2004年西武ライオンズ応援日記

9月24日 西武ライオンズ 2−3 さよなら大阪近鉄バファローズ

10 11 (西)大沼(4回)−松坂(1回1/3)−長田(1回)−豊田(1回2/3)−
 小野寺(2回)−森(1/3)
(近)高村(5回)−加藤(1回)−小池(1回)−岡本(1回)−
 福盛(2/3)−赤堀(1/3)−高木(2回)
(本)大島8号、野田3号
西武
近鉄 1×

大阪近鉄バファローズとの本拠地最終戦。今までありがとう、近鉄バファローズ!
そんなわけでライオンズの今季最終戦は、
合併での消滅が決定した大阪近鉄バファローズの本拠地最終戦となりました。
80年代後半からライオンズファンになった自分としては、バファローズが目下の敵であり、
そらもう何度となく苦々しい思いをしたものです。
近鉄のお膝元、奈良にいたころにちょうどバファローズが優勝しちゃったし(日本シリーズ3連勝4連敗時)
西武とのチームカラーが正反対な近鉄というチームが子供の頃嫌いでした。
それでも数字では現れてこない豪快な強さ・そして時には脆さともなる近鉄バファローズというチームに、
一種のドラマ性を感じ、子供ながらも「ライバル」として認めていたと思います。
近鉄バファローズというチームを抜きでは、西武ライオンズも語ることができません。
そう考えると「近鉄バファローズ」というチームがなくなるのはやはり寂しいです。

これまで強硬な合併で反発を食らってきた近鉄本社ですが、
パリーグ誕生からこれまでよく頑張ってきたと思います。
パリーグのお荷物球団として30年近くも低迷していたのにも関わらず球団を保有し続け、
プロ野球界・パリーグの発展に貢献してきたことに敬意を表したいです。
お世辞にも球団運営が上手かったとは思えませんが、
そんな採算度外視な大雑把な経営が近鉄バファローズのチームカラーを生んだのでしょう。
今後のプロ野球界は「経営」が重視されるあまりに、
近鉄バファローズのような豪快さがなくなってしまうかもしれません。
泥臭さよりもスマートさへと変化していくことでしょう。
だから私達は忘れないでおきたい。大阪近鉄バファローズという球団があったことを。
数字では計り知れない人間のパワーを、ドラマ性を。バファローズに関わる全ての人が主役だったことを。
全ての野球ファンにバファローズの精神が刻まれることを祈っています。


試合の方は近鉄が引退試合風味(高村・加藤・小池・岡本・赤堀)
今季あまり活躍できなかったベテラン投手が中心。
一方のライオンズは消化試合風味。若手主体でプレーオフのテストという感じでした。
そんなわけで簡潔に。
1(右)大島、2(中)赤田、3(指)貝塚、4(三)フェルナンデス、5(二)石井義人、
6(一)GG佐藤、7(遊)中島、8(捕)野田、9(左)栗山
■潮崎投手が1軍登録抹消済み。栗山選手が1軍登録。

1回表 近鉄先発:高村投手
2アウトから貝塚選手がヒットで出塁するも無得点。

1回裏 西武先発:大沼投手
2アウトから磯部選手に2ベースヒットを打たれ、中村選手に四球を与えて2アウト1・2塁とするも、
北川選手をショートゴロに打ちとって無失点。

2回表
1アウトからGG佐藤・中島選手の連続ヒットで1・2塁のチャンスを作り、
野田選手のヒットでGG佐藤選手がホームを狙うもこれは暴走でタッチアウト、無得点。

2回裏
1アウトから益田選手に3ベースヒットを打たれ、2アウトから藤井選手にタイムリーヒットを打たれて1失点。

3回表
先頭の大島選手が初球フォークを捉えてライトへのソロホームラン! 同点に追いつく。

3回裏
磯部・北川選手のヒットでピンチを招くも、後続を打ちとって無失点。

4回表・裏
両チーム三者凡退。

5回表
先頭の野田選手が低めストレートを捉えるセンターへのソロホームランで勝ち越し。
2アウトから赤田選手がヒットで出塁するも追加点はならず。

5回裏 この回から松坂投手が登板。
三者凡退。

6回表 この回は加藤投手が登板。
三者凡退。

6回裏
中村選手をセカンドゴロに打ち取った所でライオンズは投手交代、長田投手が登板。
北川選手のヒットと益田選手の四球でピンチを招くも、後続を打ちとって無失点。

7回表 この回は小池投手が登板。
1アウトから野田選手がセンター前ヒットで出塁し、
プロ初スタメンの栗山選手が外角低めスライダーを打つ一二塁間抜くヒットを放ち、1アウト1・2塁。
しかし代打の高波選手がサードゴロ併殺に倒れて無得点。

7回裏
先頭の藤井選手にヒットを許すなど、1アウト1塁となった所でライオンズは豊田投手にスイッチ。
星野選手に2ベースヒット、磯部選手に四球で1アウト満塁。
ここで代打の川口選手に犠牲フライを打たれて、同点に追いつかれてしまう。

8回表 この回は岡本投手が登板。
1アウトから代打の柴田選手がヒットで出塁し、
2アウトから代打の高木浩之選手がショート内安打を放つも、
近鉄のショート阿部選手がナイス反応を見せてキャッチ、
抜けたと思って2塁を蹴った柴田選手をアウトにして3アウト、無得点。

8回裏
エラーでランナーが一人出るも無失点。

9回表 この回は福盛投手が登板。
2アウトとなった所で赤堀投手が登板。抑えられて三者凡退。

9回裏 この回から小野寺投手が登板。
2アウトから磯部選手に四球、
高須選手のサードゴロをフェルナンデス選手が送球エラーしてしまって2アウト1・3塁のピンチ。
しかしここは北川選手をサードゴロに打ちとって無失点。

10回表 この回から高木投手が登板。
三者凡退。

10回裏
鷹野選手にセカンド内安打を許すも、阿部選手をサードゴロ併殺に取って3人で終わらせる。

11回表
三者凡退。

11回裏 この回は森投手が登板。
1アウトから大村・星野選手の連続2ベースヒットで失点。
試合終了、2−3でサヨナラ負け。


豊田投手の7回からのリリーフはプレーオフを睨んだものだと思います。
負けられない試合が続くので、豊田投手をラスト1イニング限定とするのではなく、
早い回から複数イニング登板させるケースもあるということでしょう。そのテストケースかと。
早めの投入となった場合の抑え役のテストも行われ、小野寺投手が合格、森投手が不合格といった所でしょうか。
今日の7回が8回、8回が9回、9回が10回という想定だと思われます。
打順の方もクリーンアップ以外は流動性が高いようですし、短期決戦らしい「調子重視」で戦っていくみたいです。
最後の1試合だけでしたが、こういう短期決戦のテストをできたことは収穫だと思います。

なお、この試合で入団3年目の栗山選手がプロ初スタメン。
3打席目に見事プロ入り初ヒットを記録しました。おめでとうございます。
バッティングセンスはファームの結果からも高いものあり。
課題は外野守備のようで、反応がまだ悪い模様。
来季が勝負の年だと思うので、今日の経験を生かしていってもらいたいと思います。楽しみな選手です。



これで今季は全日程を終了しました。
後半戦はやや失速したものの、5ゲーム差以内の2位をキープできたのは評価していいと思います。
若手選手も試合の中で成長してきていますから、
今年の勢いをプレーオフ・来年へと継続していってもらいたいです。
プレーオフもガンバレ、ライオンズ!!




9月21日 西武ライオンズ 5−6 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)清水直行(6回2/3)−藤田(0回)−薮田(1回1/3)−小林雅英(1回)
(西)潮崎(1/3)−張誌家(5回1/3)−長田(1回1/3)−小野寺(2回)
(本)カブレラ25号、フェルナンデス33号、ベニー35号、フランコ16号、李14号
ロッテ
西武

潮崎、引退試合も、張が3連発に沈んで二桁勝利ならず…
優勝を約束された男がまた一人ユニフォームを脱ぎました…
魔球シンカーで90年台のライオンズを支えたサイドスロー潮崎哲也投手、その人です。
自分がライオンズファンになったのが88年頃ですから、
ルーキーの年から見ている投手として記憶にあるのはこの潮崎投手が最初です。
1年目からストッパーとして活躍し、
日本シリーズでは抜群の勝負度胸を見せるなど胴上げ投手として何度となく宙を舞いました。
黄金時代のライオンズには渡辺久信・工藤・郭・石井丈・新谷投手など多くの投手がいましたが、
優勝投手として印象深いのはやはりこの潮崎投手でしょう。
プロとしては小柄な体ながらも、15年という長い間、一戦で活躍してきた名投手、お疲れ様と言いたいです。
今日の日を新たな旅立ちとして頑張っていってもらいたいです。
ヒーローインタビューでの「ライオンズファンとして見守って行きたい」という言葉が印象的でした。
野球小僧らしくアマチュア・ルールと知識が豊富、風貌も合わせて「野球少年」。
潮崎投手らしい言葉だったと思います。ありがとう、潮崎投手!

試合の方はまさかの逆転負け。
清水直行投手からカブレラ・フェルナンデス選手が失投を見逃さずに打つ形でリードを奪ったんですが…
張投手も失投を捉えられる3連発でKO… 前半はノーヒットだっただけに予想外の展開でした。
その後、ライオンズが追い上げるも一歩及ばず。
プレーオフ3位進出に望むをかけるロッテの意地に負けてしまいました。残念。

1(中)柴田、2(右)佐藤、3(指)貝塚、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(三)フェルナンデス、7(遊)中島、8(捕)細川、9(二)高木浩之
■昨日、東投手が1軍登録抹消。潮崎投手が1軍登録。

1回表 西武先発:潮崎投手
佐藤選手、初球シンカーストライク、外角ストレートボールの後の3球目、
外角ストレートを捉えられるもライトライナー。
ここでライオンズは投手交代、張誌家投手が登板。潮崎投手、お疲れ様!
堀選手、三振。福浦選手、レフトフライ。

1回裏 ロッテ先発:清水直行投手、ショートに西岡選手。
三者凡退。

2回表
三者凡退。

2回裏
カブレラ選手、外角高めストレートを捉えてレフトポール際へライナーで飛び込むソロホームラン!
和田選手、四球。フェル選手、高めカットを捉えてレフトへの2ランホームラン!
中島選手、ショートゴロ。細川選手、センターフライ。
石井選手、四球。柴田選手、セカンドゴロ。

3回表
先頭のサブロー選手に四球を与えるも、後続を打ちとって無失点。

3回裏
2アウトからカブレラ選手が四球で出塁するも、無得点。

4回表
三者凡退。

4回裏
先頭のフェルナンデス選手がレフト線への2ベースヒットで出塁するも、
中島選手の送りバントが失敗に終わって3塁タッチアウト。
後続も倒れて無得点。

5回表
1アウトから李・サブロー選手に四球を出してしまい、
井上選手にストレートを打たれてセカンド左の打球を石井選手が捕れずにタイムリーヒット。
1点を失ってしまうものの、橋本・西岡選手を三振にとって3アウトチェンジ。

5回裏
三者凡退。

6回表
2アウトからベニー選手に甘いスライダーを捉えられるソロホームラン、
さらにフランコ選手にストレートが甘く入ってソロホームラン、
さらにさらに李選手に高めストレートを打たれてソロホームラン。
まさかの三者連続ホームランを浴びて逆転を許してしまいます。

6回裏
1アウトから和田選手が四球で出塁するも、後続が倒れて無得点。

7回表 この回から長田投手が登板。
先頭の井上選手にレフト線への2ベースヒットを打たれ、送りバントなどで2アウト3塁となり、
堀選手にライトへのタイムリー2ベースを打たれて失点。

7回裏
先頭の代打大島選手がセカンド内安打で出塁(代走の高波選手を起用)
その後、2アウトとなるも、佐藤選手が一二塁間抜くヒットを放ち、2アウト1・3塁。
ここでロッテは藤田投手にスイッチ。ライオンズは代打の犬伏選手を起用。
犬伏選手、レフト前にタイムリーヒットを放ち、再び1点差。
ここでロッテは薮田投手にスイッチ。
カブレラ選手は四球で2アウト満塁となるも、
和田選手が外角低めいっぱいのストレートに見逃し三振に倒れて得点ならず。

8回表 この回から小野寺投手が登板。
1アウトからフランコ選手に四球を与えるも、後続を打ちとって無失点。

8回裏
三者凡退。

9回表
先頭の井上選手に2ベースヒットを許し、送りバントで進められた後、
小坂選手に犠牲フライを打たれて失点。

9回裏 この回から小林雅英投手が登板。
1アウトから柴田選手がヒットで出塁し、佐藤選手のピッチャーゴロの間に2塁へ。
ここで代打の赤田選手が起用され、高めストレートを弾き返すセンター前タイムリーヒット!
1点差と迫り、なおも2アウト1塁という場面でカブレラ選手に回るも、
サードゴロに倒れて試合終了、5−6で敗戦…


ストライキ中止の2試合は行われるかどうかまだ分からないようで…
もし再試合とならなければライオンズの残り試合は1試合のみ。
張誌家投手の登板機会はもうありません。今季は二桁に届かず9勝8敗…意外な結果に終わってしまいました。
春先の状態が良かったので、10勝行くと思われていたんですが…誤算ですね。
リリーフ陣の失点で勝ち星を逃したり、五輪で抜けたりするなどしたわけですが、
それを考えても10勝できたと思うんですが…
どうも詰めが甘いというか、あと少しという所で失点してしまった印象があります。
このまま終わってもらっては困る投手、プレーオフでの大活躍を期待しています。



ダイエーも負けたのでゲーム差は3.5のまま。
ライオンズの今後の試合は24日の大阪ドームでの近鉄戦のみ。ダイエーも福岡ドームでの日ハム戦のみ。
再試合がなければ、ゲーム差は4.5以内となり、プレーオフ第2ステージのアドバンテージはなくなります。
ひとまず目標達成といった所でしょうか。
ただ3位争いをしているロッテにしても日ハムにしても勢いがあるだけに、
プレーオフ第1ステージは苦戦を強いられそうです。
短期決戦ですから、上手く調整して試合に臨んでいってもらいたいです。

色々と批判のあるプレーオフですが、負けたら負けた時。
例え1位通過で優勝していたとしても、短期決戦で負けるようなら日本シリーズで恥をかくだけ。
常勝ライオンズ復活のためには短期決戦で強くなくてはなりません。
このプレーオフでここ数年で見られる短期決戦の弱さを克服して欲しいですね。
プレーオフでの勝利を目指して、ガンバレ、ライオンズ!!




9月20日 西武ライオンズ 6−1 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)小林宏之(3回1/3)−高木(0)−小野(0)−セラフィニ(0)−
 山崎(1回2/3)−藤田(1回)−藤田(1回)−薮田(2回)
(西)西口(2/3)−帆足(6回1/3)−森(1/3)−長田(2/3)−豊田(1回)
ロッテ
西武 ×

西口、内転筋痛で緊急降板も、帆足がナイスピッチングで初の二桁10勝目!!
今日はデーゲームだったんですね。というか、休みだったんですね。
普通に学校があったんで平日かと思ってました(爆) そんなわけでノーチェック。

そういうことなので、先に得点経過を振り返っておきます。
1(中)柴田、2(右)佐藤、3(指)貝塚、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(三)フェルナンデス、7(遊)中島、8(捕)細川、9(二)石井義人

1回表 西武先発:西口投手
2アウトを取るも、3番福浦選手にショート内安打を許して連続四球。
2アウト満塁でサブロー選手というところで、西口投手が内転筋痛で緊急降板。
帆足投手がマウンドに上がります。
その帆足投手はサブロー選手をサードゴロに打ち取って無失点に抑えます。

1回裏 ロッテ先発:小林宏之投手
先頭の柴田選手が四球で出塁し、佐藤選手のエンドランショートゴロで2塁へ。
ここで貝塚選手がセンター前にしぶとく運ぶタイムリーヒットを放ち先制点を挙げます。

2回表
先頭の橋本選手に四球を出すも、後続を打ちとって無失点。

2回裏
2アウトから細川選手がヒットで出塁するも無得点。

3回表
1アウトから福浦選手に2ベースヒットを許し、ベニー選手にセンターオーバータイムリー2ベースを打たれて失点。
同点に追いつかれてしまいます。
その後、2アウトからサブロー選手にヒットを打たれるも、後続を打ちとって1点止まりに。

3回裏
先頭の柴田選手が四球で出塁し、2塁へ盗塁成功!
佐藤選手の送りバントは3塁線に止まる絶妙な内安打となり、ノーアウト1・3塁のチャンス。
ここで貝塚選手が右中間への2点タイムリー2ベースを放ち、再び勝ち越し。
しかし後続は倒れて2点止まり。

4回表
三者凡退。

4回裏
先頭の中島選手がヒットで出塁し、細川選手の送りバントで2塁へ。
ここでロッテは高木投手に交代。ライオンズは代打の犬伏選手を起用。
その犬伏選手が見事期待に応える右中間へのタイムリー3ベースを放ち追加点!
柴田選手が四球を選んだところで、ロッテは小野投手にスイッチ。佐藤選手がタイムリーヒット!
また交代。セラフィニ投手。貝塚選手がヒット!
またまた交代。山崎投手が登板。後続は倒れる。

5回表
三者凡退。

5回裏
先頭のフェルナンデス選手がヒットで出塁するも、後続が倒れて無得点。

6回表
三者凡退。

6回裏 この回は藤田投手が登板。
三者凡退。

7回表
1アウトから西岡選手にヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。

7回裏 この回から薮田投手が登板。
1アウトから和田選手がヒットで出塁するも、後続が倒れて無得点。

8回表 この回は森投手が登板。
いきなり福浦・ベニー選手に連続四球。フランコ選手を三振に取るも、サブロー選手にも四球。
1アウト満塁となった所で、長田投手が登板。
里崎選手をサードゴロ、初芝選手を三振に取って無失点。

8回裏
三者凡退。

9回表 この回は豊田投手が登板。
先頭の西岡選手にヒットを許すも、後続を打ちとって無失点。
試合終了、6−1で勝利!!


ストライキ明けの今日はおよそ4万5千人の大観衆が詰め掛けたようです。
そんな中、ストライキの試合中止でスライド登板となった西口投手が内転筋痛で1回持たずに降板。
ストライキの試合中止で先発の機会がないかと思われた帆足投手が急遽マウンドに上がって好投!
念願の二桁10勝を挙げました。
帆足投手には10勝挑戦のチャンスを上げて欲しかったので、
西口投手には悪いですが、結果的には良かったかなと思います。
今、帆足投手は先発の中でも松坂投手に次ぐ安定感を誇っているだけに、プレーオフでもやってくれることでしょう。
西口投手にはプレーオフ第二ステージでダイエー相手に好投してくれることを期待しています。

打線の方は1〜3番が元気。
柴田選手は3つの四球を選んでチャンスメーク。
佐藤選手はエンドラン・バントとチームプレーを見せながらも、タイムリーヒットも1本。
貝塚選手は3本のタイムリーヒットと確実にランナーを返すバッティングを見せてくれました。
本来ライオンズが持っているリズムの良い野球ができているのがいいですね。
これでクリーンアップが繋がってくれば鬼に金棒。
ややカブレラ選手が率を落としているのが気がかりでしょうか。明日に期待。



それにしてもプレーオフ争いは凄いです。
今日の札幌ドームの試合は信じられません(^^;
ダイエーの先発が新垣投手、日ハムの先発が入来投手。
名前だけ見るとダイエーが有利かと思うところなんですが、
予想以上の打撃戦となって最後は日ハムが4点差をひっくり返すサヨナラ勝ち!
試合を見ていたわけではないんですが、あまりに劇的で信じられない展開です。

試合前は新庄・坪井・石本・島田・森本選手らがゴレンジャーに変身して試合ノックを受けるファンサービスを見せ、
(新庄選手が黄レンジャーだったらしい)
9回12−12の同点2アウト満塁では左中間スタンドへサヨナラの満塁ホームラン!
…と思いきや、喜びのあまりにランナーを追い越して単打止まりにしてしまうお茶目っぷり。
ヒーローインタビューでは「今日のヒーローは僕ではありません。(観客を指して)みなさんです!」と口も滑らか。
正直言ってカッコ良すぎます(^^; 惚れちゃいそうです(爆)

この日ハムの勢いは正直怖いですね。
ロッテはバレンタイン監督の采配が少し神経質気味な所があるので(今日の一人一殺失敗、無駄な継投)、
意外と日ハムの方が怖いかもしれません。どちらが相手でも敵地でないのが唯一の救い。
敵地でやってたら、あっさり負けてそう(^^; それだけファンと選手の一体感がありますね。
今年のプレーオフはパリーグ全体に活気が出ているので、ホント楽しくなります。
やっぱり相手が強くなってこないとリーグ戦は楽しめませんからね。良いことだと思います。


明日は本拠地最終戦。
引退を表明した潮崎投手が先発するようです。
予定では1人投げた所で交代、張誌家投手がその後を引き継ぐそうです。
相手はエースの清水直行投手。
本当は潮崎投手の引退試合で華々しくやりたい所なんですが、勝利に徹しなければ無理なようです。
せめて最後は勝利で飾り、気持ちよくセレモニーへと移って行きたいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




9月17日 西武ライオンズ 6−2 福岡ダイエーホークス

(西)松坂(7回)−星野(1/3)−長田(2/3)−豊田(1回)
(ダ)斉藤(8回)−山田(1回)
(本)カブレラ24号、中島27号、ズレータ34号、井口22号
西武
ダイエー

ライオンズが効率の良い攻めを見せて快勝! しかし明日からはストライキ…
そんなこんなでストライキ実施が決定。
ストライキされた2試合は再開催されるとは思えないので、そのまま流れてしまうことも。
規定打席やタイトル争い、二桁勝利とかどうなっちゃうんでしょうねぇ。
選手会はそれでもいいという気持ちでやってるから心配することないんでしょうが。
ファンの気持ちとしてはタイトルや3割30本といったキリのいい数字が好きなので、
できるだけ試合をやって欲しいというのが本音です。

それと今回のストライキは違法になっちゃうかなぁとも。
政策提言するのは構わないと思うんですが、それ以上のことはできないだろうと。
ちょっと「俺達が」という気持ちが強すぎた気がします。たぶん厳しい結末でしょう。
でも球団側も頭が堅いこと。
来年以降に新球団と言ってますが、その時にプロ野球の価値が大幅に下落し、
誰も参入してこなければどうするつもりなんでしょう?
あー、球団数減らしたいのからそうするつもりなのか。
入りたいと言われているうちが花だと思いますがね。
そうならないことを祈りたいし、信じていたいです。


試合の方はライオンズがチャンスを確実に生かして快勝。
ただ松坂投手が初回の守備時から腰の辺りを抑えたり、
星野投手が打球を手に受けたり、
中島選手が足を滑らせたりと試合の中身とは別にヒヤッとする場面がありましたが。
試合としてはライオンズの意地を見せられたと思います。
明日・明後日はストのようですが、今日の試合を勝って4.5差にできてホント良かったです。
負けて6.5ゲーム差でストなんていったら絶望でしたもんね。
本当は3連勝で安全圏まで持っていきたかったんですが、それは贅沢ということで。

そんなわけで試合展開説明。
1(中)柴田、2(右)佐藤、3(指)貝塚、4(一)カブレラ、5(左)和田、
6(三)フェルナンデス、7(遊)中島、8(捕)細川、9(二)高木浩之
■昨日、宮崎投手と石井貴投手が1軍登録抹消。高木浩之・柴田選手が1軍登録。

1回表 ダイエー先発:斉藤投手
柴田選手、外角ストレートに空振り三振。佐藤選手、内角高めストレートにセンターフライ。
貝塚選手、初球打ち外角低めカーブ打ってピッチャーゴロ。

1回裏 西武先発:松坂投手
荒金選手、初球右ひじ付近に当たる死球。
川崎選手、送りバント、ピッチャー前で2塁送球アウト! 1アウト1塁。
(しかしここで松坂投手が右臀部を抑える。トレーナー向かうも続行)
井口選手、内角シュート回転150キロストレート詰まらせるもライト前に落ちるヒット。無死1・2塁。
松中選手、高めストレート釣り球で空振り三振!
城島選手、高め152キロストレートでキャッチャーファールフライ。

2回表
カブレラ選手、真中ストレート捉えてレフト中段への滞空時間の長いソロホームラン!
和田選手、初球低めカーブ打ってショートゴロ。フェル選手、四球。
中島選手、内角低めストレートを上手く掬い上げてレフトへの2ランホームラン!
細川選手、内角ストレートに空振り三振。高木浩之選手、外角高めスライダーに空振り三振。

2回裏
ズレータ選手、ストレートを良い当たりのファールにされた後の真中カットボール打たれて、
左中間スタンドに入るソロホームラン。

大道選手、内角ストレートでバットを折るセカンドハーフライナー。
柴原選手、内角チェンジアップで見逃し三振! 本間選手、低めチェンジアップで空振り三振!
■松坂投手…ストレートの走りは良い模様。変化球は抜けている球もあるとか。

3回表
柴田選手、粘るもフルカウントからの8球目外角ストレートに空振り三振。
佐藤選手、外角ストレートに見逃し三振。貝塚選手、内角低めスライダーに空振り三振。

3回裏
荒金選手、内角ストレートでサードゴロ。
川崎選手、粘られるもフルカウントから10球目やや抜けたカットで空振り三振!
井口選手、初球内角低めストレート打たれてレフト前ヒット。
松中選手、外角チェンジアップで引っ掛けさせるもセンターへ抜けるヒット。2アウト1・3塁。

城島選手、3塁方向のピッチャーゴロ、1塁送球アウト!
しかしこの時にわき腹付近を押さえる…心配…

4回表
三者凡退。
労使協議の結果まだ〜 つーことは明日はお休みかねぇ… なんだかなぁ…

4回裏
三者凡退。結果まだ〜

5回表
中島選手、内角ストレート打ってライトフライ。細川選手、外角高めストレートに空振り三振。
高木浩之選手、ファーストフライ。協議は再延長。

5回裏
本間選手、9球粘られるも外角低めチェンジアップで空振り三振!
荒金選手、外角低めストレートで空振り三振!
川崎選手、サードファールフライ、カメラマン席でナイスキャッチ!

6回表
柴田選手、高めストレートを捉えてライトオーバー3ベースヒット!
佐藤選手、フルカウントから四球。ノーアウト1・3塁。
貝塚選手、内角ストレートに見逃し三振。1アウト1・3塁。
カブレラ選手のところでワイルドピッチ、ランナーホームイン。
カブレラ選手はフォークに三振、2アウト2塁。
和田選手、内角高め抜け気味のフォークに詰まりながらも右中間へのタイムリー2ベース!
フェル選手、内角高めストレート捉えるもセンター後方のフライ。

6回裏
井口選手、初球抜けたスライダーを捉えられてレフトへのソロホームラン。
松中選手、低めチェンジアップで空振り三振! ただワンバウンドで振り逃げに。ノーアウト1塁。
城島選手、低めフォークで空振り三振! ズレータ選手、内角低めフォークで空振り三振!
大道選手、フォークで空振り三振! 1イニング4三振!!


7回表
三者凡退。点入る回以外はあっさりやなぁ。

7回裏
柴原選手、外角チェンジアップでセンターフライ。
本間選手、内角低めフォークで空振り三振! 荒金選手、低めスライダーで見逃し三振!
松坂投手、1000投球回達成!!

8回表
柴田選手、センターフライ。佐藤選手、初球外角スライダー打って三遊間抜くヒット!
貝塚選手、フルカウントから低めフォークに空振り三振、佐藤選手は2塁盗塁成功。
カブレラ選手、フルカウントから外角低めフォークを打って右中間へのタイムリー2ベース!
和田選手、敬遠。2アウト1・2塁。フェル選手、内角低めフォークに空振り三振。

8回裏 この回は星野投手が登板。
川崎選手、ピッチャー返しのゴロ、胸付近に当たって1塁送球アウト。大事はない模様。
やっぱり大事だった模様…ピッチャー交代。長田投手が登板。
井口選手、高めカットボール打たれてライト前ヒット。
松中選手、外角低めストレート打たれて一二塁間抜くヒット。

城島選手、強い当たりのセカンドゴロ、ショート中島選手がベースで滑るも1塁へ送球、併殺!
ただこの時に膝を打ったようでちょっと心配… って今日はこういうのが多い…主力ばかり…

9回表 この回は山田投手が登板。
三者凡退。労使協議は決裂。スト決行だとか。
おいおい、明日・明後日のダイエー戦はどうなんの? 今日勝って4.5以内で終わればいいが…
振り替えできねぇもんかねぇ。あーもう、どうでもええわ。プレーオフもシリーズも中止でええよ(涙)

9回裏 この回は豊田投手が登板。
ズレータ選手、内角低めストレートで引っ掛けさせてサードゴロ。
大道選手、内角高めストレートでセカンドゴロ。
柴原選手、内角低めストレートでレフトファールフライ。
会見中継中に試合終了、6−2で勝利! 4.5ゲーム差に。


今日はこんな所。
明日はいい気持ちで一日を過ごしたいもんです。おわり。





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