2003年西武ライオンズ応援日記

7月30日 西武ライオンズ 8−3 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)高木(0回)−戸部(5回)−川井(2回)−井上(1回)
(西)松坂(9回)
(本)和田20号・21号、里崎3号
ロッテ
西武 ×

ダイ−近鉄 オリ−ハム 阪神−横浜 巨人−中日 広島−ヤク
4−3 9−10 3−2 5−9

序盤にライオンズ打線が畳み掛けて試合を優位に。松坂、先発復帰を完投で飾る。
今日は更新意欲が少ないので、あっさりめで(^^;

先発の松坂投手は荒れ球でコントロールが良くなく、それほど調子はよくありませんでした。
しかし打線が1・2回に6点を挙げるなどしたことで、松坂投手に余裕が生まれ、
ゆったりしたフォームから良いボールを投げられるようになっていきました。
今日は打線が上手く松坂投手を盛り立てましたね。
ロッテの早打ちにも助けられ、松坂投手は9回114球で完投。
悪いながら要所を締めるピッチングを披露してくれました。ここらはさすがです。

そんなわけで試合展開説明を簡単に。
1回表
1アウトから波留選手が甘めのストレートを打ち、右中間2ベースヒット。
続く福浦選手のセカンドゴロで三塁へ。
そしてフェルナンデス選手が甘く入ったスライダーを打ち、一二塁間を抜くタイムリーヒット。
堀選手は打ち取った当たりも、高いバウンドでセンター前へ。2アウト1・2塁。
初芝選手はファーストゴロに打ち取って、3アウトチェンジ。

1回裏
先頭の松井選手、真中のスライダーを打ち、レフト前へ。これをレフト井上選手が弾くエラー。ノーアウト2塁。
2番の佐藤選手は1球目送りバントの構えを見せるもバスターでファール。
その後もヒッティングに出て、最後はライト前ヒット! ノーアウト1・3塁に。
ここで和田選手がインサイドの球を右中間を破るヒットを放ち、2人のランナーがホームイン!
送球の間に打者走者の和田選手は3塁へ。
カブレラ選手、インローストレートを捉え、ワンバウンドでセンターフェンスに当たるタイムリー2ベース!

ここで投手交代。高木投手が降板。戸部投手が登板。

犬伏選手、ファーストゴロ。ランナー3塁へ。
赤田選手、2球目ライトポール際に大きな当たりを打つも、惜しくもファール。
最後はインロースライダーを引っ掛けてピッチャーゴロ。
マクレーン選手、空振り三振。

2回裏
先頭の伊東選手が四球で出塁。
高木浩選手、バスターエンドランを試みるもファール。フルカウントとなり、1塁ランナースタート。
打者の高木浩選手はインサイドストレートを引っ張り、ライト線へタイムリー3ベースヒット!(ライトがクッションボール誤る)
松井選手、フォークで空振り三振。佐藤選手がショートゴロに倒れて2アウト3塁。
ここで和田選手が外角スライダーを打ち、右中間スタンドに入る2ランホームラン!
カブレラ選手は選んで四球、犬伏選手はセンター前へ。2アウト1・3塁。
しかしか赤田選手は初球打ちセカンドゴロ。

4回表
先頭のフェルナンデス選手が甘く入ったカットボールを捉え、センターフェンス直撃の2ベースヒット。
堀選手は叩き付けたピッチャーゴロでランナー3塁へ。
初芝選手のショートゴロで3塁ランナーが本塁へ、松井選手の送球が逸れてしまい、セーフ。タイムリーエラーで1点。

4回裏
先頭の和田選手が内角甘めスライダーを捉え、レフトスタンドに入るホームラン!

6回裏
この回から川井投手が登板。
先頭の松井選手が猛打賞となるセンター前ヒットで出塁!
佐藤選手が送りバントを決めた後に、和田選手がレフト線へタイムリー2ベースヒットを放ち、追加点。
その後はカブレラ選手がバットを折られてセカンドフライ、犬伏選手はカーブで空振り三振。

8回表
先頭の里崎選手に対して、スライダーが真中に入ってしまい、左中間へソロホームラン。
小坂選手にもストレートが甘く入り、センター前ヒット。
さらに井上選手のピッチャーゴロを松坂投手が2塁へ送球エラー、ノーアウト1・2塁。
しかし波留選手をショートゴロ併殺打、福浦選手にレフトフライに打ちとって0。

今日の勝因は和田選手の活躍でしょう。4打数4安打2ホームラン6打点の大活躍です(^^;
先日までヒットが出ていなかったのが嘘のような活躍ぶりを見せてくれました。
8月を前に一気に調子を上げてきた感じですね。
1打席目は右中間へ、2打席目も右中間スタンドへ。インコースを攻められた3・4打席はレフトへ長打2本。
どのコースも苦にせず打ち返しています。右方向へ強い打球が見れるのは嬉しい限りです。
これまでは打点が少ないかな〜という印象があったのですが、昨日・今日の活躍で一気に稼ぎましたね。
3番ということで、相手投手が和田選手と勝負せざるを得ず、そこを素直に打ち返しているという印象です。
打順は今後どうするのでしょう? 3番の方が打ちやすいでしょうが、そうなるとカブレラ選手が勝負してもらえず…
 (この3連戦はロッテが積極的に来てくれたので大丈夫だった)
上位チームとの1点を争う攻防となった時、心配でしょうか?
まぁ、幸い2人とも調子を上げていますから、今はどう打順を組んでも大丈夫でしょう。
カブレラ・和田選手の2人が打てば怖いものはなし。昨年8月のように両者が打ちまくり、連勝街道と行きましょう!

あとは松井選手も3安打猛打賞と当たってきているのが好材料。
切り込み隊長としての務めをここ1週間はしっかりと勤めています。
序盤からまとまった点数を取れているのは松井選手のおかげですね。

松坂投手に関してですが、調子自体はイマイチだったと思います。
全般的にコントロールが甘く、変化球、特にカットボールが高めに入ってしまうケースが多かったです。
ただ序盤の大量点のおかげで、ゆったりした投球フォームで投げられるようになり、
本来の出来に少しずつ近づいていったと思います。
復帰戦にしては合格点じゃないでしょうか。
今日はスライダーの落差が大きく、テンポ良く無四球で投げられたのが良かったと思います。
序盤から球数が少なく、5回終わって50球台だったことで完投も可能となりました。
次回は変化球のコントロール、僅差勝負での精神的余裕に気をつけて投げて欲しいです。
エースが帰ってきたのは最高の収穫。これで後半戦へ向けての追撃体制が整ってきましたね!



この6連戦は5勝1敗で首位と5.5ゲーム差、西口・松坂投手が好投と収穫の多い1週間でした。
もう0.5ゲーム差縮まっていれば最高だったんですがね。こればかりは相手次第なので良しとしましょう。
金曜からは日ハム・ダイエーとの6連戦です。
両チームにはオールスターを挟んで6連敗とやられてしまった経験があるだけに、キッチリとお返しをしたい所。
上がってきたチーム状態を試すにはうってつけの相手です。
両チームに勝ち越しをし、8月のペナントレースを優位に運んで行きたいですね。
金曜からもガンバレ、ライオンズ!!




7月29日 西武ライオンズ 8−4 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)薮田(1回2/3)−橋本(1回2/3)−船木(1回1/3)−
 戸部(2回1/3)−シコースキー(1回)
(西)後藤(6回)−長田(1回)−森(1回)−豊田(1回)
(本)和田19号
ロッテ
西武 ×

ダイ−近鉄 オリ−ハム 阪神−横浜 巨人−中日 広島−ヤク
雨天中止 9−11 3−6 3−0 雨天中止

相手の四球を上手く得点に繋げ、打線の繋がりでライオンズが勝利!
今日は試合、長かったですね…
自分は部屋の片づけをしていたこともあり、4回以降は完全にだれてしまいました(爆)
そんなわけで今日はいい加減風味。勝ったから良しとして下さい(^^;


1回表
1アウトから波留選手がセンター前ヒットで出塁。
福浦選手はセンターフライに打ち取るも、フェルナンデス選手に3塁右を抜くヒットを打たれ、2アウト1・3塁。
ここでショート選手が内角のストレートに詰まるも、ボテボテのサードゴロとなってタイムリー内安打で先制を許す。
堀選手は強い当たりのサードゴロで3アウトチェンジ。

1回裏
2アウトから和田選手がレフト前ヒットで出塁し、カブレラ選手は四球で2アウト1・2塁のチャンスを作るも、
5番に入った大島選手はフォークを引っ掛けてセカンドゴロ。

2回裏
先頭の柴田選手がセンター前ヒットで出塁し、マクレーン選手が四球を選び、ノーアウト1・2塁。
細川選手は3塁方向を狙ってバントするもファール、スリーバント敢行するも正直なピッチャー前のバント、
3塁封殺となってしまい、1アウト1・2塁に。
続く高木浩之選手がショートフライに倒れるも、松井選手がレフト前にヒット!
2塁ランナーのマクレーン選手が本塁に突っ込み、ホームを塞いでいた里崎捕手に対してタックル!
捕手を吹っ飛ばしてホームイン。同点に追いつきます (里崎選手はこの回は出るも、大事を取って交代。打撲)

里崎選手の治療によって間隔が空いたこともあり、再開後の初球、佐藤選手の右肩に死球。2アウト満塁。
続く和田選手がフォアボールを選び、押し出し、ライオンズが勝ち越し。
そしてカブレラ選手が地面スレスレのフォークをミートして、レフト前2点タイムリーで計4点を奪います。
ここで薮田投手は降板、左の橋本投手が登板。
大島選手は2−2になるまで見送り、最後は低めのワンバウンドのボール球スライダーに手を出してしまい三振。

4回裏
1アウトランナーなし、松井選手を迎えた所で、橋本投手が降板。船木投手が登板。
松井選手は四球で出塁し、佐藤選手の所で盗塁成功! 佐藤選手も四球を選び、1アウト1・2塁。
和田選手は詰まった打球がライト前にポテンと落ちるヒットで、松井選手が還り、1点追加。
そしてカブレラ選手が外のボール球スライダーを打ち、三遊間を抜くタイムリーヒット! この回、2点目。
続く大島選手の当たりは低い弾道でセンター前へ。しかしこの打球が意外と伸び、センターライナー。
2塁ランナーの和田選手がスタートを切っていて、ダブルプレー。3アウトチェンジ。

5回表
1アウトから小坂・井上選手の連続ヒットで1失点。
波留選手をセカンドゴロに打ち取るも、福浦選手に一二塁間を破るタイムリーヒットで2失点目。
フェルナンデス選手はセカンドゴロに打ち取り、3アウトチェンジ。

5回裏
先頭の柴田選手が四球で出塁し、マクレーン選手のセンターフライを挟み、細川選手の所でカウント2−2から盗塁成功!
この時送球が逸れて、柴田選手は3塁へ。
その直後、フルカウントから細川選手がセーフティースクイズを試みて打球を転がすも、ピッチャー前の弱い当たり。
柴田選手が突っ込むも際どいタイミングでタッチアウト。2アウト1塁。
ここで高木浩之選手がライト線へ2ベースヒットを放ち、1塁ランナーの細川選手が全力で3塁を蹴ってホームイン!

6回表
2アウトから立川選手に四球を与え、続く清水選手の当たりはライトフェンスに達するヒット。
この打球をライトの大島選手が処理を誤り、1塁ランナーは一気にホームイン。打者走者も3塁へ。
続く小坂選手は良い当たりも、ライト後方のフライに終わり、3アウトチェンジ。

7回表
この回から2番手の長田投手が登板。
いきなり井上・波留選手の連続ヒットを許し、ノーアウト1・2塁のピンチ。
福浦選手に対して、フルカウントから6球ファールで粘られるも最後は真中ストレートで空振り三振!
フェルナンデス選手を詰まらせて、レフトフェンス手前のフライに打ち取り、
ショート選手をセンターフライに打ち取って、なんとか0点に抑えます。

8回裏
この回から5番手のシコースキー投手が登板。
和田選手が外角のストレートを捉え、右中間スタンドにライナーで飛び込むホームラン!

最後は森・豊田投手の必勝リレーでライオンズが逃げ切り。8ー4で勝利しました。



今日の勝因は、細川選手のミスをカバーする打撃(2回の松井選手のタイムリー、5回の高木浩選手のタイムリー)です。
こうやって味方のミスをカバーできるのはチームの調子が上がっている証拠でしょう。
後続の打者がキッチリとお返しをしたことで、試合の流れを損なわず、試合をスムーズに運べました。
終始、優位に試合を運べたのは今日の収穫だと思います。

打線では松井・和田・カブレラ選手がしっかり結果を残してくれているのが良いですね。
佐藤選手もノーヒットながら四球で繋ぐなど、2番の務めを果たしていました。
カブレラ選手の2本のタイムリーは普通では打てないコース、そこをバットで当てる・ミートするのは凄いです。
あとは無理に打ちに行ってフォームを崩さないことだけ。調子の良い時こそ、気をつけて欲しいですね。
ここの所、当たりのなかった和田選手は3安打1ホームラン3打点の活躍。
特に最終打席の一発は外角の球を右中間へ運んだ一発なので、内容も伴っていたと思います。
主力選手が結果を残しているのは嬉しい限りですね。

今日5番に入った大島選手は4の0、2三振。
今シーズン初の左投手の対戦がありましたが… 内容はイマイチ。
2ストライクまでの外角ストライクゾーンには手を出さず、最後のワンバウンドボール球スライダーに手を出すというもの。
こういう打撃をしてしまうと左投手相手だと代えられてしまいます。
左投手相手にも外角のボールを上手く反対方向に流せるようにして欲しいです。
レギュラー完全定着を目指し、ガンバレ、大島選手!

先発の後藤投手の調子はイマイチだったと思います。
ストレートの走り、コントロールともに前回より悪く、苦しい内容でした。
それでも粘りの投球をして、試合をしっかり作れるのは素晴らしいですね。
これが今まで先発ローテを守れている理由でしょう。
今日の勝利で6勝6敗、勝率を五分としました。
今後も安定した投球を続け、勝ち星を大きく伸ばしていって欲しいですね。



明日は松坂投手の先発復帰登板です。
ここまで良い流れで繋がってきているので、明日も勝利で飾り、
ダイエー追走のため、一気に弾みを付けたい所ですね!
明日もガンバレ、ライオンズ!!




7月28日 西武ライオンズ 3−2 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)清水直(8回)
(西)西口(5回2/3)−土肥(1/3)−長田(1回)−
 森(1回)−豊田(1回)
(本)カブレラ33号
ロッテ
西武 ×

ダイ−近鉄 オリ−ハム
8−9 4−3

ついに西口の復帰登板! 勝星付かずも試合を作り、カブレラのホームランで勝利!
…と表題を打ったものの、西口投手はどうなんだろうなぁと…
今日はストレートが走ってましたし、良かったと思います。あくまで「今日は」。
西口投手が帰ってきたことは確かです。
ただマイナーチェンジしていない、普通の西口投手が帰ってきただけ。
2軍に降格された理由、東尾前監督が口をすっぱく言っていた「30歳の壁」が分かっているのかと。
投球の組み立ても変わっておらず、ピッチング面の変化が全く見られませんでした。
石井投手はシュートを有効に使い、コースを突く丁寧な投球に変化したのに対し、
西口投手はストレートの勢いで押すばかり、コントロールがかなり甘いです。
今日もボール1個ずつ中に入っていたので、冷や冷やする場面も多く見かけられました。
ストレートの走りが良く、一発のないロッテ打線だったから抑えられたのかもという危惧があります。
まぁ、今日ぐらいストレートが走っていれば少しぐらいコントロール甘くて大丈夫ですが…
毎回、そうとは限らないじゃないですか。
それだけにまだ太鼓判は押せない。期待半分、不安半分といったところだと思います。

さてさて、試合の方はロッテのエース清水投手から初回に押し出し四球で1点を奪い、
4回裏には大島・マクレーン選手の連続ヒットで1点取るも、
5回表に西口投手が福浦選手の併殺崩れで1失点、
6回2アウト1・3塁の場面で降板、2番手の土肥投手が小坂選手にタイムリーを打たれて同点。
しかし8回裏にカブレラ選手がホームランを放ち、勝ち越し。
最後は豊田投手が抑えるという展開でした。
詳しい経過は以下の通り。

1回表
井上選手、フルカウントから内角ストレートを打ち、ライト前ヒット。
波留選手、送りバント成功。
福浦選手、甘いチェンジアップを捉えられるも、セカンドライナー。
フェルナンデス選手、外角低めの良く落ちる球で空振り三振!

1回裏
松井選手、内角カットボールに詰まりながらファースト後方へヒット! ライト前で2ベース。
柴田選手、3塁方向へ送りバント。少し上に上がった分だけ、セーフティー気味になり、1塁セーフ。ノーアウト1・3塁。
和田選手、高めのボール球を打ちに行くも空振り。最後はカットボールでセカンドフライ。
カブレラ選手、四球を選び、1アウト満塁。
大成選手、ストレートに遅れていたものの、最後はフォアボールを選び、押し出し、1点先制。
大島選手、外角低めのフォークで空振り三振。
マクレーン選手、外角低めのストレートを打ち上げて、セカンドゴロ。

2回表
先頭のショート選手を四球で出すも、堀選手をセカンドゴロ、立川・里崎選手を連続三振に取って無得点に。

3回表
先頭の小坂選手をヒットで出し、井上選手の所で盗塁成功。セカンドゴロの間に3塁へ。
波留選手に四球を出した後、
福浦選手のファーストゴロで併殺のタイミングもカブレラ選手がバックホームしただけでアウトは1つだけ。
それでも続くフェルナンデス選手はピッチャーゴロに打ちとって3アウトチェンジ。

4回表
ショート・堀・立川選手を打ち取り、三者凡退に。

4回裏
先頭の大島選手が真中ストレートを打ち、一二塁間を抜くヒットで出塁。
続くマクレーン選手が外角ベルト付近ストレートを捉え、センターオーバーのタイムリー2ベースヒット!
しかし打者走者のマクレーン選手はホーム送球の間の3塁を狙ってしまい、
これを見ていたロッテが二三塁間で挟殺、タッチアウト。まずい走塁で1点止まりに。

5回表
1アウトから小坂・井上・波留選手の3連打で満塁のピンチを迎えます。
しかし福浦選手はファーストへの強いゴロで2塁併殺を狙うも、1塁はセーフ。1失点してしまいます。
フェルナンデス選手はサードゴロに打ち取って3アウト。

6回表
先頭のショート選手に甘く入ったスライダーを打たれて、ノーアウト1塁。
堀選手の送りバントはピッチャー正面で2塁封殺。バント失敗で1アウト1塁に。
しかし立川選手を三振に取った後、里崎選手にヒットを打たれてしまい、2アウト1・3塁としてしまいます。
ここで今日2安打と完璧に打たれていた小坂選手を迎えたこともあり、ピッチャー交代。土肥投手がマウンドに。
けれど土肥投手は小坂選手にタイムリーを打たれて、同点に。
1塁ランナーの里崎選手が3塁を狙うも、ライトの大島選手が好返球を見せてタッチアウト。3アウトチェンジ。

7回表
先頭の井上選手は土肥投手の投げたスライダーを引っ掛けてしまうも、飛んだ所が良く、ショート内安打に。
ここで土肥投手は降板。長田投手がマウンドに上がります。
波留選手は送りバントで1アウト2塁となりますが、福浦選手をチェンジアップでタイミング狂わし、ライトフライ。
フェルナンデス選手をスライダーで空振り三振に打ち取り、ピンチを凌ぎます。

7回裏
1アウトから松井選手がセカンド内安打で出塁するも、高波選手のバスターエンドランは丁度セカンドベース付近に…
セカンドが取ってベースを踏み、1塁へ送球と最悪の併殺打。

8回表
森投手が登板。危なげなく三者凡退に抑える。

8回裏
1アウトからカブレラ選手が、清水投手の高めの釣り球ストレートがやや低く甘く入った所を逃さずに打ち、
左中間スタンドへ飛び込む33号ホームランでライオンズが勝ち越しに成功します。

9回表
豊田投手が登板し、今日も三者凡退。防御率0.25と抜群の安定感。
お立ち台でも凛々しい顔を見せ、明日の試合に向けてもう気を引き締めていました。

今日の勝因は長田・森投手の好投、カブレラ選手のホームランでしょう。
復帰登板の西口投手の勝ち投手の権利が消え、7回もアンラッキーな内安打でノーアウト1塁…
少し嫌な流れのする場面でした。そこを長田投手が断ち切ってくれましたね。
福浦選手はチェンジアップがやや高く入ったものの、完全にタイミングを狂わしてバットの先端、ライトフライに打ち取り、
フェルナンデス選手を早めに追い込み、最後はスライダーで空振り三振!
安定感抜群の投球で0点に抑えました。
その後のバスターエンドラン併殺打で拙い攻撃があった所を森投手が三者凡退に。
最後は今シーズン1失点、防御率0.25とゲームでもお目にかかれない数字を残している豊田投手が三者凡退に。
ライオンズの必勝パターンに持ち込んで勝利することができました。

そしてそのスムーズな流れの期待に応えてくれたのがカブレラ選手
今日の清水投手はストレートが走っており、カブレラ選手相手にストレートを続けて、単打1本に抑えていました。
その配球を読んでいたのか、高めのストレートにドンピシャと合わせる当たりが素晴らしい。
配球の読みの上手さも素晴らしいですね。
明るい性格で豪快な感じの強い選手ですが、キッチリと相手バッテリーの攻めを見極める辺りはさすがです。
ナイスホームラン、カブレラ選手!

他の打者では松井・マクレーン選手が目立ちました。
松井選手は1打席目の詰まりながらのヒット、7回のセカンド内安打と決して良い当たりではありませんでした。
それでも出塁しようとする意欲が見られました。その分だけ、ヒットになったのかもしれません。
ここの所、1打席目の出塁が多くなっていますから、打線も良い感じで乗れてきています。
やっぱりライオンズ打線の鍵は松井選手が握っていますね。調子が上向きなのが幸いしています。
マクレーン選手は1打席目のチャンスで、初球外角ベルト付近のストレートを見逃し、
2球目の外角低めの難しいストレートに手を出してセカンドゴロと勿体無いことをしてしまいました。
しかし2打席目ではその見逃した外角ベルト付近のストレートをしっかりと打ち返してタイムリーを放ちました。
こういう打撃が常にできればいいんですけど。
1打席目のように見逃して勿体無いことをするのだけは止めて欲しいです。
一発長打の魅力があるのですから、好球必打・右中間方向への打撃を頼みますよ!

今日昇格してきた木大成選手はイマイチ。
後藤選手が「できもの」で抹消となったための昇格のようです<正式名は前述の日記を参照のこと
今日は清水投手のストレートに完全に遅れていました。今日は打てる気配なし。
タイミングの取り方が遅く、トップの位置が定まっていないんですよね。
トップの位置に持ってきたとしても、その高さが低い。
だからアッパースイング気味になり、高めの球に遅れてしまうんだと思います。
もう少しタイミングを早く取り、トップの位置を高くしなければ安定した成績は残せないでしょう。
大成選手の良い時は腰にまとわりつくように後方に上手くバックスイングを取れていたのですが…
今日はバラバラでした。
使ってもらえる内に修正し、結果を残して欲しいものです。

最後に西口投手に関してですが、今日の調子自体は良かったと思います。
ストレートは140キロ台を計測し、キレもありました。
回を追うごとに腕も振れてきて、マウンド上で躍動感が出てきていました。
スライダーもまあまあだったと思いますし、ボールそのものは良かったです。
ただ試合説明を見ても分かるように、先頭打者を出してしまうなど、ベテランらしくない投球をしていました。
今日は力みが多く、ストレートが大きく外れてしまうなど、少しストライク・ボールがはっきりしていました。
またストライクの球もボール1個ずつ中に集まってしまったので、そこを打たれてしまった気がします。
ボール自体はOK、ただコントロールはまだまだ、これが今日の西口投手です。

今日ぐらいのピッチングは抹消前にもありました。
今シーズン開幕時はストレートが走っており、今日のようなボールはよく見かけました。
ただスライダーのキレがイマイチで、ストレートを狙い打たれて被弾というのがパターン。
今日の相手は長打よりも繋ぎのロッテだったので、球威があるかどうかまでは判別できませんでした。
来週のダイエー戦、一発を打たれずに抑えられるかが復活のバロメーターでしょうね。

冒頭で投球内容の変化はなかったと書いた通り、マイナーチェンジとは程遠かったと思います。
ストレートの球威はあったものの、コントロールが甘く、真中付近にいくこともしばしば。
もう少しコーナーを意識して投げないとホームランで沈む可能性があります。
けれど全く変化がなかったかと言えば、そうでもありません。
西口投手には2種類のスライダー(カーブ気味のスライダーと三振を取る縦スライダー)があるのですが、
今日はその中でも縦スライダーがかなり落ちていました。
これは西口投手の調子を測るバロメーターらしく、この球が良い時は大崩れしません。
今シーズン、このスライダーが決まった記憶がないので、変化球のキレは開幕当初よりも良くなったようです。
このフォークのように鋭く落ちる縦スライダーが決まっていけば、完全復活も見えてくると思います。
ストライク先行でカウントを整え、このボールゾーンに落ちていく縦スライダーで三振が取れれば、
「エース西口」は戻ってくると思います。
今日の投球内容はやや期待外れでしたが、この球には可能性を感じました。
何はともあれ、来週のダイエー戦次第。ここでビシッと決めて欲しいです。
ガンバレ、西口投手!



ダイエーが負けたことで、6ゲーム差。なんとかもう1ゲーム縮めたいところです。
明日は安定感のある後藤投手が先発、そして明後日は松坂投手が登板予定です。
今週の厳しいノルマは順調に達成されてきていますから、残り2試合も良い形で勝利して欲しいですね。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




7月27日 西武ライオンズ 4−1 近鉄バファローズ

(西)張(8回)−豊田(1回)
(近)岩隈(9回)
(本)松井18号、カブレラ32号
西武
近鉄

ダイ−オリ ハム−ロッテ 中日−阪神 ヤク−巨人 横浜−広島
26−7 1−8 1−8 1−3 4−5

松井先頭打者アーチで先制! カブレラの一発、張の好投でライオンズが快勝!
これで首は繋がりました。ほっ…
張投手が期待に応えてくれましたね。
松坂投手に並ぶ実力の持ち主なんですから、自主トレ、しっかり頼みますよ(苦笑)
立ち上がりの岩隈投手を攻めて4点を奪うなど、今日の戦い方は良かったんじゃないでしょうか?
岩隈投手相手に連打は難しいだけに、投手が頑張り、先制点を奪って有利に戦うという西武らしい野球ができたと思います。
この調子で波に乗っていって欲しいですね。

今日は高校野球観戦もあって、情報チェックはインターネット速報のみ。
フジテレビの速報を元に得点経過をまとめました。

1回表、松井選手が左中間へ先頭打者ホームランでライオンズが先制!
続く佐藤選手もファースト右を破るヒットで出塁、和田選手がセカンドゴロ進塁打で進めるも、
カブレラ選手が外角低めボール球のスライダーを振ってしまい、空振り三振。
マクレーン選手はセンターフライに倒れ、追加点は取れず。

1回裏、先頭の大村選手にライト前ヒットを許し、ワイルドピッチで2塁へやるも、
星野選手の打球はセカンド高木浩之選手へのライナー。
ショートバウンドしそうな球を上手く取ったこともあり、2塁ランナーが戻れず、併殺打。

2回表、先頭の大島選手が低めの球を合わせてライト前ヒットで出塁、
平尾選手が送るも伊東選手が三振に倒れて、2アウト2塁に。
ここで高木浩選手がライト前ヒット! 当たりが良過ぎて、3塁ストップ。2アウト1・3塁。
松井選手は低めフォークに上手く合わせるも、センターフライ。

3回表、1アウトから和田選手が四球で出塁し、
カブレラ選手がシュート回転で入る球を打ち、レフトスタンドへ高々と入る2ランホームラン!
2アウトから大島選手が内角低めストレートを打ち、ライナーで左中間を破る2ベースヒットで出塁し、
続く平尾選手がセカンド右を破るヒットを放ち、2塁ランナーの大島選手が一気にホームへ。
タイミングはアウトも的山捕手がボールをこぼしてセーフ。この回、3点目。
伊東選手はショートゴロ。

5回表、1アウトから川口選手が右中間を破る2ベースヒットで出塁。
北川選手はピッチャーゴロも、磯辺選手の所でワイルドピッチでランナー3塁へ。
ここでレフト前にタイムリーヒットを打たれて、1失点。
阿部選手はセンターフライに打ち取って3アウト。

6回表、先頭の大島選手が低めスライダーを捉えライト前ヒット! これで猛打賞!
平尾選手、送りバントが強くピッチャー前、セカンドフォースアウトで1アウト1塁に。
伊東選手の所でヒットエンドラン、打球が弱くショートゴロ、打者走者はアウト。
平尾選手が一気に3塁を狙うも、ファースト北川選手から良い送球が行き、タッチアウト。3アウトチェンジ。

6回裏、先頭の的山選手が甘い球を打ち、レフト前ヒットで出塁を許すも、
続く大村選手をファーストゴロ併殺打に打ち取る。

8回表、2アウトから大島選手がセンター前ヒット。4の4で荒稼ぎ。大島世代到来か?(笑)

8回裏、先頭の北川選手にヒットを許すも、続く磯辺選手がファーストゴロ併殺打。

9回裏は豊田投手が登板。三者凡退に抑え、ライオンズが4−1で勝利!



今日の勝因はホームラン2発で終わらなかったこと、4点目が入ったことだと思います。
松井選手は岩隈投手に相性が良く、今季は先頭打者アーチを2本(3本目)打っていると思います。
ですから今までとの違いは3回の攻撃、早い段階でカブレラ選手に2ランホームランが出たこと、
さらに大島・平尾選手の連続ヒットで1点を取れたことでしょう。
特に大島選手の活躍が目覚しいです。
前回対戦も4打数3安打と当たっていましたが、なんと今日は4打数4安打。相性完璧になってきました(^^;
岩隈投手・大島選手ともに81年生まれの同級生。2人とも埼玉出身(ただ岩隈投手は東京の堀越)。
それだけに意識するものがあるでしょう。
球界の中でこの世代をリードしている岩隈投手ですが、大島選手が打者としての成長が著しいだけに、今後が楽しみです。
球界を騒がすような名対決となればいいですね。
2人ともライバルとして意識し合い、互いを高めあって欲しいです。

先発の張投手の状態は良く分かりませんが、結果だけ見ると併殺打で随分助かってますね。
配球を見るとコントロールがわりと落ち付いていた分、崩れなかったという所でしょうか。
まだ先頭打者をヒットで出すケースがあるので、そこを気をつけて投げて欲しいです。
無四球だったのは収穫。ナイスピッチング、張投手!

心配なのは後藤選手
ヤフー掲示板で見ただけなので詳しいことは知りませんが、「感染性アデロームで2週間以上の休養が必要」らしく、
登録を抹消されてしまいました<代わりは明日の西口投手?
ちょっと聞いたことない病気です。うーん、3番候補なだけに後藤選手の離脱はチームにとっても痛いですね…
ファーム調整中の大成選手を含め、早い段階で帰ってきてくれることを祈っています。



ダイエーは32安打のプロ野球新記録(それまでは西武の29安打、対ダイエー戦)、パリーグ記録の26得点と大勝しました。
これまで相性の良くなかったオリックスに3連勝ですから、波に乗ってくるでしょうね。
なんとかゲーム差を開かれないように、8月まで5ゲーム差以内を目標に戦って欲しいです。
暑い夏場の連戦続きでは疲労が出てくるでしょうから、ダイエーも少なからず失速するでしょう。
そこをなんとか突いて、ゲーム差を縮めて行きたいところ。
今は自軍のチームを整備しながら、1戦1戦大切に戦うことだけです。

月曜からのロッテ戦では西口・松坂投手が復帰予定です。
まだ不安の方が強い2人ですが、ここからの追い上げには不可欠な戦力。この2人のブレイクなしでは優勝はありません。
近鉄戦は2勝1敗でノルマ達成ですから、ロッテ戦での勝ち越し+西口・松坂投手の好投という目標を達成して欲しいです。
一気に勢いに乗るために、明日もガンバレ、ライオンズ!!




7月26日 西武ライオンズ 3−8 近鉄バファローズ

(西)帆足(4回)−芝崎(1回)−長田(1/3)−三井(0回)−
 松坂(2/3)−土肥(1回)−大沼(1回)
(近)バーン(8回)−高村(1回)
(本)カブレラ31号、下山1号、細川2号、マクレーン21号
西武
近鉄 ×

ダイ−オリ ハム−ロッテ 中日−阪神 ヤク−巨人 横浜−広島
15−1 14−3 15−3 4−6 6−3

6回、ファースト後藤の送球エラーから始まって6失点…首位と7ゲーム差。
今日はラジオを聴きながら片手間の観戦だったため、詳しいことは分かりませんのであっさり目に。

1回裏、帆足投手は制球定まらず、苦しい立ちあがり。吉岡選手のタイムリーで先制を許す。
4回表、カブレラ選手の31号ホームランで同点に。
4回裏、下山選手のプロ入り初ホームランで近鉄が勝ち越し。
5回表、細川選手の第2号ホームランで同点に追い付く。

6回裏、長田投手が登板し、死球・送りバント・ライト前ヒットで1アウト1・3塁のピンチ。
星野選手をファーストゴロに打ち取るも、併殺を焦ったのか後藤選手が2塁へとんでもない悪送球で1失点。
その後、三井・松坂投手と繋ぐも、タイムリー・押し出しフォアボールなどで計6失点。

7回表にマクレーン選手のホームランで1点返すも、反撃及ばず。



今日の敗因はカブレラ選手の腰の張り(^^;
それによってDHに入れざるを得なくなり、ファーストに後藤選手を起用することになりました。
本当ならば柴田選手をDHに起用したかったはずです。
なぜならバーン投手はパウエル投手以上に気が短く、
好投していても一瞬にして崩れてしまうケースが多いからです。
俊足の柴田選手がランナーに出て、掻き回していれば試合展開も変わったことでしょう。
十分なオーダーを組めなかったことが今日の敗因だと思います。
試合として一番大きかったのはファーストに入った後藤選手の送球エラーでしたしね。

心配なのは松坂投手。
NHKのスポーツニュースでチラッと見ただけですが、凄みを感じませんでした。
まだ万全ではないのでしょう。来週のロッテ戦で先発復帰予定だったようですが、少し厳しいかも。
ここで無理をしても、チームに迷惑かけるだけでしょうし、松坂投手の選手生命にも影響しかねないので、
しっかりと状態を見極めながら復帰を模索して欲しいです。



ダイエーが勝ったために、これで首位と7ゲーム差。
これ以上離されてはダメ。いや、7ゲームでもキツイわけですが。
早い段階で5〜6ゲーム差に戻さないと、追い上げも難しいと思います。
来週のロッテ戦終了までにこのゲーム差に戻せればセーフなんですが… ダイエー次第か。
ダイエーの負けを待つためにも、ライオンズは勝って行かなければなりません。
明日は張投手と岩隈投手のカード。
投手戦が想定されるカードだけに、なんとか接戦を制して、首位に食らい付いて行きたいものです。
ここで振り落とされれば、優勝はできませんよ!
明日こそ、ガンバレ、ライオンズ!!




7月25日 西武ライオンズ 12−6 近鉄バファローズ

(西)許(4回1/3)−三井(1/3)−長田(1回1/3)−
 森(2回)−大沼(1回)
(近)パウエル(8回)−岡本(1/3)−有銘(2/3)
(本)大島5号、和田18号
西武 12
近鉄

ダイ−オリ ハム−ロッテ 中日−阪神 ヤク−巨人
7−4 2−1 1−7 雨天中止

佐藤の内野ゴロ2つ、大島2ランで着実に加点。9回打線爆発でライオンズ大勝!
今日は難しいことを考えるのはもう止め、止め。
そう思い、ベンチ声出し応援をやっていました(笑)
 (「さあ、行こうぜ」「OK、ナイス選」「ピッチ、打てない打てない、攻めてこう」とかの掛け声)
調子が悪い時に色々考えても、悪いイメージ・データしか出てこないんですよね…
最近は悪い方ばかりが頭に浮かんできたので、今日は何も考えずに応援してみました。
そういう気分転換が功を奏したのか、今日の野球は大満足な出来(^^;
やっぱり応援する方にとって、イメージというのは大切なんでしょうね。


こういう良い日は能書きよりも試合展開を見た方が早いでしょう。
そんなわけで試合説明です。

1回 許・パウエル両投手の立ち上がりは上々。ストレートが走っており、低目を突いた落ち着いた投球。

2回表、1アウトからマクレーン選手が左中間へヒット。
レフトのローズ選手が素手でボールを取りに行く果敢なプレーに阻まれ、2塁までは行けず。
続く柴田選手はセーフティー気味の送りバントを決めて、2アウト2塁に。
大島選手はセカンドゴロに倒れて、無得点。

2回裏、先頭の中村選手を警戒しすぎて四球で出すも、磯部選手をシュートを引っ掛けさせてセカンドゴロ併殺打。

3回表、先頭の伊東選手が外角のストレートを打ち、左中間を破る2ベースヒットでチャンスを作ります。
続く高木浩之選手はヒッティング、ピッチャー返しのセンター前ヒットでノーアウト1・3塁とします。
松井選手は浅いレフトフライに倒れて、1アウト1・3塁。
ここで2番の佐藤選手が初球エンドラン、叩きつけるピッチャーゴロを放ち、
3塁ランナーはホームイン、打者走者がアウト、1塁ランナーが3塁を狙うもタッチアウトで3アウトチェンジ。
佐藤選手のエンドラン内野ゴロの間に1点を先制します。

4回裏、許投手はやや警戒しすぎて、ボール先行の苦しいピッチング。
2アウトは取るものの、ローズ選手に四球、中村選手に一二塁間を抜くヒットを打たれるなどピンチを作ります。
しかし磯辺選手をピッチャーゴロに打ち取り、無得点に抑えます。

5回表、先頭の柴田選手がセカンド後方に落ちるポテンヒットで出塁します。
近鉄バッテリーは1塁ランナーを執拗に牽制して、ストレート中心の配球。
大島選手がそこを突き、ライトスタンドへライナーで放り込む2ランホームランで加点します。
その後、2アウトから松井選手がセンター前ヒットで出塁するも、佐藤選手は三振。

5回裏、点差が付いたことで許投手が投げ急いでしまったのか、コントロール甘くなってしまい、
北川・川口・阿部選手の3連打で2点を取られてしまい、さらにノーアウトランナー1塁とピンチが続きます。
藤井選手はバント2球ファールもサードゴロでランナー2塁進塁、1アウト2塁。
ここで許投手は警戒しすぎて、大村・星野選手に連続四球を与えてしまい、1アウト満塁でローズ選手を迎えます。
ライオンズベンチは我慢しきれず、三井投手にスイッチ。
三井投手はローズ選手に犠牲フライで同点に追いつかれるも
3番手の長田投手が中村選手の四球を挟み、磯部選手をファーストゴロに打ち取り、最少失点に抑えます。

6回表、1アウトからカブレラ選手がセンター前ヒットで出塁し、
続くマクレーン選手は左中間へホームラン性の当たりを打つも、やや上がりすぎでレフトフライ。
柴田選手がレフト前に流し打ち、2アウト1・2塁のチャンスを作るも、
大島選手がセカンドゴロに倒れてしまいます。
ただこの回辺りからパウエル投手のコントロールが悪くなり、マウンドでも落ち着きをなくしていったようです。

7回表、1アウトから高木浩之選手が四球を選び、代走の高波選手を送って勝負をかけます。
松井選手の所でヒットエンドランをかけ、打球はセンター大村選手の頭を超えるヒット!
ただ大村選手が捕球体勢に入るなど際どい当たりだったので、1塁ランナー高波選手は2塁で様子見。
ホームまでは帰れず、1アウト2・3塁となります。
ここで再び佐藤選手が、無理な体勢ながらも思い切って叩きつけ、前進守備のショートへのゴロ。
しかし高波選手の足が速く、ホームはセーフ。ショートの阿部選手は1塁へ投げるだけ、2アウト3塁。
続く和田選手はカーブを引っ掛けてサードゴロに倒れてしまいますが、ライオンズが1点を勝ち越します。

7回裏からは森投手が登板。大村選手に2ベースを打たれるも、後続は難なく断ち、無失点。
8回裏も三者凡退に抑え、豊田投手に繋ぐ体制を整えます。

しかし9回表、嬉しい誤算が起きます。
先頭の大島選手がしぶとくセンター前に落とすヒットで出塁し、
代走の赤田選手が盗塁で2塁を陥れて、パウエル投手にプレッシャーをかけ、伊東選手が四球を選びます。
ここで近鉄は岡本投手にスイッチ。
ノーアウト1・2塁の場面で、途中出場の平尾選手がバントファール後にヒッティングに出て、
思い切り叩き付けた打球は前進守備のファーストの頭を超え、セカンドのグラブを弾くタイムリー内安打。まず1点。
松井選手の良い当たりのセカンドライナーを挟み、
佐藤選手の打球はショートに強く行き、併殺かと思いきや、これを阿部選手がエラー。2点目。
そして和田選手が内角のシュートを思い切り打ち、レフトスタンドに突き刺さる3ランホームランを放ちます。5点目。

さらに代わった左の有銘投手に対して、代打の後藤選手(カブレラ選手は腰の張りで休養)がライト前ヒットを打ち、
マクレーン選手の空振り三振を挟んで、柴田選手がレフトへ流し打ちのヒット、2アウト1・2塁。
ここで代走で出ていた赤田選手が低めストレートをジャストミートし、右中間を破る2点タイムリー3ベースで7点目。
さらに伊東選手がレフトオーバータイムリー2ベースを放ち、8点目。
平尾選手はサードゴロに倒れますが、一挙8点の猛攻で久々の打線爆発となります。

9回裏は点差が付いたこともあり、大沼投手が登板。
2アウトを簡単に取るも、吉岡・大村・星野選手に甘く入った決め球を打たれてしまい、2失点。
さらにローズ選手のファーストゴロをベースカバーに入った大沼投手が落球するエラーで3失点目。
続く中村選手にもヒットを許しますが、最後は磯部選手をセカンドゴロに打ち取り、12−3で勝利しました。



今日の勝因は佐藤選手の2つの内野ゴロでしょう。
3回の先制点、7回の勝ち越し点ともに佐藤選手の内野ゴロの間の1点です。
なんとか叩きつけて内野ゴロを転がして点数を取ろうという姿は素晴らしいです。
ここ数試合、2番に入っている佐藤選手ですが、送りバントといい、進塁打といい、実に良い繋ぎ役をしています。
佐藤選手がこういうバッティングをしてくれるから、チームも良い方向に働いたのだと思います。
打てなくとも渋く1点を取りに行く野球、それがライオンズの野球。
それを今、体現しているのが佐藤選手ですね。
伊原監督の野球、ライオンズの野球を一番分かっているのは佐藤選手だと思います。

今日は9回の猛攻など他の打者も頑張りました。
実はスタメンでノーヒットだったのは佐藤選手だけ(笑)
途中出場の平尾・後藤・赤田選手らもヒットを打っていますから、メイン所は全て結果を残しました。
松井選手は5打数2安打。最終打席も良い当たりをするなど、感触はかなりいいようです。
和田選手は7回のサードゴロなど内容は良くなかったんですが、
最終打席に見事な3ランホームランを放ったので、明日以降に繋がってくることでしょう。
伊東選手は先制点に繋がる左中間2ベースと9回のセンターオーバータイムリー2ベースの2安打の活躍。
今年は打率が良くないのですが、今日はきっちり結果を残しました。大阪ドームと相性いいのかな?
高木浩選手は先制点に繋がるヒットと、勝ち越しを生む四球などきっちりと繋ぎ役を果たしました。
自打球の影響が心配されるぐらい。一時の不調は脱しつつあるようで一安心。
平尾選手は9回に叩きつけてのタイムリー内安打と追加点の口火を切るなど勝負強い打撃を見せてくれました。
後藤選手は代打で登場し、左の有銘投手からライト前にキッチリヒット。仕事を果たしました。

でもって特に良かったのは柴田・大島・赤田選手の3人です。
柴田選手は送りバント、大島選手のホームランを呼ぶポテンヒット、流し打った2本のヒットと3安打猛打賞!
後ろの大島選手に繋ぐ見事なバッティングでした。
出塁することで相手チームに足を警戒させることができましたし、今日の働きは見事です。
特に流し打ちの2本のヒットが良かったですね。こういう打撃をすれば3割キープといきそうです。
復帰仕立てで指名打者での出場が続いてますが、外野を守れるようになれば大きな戦力となりそうです。

大島選手も2ランホームランに9回の猛攻の口火を切るヒットと4打数2安打の活躍。
今日は柴田選手が当たっていたこともあり、チャンスでの場面が多くありました。
2回や6回にも一本出ていれば完璧だったんですがねー
それでも豪快な一発、詰まりながら打球を運べる辺りは1軍慣れを感じます。

個人的に一番嬉しかったのは赤田選手の右中間2点タイムリー3ベースです。
まずは代走で出場し、積極的な盗塁! 足の速さは素晴らしいです。今や柴田・高波選手に次ぐセンスでしょう。
かつては身体能力だけで走塁センスがないと言われた赤田選手ですが、今年の走塁は素晴らしいです。
足は完璧に1軍高水準に達してます。
そうなると打撃次第なわけですが… 先日のオリックス戦では1打席で代打を送られるという屈辱的な仕打ち。
まぁ、.118という打撃成績では首脳陣の信用を得るのも難しいのでしょうが…
ただ今日は結果を残してくれました!
低めのストレートをジャストミートして右中間を破る2点タイムリー3ベース!
完璧な当たりを放ち、首脳陣にアピールをしました。
赤田選手の打撃ですが、昇格後のバッティングは良いと思います。
今まで右打席はインコースの球に逃げがちだったんですが、
先日のオリックス戦では具投手のインスラを良い当たりのファールにするなど、良い対応が見られました。
左打席はセンスあるだけに、レギュラー定着すると面白い選手です。
今日の一打は赤田選手にとっても、チームにとっても大きな一本になったことでしょう。

投手陣に関してですが、今日は三井・長田・森投手とリリーフ陣がしっかり仕事をしてくれました。
許投手が連続フォアボールを出すなど、突如乱れただけにどうなるかと心配もしましたが、
この3投手がしっかりと試合を作ってくれましたね。
こういう野球ができればライオンズも一安心です。

先発の許投手に関してですが、立ち上がりはストレートの走りが良く、
低めの制球も安定するなどナイスピッチングをしていたようです。
ただどうも警戒し過ぎと言いますか、低めの際どい球を投げすぎてボール先行のピッチングが続きました。
5回は点差が付いたこともあり、カウントを取りに行ったのでしょうが…
今度はコントロールが甘くなって、痛打されてしまったようです。
もう少し打者を見るといいますか、状況を見ながら投げ分けられればいいんですがね。
大胆に攻める所、じっくり攻める所を見極める投手としての嗅覚みたいなものがあれば…
例えば5回を簡単に三者凡退で抑えようという気持ちは理解できるので、先頭の北川選手のヒットは許しましょう。
ただその後の打者にも早いカウントで甘い球を投げてしまうのはどうかなと…ここはじっくり行くべきでしょう。
逆に大村・星野選手に対しては大胆に行くべき。やはり後ろのローズ・中村選手の方が怖いですから。
カウントを悪くしてフォアボールというのは絶対に避けるべきだったと思います。
もう少しピッチングの組み立て(配球ではなく攻め方)を考えて欲しいです。
持ち球は良いと思いますから、問題はそこだけ。次回登板は頼みますよ。

9回に登板した大沼投手は点差に甘んじたかなぁと。
今日はストレートも走ってましたし、スライダー・フォークも低めに決まっていました。
2アウトを取るまでは最高の出来だったと思います。
ただそこから勝負球のストレートが甘く入ってしまい、連打連打。
ストレートの球威がある投手ですが、甘いコースに行った球を狙い打たれれば痛打されてしまいます。
もう少し変化球を有効的に使うか、カウント球として使えるようにならないと僅差では辛いかなと。
まぁ、良い経験でしょう。球威はあるだけに、ガンガン使っていって欲しいです。
多少時間は掛かるでしょうが、モノになるピッチャーだと思ってます。



今日の試合はリリーフ陣がよく踏ん張り、打線も繋いで得点することができました。
得点パターンとしてはかなり良かったんじゃないでしょうか?
今日の試合が打線復活の足がかりとなるといいですね。

あとは先発投手が6イニングをしっかり投げ切ること。
ややリリーフ陣に負担が偏っています。
連戦続きの8月を乗り切るには先発投手がしっかり仕事を果たさなければなりません。
立ち上がりを0に抑え、6イニング試合を作ると。
この形ができてくれば、ライオンズの逆転優勝が見えてくるはずです。
まだまだ諦めずに、ガンバレ、ライオンズ!!




(7月24日)
≪カブレラ残留決定≫
カブレラ選手のライオンズ残留がほぼ決まったようです。
契約も思ったよりも高くなさそうですし、年俸バランスを崩さずに済みそうなのが良かったかと。
某G軍のペタジーニ選手のような年俸だと他の選手の査定にまで影響しますから。
適正額で契約できる目処が立ったのは良いことだと思います。

ただチーム編成としては少し不安の残る面があります。
日本球界に、ライオンズにある程度骨を埋める覚悟(5年ほど)があれば良いのですが…
いつ出て行くか分からない状況では補強も難しくなってきますから。
けれど複数年契約となると、選手の方に油断が生まれ、リスクが大きくなります。
 (複数年契約の成功例が浮かんでこない。大概ダメでは?)
そこらをどう判断するか…まだまだ難しい面があると思います。



≪ダイエー身売り騒動。外資参入?≫
ダイエー球団を外資に売却し、名目上、日本人オーナーを立てる案が進んでいるようです。
これに対して巨人の渡辺オーナーや西武の堤オーナーが反対しているとか。
私も外資に良い印象は持っていませんから、外資の参入には反対です。
メジャーのように下部組織がしっかりしており、売却先が常に存在しているなら、
外資の手法である「球団の付加価値を高めて(強くして)、売却価格で儲ける」も通用するでしょうが、
日本のように市場がアメリカほど大きくなく、企業も東京・大阪など都心に集中している社会では、
思うような買い手は見つかりにくいでしょう<実際にダイエーではそうなっていますから。
またメジャーの3A・2Aなどの下部組織がしっかりしているのと違い、
日本の2軍組織は1軍に依拠するところが多く、社会人などアマチュアとの連関も少ないのが現状。
日本の場合は選手の育成もオーナー球団が担っていますから、長期的視野を欠いている外資が参入すれば、
巨人のように金に物を言わせて一時的に球団を強くする手法を取るでしょう。
そうなれば選手の育成も疎かになり、プロ野球の衰退を促進するだけです。
やはりある程度長期的に球団を所持できる団体がオーナーになるべきだと考えます。
 (それが約束できるならば外資でも構わないでしょうが)



≪ライオンズに関して≫
もうライオンズファンの間では伊原降ろしやっているらしく… わけ分からん。
某ライオンズファンページの文言を借りるわけじゃないけれど、
東尾政権時は散々東尾監督を叩いて伊原待望、伊原監督になったら伊東待望(もしくは東尾回顧)…
成績が少し悪いと見ればすぐに監督に責任を押し付け、次々と首をすげ替えようとする。
それは選手に対しても同じで、成績が悪ければすぐに代わりの選手を用意しろ、若手を使えと言う。
確かに一理あるのでしょうが、所詮は首のすげ替えを求めているに過ぎず、
少し調子を落とすと「はい、見損なったよ。さようなら」の繰り返し。最後は誰もいなくなったになるだけです。
そういう短絡的な思考が滑稽に映ります。
どうもゲーム感覚というか、「人間のやっていること」という意識がまるでないような気がします。
 (これは野球だけに限らず、全ての物事に当てはまるわけですが)

今のライオンズの苦境の対処策ですが、やはり耐えるしかないと思います。
投手陣を整備し直し、失点を4点以内に抑え込み、打線が1点を確実に取る野球に戻ることが必要。
そうすることがライオンズ優勝の近道でしょう。
来週のロッテ戦では西口・松坂投手が帰ってくるようですから、これによりどれだけ再建できるか。
早期復帰を狙い過ぎて2人が無理しなければいいんですがね。そこが今の心配。
明日からの6連戦は戦力的にも正念場、今季の成績を占う一週間となりそうです。




応援日記一覧に戻る

〔FTcomのindexへ〕