1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ダ)新垣(9回) (西)張誌家(8回2/3)−星野(1/3) (本)荒金2号、バルデス15号、赤田7号 |
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ダイエー | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | ||||
西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
「ダイエー−西武」の対戦カードならもう少しもつれると思ったんですがねぇ… 4回で終わっちまったか(苦笑) もう少し盛り上がる場面が欲しかった所。 せめて最後にフェルナンデス選手が出塁してカブレラ選手に回ってたら良かったんだけどなぁ… それだけ新垣投手が良かったということでしょうかね。 試合展開はダイエーが主導権を握り、ライオンズが盛り返すも新垣投手が踏ん張るという形。 先発の張投手は1番が井口選手ではなく、荒金選手だったことで油断したというか、 自分の状態を把握しようと試しすぎたのかもしれません。 簡単にカウントを取りにいったところ、甘いスライダーをガツーンと一発。 これで目が覚めたんですが、今度はボールが落ち着かなくなって四球、ホームランと最悪な出だし。 その後、本来のピッチングを取り戻して行っただけに、立ち上がりのピッチングが悔やまれます。 ライオンズ打線は1巡目をパーフェクトに抑えられるも、 4回は佐藤選手がヒットで出塁し、甘く入ったスライダーを赤田選手がホームラン! その後もフェルナンデス・和田選手とヒットを放ち、チャンスを作ったものの、 貝塚選手の良い当たりはセカンド正面で併殺、惜しい形で攻撃を終えてしまいます。 一方のダイエーはランナーを出しても下位打線がバント失敗・エンドラン失敗のオンパレード。 細かい野球ができずに試合を落としてしまうという今年のダイエーの悪い攻撃パターン。 これで流れがライオンズに来るかと思われたものの、そこは新垣投手が踏ん張ってチャンスを作れず。 7回に和田選手が強襲安打気味のセカンドエラーで出塁するも、 貝塚選手の良い当たりは再びセカンド正面のライナー、なんとも言えない不運っぷりでチャンスを掴めません。 結局、試合はそのまま終了。ダイエーに負けてしまい、ゲーム差が再び2となってしまいました。 もしもあの貝塚選手の打球が抜けていれば…今日の試合はそう思わずにいられません。 あの紙一重の当たりがダイエーに勝利をもたらしましたように思います。 貝塚選手は悔しかったろうに… 2打席立て続けですからね。 しかもDHでしょう? 守備の気分転換がないから引きずりまくりですよ。まさに最悪な一日。 7回裏のベンチに戻る姿はやり場の無い怒りをこらえているようで可哀相でした… 野球ってのはこういう紙一重の差で勝敗が決まってくるんでしょうね。 今日の試合展開説明。文化放送とネットの動画配信中心です。
勝敗を分けたプレーを上げるとすれば、3回の失点でしょうか。 張投手が打たれた2本のホームランは防げたと思いますが、 あれは相手打者も上手かった面があるので、それほど責められません。 けれどこの3回の失点は明らかに防げたもの、結果的にこの1点が試合に大きく響いてしまったように思います。 もしもこの点が無ければ1点差で新垣投手はもっと慌てたはず、 それに加えてミスを繰り返して点数の取れないダイエー、流れはよりライオンズに来たことでしょう。 ただ3回の失点でどのプレーを具体的に責めればいいかというと、それもはっきりしないんですよね(^^; どれもダメと言えばダメだし、どれも仕方ないと言えば仕方ない。 一番悪いのはイニングの先頭打者に四球を出した張投手でしょうか。 足の速い川崎選手に四球ですもん。話になりません。 その後のプレーはどちらも惜しいというしか。 川崎選手の盗塁は細川選手が普通に投げていればアウトに出来たと思います。 ただワンバウンドになった分、ショートの中島選手のタッチが遅れてセーフ。 そこまで川崎選手を追い込めたのは細川選手のスローイングの良さだったしなぁ…微妙なトコ。 もう少し手前でバウンドしていたら中島選手も取りやすかったかもしれません。紙一重かなぁ。 失点に繋がった張投手のワイルドピッチは止めて欲しい球。 ただ思った以上にバウンドしなかったんで、体にもグラブにも当たらずに股間を抜くという不運な結果に。 バウンドが中途半端過ぎて止められなかったように見えました。 これも結局、紙一重のプレーの積み重ねなんですよね。残念というしかないのかなぁ… どちらにせよ、この失点が痛かったことだけは確かです。 先発の張誌家投手ですが、調子は悪くなかったと思います。 ただ出鼻を挫かれたことで、コントロールが定まらず、序盤はボール先行の苦しいピッチングが続いてしまいました。 荒金選手への不用意な1球がなぁ… 集中力を欠いたあの1球が張投手自身の首を締めてしまいましたね。 これで昨年の五輪アジア予選の1球の大切さを思い出してくれれば不幸中の幸いでしょう。 まだ若いピッチャーですし、色々なことを勉強していってもらいたいです。 中盤からは変化球を中心に持ち直し、安定感がありました。ピッチングの問題はそうないでしょう。 ただ張投手は立ち上がりにポンポンと行かれることがあるので、 そこをどう対処するのか考える必要があるかもしれません。 調整方法が悪いのかなぁ…集中力全開で立ち上がりから行く方法は無いものか。 マウンド上で目を瞑って集中しようとしてはいるようですが… 不十分? 打線の方はしょうがないかなと。新垣投手の調子が良かったですし。 甘い球が結構あったので捉えられるかなと思ったんですが、 後半はコントロール良く投げられるようになって失投も少なくなっていました。 中盤までに攻略しておきたかった… 4回のチャンスをものにできなかったのが痛いっす。 特に気になった点はありませんが、赤田選手の2ランホームランは純粋に嬉しかったです。 右打席はスタメン落ちしていた期間も好調だったんですが、 左打席はやや当てにいくバッティングが多くなりすぎていて不調だったように思います。 それが失投とはいえ新垣投手から左打席でホームランですからね。興奮しましたわ。 昨日のヒットといい、これで左打席も大丈夫かな? 小関選手のスタメンの座を奪ってしまいましょう! 昨日のファインプレーといい、今や赤田選手の守備はライオンズでも上位の信頼度なんですよね。 足の速さと肩の良さもあって、センターで優先的に起用されてますし。 1〜2年前までは打球判断を誤ることが多くて、ファンから守備を疑問視されていたもんですが(苦笑) 外野手は身体能力の高さがあれば経験でカバーできると思ってるんで、 「大丈夫」と言い切ってましたがそうなってきているようで嬉しい限り。 そういえば和田選手もコンバートしたての頃は打球判断が酷くて守備範囲狭かったっけ。 今や球際に強い強肩外野手。守備はつくづく「経験」なんだなと思わされます。 今年からショートで起用されている中島選手もどんどん上手くなっていますしね。 まぁ、中にはフェルナンデス選手のように練習しても経験積んでも下手な選手はいますけどね(汗) これでダイエー2連戦は1勝1敗。 ゲーム差が開きかけていたライオンズとしては、縮められず残念な気分です。 まぁ、縮められなかったものはしゃーない。 残りのシーズンもプレーオフもあるのですから、あまり気にせず戦って行きたい所。 この2試合は先発投手が頑張ってくれたので、試合内容自体は良い方でしょう。 今の戦い方を続けていって欲しいです。 この3戦で先発投手が頑張るという良い流れができましたから、金曜からのロッテ戦に期待しています! 明日・明後日はお休み。 選手の皆さんには8月の連戦に向けて良いリフレッシュ休暇としてもらいたいです。 金曜からもガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (ダ)和田(5回2/3)−佐藤(1/3)−寺原(2回) (西)松坂(8回)−大沼(1回) (本)和田27号、フェルナンデス19・20号、赤田6号 |
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ダイエー | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||||
西武 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | × | 8 |
今、プロ野球で最もホットな対戦カード「ダイエー−西武」戦。 今日の試合もそれがよく伝わってくる好ゲームでした。 実は私、2回終了時に居眠りをしてしまって起きたら3回終了。5点入ってたのはさすがに驚きました(^^; 松坂投手と和田投手との対戦ということで少なからず投手戦を期待していただけに、 序盤でこれだけの差がついたのは正直肩透かしを食らった気分でした。 けれどこれで終わらないのが「ダイエー−西武」、どんなに序盤で一方的な展開になろうとも、 試合がもつれる局面が必ず見られるのです。 「あのダイエーが松坂投手相手とはいえ、そうやすやすと引き下がらないだろう」と思っていると、 5回には集中打で3点を奪われてしまい、いつの間にか2点差へ。再び試合は緊迫感を取り戻しました。 5回裏にはコントロールがばらついていた和田投手も制球が安定し、 「まだ試合は分からない」そういった空気が生まれていったのです。 そんな中、6回表には城島選手のフェンス際のセンターフライを赤田選手がジャンプキャッチと気迫を見せ、 6回裏にはその赤田選手が追加点となるソロホームランを放って再びライオンズがリード。 7回表には2アウト1・2塁の場面で松中選手に回り、力と力の真剣勝負! 松坂投手がストレートで押し切れば、松中選手は地面を蹴り上げて悔しがる。熱い戦いがそこにありました。 7回裏には城島選手が素晴らしい1塁への牽制球を見せるなどダイエーも良いプレーを見せ、 8回表にはコントロールを乱した松坂投手を攻めて1アウト1・2塁のチャンスを作ります。 しかし代打の大道選手は細川選手の三塁守備位置の移動指示もあったおかげでサードゴロ併殺、 見事ライオンズバッテリーがピンチを凌いで、8回裏のフェルナンデス選手のダメ押し2ランへと繋げていきました。 ライバル同士の対決だからこそ、自然と生まれてくるナイスプレー。 真剣勝負だからこそ出てくる選手の熱い感情表現。 観客はそれに酔いしれ、一球に注目することでまた新たなナイスプレーを呼び込む。 この真剣勝負と緊迫感こそが野球の醍醐味。面白さですね。 この対戦カードは我々野球ファンにそれを教えてくれます。 …せっかくのマンデーパリーグなのだから、こういう試合を多くの人々に届けて欲しいんだがなぁ… 月曜だけでいいから、どこかの地上波、放送してくれまいか… ここらがパリーグの悲しさなんですよね… 今日の試合展開説明。ネットの動画配信中心です。
今日の試合は首位攻防戦らしく試合展開が二転三転しました。 1つ目のポイントは2回表ですよね。 ヒットと不運な内安打でノーアウト1・2塁のピンチを招くも、松坂投手が三者連続三振でチェンジに。 このピッチングでまずライオンズに流れが傾きました。 そしてこの流れのままに2回裏・和田選手が先制のホームラン! この後もライオンズはエラーなどで2アウト1・3塁のチャンスを作りますが、 ここは和田投手が外角低め一杯の素晴らしいストレートで見逃し三振に取って粘り強さを見せます。 しかし3回裏に先頭の赤田選手が粘った末の四球で出塁するとまたライオンズに流れが傾きます。 フェルナンデス選手が2ランホームランを放ち、さらに細川選手が2点タイムリー。5点をリードして主導権を握ります。 けれどダイエーも底力を見せ、打つと何かが起こるパルプンテ鳥越選手のヒットから繋がりを見せ、 松坂投手相手に1イニング3点を奪って試合を分からなくします。 そして2つ目のポイント。6回表の赤田選手のファインプレーですね。 滞空時間が長かったので追いつけない打球ではありませんでしたが、 フェンス直撃かという当たりだっただけにそれを阻止したこのプレーは価値があります。 もしもフェンス直撃ならば2ベースとなってノーアウト2塁。失点しやすい状況になったことでしょう。 次の1点で試合が決まると思われていただけに、このプレーは大きかったです。盛り上がりましたしね。 でもって、6回裏にその赤田選手が貴重な追加点となるホームラン。和田投手をKOに追い込みました。 この2つのポイントを制したことがライオンズの勝利を呼び込んだ理由だと思ってます。 先発の松坂投手ですが、序盤はしっかりと見ていなかったのでボールのキレ等は分かりませんが、 コントロールはかなり良かったと思います。 終盤8回に少し熱くなるまではコントロールを乱すことがなく、安心して見ていられました。 今日はヒットを9本打たれ、5回には連打で3点を失ってしまいましたが、 2回のピンチや7・8回といった要所はしっかりと締めていましたから、ナイスピッチングと言っていいと思います。 エースらしい素晴らしいピッチングでしたね。勝ちを呼び込む投球をしてくれました。 2番手の大沼投手は抑えを想定しての登板だったようです。 結果は三者凡退。内容も150キロのストレート、低めに落ちる変化球と良かったと思います。 投球フォームも伸び伸びとしており、今日のような形なら安心して抑えを任せられるでしょう。 残る問題は切羽詰った時にどういうピッチングができるか。 豊田投手が戻ってくるまで抑えを任せられるかどうかは次回登板で決まってきそうです。 大沼投手が結果出ていなかった時期は抑え役を希望したこともあったので、今回の起用は個人的に楽しみ。 まぁ、今は先発での好投を見ているので暫定的であってくれという感じですが。スタミナもありますし。 他のリリーフピッチャーが帰ってくるまでの間、大沼投手に頑張ってもらいましょう! 打線は好調をキープしているようです。 今日は赤田・フェルナンデス選手といった調子を落としていた選手が活躍したのが大きかったです。 フェルナンデス選手は今日のヒーロー。 2本の2ランホームランを含む5打数3安打4打点の大活躍を見せてくれました。 昨日の右方向へのライナー性の打球が良い兆候だったのでしょうか? やや打ち損なっていた甘い球を今日は確実に捉えることができていました。 昨年もこの時期から9月にかけて打ちまくったフェルナンデス選手。 .280前後だった打率を最終的に3割に乗せた実績があります。 今年は6月辺りから苦しんでいますが、ここから調子を上げていってくれることでしょう。 フェルナンデス選手の活躍に期待したいですね。 赤田選手は貴重な追加点となるホームランを含む3打数2安打1打点1四球の活躍。 守備では城島選手のセンターフェンス上の打球をタイミングよくジャンピングキャッチ! 試合の流れをもキャッチしてくれました。 このプレーがあったこともあって、ホームランを打った打席の赤田選手にはどこか予感めいたものがありました。 その前の打席ではヒットにならなかったものの、良い当たりを飛ばしていましたし、 タイミング自体は悪くありませんでした。 それに昨年、赤田選手は和田投手からホームランを打っています。 そんなこともあって「何かやってくれそう」、そう思わせてくれるものがありましたね。 右打席でホームランを打った後は、日南学園の後輩:寺原投手から左打席でセンター前ヒット。 少し調子は落ち気味でしたが、これで何かを掴んでくれると思います。 これからの赤田選手の活躍に期待したいですね。 1番打者は佐藤選手が好調なため難しいですが、2番なら小関選手が不調なのでチャンスがあるはず。 夏に向けてもう1度レギュラー奪取といって欲しいです。ここからが赤田選手の季節ですからね! 明日は張誌家投手が先発。 昨日・今日の試合のように先発投手が頑張れば勝利をつかめます。 打線が調子良いだけに、勝敗はピッチャー次第だと言えます。 張投手には前回の不甲斐ないピッチングを吹き飛ばすような好投を見せてもらいたいです! 一方のダイエー先発は新垣投手。 今シーズンは好調ですが、ライオンズはそれなりに点数が取れています。 今日の試合のように投手陣をバッティングの力で盛り立てて上げて欲しいですね。 明日もこの調子で勝利を目指しましょう! ガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (大)バーン(4回2/3)−小池(1回1/3)−有銘(1回)−矢野(1回) (西)帆足(9回) (本)細川9号、マリオ7号 |
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大阪 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | ||||
西武 | 2 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 2 | 1 | × | 13 |
打線は昨日の勢いそのまま、帆足投手が好投してくれたおかげで強い時のライオンズを見ることができました。 つくづく野球はピッチャーだよなぁ、うん。 4月に先発で4連勝したものの、防御率は6点台で炎上が続いて先発剥奪。 悪い時は先発での勝利を「たまたま」と首脳陣に酷評されてしまい、ついには2軍落ち。 復帰してきての先発登板は帆足投手の意地が感じられました。 ヒーローインタビューで少し涙目で声を奮わせる姿からも、それが伝わってきました。 防御率が悪かったものの、4連勝中は試合そのものを作っていただけに、 後の登板が炎上続きだったにしても「たまたま」と言われたのは少なからずショックだったことでしょう。 けれどよくここまで這い上がってきてくれました。 悔しさをバネにし、成長を遂げた帆足投手の姿… 心強いです! 今日のピッチングで今度こそ首脳陣の信頼を勝ち取れたことでしょう。これからの活躍に期待したいですね。 打線の方は苦手のバーン投手を攻略。 今日はストレートの走りがもう少しでコントロールが良くなかったこともあったのでしょう。 打線が繋がりを見せて大量点を奪えましたね。 今日は先発全員安打でしたが、とりわけ8・9・1番の活躍は秀逸。 細川選手が4打数3安打2打点1ホームランの活躍、 スタメン復帰の高木浩之選手が4打数4安打3打点の大活躍、佐藤選手が5打数3安打4打点と活躍。 佐藤選手はこれに加え、1打席目に盗塁を決めて同点劇を演出し、 2回裏は粘ってバーン投手に13球も投げさせる粘り強さ。 佐藤選手のしぶとい活躍と高木浩之・細川選手の長打、他の選手の繋ぎが打線爆発を呼びましたね。 今日の試合展開説明。ネットの動画配信中心です。
今日の勝因はなんといっても帆足投手の好投でしょう。 立ち上がりから足を大きく上げてストレート・変化球ともに良かったので安心感はあったんですが、 やや力押しになってしまったのか、1回は大阪近鉄の勢いに飲まれて2失点してしまいました。 ただそれによって丁寧に行こうという気持ちが生まれたのか、コントロール良く投げることができていました。 内角のボール気味の球で厳しく攻め込み、スライダー回転のストレートとシュートを駆使して打ち取り、 得意のパームボールをストライクゾーンからボール気味に沈めると。 不調時には見られなかった「ピッチングの厳しさ」がありました。 ストライクゾーンの中で勝負するのではなく、ボールゾーンを交えて勝負できたのが今日の好投の理由だと思います。 帆足投手は球種が少ないこともあって、不調に陥るとやや打たれ弱い面がありました。 球種はスライダー回転のストレートとパームの2種類。今年覚えたシュートとカーブを織り交ぜるといった形。 こうなると低めのパームを捨てられてしまうと厳しくなってしまいます。 それに解説の松沼雅之氏によれば、力むとストレートが動かずに普通のストレートになってしまうらしく、 打者が捉えやすくなってしまうそうです。 不調だった理由はここらにあったのだと思います。 やはりピッチャーはストレートの出来なんですね。ストレートが良かったことでパームも生きてきたようです。 球数が147球と多くなってしまったものの、完投できたのは帆足投手にとって大きなことだと思います。 4月の好調時であっても、好投しながら7回に掴まってしまって途中降板というケースが何度となくありました。 今日は大量点に守られていたとはいえ、7回の壁を破って完投勝利ですからね。大きな進歩です。 これで今後は7回にバタバタすることはないでしょう。 スッキリと終われなかったことでファンにも首脳陣にもイメージが悪かった帆足投手。 その壁を一つ乗り越え、大きく成長してくれたことでしょう。 打線の方は下位打線を中心に打ちまくって、先発全員安打の20安打13得点! 昨日の勢いそのままで今日に繋いでくれました。 なんといっても佐藤選手の粘り強さ。 追いこまれてもファールで粘って球数を投げさせるしぶとさ、塁に出ると相手投手の癖を盗んで走るクレバーさ。 良いリードオフマンぶりを発揮しています。 よく引きつけて打てるので左右両方に自由自在。昨年辺りから強く振れるようになったのも大きいですね。 今のライオンズにとって佐藤選手の活躍は必要不可欠なものになってます。 最後の守備に関しては反省してもらうことにしましょう。ちと軽率だった印象。 そしてスタメン復帰の高木浩之選手の活躍! ここの所、石井義人選手がスタメンで使われることが多く、少し危機感があったのでしょうか? 今日は4打数4安打、3本の長打という大活躍ぶり。明日の文化放送プレゼント・長打賞は大変ですな(笑) 今日のバッティングの良さは高めの球に対して振りまけなかったことでしょう。 これまでは高めの球に手を出してポーンと打ち上げてしまうケースが目立っていました。 それが今日は内外角の高めの球にバットが素直に出ていました。ここらが今日の活躍に繋がったように思います。 今日のバッティングが続けられれば、好成績を収められるはず。 五輪期間で和田選手が抜けますから、野手のリーダーとして頑張ってもらいたいです。 あとは細川選手がホームランを含む3安打猛打賞と活躍! リードの方でも帆足投手を引っ張って久々に先発勝利をもたらすなど試合に貢献してくれました。 今のように本来的にはバッティングいいのになぁ… なんでバットのグリップの位置を下げていたのか分からない。腰付近まで落としてたし。バットが重たかったのか?(笑) さすがに3割を打てるような確実性はないと思いますが、長打力を持った.250〜.280の打者にはなれるはず。 普通に打ってれば中日の谷繁選手のような成績は収めてくれると思ってます。 今の打撃フォームを忘れないようにして欲しいですね。 色々と批判のある守備面に関してですが、キャッチングや2塁へのスローイングは良い方だと思ってます。 昔はポロポロやってましたが、今はほとんど見ません。かなりキャッチングは成長してきた印象。 課題はピッチャーへの返球とリードにおける投手の状態把握の2つでしょうか。 なぜかピッチャーへの返球のコントロールが悪い。高過ぎること多々。 素早くピッチャーにボールを返すのはいいことだと思うんですが、胸に返さないと気持ち良くないでしょう。 投手に気分良く投げてもらうためにも、きちんと胸の所に返さないと。基本の再徹底をよろしくお願いしたいです。 リードに関してですが、慎重すぎる以外は特に気になる点はありません。 2ストライクノーボールから勝負に行かずに高めに外したりと、ボール球を使い過ぎる傾向は確かにありますね。 コントロールのいいピッチャーならまだしも、悪いピッチャーだと四球の可能性が大きくなるので気をつけて欲しい所。 あとはピッチャーの状態把握。なんか鈍い印象あり。 その日のピッチャーの状態を把握しきれないから、ベストの時の組み立てをしてしまいます。 今日はこの球がいい、この球はダメといった状態把握を早い段階でできるようになりませんと。 ピッチャーとの呼吸が合わないのはそこら辺が理由だと思います。 細川選手は捕手経験が割りと浅い方で、大学時代も他ポジションをやる時期がありました。 そういった見抜く目がまだ備わってないのかもしれません。 ただ今年のリードを見ていると、去年と比べて大分できるようになってきたと思います。 経験を積むことで成長してきてますから、ダメでも何でも混乱してようがミスしようが使いつづけて欲しいです。 このままでは野田選手も細川選手も育ちませんよ。キャッチャーこそ我慢強く起用して欲しい所。 昨日活躍した中村剛也選手ですが、今日改めて見てもタイミングの取り方が遅いような… あれで合わせられているから不思議。 ファールも右方向に良い当たりしてましたし、いかに上半身が柔らかく使えて、リストが強いかが分かります。 絶対パワー型じゃなくて技術型だよなぁ。ベストタイミングで合わせられた時のバッティングが楽しみ。 今日は大差がついていたこともあり、サードの守備に付いていました。 一つサードゴロを捌きましたが、無難という感じでした。 左右の動きは分かりませんが、体の使い方が柔らかいので守備自体は上手そうです。 個人的には調子がいいとは思えないので、様子を見ながら使っていくのがいいと思います。 去年の中島選手のように使っていき、来年一気にブレイクさせて欲しいですね。 170センチ台の身長に100キロ近い体重の選手は魅力的ですから。 気になるのはフェルナンデス選手と小関選手。 どちらも最悪な状態は脱しているように見えますが、結果がなかなか付いてこない… 2人とも簡単に打ち上げてしまう打球が目立つんですよね。 今日はフェルナンデス選手が右方向へライナー性の打球、 小関選手が低い弾道で打ち返す打球が見られたのでそれを活路として欲しい所。 8月の連戦やプレーオフでは実績ある選手の活躍が必要不可欠ですから、彼らには頑張って欲しいです。 これで後半戦は2連敗して1勝するというパターンが続いています。 幸か不幸か、明日からのダイエー戦は2連戦なので、計らずともこの法則は破られそう。 …えー、もし連敗したら、泣きます(苦笑) 首位攻防戦とはいえ、後半戦の悪い流れを絶ちきる最大のチャンスとなることでしょう。 西武の先発は松坂投手と張投手。完投が期待できる2投手なので、ナイスピッチングを期待したい所。 幸い打線は上り調子なので、先発投手が頑張れば勝ち星は拾えるはず。彼らの好投を期待しましょう。 ダイエーの先発は和田投手と新垣投手でしょうか? 最近はそれほど抑えられたというイメージがないので、上手いこと掴まえて欲しいですね。 打線の活躍に期待しています。 ややゲーム差が広まりつつあるので、ここで踏ん張って行かなければ! 明日からのダイエー戦もガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (大)山本(5回)−山村(2回)−矢野(2/3)− カラスコ(1/3)−吉川(1回) (西)許(1回1/3)−潮崎(1回2/3)−トモキ(1回1/3)− 芝崎(1回2/3)−森(3回) (本)和田26号、フェルナンデス18号、中村1・2号 |
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大阪 | 0 | 5 | 1 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 3 | 17 | ||||
西武 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 | 1 | 11 |
ここまで投手が酷いとなぁ…何も言うことありません。 豊田投手を始め、リリーフ陣のケガが多いので後ろが計算できません。 長田・小野寺投手がいれば、もう少し事情は違ってきているのに… 層の薄さが致命的になっています。 打線の終盤の追い上げに関してはお見事。 ただこういう試合のパターンなのか、追い上げたとしても必ず一歩及びません。 序盤の無駄な失点がどうしようもなく悔やまれるんですよね。2回の5失点とか、5回の8失点とか… 最後は併殺で終わるなど完璧な負けゲーム。 投打が全く噛み合わない典型的な試合をやってしまいました。 今日の試合展開説明。NACK5中心。試合前半のみチェック。あとは結果から。
今日の勝敗を分けたのは2回の守備。 北川選手のピッチャーゴロ(強襲でセカンド内安打)といい、的山選手のピッチャーゴロといい、 捕球できない打球ではありませんでした。 特に的山選手のピッチャーゴロはおあつむきらえのホームゲッツーのイージーゴロ。 それを弾いてしまうんですから… 集中力を欠いていたと攻められても仕方ありません。 これが大量失点の引きがねとなってしまっただけに、痛いミスとなってしまいました… その後の投手陣は打たれるわ打たれるわ… 被安打20、四死球7と塁を賑わせてくれました。 全体的にコントロールが甘く、カウントを悪くしながら打たれるケース多々。内容的にも最悪だったかと。 7回から登板した森投手ですが、9回のピッチングが悔やまれます。 調子が悪い時はピッチングが小さくなりがちなので、 長いイニングを投げて大きな形に直させるのはいいことなんですが…結果的に裏目に出てしまいました。 もうこうなると9回には登板させられませんね。9回じゃなかったら抑えてくれるかも(苦笑) 森投手にとっては9回が魔のイニングになりつつあり。 もう少し調整させながら、セットアッパーで8回・延長戦を任せるのがベターかもしれません。 抑えは星野投手で。下から小野寺・長田投手が上げられるなら、その2人がいいかと。 打線の方では中村選手が5打数4安打2ホーマーと大活躍! 苦しい試合展開の中でチームの清涼剤になってくれましたね。中村選手の活躍で随分と救われました(^^; 打球方向はセンター中心。 第2打席までしか映像でチェックできなかったので、詳細は分からず。 プロ1号のホームランをNHKのハイライトで少し見たら、ジャストミートではなく擦った感じに思えました。 よくあれでバックスクリーン右まで飛ばしたよなぁ。もう凄いと言うしか。 1打席目を見た時は足を上げるタイミングが若干遅いかなと思ったんですが、 それでもバットコントロールで打球を捉えてましたからね。 なんとなく調子が良くて打ったというよりも、調子が悪いなりに上手く打てたという印象を受ける打撃です。 もう少しタイミングの取り方が上手くなれば、長打も増えて率も上がってくるはず。 170台前半の身長に100キロ近い体重の巨漢選手なので、パワー押しに見えがちですが、 どちらかというとリストを生かした技術タイプの打撃をする選手のように思えます。 ただのパワーヒッターではない、そう思わせてくれる選手です。 ベストのスイングができた時にどういう成績を残してくれるのか… また一人、楽しみな選手が出てきてくれました! とりあえず連敗中のチームに対してはピッチャーカ頑張れ、しっかり守れということで。 後半戦の崩れるパターンに守備の乱れが目に付きます。 ミスを極力なくし、確実なプレーを心がけて行って欲しいです。 明日の先発は帆足投手。 ファームで好投して結果を残してきただけに、明日のピッチングに期待しています。 リリーフ陣が苦しいですから、チームを活性化するようなナイスピッチングを見せて欲しいです! 明日こそガンバレ、ライオンズ!! |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | (大)川尻(5回2/3)−有銘(1回)−吉川(1回1/3)− カラスコ(1回)−吉田(1回) (西)西口(7回1/3)−星野(2/3)−森(1回)− 芝崎(1/3)−田崎(2/3) (本)中島17号、カブレラ6号、フェルナンデス17号、阿部5号 |
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大阪 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 5 | 10 | ||||
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
今日はもう何も言うことなし。 普段からランナーを溜めっぱなしですから、リリーフ失敗したらフォローが効きません。 もうガックリ。 両先発の調子を見た時は「危ないかな」と思ったけれども、ホームラン攻勢で川尻投手をKO。 上手く勝ちを拾えたと思いきや、抑えの森投手が打たれて台無し。 ラッキーな試合が一転して勿体無い試合に早代わり。 はぁ…抑え投手って大事ですね… 今日の試合展開説明。文化放送主体。
今日の敗因は9回の森−細川バッテリー。 森投手はコントロールを乱しがちで、ストレートは全部高く高く… カウントを悪くしてランナーを溜め込んでしまいました。抑え投手としてはあまりにも不安定すぎます… 水口選手のタイムリーの場面では細川捕手のリードが仇になった感じです。 フォークで2球空振りを取った後、ストレートで外してしまったため、 完全にフォークに狙いを定められてしまい、ボール気味の球を上手く運ばれてしまいました。 もし3球勝負に行っていたなら… そう考えると残念でなりません。 今は2人の代わりが1軍にいないんですから、今日の敗戦をバネにして戦って行って欲しいです。 収穫としては「貝塚選手がまた左投手からヒットを打った」こと、 「石井義人選手のセカンド守備が安定してきている」こと、 「フェルナンデス選手がホームランを放った」こと、 「カブレラ選手が軽打でホームランにした」ことの4つかな? これらが生きてきて、明日からの試合、打線が活発になっていくことを期待したいです。 今がライオンズの一番苦しい時! なんとか踏ん張って行きましょう! 明日こそ、ガンバレ、ライオンズ!! |