2003年西武ライオンズ応援日記

10月5日最終戦 西武ライオンズ 3−4 千葉ロッテマリーンズ

(西)大沼(8回)−土肥(2/3)
(ロ)薮田(8回)−川井(1/3)−シコースキー(2/3)
(本)和田30号、福浦19号
西武
ロッテ 1×

オリ−日ハム 広島−阪神 横浜−中日
5−4 1−5 6−9

和田の2年連続30号到達のホームランで先制するもサヨナラ負け。最終戦を飾れず…
また負けました…
伊原監督の退任報道後もさっぱり、本拠地最終戦&伊東選手の引退試合も負け、
140試合目の最終戦も負けてしまいました。
なんというか、ことごとく節目になるような試合に弱いですなぁ…これじゃ日本シリーズも勝てないっすよ…
もう少しここ一番という所でやってくれる選手が増えてきませんと。
和田選手が昨年の屈辱をバネに勝負強さがでてきた感じがしますが、他がイマイチ。
カブレラ選手も松井選手もねぇ… 若い選手からそういう勝負強い選手が出てきて欲しいです。
何て言いますか、「ここで打ってくれ!」と思った時に打ってくれる選手、
ファンの気持ちを裏切らないような勝負強い選手が今のライオンズには必要だと思います。
そういう選手でなければ「スター」にはなれませんよ。
若いスター候補生達には上のレベルを目指して頑張って欲しいです。

では今日の試合の方を簡単に。
中島選手…「びっくりするストレートはない。まとまった投手が多いので返って絞りやすい。
       問題は変化球。外角のチェンジアップ系の球に手が出てしまう。」

2回表
和田選手が外角高めストレートを打ち、ライトスタンドに入る30号ホームラン!
ライオンズが先制!

細川選手…「シーズン終盤になって、ようやく周りが見えるようになった」
       バッターの狙い球、相手の考えていることなど。

3回裏
先頭の小坂選手のファーストゴロをマクレーン選手が弾いてしまう内安打を許し、
続く原井選手に低めストレートを打たれる右中間を抜くタイムリー2ベースで失点。
福浦選手はライトフライでランナー3塁へ、堀選手にはストレートの四球。
1アウト1・3塁となり、フェルナンデス選手を打ち取るも、
セカンド高木浩之選手が風に流されて落球、セカンド後方のタイムリーヒットとなって2失点目。
さらにサブロー選手のピッチャーライナーをグラブに一度入れるも落球、1アウト満塁のピンチ。
しかし伊与田選手はピッチャーゴロに打ち取り、ホーム併殺を奪って3アウトチェンジ。

伊原監督…3塁コーチに立つかとの質問に、来シーズン立とうと思えば…なニュアンスを。
       携帯も持たないとと発言。家を離れるという意味か…マジでオリックスかよ、おい…

4回表
1アウトから和田選手が四球で出塁し、ワイルドピッチ2塁へ進塁。
ここで大島選手がインハイストレートを捉え、右中間へタイムリー2ベース!
さらに中島選手がピッチャー返しのセンター前タイムリーヒットを放ち、ライオンズが逆転します。

4回裏
先頭の清水選手をセンター前ヒット打たれるも、渡辺選手の送りバントの後、
井上選手をフルカウントから低めスライダーで空振り三振、
原井選手をファーストファールフライに打ち取って無得点に抑えます。

5回裏
先頭の福浦選手にカウント1−2から近めストレートを打たれ、
ライトスタンドに飛び込む同点ホームランで失点。
しかし後続は変化球でカウントを取り、空振り三振に打ち取っていきます。勿体無い…

6回裏
大沼投手が今日はじめての三者凡退に打ち取る。

7回裏
この回も三者凡退に抑えます。

8回表
先頭の小関選手がセンター前ヒットで出塁するも、
マクレーン選手がサードゴロ併殺打に倒れてチャンスを生かせず。

8回裏
1アウトからフェルナンデス選手を四球で出し、
続くサブロー選手のピッチャーゴロを大沼投手が弾いてしまい、
さらに打球を見失ってしまったことで1塁にも投げられず。
併殺コースが一転オールセーフとなって、1アウト1・2塁のピンチを迎えてしまいます。
ここで代打の初芝選手が登場!
けれど大沼投手が初芝選手をショート後方のセンターフライに、
清水選手にフルカウントまで行くもセンターフライに打ち取って無得点に抑えます。

9回表
この回から川井投手が登板。
ライオンズは大島選手に代えてカブレラ選手が登場!
けれどライトフライに倒れて51号はならず。50本でシーズンを終えます。
1アウトランナーなしとなってロッテはシコースキー投手に交代。
中島選手が当たりはあまり良くなかったものの、ライト前にヒットを放ち、ランナーに出ます。
平尾選手の所で1塁への牽制が逸れ、ランナーは2塁へ進塁。
平尾選手はショートの内安打で繋ぎ、1アウト1・2塁に。
ここで細川選手がセーフティー気味にバントを試み、3塁線に上手く転がり、
サードは様子を見るもベースに当たる絶妙なバントとなるオールセーフ内安打で1アウト満塁。
ここで宮地選手が代打で起用されるも、セカンドゴロ、ホーム封殺で2アウト満塁に。
松井選手の打席でワイルドピッチがあったものの、3塁ランナーの平尾選手が迷って動けず。
最後は松井選手がストレートに空振り三振に倒れてしまい、3アウトチェンジ。

9回裏
この回から土肥投手が登板。
1アウトから井上選手を三遊間抜くヒットを許し、原井選手の送りバントで2アウト2塁に。
ここで福浦選手にセンター前へタイムリーヒットを打たれ、サヨナラ負け。
本拠地最終戦に引き続き、最終試合も飾ることができませんでした。


ラストゲームということで、選手から伊原監督とのお別れのセレモニー。
今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ伊原監督、松沼コーチ、広橋コーチらに花束贈呈。
その後、選手と握手を交わした後、スタンドに挨拶。
選手も応援団・ファンに挨拶をし、西武ライオンズの2003年の戦いが終わりました。


今日の大沼投手は尻上がりに良くなっていったようです。
立ち上がりはコントロールが甘く、高めに変化球が行くことが多かったようですが、
5回に福浦選手にホームランを打たれてからは変化球が低めに決まるようになり、
安定感あるピッチングを見せてくれました。
やはり大沼投手の鍵は変化球のコントロール、低めにスライダー・カーブ・フォークを投げられるかどうか。
ストレートは140〜150キロと力強さがあるので、変化球でカウントを取れれば十分活躍できます。
5回までの投球をインターネットラジオで聴いているとハラハラドキドキでしたが、
残り3イニングをほぼ完璧に投げていましたから、今日の先発は合格点でしょう。
来季に向けて変化球のコントロールを強化し、
先発ローテ・セットアッパーなど常時1軍で活躍して欲しいものです。

打線の方は今日も休憩中。
小関・中島・平尾選手が2安打ずつ、和田・大島・細川選手が1安打ずつという内訳。
 (和田選手はソロホームラン、大島選手はタイムリー、細川選手は8回裏のセーフティーと内容が◎)
こうやって見てみると、ヒットは出ているんですが繋がりが悪いというか…
松井選手と3番に入ったマクレーン選手がブレーキを踏んでしまい、得点することができませんでした。
マクレーン選手は来シーズンの残留は難しそうですね…26本打ってても .225 69打点では…
今のライオンズは大島・後藤・中島・赤田・中村選手など若い打者が育ってきてるので、
6〜7番の下位打線は彼らの成長の場としたい所。
よって3番や5番を打ってくれないとチームとしては困るわけです。
クリーンアップに置くとなれば打率が.270は欲しいところ…
今日はファーストの守備でポロポロやってしまいましたし…残留は厳しくなってきました…
あと松井選手… 8回裏に打ってたら、FA移籍を認めようと思ってましたが(爆)
打たなかったので来季もライオンズで頑張ってください、えぇ(^^;



今シーズンのライオンズに関してですが、77勝61敗2分けと成績自体は良かったと思います。
ダイエー・近鉄の上位2球団に12勝16敗と4つも負け越したことは残念でしたが…
西口・石井投手といった主力を故障で欠き、許・張投手の台湾コンビの不調で投手陣が苦しみ、
打線も4月はカブレラ選手の欠場、伊東選手の怪我、5月は和田選手の怪我、
そして前半戦通して松井・小関選手の1・2番コンビの不調と苦しい戦いをよく乗り切ったと思います。
後半戦はほぼベストのメンバーで臨めましたが、
松坂・森・豊田投手など前半戦頑張った3人に疲れが出てしまったことで思うように勝てませんでした。
一年を通して投打の主力が噛み合うことがなかった中、これだけの成績を残せたことは誇っていいと思います。

主力選手を欠きながらもこれだけの成績を収められたのは若手選手の成長です。
長田投手と後藤選手のドラフト自由枠コンビが開幕から頑張り、
大島・佐藤選手がそれに続き、前半戦の打線を支えて行きました。
さらに投手陣が苦しい時期に帆足投手が先発投手で台頭し、
8月の苦しい戦いの中では中島・赤田選手といった所がアピールをしてきました。
ペナントの動向が決まりかけていた9月には鳥谷部投手と中村選手がアピール。
そして何より、伊東選手が出場できない時期を細川選手が支え、
シーズン後半は野田選手が負けじと正捕手争いに加わってきました。
その他にも大沼投手や小野寺投手、水田選手といった所も1軍の試合に出場しましたし、
上手く若手選手を育てながら厳しい優勝争いを戦えたと思います。
本来なら、これだけ若手選手を使っていくと成績が伴わないものですが、
今年のライオンズは上手く両立していたと思います。
若手選手を育て上げながらの2位ですから、今年の成績は価値あるものです。
若手選手の良い経験にもなったことでしょうし、若手転換のスタートとしては上々でしょう。
あとは定着できるかどうか、これが鍵ですね。彼らには一気にレギュラーを狙っていって欲しいです。

若手選手の成長という面では優勝したダイエーにも同じことが言えるのかもしれません。
野手では川崎選手や高橋選手、投手では斉藤・和田・新垣・杉内・寺原投手ら若手の活躍が目立ちました。
ただダイエーの場合、純粋な新戦力は和田・新垣投手のみ。
その他の選手は昨年から1軍に在籍するなど、随所で光るものを見せていました。
ダイエーの場合は昨年から種を蒔いていたわけで、ライオンズとはやや状況が異なります。
ライオンズは大島・佐藤選手以外はほとんど新戦力、1軍で試合に出るのは初めての選手ばかり。
種を蒔きながら、上手く肥料や水を与えて芽を育てた…そんな感じでしょう。
ですから真価が問われるのは来年、芽が大きく育つのか、摘まれて再び種を蒔き直すことになるのか…
期待半分、不安半分といった所ですね。
若手が大きく育てば、現有戦力でも十分優勝を狙えると思っています。

ただ若手選手が増えたこともあってか、昨年徹底された「卒のない野球」が少し疎かになってしまいました。
守備でのエラー・連携ミス、四球連発、ポッポフライの山とライオンズらしくないプレーが目立ちました。
ベテランの伊東捕手やトレード放出した中嶋選手に代わり、
経験の浅い細川・野田捕手がマスクを被った影響も少なからずあったのでしょう。
こういったチームプレーは一朝一夕では身につきません。
秋季キャンプから、いや、もう明日から徹底していかないとダメ。
ダイエー・近鉄といった上位球団に負け越したのはここらのチームプレーの差が大きな要因だと思ってます。
若手選手が来年までに「卒のない野球」をできるかどうか、これが来年の大きな課題。
戦いはもう明日から始まっているといっても過言ではないと思います。
今から若手選手はガンガン鍛え、来シーズンの今頃は喜びを分かち合えるようにしましょう^-^;

今日のコメントにもあるように、伊原監督はどうやらオリックスの監督を受けるようです。
広橋コーチや松沼コーチなど、西武OBのコーチが再びオリックスに流れることが予想され、来年は戦いにくくなりそうです。
ただライオンズにとって幸いなのは来年がプレーオフ制ということです。
もちろん1位でプレーオフを迎えるにこしたことはありませんが、最悪でも3位以内に入ればプレーオフに参加できます。
どんなにゲーム差が離れようとも、優勝争いに加わることができます。
若手へのチーム転換期で安定した成績を残せるかどうか分からないライオンズにとっては不幸中の幸いです。
私は今回のプレーオフ制のシステムに対しては納得し切れない部分もありますが、
ライオンズにとってはラッキーだったのかもしれません。
上手く若手選手を使っていき、彼らがシーズン後半までに確固たる戦力に育てば、
3位であってもプレーオフで挽回することができると思います。
決まった以上は制度を生かさない手はありません。
若手への転換を今年以上に進め、新しいライオンズを作って行って欲しいですね。
今年は「新生ライオンズのスタートの年だった」、来年の今頃はそう言えるといいですね。
新しいライオンズの飛躍を祈って、ガンバレ、ライオンズ!!




10月4日 西武ライオンズ 6−9 千葉ロッテマリーンズ

(西)小野寺(3回)−帆足(3回)−許(1回)−松坂(1回)
(ロ)小林宏(8回)−小林雅(1回)
(本)松井33号、フェルナンデス30号・31号、初芝4号
西武
ロッテ ×

広島−阪神 横浜−中日
7−10 3−1

前半は打線が効率よく得点するも、中盤以降は投手が踏ん張れず…逆転負け…
今日は6回表までは文化放送のインターネットラジオ中継聴いてましたが…
それ以降は移動のために聴いていません。こっぴどくやられちまったようですな…(涙)

1回表
先頭の松井選手がセンター前ヒットで出塁し、
続く小関選手の送りバントはキャッチャー前の失敗の当たり、しかし清水捕手の2塁送球が逸れてオールセーフ。
和田選手はファーストファールフライに倒れるも、
打撃練習で自打球を受けて大事を取って欠場となったカブレラ選手の代わりに4番に入った中村選手が
三遊間深くへの内安打を打ち、1アウト満塁のチャンスを作ります。
ここで5番大島選手がコンパクトにセンター方向に弾き返す2点タイムリーヒットで先制します。
なおもチャンスは続きましたが、中島選手がレフトフライ、マクレーン選手がサードファールフライに倒れてチェンジ。

1回裏
今日の先発は、プロ初登板でボール連発と大荒れだった小野寺投手。プロ初先発です。
前回同様、立ち上がりからコントロールが定まらない小野寺投手、
先頭の小坂選手を四球で出してしまい、小坂選手がすかさず盗塁を決めてノーアウト2塁、
続く福浦選手を追い込みながらもフルカウントとしてしまい、センター前ヒットを打たれ、早速1失点してしまいます。
井上選手をキャッチャーファールフライに打ち取るも、堀選手に四球、
フェルナンデス選手を打ち取りながらも詰まったのが幸いしたセンター前ヒットを打たれて満塁のピンチ。
ここでサブロー選手に犠牲フライを打たれてしまい、同点に追い付かれてしまいます。
ただ最後は波留選手をショートゴロで打ち取り、勝ち越し点は許しません。

2回表
先頭の野田選手がレフト前ヒットで出塁し、高木浩之選手が送りバントを決めて、1アウト2塁。
ここで松井選手がプロ通算150号となる2ランホームランを放ち、再びライオンズが勝ち越します。
さらに小関選手がセンター前ヒットで出塁し、和田選手のレフト線の2ベースヒットで
スタートを切っていた1塁ランナーの小関選手がホームイン、3点を勝ち越します。
(中村選手はサードゴロ、大島選手はレフトフライト後続は続けず)

2回裏
この回は清水選手と小坂選手にヒットを許すも、後続を打ち取って無得点。
福浦選手からSFFで初の三振を記録する。

3回裏
2回途中から少し安定感が出てきた小野寺投手でしたが、この回のフェルナンデス選手の一発で崩れます。
1アウトからフェルナンデス選手に打ち取ったかなと想われる打球がスタンドに入ってしまい、
続くサブロー選手にレフト前ヒットを許し、波留選手をショートゴロに打ち取った後、
清水選手にレフトへタイムリーヒットを打たれてしまい、この回2失点、1点差とされてしまいます。

4回裏
この回から先発の小野寺投手を諦め、帆足投手が2番手として登板します。
しかし帆足投手もコントロールが安定せず、先頭の小坂選手に四球。
福浦選手にライト前ヒットを許して、ノーアウト1・3塁のピンチ。
ここで井上選手がレフトへ浅いフライを打ち、小坂選手がスタートを切るも和田選手の肩が勝り、ホームでタッチアウト!
この回の失点は免れます。

5回裏
フェルナンデス選手に甘く入った球を打たれるソロホームランが出てしまい、同点に追い付かれてしまいます。

6回表
3回以降、立ち直った小林宏之投手の前にランナーを出せなかったライオンズ打線でしたが、
この回先頭の中島選手が打球が伸びて行ってレフトフェンスに当たる3ベースヒットでノーアウト3塁とチャンスを作ります。
続く野田選手はショートゴロに倒れるも、高木浩之選手のファーストゴロを福浦選手がバックホーム悪送球、
ライオンズが1点を勝ち越すことに成功します。

6回裏
ここからは詳細知らないので、結果のみ。
先頭の渡辺選手に四球、小坂選手の送りバントでランナーを進め、福浦選手が三振に倒れた後、
代打の初芝選手が代打7打席連続安打日本記録タイとなる2ランホームランでロッテが逆転。

7回裏
この回から許投手が登板。
先頭のフェルナンデス選手にヒットを許し、ワイルドピッチで2塁へランナーを進めてしまい、
サブロー選手のセカンドゴロでランナーが3塁へ進んだ後、
またしてもワイルドピッチをやってしまい、3塁ランナーホームイン。
波留・清水選手を連続三振に取りましたが、痛い失点をしてしまいます。

8回表
先頭の中島選手が死球で出塁するも、牽制で誘い出されてしまってタッチアウト。
後続も倒れてしまい、結果的に3者凡退に。

8回裏
この回から防御率のタイトルを確かなものにするために、松坂投手がリリーフ登板。
しかし先頭の渡辺選手に3ベースヒットを打たれてしまい、
守備から入っていた伊与田選手に犠牲フライを打たれてしまって1失点。
これで防御率は2.83となり、斉藤投手が6回無失点なら逆転されることになってしまいました。

9回表
小林雅英投手に3者凡退に抑えられて、ゲームセット。
結局、2回以降はチャンスらしいチャンスを作ることができず、出塁できたのは中島選手の3ベースヒットと死球だけ。
6−9とロッテに完敗してしまいました。


2回までは良いペースだと思ったんですが… 打てない(涙)
まだ若い選手は1日1本が限界なんですかねぇ… 固め打ちのケースが減ってきています。
まぁ、1日1本確実に打っておけばレギュラーとして使ってもらえるわけですが。
2本ぐらい打ってくれると打点も増えてくるんですがねぇ。1本で終わってしまう辺りが得点力の低さでしょうか。
松井・小関・和田・カブレラ選手の上位打線との違いは、そこら辺のような気がします。
チームの主力になっていくにはもうワンステップ上を目指さないといけませんね。
今は一生懸命で周りが見えていないでしょうから、残り1試合が終わってからじっくりと考え、
コスモスリーグや秋季キャンプにて課題を克服して行って欲しいものです。
まだ1軍半という感じですかねぇ… もう少し頑張ってください、応援してますから。

プロ初先発となった小野寺投手ですが、まだ荒削りで戦力としては計算し辛いかも(^^;
ストレートは140キロ後半〜150キロと速いのですが、
コントロールがアバウト、カウントの取れる変化球がないということで、ストレートを狙われてしまいます。
今日は前回の近鉄戦のようなボール連発こそなかったものの、細かいコントロールはまだないようです。
ただストライクゾーンに投げるコントロールはあるようです。
今日はフルカウントから粘られてもストライクを揃えるなど、簡単に四球を出すことはありませんでした。
もっとも粘られたのは決め球がなかったためだったようですが(汗)
持っている変化球はスライダー・カーブ・SFFかな?
ヤフーライブやインターネットラジオでは「フォーク」となってましたが、プロ入り前の評判ではSFFが武器と聞いてたので、
たぶんスプリット系のボールだと思われます。
あと実際に投げてたのかは分かりませんが、2軍でチェンジアップを練習していたという話を聞いています。
縦の変化球はストライクからボールにしてナンボですから、カウントを取れる横変化球が欲しいところ。
スライダーやカーブをもっと磨いて行くと投球が楽になるような気がします。
この2つの球は高めに行っていたようなので、コントロールを安定させることが鍵となってきそうです。
長所は右打者のインサイドを大胆に突ける点のようです。
ストレートはいいものを持っているので、カウント球がよくなれば大きな飛躍が期待できそうです。
大学は常磐大学という地方リーグ、高校時代も大舞台の経験がありませんから、
レベルの高い打者とどう向き合って行くかがポイント。
西鉄のエースだった稲尾投手のようにフリーバッティングで1球でも多く強打者に投げ込み、
プロのレベル・自分の勝負球を見極めて行って欲しいです。
今のライオンズには松井・和田・カブレラ選手といった日本球界をリードする強打者がいるわけですし、これはチャンスですよ。
フリーバッティングや紅白戦など実戦で学びとっていくのがいいと思います。

他はコメントなし。
許投手はもうリリーフしか活躍の場がないんですから、しっかりして欲しいです、マジで。
セットアッパーとして活躍できないようなら、台湾に帰っていただく…それぐらいでなければ厳しいっす。
ロッテ・オリックス戦限定の先発、ダイエー・近鉄戦に投げられない先発投手なんて使えませんからねぇ。
リリーフで適性を見付けるしかないです。ガンバレ、許投手!!




10月1日分(3日追記) 西武ライオンズ 6−1 オリックスブルーウェーブ

(西)後藤光(8回)−星野(1回)
(オ)牧野(6回2/3)−窪田(1回2/3)−岩下(0回)−徳元(2/3)
(本)塩谷8号、松井32号
西武
オリックス

ロッテ−ダイ 広島−中日
1−5 4−5

後藤光貴、初の10勝到達! 規定投球回数にも乗り、ローテの軸に成長。
3日の夕方の報道で伊原監督退任会見があったようで…釈然としませんなぁ…
フロントサイドが功労者に対する気配りをしなかったということなんでしょうね。
何らかの形でチームに残る手続きを取ってくれると思っていたものの、
はいサヨナラという形を取られてしまったことで無念な気持ちが強いと。
だからといってオリックスはなぁ…石毛監督のこともあるし、引き受ける気持ちが分からないっす…
なんかどっちもどっちでスッキリしない気分。
フロントは人材流出とならないようにしっかり面倒を見るべきだったし、
伊原監督も「ライオンズブルーの血が流れている」というぐらいなら、来季の他球団移籍は謹んで欲しかったです。
まだロッテならねぇ…オリックスは石毛監督のことでライオンズファンは頭に来てますから、理解しがたいです。
そろそろ野球界のフロントもプロ野球経験者が勤めるようになりませんかねぇ?
西武は来年から黒岩広報が球団代表になるということで、スポーツ経験者ではあるわけですが…
少しは選手サイドの気持ちが分かってもらえるものと思いたいです。



1日の試合は後藤投手が安定した投球で10勝目を挙げました。
2回裏に塩谷選手にホームランを打たれるなど「病気」も出てしまったようですが、
ランナーを出してからの粘り強さは健在で、ピンチをピンチと感じさせない安定した投球をしていたようです。
打線の方は3回表に高木浩之選手がヒットで出た後に松井選手が2ランホームランを打って逆転、
さらに2四球でチャンスをもらい、大島選手のセンター前2点タイムリーで追加点、
9回表にはカブレラ選手のタイムリー、上田選手の押し出し四球でダメ押し、ライオンズが快勝しました。
ただ試合内容的には、9回以外ではカブレラ選手がブレーキになるなど思うように点が取れなかった印象です。
前の和田選手が3打数3安打2四球と出塁していただけに、得点に結びつかなかったのが残念。
ホームラン狙いすぎなんでしょうか?

あと途中から出場した中村剛也選手がプロ初盗塁を記録。だから体型の割に機敏なんだってば。
今はファーストしかやってませんが、サードもできるようになりませんかねぇ?
ファームでも一二度守っただけなので、本人もあまりという感じでしたが、出場機会を増やすにはどうしても。
カブレラ選手や後藤選手などがいるわけですし。できれば両方できるようになって欲しいです。

後藤投手は被本塁打がリーグワースト1位ですが、これで二桁10勝、規定投球回数をクリアしました。
ランナーを出してからが粘り強く投げられるのがいいですね。
被本塁打もソロが多いので、数字ほどは気になりません。
勝てないときは2ラン・3ランとなるので、そこだけ気をつければ。ソロは仕方ないという気持ちでいいと思います。
西口・石井投手などのベテランが機能しなくなっていますし、来年も先発の軸として頑張って欲しいです。



そういえば松井稼頭央選手の動向はどうなんでしょうね?
やっぱり出てくのかなぁ〜 先日のスポニチはそんな感じで書いてあったようですし。
私の印象では松井選手はチームバッティングなど細かいプレーはあまり好きでないように思えます。
制約なく自由に打たせてもらいたい、そう思ってるのではないでしょうか?
西武のようなチームプレーを重視する雰囲気は好んでいないのかも。
得点圏打率の低さやバントの下手さ、ポップフライの多さがそんな印象を与えます。
巨人の動向次第ですが、移籍の公算が強いような気がしますねぇ… はぁ… 溜息が尽きないよ…
シーズン中盤の動向で分かってはいましたが…これで見納めなのかな…残念だなぁ…
個人的には松井選手には自分のプレーを理解してもらえる球団で野球をやって欲しいです。
清原選手や片岡選手のようにFA移籍して叩かれる様は見たくないので…
送り出す立場としてこれほど辛いものはありません。
メジャー移籍にせよ、国内移籍にせよ、良い選択をしてくれることを期待しています。




9月30日 西武ライオンズ 6−3 オリックスブルーウェーブ

(西)鳥谷部(5回)−許(1回)−土肥(1回)−芝崎(2/3)−帆足(1/3)
(オ)マック鈴木(6回2/3)−萩原(1回1/3)−小倉(1回)
(本)野田1号、谷19号、カブレラ50号
西武
オリックス ×

ロッテ−ダイ 近鉄−日ハム ヤク−阪神 広島−中日
10−13 6−2 3−4 0−9

鳥谷部投手が自滅…打線も拙攻の連続で追い上げならず…ダイエーの優勝決まる
分かってはいた、分かってはいたけれど… 切り替えられないでいます…
ちょっぴり逆転優勝を期待しちゃってたからなぁ…結局は自滅ですか。
この1週間のMの減り方はライオンズが負けてのこと、ダイエーが自分で減らしたのは少ないはず。
思いっきりダイエーを助けちゃいましたからねぇ… どうも腑に落ちない気持ちがあります。
せめて今日の試合を勝っていればそう思わなかったんでしょうが… はぁ…

今年のライオンズは勝って欲しい時に悉く負けてしまいました。
オールスター前のダイエー3連戦などの首位決戦が特にそう。
ギリギリの所で踏み止まったものの、押し戻す力がなかったように思います。
ロッテ・オリックスをお客さんにする一方、ダイエー・近鉄には大きく負け越し…最悪。
西口・石井投手といったベテラン投手を欠き、打線も鈴木健選手らの放出で若返りを目指したことで、
チーム全体が「若く」なってしまったのかもしれません。
まだ厳しい戦いを乗り切ることはできないということでしょう。
良くも悪くも完全に「これから」のチームになってしまいました。
選手を育てながら勝っていく…来季はかなり厳しい戦いになってきそうです。

そんでもって貯金していたロッテ・オリックスは監督交代でしょう?
気分一新となってチームが生まれ変わったなら、躍進するかもしれません。
そうなれば最下位の危険性だってあるかも… もうちょっとしっかりしないと。
ランナーを進める時はしっかり進める、常に次の塁を狙う、状況判断確かな守備をする、
ピッチャーがテンポ良く投げる、バッテリーエラーをしない等々。
今年は成績が伴ってるので構いませんが、来季はそれが致命傷になりかねません。
残り試合・キャンプで徹底的に鍛えないと。
「未来」があるのと同時に、「来年の不安」も離れません。
自滅系だけは勘弁…なんとかライオンズらしい卒のない野球をやっていってくれ…



試合の方は1回表、セカンドのオーティズ選手のエラーで出たランナーを
カブレラ選手のタイムリーで返してライオンズが先制。
2回表には野田選手のプロ初ホームランで追加点。
しかしその後はヒットや四球でランナーを出しながらも、ボール球に手を出してしまい、
マック鈴木投手を打ち崩す事ができません。

すると4回裏、好投していた鳥谷部投手が2アウトを取るも、
オーティズ・山崎・葛城選手に粘られて三者連続となる四球、2アウト満塁としてしまいます。
ここで鳥谷部投手がワンバウンドの球を投げてしまうワイルドピッチ、
野田捕手も正面の球を止めることができずにトンネル、1点を献上してしまいます。
さらに相川選手に詰まりながらもライト線に運ばれる2点タイムリー2ベースで逆転されます。
5回裏には谷選手に2ランホームランを浴び、5回5失点降板、初黒星となってしまいました。

その後はカブレラ選手のソロホームランで1点を返すも後続が続かず無得点に。
逆に8回裏には帆足投手の高めに行った球を細川捕手が弾いてしまうパスボールで1点献上…
9回表に先頭の和田選手が出塁して意地を見せかけるも、カブレラ選手が三振、
大島選手が併殺打に倒れてゲームセット。
この瞬間、ダイエーの優勝が決定しました…



いや…振り返ると暗くなりますね(涙)
「こういう野球だけはやってくれるな」と思う典型的な試合をやってくれました(涙)
ランナーが出るんだけれど得点とならず、ホームランによる得点ばかり(初回以外)
守りでは四球でリズムが乱れ、バッテリーエラーで点を献上…最悪ですよ。
ここらがバッテリーの若さと言えばそれまでですが、
鳥谷部投手も野田・細川捕手も来年から戦力になってくれないと困る選手です。
1プレーをしっかりやっていかなければ、一気に順位を落ちてしまいます…
若手選手には期待しているんですから頼みます!!

最後に…福岡ダイエー、優勝おめでとうございます。
ここ1ヶ月は本来の力強さが見れていませんが、
それまでの戦いはパリーグの中で最も洗練された戦いをしていました。
まさにパリーグの代表に相応しい球団だと思います。
ダイエーの日本一以来、パリーグは日本一になっていませんし、
ダイエーには是非とも阪神に勝ってもらい、パリーグの力を世間に見せて欲しいです。
パリーグ代表として、ガンバレ、福岡ダイエーホークス!!




9月28日 西武ライオンズ 4−3 日本ハムファイターズ

(西)三井(7回)−潮崎(1回)−森(1回)
(日)ミラバル(8回1/3)−清水(1/3)−芝草(0回)−加藤(1/3)
(本)マクレーン26号
西武
日ハム

ダイ−近鉄 ロッテ−オリ 広島−巨人 横浜−ヤク
4−10 12−5 3−5 8−2

ライオンズが9回に逆転勝ち! 踏み止まってM1のまま。
試合後、正式に伊原監督が辞任を表明したそうです…
球団はなんの引きとめ工作をしてないらしく、オリックスの監督就任が噂されており…なんだかなぁと。
ジャイアンツの原監督ではないけれど、「もしも」の場合はどうするつもりなのか…
念願の生え抜き監督ですから、3年以上は我慢すると思いますが、伊東選手以外の監督候補がいません。
わざわざ人材を流出させるような処置はどうにかなりませんかねぇ。
若手選手・コーチ育成は伊原監督の手腕が大きかったわけですし、このままオリックスにやるのは痛手ですよ。
…はぁ、溜息が出てしまいます…
中村GMの元でオリックスがどれだけ本気でやるのかで変わってくるでしょうが。
少なくともオーティズ・ブラウン選手の残留の再検討を本気でやるとなると、侮れないチームになりそう。

試合の方の解説を簡単に。
張誌家、右肩痛で登板回避。三井投手が緊急先発。
カブレラ選手も腰痛で欠場。
骨折で抹消された後藤選手に代わり、イースタンの大砲、.252 22本 58打点の中村剛也が登録。
いきなりの4番ファースト起用!!

1回表
先頭の松井選手がセンター前ヒットで出塁し、小関選手が送りバント成功。
和田選手がピッチャー前の緩いゴロでランナーは3塁へ。
2アウト3塁となった所でプロ入り初打席の4番中村選手が登場!
初球から積極的に振っていき、カウント1−1からの3球目低めストレートを掬い上げて、
センターオーバーのタイムリー2ベース!
続く大島選手が三遊間抜くヒットを打つも、3塁ストップ。2アウト1・3塁に。
中島選手は初球打ち外角スライダーを引っ掛けてショートゴロ、3アウトチェンジ。
中村剛也選手のプロ入り初ヒット・初打点となるタイムリー2ベースでライオンズが先制します。

1回裏
1アウトから坪井選手に甘く入ったスライダーを打たれてる一二塁間を抜くヒットを許し、
続く小笠原選手も高いバウンドで一二塁間を抜くライト前ヒット、1アウト1・3塁のピンチに。
しかしエチェバリア選手を低め変化球で空振り三振、島田選手をライトフライに打ち取り3アウトチェンジ。
(ライトの大島選手がドーム天井の悪夢でボールを見失うも、なんとかキャッチ)

2回裏
先頭の木元選手が三遊間抜くヒットで出塁し、高橋選手に四球、ノーアウト1・2塁にしてしまいます。
続く金子選手の送りバントはピッチャー正面も握りなおして1塁送球のみ、1アウト2・3塁。
奈良原選手は強い当たりのサードゴロ、3塁ランナーを三本間に挟んでタッチアウト。2アウト2・3塁に。
最後は井出選手を高めストレートで空振り三振!
この回もランナーを出しながら、三井投手が0に抑えました。

3回表
1アウトから和田選手がサード強襲の内安打で出塁! 12試合連続ヒット。
続く4番中村選手は変化球で攻められるも積極的に振り、追い込まれてから2球外の変化球を見極めるも、
最後はチェンジアップに空振り三振(それでも形は崩れてなかったそうな)
大島選手は内角カーブを打ってショートゴロ、3アウトチェンジ。

3回裏
三井投手が三者凡退に抑えます。

4回表
1アウトからマクレーン選手がレフト左へのライナー性のヒットを放ち、
続く細川選手がショート右へのゴロでややバウンドが変わり、ショート内安打に。1アウト1・2塁。
しかし平尾選手がセカンドゴロ併殺打に倒れ、3アウトチェンジ。

4回裏
三井投手は2アウトを取るも、高橋選手に左中間フェンス直撃の2ベースヒットを許し、
金子選手にライト前ヒットでランナー1・3塁としてしまい、
奈良原選手の当たりをサードのマクレーン選手が緩慢な動きでレフトへのタイムリーヒット、同点に追いつかれます。
井出選手はレフトフライに打ちとって無得点。

5回表
1アウトから小関選手がライト線を抜く2ベースヒットで出塁し、和田選手が四球を選んで1・2塁となるも、
中村選手が2球目の内角低めストレートを打ってのサードゴロ、併殺打となって3アウトチェンジ。

6回表
先頭の大島選手が四球で出塁し、代打の宮地選手が送りバント成功、1アウト2塁に。
しかしマクレーン選手が低めチェンジアップで空振り三振、
細川選手がセカンドゴロに倒れてしまい、勝ち越し点ならず。

7回裏
先頭の金子選手がレフト左への2ベースヒットで出塁し、奈良原選手のショートゴロで3塁へ。
井出選手はショート正面のゴロでバックホーム、タッチアウト! 2アウト1塁。
坪井選手は高いバウンドのセカンド後方のゴロ、内安打となって2アウト1・2塁。
ここで小笠原選手にカウント2−1からの外角スライダーを打たれ、レフトフェンス直撃の2点タイムリー2ベース。
続くエチェバリア選手は三振に打ち取ってチェンジ。
粘り強く投げていた三井投手ですが、勿体無い2点を与えてしまいます。

9回表
先頭の宮地選手がライト前ヒットで出塁!
そしてマクレーン選手が外角高めの球を打ち、レフトスタンドに入る2ランホームラン!
土壇場でライオンズが同点に追いつきます。
さらに1アウトから平尾選手がレフト前ヒットで出塁!

ここで日ハムはミラバル投手を諦め、清水投手に交代。
松井選手はセンターへの大きな当たり、フェンス際で石本選手が捕り、タッチアップで3塁へ。2アウト3塁。
続く小関選手は四球を選び、2アウト1・3塁に。

ここで投手交代、芝草投手が登板。
和田選手はボールが外れて四球、2アウト満塁に。
中村選手はカウント1−3からボールを選び、貴重な押し出し四球。勝ち越し点をあげます。

再び日ハムは投手交代。加藤投手が登板。
代打の犬伏選手は空振り三振に倒れ、3アウトチェンジ。ただライオンズが逆転に成功しました。

9回裏
最終回は怪我で抹消となった豊田投手に代わり、森投手が登板。
先頭の奈良原選手のショートゴロを強靭なリストを生かしてナイス送球アウト!
代打の上田選手をフォークで空振り三振!
坪井選手はセカンドゴロに打ち取って試合終了。4−3で逆転勝ちとなりました。


張投手が先発登板回避、カブレラ選手が欠場という逆境の中、よく試合をものにしましたね。
ランナーを出しながらの苦しいピッチングだったものの7回まで投げた三井投手は立派。
急遽先発で7回3失点に抑えてくれれば十分でしょう。
来シーズンの先発復帰を目指し、頑張って欲しいです。まだコントロール悪いようですが(^^;

あとはカブレラ選手の代わりに4番ファーストに入った中村剛也選手ですね。
初回にはいきなりのセンターオーバータイムリー2ベースを放ち、その後は併殺など凡退が続きましたが、
満塁で廻ってきた9回には押し出し四球を選び、貴重な勝ち越し点をあげました。
173センチ90キロオーバーという近年では珍しい巨漢体型で、2年目のイースタンでは20本塁打以上を記録。
ホームランでも満塁ホームランを多く記録するなど勝負強さを兼ね備えた大砲候補です。
和製大砲不在に泣かされてきたライオンズの最後の切り札、それが中村剛也選手です。
足も体型のわりにあるらしく、守備も柔らかさがあって緩慢さはないとの評判です。
近鉄の中村紀洋選手を超えるスラッガーになって欲しいですね。
いきなりの4番抜擢でタイムリー・押し出し四球と活躍するとは… いやはや、驚きです。
しかし後藤選手の開幕4番といい、伊原監督は思い切ったことをしますね。打順を安易に弄らないといいますか…
こういう思い切った起用は選手も粋に感じますし、いいと思います。
投手陣の方でもこういう起用があったなら、今年の不振はなかったと思うんですが…(^^;



ダイエーが投手陣崩壊でナイターで胴上げならず。Mは1のまま。千葉へ持ち越しとなりました。
残りゲームは西武・ダイエーともに4試合。ロッテとオリックスとの対戦となります。
ライオンズが2試合ずつ、ダイエーがロッテと3試合・オリックスと1試合です。
ダイエーは斉藤投手や和田投手、杉内投手といった表ローテに廻ってくるとはいえ、ロッテとの対戦は不気味です。
ロッテは後半戦に強く、特に胴上げがかかった試合では無類の強さを誇ります。
昨年もライオンズが苦しめられました(苦笑)
そのロッテの強さが発揮されれば、今のダイエーが勝てるとは思えませんね… 千葉での胴上げも難しいかも…
ライオンズは最初に相性のいいオリックスと2試合あります。
ここを確実に取れば胴上げはさらに伸びるかもしれません。
場合によっては10月3日のヤフーBB、果てはダイエーが試合のない4・5日の西武−ロッテ戦に委ねられる事も。
つーか、ライオンズが4連勝してダイエーが4連敗する可能性は十分出てきました。
どちらにせよ、オリ・ロッテ・西武の3球団がパリーグのペナントの行方を決めそうですね。
こうなってくると消化試合なんて言ってられないよ(苦笑)
来年の監督とか言ってないで、ペナントを戦い抜かないと。4連勝して最後まで戦い抜いて行きましょう!
まだまだガンバレ、ライオンズ!!




9月27日 西武ライオンズ 3−9 近鉄バファローズ

(近)バーン(6回1/3)−小池(1/3)−三澤(1回1/3)−吉田(1回)
(西)松坂(5回)−小野寺(1/3)−土肥(2/3)−許(2回)−帆足(1回)
(本)ローズ49・50号、松井31号
近鉄
西武

オリ−ダイ ロッテ−日ハム 阪神−中日 広島−巨人
12−11 4−3 5−7 3−4

感動の伊東引退試合! しかし試合の方は飾る事ができず…引き分け挟み4連敗…
伊東選手の引退試合ということで、ファンの注目は全てそこに行きましたが、
考えてみると伊東選手の引退表明会見以来、勝ってないんですね…
なんというか、花道を飾ってやれない球団ですなぁ…
最後なんだからということで一分張りできないものか…
「もし」は禁物ですが、ライオンズはこの5試合を勝ち続けていれば、ペナントの行方も分からなかったはず。
自らこけることでダイエーを助けてしまっています。
…ちょっと情けない… 気持ちばかりが空回りなのか、気持ちは来季なのか…

1回表
松坂投手、捕手が伊東捕手のラストバッテリーでスタート!
星野選手を外角ストレートで空振り三振!
水口選手を外角低めストレートで見逃し三振!
磯部選手を初球スライダー引っ掛けさせてファーストゴロ。完璧な投球内容で簡単に三者凡退で終わらせます。

1回裏
先頭の松井選手が低めストレートを打ち、右中間を抜くヒット! 当たりが良過ぎてワンベース。
小関選手はしっかりと転がして送りバント成功。
しかし和田選手がファーストファールフライ、カブレラ選手が高めストレートで空振り三振に倒れ、無得点。

2回表
ローズ選手を浅いライトフライ、吉岡選手を外のフォークで空振り三振、
北川選手に詰まりながらレフト線へ運ぶ2ベースヒットを打たれたものの、
大村選手をインハイストレートで空振り三振!
松坂投手が快調に飛ばしていきます。

2回裏
1アウトから大島選手が高めストレートを流し打ち、三塁線を破る2ベースヒットで出塁!
けれど中島選手が外角低めカーブに合わせられず、空振り三振。
そして2アウト2塁の場面で伊東選手が登場!
しかしカウント1−0から外角ストレートボール球を引っ掛けてのセカンドゴロ。
これが現役最終打席となりました。

4回表
3回から野田捕手に代わり、特に変化は無かったものの、この回からボールが荒れ始めます。
先頭の磯部選手にライト右を破る2ベースヒットを許すも、ローズ選手を151キロストレートで空振り三振!
吉岡選手にややボールが甘く入るも球威が勝ってレフトフライ。
北川選手をセカンドゴロに打ち取り、やや荒れながらも後続を抑えます。

4回裏
先頭の和田選手がレフト前へ弾き返すヒットで出塁するも、
カブレラ選手が打ち上げてしまって天井衝突のセカンドフライ、
マクレーン選手が外角スライダーを見逃してしまって三振、
大島選手は良い感じで打つもファーストハーフライナーに倒れて得点できず。

5回表
先頭の大村選手をチェンジアップで空振り三振に取るも、阿部選手にセカンド右を抜くヒットを許して1アウト1塁。
ここで的山選手が送りバントをすると思いきや、ヒットエンドランで広く開いた三遊間抜くヒット。
1アウト1・2塁となるのですが、ここで星野選手にコントロールが定まらずに四球。1アウト満塁。
ここで水口選手が詰まりながらセンター前に運ぶ2点タイムリーで近鉄が先制。
さらに磯辺選手にもコントロールが定まらずに四球、再び1アウト満塁としてしまいます。
そしてローズ選手に甘く入ったストレートを捉えられ、ライトスタンドに入る満塁ホームランを打たれます。
その後、2アウトから北川選手がヒットを打ち、7番大村選手に高めストレートボール球を捉えられ、
ライトフェンス直撃のタイムリー2ベースを打たれてしまい、突如の乱調で7失点してしまいます。

5回裏
2アウトから高木浩之選手がヒットで出塁し、
続く松井選手がライト方向へホームラン性のファールを2本打った後、
外角のストレートを流し打ち、三度目の正直でスタンドに入る2ランホームラン!
ライオンズが2点を返します。

6回表
この回からプロ初登板の小野寺投手が登場。
先頭の的山選手に対してボールが入らず、ストレートの四球。
続く星野選手の初球に抜けたカーブがワイルドピッチになってしまい、そのままボールが入らず四球。
水口選手は送りバントの構えでようやくストライク入るも送りバントを決められて、
1アウト2・3塁となった場面で降板、土肥投手が登板します。
磯部選手をショート正面のゴロ、ローズ選手を内角ストレートで空振り三振に打ち取るなど、
ナイスリリーフでピンチを凌ぎます。

7回裏
先頭の大島選手が甘いスライダーを打ち、ライト前ヒットで出塁!
中島選手がカーブで見逃し三振に倒れるも、代打の大友選手はストレートの四球。1アウト1・2塁となります。
ここで近鉄はバーン投手が苛立つ姿を見せ、100球を超えたこともあって投手交代、小池投手が登板します。
代打の後藤選手が登場するのですが、カウント1−3からのファールで負傷交代<指を怪我?
代打の代打、上田選手にボールが大きく外れて四球。1アウト満塁となります。
このチャンスで松井選手が低めボール球カーブを振ってしまう空振り三振に倒れるも、
小関選手が三遊間を抜くタイムリーヒットで1点を返します。
さらに2アウト満塁のチャンスが続きましたが、和田選手がライトフライに倒れてしまいます。

7・8回表
許投手がリリーフ登板し、7回を三者凡退に、8回は2アウトから四球を出すも後続を打ち取って無失点。

8回裏
2アウトから大島選手が詰まりながらもショートの頭を越すレフト前ヒットで出塁するも、
中島選手がピッチャーゴロに倒れて得点ならず。

9回表
この回から帆足投手が登板。
先頭の代打:下山選手を打ちとながらもショート後方に落ちるセンター前ヒットを許し、
ローズ選手にカウントを悪くしながら追い込むも、外角ストレートを上手く流され、
そのままスタンドに入るまさかの2ランホームランで近鉄に追加点を奪われてしまいます。

9回裏
吉田投手の前に三者凡退に終わり、試合終了。3−9で敗戦。ダイエーのマジックは1となりました。

○現段階の捕手評価
野田捕手の方が経験の分、現時点では上。
リードも打撃も上。安定性ある打撃。
細川捕手は衝突があるが、安定性はなし。
ただ送球が良くなってきていると評価。
植田ブルペン捕手がつきっきりで指導。
地肩が強いので上半身だけで投げようとしていたため、ボールがシュート回転していたそうな。

○植田ブルペン担当
伊東選手と仲が良く、細川選手の指導に定評あり。
バッテリーコーチ最有力?

○小野寺投手のプロ入り初登板
投球フォームは投げる時に3塁方向を見る斉藤和己スタイル。
ただゆったり感がまだない。コントロールが定まらず。
ほとんどボール、全くストライク取れず。
8球連続ボールでランナーを2人出し、バントの構えで一球ストライク、二球目ストライクバントで交代。
ストレートは常時140キロ後半、149キロもマーク。
スピード感があり、重そうな球質。コントロールがまとまれば面白い。
変化球はワイルドピッチとなった抜けたカーブのみで一切分からず。
ほろ苦いデビューとなったが、今日の悔しさを来年以降に生かして欲しい。
(修正点はフォームを固めることでしょう)

○マクレーン選手
やや甘い外角の変化球も空振り…完全にアンパイ状態に…
来季残留はかなり難しそう。若手打者を使ってバックアップならということか。

○後藤選手の怪我
左手の骨折だそうです…全治1ヶ月…マジですか…

だいたいこんなところ。
松坂投手は2点を先制されたことで、気持ちが一気に切れてしまったのかもしれません。
立ち上がりの調子は良かったはずなんですが… 「勝たないと」という気持ちばかりが先行した模様。
四球でランナーを進めてドカーンですから…痛すぎます。
今日の敗因を挙げるならば、この回の松坂投手のピッチングでしょうね。

収穫としては土肥・許投手などのリリーフ陣が安定した投球を見せてくれたことでしょう。
帆足投手もローズ選手にホームラン打たれたものの、普通では打ち取っている当たりですから問題なし。
 (合わせるような感じで外角ストレートを左中間に流し打たれる、まさかのスタンドイン)
許投手はリリーフの方がいいかもしれません。
元々左打者が苦手なわけですし、臨機応変に登板させることができるリリーフの方が使いやすいと思います。
ストレートの球威はあるわけですし、スライダー・シュートだけで勝負できるはず。
課題は低目へのコントロール、もう少し丁寧さが出てくればリリーフで計算できるでしょう。
精神面が問題ですが、そこは経験でカバーして行ってもらいましょう。
個人的にはリリーフへの配置転換を希望します。



伊東選手の引退セレモニー等はTVやスポーツ紙を参照してください。
引退の挨拶で印象的だったのは、「旅立ちます」「感謝します」の2つの言葉です。
おそらく「旅立ちます」は昨年の秋山選手の「卒業します」に対抗したものかと(^^;
聞いていた感じでは上手く表現したな〜と思ってます。
「感謝します」は伊東選手の口癖のようです。ファン・球団・家族・友人・そして自分へと言葉を送っていました。
堂々とした良いスピーチだったと思います。
選手代表で花束を渡しに行った和田選手は涙でいっぱいで顔を上げられず、
伊東選手も感極まって抱き合いながら泣いていました。
ライオンズファンの大声援の中を挨拶に回り、紙テープの嵐。
近鉄の応援団は伊東選手の応援歌を演奏し、近鉄の選手達もベンチで出迎え、
最後は梨田監督が伊東選手に花束を贈呈していました。
その後、ホームベースで5回胴上げし、両親に感謝の花束を贈った後、
最後のビクトリーロードを上がって行き、一番上で球場に一礼をして背番号27は消えていきました…
セレモニーを飾ってくれた近鉄ファン、そして近鉄ベンチに感謝したいですね。
思えば黄金時代の最大のライバルは近鉄でした。その近鉄と最後に戦えたのは良かった気がします。

伊東選手には22年間、本当にお疲れ様と言いたいです。
この長い現役生活の中で怪我で出場できなかったことはほとんどなし。
キャッチャーという激務なポジションを長年守ってきたことは本当に素晴らしいことです。
その間に優勝・日本一という黄金時代を経験するなど、球史に残る名捕手であることは疑う余地はありません。
西武ライオンズが強くなる歴史を生きてきた伊東選手…
実力・強靭な体・精神力・そして素晴らしいチームメイトがいたという運、本当に幸せな選手だったと思います。
何事にも変えることのできない素晴らしい経験を多く積んできましたから、
今度はその経験を生かす方向に廻って欲しいですね。
ライオンズだけでなく、球界のためになるような活躍を期待しています。
今日までライオンズを支えてくれて本当にありがとうございました!!




9月26日
≪原監督辞任! 衝撃が続く監督騒動!≫
まさか本当に監督交代になるとは思ってませんでした<巨人
確かに采配面や人身掌握など監督として問題があったと思いますが、
昨年圧倒的な強さで日本一になったのにも関わらず、たった1年で結論付けるのはいかがなものかと。
去年は「原は名監督だ!」「V9を越すV10時代の始まりだ」と言われていたのにも関わらずねぇ…
たった1年で手のひらを返したような態度を取るのは薄情な気がします。
今年の巨人の不調はキャンプの過ごし方など、気の緩み・仲良し集団になったのが問題だったわけですし、
もう1年は猶予を与えて良かったと思います。戦力は十分揃っているわけですし。
今回の事で石毛・山田監督のような2年という短期間で監督交代するケースが増えてくると思うと、
日本球界の人材損失に繋がっていきそうで怖いです。
いわゆる「育成型」の監督がいなくなり、「劇薬型」といった一時的なチームの強さを求める監督が増えそうです。
短期的な強さを追い求めるばかりに、長期的な人材育成ができないと。
これではスター選手が埋まれてこないと思います。
それならば選手数も多く、人の移動の多いメジャーの方が利点あります。
日本プロ野球は規模が小さいわけですし、それに見合った経営方法をしていかないと。
地元への配慮を見せたり、生え抜きスター選手をしっかりと育成したりして欲しいものです。

しかし西武の方もきな臭くなってきましたなぁ…
伊原監督のオリックス後任人事でヤキモキしていたのに、27日朝のスポーツ紙で小野球団代表がフロント入りを否定…
こちらも何考えてるんだと言いたくなります。
野球に詳しく、黄金時代西武の卒のない野球を選手達に浸透させようとした伊原監督をどう考えているのか?
今年の成績を見ても分かるように、オリックスやロッテは貴重な貯金相手の球団。
もし長期的視点でチームが強化されていったならば、西武の低迷も十分有り得ます。
貴重な人材を流出しないように配慮する事も必要だと思うんですが…
今回の原監督辞任の報道を受けたコメントでも、「お互い」という言葉を付けるなど、
少なからず球団に対する不信感・無念さを滲ませていました。
フロントがダメなら2軍監督のポストを用意するなど誠意ある対応をしていかないと。
西武のフロントもしっかりしてもらいたいものです…はぁ…

それにしてもオリックスは何を考えているんだか… ロッテはまだ分かるんですが…
基本的に野球のスタイルは石毛前監督も伊原監督も同じですよ?
1年ちょっとで解任するなど野球のスタイルを否定したのにも関わらず、
同じ西武野球をする人間に再建を任せるなんて虫が良すぎる気がします。
西武とオリックスでは抱えている人材も野球の質も違います。
これで結果が出なければ、すぐに斬るつもりなんでしょう。酷いですよ、マジで…
GM導入など少しはマシになるかもしれませんが… オリックスに対しては不信感を隠し切れません。
まぁ…関西球団ですし、受けないと思いますが。受けるとすればロッテか。
阪神でコーチ就任した際の経験が支障になるような気がしてます。


原監督の辞任による良い影響はFAの松井稼頭央選手ぐらい。
これで巨人の移籍はほぼなくなったような気がします。
松井選手は選手時代から原氏の大ファン。今回の衝撃的な辞任を見れば、巨人に対しての心象も悪くなるでしょう。
残留かメジャー移籍、どちらかになってくると思います。
私は移籍の可能性が大きいと思ってましたが、巨人の衝撃的な人事のおかげで残留に芽が出てきました。
この機を逃さず、西武球団には然るべき対応をしてもらいたいです。





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