2003年西武ライオンズ応援日記


7月14日
(ライオンズ前半戦の総括)
今シーズン前半のライオンズの戦いですが、正直言って不満ですね。
ざっと目を通してみると、納得いく試合は44勝中の10試合ぐらい。
開幕時にカブレラ選手が不在だったり、その後に和田選手や高木浩之選手が一時的に離脱、
投手陣では西口・石井投手といった先発陣をケガで欠いていましたから、
首位と4ゲーム差というのは上出来だとは思うんですがね。
ただライオンズに求めている「野球の質」という点では納得いかない試合が多いです。

その理由は伊原監督の口癖「当たり前のことを当たり前にする」ができていないからです。
今年はバント、進塁打、守備の3つが徹底されていません。
バントを一球で決められず、ファールや失敗が多く、エンドランに切り替えることもしばしば。
ランナーが出ても進塁打を打てずにランナーを思うように進められずじまい。
守備でもバント処理、外野のクッションボールの処理、野手のエラーと粗末なプレーが目立っています。
しっかりとした野球をやらないから波に乗れず、勝利が続かない。
好不調の波が激しい原因はずばりそこにあると思います。
今のライオンズは個人プレーに走り過ぎ。どこか「打てばいいじゃん」という雰囲気があるように見えます。
ダイエーや阪神のような繋ぐという意識が希薄に感じるんですよね。
「大きいのを打って得点すればいいんだろ」という意識があるんじゃないですかね<カブ、松井他
他にもヒットを求め過ぎて、進塁打などのチームバッティングができなかったり<小関
個人成績先にありき、チームの勝利のための野球ができていないのではないでしょうか?

おそらく日本シリーズの惨敗が尾を引いてるのでしょう。
シリーズにおいてジャイアンツの個々の能力の高さを見せられたせいで、もっとパワーを、もっと実力を付けないとと。
伊原監督の言うような堅実な野球では勝てないと思い込んでしまった面があると思います。
ですが、今シーズンのジャイアンツを見て御覧なさい。
松井秀喜選手が抜けたとはいえ、この惨状はなんですか?
日本シリーズの時は全てが上手くいっていたに過ぎません。好調だったからこそ、チーム全体が生きただけ。
実力差なんて本当はなかったんですよ。
ただライオンズがバントミスをしたり、大振りをしてしまったり、守備でエラーをしてしまったりと自分から倒れただけ。
 (もちろん第1戦の阿部選手のバント処理、仁志選手のポジショニングもありましたが)
たった2つのプレーで乱れるほど、ライオンズの野球は脆弱だったんですか?
負けた原因は単純に「自分達の野球ができなかった」だけです。
投手が試合を作り、相手好投手を打ち崩すためにチーム一丸となって戦う野球、
バントやエンドランでランナーを進め、犠牲フライやタイムリーで1点ずつ確実に取っていく野球、
それこそがライオンズの野球でしょう。


どうして問題点がそこにあると思ってしまうのか?
今年は岩隈・斉藤和己・和田毅投手らリーグ屈指の好投手を全く打ち崩せていません。
それは繋ぐ野球をしていないから、自分で決めようとし過ぎて大振りになっているからです。
選手は伊原監督の野球を理解しているんでしょうか?
不満ばかり言って何も考えていないんじゃないですか?
自分だけが気持ちいい野球をやろうとしているように見えます。
プロ野球なんですから勝つことが求められます。良い試合やっても負けは負けです。
アマチュアは先がありますから、個人成績重視でも構わないでしょう。
ただプロはチームの勝利が第一です。個人成績はその次。それを今一度、考える必要があると思います。
ライオンズ黄金時代との違い、日本シリーズで惨敗する理由はそれですよ。
今の選手はプロ野球に対する意識が低いんじゃないでしょうか?

ややキツイ物言いですが、ファンとしてはもっとレベルの高い野球をライオンズにはやって欲しいです。
正直ここ数年、ファンもおかしくなっていると思います。
松坂投手の加入で球速ばかりに目を奪われてしまったり、カブレラ選手の加入でホームランばかり期待してしまったり。
もちろん、それらも野球の醍醐味であるのは間違いありません。
だけど昔からのライオンズファンはそういう野球が見たいわけじゃありません。
卒のない野球、1点ずつ確実に取っていき、その1点を守りきる野球を見たいんです。
その流れの中で、松坂投手のストレートの速さに驚き、カブレラ選手のホームランで盛り上がる、これがライオンズの姿。
メインディッシュばかりでは飽きが来てしまいます。
それを彩るトッピングがなければメインディッシュも楽しめません。
もう一度、自分達の野球とは何か、選手には考え直して欲しいです。
オールスターで阪神の選手を見るのは良い機会でしょう。繋ぎの野球を取り戻して欲しいです。



前半戦の個人的通信簿<勝手ながら(^^;
一応、期待にどれだけ応えているかも考慮しているので、ランクが下でも一概に悪いとも言い切れません(爆)
■投手陣
(素晴らしい!) 森、松坂、豊田
(良い活躍) 長田、帆足
(例年通り?) 後藤光、三井、前田、芝崎
(もう少し) 大沼、潮崎、許、石井、内薗、青木
(おいおい…) 西口、星野、土肥、水尾

■投手陣
(素晴らしい!) 後藤武、大島、佐藤
(良い活躍) 柴田、高木浩、和田、カブレラ、細川
(例年通り?) 高波、平尾、マクレーン、野田、犬伏
(もう少し) 赤田、木大、伊東、大友、貝塚、石井義、古屋、椎木、上田、宮地
(おいおい…) 高山、松井、小関、中島



後半戦の戦い方ですが、選手の意識を変える必要があります。
大胆な起用も必要ではないでしょうか? 場合によっては松井選手を外すなど…無理か(爆)
小関選手、マクレーン選手辺りは打撃内容次第で入れ替えしてもいいと思います。
刺激策として若手を思い切って使うのも手でしょうね。
中堅・ベテランに試合を見させ、発奮させる等。
…そうなると出て行きそうな選手がいるから辛いんですよねぇ。カブレラ、松井…(苦笑)
その意図が分からないようならライオンズに必要ないわけですし、断固とした態度で行くべきだと私は考えます。

若手は試合で使い続けると成績を落としていきますから、3勤1休ぐらいのペースでしょう。
1番松井、2番佐藤、3番後藤、4番カブ、5番和田、6番大島、7番中島、8番細川、9番高木。
あとは中堅・ベテランに復帰のチャンスを与え続ける方向で。
投手陣は先発ローテが、張・帆足・後藤・長田・許・石井で6枚。
西口・三井投手らは実力で奪ってください。松坂投手は無理をさせず、万全になったら戻す方向で。
リリーフは森・豊田投手は勝ちゲームで限定的に、1イニングが基本。
大沼・土肥投手、他先発漏れ組を積極的に使う形で。
これだと勝ちを稼げないと思いますが、今のままでは優勝できないし、
優勝したとしても日本一など遠いわけですから、チーム一丸となって戦い抜いて欲しいです。

後半戦は中堅・ベテラン選手がどれだけ意識を変えられるかです。
優勝という目標に向かい、伊原監督の卒のない野球を今一度目指しましょう。
これからもガンバレ、ライオンズ!!




7月13日 西武ライオンズ 3−14 福岡ダイエーホークス

(ダ)新垣(7回2/3)−篠原(1回1/3)
(西)松坂(2/3)−三井(2回1/3)−内薗(3回)−
 土肥(1回)−長田(1回)−森(1回)
(本)井口16号、村松6号、バルデス15号、ズレータ2号
 和田16号、平尾7号
ダイエー 14
西武

日ハム−近鉄 オリ−ロッテ 阪神−巨人 広島−中日 ヤク−横浜
6−5 雨天中止 雨天中止 雨天中止 6−5

松坂まさかの1回KO…その流れのまま大敗…試合後に松坂肘痛発覚。オールスター辞退!?
…何も言うまい。誰も責めまい。
誰が松坂投手を責められましょうか。
3日ほど前から肘に違和感ありながらも、連敗のチーム事情、頼れるのは松坂投手のみ…
肘痛でありながら145キロを越えるカットボールを連投、打たれながらもボールを投げつづけた松坂投手…
前半戦でまともに勝ちを稼いだのは松坂投手のみ。
西口・石井・許投手らが離脱し、三井・張投手は成績不安定、後藤投手はローテ守るも勝ちが付かず。
リリーフもピリリとせず、投手陣の怪我・不振のしわ寄せは松坂・森・豊田投手にかかって行きましたから。
ここまで来れたのはこの3投手のおかげ。
昨日は森投手で落とし、今日は松坂投手で落とし… これはチーム全体での負けでしょう。
誰も彼らを責められない。まさに前半戦の苦戦を象徴するような試合だったと言えますね。

打撃面も前半戦の戦いを象徴しています。
1〜5回までは新垣投手に完全に抑えられる惨状。
甘い球を打てずに見逃したり、ファールにしてしまい、追い込まれるとボール球を振って三振。
8回の3点も和田・平尾選手のホームランによる得点のみ、計4安打です。
今年のバッティングの粗さが現れた試合だったのかもしれません。
悔しくはありますが、この野球が今のライオンズの実情だと認識するしかないでしょう。
そして今一度出直しを。後半戦からライオンズ本来の野球を取り戻して欲しいです。



試合展開の説明…鬱だ…
1回表 先頭の村松選手に微妙に外れて四球。川崎選手は送りバント成功。
     井口選手に四球。松中選手、インサイド低め変化球捉えられ、一二塁間を抜くタイムリーヒット。
     城島選手の所で、バッテリーサイン違い。低めスライダーにミットが触れることなく逸らし、1点献上。
     城島選手に変化球を打たれ、センターフェンス直撃のタイムリー2ベース。
     バルデス選手は145キロを越すカットボールで三振。
     しかし大道選手にピッチャー返しセンター前タイムリーヒット。柴原選手もレフト前ヒット。
     鳥越選手に高めストレートを打たれ、右中間を抜くタイムリー2ベース。
     村松選手にもストレートを打たれ、ライトオーバー2点タイムリー3ベース。
これで松坂投手は7失点降板(自責は5、防御率2.06)となります。
今日はストレートが微妙に外れ気味で徐々にコントロールが悪くなっていきました。
スライダーやカットボールのキレもいまいち。
腕の振りも小さく、マウンド上で余裕が全然ありませんでした。
どこか思いつめたような重苦しい雰囲気を漂わせるマウンドだったと思います。
それらは肘痛から起因するものだったのでしょうね…

1回途中から三井投手がマウンドに上がり、1回は抑えるものの2回は井口選手に被弾、
3回は大道・柴原選手に連続ヒットを浴びて、村松選手に3ランホームランを浴びるなど、計4失点。

4回からは内薗投手がマウンドに上がるも、バルデス選手にホームランを打たれ、
5回には井口選手をヒットで出し、途中出場のズレータ選手に左中間抜くタイムリー2ベースを打たれてしまい、
内薗投手は3回を投げて2失点、中継ぎ陣が踏ん張れず、スコアは0−13となってしまいます。

6回裏、先頭の平尾選手が初ヒットとなるレフト前ヒットを打ちますが、後続が続かず無得点。

7回は土肥投手、8回は長田投手とランナーを出すものの、無得点で抑え踏み止まります。

すると8回裏、やや疲れが見えてコントロール甘くなった新垣投手を攻めて行きます。
先頭の和田選手がアウトコースのストレートを捉え、ライトスタンドに入るホームランで1点!
大島選手もインサイドの球を打ち、ライト前ヒットで出塁し、
続く平尾選手が強振せずにコンパクトに上から叩き、左中間へ入るツーランホームランで2点を返します。
野田選手のセンターフライの後に、高木浩之選手が四球で出塁するも、
松井選手は空振り三振に倒れてしまいます。
ここでダイエーは篠原投手に交代。
ライオンズは小関選手に代えて、代打の犬伏選手を送りますが、ファーストファールフライで3アウトチェンジ。

9回表は森投手が登板しますが、先頭のズレータ選手にライトスタンドへ運ばれて被弾。
2アウトから連続四球でピンチを作ってしまいますが、最後は三振で締めて、1点止まりとします。

9回裏のライオンズは3番後藤選手から始まりましたが、三者凡退に倒れてゲームセット。
3−14で敗戦、ダイエー3連敗、首位とのゲーム差は4と開いてしまいました。



今日の敗因…今日だけでなく、前半戦の敗因はライオンズの野球ができていないこと、これに尽きます。
勝つ時はホームランを絡めて、投手をやっとかっと繋ぎながらの僅差勝利ばかり。
負ける時は連打がほとんど出ずに散発気味、
先発ピッチャーは立ち上がり2イニング・5〜6回の失点が目立ち、試合運びがすんなりと行かず、
ピッチャーを繋いでも耐え切れずにリリーフが失点、試合を壊すケースがほとんどです。
またバントミス・エラー・走塁ミスも今年は多く、試合の流れを掴み切れません。
どうもピッチャーを中心とする守りの野球ができていないような気がします。
悪い意味で大味になっているというか… 自分の仕事を勘違いしている選手が多いようです。

今日はナイターが全て雨天中止になったこともあり、6時台に文化放送では豊田泰光氏が登場していました。
もちろん話の中心はセリーグ、特に阪神だったわけですが、
パリーグの3強に関して、ライオンズの話でこんなことを話していました。
「カブレラが横暴過ぎる。自分の力で勝ったんだみたいな。
 デストラーデのようなチームの流れの中で打っているわけではない。
 良い時の西武はみんなが繋ぎ役でその中でホームランを打っていた。
 筋力トレーニングの導入で技術をあまり意識していない。昔の平野のような選手が必要」

うーん、細かい所、全く覚えてない(爆) かなり類推入ってます。
発言として記憶しているのは、「カブレラが横暴」「カブレラがいるから却ってダメ」
「デストラーデ」
「筋力トレーニング」「平野」辺りは確実に言っています。そこから想像してください(爆)

自分なりに解釈して見ると、今のライオンズの野球は大味になっているということだと思います。
カブレラ選手の加入は大きく、ホームランという大きな魅力が打線に加わりました。
しかしそれによってチーム全体がカブレラ選手に寄りかかる(依存する)体制になってしまい、
そこで繋ぎの野球をすればいいものを、カブレラ選手に影響されて大きいのを狙い過ぎています。
特に松井稼頭央選手。
タイプ的には1番で出塁が期待されるのですが、ホームランを狙い過ぎて打撃が粗くなってます。
近年の筋力トレーニング導入によって、選手のパワーが格段に伸びたものの、
それによって自分の打撃・技術を伸ばすことを忘れてしまっているのかもしれません。
もっと「確実に打球を転がす」「右に打つ」「変化球打ち」「臭い球はカット、甘い球を巧打」「確実にバント」と、
テクニック面を伸ばしていく必要があるのではないでしょうか。
今のライオンズはそういった野球に対する意識が不足しているような気がします。

前半戦の戦いを見ても大味な試合が多いです。
もっとバント・機動力を絡めながら、犠牲フライで確実に加点する野球をして欲しいです。
もちろんホームランは打者も気持ち良いし、お客さんも楽しめます。
けれど勝利のためには地味でも1点ずつ確実に加点する野球が必要なわけです。
ファンも選手もそれを意識して欲しいですね。
ライオンズファンはそういう野球が好きでファンになった人が多いでしょうから、
緻密な野球に対する意識を強くもってもらいたいです。
伊原監督1人が訴えてもダメ。もっと選手の方から大味な野球ではダメなんだと強く意識して欲しいです。
特に松井稼頭央・小関選手らの1・2番は(^^;
脱地味とか言うんじゃねー(笑) 学会員の集まりで「首位打者取ります」なんて間違っても言うなー(笑)
地味で大変結構、玄人好みの選手になれ!


さてと前半戦不振の原因はこれで良しとして…今日の収穫は和田選手でしょう。
ここ数試合、センター方向を中心に強い打球が飛んでいたので、調子上がってきてると見てましたが…
今日の試合で確信に変わりましたね。
8回の外角ストレート離れたボールを腕一杯に伸ばして打ち、打球はライトスタンドへ伸びて入るホームラン!
これが見たかった、このホームランを待ち焦がれていました!
これこそが和田選手の打球です。
腰痛からの復帰以降、引っ張る打球が多く、右方向へのホームランはほとんどありませんでした。
今日みたいなバットの先端で捉えるような打球は復帰後初じゃないでしょうか?
ようやくセンターから右を意識した和田選手のバッティングが戻ってきたなと感じています。
これならカブレラ選手の欠場時に見せていた、素晴らしい打撃を後半戦でも見れることでしょう。
前半戦の最後に良い手応えを掴みましたね。これで5番打者は安泰です!



それと松坂投手の肘痛ですが、怪我の程度はまだ分かりません。
ただオールスターは出場辞退となるので、後半戦開始から10試合は出場することができません。
先発ローテーションを2回飛ばすことになります。
それで帰ってこれればいいですが… 箇所が箇所だけに心配な面があります。
怪物の回復力を信じて待ちましょう。

後半戦に向けてのライオンズですが、意識改革が必要だと思います。
伊原監督の野球をもっと知ろうとし、緻密な野球に対する意識を強く持つことが常勝ライオンズ復活の鍵です。
選手は野球が大味になっていて、打線の流れができていないことを今一度反省する必要があるでしょう。
そしてそれをコーチ陣は諌めないといけません。それが優勝への第一歩ですね。

首脳陣が気を使うべきは、守備面・投手陣の立て直しでしょう。
特に若いバッテリー、細川・野田選手のリードを徹底的に叩いていかないと。
(伊東選手の性格上、潰れるほどやってそうですが(^^;)
またバントシフト・守備陣形・連携・走塁面などの確認も必要と。
あとは投手陣の遣り繰り。松坂・森・豊田投手らに負担が行き過ぎたので、底上げが必要となります。
先発投手陣の再編、リリーフ陣を安定させることが第一ですね。
それには起用法をしっかり定めていくことでしょう。
森投手は勝ちゲームの8回限定、それ以外は他のリリーフに任せるなど。
このままでジリ貧なだけに、負けを多少覚悟しながらも大胆に起用していくことが求められます。
そうやっていけば帆足投手のように戦力になる投手が出てくるでしょうからね。

パリーグの3強はしばらく揺らがないでしょうから、秋までの1ヶ月間、
離されないようにしながら今一度、チームの再建をしていきましょう。
この3連敗はその良い契機になったと思います。
後半戦から出直しです。まだまだ優勝目指して、ガンバレ、ライオンズ!!




7月12日 西武ライオンズ 3−6 福岡ダイエーホークス

(ダ)斉藤(9回)
(西)張(5回2/3)−長田(1回)−森(1/3)−三井(2回)
(本)松中14号、大島4号
ダイエー
西武

日ハム−近鉄 オリ−ロッテ 阪神−巨人 広島−中日 ヤク−横浜
11−14 10−7 14−3 6−4 9−5

セットアッパー森が踏ん張れず…打線も振るわず、ダイエーに連敗…
正直、この2連敗はショック大きいです。
6月の時は福岡ドームということで仕方ないかなと割り切れましたが、
本拠地の西武ドーム、しかもダイエー相手には相性良いはずの球場で連敗したのは辛いです。
今までの流れだと西武ドームでダイエーに勝てたんですが…この連敗は計算できませんでした。
幸いダイエーが下位チームに取りこぼしているようですから、そこが救いだとはいえ…
明日の試合を必ず取り、後半戦になんとか巻き返すしかありませんね。

今日の試合は全てを見ていなかったこともあり、あっさり目に振り返ります。

今日のライオンズ先発、張投手はコントロールが安定していました。
ストレートのキレもまあまあ。チェンジアップ・フォーク・スライダーを上手く打たせていましたね。
前半はナイスピッチングを繰り広げていました。

2回表、先頭の松中選手を四球で出し、続く城島選手にもレフト前ヒットを打たれてピンチを作ります。
しかしここはバルデス選手をセカンドゴロ併殺、大道選手をライトフライに打ち取って0に抑えます。

3回裏、先頭の平尾選手がバットを折りながらもレフト前に運びますが、
細川選手が送りバントを打ち上げてしまい、キャッチャーファールフライ。送れずに凡退となります。

4回裏のライオンズは斉藤投手のストレートに的を絞り、積極的な打撃に出ます。
1アウトから3番後藤選手がレフト線への2ベースヒットで出塁し、
カブレラ選手がインサイド詰まりながらもレフトフェンスに直撃させる先制タイムリー2ベースを放ち、
続く和田選手もセンター前ヒットで続き、
6番の佐藤選手が思い切りの良いスイングで、あわやプロ初HRかと思うほどの当たりで、
レフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを放ち、さらに1アウト2・3塁と大量点のチャンスを作ります。
しかし平尾選手が初球の甘い変化球を見逃すなどして、最後は空振り三振に倒れ、2アウト。
ここで細川選手が意表を突くセーフティーバントを見せ、一塁への足が速くセーフ。
ただ自分の判断だったため、3塁ランナーは動けず。2アウト満塁。
チャンスに強い高木浩之選手を迎えますが、同じく甘い変化球を見逃して追い込まれ、
最後はショートゴロに倒れてしまい、2点止まりで終わってしまいます。

5回裏からはダイエーバッテリーが変化球主体のピッチングに切り替え。
コントロール重視で攻めていくことになります。
ライオンズの打者はその変身に戸惑い、狙い球を絞ることができずにイニングが進んで行きます。

6回表、張投手にやや疲れが見え、コントロールが甘くなってしまいます。
私見ですが、今年の張投手は6回に息切れするケースが目立ちます。
やっぱりキャンプを十分しなかったことで、スタミナが不足しているのでしょうか…
今日も1アウトから村松選手にレフト前ヒットを許し、続く川崎選手の所で盗塁されてしまいます。
 (投げたボールがワンバウンドのチェンジアップ、細川選手が良い送球するも間に合わず」
そして川崎選手にライトフェンス直撃のタイムリー3ベースを打たれ、1点を失います。
 (ライトの佐藤選手が適切にクッションボールを取るも足が速く、一気に3塁へいく好走塁)
井口選手はチェンジアップで空振り三振に抑えるも、松中選手に制球乱し、四球。
城島選手の当たりは打ち取ったものの、ショート左を抜けるセンター前タイムリーヒット。
同点に追い付かれて降板、2番手の長田投手がマウンドに上がり、後続を断ちます。

7回表、長田投手は2アウトを取るも、村松選手に左中間へ2ベースを打たれて降板。
勝ちパターン継投の森投手をマウンドに送ります。
川崎選手の当たりは一二塁間深くへのゴロ、高木浩之選手が飛び込むも一歩及ばず…
セカンドへのタイムリー内安打で勝ち越しを許してしまいます。
さらに井口選手の所で川崎選手が盗塁を仕掛け、低めのフォークを取って送球するも空タッチで判定はセーフ。
直後のフォークがワンバウンドのワイルドピッチ(右横に落とす)で3塁に行かせてしまいます。
ここで井口選手はセンター前タイムリーヒット、
続く松中選手に高めストレートを左中間スタンドに運ばれてしまい、この回だけで4失点。
リリーフエースの森投手が打たれてしまい、点差が広がってしまいます。

ライオンズは8回裏、代打の大島選手がインサイド低めフォークを綺麗なスイングで打ち、
ライトスタンドへのホームランを放ちますが、反撃はこの1点のみ。
斉藤投手を打ち崩せないまま、試合終了、3−6で敗戦となってしまいました。



今日の敗因は難しいですね。投手陣のせいにするのは酷なのかも。
勝ち越された場面での森投手の投入はライオンズの継投なわけですし、
張投手も5回まではナイスピッチングを繰り広げていました。
6回で崩れるケースが多かったですし、継投のタイミングはあれしかなかったと思います。
やっぱり今日の試合も打線でしょうね…

ポイントは4回裏の攻撃。
今日の斉藤投手はカウントを取るストレートの走りがイマイチ(決める時はキレありましたが)
そのストレートを狙い、後藤・カブレラ選手が連打!
これによって斉藤投手が動揺し、変化球の制球も甘くなって和田選手がカーブをセンター前に運び、
佐藤選手は高めに浮いたスライダーを捉えてレフトフェンス直撃のタイムリー2ベース。
どれもカウントを取りにいく甘いボールを見逃さずに打っていました。
なのに平尾選手は初球の高めの甘いスライダーを見逃し、打ちやすいスライダーを空振り、
追い込まれての低めフォークで空振り三振です。
正直言って斉藤投手は追い込まれると苦しい投手です。
フォークがよくコントロールされますし、縦のカーブも良い、ストレートもキレがある。
攻略するにはその前の打者達のようにカウント球を逃さずに打つしかないわけです。
それが甘い球を見逃し・空振り…これではいけません。
細川選手のナイスセーフティーの後、満塁となった場面での高木浩之選手も同じ。
2ストライク目のスライダーは厳しかったですが、初球の高めスライダーは打ち頃でした
その球を見逃してしまったのは勿体無かったです。
もしも2人が積極的に打っていあたなら、斉藤投手をKOできたかもしれません。
それほど斉藤投手の動揺は大きい場面でした。結果的にこの回の攻撃が勝敗を分けたと思います。
「点は取れる時に取っておかなければダメ」
「1打席において1球の失投を見逃してしまうと、打者は負け」
そういった言葉が身に染みるシーンでした。

投手陣では森投手が打たれてしまったのが残念です。
んー、なんだろ、どうも森投手は休み空け、かつ登板間隔空いた1戦目は打たれますね。どうしてなんでしょう?
そんでもって連投となった次の日は素晴らしいピッチングを見せてくれます。
やっぱり使えば使うほど良くなる投手なんでしょうか?
今日はその嫌な方のイメージが当たってしまいました…
もしもイメージだけでなく、そういうデータがあったとすれば、
昨日1イニング使うなり、イニングの頭から始めるなりした方が良かったかもしれません。
三連投となったとしてもオールスター休みがあるので間隔空けられましたから。
…まぁ、結果論に過ぎませんね。継投の判断は妥当と言わないまでも、納得いくタイミングでした。
ただ井口選手ならまだしも、川崎選手の所で長田投手を代える必要があったかどうかは…一考の余地あり。
もう少し長田投手を信頼してもいいんじゃないかと。
このままでは森投手に対する負担が大き過ぎますね。ちょっと可哀想。

張投手は立ち上がり2イニングと6・7回の失点が目立ちます。
スタミナ不足なんでしょうかねぇ…自主トレさぼったツケはやっぱりあったか。
たぶん本人はスタミナではないと思ってるでしょうが、ボールの抜け方・腕の振りなどが明らかに違いました。
もう少し長いイニングを安定した投球ができるようになって欲しいです。
明日から台湾に一時帰郷するそうですが、ここは鬼の父親にガツンと喝を入れてもらいましょう(^^;
そういえば昨年9月時はホームシックという話もありましたね…メンタル・肉体面が不安だよ(涙)
技術面はかなり高く、松坂投手に匹敵する能力持ってるんですがねぇ…勿体無い。
この一時帰郷で張投手が代わってくれることを祈るばかりです。台湾の皆様、よろしくお願いします。

打線に関してですが、1・2番の出塁率の悪さ、どうにかなりませんかね?
昨日・今日と和田選手はセンター方向を中心にシュアなバッティングを見せており、打撃は上向きです。
けれど1・2番が満足なチャンスを作れず、クリーンアップがチャンスメーカーになってしまっています。
ダイエーの村松・川崎選手が打撃・走塁に活躍してたのとは対称的です。
1番の松井選手は存在感・相手チームに与えるプレッシャーを考えると動かせませんから、2番打者が問題。
小関選手を我慢強く使ってきたものの、成績は日によって。なかなか調子が上がってきません。
今日2番で使われた大友選手も昇格後に満足な成績は残せずじまい…
2番打者の弱さがチームに大きく影響しているような気がします。
前半戦も終わりに近づいていますし、レギュラーへの我慢もそろそろ限界でしょう。
もうここはスパッと代えるべきなのかもしれません。
代役で思い浮かぶのは結果を残している柴田・佐藤選手。
柴田選手は怪我で2軍落ちしていますが、佐藤選手は右打・思い切り良いスイングと活躍しています。
役回りの多い2番で積極さを失わなければ、良い結果を残してくれることでしょう。
区切れの時期ですし、そろそろ決断を下してもいいと思います。



まさかの連敗でライオンズは後がなくなりました。
3連敗となるとゲーム差が一気に広がってしまうだけに、明日の試合は絶対に勝利しなければなりません。
エースの松坂投手が好投し、打線が新垣投手を打ち崩す展開を期待したいものです。
…いや、内容はこの際だから二の次。とにかく勝ってください。
終わり良ければ全て良しと言いますし、前半戦を良い形で閉めましょうや(^^;
そんなわけで明日こそ勝利を! ガンバレ、ライオンズ!!




7月11日 西武ライオンズ 0−3 福岡ダイエーホークス

(ダ)和田(9回)
(西)帆足(5回)−長田(2回)−土肥(2/3)−
 芝崎(1/3)−三井(1回)
ダイエー
西武

日ハム−近鉄 オリ−ロッテ 阪神−巨人 広島−中日
5−9 14−1 雨天中止

5回ミスが絡んで2失点… 打線も後半粘るも点数入らず、完封負け…
打てない、打てない、打てない、打てない…和田投手を打てない…
そろそろ打てるかなと思ってたんですが…終盤は良い感じでチャンス作ったんですがね…
点数入らなきゃ意味ないですな…(涙)
まぁ、次回登板に向けての手応えはあったけれど、
前半これだけチャンスらしいチャンスを作れないのでは失望感大きいです。とほほ…

ピッチングスタッフは帆足・長田投手らは悪くありませんでした。
先発の帆足投手は立ち上がりに少し制球を乱したものの、2回以降は低めに集めるナイスピッチングでした。
5回の2失点は先頭打者をヒットで出した後のカブレラ選手のバント処理が問題…
足の速い村松選手の送りバントでファーストのカブレラ選手がやや緩慢な動きで捕球しに行き、
送球する際にボールが手に付かず、握りなおしてしまったため、送球が少し逸れてしまいセーフ。
ノーアウト1・2塁となり、出口選手が送りバント成功。
井口選手をサードゴロに打ち取るのですが、松中選手の所で帆足投手が痛恨のボークで失点…
 (サインを見て、投球動作に入るかという所で、またサインを見ようとして肩が動いてしまったボーク)
そのショックを引きずってしまい、城島選手にもタイムリー…
カブレラ選手の軽率なバント処理、帆足投手のボークが痛すぎました。
今日の帆足投手なら、あのピンチも凌げただろうに… ミスはつくづく痛いですなぁ…
昨日の伊原監督の言葉は選手に届かなかったか… これじゃ勝てませんね(涙)


試合展開説明〜 ショックで気力なし。メモをコピペで勘弁して(見難いでしょうが)
注意:メモに付き敬称略。選手名の後ろには「選手」「投手」が書いてあると思って(爆)

1回表 村松四球、出口バントせずセンターフライ。井口、詰まりサードゴロ。
     松中、カーブインハイ甘く入ってライトフェンス直撃タイムリー。城島インハイストレート三遊間ヒット。
     バルデス、ポーンとショート後方に飛ぶも松井がジャンプ一番ナイスキャッチ!
1回裏 松井、合わずに三振。小関、死球。後藤、詰まってショートゴロ併殺。
2回表 ズレータ、追い込むも死球。川崎、バスターファール、送りバントファール、送りバント空振り三振。
     鳥越、バット折れてセカンドゴロ。村松、センターフライ。
     帆足、外角のカーブを有効的に使う◎
2回裏 カブレラ、真中ストレートで空振り三振。
     和田、インロー変化球センター前ヒット。佐藤、バントエンドラン
      (サインミス? 普通にエンドラン→バントのサイン。和田がサインミス)
     マクレーン、追い込まれても粘ってフルカウントから外し気味の四球。
     細川、空振り三振(ストレートタイミング合わず)
     バット寝かし過ぎ、細川。バット遠回りが余計酷く?
3回表 簡単に三者凡退。コントロール安定。低めに制球。
     出口、パームで空振り三振。井口、インローカーブ、ショート低めのライナー、松井ナイスキャッチ!
     カブレラ、スローカーブでファーストゴロ。
3回裏 和田、チェンジアップ落ちいまいち。
     スライダー→スラーブに(松井談)
     平尾、チェンジアップバットに乗せてライト前ヒット! 松井、タイミング合わず空振り三振。
     小関、チェンジアップ打たされセンターフライ。後藤、カーブに合わず空振り三振。
4回表 城島、ショートゴロ。バルデス、インハイストレートを詰まりながらセンター前へ。
     ズレータ、全く合わずに空振り三振。
     ズレータ…王監督が大きいのをねだり、それから振りが大きく。広角打ちだったのに(秋山談)
     川崎、空振り三振
4回裏 カブレラ、低めチェンジアップワンバウンド、空振り三振。
     和田、空振り三振。
     佐藤、右打ちもセカンドゴロ。
5回表 鳥越、カーブ真中に入りセンター前ヒット。
     村松、送りバントをカブレラが捕るまでが遅く、送球を慌てて、1塁セーフ。
     出口、送りバント。井口、低めパームでサードゴロ、三本間封殺。
     松中、ボークで1点献上(投球動作に入る・入らないの微妙な動き) 歩かせ、四球。
     城島、センター前タイムリー。バルデス、死球。(コントロールままならず)
     ズレータ、ショートライナー。
5回裏 マクレーン、フルカウントも打ち損じ、レフト前方のショートフライ。
     細川、ピッチャーゴロ。平尾、中に入ってくる変化球をセンター前ヒット。 
     松井、高めチェンジアップを見逃し三振。
対和田 打たされている、撫でるような中途半端な打撃が多い。
      しっかり振ることができていない→ヒットにならない。
      タイミング合わずに空振りするから打たされている。
6回表 長田が登板。自信を持って投げ込む。三者凡退(2三振)
6回裏 小関、粘るも空振り三振。後藤、四球。
     カブレラ、初球ストレート逆球インコース、打ち上げてセカンド後方フライ。
     和田、良い当たりも三塁線のゴロ、川崎判断良く2塁へ送球アウト。
7回表 1アウトから井口に四球(コース的にストライク?)
     松中、インハイストレートをライト線へヒット(松中上手し)
     城島、変化球打たせてピッチャーゴロ併殺。
7回裏 佐藤、平凡なライトフライ。
     マクレーン、鋭い当たりも打球上がらずセンター深くへのライナー。
     代打、犬伏、バットの先もセンター方向へ、井口追いつくも送球逸れてセーフ。
     平尾、高めストレート、中途半端で空振り三振。
8回表 土肥が登板。コントロール甘い。
     バルデス、センター前ヒット。ズレータ、レフト大きなフライ(バットの先っぽ)
     川崎、三振(コントロール○) 鳥越、甘く入りレフト前ヒット。
     ここで芝崎が登板。
     高めに行ってしまうものの、前進守備のセンター佐藤が後ろに下がり、右中間のフライアウト。
8回裏 松井、高めチェンジアップ引っ張りセンター前ヒット!
     小関、エンドラン。鳥越の逆を突くも、なんとか追い付き、一塁送球アウト(ショート定位置なら抜けたか)
     後藤、粘って右方向に鋭いライナーを打ち返すもファーストライナー。松井戻れず併殺。
9回表 芝崎続投。
     柴原、四球。井口、ボテボテサードゴロで内安打。
     ここで三井に交代。
     松中、インフィールドフライ。ショートフライ。
     城島、ライトフライ。前進守備のライトがバックして、定位置後ろのフライをキャッチ。タッチアップ3塁。
     バルデス、インコースボール球変化球打たせてキャッチャーファールフライ。
     三井、ボール球多し。けれどそれをダイエーの打者が打ち上げてくれる。
9回裏 カブレラ、スライダー打ち上げてキャッチャーフライ。
     和田、ラインドライブ掛かった打球がセンター方向へいくもショート鳥越の守備範囲、ショートゴロ。
     佐藤、ノースリーから立て直されるもインコースストレート、レフト線へ2ベースヒット!
     マクレーン、高めストレート打ち上げてショートフライ。ゲームセット。



敗因は前述の通り。5回表のカブレラ選手のバント処理(村松選手の内安打)でしょう。
普通に処理していればアウトだっただけに勿体無いです。
こういうミスが出ると勝てませんよ。ライオンズらしくないプレーをやってしまいました。

帆足投手のボークに関しては… うーん、軽率と言えば軽率なのかな?
ピッチャーってやったことないので分かりません。ボーク関連は。
ただ打者の松中選手も走者もコーチも一瞬にして指差してたので、初歩的なものだったのでしょう。
おそらくバッテリー間のサインのやり取りがスムーズに行ってなかったんだと思います。
だから単純に帆足投手のせいだとも言えないかも…よく分かりませんが(^^;
ま、今日のは仕方ないとして、これを引きずらないことですよね。
ボーク後は逆球が増えて、コントロールを乱してしまいました。こういうことがないようにして欲しいです。
…打線が手も足も出ず、2アウトからボークで失点してしまったわけですから動揺するなという方が無理か…
次回登板でランナーを出したとしても、慌てることなく落ち着いて投げて欲しいです。
それさえできればOK。高い授業料払ったと思えばいいでしょう(爆)
投球内容自体は良かったと思います。
立ち上がりのコントロールがイマイチだったものの、外角の変化球の使い方が上手でした。
左打者にも外角に変化球を集められましたし、インサイドをストレートで突けていました。
投球内容は十分合格点ですね。

打線はなぁ… ここまで打てないとイライラしてしまいます…
今日の和田投手の調子自体はそれほどだったと思います。
スライダー・チェンジアップのキレがいまいちに見えました。
ただその分、和田投手がコントロールに気をつけて投げたようで、コントロールは抜群だったようです。
それに対するライオンズの打者の対応ですが… バッティングができていないのが…
「ボールが見えにくく、空振りが多い→なんとかバットに当てなきゃ→中途半端なスイング」こんな感じ。
そういうバッティングだから良い当たりがない、ヒットにならないように見えました。
「ダメでもしっかり振らないと結果残らないよ〜」と中盤まで唸ってました…

良くなってきたのは7回辺り。
マクレーン選手のセンターフライですね。
今日のマクレーン選手はボールが見えていて、低めの変化球を見極めていました。
そんな中でストレートを打って鋭いセンターライナー。打った瞬間は行くかなと思うほどの良い当たり。
残念ながら打球はありませんでしたが、それまでにはなかった良い当たりでしたね。
そして8回裏の松井選手のレフト前ヒット。
前の打席で変化球をカットして粘り、最後は高めに抜けたチェンジアップを見逃しての三振でした。
三振だったものの、それまでのファールで打てそうな気がしていたそうです。
それを証明するかのようなヒット。1・2打席はタイミングさっぱりでしたが、ようやく合った瞬間でした。
でもって後藤選手のファーストライナー… 運がありませんでしたね…
完璧な当たりでした。外角高めのストレート、右方向へ痛烈な打球…しかし松中選手のグラブの中へ…
左右どちらかに抜けていればタイムリーヒットだったでしょう。
そうなるとカブレラ選手、一発で同点という舞台を作ることができました。
…今日はダイエー側にライナー性の当たりが多かったので「ツキがあるのかな」と思ってましたが、
最後の最後でツキに見放されたという感じです。

9回の佐藤選手の2ベースも良かったと思いますし、終盤の当たり自体は悪くありませんでした。
小関・和田・平尾選手当たりも前半に捉えた打球があったので問題なし。
前半にブレーキになってしまった松井・後藤選手が最終打席で良い感触を掴めたのは好材料か…
…もう少し早ければ勝てたんですがねぇ(涙) それだけ良いピッチャーだということか…
これで合ってないのはカブレラ選手だけ。2本塁打してるのですが、いずれも終盤の失投だったと思います。
今日は合ってなかったようですし、もう少しかなと感じています。
何はともあれ、次回対戦に向けての材料が揃った感があるので、次回対戦時は必ずや攻略して欲しいですね。



今日ライオンズが負けてしまったことで、明日の試合は絶対に勝たなければなりません。
復帰登板となる張誌家投手がどの程度のピッチングができるか…これが鍵でしょうね。
前回登板は「肘が痛い」ということで2回持たずに大量失点KOされましたが、
ダイエー戦自体の相性は良い方です。
まだダイエーに打線の繋がりが見られないので、張投手が自分の投球をすれば抑えられると思います。
来日当初の素晴らしいピッチングを期待したいですね。

打線は今日の悔しさを明日に晴らさなければ!
和田投手もそうですが、斉藤投手にも抑えられてしまっています。
松坂投手を抜いてハーラートップの11勝を上げていますから、なんとしても土を付けましょう!
ライオンズの意地を明日の試合で見せて勝利を飾り、その勢いのままエース松坂投手の好投に繋げたい所です!
明日こそガンバレ、ライオンズ!!





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