2003年西武ライオンズ応援日記

8月13日 西武ライオンズ 8−4 近鉄バファローズ

(近)門倉(4回1/3)−小池(2/3)−有銘(2回)−藤崎(1回)
(西)後藤(6回1/3)−森(1回2/3)−豊田(1回)
(本)星野11号、北川12号、ローズ38号、
  中島3号、カブレラ37号
近鉄
西武 ×

ダイ−ロッテ ハム−オリ 横浜−阪神 中日−巨人 ヤク−広島
7−0 10−4 2−3 5−2 5−3

5回に大量5点を奪い、逆転! 打線の活躍で近鉄三連戦を勝ち越し!
今日は5回からラジオで聴いただけですが…しっかりと勝利してくれたようですね。
前回のダイエー戦が終わってから、これで4勝1敗。
優勝を諦めることなく、ここまで上手く戦えていると思います。
望みはまだあります。8月8日の試合がターニングポイントだと言えるよう頑張っていきましょう!

試合の方は、1回裏、1軍昇格(柴田抹消)してきた2番小関選手がヒットを放ち、
和田選手が四球、カブレラ選手がヒットで続いて1アウト満塁のチャンス。
5番大成選手は三振に倒れるも、6番大島選手がレフト線に2点タイムリー2ベースを放ち、先制します。
 (カブレラ選手はホームを付くがタッチアウト)

ライオンズ先発の後藤投手は5回までヒット3本に抑えるものの、なんtp全てがホームラン…
2回表に星野選手の2ラン、4回表には北川・ローズ選手に2者連続ホームランで計4失点で逆転されます。

しかしライオンズは5回裏、7番サードスタメンの中島選手がセンター左にホームランを放って1点差とし、
高木浩選手が四球、松井選手のレフト前ヒット、小関選手の右中間2点タイムリー3ベースヒットで逆転、
さらに和田選手の3塁線を破るタイムリー2ベースで追加点を上げ、
カブレラ選手の敬遠、代打後藤選手の死球で満塁のチャンスを作り、
2番手小池投手から代打のマクレーン選手がレフト前タイムリーヒットで加点、この回だけで5点を奪います。

8回裏にはカブレラ選手がローズ選手に1本差と迫るホームランを放ち、
森−豊田の必勝リレーでライオンズが8−4で勝利しました。



今日の勝因は5回裏の畳みかける攻撃でしょう。
その中でも1軍に昇格してきた小関選手がチャンスで初球を打ったことが大きいですね。
高校野球を見ていても思うのですが、やはりチャンスで一番必要なのは積極性だと思います。
心理的にピッチャーの側が追いこまれているわけですから、どうストライクを取っていこうか迷います。
…打ち取るには最後に一番良い球を投げたい、ピッチャー優位のカウントで投げて行きたい…
そう考えると初球のボールは甘くなりがちになります。
この球に手が出るか出ないか…今日の小関選手にはその積極性があったのでしょう。
調子の悪い時は消極的で甘い球も見逃しがちでしたから、2軍で上手くリフレッシュできたのだと思います。
残り試合、不動の2番打者として活躍していって欲しいですね。
大事なのは今日の打撃を続けること、期待していますよ、小関選手!

采配面で大きかったのは5回裏の代打:マクレーン選手の起用でしょう。
今日1打席目でタイムリーを打っている大島選手に代えてです。
もしもここでヒットが出ずに点差が縮まっていったなら、後悔しそうな場面、
ここが勝負所と思いきって勝負しにいったことが良かったんでしょうね。
勝負事の基本は堅実、勝負所でカードを切るです。
今日はその勝負所の見極め、切ったカードが見事にはまったと思います。これは見事でした。
一方の代えられた大島選手はこれを悔しいと感じなければ。
どうして代えられたかといえば、一昨日の小池投手からの内容の全くない三振があったからです。
対左投手を打てないまでも、きっちりとした内容ある打席にしなければ、
左投手が出てくるたびに交代させられてしまいます。
もうチームの中で欠かせないポイントゲッターになってるのですから、貪欲に上を目指していって欲しいです。

7番サードスタメンの中島選手はホームランを含む4打数2安打、素晴らしいですね。
打撃内容も基本はフルスイングながら、追いこまれたら外角の変化球にしぶとく食らい付くことができ、
センター方向を中心にコンパクトに弾き返すことができます。
ホームラン、センター前ヒットは追いこまれてから。内容のある一打でしたね。
5回裏の2巡目の三振は経験の差でしょうね。ここらは配球の読みだと思いますから、経験次第。
1打席1打席勉強していって欲しいです。打席後にしっかりメモを取るなど勉強熱心、いいことです。
文化放送解説の東尾修氏がレギュラーで出た場合、インハイを厳しく攻められていった時に、
今のような外角への柔らかい打撃ができるかどうかと言ってましたが、私は大丈夫だと思います。
以前はインハイが厳しいかなと思ってましたが、
大上段でバットの位置を高くしてからは十分対処できるようになったと見ています。
むしろインローの落ちる球の見極め、体をポイントへ持っていけるかどうかが気がかり。
ただ中島選手の場合は外角低めの打ち方と同じように打てるでしょうから、問題ないでしょう。
今はまだ1軍の球速・変化に完全には対応できていないので粗いバッティングもありますが、
慣れてくれば日ハムの小笠原選手、またはそれ以上になれる逸材です。
日本球界における新たなスター誕生の序曲は既に始まっています。



近鉄3連戦を勝ち越したことで、単独2位となりました。
しかしダイエーが連勝したために、ゲーム差は6.5と開いています。
近鉄は中村選手をケガで欠き、ローズ選手もケガで万全ではないという辛い状況にあります。
ですが、この2人が元気になれば十分巻き返しを図れるはず。
金曜からのダイエー3連戦での奮起を促したいです。
まだまだ諦めるな。そう簡単には終わらせない、熱パをもっと演出しましょう!

一方のライオンズは自力優勝が消えるなど、辛い状況に追いこまれましたが、
ここまで何とか立て直してきました。
2番小関選手の復帰、後藤・中島・大島・佐藤選手ら若手の台頭も進んでいます。
この苦しいペナントレースの中でどれだけ個々の力を完全に出しきるのは難しいです。
チーム一丸となって、互いにミスを埋め合いながら戦っていくことが必要でしょう。
今は少しずつながら、その傾向が強くなってきました。
中堅・ベテランは若手のミスをカバーしようとし、若手はがむしゃらにやってチームに勢いを付けています。
この調子でペナントレースを戦っていければ逆転優勝も見えてくると思います。
まだまだ熱パは終わらせない、ガンバレ、ライオンズ!!




8月12日 西武ライオンズ 5−8 近鉄バファローズ

(近)バーン(6回)−小池(1/3)−岡本(2/3)−吉田(1回)−高村(1回)
(西)帆足(3回)−長田(3回)−潮崎(1回)−三井(1/3)−大沼(1回2/3)
(本)マクレーン22号、和田23号、ローズ37号、水口4号
近鉄
西武

ダイ−ロッテ ハム−オリ 横浜−阪神 中日−巨人 ヤク−広島
6−2 7−7 2−3 1−5 9−6

リリーフ投手陣が踏ん張れず、ライオンズ惜敗。
明日から16日まで、ここの日記はお休みします。
そんなわけで心配の種を増やさんように全部勝ってください(^^;
今日はそのための敗戦だと思っておきますから(苦笑)

リリーフ投手が踏ん張れませんでした、この一言に尽きます。
長田投手は3回1失点なので免罪として、
潮崎・三井投手といった実績ある投手が僅差で出るたびに失点するのはどういうことなのでしょう?
これではもう1軍で使えませんよ… なんとか勝ちパターンに繋がるピッチャーを整備して欲しいです。
先発の整備が先ではありますが、それが整い次第、リリーフの配置転換を考える必要がありそうです。
できることなら帆足・長田投手を勝ちパターンリリーフに持っていければいいんですが… これで4イニング安泰。
早く実績ある先発投手が帰ってきて欲しいです。
それか大沼投手や小野寺投手など2軍にいる投手を先発に使ってみるのはどうでしょう?
帆足投手は立ち上がりの悪い投球が続いていることですし、今はリリーフの方がいいかもしれませんしね。
いやはや、投手陣はまだまだ課題が多いようです。

2回表
先頭の中村選手を歩かせてしまい、四球。
吉岡選手、センター前ヒットでノーアウト1・2塁のピンチ。
ここで北川選手をセカンドゴロダブルプレイで2アウト3塁とするも、
下山選手がピッチャー返しでグラブを弾くタイムリー内安打で先制点を許す。

3回表
1アウトから大村選手がレフト前ヒットを放ち、水口選手はショート右のゴロ、
松井選手が2塁を踏むもスタートを切っていたこともありセーフ、1塁のみアウトで2アウト2塁。
ここでローズ選手に外角ストレートをセンター前に弾かれるタイムリーヒットを浴び、
中村選手にはパームを上手く打たれ、右中間を抜く2ベースヒットで2アウト2・3塁、
吉岡選手はレフト前にタイムリーヒットを放ち3点目、しかし中村選手はブロックされてタッチアウト!
この接触プレーで中村選手が足を痛める。
足を引きずっていたものの、次のイニングは守備に付く。

松井選手がカッカ…細川のリードが単調。帆足が狙い打ちされている。

3回裏
先頭のマクレーン選手が甘いスライダーを積極的に打ち、レフトスタンドへホームラン!
細川選手は空振り三振に倒れるも、高木浩選手がフルカウントから四球で出塁。
松井選手、高めの変化球を叩き、セカンドのグラブを弾くセンター前ヒット! 1アウト1・3塁に。
ここで松井選手が2塁へ盗塁を決め、1アウト2・3塁。
柴田選手は外角ストレートを見送ってしまって三振に倒れるも、
和田選手が高めに入ったカーブを捉え、左中間中段への逆転3ランホームランで穴埋め!

5回表
4回からマウンドに上がった長田投手、2アウトは取るも、
ローズ選手にフルカウントから低めストレートを打たれ、バックスクリーンへのホームラン。同点に。

7回表
この回から潮崎投手が登板。
1アウトから藤井選手がヒットで出塁し、大村選手がセカンドゴロで2塁フォースアウトのみ。
大村選手は盗塁を試みて、細川選手からの送球が逸れてセーフ。
ここで水口選手が潮崎投手の失投を打ち、レフトスタンドへ2ランホームラン。

7回裏
先頭の大成選手がセンター前に弾き返してノーアウト1塁。
ここでバーン投手が降板、小池投手が登板。
代打の佐藤選手、フルカウントまで粘るも空振り三振。ランナーはスタートを切っており、セーフ。盗塁成功。
ここで小池投手が降板、岡本投手が登板。
マクレーン選手、スライダーを捉えるもショートの阿部選手が追い付き、1塁アウト。2アウト2塁に。
代打の後藤選手を迎えた所でボーク。2アウト3塁に。
後藤選手は外角低めスライダーを打つも、ライトフライに倒れて得点ならず…

8回表
この回から三井投手が登板。
略、やられ放題で2失点。

8回裏
この回から吉田投手が登板。
先頭の高木浩選手が四球を選ぶも、松井選手がシュートを引っ掛けてダブルプレー。チャンス作れず。

9回裏
この回から高村投手が登板。
先頭の和田選手、右中間フェンス直撃の2ベースヒットで出塁。
カブレラ選手はショートゴロに倒れるも、大成選手の所でワイルドピッチ3塁へ進塁、
ここで大成選手が一二塁間を抜くタイムリーヒットを放ち、1点を返します。
なお、1アウト1塁というところで、代打の中島選手を起用。
中島選手はカウント1−3からエンドラン、外角ストレートをセンター前に打ち返すヒット!
1アウト1・3塁とチャンスを広げるも、マクレーン・田原選手が倒れてゲームセット。
5−8で負けてしまいました。



今日の敗因は潮崎・三井投手といった実績ある2人のピッチャーが踏ん張れなかったことでしょう。
潮崎投手は失投を打たれて、三井投手は先頭打者を四球で歩かせて崩れました。
ここで点数を取られていなかったら、試合が優位に運べていただけに、水を差す点数でしたね。
あとは7回・8回とチャンスを生かせなかったことでしょう。
ここで1本出ていれば、抑えが安定しない近鉄です、逆転の目は十分にありました。
さすがに9回に4点差を追うのは厳しいです。2点、離れて3点以内にしておきたかったです。

明るい材料としては、和田・中島・大成・マクレーン選手の活躍が挙げられます。
特に大成・マクレーン選手といった所は1軍レギュラーでも瀬戸際にいるだけに、
しっかりと結果を残せているのは良い事ですね。
2人とも良いものを持っていますから、それを試合で十分発揮すれば大丈夫。
ここ数試合の活躍を持続してもらいたいですね。
中島選手は体で運べる当たりが非凡。外角の球も苦にせずミートできます。
やはりこの打者は偉大なり。将来が楽しみ。

心配なのはカブレラ選手。ここの所、当たりがありません。
腰の不安もあってDHでの出場が続いてますし…ちょっと心配。
ライオンズが勢いをますためには、彼の活躍なくして語れないでしょう。
早く復活の一打を見せてもらいたいです。



今日負けてしまいましたから、明日の試合を確実に取らなければなりません。
先発は後藤投手。負けられない試合だけに気合入れて投げて欲しいです。
良い時の後藤投手はどのチーム相手でも怖くないですからね。
先発ピッチャーがしっかりと試合を作り、打線が先制・中押し・ダメ押しと得点する理想的な展開をお願いします。
明日からも逆転優勝目指し、ガンバレ、ライオンズ!!




8月11日 西武ライオンズ 7−5 近鉄バファローズ

(近)岩隈(6回1/3)−岡本(2/3)−小池(2/3)−愛敬(1/3)
(西)松坂(7回)−森(1回)−豊田(1回)
(本)高木浩3号、吉岡11号、中島2号、益田6号
近鉄
西武 ×

ハム−オリ
8−2

ヒロユキ’s大活躍! 打線が繋がり、ライオンズが快勝!
今日はあっさりめにさせてください(^^;

快勝と銘打ちましたが、良い面と悪い面の両方が見られた試合だったと思います。
拙い守備もあり、ファインプレーもあり。微妙といえば、微妙な試合だったかも。
点数が入っている割には投手戦、点の入っていないイニングは両エースが好投していました。
両チームの打線が相手のミスを見逃さずに得点したと思います。

それでは試合展開説明。
1回表
大村選手、強いセンターへのライナーを佐藤選手が地面スレスレでキャッチ!
星野選手、ストレートを打ち上げてセカンドフライ。
ローズ選手、アウトローストレートでフェンス手前のセンターフライ。

2回表
中村選手、ピッチャー返しのセンター前ヒット。
北川選手、1塁へ流し打つもファースト木大成選手が飛びつきアウト! ベースを踏んでダブルプレー!
吉岡選手、甘く入ったスライダーを打たれ、レフトの和田選手がグラブに当てるも落としてしまい、2ベースヒット。
磯部選手、詰まったセンター前へのフライ、これに佐藤選手が届かず、タイムリーヒットに。
阿部選手、サードゴロで3アウトチェンジ。

2回裏
カブレラ選手、ライトへ打ち上げるも、これを磯部選手が見失って2ベースヒットに。
大成選手、真中付近ストレートで空振り三振。
大島選手、近めストレートに詰まりながらもセンター前へ。タイムリーヒット!
マクレーン選手、外角スライダーを捉え、三遊間抜くヒット! 1アウト1・2塁。
伊東選手、フルカウントからショートゴロ、阿部選手が2塁へトスするもスタートを切っていたこともあり、セーフ。
スライディングで足を掬い、1塁に転送するのが遅れてオールセーフ。1アウト満塁。

高木浩選手、インローストレートを打ち、ライトスタンドに入る満塁ホームラン!
松井選手、空振り三振。
佐藤選手、詰まってショートゴロ。

 大成選手のスタメン…本当は後藤を使いたいんだけど。ファーストの守備を考えるとね。

3回表
藤井選手、ピッチャー返しの強い当たり、右手首付近に当てた打球はサード方向へ。
マクレーン選手がカバーしてアウト。

大村選手、チェンジアップで空振り三振!
星野選手、チェンジアップを当てただけのセカンドゴロ。3アウトチェンジ。

4回表
ローズ選手、近めストレート152キロで空振り三振!
中村選手、最速154キロのストレート勝負もファール、最後はスライダーが外れて四球。
北川選手、キャッチャー前へのゴロ。これを松坂投手と伊東選手がお見合い、内安打に。
しかし吉岡選手はサードファールフライ、磯部選手はチェンジアップで空振り三振!

 高木浩選手ホームラン談話…「バットを押し付けていくと力負けするので、123で思い切り行きました。
                   よく飛び込んでくれました」

5回表
阿部選手、外角ストレートをセンター返しのヒット。
藤井選手、インコースストレートに詰まるも、ライト前にヒット。ノーアウト1・2塁。
大村選手、流してレフトライナー。
星野選手、一二塁間を抜くタイムリーヒット。大島選手が3塁に送球するも、
ワンバウンドの球を逸らしてしまい、さらに1点。打者走者も2塁へ。

ローズ選手、高く打ち上げる内野フライ。やや伊東選手とマクレーン選手が見合うも、最後は伊東選手が捕ってアウト。
中村選手、追い込んでからファールされるも、最後は高めストレートで空振り三振!

6回表
北川選手、低めチェンジアップで空振り三振!
吉岡選手、外角高めストレートを合わせられ、ライトスタンドに入るホームラン。
磯部選手、ショートゴロ。
阿部選手、ショートゴロ。

6回裏
カブレラ選手、打ち上げてサードフライ。
大成選手、外角ストレートをミートして、レフト線へ2ベースヒット!
大島選手、敬遠。
マクレーン選手、初球打ち、真中付近のスライダーを打ち、三遊間を抜くタイムリーヒット!
伊東選手、インコースに詰まり、ピッチャー小フライ。
高木浩選手、落ちる変化球に空振り三振。

7回表
藤井選手、セカンド正面のライナー。
大村選手、インローカットボールで空振り三振!
星野選手、低めチェンジアップで空振り三振!


7回裏
松井選手、詰まってファーストゴロ。
代打の中島選手、外角甘く入ったスライダーをフルスイング、センターバックスクリーン左に飛び込むホームラン!
ここで岩隈投手が降板。岡本投手が登板。
和田選手、ショートゴロ。
カブレラ選手、空振り三振。

 ラモン君情報…19日来日予定。合流は22日の日本ハム戦から。

8回表
松坂投手はここで降板。この回から森投手が登板。
ローズ選手、引っ掛けてセカンドゴロ。
中村選手、三遊間抜くヒット。
北川選手、甘いスライダーを打たれ左中間への強い当たり、
これをレフトの和田選手がグラブを一杯に伸ばして追い付き、アウト! ファインプレー!

吉岡選手、フォークで空振り三振!

 吉岡選手ホームラン談話「入ると思わなかった」
 中島選手ホームラン談話「今日はホームランを味わって走れました」

9回表
ライオンズは抑えの豊田投手がマウンドに。
磯部選手、インハイストレートで空振り三振!
代打の益田選手、フォークボールを掬い上げ、ライトスタンドへホームラン。今季2失点目。
代打の川口選手、フォークボールで空振り三振!
大村選手、フォークボールで空振り三振!

赤文字がナイスプレー、青文字が問題プレーです。以上、今日の試合でした。



今日の勝因は2回裏の攻撃ですね。
相手のミスに乗じて先制点を挙げ、さらに1アウト1・2塁伊東選手の場面です。
フルカウントから伊東選手が叩きつけてショートゴロ、近鉄の阿部選手は普段の気持ちで2塁へトスして併殺を狙うも、
フルカウントでスタートを切っていたこともあり、1塁ランナーのマクレーン選手の足が速くセーフ、
さらにスライディングで足を取って1塁に送球させず、オールセーフで満塁のチャンスを生み出しました。
伊原監督も言っていたように、伊東選手の叩きつける打撃、まずこれでしょう。
相手エースの岩隈投手から点数を奪うには確実にランナーを進めることです。
フルカウントからランナーがスタートを切り、叩きつけるバッティング、こういうチームバッティングがいいですね。
そしてマクレーン選手のスライディング、果敢に滑り込んだことで、1塁への転送を阻止しました。
1塁のスタートも良かったからセーフになったのでしょう。
今日はタイムリーだけでなく、走塁でも良い所を見せてくれましたね。見事なスライディングでした。
高木浩之選手の満塁ホームランは出来すぎかなと(^^;
飛ぶボール効果、ばんざーい(爆)<その代わり、吉岡・益田選手にも同じ効果出ちゃいましたが(苦笑)

その他、今日のナイスプレー賞は…
1回表の佐藤選手のナイスキャッチ! 先頭打者だけにこれでリズムができました。
2回表の大成選手のダイビングキャッチ! 守備の反応力はさすが。スタメン起用に応えました!
8回表の和田選手のナイスキャッチ! 左中間への強い当たり、和田選手がランニングキャッチでギリギリ追いつく!

一方で今日のミスは…
2回表の和田選手の落球。レフト後方のフライでキャッチしてればファインプレー。なので惜しいという感じか。
2回表の佐藤選手がセンター前ヒットにしてしまうプレー。やや後ろに下がってから、遅れて前進。
最初から前進してれば捕れたはず。
4回表のキャッチャー前ゴロのお見合い。強肩の松坂投手相手だったことで判断が鈍る。積極的に行って欲しい。
今日は他にもマクレーン選手と伊東捕手がお見合いするなど、やや連携にミスが目立ちました。
5回表のライト大島選手の三塁送球をマクレーン選手が後逸。ワンバウンドでしたが、しっかりと止めて欲しいです。
連携ミスや判断ミス、などなど。修正できる範囲のものですから、しっかりと直して欲しいです。

先発の松坂投手に関してはボチボチ。
点差が空いた事で、やや力押しになってしまったかなという印象です。
2回は味方のミス、6回のホームランは仕方ないとして、5回の失点が余計でしたね。
下位打線に連打を浴びるなど、点差が空いた事でやや雑になってしまったような気がします。
今日はスライダーのキレ、チェンジアップの落ちが良かったと思います。
特にチェンジアップは低めにコントロールされるなどなかなか。
最近、コントロールされていないカットボールが気がかり。ただ6回の大村選手を三振に取った球はナイスコントロールでした。
良い形でマウンドを降りれましたから、次回登板に繋がるんじゃないでしょうか?
心配なのは3回表に右手首に打球を受けた影響です。試合の中ではほとんど影響はありませんでした。
診断は打撲ということですが、右手首という微妙な箇所だけに腫れ上がらないかどうか心配。
不安要素はそこぐらいですね。
全体的にゆったりと自分のフォームで投げられてましたから、良いと思います。

打線では3人のヒロユキが大活躍。
高木浩之選手はインコース低めのストレートを思い切ってスイングし、満塁ホームランを放ちました。
今年はインサイドの球を思い切り引っ張るケースが目立ちますね。
やや率が下がっていますが、粘り強さや守備力はチームの財産です。
コンスタントにヒットを量産して、よりチームに貢献して欲しいですね。
大島裕行選手は相性の良い岩隈選手から同点となるセンター前タイムリーを打ちました。
また今日は6回に敬遠されるなど、相手チームにその存在感を示しました。
ライオンズの主力打者として認められた感じですね。同世代の岩隈投手に対して、完全に勝ったシーンでした。
ただ反省材料もあり。
8回裏に左の小池投手を相手にしたのですが、初球外角低めストレート見逃し、外角低めカーブ見逃し、
外角低めボール球スライダーを空振り三振と内容の悪い三振をしてしまいました。
以前、橋本投手と対戦した時と同じ内容。
左投手は左打者の外角を中心に投げていくのですから、そこを狙わないとダメです。見逃し2つはいけません。
そしてボール球の変化球に手を出す…最悪です。先日左投手から決勝タイムリーを打ちましたが、これで振り出しですね。
左投手相手にはもう少し積極性と工夫が欲しい所です。
代打に出てきた中島裕之選手は岩隈投手からホームランを放ちました。
外角の甘いスライダー、これを見逃さずにスイング! この積極性が素晴らしいです。
打撃フォームは以前書いたとおり。ボールを引きつけ、自分のポイントでボールが叩ける打者です。
間違いなく将来、大成します。日本のトップ野手になる日もそう遠くはないでしょう。スター誕生です。

あと木大成選手がスタメン起用に応えましたね。
外角の球を逆らわずにレフト方向へミート、レフト線への2ベースヒットを放ちました。
おっつけるわけでもなく、合わせるわけでもなく。しっかりとレフト方向に打つ打撃が今日は出来ました。
こういうバッティングができれば結果が残ってくると思います
3打席目のヒットを忘れずに続けて欲しいです。



今日勝ったことで近鉄戦3連勝の芽も十分にでてきました。
明日は帆足投手とバーン投手。バーン投手には前回やられただけに、しっかりとお返ししてもらいたいです。
ランナーを出せばカリカリ来て自滅する投手ですから、しっかりとした攻撃をしていって欲しいです。
先発の帆足投手は投球内容が良くなってますから、やってくれることでしょう。
登板間隔が狭い事だけが気がかり。ただ粘りのピッチングで試合を作ってくれると思います。

明日の試合も勝利して、一気に勢いに乗って行きましょう!
まだまだ戦いはこれから。明日からもガンバレ、ライオンズ!!




8月10日 西武ライオンズ 11−5 千葉ロッテマリーンズ

(西)西口(6回2/3)−三井(1回1/3)−潮崎(1回)
(ロ)清水直(5回)−薮田(3回)−橋本(1回)
(本)フェルナンデス19号、細川2号、福浦13号
西武 11
ロッテ

オリ−近鉄 ハム−ダイ 広島−阪神 巨人−ヤク 横浜−中日
10−6 2−13 1−3 2−1

ライオンズが序盤から相手のミスに付け込む攻撃を見せて快勝! 西口は復帰後初勝利!
ライオンズがロッテのエース、清水投手を打ち崩して快勝しました。
ややミスが絡んでいたものの、きっちりとした攻撃で得点できたと思います。
先制点は1番の松井選手が内安打で出塁し、2番柴田選手が送り、3番和田選手がヒットで返すという理想的なパターン。
最近はこういう形が上手く出来ているので、打線が波に乗っていきやすいです。
あとは7番のマクレーン選手、8番の細川選手と一昨日の試合に出ていなかった選手が活躍して存在感を見せました。
この2試合、打線が良い感じに噛み合って来ていますね。お互いに刺激し合っています。

今日の試合展開説明。インターネットでの情報チェックだけなので、簡潔に。
1回表
松井選手、セカンド内安打で出塁!
柴田選手、送りバント成功。
和田選手、外角高めスライダーをライト前に運ぶタイムリーヒット!
カブレラ選手、外角低めのカーブを打ち、レフト前ヒット!
しかし後藤選手がファーストゴロダブルプレーに打ち取られて、3アウトチェンジ。

2回表
大島選手、四球。
マクレーン選手、外角のスライダーを上手く弾き返してレフト前ヒット!
細川選手が送りバントを決めて、1アウト2・3塁。
高木浩選手、スクイズするもファール。最後は空振り三振するも、捕手が後逸して振り逃げ、2者生還!
松井選手はセンター前の良い当たりも井上選手のダイビングキャッチに阻まれてアウト。
柴田選手、セカンドゴロでチェンジ。

4回表
2アウトから細川選手が高めストレートを打ち、左中間を破る2ベースヒットで出塁!
高木浩選手はライト前ヒット! ライトの立川選手のバックホームで3塁ストップ…も捕手が落球で打者走者は2塁へ。
ここで松井選手が右中間に2点タイムリーヒットを放ち、追加点を挙げる。

4回裏
ここまで無安打で抑えていた西口投手でしたが、先頭の小坂選手に真中チェンジアップを打たれ、右中間へヒット。
ショート選手は高めストレートを打ち、ライト前ヒット。
そしてフェルナンデス選手が真中に入った甘いストレートを打ち、レフトスタンドへ3ランホームラン。
しかし福浦選手を三振、堀選手をショートゴロ、里崎選手を三振と後続は断ちます。

5回表
先頭の和田選手、真中ストレートを打ち、センター前ヒット!
カブレラ選手、セカンドフライ。
後藤選手は左肘に死球、1アウト1・2塁。
大島選手、高めストレートに詰まり、センターフライ。
マクレーン選手の所で、ワイルドピッチ、ランナーが進塁で2アウト2・3塁。
ここでマクレーン選手がライトオーバーの2点タイムリー2ベース!
続いて細川選手がレフトスタンドに運ぶ2ランホームラン!
高木浩選手はセンターフライで3アウトチェンジ。3失点の後に、4得点。見事な追加点を挙げます。

7回裏
6・7回と三者凡退に取った西口投手でしたが、先頭の福浦選手に低めの球を掬われてホームランを打たれ、
堀選手に高めストレートをライト前に、
初芝選手に低めストレートを左中間に運ばれるタイムリー2ベースで2失点。
波留選手をファーストファールフライに打ち取った所で降板。
今日、青木投手に代わって昇格となった三井投手が登板。
井上選手には内安打を許すも、小坂選手をフェンス手前のライトフライで3アウトチェンジ。

9回表
守備から入っていた高波選手がレフト線への2ベースヒットで出塁。
そして和田選手が右中間を破るタイムリー2ベースでダメ押し点!
さらに後藤選手がセカンド横を抜くタイムリーヒットでもう1点。

9回裏
最後は潮崎投手が締めて試合終了。11−5でライオンズが快勝しました。

今日の勝因は…全般的に良かったので、これという決め手はないですね。
1回表の先制点が一番大きかったですかね。
松井選手が出塁し、送りバントで進め、3番のヒットで得点する…理想的な先制点です。
防御率2.65の清水投手から幸先の良い先制点を奪うことが出来ました。
あとは5回裏のマクレーン選手のタイムリー2ベース、細川選手の2ランホームランでしょうね。
4回裏に西口投手が3失点してしまい、2点差になりましたから、追加点の欲しい所でした。
そこでお釣りの来る4得点、理想的な追加点だったと思います。
この得点がなかったら、僅差の試合になっており、展開も分からなかったことでしょう。
今日の試合を決めた得点でしたね。

先発の西口投手は可もなくといったところでしょうか。
4回まではフォアボール1個でノーヒットの好投。
けれど4回に失投をことごとく打たれて、ホームランで3失点。
再び5・6回を三者凡退、完璧に抑える投球。
しかし7回にホームランを含む2失点で降板。
打たれている時はとことん、あとは完璧な投球だったようです。掴み所ないですね(^^;
7回の2失点はコース自体悪くなかったですし、復帰後という事もありますからスタミナ切れでしょう。
問題は4回のフェルナンデス選手の3ランホームラン。
その前の小坂・ショート選手への投球同様、コントロールが甘くなっていたようです。
抹消前も被本塁打が多かった事ですし、このイニングの投球は問題が残ると思います。
ただ5・6回とコントロール良く投げていたようですし、内容的には悪くなかったのかもしれません。
次回登板に向けて好材料と反省要因の両方が出た試合でしたね。
白星という結果が出たことで、好材料が増えていくことを期待したいです。

打線の方はロッテのミスに付け込み、確実に得点することができましたね。
好材料としてはマクレーン選手のタイムリー2ベース、細川選手の2ランホームラン。
マクレーン選手は後半戦、極度の不振に陥っており、最近はスイングする事もままならないほどだっただけに、
今日のスタメン起用に応えたのは大きいと思います。
あとは今日の打撃を続けていくだけ。安定感が出てくれば、これほど大きな存在はいません。
かなり瀬戸際まで追い込まれている選手なので、なんとか首脳陣やファンを見返す活躍をして欲しいです。
細川選手は2本の長打とバッティングで活躍しました。
一昨日の若手選手の活躍が目立った中、細川選手は出場することなく、蚊帳の外でした。
今日の活躍はそれに触発されたかのような大活躍。こうやってお互い、刺激し合って欲しいですね。
一昨日の試合はスタメンを外れていたこの2選手に刺激を与えてくれたようです。
互いに切磋琢磨して実力を磨き、逆転優勝への望みを繋いでいきましょう!



明日からは近鉄戦です。
今日の結果により、ライオンズと近鉄のゲーム差がなくなりました(勝率で近鉄が上に)
3連戦を勝ち越せば単独2位となり、ダイエーとの天王山決戦が可能となります。
 (今までは3位だったので、構図的に首位決戦の格好が付かなかった(苦笑)
近鉄が調子を落としているだけに、取りこぼしがないようにして欲しいですね。

それには明日勝つことが大事!
予告先発はライオンズが松坂投手、近鉄が岩隈投手というエース対決!
前回は岩隈投手の立ち上がりを上手く付いて快勝しました。
ここ数試合も序盤での得点が多い事ですし、岩隈投手攻略は大いに期待できます。
打線の奮起とエースの快投で勝利といきたいですね。
明日からもガンバレ、ライオンズ!!




8月9日 雨天中止



8月8日 西武ライオンズ 4−3 千葉ロッテマリーンズ

10 11 12 (西)張(7回1/3)−森(1回2/3)−豊田(1回)−帆足(2回)
(ロ)小林宏(6回)−川井(1/3)−戸部(0回)−
 シコースキー(2回2/3)−小林雅(2回)−井上(1/3)−
 橋本(0回)−薮田(2/3)
(本)ショート7号、カブレラ36号、松井22号
西武
ロッテ

オリ−近鉄 広島−阪神 巨人−ヤク 横浜−中日
雨天中止 雨天中止 6−5 雨天中止

1点を争う好ゲームは後藤・大島が決め、帆足が締める! 若手躍進で逆転勝利!
昨日、ヤフー掲示板で各球団のカテゴリーに「全般」「アンチ」「応援」が追加されたんですが、
最近は実況トピが荒れてることもあって、「応援」カテに実況トピを立て直すことにしました。
そこで久々に1試合丸々実況したのが今日の試合… すごい熱戦でした(^^;
もう終わった時には興奮しまくり。それだけ内容溢れる試合だったと思います。

今日の試合を一言で言うならば、「若手の成長ストーリー」です(^^;
先日から夏の全国高校野球甲子園大会が開幕しましたが、
そこにいる高校球児のように若手選手が苦しい試合を乗り越えることで成長した…そんな試合です。

ライオンズは初回から先制のチャンスがありました。
1回表は柴田選手の走塁ミスで、2回表は後藤選手の走塁判断・後続の凡退で、
3回表は柴田・カブレラ選手の凡退で得点できませんでした。
3・4回と逆にロッテに得点されるという前半は嫌な展開。
ただ6回表にカブレラ選手がホームランを打ってムードを変えると、
7回表には松井選手のホームラン、佐藤・和田選手の連続ヒットで同点に追いつきます。
しかしここから勝ち越せそうで勝ち越せない展開が続いていきます。
7回表1アウト1・2塁と勝ち越しのチャンスで後藤・大島選手がシコースキー投手の前に連続三振。
9回表2アウト1・3塁の場面では、後藤選手がセンターフライ。

どこかで1本出ていれば、簡単に勝てたのに… そんな展開が続いていきました。
もちろんロッテの投手陣も要所要所で踏ん張っていましたから、そう簡単に打てるものではありません。
でも「もし〜たら…」「もし…れば」な展開が続いていた事は確か。
もしも今日の試合、引き分けや負けで終わっていたなら、後藤・大島選手といった若手には悔いが残ったでしょう。
ダイエー戦に負け越して、再出発の大事な一戦、負けるわけにいかないのは皆が分かっています。
その試合で打てなかったら… 先輩達に申し訳ない気持ちで一杯になってしまうと思います。
そこを最後、自分達の力で1点をもぎ取った… これは大きい事です。
試合で苦しみながらも、最後の最後は決める。
今日の試合はプロ野球選手としての大きな自信になったんじゃないでしょうか?

投げる方では抑えの2枚、森・豊田投手が登板した後に帆足投手がマウンドに上がりました。
11回裏には1アウト1・3塁、2アウト満塁という絶対絶命のピンチを迎えていました。
それでも帆足投手は落ち着いて投げ、2イニングを0点に抑えたのです。
試合の一番大事な局面、特に最後は勝ち越してもらった最後の最後、
延長さえもない本当の最後のマウンドをしっかりと守りきったのです。
これは大きな経験になると思います。
1点の大切さ、それを守ることの苦しさ…そしてそれを守り切った時の充実感…
今日の登板は帆足投手に多くのものを与えた事でしょう。

もちろん中盤から終盤にかけて試合を支えた、カブレラ・松井・和田選手、森・豊田投手の存在も忘れてはいけません。
ただそれ以上に、最後、帆足投手・後藤選手・大島選手といった若手選手が試合を決めたことが何より大きいです。
シーズン序盤はある程度「使ってもらっている」という側面があった若手選手ですが、
ここに来て「チームに不可欠な存在」へと成長を遂げ、
そして今日の試合、「主力選手」への仲間入りを果たしたと言っていいと思います。
もう「若手」なんて冠はいらない。高い実力を持った主力選手です。



ちょっと前置きが長くなりましたが、今日の試合展開説明です。
1回表
松井選手、初球の外角ストレートを打って、良い当たりのセンター左へのライナー。
柴田選手、フルカウントからボールを選び、四球。その後、悠々2塁へ盗塁成功!
和田選手、ショート頭上を越えるセンター前ヒット!
柴田選手が3塁を蹴るも、本塁手前で里崎選手がボーっと立っていたのを見て足を緩めてしまいスライディングをせず、
実はバックホームはしっかりとされており、本塁手前でタッチアウト。
里崎選手の様子だけで「ホームに送球は来ない」と決め付けてしまった柴田選手のミス。

カブレラ選手、高く打ち上げてレフトフライ。

 和田3番起用…初回に廻ってきて集中しやすい(広橋打撃コーチ談)

2回表
後藤選手、近めのストレートを打ち、打球が伸びて左中間フェンス直撃の2ベースヒット!
大島選手の所で捕手が右横に弾くプレーがあったものの2塁ランナーの後藤選手は自重
 (文化放送解説の秋山幸二氏によれば3塁に行けたとのこと)

大島選手はフォークで空振り三振。
中島選手はフルカウントまで行くも、フォークを引っ掛けてショートゴロ。
伊東選手、フォークを振って空振り三振。

3回表
高木浩選手、ストレートを引っ張るも右中間へのフライ。
松井選手、外角高めストレートを打ち返し、ライナーでセンター前へのヒット!
そして柴田選手の所で2塁へ盗塁成功!
柴田選手はフォークで空振り三振。
和田選手、フルカウントから四球を選び、2アウト1・2塁。
カブレラ選手、フォークボールで空振り三振。

3回裏
波留選手、外のフォークで空振り三振!
井上選手、チェンジアップを打って、センター前ヒット。
小坂選手、セーフティーなど揺さぶるも、最後はライトフライ。
ショート選手の所で井上選手が盗塁成功。2アウト2塁。
ここで肩に不安のある柴田選手が交代。佐藤選手がセンターに。
ショート選手、チェンジアップを運ばれ、レフトスタンドに入る2ランホームラン。
フェルナンデス選手、ショートフライで3アウトチェンジ。

 張投手…ストレートが高めに行っているも、良いコースに行っている。威力もある(秋山幸二氏談)

4回表
後藤選手、ストレートを打ち、三遊間へのゴロ。サードが処理してアウト。
大島選手、高めストレートを柔らかく打ち返し、ショートの頭を越すセンター前ヒット!
中島選手、高めフォークを打って、ライトフライ。
伊東選手、外角のスライダーで空振り三振。

4回裏
福浦選手、低めフォークを打ち上げて、ライトフライ。
堀選手、フルカウントから外角高めストレートを流し、右中間を破る2ベースヒット。
里崎選手、外角低めチェンジアップを打ち、一二塁間を抜くタイムリーヒット。
諸積選手、良い当たりもライトへのライナー。
波留選手の当たりも良かったが、ライトの大島選手がジャンプしてキャッチ。なんとか1点止まりに。

 張投手…ストレートのコントロールがやや甘くなってきた模様
 ショート選手のホームラン談話…久々のホームランで興奮している

6回表
和田選手、追い込まれてから粘るも、外角低めスライダーを当てただけのセカンドゴロ。
カブレラ選手、フルカウントから粘った9球目、レフトスタンドへライナーで入るホームラン!
後藤選手、インハイストレートに詰まり、レフトファールフライ。
大島選手、外角低めのフォークを流して、レフト前ヒット!
中島選手、追い込まれてから右方向を意識し、ヘッドを利かせてショート右へのセンター前ヒット! 2アウト1・2塁。
伊東選手、フォークボールでサードゴロ、セカンドフォースアウトで3アウトチェンジ。

 小林宏之投手…ストレートはイマイチ。要所要所で変化球のキレが凄くいい(ロッテ井上投手コーチ談)

5回裏・6回裏
張投手がロッテ打線を三者凡退に抑える。
中盤で完全に立ち直って序盤と同じ、ナイスピッチングを披露。

7回表
この回から先発の小林宏之投手が降板し、川井投手が登板。
高木浩選手、ショートゴロ。
松井選手、外角中心の配球、フルカウントから外角のシンカーを狙い撃ち、ライトスタンドへホームラン!
ここでロッテは投手交代。川井投手から戸部投手に代わりました。
佐藤選手、セーフティーバントで3塁セーフ、さらに送球が逸れて2塁へ!
和田選手、センター前へ弾き返すタイムリーヒット! バックホームの間に2塁へ。

カブレラ選手、歩かされて、1アウト1・2塁。
ここで再び投手交代。戸部投手からシコースキー投手に代わりました。
後藤選手、追い込まれてから1塁線へ惜しいファールを打つも、最後はチェンジアップで空振り三振。
大島選手、152キロ低めストレートで空振り三振。

 カブレラホームラン談話…高めのストレート。これまで小林宏之に合ってなかったので嬉しい。
                 この一発を反撃に繋げたい。

 今日の張投手…ゴロアウトが一つもない。あ、ホントだ(笑) 中島選手が暇なはずだ。

8回裏
この回から代打の大成選手に代わって、サードに上田選手が入りました。
井上選手、外角のフォークでハーフスイング、空振り三振!
小坂選手、ファーストへの強い正面の打球をカブレラ選手が緩慢な動きで弾いてしまい、2ベースヒット。
ここで投手交代。張投手に代わって、森投手がマウンドに上がります。
ショート選手をインローストレートで見逃し三振!
フェルナンデス選手を低めフォークで空振り三振!

9回表
ロッテはこの回からショート選手に代えて、サードに渡辺正人選手を入れました。
松井選手、打ち上げて、キャッチャーファールフライ。
佐藤選手、やや甘く入ったチェンジアップを打ち、レフト線へ2ベースヒット!
ここでロッテは守備交代。ライトの諸積選手に代わって、立川選手。
和田選手、センター平凡なフライも風で伸びて行きましたが…センターフライ。ランナーは3塁へ。2アウト3塁。
カブレラ選手、敬遠で2アウト1・3塁。
後藤選手、追い込まれてから食らいついていき、インハイストレートを打つも、
打球が伸び過ぎてセンター右へのフライ、3アウトチェンジ。


 松井ホームラン談話…バットの芯よりも上。千葉の風だから入ると思った。
 和田同点タイムリー談話…やや泳ぎかけたけど、良い所に飛んでくれました。
 後藤談話…チャンスで廻ってくる事が多いので、必ずものにしたい。

10回表
この回から小林雅英投手が登板。
代走された早坂選手に代わり、清水将海捕手が入りました。
大島選手、外角低めのシュートで空振り三振。
代打のマクレーン選手、低めストレートを捉えるも、伸びがなくレフトフライ。
伊東選手、インハイのストレートを打って、ショートゴロ。

10回裏
この回から豊田投手が登板。
波留選手、フォークを引っ掛けさせて、ショートゴロ。
井上選手、一二塁間を抜くヒット。
小坂選手、プッシュバント気味の送りバントで2アウト2塁。
代打の初芝選手、外角のストレートで見逃し三振!

11回表
この回からロッテはサードに原井選手が入る。
高木浩選手、外角のストレートを打って、ショートゴロ。
松井選手、ピッチャー返しで小林投手のグラブを弾くも、ショートの小坂選手が処理してアウト!
佐藤選手、詰まってセカンドゴロ。

11回裏
この回から帆足投手が登板。
フェルナンデス選手、詰まらせてセカンドゴロ。
福浦選手、上手く打ち返してセンター前ヒット。
堀選手、詰まりながら左中間へヒット。1アウト1・3塁。
清水選手、初球打ちピッチャーゴロ、前進守備だったためにベースカバーがおらず、1塁へ送球。2アウト2・3塁。
立川選手を歩かせて塁を埋め、2アウト満塁。
ここで松沼コーチがマウンドに行くも、続投で指示を出すのみ。
波留選手、カウント1−3からストレートを打つも、詰まった打球でショートライナー。3アウトチェンジ。

12回表
この回からロッテは井上投手が登板。
和田選手、フルカウントから四球を選び、ノーアウト1塁。ここでピンチランナーの高波選手を起用。
高波選手、牽制球、戻る時に少し滑ってしまい、タッチアウト。
カブレラ選手はすっぽ抜けて四球。代走の赤田選手を起用。
後藤選手、高めカーブを打ち、ライト前に落ちるヒット! 2アウト1・3塁に。
ここでロッテは投手交代。橋本投手が登板。
大島選手、近めのストレートに詰まりながらもセンター前に弾き返すタイムリーヒット!
ここでロッテは投手交代。薮田投手が登板。
マクレーン選手、インハイストレートで空振り三振。
伊東選手、見逃し三振。

12回裏
この回から大島選手が退き、レフトに高波選手、ライトに赤田選手、DHの後藤選手がファーストに廻りました。
井上選手、ショートゴロ。
小坂選手、センター前ヒット。
原井選手、送りバント。2アウト2塁。
最後はフェルナンデス選手がセカンドゴロに打ち取り試合終了!



今日の勝因は若手選手の頑張りでしょう。
帆足投手、後藤選手、大島選手はもちろんのこと、途中出場の佐藤選手、途中交代した中島選手など、
ライオンズの若手選手が要所要所で光るものを見せてくれました。
チャンスで凡退するなど苦しい場面もありましたが、それを乗り越えるような最終回の打撃、
土壇場で力を発揮できる強さを身につけたと思います。
若い選手に必要なのは経験と配球の読み、特にチャンスの場面は配球の読みが鍵を握ってきます。
何を狙うか、何球目を狙うか、どの方向に打ち返すか…などなど。
そういったものを瞬時に判断するためには経験が必要となってくるわけです。
今日の試合ではその両方の面が伺えました。今日の経験を胸に大きく成長して欲しいですね。

采配の大英断としては2つ。
1つが11回裏の2アウト満塁での帆足投手の続投の判断、
もう1つが12回表の大島選手をそのまま起用したことです。
大島選手の場面は残る選手が細川選手だけだったので、左投手相手でも大島選手を使わざるを得ませんでした。
ですが結果的にそれが勝利に結びつき、大島選手自身も左投手からの嬉しいヒットとなりました。
前回、橋本投手に三振に打ち取られていただけに、センター前タイムリーという結果は本人の自身だけでなく、
首脳陣に対しても良いアピールとなったことでしょう。
これからは左投手相手の出番も増えてくることでしょう。
11回裏の帆足投手続投はまさに英断でしたね。
一応ピッチャーは潮崎・土肥投手といった経験ある投手が控えていました。
そこを敢えて若い帆足投手に託したことは良い判断だったと思います。
あのピンチを帆足投手一人で乗り切ったことで、チーム全体に「やってやろうじゃないか」という雰囲気が生まれたと思います。
内容のある続投の判断でした。

反省点としては序盤の拙攻ですね。
特に1回表の柴田選手の走塁…これが致命的でした。
普通にスライディングしてればセーフだったようなので、悔いの残るプレーです。
それと12回裏の代走に出た高波選手の牽制アウト。ピッチャーを揺さぶることは大事ですが、アウトになってはいけません。
たぶんサインは出ておらず、リードを大きく取って戻る事に集中していたのでしょうが…足が滑るなんて…
やや軽率なプレーと言わざるを得ません。もしもあのまま点数入ってなかったら吊るし上げですよ、完全に(^^;
他のチャンスを生かせなかったのはロッテ投手陣の調子もあるので割愛。
今日は小林宏之投手の要所でのフォーク・スライダーの変化球のキレ、シコースキー投手の調子が抜群だったようです。
これらのチャンスをものにできなかったのは、相手投手の踏ん張りもあったと思います。

投手陣に関しては上々の内容。
先発の張投手は3・4回に失点をしてしまいましたが、それ以外は安定したピッチング。
今日はストライクゾーンが広かったこともあり、高めのストレートをよく取ってもらっていたようです。
四球はなかったのは収穫。ただ上位との対戦となれば、もう少し安定したコントロールが欲しいです。
今日も伊東捕手が高めストレートを有効に見せるなど、良いリードをしていたと思います。
2番手の森投手は完璧。
3番手の豊田投手はもう少しだった印象。フォークボールが高めに浮きがちでバットに当てられていました。
東尾前監督が豊田投手の調子のバロメーターはフォークで空振りが取れるか否かと話していたので、
今日は調子が良くなかったのかもしれませんね。
1イニングで交代したのにはそういった面もあったかもしれません。
4番手の帆足投手は前述の通り。緊張する場面でよく踏ん張りきりました。
ジャイアンツ戦を見れば分かると思いますが、最後1点差を抑えることがどれほど大変なことか。
その大変な作業を帆足投手は成し遂げたわけです。
先発にしろ、リリーフにしろ、心理的に一回り大きくなる事でしょう。



今日チームが勝って0.5差首位と縮め、6ゲーム差となりました。
ようやく射程圏ギリギリに戻したという感じですね。
あとは月末のダイエー戦までに3〜4ゲーム差以内に縮められれば、逆転優勝も十分見えてきます。

けど今日の試合はそういった数字以上の意味があると思います。
それは若手選手の成長です。
残念ながら、今年は中堅・ベテラン選手の不甲斐なさが目立ちます。
例年通りの活躍になってるのが、森投手・豊田投手・松井選手・カブレラ選手・和田選手・高木浩之選手のみ。
他の選手には物足りなさを禁じえません。
特に西口投手・石井投手・許投手・小関選手・マクレーン選手。今はほとんど戦力になっていません。
後半戦は中堅以降の奮起を期待していましたが、正直、それでは間に合わないような気がしています。
今はむしろ、伸び盛りの若手の勢いに頼った方が優勝に近いのではないかと思ってます。
そういう意味で今日の試合はチーム内での若手選手の位置を確かなものとし、
優勝に向けてのチーム編成が見えてきたように思います。
若手選手の活躍なくして、優勝はなし。
今年のライオンズの鍵を握るのは25歳以下の若手選手、その大きな一歩を踏み出した試合だと思ってます。

けれど今日の試合のように主力どころのサポートなくして若手選手の成長はありません。
特に先発ローテが苦しいだけに、西口・石井投手らには一層の奮起が期待されます。
明日の予告先発は西口投手。
前回の登板回避を倍返しにする勢いで投げていってください。
今から全て勝てば二桁勝利も夢でなし。それぐらいの勢いで投げて行って欲しいです。
若手を中心に中堅・ベテラン選手とチームを結束させていきましょう!
明日からもガンバレ、ライオンズ!!





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