2003年西武ライオンズ応援日記

6月25日 西武ライオンズ 9−1 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)加藤()−井上()
(西)帆足(6回)−土肥(1回)−星野(1回)−長田(1回)
(本)和田13号、カブレラ23号
ロッテ
西武 ×

オリ−近鉄 ダイ−ハム 阪神−広島 巨人−横浜 ヤク−中日
6−18 3−5 7−0 7−6 7−3

帆足、低めに集める投球で先発初勝利! 和田・カブレラアベックホームランで快勝!
そんなわけで帆足投手が先発初勝利! おめでとうございます〜
ま、これぐらいやって当然と(爆)
普通に二桁勝てる能力を持っている投手ですからね。これで乗って行って貰いたいです。

先に試合展開の説明〜

3回表 先頭の里崎選手が三遊間を抜くヒットを打たれ、
     小坂選手のピッチャー前の送りバントを帆足投手が2塁へ悪送球、オールセーフとなってしまいます。
     しかし堀・渡辺正人選手を連続三振に取り、福浦選手をセンターフライに打ち取り、0に抑えます。

4回表 先頭のフェルナンデス選手に死球(普通のボール? あまり避けなかった模様)
     続くショート選手にセンター前ヒットを許し、ノーアウト1・3塁のピンチを迎えてしまいます。
     立川選手に四球を出してしまい、ノーアウト満塁の大ピンチ。
     大塚選手にセンター犠牲フライを打たれて先制点を許しますが、
     里崎選手をライトへの浅いフライ、小坂選手を三振と、
     帆足投手は絶体絶命のピンチでもバタバタせず、最少失点で抑えきります。

4回裏 先頭のカブレラ選手が外角のストレートを捉え、右中間を破る2ベースヒットで出塁します。
     そして和田選手が加藤投手の低めのカーブをバットに乗せて、レフトスタンドへ運ぶ2ランホームラン!
     ライオンズがすかさず逆転します。

5回表 勝ち投手の権利がかかる5回…は関係なく、いつも通りのピッチング。
     堀選手、ショートゴロ。渡辺選手、三振。福浦選手、セカンドゴロ。

5回裏 1アウトから2番スタメンの佐藤選手が、詰まりながらも押し込む形で打ち、
     センターオーバーの3ベースヒットでチャンスを作ります。
     3番の後藤選手は早々に追い込まれますが、際どい球を悉くカットし、
     最後はワイルドピッチ付きのフォアボールで出塁。
     このワイルドピッチは強く跳ね返ってきますが、佐藤選手のスタート・スライディングが良くてセーフ!
     追加点を挙げます。
     そしてカブレラ選手がインハイストレートを詰まりながらレフトスタンドへ運ぶ2ランホームランが飛び出し、
     和田選手がホームランと同じようなコースをレフトフェンス上段に当てる2ベースヒットで出塁、
     ロッテ先発の加藤投手をKOします(和田選手は大事を取って、代走:小関選手)

     2番手の井上投手はダメなので参考になりません。
     平尾・マックの連続四球、野田選手のレフト線2点タイムリー、高波選手の犠牲フライで計6点。
     6回には佐藤・後藤選手の連続ヒットに小関選手のヒット、平尾選手のタイムリーで1点。
     その後もランナー出しますが、打ち頃過ぎて打者が狙いすぎ。
     カブレラ・マクレーン選手を始め、力みすぎて点入らず。

6回表 先頭のフェルナンデス選手にヒットを許すも、ショート選手をサードゴロ併殺打。
     しかし2アウトから立川選手を四球で出し、伊与田選手にサード強襲内安打でピンチを作ってしまいます。
     けれどここは里崎選手をセンターフライに打ち取って0点。

7回は土肥投手、8回は星野投手、9回は長田投手と繋いでライオンズが快勝!
ルーキー初登板初勝利以来となる、先発初勝利を帆足投手が挙げました。



今日の勝因はなんといっても帆足投手の好投でしょう。
立ち上がりの1回を三者凡退内野ゴロに打ち取るなど、序盤3回を0点、
4回にノーアウト満塁というピンチを迎えるも、ここを最少失点である1点を抑えて、
逆転してもらった後の5回を再び三者凡退に打ち取るなど試合の組み立てが良かったと思います。
先日の連勝のところでも語りましたが、先発投手が序盤3回をきっちり抑えて中盤まで試合を作れば、
ライオンズは1点を取る野球をできますし、リリーフ陣も良いので、安定して勝ち星を稼げます。
今日の帆足投手は先制されはしましたが、ノーアウト満塁というピンチでも乱れることなく、
落ち着いてバッターを一人一人打ち取れたことが大きかったですね。
先発4試合目ということで先発にも慣れてきたのか、試合を読めるピッチャーになってきました。
 (1点取られてもキュウキュウとしない、自滅しない)

投球内容は低めにカーブ・パームを集める組み立て。
スライダー回転のストレートを交え、内野ゴロで打ち取るパターンでした。
カーブの軌道で落ちるパームボールは見た目以上に球威があるのか、
少々甘い球でも打者を詰まらせていました。
そこらが経験を積んできて余裕が出てきた証拠なのかもしれません。

課題としては文化放送の解説者:東尾修氏が仰ったことが納得なので、そのまま引用。
3回表のバント処理に慌ててしまい悪送球、
その後、松井選手が2塁ランナーを牽制するも帆足投手と呼吸が合わずに2度失敗という場面がありました。
こういったチーム内の連携プレーがしっかりできないと、
余計な進塁を許してしまい、自分の投球の幅を狭めてしまいます。
今は投球で頭がいっぱいなところがあるでしょうが、1つ勝ったことですし、
フィールディング面の確認もしてもらいたいですね。
やっぱり勝てる投手というのはフィールディングも無難にこなしますから。
あとは時折、力むことがなくなれば。
フォーム的に力が入り易いので、そこが残された課題でしょうか。
コントロールが安定しているだけに、力んでカウント悪くなると勿体無いですからね。
今日はそういう場面が少なかったから、好投に結びついたのでしょう。

何はともあれ、今後が楽しみな投手です。
投球内容自体は先発当初から変わっていませんが、
精神的に落ち着いてきてるのが好結果に繋がってるんだと思います。
立ち上がりのいいピッチャーですし、このまま使っていけば安定して勝ち星を稼げる投手になると思います。
今後の活躍に期待したいですね。

他の投手陣では土肥投手が上々の出来。
1軍復帰以来、こういった点差のあるゲームでの登板が多い土肥投手ですが、
内容は登板する度に良くなってると思います。
一時期あったコントロールの乱れもなく、ストレート・スライダーでコーナーを突く投球が戻ってきました。
今日のピッチングができるなら、僅差のゲームで使えると思います。
次回登板は競ったゲームで登場するでしょうから、キッチリと仕事をして欲しいですね。

長田投手も問題なし。
ストレートの威力(ベース上のキレの良さ・勢い)、コントロールは相変わらずピカイチ。
今日はスライダーとチェンジアップが低めに決まってましたので、危なげない投球でした。
長田投手は球威がないと思ってる人もいるようですが(ドラフト系サイトの評価のせい?)、
ストレートの威力は素晴らしいものがありますよ。
コントロールの良さも加えれば、プロ入り前から豊田投手に次ぐぐらいの威力を持っていましたから。
長打を打たれてしまうのはフォームが素直で、テンポが良いから衝突しやすいだけのこと。
そういう時は決まって変化球でカウントを悪くしてますから、ストレートに絞られなければ問題ないと思います。
今日の投球なら、間違いなく今後もやれることでしょう。

星野投手は厳しいですね… まだボールが高いです。
スライダーぐらいでしょうか。低めに決まってたのは。
ストレートとカーブの組み立てが基本線のようですが、
コントロール安定させるためにもスライダーを軸に組み立てた方がいいのかもしれません。
もう少し腕が振れてくれば低めに行くと思うんですが。昨年は一時期好投していたんですし。
ちょっと腕が縮こまっているというか、思い切り投げきれてないように思います。
コントロール気にしすぎて腕が振れずに、余計コントロール悪く…といった悪循環。
失うものなんてないんですから、思い切り投げ込んで欲しいです(^^;

打線は特になし。
先発の加藤投手は荒れ球で、コントロール乱れたと思ったら要所でギリギリにボールが行くなど、
打者は打ちづらかったと思います。
それが序盤、ヒットでランナーを出しながら点数が取れなかった理由でしょうね。
ただそれをカブレラ・和田選手のホームラン等で崩し、
佐藤選手の3ベースヒットなどの長打構成で上手く攻略しましたね。
2番手の井上投手は参考になりません。2軍レベル…悪いが西武では戦力外でしょう。
アーム式投法は130キロ中盤、カーブ・スライダーも高く、全てが打ち頃。
見た目打てそうだっただけに打者が力んでしまった感じです。シートバッティングみないなもんでしょう(^^;

んー、そうですなぁ…カブレラ・和田選手の凄さは言うまでもないので、佐藤選手を少し解説。
ルーキー時はコツコツ当てる感じで内安打・内野の頭をやっと越すヒットでしたが、
今は右方向へ押し込むような強い打球、右中間方向へ伸びてゆく強い打球が打てるようになりました。
コツコツ打つような打者ではなく、中距離打者になってきてますね。
一瞬、「あ、詰まったかな」と思う打球も、上手く右腕で押し込んで打球が伸びていきます。
それが今日のセンターオーバー3ベース、他にもあわやホームランという当たりもありましたし…
今年はそういった「右腕で押し込む打球」が増えています。
ライト線への流し打ち、センター前への逆らわないヒットも健在ですが、
それだけではない力強さがでてきたことは佐藤選手にとって大きいですね。
安定した成績を残していけば、レギュラー定着も見えてくると思います。
小関選手の調子が上がらないならば、2番固定もいいんじゃないですかね。
成長著しい、良い選手だと思います。小技もでき、守備・肩もいいですから。



ダイエーが負けたことで、近鉄と並んで1.5ゲーム差。
金曜からのダイエー3連戦が楽しみになる展開となりました。
打線は悪くてもある程度は点数取れるぐらいの状態ですから、先発投手の出来が勝敗を左右しそうですね。
金曜からもガンバレ、ライオンズ!!


≪森、筋肉増強剤を使用?≫
という記事が明日の週刊新潮で出るらしく、これを森投手サイドが否定したそうです。
ヤフーのニュース記事を引用すると以下の通り。

今週発売予定の週刊誌に、「西武の森慎二投手が筋肉増強剤(ステロイド剤)を使用している」と
同投手の元トレーナーが告発している問題について、
森投手は25日、西武ドーム内で記者会見し、ステロイド剤の服用を否定した。

森投手は、今年1月にグアムで自主トレを行った際、知人を介してこのトレーナーと知り合い、
サプリメント(栄養補助食品)やトレーニングメニューなどの助言を得る契約をしたという。

森投手は「(同トレーナーから)日本にも(サプリメントは)送られて来たが、ステロイド剤は服用していない」と説明した。
ステロイド剤は五輪では使用を禁止されているが、日本のプロ野球では禁止する規則はない。 (時事通信)
[6月25日19時8分更新]

明日の記事を見てみないと分からないんですが、変な話なんですけど…
もし本当だとしても、要するにこの「元トレーナー」と称する人間が、
ステロイド剤を勧めてた張本人であるのにも関わらず、(金欲しさ?で)告発みたいな構図に見えます。
たぶんその「元トレーナー」とやらが、契約を断られた腹いせ&金欲しさででっち上げたのが真相でしょう。
それ以前にステロイド剤を使用していたと言うなら話は別ですが、まずないでしょうね…
だいたいピッチャーが使っても意味あるのか?
ピッチングで大切なのは体全体のバランスであるわけで、急激に筋肉が付いても邪魔になるだけだと思います。
打者でもイチロー選手のように下半身の筋肉が付きすぎて、調子を崩した例もありますから。
 (稼頭央選手も筋肉付き過ぎて足が遅くなったという説もありますし)
完全なパワーヒッターは別として、体のバランスが重要とされる投手やアベレージヒッターにはどう考えても無用の長物でしょう。

26日発売される週刊誌で、ステロイド(筋肉増強剤)の使用を告発された西武の森慎二投手は25日、
「ステロイドと書いてあったので飲んでいない」と全面否定した。

この週刊誌によると、同投手が今年1月にグアムで自主トレを行った際に、
今回告発したトレーナーとコンサルタント契約に合意。
助言を受けて摂取したサプリメント(栄養補助食品)の中に、筋肉増強剤も含まれていたという。

西武ドーム内で会見した森投手は「記事を見ていないが(今後は)内容を見てから球団と相談して対応したい」と話した。
筋肉増強剤は五輪などでは使用を禁じられているが、日本のプロ野球では禁止規定がない。


ちなみにこちらはスポーツ報知版。完全にトレーナーの確信犯やんけ…
んー、野球以外の所で騒がれて、森投手も大変ですね。
アメリカは訴訟社会だからメジャー行けばもっと騒動に巻き込まれますよ〜(苦笑)
そんなわけでポスティングとか言わず、絶対的なセットアッパーとして頑張って欲しいです(^^;



6月24日 西武ライオンズ 6−5 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)薮田(1回2/3)−橋本(1/3)−戸部(3回)−
 シコースキー(1回)−小林宏(2回)
(西)後藤光(5回2/3)−長田(1回)−森(1回1/3)−豊田(1回)
(本)堀8号、渡辺正2号、カブレラ21号・22号、
ロッテ
西武 ×

オリ−近鉄 ダイ−ハム 阪神−広島 巨人−横浜 ヤク−中日
雨天中止 4−0 雨天中止 2−3 雨天中止

カブレラ2ホームラン! 上田の好走塁・平尾犠牲フライで勝ち越し!
簡単に勝つとは行きませんでしたが、接戦をものにできたのは大きいと思います。
長田投手を少し引っ張りすぎた(結果論に過ぎませんが)継投ミスがあって同点に追いつかれましたが、
8回の代走:上田選手の起用、代打の平尾選手の起用が当たりましたね。


試合展開の説明をしますと、先発の後藤投手は登板間隔が空いてしまったこともあり、
立ち上がりの変化球が高めに浮いていたように思います。
ただ全体としてはそれほど悪くなかったと思います。
3回の渡辺選手のホームランはまさかでしたし…
 (エンドランのサインだったそうですが、低めストレートに無理矢理当てたのがレフトスタンド…)
1回のホームランを含め、2回・3回とイニングの先頭バッターを出していますから、そこが問題でしょうか。
粘りの投球が身上とはいえ、イニングの先頭バッターはしっかりと抑えてもらいたいです。

1回表、先頭の堀選手に落ちなかった真中付近のフォークを打たれてホームラン。久々に先制されます。
2回表も先頭の佐藤選手をヒットで出しますが、清水選手をショートゴロ併殺打に打ちとって無得点。

すると2回裏、先頭のカブレラ選手が外角のスライダーを右中間スタンドに運ぶ綺麗なホームランで同点とし、
和田選手のレフト前ヒットで出塁し、
大島選手の打球は速い球足で右中間を抜けてフェンスまで到達するタイムリー2ベースで逆転、
マクレーン・伊東選手が連続三振するも、高木浩之選手が1・2塁間抜くタイムリーヒットを放ち、この回3点目。
続く松井選手にストレートのフォアボールを出したところで、先発の薮田投手が降板、橋本投手がマウンドに。
小関選手はセカンドゴロ。

3回表、先頭の小坂選手がライト前ヒットで出塁し、堀選手はライトフライに打ち取りますが、
渡辺選手が低めのストレートを泳ぎながら無理に当てる形でスイング(エンドラン)、
この打球がなんとレフトスタンドに届く2ランホームラン、再び同点に追いつかれます。

しかしライオンズは3回裏、カブレラ選手がライトスタンドへ運ぶ2打席連続ホームランで勝ち越します。

5回裏、ロッテは戸部投手が投げていたのですが、
2アウトランナーなしでカブレラ選手を立った状態で敬遠するという警戒ぶり。
2回の走塁で和田選手が少し足を痛めたらしく、大事を取って交代、高波選手が入っているとはいえ…
立たずにボール球勝負でもいいんですが…ちょっと分かりません。最初から放棄とは。

6回表、1アウトから福浦選手がセンターオーバーの2ベースヒットを放ち、
フェルナンデス選手をピッチャー小フライに打ち取ったところで、後藤投手がマウンドを降ります。
おそらくショート選手が後藤投手に合っていたからだと思われます。
2番手の長田投手はそのショート選手に痛烈に三遊間を抜かれるヒットを打たれますが、
佐藤選手をストレート力勝ち、ボテボテのショートゴロに打ち取って0点で切り抜けます。

6回裏、ロッテのシコースキー投手がマウンドに上がり、
先頭の大島選手があわやホームランかというライトポール沿いの当たりを打つもわずかにファール、
けれどきっちり低めに落ちる変化球を拾ってセンター前ヒットで出塁します。
続くマクレーン選手はレフトフライに倒れるも、伊東選手のエンドランショートゴロで2塁へ、
ここで高木浩之選手が三遊間を抜くタイムリーヒットを放ち、追加点を挙げます。
 (タイミング的には際どそうでしたが、レフトのショート選手の送球が逸れまくりで余裕のセーフ)

ですが、7回表、先頭の代打:澤井選手に長田投手がライト前ヒットを打たれ、
里崎選手のショートゴロを松井選手が好判断で2塁フォースアウトとするも、
小坂選手にもライト前ヒットを打たれ、1アウト1・2塁のピンチを迎えます。
続く堀選手をボール球になるスライダーで三振を奪いますが、
当たっている渡辺選手にストレートを上手くライト線に運ばれ、同点となる2点タイムリー2ベースを浴びて降板。
森投手がマウンドに上がり、福浦選手を三振に斬ってとります。

ライオンズは7回裏、小林宏之投手から後藤選手がライナーでセンター方向に抜ける打球を放つも、
ショート小坂選手がジャンプ一番のナイスキャッチでアウト。
2アウトからカブレラ選手は勝負してもらえず、座ったままでしたがストレートのフォアボール。
高波選手が三振に倒れて無得点。

8回裏、先頭の大島選手の当たりは1塁線への痛烈なライナーも福浦選手がダイビングキャッチ!
ロッテ側に良い守備が出てきて、なんとなく嫌な雰囲気が漂いかけます。
しかしその直後、マクレーン選手が小林宏投手の甘いスライダーを捉え、
あわやホームランというレフトフェンス直撃の2ベースヒットでチャンスを作ります。
ここで伊原監督は代走の上田選手を起用し、代打に平尾選手を送り込みます。
すると途中からマスクを被った里崎捕手がサイン違いなのか捕球可能だったスライダーをパスボール。
飛び出した上田選手は一気に3塁を狙い、ヘッドスライディングセーフ!
好走塁で1アウト3塁とし、平尾選手は詰まりながらも押し込んでセンター定位置前のフライ、
3塁ランナーの上田選手がスタートを切り、センターの波留選手からも良い送球がありましたが、
間一髪でスライディングが早くセーフ!
ライオンズが再び勝ち越しに成功します。

9回表は豊田投手が危なげなく抑えてゲームセット。ライオンズが勝利しました。



今日の勝因は上田選手の走塁でしょうね。
ロッテのミスを見逃さず思い切った走塁で3塁を狙い、やや浅めの犠牲フライで見事還ってきました。
犠牲フライを打ち上げた勝負強い平尾選手もさすがですが、あのフライで還ってきた上田選手もお見事。
ライオンズらしい相手のミスに漬け込む野球が勝利をもたらしたと言えます。

あとはカブレラ選手の2本塁打、右方向へ無理なく打った感じで綺麗な当たりでした。
2本目はぽーんと軽く当てたような感じだったのにスタンドへ。
ここ数試合のカブレラ選手のパワーは本当に凄いです。量産体制に入りましたかね?

他には大島選手の打撃内容がいいですね。4打数2安打1打点、2回に逆転打を放ちました。
先日は足のタイミングの取り方がいいと言いましたが、今日は腕の方も良かったと思います。
余裕のある動きと言いましょうか、余計な力が入っておらず、
バックスイングが深く入りすぎていないのがいいです。
だからライナー性の当たりが右中間・左中間に飛んでいきやすい状態になってます。
今日は低めのチェンジアップをセンター前にしぶとく運ぶヒットもありましたし、
今日のようなバッティングを続ければ、打率も残ってくると思います。6番定着もあるかもしれません。

それと高木浩之選手が勝負強い打撃でタイムリーヒット2本を含む、3打数3安打の大活躍!
粘っこい打撃と勝負強さは相変わらず。
上位打線に持って行きたいほどの活躍ですが、9番という制約が少ない打順で良い味を発揮すると思います。
繋ぎの打撃は2番などで見れても、勝負強さを見ることは少ないので。良い選手です、はい。

残念だったのは松井・小関選手がノーヒットだったことでしょう。
復調気配だった2人だっただけに、当たりがなかったのは残念。明日の奮起に期待しましょう。
彼らが打たないとライオンズ打線は活気付きませんからね。

同点打を打たれた長田投手はそれほど悪いとは思いませんでした。
ちょっとタイミングが合ってしまったかなという所。そういう時にワンテンポ外す投球を身につけて欲しいですね。
フォアボールはなかったので良しとしましょう。
渡辺選手に打たれた当たりも、好調の渡辺選手だから打てる技ありの一打。仕方ありませんね。



明日はライオンズが帆足投手、ロッテが加藤投手の先発です。
前回、帆足投手はあと一歩のところで打たれてしまい、今シーズン初勝利を逃してしまいました。
勝ちを意識せずに、自分の投球を5イニング以上、しっかりとして欲しいですね。
もう先発ローテの一員ですから、勝ち星を挙げてもらいたいです。
ロッテの加藤投手は前回も序盤から打ち込みましたし、相性はいいはず。
今日はリリーフ投手を両チームともに使っていますが、継投勝負となっていきそうですね。
序盤からリードを保ち、帆足投手の勝ちの権利をみんなで繋いでいく展開としたいです。
明日もガンバレ、ライオンズ!!




6月23日 西武ライオンズ 2−9 千葉ロッテマリーンズ

(ロ)渡辺俊(6回)−川井(2回)−戸部(1回)
(西)三井(4回2/3)−潮崎(2回1/3)−星野(2回)
(本)松井14号、福浦10号、カブレラ20号、
   渡辺正1号、立川号
ロッテ
西武

オリ−近鉄 ダイ−ハム
2−17 1−6

三井、踏ん張れず… リリーフも打ち込まれて連勝ストップ。
うーん… 『朱』のネタバレ感想で頭抱えてるんだから、こっちは簡単に勝ってよ(涙)

敗因は先発の三井投手が得点後に失点したことに尽きます。
これまでのライオンズの連勝は先発投手が序盤3回まで、中盤5回までをしっかり投げての勝利でした。
けれど今日は先制後に逆転を許し、同点に追いついたら再び勝ち越される展開、これじゃダメ。
先発ピッチャーが試合を作らなければ、安定した成績は残せませんよ。
今日は全般的にボールが高く高く入るなど、コントロールがさっぱり。
ストレートは球威あるのでいいですが、スライダーまでも高く行ってたのが…
ストレートの抜け球も多かったですし、内容的には最悪だったと思います。
昨年も夏場に近づくこの時期に調子を崩しただけに、なんとか持ち直してもらいたいです。
左のエースなのですから、年間通した活躍をしなければなりません。
次回登板、きっちりと結果を残してもらいたいですね。
でないと、リリーフ降格もありますよ? 少し危機感を持ってやって欲しいです。
手厳しいようですが、首脳陣もファンもそれだけ期待しているということ。三井投手には頑張ってもらいたいです。

得点経過を簡単に。
1回裏 松井選手の先頭打者ホームランで先制。
2回表 先頭のフェルナンデス選手を四球で出し、6番に下がっていた福浦選手にホームランを浴びて逆転される。
4回裏 カブレラ選手のセンターバックスクリーン直撃のホームランで同点に追いつく。
5回表 先頭の堀選手を四球で出してしまい、渡辺選手が送りバント、大塚選手がレフトフライで2アウトとするも、
     フェルナンデス選手に四球を出し、ショート選手にセンターオーバーエンタイトルタイムリー2ベースで1点、
     福浦選手を敬遠で満塁とし、潮崎投手がマウンドに上がるも、佐藤選手にタイムリーヒットを打たれ1点、
     2塁ランナーもホームを付くも、これはタッチアウト。
6回表 潮崎投手が堀選手のライト前ヒットの後、渡辺選手にホームランを浴びて2失点。
8・9回 久々の1軍登板の星野投手がマウンド上がるも制球定まらず失点を重ねてしまい、ゲームセット。

2番手の潮崎投手はベテランですから、どうこう言うこともないでしょうが、制球が甘かったと思います。
直球で勝負するなら新ストライクゾーンでないと。
年々腕の位置が上がっていることもありますし、普通の高めのストレートではホームランボールになってしまいます。
ベテランらしい緩急を付けたピッチングを見たいですね。

3番手の星野投手は… うーん、可哀相だなぁというのが正直なところ。
1軍登録となったのが10日前、その間の登板が全くなかったわけですから、状況としては厳しいですね。
昨年だと昇格後に即使うというパターンが多かったんですが、
今回は連勝中で試合日程に余裕があったこともあり、登板機会が全くなく、伸び伸びとなってしまいました。
ロッテ打線に火が付いた後でしたし、やや不運だった面もあります。
ただ投球内容もよくなかったですね。
ダメな原因はストレートでカウントを取れないことです。これに尽きます。
ストレートがストライク入らないから、スライダー・カーブといった変化球に頼らざるを得ず、
変化球はボール気味のコースに落とさなければ効果がない球なのでカウントが余計に悪くなる、
仕方ないから変化球でカウント取りに行って甘く入りドッカーン…というパターン。
ストレートでカウント取れないと正直厳しいと思います。
そのためには解説の渡辺久信氏が言っていたように、投球のテンポをずらしたり、
打者のタイミングを外す投球フォームを身につけるなど工夫する必要があるでしょうね。
リズムが一緒なので見ていても面白くありません。一工夫欲しいところです。
もう一度チャンスがあるなら、ストレートの力を信じて投げ込み、
変化球をボールにして打ち取る組み立てをして欲しいです。
ボール自体は悪くないのですから、思い切って投げ込んでもらいたいですね。ガンバレ、星野投手!

打線の方は渡辺俊介投手にお手上げ。
渡辺投手はコントロールがそれほど良くはなく、ダメな時は一発攻勢で崩れる投手なんですが、
今日は低めにボールを丁寧に集めるピッチングをしていました。
シンカー系のボールも良かったようですし、攻略は難しかったと思います。
私自身も打つイメージを持つことができないでいます。アンダースローに慣れないと厳しいでしょうね。
印象としては左も苦にしない感じがします。左打者も右打者と同じで、出所の低さをいかに克服するか。
高めの失投を逃さずに打つしか思いつきません。
今日のようにコントロールがいいと、なす術がないです…はぁ…

打線の好材料としては、松井選手がホームランを含む2安打と結果が残っていることでしょう。
心なしか構えが大きく見えて、余裕があるように感じられます。明日以降も打ってくれるんじゃないでしょうか。
それとカブレラ選手のホームランもお見事、失投を逃さずにしっかり打ちました。
あとは当たりは良くなかったものの(エラーに近い)、和田選手が2安打と結果が残ったのが好材料。
今後の復調を期待したいですね。



今日は完敗でしたから、明日への切り替えは早くできることでしょう。
先発の後藤投手が序盤3回、中盤5回までをしっかり投げて、
打線が先制・中押しと畳み掛けていくパターンにしたいものです。
何にせよ、先発ピッチャーの頑張り、これが鍵を握ると思います。
連勝を無駄にしないためにも連敗は阻止しましょう!
明日はガンバレ、ライオンズ!!




6月22日 西武ライオンズ 2−0 オリックスブルーウェーブ

(オ)小林(8回)
(西)松坂(7回)−森(1回)−豊田(1回)
(本)カブレラ19号
オリックス
西武 ×

ロッテ−ダイ 近鉄−ハム 巨人−阪神 広島−中日 ヤク−横浜
2−4 0−1 4−5 6−3 6−0

カブレラ、ホームランで先制! 松坂10奪三振の好投で、10連勝!
すいません、頭の中が一杯一杯なので、今日も簡潔モード(^^;

2回裏 カブレラ選手が詰まりながらもセンターバックスクリーンまで運ぶパワーのホームランで先制!

3回裏 松井選手がセンター前ヒットで出塁し、小関選手のセンターフライ後、大成選手の所で盗塁成功!
     キャッチャーからの送球が逸れる間に3塁へ進み、3塁付近でようやく外野手が追い付いたこともあって、
     ノンストップでホームへ突っ込み、回り込むのですがタッチアウト!
     松井選手が久々に足で見せてくれたシーンでした。

5回表 先頭のオーティズ選手に2ベースヒットを打たれるも、
     続く竜太郎選手のバントはランナー進めずに1アウト2塁。
     三輪選手にヒットを打たれて1アウト1・3塁となりますが、
     後藤選手を三振、塩谷選手をキャッチャーゴロに仕留めて無得点。

6回裏 2アウトから小関選手がライト前へヒットを放ち、
     続く大成選手がレフト方向へ綺麗な2ベースヒットを打ち、
     レフト:ブラウン選手が打球処理を誤る間に1塁から一気にホームイン! 貴重な追加点を挙げます。
     その後はカブレラ選手が敬遠され、和田選手が上手く攻められてサードゴロ。

その後は8回に森投手が、9回に豊田投手が締めてゲームセット。ライオンズが勝利しました。

今日の松坂投手ですが、悪くなかったと思います。
全体的にコントロールも安定していましたし、苦しいピッチングという感じはありませんでした。
ただボールのキレというのはもう少しだったかなとも。変化球がちょっと高く、使いづらかったかもしれません。

一方の小林投手は絶好調。低めにスライダーがバンバン決まり、ライオンズ打線は苦戦しました。
打ってもファールにしかならないボールが多く、
6回裏の和田選手の打席ではフェアゾーンに入りそうなボールは1球もなかったほどです。
カブレラ選手のホームランに、小関・大成選手の連打と1本の長打で点数できたのは大きかったと思います。

他に打者では大島選手がヒットなかったものの、良い感じでスイングしていました。
1打席目は低めの球を見切っての四球、2打席目は鋭い当たりのショートゴロ、
この2打席目は低めのボールをうまく見極めていましたし、タイミングも合っていましたね。
3打席目は低めのボール球を打ち上げてしまいましたが、今日の感じは好印象でしょう。
足のタイミングの取り方が後藤選手のように上手くなったので、腕の使い方が良ければ大丈夫。
調子は良さそうですから、明日からの試合での好結果を期待したいです。

小関選手は文化放送解説者の山崎裕之氏が以前に、
「軸足に重心が残り過ぎてインサイドを窮屈に打っている」と言ってましたが、
その悪い点も徐々に良くなっているように思えます。
右足が軸足よりも中に踏み込んでいくと詰まり気味、軸足と平行な時は好結果になっているようです。
今日のライト前ヒットはそういう感じでしたので、今後もそういったバッティングを続けてほしいですね。


明日からは連敗中のロッテ。
この前、好投された渡辺俊介投手だけに気を引き締めてかかって欲しいですね。
今日打てなかった分を明日に還しましょう!
ガンバレ、ライオンズ!!




6月21日 西武ライオンズ 10−5 オリックスブルーウェーブ

(オ)具台晟(4回1/3)−吉井(2/3)−本柳(1回2/3)−
 岩下(1/3)−萩原(1回)
(西)張(6回1/3)−土肥(1/3)−長田(1/3)−森(1回)−潮崎(1回)
(本)松井13号、マクレーン16号
オリックス
西武 × 10

ロッテ−ダイ 近鉄−ハム 巨人−阪神 広島−中日 ヤク−横浜
2−3 2−4 5−16 6−3 3−5

松井・後藤・カブレラらが活躍! 打線爆発で6連勝!
今日はほとんど試合を見ていなかったので、簡潔にまとめるだけにしておきます(^^;

1回裏 松井選手が真中低めスライダーをセンターバックスクリーンに運ぶ先頭打者アーチで先制!
2回裏 マクレーン選手が具台晟投手のカーブに体が反応し、レフトスタンドに入るホームラン!
3回裏 1アウトから松井選手が右中間を破る2ベースで出塁し、柴田選手がフォアボール、
     後藤選手が三振するも、カブレラ選手のカットするような打球はライトフェンス直撃の2点タイムリー!
5回裏 先頭の松井選手がサードエラーで出塁し、柴田選手が送りバントを決めた所で具台晟投手が降板。
     2番手の吉井投手に代わったところを後藤選手がセンター前に弾き返すタイムリー、
     カブレラ選手のレフトフェンスに突き刺さるタイムリー2ベースで点数を加えます。
6回表 好投していた張投手は日高・後藤・谷選手にヒットを打たれて2失点。
7回表 先頭打者をフォアボールで出してしまい、オーティズ・竜太郎選手にヒットを打たれる悪いパターン。
     犠牲フライなどもあって、このイニング2失点となってマウンドを降ります。
     この後のピンチは土肥・長田投手が締めてリードを保ちます。
8回表 森投手がぴりりとせず1失点。
8回裏 この回から登板の萩原投手から伊東選手が左中間を破る2ベースヒットを放ち、
     高木浩之選手はレフト線へ絶妙な流し打ち、これがタイムリーヒットとなり、
     松井選手の四球を挟んで、途中出場の小関選手がライトオーバーの2点タイムリー、
     さらにカブレラ選手のライトフェンス直撃のタイムリーが出るなど、4点を挙げて試合を決めました。

今日の試合はやっぱりカブレラ選手、3本のタイムリーは全てフェンス直撃でしたし、
常人ではできないような驚きの当たりばかり、
ホームランではなかったもののカブレラ選手の凄さを再認識するタイムリーヒットでした。
あと後藤・高木浩之選手は打撃内容もよく、好調をキープしているようです。
2人とも勝負強いですし、今のライオンズに欠かせない存在になっていますね。
他には途中出場の小関選手が思いきり良い打撃を見せましたし、復調傾向が強くなっています。
マクレーン選手も本塁打を機に調子を上げて欲しいところ。その後続かなかったのが悩みでしょうか。

松井選手は具台晟投手から打ったホームラン・2ベースヒットは内容良かったんですが、
ピッチャーが変わってから結果が出なかったのが残念です。
今年はピッチャーによって当たり外れが大きいだけに、早く安定した成績を残して欲しいです。
あと和田選手は2つの四球を選んだものの、3打数ノーヒット。
調子が落ちているのが気がかり。
来週のダイエーとの首位攻防戦までに両者とも好調にしてほしいですね。

ピッチャーでは張投手にもう少し長いイニング投げてもらいたいです。
7回はボールが浮き気味でしたし、スタミナ不足を露呈した感じでしょうか。
自主トレ・キャンプでの出遅れが影響しているのかもしれません。
投手陣の軸として廻っていくには7回はきっちり投げ抜いてもらいたいです。
いつも6・7回にバタバタしていますから。立ち上がりも含め、そこが張投手の課題でしょう。
内容自体は良かったと思います。もう1つ上のレベルを目指してガンバレ!

明日は松坂投手です。エースですから確実に勝って連勝を伸ばしましょう!
明日からもガンバレ、ライオンズ!!





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