2003年プロ野球順位予想

新サイトになったことですし、これまでの戦績を振り返っておきましょう(^^;
左が予想で右が現実、赤が当たりで、青が大外れ、緑が惜しいです。

00セ 01セ 02セ 00パ 01パ 02パ
優勝 巨人 巨人 中日 ヤクルト 横浜 巨人 西武 ダイエー 西武 近鉄 西武 西武
2位 横浜 中日 巨人 巨人 巨人 ヤクルト ロッテ 西武 ダイエー ダイエー ダイエー ダイエー
3位 ヤクルト 横浜 横浜 横浜 広島 中日 オリックス 日ハム 日ハム 西武 近鉄 近鉄
4位 中日 ヤクルト 広島 広島 阪神 阪神 日ハム オリックス ロッテ オリックス 日ハム ロッテ
5位 阪神 広島 ヤクルト 中日 ヤクルト 広島 ダイエー ロッテ オリックス ロッテ ロッテ 日ハム
6位 広島 阪神 阪神 阪神 中日 横浜 近鉄 近鉄 近鉄 日ハム オリックス オリックス
なんとも…まぁ的中率が悪いことで(苦笑)
02年はパリーグが大当たりだった代わりにセリーグが散々でした。
それでも恒例行事と言えるので一応予想しておきます。当たるといいんだがなぁ(^^;


≪2003年プロ野球ペナントレース順位予想≫

セリーグ パリーグ
優勝予想 ジャイアンツ 西武
2位予想 阪神 ダイエー
3位予想 ヤクルト 日ハム
4位予想 広島 近鉄
5位予想 中日 オリックス
6位予想 横浜 ロッテ

半分真剣、半分大胆予想といったところ(^^;
セリーグは大方の予想だとジャイアンツ・阪神・中日の優勝争いでしょう。
だけど私は敢えてヤクルトと広島を押します。
パリーグは西武・ダイエーの優勝争いという見方が多いでしょう。
ただ私は日ハムが台風の目になって混戦になると見ています。
そんなわけで以下、解説です。


≪2003年セリーグ順位予想 解説編≫

今年のセリーグは4番打者が全て変わりました。
ジャイアンツ:高橋、阪神:濱中、ヤクルト:ラミレス、広島:新井、中日:アレックス、横浜:ウッズ。
チームとなる4番の出来が予想できないだけに、得点力がどれぐらいになるのか予想しづらく、
投手陣の勝ち星も計算しにくいので、順位予想が大変しづらいです。
今年は各チームとも4番打者には我慢を強いられる年になるでしょう。
そのため成績が安定せず、混戦になってくると予想します。
あとは松井秀喜という球界を代表する打者が抜けてスター不在となってしまった点を考慮すれば、
今年はニューヒーロー登場の年となる可能性があります。
 (もっともそうならなければ日本球界はピンチになって困ります)
将来球界を引っ張るニューヒーローが現れたチームが上位に来るのではないか…そんな気がしています。

以上の点を考慮すれば、やはりジャイアンツが一番手に来るでしょう。
高橋由伸選手は新4番の中でも実績を残していますし、それだけの打撃センスを持っている打者です。
球界のニューヒーロー(ニューでもないけど)にも相応しいですし、今年もジャイアンツが優勝候補筆頭です。
昨年は二岡・斉藤・阿部選手が活躍しましたし、彼らの飛躍にも期待できます。
また高年齢化で心配される投手陣には木佐貫・久保投手という即戦力新人が加入したので、
彼らのニューヒーローとしての活躍が期待できそうです。
ジャイアンツが優勝するためには4番高橋由伸の活躍、木佐貫・久保投手の活躍が必要不可欠でしょう。

次に来るのは球界を盛り上げる願いも込めて阪神タイガースを推します。
新4番でニューヒーローという点で一番合致するのは25歳の濱中選手です。
昨年は3割を打ちましたし、今年の飛躍が期待される若手NO1打者でしょう。
我慢強く使っていけばチームも活性化して良い方向に向かっていくと思います。
調子悪いからといってそこを金本選手や桧山選手で埋めようとすると逆にピンチになるかもしれません。
不安要素は入れ替えが多かった投手陣。特にリリーフ陣が不安です。
早い段階で勝利の方程式が作れるか否か…この2点が阪神優勝のカギを握ると思います。

問題はその次ですよね。本当ならば戦力充実の中日を推したい所ですが…どうもありきたりのようで。
前評判高い時の中日はあまり良くない印象がありますから、敢えて外して考えてみました。
オープン戦は活躍しましたが、アレックス・クルーズの両外国人選手が不安に感じます。
そこで立浪選手が4番を打つような展開になると…辛いんじゃないかなぁと思ってしまいます。
最近は若手への切り替えが上手くいってますが、ニューヒーローとなると少し浮かんできません。
福留選手がさらなる飛躍をなさない限り、意外と苦しい戦いになってくるでしょう。
投手陣はギャラード投手の安定感がなくなってるのが気がかりです。
近鉄から獲得した大塚投手も調整不足が心配なので大活躍は難しいと予想します。
ただ裏を返せば福留選手・大塚投手が活躍すれば優勝できるということになるんですがね(^^;
そこら辺は予想を外した時の保険ということでお願いします(爆)

私が敢えて上位に推したのがヤクルトです。
4番はラミレス選手が打つようですが、ヤクルトの場合、ポイントとなるのはその後の打者だと思います。
そう、24歳の岩村選手です。彼がトリプル3を獲得するぐらいの勢いでいけば球界のヒーローになれます。
ただ岩村選手の右肩痛を始め、古田選手の怪我も気がかりです。
投手陣を支えている古田選手を欠く展開になると…ペナントレースは大変なことになりそうです。
逆に古田選手がいれば投手陣はまとまりますし、良い方向に向いてくるでしょう。
言われているペタジーニ選手の穴はべッツ・鈴木健選手で埋まるでしょうし、
イースタン本塁打王の畠山選手をニューヒーローと育てるのも手です。
ヤクルトは世代交代次第で一気に上位を狙える気がします。

昨年は戦力充実していたにもかかわらず、5位に終わってしまった広島はなかなかだと思います。
新外国人選手のハースト選手は6番辺りを打ちそうですから、成績を残してくれるのではないかと感じています。
ただ猛練習のせいか、伝統的に怪我人が多いチームでもあります。
新井選手の脇を固める緒方・前田両ベテラン選手が長期欠場となると一気に戦いづらくなるでしょうね。
課題だった投手陣はここ数年で整備されてきましたし、抑えのほうも新人の永川投手が加わって層が増しました。
今年はショートにシーツ選手、セカンドに福地選手が入って守備も良くなりますし、期待したい所です。
ニューヒーローとしては栗原・甲斐選手の1軍定着、レギュラー入りを期待します。
緒方・前田選手のフル出場は無理でしょうから、若い力の爆発を期待したい所です。

横浜は古木選手というニューヒーローが誕生間近なんですが投手陣が少し…
精神的主中である三浦投手の復帰次第でしょう。吉見投手に過度な期待をかけるのはまだ酷だと思います。
リリーフ陣や守備力にも疑問符が付きますし、現時点では苦しい戦いになってしまうような気がします。
ただ三浦投手が完全復帰して、投手陣の役割分担がはっきりすれば上位を狙えるのではないでしょうか?
昨年は若い粋の良い選手が1軍を経験しましたから、年間通して活躍できるか…それが鍵でしょう。

今年のセリーグは打線が様変わりしたので、新戦力がどれだけやってくれるかが楽しみです。
ここ数年は高齢化が危ぶまれましたが、若手選手が徐々に出てきているので、
一気にチームの主力看板選手としてブレイクしてもらいたいですね。
今年はそれができたチームが優勝できる、そんな気がしています。
数字では現せない、若手選手の勢いやチームの結束力で決まるような、ドラマチック野球を期待し、
熱い戦いが繰り広げられる混戦セリーグになることを期待したいですね。


≪2003年パリーグ順位予想 解説編≫

パリーグの4番打者も完璧とは言いづらいのが現状です。
Bクラスチームの外国人選手が入れ替わり、その選手がどういう活躍をするのかまだ見極め付きません。
オープン戦では新外国人選手はまだ結果を残せていないので、やはり不安は付きまとうかなと感じています。
Aクラスチームの4番打者も安心とは言えない状況にあります。
ダイエーは小久保選手がスライディングミスで今季絶望の大怪我、
西武のカブレラ選手は右肩痛や腰痛など突貫工事的な調整が失敗した印象がありますし、
近鉄の中村選手は昨年のFA騒動のゴタゴタでどれだけ野球に、チームプレイに徹することができるのかが不安です。
だからパリーグもセリーグ同様、ニューヒーロー誕生が必要不可欠だと思います。
ここ数年はローズ・カブレラ選手ら外国人選手の活躍で湧いたパリーグですが、そろそろ日本人ヒーローが欲しい所。
パリーグもそういう観点から順位予想をしていきたいと思います。

イースタンリーグ2連覇をするなど若手野手の伸びが著しいのは昨年優勝の西武ライオンズです。
新人の後藤選手も良いようなので、ニューヒーロー誕生の可能性はパリーグで一番高いチームでしょう。
ただ磐石を誇っていた投手陣に不安が残ります。
昨年も先発投手陣は言われてるほど良くありませんでしたし、抑えの豊田投手には勤続疲労が残ってるようです。
昨年の日本シリーズ惨敗、ベテラン伊東捕手の後継者などチーム改革が一番必要なチームだけに、
育てて勝つ難しさが最後まで付きまといそうな感じがあります。
どれだけスムーズに若手へ世代交代が測れるか…それがライオンズ優勝の鍵を握ることでしょう。
ニューヒーローにはファームでも実績がある中島選手、高山選手に期待します。

ニューヒーローという点では毎年贅沢な補強をしているダイエーにそろそろ出てきてもらわないと困ります。
今年は新垣・和田投手という大学生ビッグ2を獲得し、昨年の寺原・杉内投手を含めて投手陣が一気に良くなりました。
打線では小久保選手が今季絶望となったのが痛いですが、
若手の川崎選手や吉本選手にチャンスが巡ってきてますし、逆にチームが上手くまとまっていく可能性があります。
投手陣にエースと呼べる存在が誕生すれば、優勝へググッと近づいていくことでしょう。
昨年も4月は先発投手がローテーション通り廻って投手王国かと思いましたが、
終わって見れば年間でローテーションを守り切った投手はなし。
一年を通して活躍できるエースの確立がダイエーの最大の課題です。
そういう観点からニューヒーローには寺原・杉内・斉藤投手辺りに期待したい所です。

パリーグの場合は戦力的に差が少なく、3位以下の予想が難しいです。
私は敢えてヒルマン新監督の日本ハムを推したいと思います。
1年で早々変わるとは思えませんが、バレンタイン監督がロッテを2位に押し上げたという前例があります。
ヒルマン監督は選手との対話を重んじる監督で、機動力野球・緻密な野球を目指しているため、
豪快野球のパリーグの中では面白い存在になれるでしょう。
近鉄が上位キープする前はAクラス常連などパリーグの強豪チームだっただけに、
力の入れ方さえ変えれば一気に躍進すると思います。
そのためには先発が中5日で廻れるだけのリリーフ投手陣の充実が必要でしょう。
ヒルマン監督の手腕に期待しつつ、日本ハム投手陣の成長を楽しみにしたいと思います。
ニューヒーローにはOP戦から好調の高橋信二選手に正捕手兼打線の軸を期待します。
あとは機動力野球に必要な足を持っている森本選手に注目したい所です。

近鉄は大塚投手が抜けたとはいえ、昨年前半は岡本投手で抑えは大丈夫だったので問題ないように見えますが…
やはり投手陣の精神的主中を失うのは想像以上の戦力ダウンだと思います。
後に大塚投手が控えているから、そんな試合を数多く見てきました。
確かに若手投手の台頭が進んでいますが、そう簡単に切りかえられるほど現状の投手陣はよくありません。
打線も大石新コーチの活躍場所がないように見えますし…(足が使える選手がいない)
今年は昨年までの戦い方はできないんじゃないかと予想します。
ニューヒーローとしては投手で高木・宮本投手、打者では走れる森谷選手に期待したい所です。

オリックスはメジャー逆輸入コンビや外国人選手など大幅な補強をしましたが、
開幕の時点ではその補強が生きていないのが気がかりです。
吉井・マック鈴木投手に大幅な勝ち星を計算できるかというと少々疑問が残ります。
それに昨年結果を残した金田投手やユウキ投手を開幕から欠くことが戦力的不安を強くします。
課題の打線は貧打解消とまでいってないのが…ブラウン・オーディズ・山崎選手らの爆発に期待しましょう。
ニューヒーローにはマック鈴木投手、葛城選手辺りに期待したい所。
でもこのチームを変えるにはもっと大きな存在が必要かも…イチロー選手のような起爆剤を探して欲しいです。

ロッテは打の軸となる予定のローズ選手が退団したショックが大きいです。
ならば、投の軸復活でチーム浮上を狙えばいいのですが、その黒木投手復活の目処が全くたたない状況です。
戦力的に悲観するほどではありませんが、チームの雰囲気を変える存在がいないのは痛いです。
ニューヒーローは寺本・喜多・今江選手辺りに期待したい所。
まずは黒木投手が一刻も早く復帰して雰囲気を変え、ニューヒーローとともに新しいチームを作って欲しいです。

今年のパリーグは選手層という点で西武・ダイエーが一歩半ほどリードしている印象がありますが、
開幕前では怪我人が出たり、調整不足の選手がいたりと全てが機能していないように見えるので、
思いの外、混戦模様になってくると思います。
メジャー人気に押される形でパリーグは人気低迷が続いています。
そろそろ盛り返していかなければリーグの存亡に関わってくるでしょう。
それだけにニューヒーローの登場を期待したい所ですね。
松坂投手を中心に若い世代が頑張っていけば自然と活気が出ると思います。頑張れ、頑張れ、パリーグ!



野球見よのTOPへ戻る

〔FTcomのindexへ〕