2003年西武ライオンズ応援日記

7月23日 西武ライオンズ 4−12 オリックスブルーウェーブ

(オ)具(5回)−牧野(3回)−小倉(1回)
(西)潮崎(3回1/3)−土肥(1/3)−芝崎(1/3)−
 大沼(1回)−三井(2回)−森(1回)−長田(1回)
(本)後藤8号、マクレーン20号
   オーティズ14号、ブラウン14号
オリックス 12
西武

ダイ−ハム ロッテ−近鉄 阪神−ヤク 巨人−広島 中日−横浜
3−11 5−5 1−0 0−1 4−2

3回裏の代打策失敗。継投も上手く行かずに大敗…
「ため息つけば それで済む〜 後ろだけは見ちゃだめと〜♪」
なんとなく無縁坂を歌いたくなる今日この頃です…

もう散々、不振の原因を言ってるからもういいでしょ(爆)
自分勝手なプレーの選手、選手に強く言えない首脳陣、チームにまとまりが感じられません。
ベンチの中で一番声を張り上げているのが伊原監督というのはどういうことですか?
監督が悪者になってるようではチームもまとまりませんね…とほほ。

1回表
先頭の塩谷選手、高めストレートにバット折れるも、打球はライト前ヒット。
続く福留選手は詰まった打球がライト前に。
1塁ランナーの塩谷選手は3塁を狙うも、ライトの佐藤選手がストライク返球でタッチアウト! 1アウト1塁。
谷選手、おっつけた打球がセカンド後方に飛ぶも、これを高木浩選手がジャンプ好捕ナイスキャッチ!
ブラウン選手、詰まるもセンター前ヒット。
山崎選手、詰まった当たりは三遊間深くへ。
これをショート松井選手が三塁方向に体を流しながら、ナイススロー! 3アウトチェンジ。

1回裏
先頭の松井選手、低め変化球に詰まって三遊間方向へ飛び、足が勝り、サード内安打!
佐藤選手、確実に送りバント成功。
和田選手、インコースの球に詰まってピッチャーゴロ。
カブレラ選手、避けられて四球。2アウト1・2塁。
マクレーン選手、打ち上げてしまいレフトフライ。

2回表
先頭の葛城選手、シュート回転の甘いストレートを捉え、センターオーバー2ベースヒット。
オーティズ選手、ショートゴロ。
日高選手、引っ掛けてセカンドゴロ。
進藤選手、高めに入った球をライト前にタイムリーヒット。
塩谷選手、サードゴロ。

2回裏
赤田選手、外角のボールに手を出してライトフライ(3球目のインスラのファールは見るものあり)
後藤選手、臭いボールをカットして、インコースに入ってくるボールをセンターバックスクリーンに運ぶ同点ホームラン!
伊東選手、サードゴロ。
高木浩選手、ライトへ大きな当たりもウォーニングゾーン手前のフライ。

3回表
福留選手、セカンドゴロ。
谷選手、ショート深くへの当たり、松井選手がノーステップでナイススローイングでアウト!
ブラウン選手、左中間のフライ、レフトの和田選手が追い付きアウト。

3回裏
先頭の松井選手、外角の球を右方向へミートし、一塁線を抜く2ベースヒット!
佐藤選手、バスターファール、送りバント3塁線ファール、最後は叩きつけてサードゴロ。松井選手は3塁へ。
和田選手、外角の変化球を打ち、ピッチャーの頭を超えるセカンドゴロ。
サードランナーの松井選手がピッチャーゴロと判断し、突っ込めずに2アウト3塁。
カブレラ・マクレーン選手はよく選んで連続四球。2アウト満塁。
ここで赤田選手に代えて、代打の犬伏選手を起用。ファーストゴロでチャンスを生かせず。

4回表
山崎選手、レフトフライ。
葛城選手、インコースストレートを思い切り引っ張り、ライトフェンス直撃の2ベースヒット。
ライトの佐藤選手がクッションボールを完璧に処理し、ナイス送球をするも、これは足が早くセーフ。
オーティズ選手に対して投げたストレートが高めに入ってしまい、詰まりながらもレフト前タイムリー。

ここでピッチャー交代。潮崎投手に代わって、土肥投手が登板。

日高選手、セーフティ気味の送りバント成功。2アウト2塁。
進藤選手、ボールが外れてストレートの四球。
塩谷選手、三遊間抜くタイムリーヒット。

ここで芝崎投手が登板。

福留選手、セカンドフライ。

4回裏
後藤選手、上手くバットに乗せてレフト前ヒット!
伊東選手の所でエンドランをかけるも空振り、
しかしオリックスがセカンドベースカバーがおらず、日高選手の送球はセンターへ、後藤選手は2塁ストップ。
伊東選手、ショート正面のゴロで動けず。
高木浩選手、セカンドゴロ。この間に3塁へ。
松井選手、フルカウントから右足爪先に死球。かなり痛そう…
佐藤選手、バットの先端で詰まりながらセンター前に落とすタイムリーヒット!
和田選手、上手く攻められ、最後は内角ストレートに動けず、見逃し三振。

5回表
この回から大沼投手が登板。

谷選手、ストレートを打たれて、2ベースヒット。
ブラウン選手、セカンドゴロでランナー3塁へ。
山崎選手、ピッチャー返しタイムリーヒット。
葛城選手、ライト前ヒットで1アウト満塁のピンチ。
日高選手、球威で押してショートフライ。
進藤選手、叩きつけてサードゴロ、オーティズ選手にタッチしてアウト。

5回裏
カブレラ選手、レフトファールフライ。
マクレーン選手、外角のストレートを捉えて右中間へホームラン!
高波選手、サードゴロ。
後藤選手、変化球を打って一二塁間を抜くヒット!
伊東選手、空振り三振。

6回表
この回から三井投手が登板。
塩谷選手、センター前ヒット。
福留選手、送りバント成功。
谷選手、四球。
ブラウン選手、レフト前ヒットで、1アウト満塁。
山崎選手、逆球の外角ストレート、ライトライナー犠牲フライで1点。
葛城選手、早めに追い込むも四球。
オーティズ選手、レフトスタンドへ満塁ホームラン。
日高選手、空振り三振。

6回裏
高木浩選手、センター前ヒット!
松井選手、ヒットエンドラン、右方向へ叩きつけるように打ち、痛烈なライト前ヒット! ノーアウト1・3塁。

ここで投手交代。牧野投手が登板。

佐藤選手、ストレートに突いて行き粘るも、最後はスライダーで抜かれ、空振り三振。
和田選手、叩きつけて三遊間深くへのタイムリー内安打!
カブレラ選手、差し込まれてライトフライ。
マクレーン選手、ファーストファールフライ。

7回裏
三井投手がブラウン選手に3ランホームランを浴びてしまい、4−12。試合は決してしまいました。


そのまま、4−12で試合終了。ライオンズの完敗となりました。

今日の敗因は采配ミス
攻撃では3回裏の赤田選手への代打起用です。
まぁ、そのまま赤田選手だったら、打ち取られていた確率は大きいと思いますが、それでも納得はできました。
たった1打席での代打では、代えられる方も起用される方も戸惑ってしまうと思います。
一気に勝負に出て負けた…そういう試合でした。
ただもしここで犬伏選手が打っていたなら、思い切った名采配となったことでしょう。
そういう意味では紙一重。かなり大きな博打であったことは間違いありませんがね。
最近は点数取れないからといって、早く動きすぎました。
監督たるもの最悪の事態を想定しているはずですが… やや伊原監督らしくない博打勝負でした。

それ以上に気になるのは継投策
たぶん松沼雅之投手コーチの判断でしょう。昨日の継投といい、前半戦とは違っていますから。
出てくるピッチャーの調子が悪かったのは確かですが、誰を引っ張るのか全く見えてきません。
序盤でピッチャーを消費しすぎて、最後は昨日打たれた長田投手を使わなければいけない始末。
あまりにも先を見据えていない継投です。誰を引っ張るのか早めに決めておく必要があったと思います。
もしも三井投手を引っ張ると決めていたなら大沼投手の前に、
大沼投手を引っ張ると決めていたなら芝崎投手の所で起用するべきだったと思います。
どうも芝崎投手が勿体無かった感じがするんですよね。
まぁ、ここまで出てくるピッチャー全員が悪いというのも珍しい事ではありますが…

打線に関しては悪くないと思いますが…
今日は松井選手が猛打賞とよく出塁しましたし、2番の佐藤選手が上手く繋いでいました。
問題は和田選手とカブレラ選手。どうもヒット・ホームランを狙い過ぎているような気がします。
特に3回裏の1アウト3塁のチャンス、外角低めのボール球に手を出しています。
外野フライの意識があったなら、そんな低めの難しい球には手を出さないでしょう。
どうも結果(ヒット)を狙いすぎ。そういうバッティングが打線の流れを途絶えさせています。
だから今年のライオンズは打線の繋がりが悪いんです。
犠牲フライ・進塁打で構わないという意識を持たないと。
こういう自分勝手さが気になります。
苦しいチーム状態だから「一気に」「オレが」という気持ちは分かりますがね。ただそれではダメ。

今年のライオンズは一言で言うと「欲深い」。
昨年の打線の活躍、カブレラ・松井選手の華々しい活躍で「打てるんだ」と勘違いしている面があります。
あくまで「流れの中で打っていた」に過ぎず、ヒットやホームランを望むほど能力は高くありません。
昨年打てたのは伊原監督の采配による所が大きかったわけです。
今年、相手球団の研究によって伊原監督の采配が決まらなくなり、良い流れを作れなくなってきました。
そうなれば当然、打者自身がチームバッティングをして流れを作らなければいけないのですが、それをしていません。
「自分は打てるんだ」という思い込みが打線の繋がりを欠かせている原因です。

ここ数試合、打線が良くなりかけているのは、繋ぐ意識を持っている佐藤選手のおかげです。
選手一人一人がそうならないとダメ。それに気付かないとダメ。
まだまだ打線の意識は変わっていないと思います。和田選手会長、しっかりしてください!

投手陣はなにもなし。
全体的にコントロールが悪いです。カウントを悪くして、ストライクを投げざるを得ず、打たれるパターン。
警戒する打者と思い切って攻める打者をしっかり見極めないとダメ。
例えば4回表、ストレートを上手く打っていた葛城選手に甘いストレートを投げてしまったり、
土肥投手が進藤選手の一発を警戒して歩かせ、塩谷選手に打たれてしまったりと。
進藤選手はツボにはまると大きいのがあります。ただ塩谷選手の方が対応範囲は広いです。
あの場面で進藤選手をストレートの四球で歩かせたのは解せません。
もう少し投手陣にも頭を使って投げて欲しいです。伊東捕手のリードに頼ってばかりではダメということでしょう。



ここの所のチームの連敗は、今までのツケだと言えます。
それは技術や肉体的なことではなく、メンタルな意味でです。
首脳陣との関係、打線の意識、投手陣の配球に対する考え… これらを怠った印象を受けます。
もちろんプロですから取り組んではいるのでしょうが、結果が伴わなければそう思われてしまいます。
もう一度、選手と首脳陣がしっかり話し合い、チームを再建していかなければダメでしょう。
…嗚呼、この時期にこんなこと言わないといけないのは辛い…
昨日言ったように8月に攻勢をかけるため、7月中にチーム内の意識が変わることを期待しています。
まだまだ後半戦は始まったばかり。
チーム一丸となって、ガンバレ、ライオンズ!!




7月22日 西武ライオンズ 3−5 オリックスブルーウェーブ

(オ)吉井(5回)−本柳(2回1/3)−加藤(1回2/3)
(西)長田(3回2/3)−大沼(2回1/3)−三井(1回1/3)−
 細見(1/3)−芝崎(1/3)−土肥(1回)
(本)進藤4号、オーティズ13号
オリックス
西武

ダイ−ハム ロッテ−近鉄 阪神−ヤク 巨人−広島 中日−横浜
6−0 7−3 4−1 1−3 6−1

先発の長田、踏ん張れず。打線も4回2アウト満塁の好機を生かせず…
今日は府中市民球場行ってたので、疲れて終盤まで観戦する気力生まれず…
そんなわけであっさり目に行きます(^^;

試合解説はメモのコピペで。
1回表
塩谷選手、ノースリーから立て直し、内角低めストレートで見逃し三振!
塩崎選手、外角低めのフォークで空振り三振!
谷選手、センター前ヒット。
ブラウン選手、二遊間に飛ぶアンラッキーなヒットで2アウト1・2塁。
山崎選手、スライダー引っ掛けてショートゴロ。

1回裏
松井選手、三塁線へのゴロ。これがフェア、ファールと思った松井選手はスタートが遅れて間一髪アウト。
佐藤選手、三塁強襲の2ベースヒット!(サード正面、エラー気味)
和田選手、選んでフォアボール。
カブレラ選手、外角のカットボールをバットの先端で捉えるも、打球は今一歩伸びずにセンターフライ。
2塁ランナータッチアップ3塁へ。
マクレーン選手、選んでフォアボールで満塁。
柴田選手、初球意表を突くセーフティを試みるも三塁線ファール、最後は叩きつけるもサードゴロ。

2回表
葛城選手、粘ってフルカウントから四球。
オーティズ選手、外角低めスライダーに当てただけ、これがライト前にポテンヒット。ノーアウト1・2塁。
三輪選手、送りバント成功。
進藤選手、フォアボール。1アウト満塁。
塩谷選手、外角スライダーを上手く運び、右中間へ2点タイムリー2ベース。
1塁ランナーが三塁を蹴ったところでボールが返ってきてタッチアウト。2アウト2塁。
塩崎選手、フルカウントから四球。
谷選手、インコースストレートに詰まり、センターフライ。

長田 この回はストライク・ボールがはっきり。やや神経質に行き過ぎでボール多し。

2回裏
大島選手、初球の低目を上から被せるように叩き、一二塁間を抜くヒット!
伊東選手、一塁方向へ確実に送りバント成功。
高木浩選手、打ち損じてファーストゴロ。ランナー3塁へ。
松井選手、落ちる球で空振り三振(タイミング合わず)

3回表
ブラウン選手、インサイドストレートに詰まり、ライトフライ。
山崎選手、インサイドストレートに詰まってショート後方のフライ。
葛城選手、高めに入ったチェンジアップを捉えられ、センター前ヒット。
ブラウン選手、詰まってショートゴロ。

3回裏
佐藤選手、ストレートの四球。
和田選手、エンドランを仕掛けてファール、難しい球もファールで粘り、
最後はインサイドシュートを捉え、センターオーバーのタイムリー2ベース!
このプレーでセンター葛城選手が果敢に打球を追い込むも、フェンスに激突…
(心配されるも試合続行可能で一安心)
カブレラ選手、フルカウントから良い所にフォークを落とされて空振り三振。
マクレーン選手、インサイドのシュートで打ち上げてしまい、キャッチャーファールフライ。
柴田選手、叩きつけてピッチャーの頭を越すも、ショートの進藤選手が的確に処理してアウト。

4回表
三輪選手、センターフライ。
進藤選手、インサイドストレートを思い切り振って、レフトスタンドへホームラン。
塩谷選手、ストレートの四球。
塩崎選手、セカンドゴロ、高木浩選手がナイストスで2塁アウト、1塁はセーフ。
谷選手の所で、長田投手が牽制。これをカブレラ選手が弾いてしまい、ランナー2塁へ。カブレラ選手のエラー。

ここでピッチャー交代。大沼投手。2アウト2塁。

谷選手、ストレート・スライダーのコンビネーションで攻めるも、谷選手が粘って四球。
ブラウン選手、真中に入ってしまったストレートを一二塁間へタイムリーヒット。
山崎選手、低めのスライダーで空振り三振!

大沼 ダイナミックなフォーク。鋭い腕の振りでストレート・スライダーを投げられる。
   スライダーの落差もあり、フォークも良し。ストレートが空振りを取る球質ではない。
   コントロールが安定すれば楽しみ。
   球威で押し切れるのが強み。

4回裏
大島選手、ボテボテのセカンドゴロもベースカバーの吉井投手がベースを踏み損ねてセーフ。
伊東選手、ショートフライ。
高木浩選手、エンドランかけまくり、フルカウントから三遊間抜くヒットで大島選手が一気に3塁へ!
松井選手、センター後方へ大きなフライを打ち、これが犠牲フライ、1点を返す。
佐藤選手、三遊間抜くヒットで繋ぎ、2アウト1・2塁。
和田選手がフルカウントから四球を選び、2アウト満塁。
カブレラ選手、レフトポールへ大きな当たりがあるもファール、最後は高め釣り球で空振り三振。

5回表 大沼投手
葛城選手、ストレートで空振り三振!
オーティズ選手、セカンドゴロ。
三輪選手、フォークで空振り三振!

5回裏
マクレーン選手、空振り三振。
柴田選手、レフトフライ。
大島選手、低めストレートで空振り三振。

6回表 大沼投手
塩谷選手、フォアボール。
塩崎選手、内角ストレート、球威で押し切ってセカンドゴロ併殺打。
谷選手、ショートゴロ。

8回表
1アウト取ったところで三井投手から細見投手に交代。
その直後、高めに入ったカーブをオーティズ選手に捉えられて、ホームラン、3点差に。

8回裏
本柳投手から先頭のマクレーン選手が左中間抜く2ベースヒットで出塁。
柴田選手が四球で繋ぐも、大島選手は三振。
代打の後藤選手が起用されたところで、オリックスは加藤投手にスイッチ。
後藤・高木浩選手と連続三振に倒れて無得点。

9回裏
2アウトから和田選手の2ベースヒット、カブレラ選手のタイムリーヒットで1点返すもそこまで。
3−5で敗戦となってしまいました。

今日の敗因は4回裏の攻撃でしょう。
先頭の大島選手がラッキーな内安打で出塁し、
1アウトから高木浩選手の所で何度もエンドランをかけて相手にプレッシャーをかけ、際どい球は悉くカット。
フルカウントからエンドランが成功して、三遊間を抜くヒット。
大島選手が一気に3塁に行ったものだから、一瞬暴走かと思いきや、レフトのブラウン選手がファンブル。
(どうやらライオンズベンチはレフトのブラウン選手の守備はダメだから積極的にという方針みたいですね)
1アウト1・3塁となったところで、松井選手がセンター深くへ犠牲フライ。
もう少しでホームランという打球だったようですが、こうやって確実に1点ずつ取る事がライオンズには大切です。
その証拠に後続が続き、佐藤選手が三遊間を抜くヒット、和田選手が四球を選んで2アウト満塁の大チャンス!
走者一掃となれば逆転という場面、ここで迎える打者はカブレラ選手。
あわやホームランというレフトポール際のファールがあったものの、最後は高めの釣り球で空振り三振。
チャンスを生かすことができませんでした。

もしこの場面で1点でも取っていたなら、試合は分からなかったと思います。
ここ数試合のライオンズなら松井選手の所で切れていました。いや、犠牲フライも出ていないでしょう。
そこを犠牲フライで1点を取り、それだけで終わらず繋いで満塁と最高の場面を整えたわけです。
このチャンスを生かさないわけにはいきませんでした。
もしもカブレラ選手が満塁ホームランを放り込んでいたなら、
劇的な形を作ることができ、打線の悪い流れは完全に払拭できたはずです。
チームも一気に上昇ムードに乗るところだったことでしょう。
そういう意味で、このチャンスを生かせなかったのは残念です。

ただ打線は少しずつ良くなっています。
2番の佐藤選手が当たっていることもあり、ここ2試合、上位と下位が上手く繋がるようになりました。
また今日は吉井投手の低めの球を上手く見極めており、ボール球に手を出すシーンが少なかったと思います。
今日のようにボールが見極められるなら、
思い切りボールを叩く事(引っ張るではダメ)を心がければ完全復活となるでしょう。
それなりに手応えは掴んできていると思います。あとは継続するのみ。

先発の長田投手は自分から苦しんでいた印象があります。
やや神経質になってボールがバラつき気味。ストレートが走っていただけに、勿体無かったと思います。

2番手の大沼投手は今シーズン一番の内容。
今日は変化球、特にスライダーが素晴らしかったと思います。
鋭い腕の振りでストレートと変わらない勢いで投げ込まれますから、打者も合わせづらいでしょう。
ストレートが150以上出るわけですし、持っている実力は素晴らしいものがあります。
あとはランナー出してからのピッチング・クイック・コントロールが課題でしょうか。
ストレートの球威で押していけるだけに、変化球さえ甘くなければ大丈夫でしょう。
帆足投手に引き続き、戦力の目処が立ちそうな投手が出てきました。



今日の試合を落としてしまい、ダイエーとは6ゲーム差…正直辛いです。
こうなるとかなりのペースで追い上げないと苦しいでしょうね。
それこそ昨年の8月のようなハイペースで。
ま、そういった過去の実績があるわけですから、今は一刻も早くチーム状態を良くすることが先決でしょう。
投手陣の再編、打撃陣の完全復活、そして何よりもチームが一つにまとまることです。
今年のライオンズは一体感がまだありません。
優勝という目標を目指し、首脳陣・選手・ファンが一丸となって戦っていきましょう!
明日からガンバレ、ライオンズ!!




7月21日 西武ライオンズ 2−1 オリックスブルーウェーブ

(オ)金田(5回1/3)−牧野(1回1/3)−小倉(1回1/3)
(西)後藤(7回)−森(1回)−豊田(1回)
(本)ブラウン13号、カブレラ30号
オリックス
西武 ×

ダイ−ハム ロッテ−近鉄 阪神−ヤク 巨人−広島 中日−横浜
9−1 3−2 5−3 4−1 4−2

高波が超ファインプレー! カブレラ、ホームランで勝ち越し、必勝リレーで連敗ストップ!
連敗中のチームが勝つには「これしかない」という戦い方でしたね。
打線の繋がりはまだ甘いと思いますが、今日は選手の気合が違いました。
その気合の分だけ勝つことができた試合だったと思います。

先発の後藤投手はストレートが速く、キレもあり。
立ち上がりから飛ばすなど気合の入ったピッチングを繰り広げていました。
また守備陣も1回表に和田選手がレフトフライをナイスキャッチ、
3回表には高波選手のスーパーダイビングキャッチ、
4回表には平尾選手が一二塁間を抜く当たりに追い付き、セカンドへ投げるナイスプレーと
気合の入った守備で後藤投手を助けていました。
攻撃ではまだ精細を欠いているものの、守備・走塁といった面ではライオンズらしさが見れました。
それが今日の勝利を呼び込んだと思います。



試合展開説明〜 今日は高校野球静岡県大会と両方見ていたので、やや曖昧かも(^^;

1回表 塩谷選手のミートした打球に和田選手がよく追い付きキャッチ。ナイスプレー!
1回裏 和田選手がカーブを打ってセンター前ヒットで出るも、カブレラ選手は引っ張ってセカンドゴロ。

2回裏 2アウトから後藤選手が高め甘く入るストレートを打ち、センター前ヒット!
     続く伊東選手は外から入ってくるやや高めのカーブを捉え、一二塁間を抜くヒットで2アウト1・3塁。
     しかし平尾選手は外角から入ってくるカーブを引っ張ってしまい、サードゴロ。

3回表 先頭の三輪選手がライト前ヒットで出塁、続く後藤選手は送りバント成功、1アウト2塁。
     平野選手はショート後方のフライに打ち取るも、塩谷選手には四球、2アウト1・2塁。
     ここで谷選手のバットの先端に引っかかった打球は力なくセンター前へ…
     この打球をセンターの高波選手が地面スレスレでダイビングキャッチ!
     ファインプレーでチームを救います。

3回裏 1アウトから佐藤選手がサード正面に強い打球を打ち、サードの後藤選手がバウンドに合わずレフト線へ。
     これをブラウン選手が処理を誤り、その隙を付いて佐藤選手が3塁ヘッドスライディングでセーフ!
     しかし和田選手は引っ張ってサードゴロ、カブレラ選手は詰まってセンターフライ。

4回表 1アウトから山崎選手がフォアボールで出塁、
     葛城選手が引っ張って一二塁間を抜くような打球が飛ぶも、
     セカンド平尾選手のスタートが良く、打球に追い付き、
     ライト方向へ体が流されながらもセカンドへナイス送球アウト!
     そしてオーティズ選手はピッチャーゴロで3アウトチェンジ。

4回裏 先頭のマクレーン選手が四球で出塁するも、高波選手の送りバントはサード後藤選手に阻まれて失敗。
     しかしその直後に盗塁成功! 1アウト2塁とします。
     ここで後藤選手がインサイド高めストレートに差し込まれるも、思い切って振り切った分だけ打球は左中間に。
     タイミング微妙ながらも高波選手がレフトのブラウン選手の肩を考慮して3塁を廻って一気にホームイン!
     ライオンズがタイムリーヒットで1点を先制します!
     しかし続く伊東選手は初球打ちサードゴロ、平尾選手は右打ちするもセカンド正面のゴロでチェンジ。

6回表 2アウトからブラウン選手が低めチェンジアップを掬い上げ、打球はレフトスタンドへホームラン。

6回裏 先頭のカブレラ選手がフルカウントから外角低めボールゾーンに落ちていくカーブを
     腕一本で運ぶように打ち、打球はセンターバックスクリーンへ… 驚くようなホームランで勝ち越し!

7回裏 1アウトから平尾選手に代わり、代打、高木浩選手が登場。
     外のストレートを流し打つもショート正面。しかしこれをショート平野選手がファンブルしてエラー。
     松井選手は真中高めストレート、やや差し込まれウォーニングゾーン手前のフライに倒れるも、
     佐藤選手が外角スライダーを右方向へ打ち返し、ファーストのグラブを掠める2ベースヒット!
     2アウト2・3塁となった所で、牧野投手から小倉投手に交代となり、
     和田選手が外角低目を右方向に擦るように打つも、フェンス手前で失速、ライトフライ。

8回裏 先頭のカブレラ選手がインコースシュートを引っ張り、痛烈なレフト線2ベースヒットで出塁!
     しかしマクレーン選手に代わる小関選手が送りバントを一塁へ正直に転がしてしまい、
     ダッシュしてきたファースト山崎選手に阻まれ、3塁タッチアウト。
     ここで1塁ランナー小関選手に代えて柴田選手を起用、代打は大島選手。
     大島選手はフルカウントから外のフォークで空振り三振、その間に柴田選手は盗塁成功。2アウト2塁。
     後藤選手は敬遠されて、2アウト1・2塁。伊東選手は外の球を引っ掛けてセカンドゴロ、駄目押しならず。

8回表は森投手、9回表は豊田投手とパーフェクトに繋ぎ、ライオンズが2−1で勝利!
連敗を6で止め、レオン監督になってから対オリックス戦負けなし、ライオンズが連勝中です。



今日の勝因は野手陣の気合の入ったファインプレーでしょう。
高波選手のファインプレーは本当に素晴らしかったです。
谷選手の打球はバットの先だった分、センター定位置まで飛ぶことなく、途中で失速していました。
2アウトだったこともあり、ポテンヒットで点数を取られてしまうという状況…ここで高波選手がダイビング!
本当にギリギリ、ギリギリもギリギリ、グラブになんとか入ったというそれぐらいのプレーでした。
九死に一生を得るとはまさにこのこと。
この他にも和田選手や平尾選手、野手の気合入ったプレーが今日の試合を支えました。

そしてカブレラ選手の勝ち越しホームラン。
ブラウン選手に打たれた球は悪くありませんでした。低めチェンジアップを上手く掬われた一発。
それだけに「あ〜」という無念な気持ちがあっただけに、直後に一発打ってくれたのは心理的に大きかったです。
しかも打った球は外角低めボールに逃げていくカーブ。
その直後に同じように逃げる難しいカーブをカットした直後。
打たれるはずないボールをセンターバックスクリーンまで運ぶホームラン!
打たれた金田投手も信じられないという表情でした。おそらく、観客全員がそういう想いだったでしょう。
腕っ節の強さからパワーばかりが目立つカブレラ選手ですが、
配球の読み・どんな球でも対応できる技術も素晴らしいものがあります。
上体と下半身のバランスがとても良く、パワーがスムーズにバットに伝わっています。
ライオンズの選手もカブレラ選手の技術をもっと見習っていいと思いますね。良い打撃フォームしています。

投手陣では先発した後藤光貴投手の好投が光りました。
今日はストレートがよく走っていて、スピードは140キロ台を記録。ボールのキレもありました。
またチェンジアップ・変化球のコントロールも良く、抜け目のないピッチングをしていました。
今シーズンでも一二を争う出来、調子良かったと思います。
ただ個人的には今日ぐらいの出来が後藤投手のイメージです。
今日のピッチングを続けて行って欲しいですね。
そうすれば2桁勝利間違いなし、防御率も2点台後半に落ち付くはずです。
後半戦に強い投手ですから、これからの活躍、期待していますよ!!

課題は打線の拙攻でしょう。
再三のチャンス、絶好のチャンスを作りながら、モノに出来たのは後藤選手の気合勝ちタイムリー1本のみ。
2回・3回・7回・8回とチャンスを生かすことができませんでした。
特に痛いのは8回のバントミス。
ノーアウト2塁でマクレーン選手に代えて小関選手を送り、バントで進めようとしました。
だけどバントした打球はファースト正面、簡単にサードタッチアウトとなり、1アウト1塁となってしまいました。
基本は3塁方向、極端なバントシフトの場合(3塁も前へ行き、ショートが3塁ベースカバー)は、
ピッチャーとファーストの間にするのが2塁でのバントです。
もしも1塁方向にするんだったら、ファーストが取りにくいコースにしなければなりません。
あまりにも正直過ぎました。こういうバントミスで流れを切らしてしまうのが一番いけませんね。

あと気になったのは3回裏、佐藤選手の2ベース&エラーで1アウト3塁、和田選手を迎えた場面です。
ここは外野フライで良かったと思います。
けれどヒットを望むばかりに引っ張ってしまいサードゴロ、少し欲をかいてしまったように思います。
こういう場面は確実に1点でいいんです。ヒットで繋ごうという意識が強過ぎると逆にダメ。
渋くていいから犠牲フライで点数を挙げる野球をやって欲しいですね。

今日の打線の対応を見ていると、「積極的に打ちに出る」という形だったと思います。
うーん…それも1つの手だとは思うんですが、どうしてもボール球を引っ掛けてるんですよね…
確かに打線下降の原因は「消極的にボールを見送り。当てるだけのバッティング」にあったわけですけど、
今それをやると逆に上手くいかないような気がします。
ポイントを前に置くのではなく、できるだけ引き付けて打ち、ファールで粘るような気持ちの方がいいのではないかと。
例えば今日の佐藤選手。7回の2ベースヒットは見事でした。これが1つの理想。
引きつけてボールを良く見て、センターから右方向に打ち返す、それが打線復活の鍵だと思ってます。
ダイエー和田投手の攻略法もこういう形になるでしょうから、調子の悪い今から染みつけておく必要があるでしょう。
もう少し選手が意識を変えないと本格的な不振脱出には繋がらない気がします。
和田選手とかは引きつけて打てるわけですから、もう少しポイントを後に持って欲しいです。
そうしていれば3回の場面でも外野フライが出ていたと思うのですが…

明日以降、打線がどう変わるか、もう少し注目しておきたいです。
選手が自主的にミーティングやるのはいいことだと思うんですが、方向性がまだ怪しい…
やっぱりコーチ陣と選手に溝があるんでしょうか? 
馬鹿なこと言ってないで勝つために一緒にやってください。プロなんですから。
終わりなき「野球道」を追求しつづけろ! 自分もコーチも当たらない評論も全てが糧。
上を目指すためには詰まらないことを考えずに取り組んでもらいたいものです。

(朝のTBSで永谷修氏が松沼コーチ(兄弟分からず。たぶん弟)の入れ替えの件で、
 文化放送解説時の理論が評判良かったとの報告を受けて堤オーナーが決めたとか。
 それでチーム内が微妙に揺らいでるそうです。そういうの止めてくださいよ。ファンが1番蚊帳の外なんで)



何はともあれ、連敗を止めることができました。
問題はこれから。明日負けてしまったら元も子もありません。
上位を追いかけるためには連勝し、遅れた分を取り戻さないと。
打線の完全復活、それには「繋ぐ意識」、バントやエンドランなどの小技を決めることが大事です。
今日のようにチャンスを生かせなくとも、できるだけ良い流れでチャンスを作ることが肝心。
そうすればいつか必ずモノに出来ますから。そこからがスタートです。

今日バントミスをした小関選手を、試合後、2軍に落とすことを決めたようです。
これが良い刺激になればと思います。本当は松井選手にも厳しく行きたいんですが…
連続試合出場もありますし、自分から変わって行ってもらいたいものです。
もう一度、チーム全体、そしてファンも気を引き締めなおしましょう!
明日からガンバレ、ライオンズ!!




7月20日 西武ライオンズ 1−3 日本ハムファイターズ

(西)張(6回1/3)−大沼(2/3)−三井(1回)
(日)金村(7回)−伊達(1回)−建山(1回)
(本)和田17号、藤島3号
西武
日ハム ×

ロッテ−ダイ 近鉄−オリ 阪神−広島 横浜−巨人 ヤク−中日
7−4 2−1 5−4 6−9 1−8

打順入れ替えも効果なし。バントミスで打線沈黙…6連敗。
「お前らはクズだ!」(CV:北都南)
今日はファンにこの言葉を捧げましょう。つーか、これぐらいの苦境で投げやりになるな。
だったらシーズン最初から今年のライオンズのやっていた野球を嘆けよ。
調子のいい時は疑問に思わず、調子悪ければ首脳陣のせいにし、若手切り替えを望む。
こんな連中が監督やったらチームは万年最下位っすね。
負け出すと止まらない訳ですから。いやはや、単純頭はこれだから困る。
苦境を乗り越えるために知恵を使うのが人間というものでしょう。
頭を捻られない奴は人間やめろ! それこそクズだ!!
諦める奴は去れ。真剣みが足りない。
そういう人間は自分の中に潜めろ、他人に当たるな。
…と思うわけだが、いかがなもんでしょう(^^;

では今日の試合に関して。
もう1試合我慢するのかと思いましたが、オーダーを弄ってきました。
1番松井、2番高木浩、3番和田、4番カブ、5番マック、6番平尾、7番大島、8番伊東、9番大友。
んー… パッと見の感想ですが、消極的なオーダーかなと。まだ安全策ですね。
狙いはカブレラ選手の前にランナーを置くことでしょう。
出塁率の高い2人を2・3番に置いて、あとはお任せと。
ダメダメダメなの〜 カブレラ選手に頼る野球こそが今のライオンズの本当のガン。
そうはっきり言ってやれない伊原監督の苦悩が伝わってきそうなオーダーです(苦笑)
…とはいえ、カブレラ選手に頼らざるを得ないのが今の現状なのね、とほほ…

あくまでベストの話です。今の不調時は違いますので参考までに以下の話を聞いてください。
ライオンズにとってベストな打線の流れは「4番をダシに使う野球」です。
存在感ある打者を4番に据え、実質的得点はその前後で奪う、これが理想。
そうすると打線に繋がりが生まれ、得点力が増加して行きます。
今のライオンズは「4番で成り立ってる野球」、4番の一発に祈りを込めるだけ、そこには繋がりはなし。
全盛期のライオンズを考えれば、前者の野球だったことは分かるでしょう<秋山・キヨ・オーレ
ですから、カブレラ選手が目立つようではダメ。歩かされて点数を取るぐらいがいいわけです。
そういう意味では今年前半にあったカブレラ選手の所での2盗、あれが本来の姿なのかもしれません。
なんつーか、カブレラ選手を立て過ぎ、甘やかせ過ぎ。これではダメです。
 (ただ今は苦しいのでカブレラ選手が得点に関わらないとキツイかもしれません)

今の打線の打開策として浮かぶのは2つ。
1つがオーダーを固定し、個々の打者が粘ることを主眼に置くことです。
打線の調子が落ちた流れは、
「好球を見逃して追い込まれる」→「積極的に…あ、ボール球だ」→「打線が淡白に」という感じ。
ボールの見極めが曖昧になっているのが不調の要因です。
とにかくボールをよく見て、追い込まれたら食らいつくことが大切だと思います。
ポイントを手元に置いて右方向を意識、より長くボールを見ることを心がけるべきです。
そうすれば四球も増えてくるでしょうし、流してのヒットも増えてきます。
下手に積極的に打ちに行くと、難しい球をも打ってしまいます。粘ることを中心にすべきでしょう。

2つ目がショック療法。打線を大胆に入れ替えます。
松井選手を1番から外します。最近は三振ばかりで出塁率悪し。昨日の工夫は今日見られませんでした。
スタメンから外してナインに危機感を持たせるのが1つ。
それか松井選手自身に意識改革を求めるために、2番に置きます。
はっきり言って今の松井選手はメジャーに行ってもダメだと思います。
イチロー選手のように小技で稼げる所がないと、3割は難しいでしょう。
そのためにも今一度、送りバント・セーフティーを磨き直し、打撃の粗さを修正してもらいます。
敢えて制約の多い2番打者に置くことで意識改革を求めます。
1番は和田選手。今日3番のオーダー組めたなら可能でしょう(^^;
マクレーン選手を5番に置いても構わないならば、1番に和田選手を置きたいですね。
和田選手は右方向に打てますし、四球をしっかり選べます。足もある程度あるので、1番を任せます。
それ以外だと佐藤選手でしょうか。ポイントが近いので長くボールを見ることができます。
それを買って1番抜擢と。
すると、こんな感じ。
 (松井外し時、和田1番) 和田、佐藤、後藤、カブ、マック、平尾、大島、伊東、高木浩
 (松井外し時、佐藤1番) 佐藤、小関、後藤、カブ、和田、平尾、マック、伊東、高木浩
 (松井2番時、和田1番) 和田、松井、後藤、カブ、マック、佐藤、大島、伊東、高木浩
 (松井2番時、佐藤1番) 佐藤、松井、後藤、カブ、和田、大島、マック、伊東、高木浩

どちらにせよ、ボールをよく見て、繋ぐ意識がないとダメです。
ランナーが出たら送りバント等で進め、ワンヒットで返る堅実な野球をすることが大事。
選手の意識改革を求めたい所です。
伊原監督も思い切ってやってください。
エンドランもいいけれど、スリーバントさせたりと選手に強く繋ぐ意識を与えてください。お願いします。



つーか、全然、今日の試合の話になってない(爆)
打線の話はここ3日のことを参考にしながら、上の打開策を見てください。
そんなわけで、もう一度気を取りなおして今日のおさらい。
 (今日はインターネット速報のみなので想像の域ですので注意(^^;)

今日の張投手はストレートが高めに行きがち。やや荒れ模様の立ちあがりでした。
1回裏、1アウトから石本選手が出塁し、小笠原選手の三振を挟み、エチェバリア選手に死球。
 (手首付近。その後の守備でエチェバリア選手は上田選手に交代となりました)
しかし坪井選手をフォークで空振り三振。立ちあがりを無得点に抑えます。

2回表のライオンズはカブレラ・マクレーン選手が連続ヒットで出塁し、ノーアウト1・2塁のチャンス!
しかし平尾選手は初球バントファール、2球目エンドランファール、最後は見逃し三振とランナーを進められません。
続く大島選手も低めのボールのフォークを2球空振りし、外角低めストレートで空振り三振。
伊東選手もライトフライに倒れて、無得点で終わってしまいます。

4回裏、1アウトから坪井選手がヒットを打たれ、
2アウトから西浦選手の当たりがサード右、レフト左を抜けてしまい、タイムリー2ベースとなり、先制を許します。

5回表、先頭の大島選手がセンター前にポテンと落とすヒットで出塁します。
続く伊東選手は初球エンドランでバントシフトのサードを抜いてショート内安打、ノーアウト1・2塁のチャンス。
しかし大友選手の送りバントはピッチャー前、これで三塁封殺。1アウト1・2塁。
松井選手はセンターフライ、高木浩選手がライトフライに倒れ、点数を奪えません。

6回表、先頭の和田選手が金村投手のスローカーブを捉え、レフトスタンドへ同点ホームランが飛び出します。
カブレラ選手が倒れ、1アウトからマクレーン選手が出塁しますが、
平尾選手が初球打ちのショートゴロ併殺打に倒れてしまい、チャンスを広げられません。

すると7回裏、藤島選手に高めチェンジアップが甘く入ってしまい、勝ち越しホームランを打たれてしまいます。
その後もフォアボールを出すなどし、1アウト2塁の場面でピッチャー交替。
2番手として大沼投手が上がります。
大沼投手は奈良原選手にヒットを打たれて、1アウト1・3塁。ランナー進塁があって2・3塁。
ここで石本選手が前進守備のセカンドを襲うゴロを打ち、高木浩選手がダイビング好捕、1塁送球。
アウトを確実に1つ取りましたが、3塁ランナーはホームインして1点を失います。
続く小笠原選手はファーストゴロに打ち取り、3アウトチェンジとなります。

8回は伊達投手に、9回は建山投手に抑えられ、ライオンズは無得点。
今日も6安打で得点はホームランのみと打線が奮わず、1−3で負けとなりました。



今日の敗因は2回・5回のバントミスです。
こういう打線の繋がりがない時は良い流れをできるだけ作るしかないわけです。
2回は連打、5回はエンドランとお膳立てが整いつつありました。
ここでバントを決めていれば、得点できる良い流れが完成しました。
それをすることができなかったライオンズの負けですね。
こういうバントのミスは絶対にダメ。
好調時なら後ろの打者がヒットでカバーできたりしますが、不調時はそうも行かず、ミスは雰囲気が悪くしてしまいます。
ライオンズらしい卒のない野球を今一度確認する必要があるでしょうね。

先発の張投手はボールの勢いはあったようですね。
ただコントロールはそれほどだったようで、ストレートは高めばかり、変化球も時折高めに行ってました。
そんな荒れ球気味の張投手を支えていたのが伊東捕手のリード。
高めの球で上手く空振りを奪うなど、張投手を支えていました。
藤島選手に打たれたのは高めに抜けた球、終盤にその誤魔化しが効かなくなってしまったようです。
それでもしっかりと試合を作るピッチングをしたので、十分合格点でしょう。ナイスピッチング、張投手!

1点差のピンチで大沼投手を使わざるを得ないのは苦しい投手事情を象徴してますね。
長田投手は先発、三井・土肥投手ともに調子が悪く、こういう場面を任せられる投手がいません。
ファームから上がってきた大沼投手を起用するしかなかったようです。
ただ連敗続きだったことですし、森投手をここで投入しても良かったかもしれません。
選手に「今日は勝つんだ!」と思わせることも監督の仕事。
気合を入れさせるためには森投手でも良かったと思います。やや拍子抜けだった感がありました。
ストレートは152キロを計測するなど、昨日よりもコントロールは良かった模様。
変化球のコントロール次第か。まだ僅差では怖い面がありますが、積極的に使ってあげて欲しいです。
ストレートは空振りを取れる球質ではなく、石井投手のように力で押し切るタイプ。
飛躍の鍵は変化球のコントロールだと思ってます。

打線に関しては冒頭の通り。
ボール球に手を出していれば打てませんよね。やや悪循環に陥りつつあり。
打開策はボールをよく見ること。今は積極的に行っても、ボール球を引っ掛けてしまうパターンが多くなりそうです。
打者一人一人がボールを良く見極め、凡退してもいいから球筋を見極めることが肝心だと思います。
その中で粘って四球、甘い球を逃さずに打てれば上出来でしょう。まずはそこから。
あとは小技・守備の徹底です。
今日はバントミスが2つ続きました。こういうミスをなくさないことには流れを掴むことができません。
ライオンズの野球は先行逃げ切りが基本線。確実にランナーを進めて、1点を取ることが大事です。
繋ぐ意識を今一度、チーム全体で確認して欲しいものです。



今日の試合は送りバントが決まっていれば、点数が入っていたかもしれません。
そういう意味ではあと一歩。だけどミスが出るようでは、まだまだ遠いということ。
選手はしっかりと反省し、明日へと生かして欲しいです。攻め方としては改善の兆しが出ていると思います。

明日は後藤投手が先発。相手はオリックスで金田投手です。
オリックスは好調なだけに、後藤投手のピッチングが1つの鍵。
立ち上がりをしっかり抑え、最少失点で抑える粘りのピッチングが鍵ですね。
後藤投手はその点は安心ですから、ホームランに気をつけてください。
金田投手相手には打っている方だと思います。
前回対戦時には後藤・マクレーン選手がカーブをホームランにしています。
「繋げ」と言いながらも長打に頼るのも何ですが、金田投手を崩すには長打が一番でしょう。
ですから粘りながら出塁し、バントで送るなど良い流れを作りながら、その過程で1発長打というパターンが理想。
今のチーム状態だと振りまわすだけではホームランにならないでしょうから
良い流れで攻撃を組みたてることでホームランを呼びこんで欲しいです。
明日こそはライオンズ、勝利へ。
今のままでは高校球児の熱い闘いに負けてますよ! 
プロなら気持ちを強く持って、しっかり! 勝利を祈って、ガンバレ、ライオンズ!!




7月19日 西武ライオンズ 2−4 日本ハムファイターズ

(西)帆足(5回)−大沼(2回)−芝崎(1回)
(日)ミラバル(7回1/3)−高橋憲(2/3)−建山(1回)
(本)マクレーン19号、エチェバリア20号・21号、
 小笠原16号、カブレラ29号
西武
日ハム ×

ロッテ−ダイ 近鉄−オリ 阪神−広島 横浜−巨人 ヤク−中日
2−4 3−4 1−3 8−12 4−1

今日も打線が奮わず6安打。帆足は本塁打に泣く… これで5連敗。
今日は「ながら」だったので試合チェックはいい加減です。すいません(爆)
NACK5の放送を聴く限りでは、今日も重苦しい試合だったようです。
ちょっとチーム全体、元気ありません。
打撃の調子自体も落ちてます。カブレラ・和田・大島選手ぐらいでしょう、キープは。
松井・小関・後藤・マクレーン・細川・伊東・高木浩選手とやや落ち気味。
4・5番の前にどれだけランナー置けるかが鍵でしょう。
今は巡り合わせが悪いし、何とかしようと食らいつく気持ち、後ろに繋ぐ気持ちが足りないようで、
打線全体が淡白気味、糖尿病気味な打線なのです(苦笑)

ただ今日は松井選手がセーフティーバントを決める場面がありました。
今まで自分のスタイルに固執していた松井選手がチームのために見せたセーフティーは、
チームメイトの意識を変える可能性があります。
そのワンプレーに活路を見出したい所ですね<そのチャンスは生かせませんでしたが…



簡単な試合展開説明。
1回表、小関選手が四球で出塁し、後藤選手のセンターフライを挟み、
カブレラ選手の打球は大きなレフト線へのホームラン性の当たり、
レフトポールより高く上がったため、レフトポールを巻いたかどうか判定がし辛い状態に…
結局、判定はファール、カブレラ選手は空振り三振に倒れてしまいます。
 (NHKスポーツニュースで見た所、明らかにフェアゾーン、2ランホームランでした。
 ま、人間の判定することですから、仕方ないでしょう)

2回表、マクレーン選手がミラバル投手のスライダーを引っ張り、レフトスタンドへ先制ホームラン!
しかし2回裏、帆足投手の失投をエチェバリア選手に打たれ、同点ホームランで追い付かれてしまいます。

3回裏、帆足投手は2アウトを簡単に取るも、奈良原選手に左中間2ベースヒットを打たれ、
エチェバリア選手に緩いカーブを2球続けたところを捉えられ、センター前タイムリー。勝ち越しを許します。
 (帆足投手の決め球はパーム系のボールですから、緩いカーブを続けたのは少し疑問の残る所)

4回表、2アウトから和田選手が右中間2ベースヒットで出塁するも、大島選手は三振。

6回表がターニングポイント。
先頭の松井選手がセーフティーバントを仕掛け、これがサードの前への内安打! 先頭打者が出ます。
続く小関選手は初球バントをファール。しかし2球目は決めて送りバント成功。1アウト2塁。
ここで後藤選手はライトフライ(タッチアップで3塁へ)、
カブレラ選手がショートゴロに倒れてしまい点数を奪えません。

6回裏、帆足投手は小笠原・エチェバリア選手と連続ホームランを浴びてしまい、
 (ヤフーライブでコースを見てみると、小笠原選手に対してはそれほど悪くない球。
  エチェバリア選手のはアウトローの届く所なので失投)
さらに坪井選手に死球を与えた所で降板となります。
2番手は大沼投手。
田中幸雄選手に四球、西浦選手の送りバントを挟み、金子選手を四球とコントロールに苦しみますが、
山田選手をファーストゴロ、奈良原選手をショートゴロとストレートで押し切り、追加点は許しません。

7回表、先頭の和田選手が四球で出塁するも、
大島選手はセカンドフライ、マクレーン選手はセンターフライ、細川選手はファーストゴロと
ランナーを1塁から動かせないまま攻撃を終えてしまいます。

8回表も1アウトから松井選手がライト線の2ベースヒットを放ちますが、
高橋憲之投手の前に代打の犬伏選手がセカンドフライ、後藤選手がライトフライに倒れて点数が奪えません。

9回表、カブレラ選手が建山投手からレフトスタンドへホームランを打つも、
和田選手はセカンドフライで続けず、大島選手がライトオーバー痛烈なシングルヒットを放つも、
マクレーン選手は三振、代打の大友選手はセンターフライに倒れ、ゲームセットとなってしまいました。



今日のポイントは6回表でしょう。。
松井選手が何とか出塁しようとセーフティーバントを決めるのですが、
小関選手が1球でバントを決められず、後続も凡退。
久々に1番打者が出塁する良いパターンが作られただけに、ここで点数取らなかったのは痛いです。
特に今まで打線に欠けていた「後への繋ぎ」を、その主要な原因と思えた松井選手が見せたのですから、
すごく意義深いことだったと思います。
点数に結び付かなかったことで、「やはり自分が決めないと」という気持ちになってはダメ。
今日はダメだったが次は決めてくれるという気持ちで、貪欲に出塁を狙って行って欲しいです。
今のチームの惨状は一番松井選手が分かっているはず。
明日以降の試合でのバッティングに期待します。

敗因はここ一番のタイムリー。ここは我慢して行くしかないでしょうね。
1本出れば気持ちが楽になるので、良い流れで得点圏にランナーを置くことが大事です。
今日の松井選手のように繋ぎの気持ちで出塁し、
盗塁・バント・エンドラン・進塁打等でランナーを進める形を多く作ることが重要だと思います。

そのために投手は立ちあがりの失点を防ぎ、5イニングをしっかり投げることが大切。
特に点を取ってもらった後の回は0点に抑えて欲しいです。
今日の帆足投手はその点が足りませんでしたね。
松坂投手を欠き、西口・石井投手の復帰がまだということで、先発は苦しい状態にありますが、
打線も苦しんでいるので、できるだけ良い流れを作ってあげて欲しいです。
リズム良く三者凡退に抑えるなどなど。打者に「点を取ってあげたい」と思わせて欲しいです。
投手・打者は助け合いですからね。ここで一踏ん張り、お願いします。

カブレラ選手の1回の当たりに関しては諦めるしか。
審判も人間なので微妙な判定を間違うこともあります。
例え入っていたとしても審判がファールといえばファール、従うしかありませんね。
でももし入っていたら…と考えると残念な気分になります。
ミラバル投手とカブレラ選手は犬猿の仲、
対戦成績は8打数1安打、来日からの通算成績もカブレラ選手の方が抑えられています。
もしもホームランになっていたら、この相性が覆ったかもしれません。
…まぁ、考えても仕方ないことですね。
本人は感触あったでしょうから、一発打った気持ちで次回からの対戦に臨んで欲しいです。
逆に一発打ちなおしてやろうと思って力むことだけはご勘弁を(^^;

大沼投手に関してですが、1イニング目はコントロールバラバラで苦しかったものの、
2イニング目は球威で押し切り、ストライク先行のピッチングを見せてくれました。
コントロールの安定感はありませんが、ストレートは150キロを記録するなど迫力満点。
苦しみながらも点数を取られなかったことは、自分のボールに対する自信になったと思います。
今後は変化球の使い方に気をつけながら、2イニング目のように大胆に攻めて行って欲しいです。
そうすれば結果も少しずつ残って行くことでしょう。
長い目で見てあげたい投手です。



打線の沈黙状態が続き、これでオールスターを挟み、5連敗。
ファームからの底上げも期待できませんので、今の1軍戦力で戦って行くしかないと思います。
大胆な打線組換えも効果を為すかは分かりません。
今はまず打線を固定しながら、各自の役回りをしっかりしていくのが先決だと考えます。
今日、松井選手が見せたセーフティーが打線全体に「繋ぐ意識」を強くすることを祈るばかりです。
当面は投手・野手ともに良いリズムで試合をしていくことが肝心でしょうね。
投手がリズム良く投げれば、野手も気が楽に打つことができます。
また調子の悪い野手は1球でも多くボールを投げさせるよう粘ることが復調に繋がるかもしれません。
自分の間合いで打てるように打席を外すなど、工夫をしながら戦って欲しいですね。
(1球でも多く粘るという考えはヒルマン野球を参考にしています。
 シーズン当初、そうやってピッチャーのボールを良く見たことが、タイミングの取り方の上達に繋がったのでは?と。
 調子のいい打者が当てるだけだと困りますが、そういう試みをしてもいいんじゃないかと思いますね)

昨日より打線は精神的に上向いていると思います。
ファンは打線復活を信じて応援して行きましょう!
明日こそガンバレ、ライオンズ!!




7月18日 西武ライオンズ 0−4 日本ハムファイターズ

(西)許(5回)−長田(1回)−三井(1回)−細見(1回)
(日)正田(7回2/3)−建山(1回1/3)
(本)田中幸雄7号
西武
日ハム ×

ロッテ−ダイ 近鉄−オリ 阪神−広島 横浜−巨人
4−3 1−4 4−3 5−9

ミスで失点し、攻撃陣が奮わず3安打完封負け… 今季初の4連敗…
フジテレビのHPにあるリアルタイム速報中の球団担当記者のコラムに、
「小関はチーム一の練習の虫」とあります。
また今日の試合後の文化放送のベンチレポートでは途中交代となった小関選手が
「ベンチ裏で黙々と素振りをしていた」と言っていました。

……
………野球やめろ!
……

いや、引退しろという意味じゃありませんよ。あまり根を詰めすぎるのは良くないと思います。
悪い状態で素振りをやっても悪いフォームが身につくだけで、活路を見出せない場合があります。
一生懸命やる人間ほど、がむしゃらな時ほど上手くいきません。
気分転換に他のことをやってみてもいいんじゃないでしょうか?
そうだなぁ… 例えばテニスをやってみるとか。
下半身を良く使いますし、手首を使うので打撃に良い効果もたらすかもしれませんよ?
上手く行かない時は観点を変えてみるのも手だと思います。

それにしても野手陣がダメですね。打てない、守れないの二重苦。
2回裏の失点は2アウト1・2塁のサードゴロでマクレーン選手が2塁へ送球しようとするも、
1塁に投げると思っていたのかセカンドの平尾選手のベースカバーが遅れて悪送球。
記録上はマクレーン選手のタイムリーエラーでしたが、事実上、平尾選手のカバーミスだったようです。
さらに得点に結びつかなかったものの、3回裏にはベテランの伊東捕手がパスボールで進塁を許すミス。
気のないエラーが多く、ライオンズらしさがありません。
打撃では引っ張りが多く、繋ごうという意識が少なく、内野ゴロとポップフライの山。
前半戦最後の総括で書いたように、「当たり前のことを当たり前にやる」ライオンズらしさがありません。
…ここはもう…

……
………「お前らはクズだ!」(CV:北都南)
……

ぐらい言ってやらないと。
伊原監督、もっと選手の責任にしちゃってくださいな(爆)
今年の選手は責められるだけの野球をやっていると思います。
日本シリーズの惨敗で選手は伊原監督の野球に疑問を持ってるかもしれませんが、
客観的に間違ってるのは選手の方ですよ。
「当たり前のことを当たり前にやる」、もう一度思い出して欲しいです。
でも伊原監督が言っても選手は利かないんでしょうね…
ファンがホームランを求めていると勘違いしているでしょうから…
んー、こうなったら「お前らはクズだ! 当たり前のことを当たり前にやれ!」と横断幕でも出しますか(苦笑)
参加者を募集しまーす。10人以上集まったらマジでやりますかね(^^;



試合展開の説明〜

今日の許投手はボールが浮き気味でコントロールいまいち。
1回裏、先頭の奈良原選手を四球で出してしまい、
続く石本選手の送りバント小フライを許投手と伊東捕手が譲り合ってしまい、
伊東捕手が遅れて捕球し送球するも1塁はセーフ、ノーアウト1・2塁のピンチを迎えます。
しかし小笠原選手は打ち損じてセカンドゴロ併殺打、
エチェバリア選手の死球を挟み、坪井選手をレフトフライに打ちとって無得点で乗り切ります。

2回裏は先頭の木元選手にライトオーバー2ベースヒットを浴びてしまいますが、
田中幸雄選手の当たりはファースト正面のライナーとなって救われます。
その後、高橋選手をサードゴロ、金子選手を四球で歩かせて2アウト1・2塁で、
奈良原選手をサードゴロに打ち取りますが、セカンド平尾選手のベースカバーが遅れてしまい、
これを見たマクレーン選手がやや送球を山なりに投げてしまって悪送球、1点を失ってしまいます。
しかし石本選手は空振り三振に打ち取り、最少失点に抑えます。

立ち上がりの正田投手は2アウトから四球でランナーを出すなど、良い状態ではありませんでした。
ただライオンズ打線が狙い球を絞り切れず、ボール気味の球に手を出す拙い攻撃で正田投手を助けてしまいます。

5回表には先頭の佐藤選手が三遊間深くへの内安打(これが初ヒット)で出塁し、
マクレーン選手のセカンドフライを挟み、
伊東選手がセカンド左を抜くセンター前ヒットで繋ぎ、1アウト1・2塁とチャンスを広げます。
しかし平尾選手は高め攻めで空振り三振、
松井選手の所でワイルドピッチで2・3塁とし、松井選手は粘って四球で出塁、満塁のチャンスを作ります。
ここで小関選手に代えて、代打の犬伏選手を起用、初球打ちでショートゴロで点数が入りません。

許投手は毎回ヒットや四球でピンチを迎えますが(伊東捕手のパスボールもあり)、
最後はホームに返さない粘りのピッチングを披露し、5回110球でマウンドを降ります。

ライオンズは6回表、1アウトからカブレラ選手が四球で出塁し、
正田投手が和田選手に対してカウントノースリーとしますが、そこから打って行き、平凡なレフトフライ。
佐藤選手もセンター右へのフライに倒れて、ランナーを進められません。

その後は6回長田投手、7回三井投手、8回細見投手と繋ぎますが、
三井投手が田中幸雄選手に2ランホームランを浴び、
細見選手がエチェバリア選手にタイムリーを浴びてしまい、計3失点。

打線は9回表に建山投手からカブレラ選手がヒット1本打つのみ。
あとは凡打ばかりで、正田・建山投手を打ち崩せず、3安打完封負け。
オールスター休みを挟み、今シーズン初の4連敗を喫してしまいました。



今日の敗因は野手陣のエラー。これに尽きます。
1回表の許・伊東選手のバッテリーのバント処理のお見合い、
2回表のマクレーン・平尾選手の連携ミス、
3回表の伊東選手のパスボールなど前半から守備のミスが続きました。
これがチームの士気を下げ、打撃の方に響いたような気がします。

ただミスもありましたが、良いプレーもありました。
5回裏、2アウト1塁の場面で日ハムはヒットエンドラン、1塁ランナーの坪井選手がスタート、
打球は三遊間深くへ行くも松井選手が追い付いて体流されながら一塁送球…ただ間に合わずにセーフ。
これを見越したカブレラ選手が1塁から離れ、すぐさま3塁へ素早い送球!
スタートを切っていた坪井選手が3塁へ向かっており、3塁でタッチアウト。
良い守備の連携でピンチを救いました。

今日の収穫はこのプレーと許投手がある程度投げられたことでしょう。
ボールが高めに浮きがちでコントロールが悪かったようですが、
ランナーを出しながらも粘り、1失点に抑え切りました。
ストレートは145キロを出すなどボール自体は大丈夫なようです。
本人も手ごたえを感じていたようですし、次回登板に期待したいです。先発ローテ、頼みますよ!

一方の先発ローテ落ち中の三井投手は内角を突く投球は健在ながらも、コントロール悪し。
特にシンカーが高めに浮いてストライクが入らず、先発ローテ復帰はまだ遠そうです。
シンカーを始め、全体のコントロールを良くし、先発ローテに復帰できるよう頑張って欲しいです。
移籍後初登板となった細見投手は次回持越しで。
ストレートは130キロ台後半、スライダー・カーブ・フォーク・シュートと持っているようです。
今日は初登板でしたから、次回から敗戦処理で結果を残して中継ぎ定着を目指して欲しいです。

打線は全く奮わず。
正田投手は高めの新ストライクゾーンでカウントを取り、
低めのボールゾーンの変化球を打たせる落ち着いたピッチングをしていましたが、それでも打てなさ過ぎ。
ほとんどの打者が引っ張ってしまって内野ゴロ、もしくはポップフライ。
外野まで飛んだのが和田選手のレフトフライ、佐藤選手のセンターフライ、高波選手のセンターライナーの3本と、
伊東選手のセカンド左を抜くセンター前ヒット、カブレラ選手のレフト前ヒットの計5本のみです。
ちょっとチーム全体の狙い・後ろに繋ぐ意識が欠如してると言わざるを得ません。
特に6回表の和田選手の打席、ノースリーから打ちに出て平凡なレフトフライ。
手を出したボールは甘い球でなかったようですし、これは繋ぐ意識が出ていない証拠でしょう。
オールスターでは右方向に良い打球が飛んでいただけに、こういう雑なバッティングは残念です。

どうもここの所、打線は「オレが決める」という意識が強過ぎて、繋がりが全く見られません。
もっと右方向への意識を強く持ち、後ろに繋ぐ気持ちでやって欲しいです。
今年の阪神の強さは何なのか、去年のライオンズの強さは何だったのか?。
今のライオンズは引っ張り・一発狙いの打撃が多過ぎます。
技術の問題よりは意識の問題。選手一人一人にもう一度チームを考えてもらいたいです。

打撃の状態で心配なのは後藤選手小関選手
小関選手は冒頭を参照のこと。
後藤選手はダイエー3連戦・今日とヒットがなく、3割をキープしていた打率は.292まで落ちてしまいました。
ファンの中では若手選手の固定起用を望む声も多いですが、怖いのがこれなんですよね。
経験が浅いから一度調子を落とすと戻るまで時間がかかってしまいます。
横浜の村田選手が開幕当初は打ちまくっていたのに、6月で失速し、2軍に落ちている例を考えてください。
優勝争いをしていく中で、3番後藤選手はチームに欠かせない戦力です。
今までは伊原監督が良い所で使い、後藤選手もそれに応えてきましたが、
固定起用となればそうもいきません。厳しい中でも試合に出続けなければなりません。
そこらの兼ね合いが今後どうなるかでしょう。
若手育成もしなければいけない、ただ勝たなければいけない…難しい所ですね。
ただ後藤選手の負担を和らげれば、固定起用でも問題はないと思います。
1・2番の不調・出塁率の悪さが後藤選手のプレッシャーになってるのは明らかですから1・2番コンビが頑張ること、
またはシーズン前半の大成選手との併用と同じように、
(後藤選手をメインに据えながらも)定期的に3番入れ替わりの中堅・ベテラン選手が出てくることが求められます。
なんとかチーム一丸となって、若い選手への精神的負担を取り除いてあげて貰いたいです。



明日は帆足投手とミラバル投手が先発です。
帆足投手は安定した投球が続いているので、3失点以内の計算ができます。
ですから打線の得点力次第だと言えますね。
今日の反省をしっかりし、尚且つ、気分を引きずらないようにしながら、明日の試合を戦って欲しいです。
もう一度チーム一丸となって出直しましょう!
明日こそガンバレ、ライオンズ!!





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