安定感でした。
今シーズン1勝のピッチャーが日本シリーズで勝利投手ですよ。分からんもんですね、世の中。
プレーオフ最終戦の胴上げ投手で一気に運気が逆転しました。不運王から神に変身しています(^^;
2番手の小野寺投手はフォーク系が決まらなかったもののストレートで中日打線を圧倒、
抑えの豊田投手はフォークの落差・コントロールも安定していて上々の出来、投手陣のよさが光りました。

ここまで意識してこなかったんですが、中日打線は左打者がほとんどいないんですね。
福留選手が骨折していることもあり、主力では立浪選手のみ。
あとは井上・森・森野選手ぐらい。
石井貴投手が好投できた要因に左打者の少なさも関係していそうです。
西口投手も中日打線には相性良さそうですね。意外と左を苦にする投手がいるので、ライオンズとしては嬉しい限り。
ただ左の星野投手の使用用途が… 立浪選手に使うぐらいですね、これでは。
中日の右打線がどう出るか。これが日本シリーズの勝敗を左右するかもしれません。



試合内容はどうあれ、ライオンズが先勝できたのは大きいです。
この調子で2戦目もものにしたいところですね。
ライオンズの先発は松坂投手。勝利を計算しているだけに、この試合は絶対に落とせません。
今日の白星を考えず、一戦必勝の想いで戦って欲しいです。
松坂投手が普通に投げれば抑えられるはず。
コンスタントにあれだけのストレートを投げられる投手はセリーグにはいませんからね。それだけで脅威なはずです。

一方の中日は山本昌投手が有力。
ライオンズとしては嫌なタイプの投手です。
シーズン中もベテラン小宮山投手に苦労したように、投球術でかわされると厳しいかもしれません。
ストレートで勝負してくれれば打ち込めるんですが…
左のスクリュー投手もパリーグにはいないタイプ。気を引き締めてかかって欲しいです。
今日の試合同様、1点を争う試合になりそうですね。

この調子でプレーオフ効果を世に示しましょう!
明日もガンバレ、ライオンズ!!


(訂正)
石井貴投手の成績に関して一部訂正しました。申し訳ありません(ぺこり)





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