2003年西武ライオンズ応援日記


(松井稼頭央、FAで巨人!?報道に関して)
まず言いたいのが、「タイミング最悪なんだよ、このボケ新聞社が!」
セリーグの試合がなく、もう優勝は阪神に決まりだからといって、ストーブリーグみたいなネタはないでしょ。
このためのマンデーパリーグなのにね。
巨人という文字を使えば売れるという根性はいい加減捨てて欲しいものです。
だから日本の野球はオヤジ達の楽しみにしかならんわけです。少年ファン置き去りだろ、これじゃね…
タイミング的なことを言えば、松井選手のお祖父さんが亡くなったそうです。
飛行機を使って葬式に出てとんぼ返りという強行軍になると文化放送で言っていました。
FAに関して完全封印している松井選手にとっては心理的負担が重なった形でしょうねぇ…
報道するにしても無神経、選手のことを完全無視した報道だと思います。
ただでさえ今年は調子に乗り切れてないんですから、勘弁してくださいよ… アホアホ、マスコミめ…

冷静に見ると、「今年FA権を獲得する西武の松井稼頭央選手を、ジャイアンツが獲得を狙う」というものです。
勘違いしないで欲しいのは、稼頭央選手がジャイアンツに行きたいと言ってるわけではないということです。
稼頭央選手はむしろ被害者ですから、批判するのはジャイアンツだけにしておきましょう(^^;

スポニチを整理すると、
 「FA権行使な情勢で、大リーグ移籍が確実視されていたが、
 親しい関係者によると家族の反対などの理由で国内移籍を示唆したという話もあり、西武残留の可能性もあるが、
 『大観衆の前でプレーを続けたい強い意向がある』(同関係者)だけに巨人が候補の1つ」

日刊を整理すると、
 「マリナーズのテッド・ハイド環太平洋スカウト部長の来日目的は『動向調査』であり、
 『イチローや松井らは前々からメジャー志向が強かったが、リトル松井はメジャーに不安があるとの声もある。
 メジャーか日本か五分五分だと予想している』と話しており、日本残留の可能性もある」


今年になってから稼頭央選手はFAの話を封印してますから、親しい関係者の話は疑わしいです。
昨年までの情報なら分かりますが…そうだとすれば、こじつけ記事ですね。
確か昨年までの話だと、「メジャーという夢はある。家族のことを考えると分からない」という感じでした。
ラジオの収録での生の声でしたから、本音なのでしょう。
同時に「流れがメジャーだからと安易に決めたくはない」とも話していました。
だから国内残留の可能性はあるのは確かだと思います。
ただ残留の際にFA権行使するかどうかは言及していません。
おそらくスポニチの記事は「大リーグ移籍はFA移籍→FA確実」、「大観衆〜」はヒーローインタビュー等の奴でしょう。
それは西武ドームにお客さんを呼ぶために、ヒーローインタビューで誘いをかける方針だったと思います。
これで出て行くなら、ライオンズの選手はみんな巨人に行くことになりますね(苦笑)

だからといって「国内移籍」の路線が全くないわけではないと思います。
西武球団側の対応次第では、移籍の可能性が出てくるかもしれません。
金銭面を気にする選手ではないので、複数年契約など将来の保障をしていくことが大切だと思います。
ライオンズは複数年は認めていませんが、FA等の問題がある以上、柔軟に対応してもらいたいものです。
ちょっと「FAでメジャーへ」の路線が確定しすぎている感があるので、
こういった浮付いた記事が出た以上、引き止めの体制を整えることが大切でしょうね。


もしジャイアンツに移籍した場合、ジャイアンツ側はセンター起用も検討しているとか…
ショートにこだわる場合は、二岡選手をサードで起用するとかいう話。
今年のドラフトで早稲田の鳥谷選手も狙っていて、獲得の場合はサード・セカンドコンバートだとか。
松井選手も鳥谷選手もショートにこだわり見せていたはずなんですけど…
特に松井選手は40歳ショートとかなりこだわっているようです。
メジャー移籍を決断できない理由の1つに「ショートのこだわり」もあるでしょうね。
メジャーの内野はレベルが高いから外野コンバートという話が聞こえてきますから。
ですから、ジャイアンツ移籍は正直薄いかなぁと。
でも子供の頃の好きな選手が「原辰則」だったりするので心配と(笑)
移籍先としてはなくないでしょうが、二岡選手のこともありますし、
西武ファンが納得しないことは松井選手も分かってるでしょうし…
西武ファンのジャイアンツに対する敵視は並々ならぬものがありますからなぁ。
清原選手は入団の経緯がありますから、半分諦めてたことあったでしょうが…もしG移籍となれば大変じゃないかと。

ただジャイアンツに限らず、セリーグ球団に移籍したとすると、
今、ライオンズにいるような高い評価を受けるかどうかは疑問があります<成績云々ではなく
まず守備が批判されてしまうことでしょう。
松井選手の守備の魅力はダイナミックなプレー、
少々無理な体勢からでも送球できる身のこなし・肩の強さを生かしたプレーです。
普通では追いつかない打球や、内安打になってしまう打球をもアウトにしてしまうスーパープレーが持ち味。
けれどそんなプレーとは対称的に簡単なプレーをエラーしてしまうなど雑な面もあります。
堅実な守備が好まれるセリーグでは理解され難い気がします。
なんというか「宮本>池山」という感じじゃないですか。守備の面では。
ある程度のエラーがある以上、そこばかり批判されてしまい、松井選手の守備の魅力が伝わりにくいと思います。
もう1つは打撃の粗さです。
長打力が増してホームランが多くなってから、打たなくてもいいボールまで打ちにいくことが多くなりました。
インコース低めのボール球など振らなくても良いところを振って三振、もしくはポップフライと。
3割は打つも首位打者争いできない理由はそこにあると思います。
そういう意味では変化球中心でボール球多用のセリーグですぐに結果が出るかといえば難しいところです。
 (最終的には相手の攻めに慣れて結果残すでしょうが。それまでの批判に耐えられるかが問題)
今のダイナミックなプレーを続けたいならば、パリーグかメジャーで続けるのがいいと思います。
セリーグではこじんまりしてしまい、松井選手の魅力がなくなってしまうでしょう。
メジャーだと内野の連携の問題がネックか。
ショートだけでなく内野にこだわるならば、パリーグ、つまりは残留がベストですよと説得(^^;

立浪選手が2000本安打を達成し、清原選手も達成となれば、
それに続くような選手が見当たらないだけに、日本球界を盛り上げるためにも西武残留して欲しいです。
そして多くの記録を塗り替えていって欲しいですね。
2000本安打はもちろんのこと、300本塁打300盗塁、
日本人初の400本塁打400盗塁を狙って欲しいです。
ボンズ選手の500本塁打500盗塁は難しいでしょうが。そう言わずに狙って見ますか?(^^;
足と長打力を生かした大記録を是非とも打ち立てて欲しいです。

なにはともあれ、今はシーズン中。
松井選手にとっても、ライオンズにとっても、この報道は障害以外の何ものでもなし。
ま、読売スカウト陣や巨人ファンが少しでも西武ドームに来てくれれば万々歳としておきましょうか(笑)
まずは優勝、そして悲願の日本一へ!
今年しっかりとした成績を残し、オフにすっきりした決断をして欲しいですね。




6月30日 西武ライオンズ 5−3 オリックスブルーウェーブ

(西)後藤光(8回)−豊田(1回)
(オ)金田(2回2/3)−吉井(3回1/3)−小倉(3回)
(本)後藤武7号、マクレーン17号、谷7号、ブラウン10号
西武
オリックス

近鉄−ダイ
5−2

ホームラン攻勢でライオンズが先行。後藤が尻上がりに良くなって4勝目!
1回の後藤選手のホームラン、2回のマクレーン選手のホームラン、
3回にはカブレラ・佐藤選手のタイムリーヒットと序盤から優位に進み、
安心して試合展開を見届けられました。
先発の後藤投手は立ち上がりは少しボールが高くて失点してしまったようですが、
低めの制球を取り戻し、尻上がりに良くなっていったようです。
今日はベンチ入り投手が、三井・内薗・土肥・森・豊田投手と合計6人しかいませんでしたから、
8回まで投げきってくれたのは大きいですね。
明日の先発は潮崎投手ということでリリーフの出番が増えますし、
昨日は森投手が3イニング投げましたから。
リリーフ陣に小休止入ったのは良かったです。

試合展開は1回表、後藤選手が金田投手の外から入ってくるカーブを
逆らわずにセンター方向へ打ち返すバッティングを見せ、打球が伸びてそのままスタンドイン!
後藤選手のホームランで先制します。
これには解説の山崎裕之氏も左投手のカーブ打ちの手本と褒めていました。
さらに2回表には四球で出た和田選手を佐藤選手が送り、
マクレーン選手が内よりに入ってくるカーブを同じように捉えて、2ランホームラン!
立ち上がりの金田投手から2本のホームランでライオンズがリードを奪います。

2回裏、後藤投手は1アウトから塩谷選手にヒットを打たれ、オーティズ選手を打ち取った後、
竜太郎選手にライトオーバーのヒットを打たれ、ランナー一気にホームイン…もエンタイトル。
ランナーが戻されて、2アウト2・3塁となります。
続く三輪選手はサードゴロに打ち取りますが、これをマクレーン選手がこぼすタイムリーエラー。
1点を失ってしまいます。

3回表、先頭の松井選手が四球で出塁し、
小関選手の送りバントは一塁線切れそうになるも塩谷選手が取ってくれたおかげで送りバント成功。
後藤選手がライト前ヒットで繋ぎ、カブレラ選手のセンター前タイムリーで1点追加、
和田選手がライトフライに倒れた後、佐藤選手が詰まりながらセンター前に運ぶタイムリーで2点目。
点を取られた後にすかさず点数を返していきます。

3回裏に後藤選手は谷選手に、8回にブラウン選手にホームランを打たれますが、その2点で終了。
ランナー出しながらも低めに投げる粘り強いピッチングでオリックス打線を抑えます。
一方の攻撃陣は吉井・小倉投手に抑えられて0点に。昨日の疲れもあったんでしょうかね。
唯一のチャンスは8回表、2アウトからカブレラ選手が2ベースで出塁し、和田選手が四球。
ここで代打の大島選手が起用され、打球はレフト前転がるヒット!
2塁ランナーのカブレラ選手が少しスタート遅れてしまい、ホームでタッチアウト。
貴重な駄目押し点追加とはなりませんでした。
それでもライオンズには豊田投手がいます。
今日絶好調の竜太郎選手にヒットは打たれましたが、後続をしっかり抑えてゲームセット。
5−3でライオンズが快勝しました。



今日の勝因は序盤からの打線の攻撃、後藤投手の粘りのピッチングでしょうね。
初回に後藤選手が、2回にマクレーン選手が金田投手の勝負球カーブを打って点数を挙げたのが大きいと思います。
3回にはタイムリーヒットで2点を挙げましたし、効率のいい得点方法でした。
序盤から打線が点数を取ったことで、立ち上がりそれほど良くない後藤投手に余裕が生まれ、
持ち味である制球力を取り戻すなど、尻上がりに良くなっていったんだと思います。
中盤以降、打線は抑えられてしまいますが、その分、後藤投手も0に抑えましたから、
投打のバランスがキッチリ噛み合った勝利といっていいでしょうね。
中押し点はなかったものの、理想的な試合運びでした。

今後の先発ローテーションの予定ですが、明日は潮崎投手が先発し、
金曜からの近鉄戦の1戦目が帆足投手で決定、2戦目は長田投手が有力視されているようです。
3戦目は松坂投手が間に合えばとのこと。ダメな場合は後藤投手が中5日のようです。
三井投手はしばらくリリーフ降格の模様。
んー、ちょっとローテーションが苦しいですね。
帆足投手を大切なローテの頭に持ってくるしかありませんし、長田投手も先発だとやや不安が残るところ。
とにかく勝てる試合を取りこぼさないように、一戦一戦確実に勝っていくしかないようです。
前半戦の首位ターンは先発の構成上、難しそうですが、戦力を整備しながら引き離されないようにし、
後半戦に向けて勢いが付くような戦い方をしていって欲しいですね。

明日は久々の潮崎投手先発です。5回まで試合を作り、リリーフ投手陣を繋いで勝利したいですね。
今日の試合のように、先制点を奪って優位に試合を進めていってもらいたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




6月29日 西武ライオンズ 11−10 福岡ダイエーホークス

10 11 (西)三井(2回)−長田(3回)−帆足(2回)−
 森(3回)−豊田(1回)
(ダ)杉内(2回)−水田(2回2/3)−篠原(2回1/3)−
 吉田(2/3)−岡本(2回1/3)−佐藤(1回)
(本)井口14号、和田15号、カブレラ24号
西武 11
ダイエー 10

ハム−近鉄 ロッテ−オリ 中日−巨人 横浜−阪神 広島−ヤク
1−2 3−2 1−6 2−6 9−10

ライオンズ逆転勝利! 両チーム決めて欠くも、最後はカブレラ一発で勝利!
今日はNHKで中継やってくれましたね〜
久々のクリアな映像で野球が見れてラッキー♪ 開始直後は0−5で欝でしたが(苦笑)
私は8回裏から出かけてしまったのでノーチェック、11回辺りからNACK5の電波圏に入って勝ち越し。
得点の入った箇所はチェックできたので、そこらを中心に書いていこうと思います。


1回裏、立ち上がりの三井投手は高低にボールのバラつきがあったらしく、
村松選手に2ベースを打たれ、川崎選手がピッチャー内安打(?)、井口選手の四球を挟み、
松中選手のタイムリーヒット、城島選手の打球はサード平尾選手のタイムリーエラーで2失点、
バルデス選手はキャッチャーフライも、ズレータ・ネルソン選手の連続ヒットで2失点、計5失点してしまいます。

2回表、先頭の和田選手が右中間抜く2ベースヒットで出塁し、佐藤選手が送りバントを決めますが、
平尾選手がピッチャーゴロ、伊東選手の四球を挟み、高木選手がファーストゴロで無得点に終わってしまいます。

2回裏には先頭の川崎選手をヒットで出し、バルデス選手のタイムリーで1失点。
2戦連続でリリーフを消費している以上、先発投手が頑張らなければいけないのに関わらず、
2回で0−6と劣勢に立たされてしまいます。

しかし3回表、杉内投手が突如乱れ、腕が振れずに、ボールのキレがなくなっていきます。
先頭の松井選手がレフト前ヒットで出塁し、続く小関選手もレフト前ヒットで繋ぎ、
3番の後藤選手が逆らわずに強い打球を打ち、右中間を破る2点タイムリー2ベースで後ろに繋いでいきます。
カブレラ選手もレフト前ヒットで続いてチャンスを広げ、和田選手の四球でノーアウト満塁。
ここで杉内投手がマウンドを降り、2番手の水田投手がマウンドに上がります。
ただその水田投手も腕が振れておらず、ボールにキレなし。
佐藤選手がセンター前タイムリーヒットで1点を返し、
平尾選手のサードゴロをネルソン選手が送球エラー、これで2点入り、5−6と1点差。
伊東選手はレフトフライ、高木浩之選手はセカンドゴロに倒れますが、
松井選手がセンター前タイムリーを放ち、同点に追いつきます。
その後のチャンスは小関選手がライトフライに倒れ、同点止まりとなります。

追いついたライオンズは2番手として長田投手をマウンドに送ります。
キャッチャーも代わって細川選手がマスクを被ります。
…ここでふと思ったんですが、細川選手を送るんだったら、伊東選手に代打でも良かったんじゃないでしょうか?
代打を使うのが勿体無いなら、細川選手を代打でも良かったと思います。
正直伊東選手のバッティングは期待できなくなってますから…
特に今日の水田投手なら細川選手の方がタイミング合ったと思います。
伊東選手はインコースに強いものの、外は引っ掛けがち。
細川選手はドアスイング気味でインコースに遅れるも、外は拾って右方向に強い打球を打てます。
今日の水田投手は外主体だったので、細川選手の方が良かったと思うんですがね…
まだそれだけ打撃に信頼がないということでしょうか(^^;

で、3回裏から長田投手がマウンドに上がるのですが、
打たれた後の連投のせいか、ストレートにキレ・コントロールがありませんでした。
変化球は低めに決まるなど、割と落ち着いてたと思います。
できれば打者一人目で細川選手は決断を変化球主体に切り替えるべきだったんですが…
その判断が甘いんですかね。まだ見極めが遅いと思います。
先頭のネルソン選手にライト前ヒットを打たれ、柴原選手はセカンドハーフライナー、
村松選手にレフト前ヒットを打たれ、川崎選手は高めストレート甘めセンターフライで済みましたが
井口選手にも同じような球が行ってしまい、レフトスタンドに入る3ランホームランを打たれてしまいます。
この回打たれた球は全てストレート。
変化球主体で投げさせた方が大怪我しなかったと思われます。
同点に追いついた直後だけに、この3点は勿体無かったですね。

けれどダイエーの水田投手の状態も良くならず。
4回表には和田選手がレフトスタンドにギリギリ入るホームランで1点返します。
さらに5回表には1アウトからフォアボールで出塁した細川選手が四球を選び、
高木浩之選手がエンドラン三振するも、ショートの川崎選手がカバーに入れず、細川選手が盗塁成功。
続く松井選手をフォークボールでカウント2−2と追い込むのですが、
ダイエーバッテリーは1球外に外してカウント2−3にするワケ分からん配球を見せます。
どう考えても「フォークボール投げますよ〜」という状況で、松井選手が狙い打ち。
インコース低めの良いフォークでしたが、完璧なレフトフェンス直撃のタイムリー2ベース。1点差と追いあげます。
ただここで分からないのが代打起用、小関選手に代えて木大成選手を送り、
ダイエーも投手交代、篠原投手を送り、代打の代打、マクレーン選手を起用します。
篠原投手はダイナミックなフォームから勢いあるストレートを投げて、マクレーン選手を空振り三振。
代打策は失敗に終わります。

この場面なんですが、水田投手が2回ほどではないにせよ、良い状態ではなかっただけに、
マウンドを降りてもらうような状況は作らなくて良かったと思います。
ダイエーリリーフ陣が崩れかけていたから早め早めの継投にしたかったんでしょうかね?
もちろん私も篠原投手のナイスピッチは誤算でしたが、少し勿体無かったなぁと思う瞬間でした。
水田投手が良ければ納得ですが、キレありませんでしたから… 
三振はまず考えられなかっただけに残念だった気がします。

長田投手は4回に松井選手の送球エラーでランナーを許すも併殺打で無得点。
5回は変化球主体で攻めて、三者凡退。落ち着いた投球を見せました。

6回裏からは先発ローテの帆足投手がマウンドに上がります。
(火曜誰が投げるの? 張投手が肘大丈夫っぽかったとNHKでは言ってましたが… 大胆起用ですね)
6回は2アウトから連打を浴びるもズレータ選手をパームで三振。
しかし7回裏では帆足投手の課題をもろに露呈してしまいます。
先頭のネルソン選手にヒットを打たれ、柴原選手の送りバントの後、
とんでもない高さにストレートが抜けてしまい、細川選手がジャンプして捕るも弾いてしまい、ワイルドピッチで3塁へ。
ここで村松選手は高いバウンドのファーストゴロ。3塁ランナーホームインは仕方ありません。
が、帆足投手のベースカバーが遅く(入ってなかった?)、村松選手もセーフにしてしまいます。
(ベースカバー入ってても際どかったかも。競争にはなったでしょうが、
 カブレラ選手の捕球からセーフになるまでは余裕あったのでアウトにできたと思います)
後続は盗塁死もあって抑えたのですが、課題のフィールディング面の不安を見せてしまったシーンでした。

おっとっと…その盗塁死に触れておかないと。村松選手の2塁盗塁を細川選手が刺すというものでした。
今シーズン、積極的に走っていて盗塁王の村松選手、失敗も少なかった選手です。
それがアウト、その送球も凄かったです。低いライナーで一番タッチに行き安いコース。
まさにドンピシャって感じでしたね。TVを見ていて興奮するような送球でした。
ああいった低いライナー性の送球は久々に見たような気がします。
投げ出したボールの速度がもの凄く速くて驚きました。
あれを見るためだけに球場いけますよ<バックネット裏なら(苦笑)

8回表、ダイエーは抑えの吉田投手をマウンドに送ります。
けれど吉田投手もキレいまいち。コントロールはまとまってましたが、キレが感じられませんでした。
先頭の高木浩之選手が上手くバットに乗せてセンター前ヒットで出塁、
松井選手もライト前に上手く運び、ノーアウト1・3塁のチャンスを作ります。
マクレーン選手の所で松井選手がスタートを切り、城島選手の送球が悪送球になって、
3塁ランナーの高木浩之選手がホームに突っ込み間一髪セーフ! 1点を返します。
ただマクレーン選手は三振、後藤選手はレフトフライに倒れmカブレラ選手の所でダイエーは岡本投手を送ります。
それにしても今日のダイエーは篠原投手以外、本調子じゃなかったですね。
岡本投手も持ち味のストレートのキレを欠いており、カブレラ選手のレフト前タイムリーで同点に追いつきます。
和田選手は良い当たりもセンターフライ。
またしても同点止まりとなってしまいます。

ライオンズは8回裏から森投手が登板し、3イニングを0に抑えたようです。ナイスピッチングでしたね。
攻撃の方では10回に先頭の高木浩之選手がヒットで出塁したところで、松井選手がバント失敗したんですか?
状況を知らないので分かりませんが、
8回の岡本投手の調子、今日の松井選手の打撃内容からすれば、ヒッティングで良かったと思います。
数試合前の松井選手なら迷わず送りバントですが… 今日は采配がもう少しだった気がしないでもないです。

11回表、ダイエーは佐藤投手をマウンドに送ります。
ここでカブレラ選手が決勝ホームラン!
「今年はDH出場だとホームラン量産している」というNACK5のライオンズレポーター吉野麻子さんのコメント後、
そのコメントに恥じない好結果を残してくれました。
今日は打てる気配なかったんですが。試合中に良くなったんですかね。
何はともあれナイスホームラン!
これで勝ち越したライオンズは11回裏に豊田投手が3人で締めてゲームセット。
ライオンズが逆転勝利し、1勝2敗となんとか踏み止まることに成功しました。



今日の勝因はライオンズの意地でしょうね。
特に5番の和田選手のバッティングが大きかったと思います。
ホームランはもちろんのこと、2回の2ベースヒットが見事でした。
和田選手が当たっていたことにより、ダイエーサイドはカブレラ選手と勝負せざるを得なかったのでしょう。
8回の場面、和田選手が当たっていなければカブレラ選手は歩かされてますよ。
今日の和田選手には相手ベンチに「歩かすと恐いぞ!」と思わせるものがあったということです。
和田選手が序盤から打っていたことが今日の試合をものにできた一員だと思います。

あと単純にこういう展開はライオンズに有利だという事があります。
ダイエーのリリーフ投手陣は安定していませんし、何より競ってくると長年の相性の悪さが頭を過ぎります。
序盤の両チームの失点を抜きに考えれば、5−4。
ダイエーが先行し、ライオンズ投手陣が粘りながら追い上げるというものですから、心理的に有利です。
今日はダイエーが先勝していた影響があったでしょうが…そこはライオンズの意地が優ったということでしょう。

ただ課題もちらほら。
先発の三井投手は言うまでもないですが、攻撃陣にも少々問題あります。
采配ミス(結果論ですが)もありましたが、なにより、一気に勝ち越すことができなかったのがダメですね。
3回のチャンス、水田投手の状態からすれば一気に勝ち越してもおかしくない状況でした。
NHKの解説小早川氏はまず同点でスクイズがあるかもと仰ってましたが、
2連敗しているだけに一気に勝ち越して嫌なムードを振り払う事が必要だったと思います。
8回も同点止まりでしたし… 一気に勝ち越すだけの強さが欲しいですね。

今日目立った選手は松井・カブレラ・細川選手ですね。
松井選手は左右両打席でヒットを放ち、ピッチャーが代わってもヒットが出続けましたから、
今までの復調気配とは全く違うと見ていいでしょう。
これまではピッチャーによってガラッと変わっていただけに、今日の固めうちは大きいです。
内容的にも反対方向への強い打球、ホームラン性の長打も増え、
良いところでの盗塁も決まりだしましたから、精神的にかなり積極的になれているかと。
守備のエラーで全開モードとは言えませんが(^^;
そこさえなくなれば完全復調と言っていいでしょう。ようやく本物になってきました。
カブレラ選手はバットが遠回りしていた感じでしたが、
最終打席でホームランを打つなど打席ごとに良くなっていったようです。
振り回さなければ簡単にスタンドに入るのですから、無理せず振っていけば量産体勢間違いなしです♪

あとは細川選手の肩。これはお見事!
強肩という話は聞いてましたが、実際に本格的な盗塁を刺したのを見たのは2度目。
その1度目もOP戦でしたから、公式戦では初めてですね。
いや、あそこまで凄いとは予想外。何がいいかといえば、投げ出した直後のスピードの速さ。
マウンドを通りかかるまでの速さが普通の捕手の送球とは一味も二味も違います。
あれだけ低いライナーで送球できるのは肩の強さだけでなく、一種の才能ですね。
課題としては2塁までの距離感を確実にといったところ。
焦りがあるのが2塁到達前にワンバウンドしてしまうことがあります。
送球の高さを変えれば普通に届きそうですが、今の送球を止めて欲しくないので、
今日の送球のような正確さを身につけて欲しいです。
あの送球だけで間違いなく金取れまよす。
「良い送球」は数多くあるものの、「凄い送球」は初めてかも。器の大きさを感じます。
どんな打撃の良い捕手を獲得しようとも、ライオンズは細川選手を正捕手として使っていくべきだと思います。
打撃も右手で押し出す強さがあるので右方向へ強い打球が打てます。
慣れてくれば大丈夫。あとは捕手としての感性、リードにおける「勘」を磨くことですよね。
今日の長田投手なら変化球主体で行くべきだと切り替える早さが欲しいです。

ピッチングスタッフでは長田投手は内容的に仕方なし、次回に期待と。
帆足投手はフィールディング面の確認を今一度ですね。
高めに抜けたワイルドピッチも問題ですが、その後の1塁ベースカバーが最悪。
ライオンズでは一番やってはいけないプレーです。これができないだけで使ってもらえませんよ?
特に先発投手は何度もそういう機会に見舞われるのですから、
カバー・牽制等の野手との連係プレーを磨いていって欲しいです。
今は実戦不足というのが影響しているのでしょうが、登板するごとに課題を一つ一つクリアしていって貰いたいです。
投球内容は文句なし。かなりの戦力になっています。

最後に三井投手… 2試合連続でこれだと…
「ああ、暑くなってくるとやっぱりダメなんだな」と思われてしまいますよ?
春先だけの先発、あとはリリーフという狭い起用法に収まってしまいそうです。
月が代わるのを転機に、先発で結果を残してもらいたいです。
今はローテーションピッチャーが足りないから使ってもらえるだけ。
本来なら先発降格になっていてもおかしくない内容です。
それだけに次回登板は多少の失点は構わないから、試合を作るピッチングを見せて欲しいです。
立ち上がりを0に抑え、味方が点を取ってくれた後は0に抑え、5回もすんなりと抑えること、
これができれば勝ち星は普通に付いてきますから。
まぁ、それができればどの投手も苦労しないのでしょうが(^^;
ガンバレ、三井投手。あなたならできます。次回登板に期待と。



明日からはオリックス2連戦。ピッチャー陣が苦しいのが気がかり。
第2戦は雨で流れることを祈り、明日の試合を後藤投手で確実に勝ちましょう!
相手の金田投手はダイエー・近鉄相手に良いピッチングしているだけに警戒する必要がありますね。
ただ後ろのピッチャーは弱そうですから、早い回に点数を奪い、有利に試合を進めたいところです。
ダイエー3連戦は負け越し、投手陣が打たれるなど課題多き試合でしたが、
オールスター前の西武ドーム:ダイエー3連戦でそのお返しをすればいいことです!
先発投手の出来が勝敗を左右するのですから、上手く立て直しながら戦っていきたいですね。
明日からもガンバレ、ライオンズ!!


(一部追記:ジャイアンツ林投手とダイエー篠原投手)
昨日のジャイアンツ林投手に関して触れるの忘れてたので補足と。
林投手は高卒2年目の左腕です。えーっと、市立船橋の方ですよね?
同期に十川投手という同じ左腕ピッチャーがいるので混同気味。こちらは徳島の池田高かな?
上背があって角度ある球を投げるとは聞いてましたが、昨日のピッチングは素晴らしかったですね。
コントロールも安定していましたし、本人もチームメイトもみんなびっくりでしょう(^^;
私が見た限りでは林投手の良さは投球フォームにあると思います。
アーム式で腕のしなりがないピッチャーなんですが、そのアーム式が中途半端なのが逆に良いみたいです。
最初は普通のフォームなんですが、腕を切る瞬間だけアーム式なもんだから、
ボールがワンテンポ速く来るように見えました。
なんというか…手首の下から肘にかけて曲がるはずのない所で投げているような感覚…
現実的にありえないんですが、そう感じてしまうようなフォームをしていました。
だから変化球のリリースも同じに見えるんでしょうね。
コントロールが課題といってましたから、上半身と下半身のバランスが課題なんでしょう。
昨日はバランスよかったと思います。
面白いピッチャーが出てきました。ストレートは140前後ですが、それより速く見えます。
見てない人は次回登板に見てみましょう〜

ダイエーの篠原投手はストレートに勢いが戻ってきたようですね。
ダイナミックな投球フォームからキレあるストレートを投げていました。
コントロールが安定してくると恐いピッチャーです…コントロール悪そうですが(苦笑)
しかし今日のライオンズ打線はどうも臨機応変でないというか…
ストレートは真中付近にしか来ないんですから、少しバット短く持って当てに行っても良いと思うのですが…
カットしてファールにしていればフォアボールで自滅しそうなコントロールでしたし…
ホームランバッターなら分かりますが、佐藤選手や細川選手が目一杯バットを持って空振りしてるのはね…
少し工夫欲しかったかなぁと思います。
自分のスタイルを変えると崩れが生じるんでしょうか? プロの世界は甘くないということなのかなぁ(^^;




6月28日 西武ライオンズ 1−13 福岡ダイエーホークス

(西)松坂(4回1/3)−土肥(2/3)−内薗(2回)−長田(1回)
(ダ)斉藤(9回)
(本)大道3号、松中12号、松井15号
西武
ダイエー × 13

ハム−近鉄 ロッテ−オリ 中日−巨人 横浜−阪神 広島−ヤク
6−7 16−7 1−0 3−5 4−14

松坂、5回に打球を右手の指にぶつけて降板…リリーフ踏ん張れずに連敗…
今日は帰ってきて食事を終えたら、既に松坂降板、0−5でした…(涙)
ジャイアンツの林投手が良いピッチングしてたもんだから、そっち見ちゃいましたよ…
情報媒体はKBCのインターネット放送だけでしたし。負けてる時は鬱になりそうなので聞けませんです(爆)
そんなわけで、どういう試合だったのかは私にも分かりません。
松坂投手も先頭打者に2ベースを打たれ、村松選手のピッチャー強襲ヒットを受けて降板、
そのランナーを土肥投手が大道選手にホームランを打たれて返してしまったようです。
ですから、松坂投手が負け投手、連勝記録も止まってしまったようです。
次に出てきた内薗投手、長田投手も点数取られてしまったようですし…
気になるのはエラー。ライオンズナイターHPで結果を見ていたところ、松井選手のエラーが失点に絡んでいました。
たぶん8回の長田投手の時に…どういうプレーか分かりませんが、守備のエラーだけは勘弁して欲しいです。
最少失点に防ぐのがライオンズの野球ですから。

兎にも角にも松坂投手の降板が痛かったようですね。
確実に勝ちを拾えるピッチャーなだけに、今後に響かないかが心配です。
今年の6月は成績良かったんですが、腰の違和感に、指に打球… 鬼門だったんでしょうか…
来年以降もあるから、こんなことは考えたくないのですが、
そう考えないとやるせないぐらい今日の敗戦は残念です。
打線も4安打で併殺続きでは点数取れませんよね… 試合を知らないだけにショックが大きいです。
ダイエー打線はそんなに振れてるのか… 頭痛いです…

こうなってしまうと明日、なんとしても勝たないといけません。
同一カード3連敗は断固として阻止しなければ!
2戦連続で完敗となっていますが、ここはライオンズの意地が見たいです。
先発の三井投手が頑張り、先制・中押しと自分達の野球をやって勝利しましょう!
明日こそガンバレ、ライオンズ!!




6月27日 西武ライオンズ 3−13 福岡ダイエーホークス

(西)張(2回)−星野(4回)−潮崎(2回)
(ダ)和田(9回)
(本)井口13号、和田14号
西武
ダイエー × 13

中日−巨人 横浜−阪神 広島−ヤク
8−3 6−3

序盤に大量失点…和田選手のホームランで一矢報いるもそこまで…
1回にうとうとしてて、ふと目覚めたら0−7で負けていました…何故に?
今日はラジオ観戦だけでしたので、詳しいコメントはなしです。特に書くこともありませんし(涙)

試合後の話によれば、張投手は試合前から肘の違和感があったそうです。
その影響のせいか、コントロールが定まらず、球の力もなかったようで、2回7失点の散々な内容だったようです。
どうやら肘の方は深刻なようで、次回登板の目処が立たないそうです… あの…もうピッチャーいないんですが…
西口・石井・許投手は後半戦からの復帰となりそうですし、
先発が5人だっただけに頭数が完全に足りなくなってしまいます。
張投手はキャンプをまともにやらなかった漬けがここに来て出たということなんでしょうか… 心配です。

2番手の星野投手は内容変わらず。基本的に球が高いです。
左打者に痛打されている場面が多いですし…3戦連続で良くなる傾向がないというのは厳しいですね…
昨年は良いピッチングができたんですが…低めの制球力をなんとか取り戻して欲しいです。

打線では3回表にフォアボール絡みでチャンスを作り、カブレラ選手が三振に倒れたのが痛かったです。
今日の和田投手は6四球ですか? 
コントロールの乱れがあっただけに、それに付け込む攻撃をして欲しかったです。
疲れが見えた8回の和田選手の3ランホームランのみというのは寂しすぎます…

あとは…和田選手がDHでの出場だったのも痛いです。
今日のオーダーは、佐藤・小関・松井・カブ・和田・高波・マック・伊東・高木。
DHを和田選手(に限らず外野手)に使うと、3番に大成・後藤選手を使えなくなってしまいます。
和田投手相手に基本オーダーを崩さざるを得なかったのは痛手でしたね。
確かに3戦打ててないわけですが、だからといってオーダーを動かしすぎては勝てるものも勝てません。
勝負事はある程度どっしり臨まないと。
試合前から必要以上に相手を意識したり、敵にそう思われたりすれば、それだけで不利に働きます。
1番松井が固定オーダーなのですから、なるべく崩さないオーダーを考えて欲しいです。
和田選手をDHで使うなら、3番サード後藤、7番セカンド平尾というオーダーも組めたでしょうし…
無策では困りますが、結果が残せないからといって動きすぎるのも勝負事には禁物だと思います。

今日は負けてしまいましたが、和田投手からフォアボールを多く奪うなど収穫もありました。
粘れてきているということは少しずつボールも見えてきているということでしょう。
 (ヒットにならないのはもう1つタイミングがあってないからとも言えますが)
次回登板こそは打ち崩してもらいたいですね。

明日は松坂投手が先発。今日は嫌な形で負けた分、しっかりとお返ししなければなりません。
相手のエース、斉藤投手を打ち崩して雰囲気を変えましょう!
明日こそ勝利を! ガンバレ、ライオンズ!!





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