2003年西武ライオンズ応援日記


4月23日 西武ライオンズ 4−5 オリックスブルーウェーブ

(オ)金田(5回2/3)−戸叶(2/3)−牧野(2/3)−萩原(2回)
(西)許(5回2/3)−長田(1回1/3)−森(2回)
(本)葛城4号
オリ
西武

ダイーハム 近鉄−ロッテ 中日−阪神 巨人−ヤク 広島−横浜
4−3 1−3 4−2 6−8 7−4

許投手粘りきれず…また1勝2敗…そして試合後の石毛監督電撃解任!
もういい、試合なんて振り返る必要ないでしょう…
いや、試合自体は見るべきものが多かった試合でした。
だけど、だけど…石毛監督解任がね… あとまたヤフー掲示板で嫌な気持ちになったし。
オリックスのフロント、ヤフー掲示板の悲観論者、全部まとめてアホや。
人間としてあかんやろ…何が石毛の人間性に問題ありだ…知ってるのか、そんなによ!
くっそぉ、ムカムカするわ。
無責任な言説でどれだけの人が苦しむと思うか!?
野球だけの問題じゃない。私が問題にしたいのはそこにある「考え方」であり、「人間」ですよ。
いつまでも下向いてろ! 自分でコマ動かして勝手に遊んでたらどうだ?
失敗すればリセットすればいいじゃねーか。勝手にやってろよ…

オリックスフロントは経営を優先しすぎ。
社会奉仕という観念がないんですか、あの球団…と思うこともしばしば。
今年のヤフーBBスタジアムの改築は「おっ」と思ったけど…体質は変わらないということですか。
フロント側は「今年は大幅に補強した」と言い張ってるけど、私から見れば「どこが?」。
マネーと名前で選手の価値を決めてるんじゃないですか?
中身が伴ってなかった補強でした、あんなのは。
両外国人選手を1ヶ月で評価するのも酷だけど、期待通りの活躍といっていません。
中日から移籍の山崎選手に至ってはチームプレイができないので、最初から石毛監督と合わない。
吉井投手とマック鈴木投手が投手陣の軸になるなんて、いくらなんでも思い込み激しすぎでしょう。
吉井投手は球威不足、マック投手は制球難が分かっていたのですから。
もう少しまともな補強をしてから胸を張ってもらいたいものですよ。

たった1年少しで解任なんて、ふざけてますよ。
ようやくここ数試合、バント・エンドランが決まって石毛野球が浸透してきた所でですよ?
本当に野球を見ているのかよ…疑いたくなります。
昨年まではバントミスなどが多く、野球になっていませんでしたが、
今年はそれがキッチリとやれてきています。
少しずつだけれどチームが良い方向に傾いていたのに… これは納得できませんよ。
せめて6月くらいまでは、前半戦は様子を見て欲しかったです。
残念というか、野球をバカにされた気分です。
なんで辛抱がないんだ? ちょっとした機微を楽しめないんだ?
ガツンガツンホームランを打ってるだけが野球なのか? 速い球投げるだけが野球なのか?
…悔しいな、野球はそれだけじゃないのにさ…
今回の一件は怒りを通り越して、憎いです。



石毛監督といい、森監督といい、常勝西武にいた監督達が結果的に責任を取らされてしまいました。
なんというか、ベースがもう最初から違うんですよね。
西武・巨人・中日と他のチームは。
継承されている野球の質が違うから、それを行おうとしても選手が対応できないように思います。
バントやエンドラン、チームバッティング、走塁、守備シフト…
一つ一つが徹底されているチームとそうでなく伸び伸びやってきたチーム、その違いがあります。
もちろん、どちらが優れているとかはありません。
最近ではビッグイニングが多く生まれる傾向にあるので、選手に伸び伸びと打たせた方が結果が出るかもしれません。
それでも少ないチャンスを確実にものにするには、細かい野球が必要だと思うんですがね…

なんかなぁ…今年のプロ野球は豪快さばかり目立って悲しい気分です。
あーぁ… またしても1つ堅実な野球が… 消えちゃうんですかね…


はぁ… もうファンもオリックスフロントも腹立ってしょうがないけど、一応試合解説しときますね。

ライオンズは1回裏、1番の小関選手がセカンド深くの内安打で出塁します。
けれど2番の佐藤選手が送りバント失敗。1アウト1塁となってしまいます。
が、これを松井選手がセンター前ヒットでリカバー。
カブレラ選手が引っ掛けてサードゴロ併殺崩れ(松井選手がナイススライディングで併殺阻止)の間に1点入ります。

2回裏は1アウトから後藤選手が金田投手のスローカーブを上手くバットに乗せて右中間へ2ベース。
しかし後続は倒れて無得点に終わります。
オリックスは3回表、先頭の塩崎選手が三遊間を抜くヒットで出塁し、日高選手が確実に送りバント成功。
ブラウン選手が死球の後、大島選手がセーフティーを試みて、これが送りバントとなって2アウト2・3塁で谷選手。
ここは許投手が踏ん張ってセンターフライ、無得点に抑えます。

4回裏ライオンズは先頭のカブレラ選手がピッチャー強襲内安打で出塁し、マクレーン選手が四球を選び、
ノーアウト1・2塁のチャンスで平尾選手の打席になります。
この場面はバントなわけですが、ちょっと複雑な場面がありました。
金田投手がバントし辛いように大きなスローカーブを投げて、平尾選手がボール気味だったので引く。
けれど引くのが遅かったのでスイング判定。
空振りした球を日高選手が弾いてしまい、少し前に転がり、そのままファールゾーンへ。
これを見たカブレラ選手がバントをしたと判断して、2塁から3塁へ走ります。
けれどファールだと思い、3塁手前で失速。だけどボールインプレーなので3塁タッチアウト。
分かりやすく言えば、バント空振り、盗塁死となってしまいました。

んー… ここはバントやらないとダメですね。
バッターに取ってはボールなんでしょうが、ランナー1・2塁だとフォースプレーということもあり、
ランナーのスタートが大事になりますから、際どいボールもバントやっていかないとダメです。
ちょっと平尾選手が慎重にいってしまい、ボールを選びすぎた感がありますね。残念な場面でした。
その後は平尾選手が1・2塁間を抜くヒットでリカバーするのですが、後藤選手の四球で満塁のチャンスを
細川選手がカーブを引っ掛けてのショートゴロ併殺打で無得点に終わってしまいます。

先発の許投手は甘い球もありましたが、シュートを上手く使って5回までは粘り強く投げていたと思います。
ですが…ね… 先に6回表を振り返りますか(^^;
先頭の大島選手を見逃し三振に打ち取った後、谷選手がおっつける形でセンター前ヒット(上手く打たれました)
続く4番に入った山崎選手も低目を上手く打ってセンター前ヒット。
そして5番の葛城選手に高めのストレートを叩かれて右中間スタンドへの3ランホームランを打たれてしまいます。
ここまではいいんです。そりゃ長打はいけませんが、許せる失点なんです。ミスでなく、相手が一枚上なのですから。
問題はこの後です!
塩谷選手に良い当たりのライトフライを打たれた後に、オーティズ選手のレフト前ヒット、
塩崎選手の左中間タイムリー2ベースでもう1点取られてしまいます。
…この間の許投手を映像で見ていましたが、だるそうに投げていました。
完全に気持ちが切れてしまったというか… 自信なさげに投げてしまっているんですよね。
これじゃ良い所に投げても打たれるというか…
打たれたとはいえ防ぐ事ができた失点、勿体無い失点だったと思います。

けれど今日も打線は粘り強い。6回裏に反撃に出ます。
松井選手が外角の変化球を上手く打って、ライト線への2ベースヒット!
カブレラ選手が真中低めのボール球を強引に打ってセンター前タイムリーで1点。
マクレーン選手と平尾選手の凡退後、後藤選手の高いバウンドのセカンドゴロがエラーを誘い1点を返します。

7回表に2番手の長田投手がブラウン選手に四球を与えてしまい、再びピンチを迎えます。
 (だけどこれはミスジャッジ。インコーススライダーはストライクでした。
 細川捕手がストライクを確信してすぐにミットを動かしたので、ボールと判定されたと思われます)
そして2番の大島選手の送りバントはキャッチャー前に弱い当たり。
細川捕手が2塁に送球しますが、これが高くてボールはセンター前に…
けれどブラウン選手が少し躊躇して3塁へ進んだものだから、センターから送球が返ってきてタッチアウト。
オリックスの拙い走塁によって、細川選手の2度のミスが相殺されました。

7回裏のライオンズは代打の高木浩之選手があわやフェンスオーバーの2ベースヒットで出塁します。
しかし小関選手は打ち上げてキャッチャーフライ。進塁打を打つことができません。
けれど代打の大島選手の所で、牧野投手がワイルドピッチをしてしまい、広い札幌ドームのファールゾーンを転々。
その間に2塁ランナーが一気にホームインという、昨日と全く同じパターンで得点をします。
後続は断たれてしまいますが、少しずつライオンズに流れが傾きつつありました。

8回表からはセットアッパー森投手が登板します。
けれど今日はストレートのコントロールが安定しない苦しいピッチング。
葛城選手がレフト前ヒット、塩谷選手が送りバント成功、オーティズ選手をショートゴロに打ち取った後に、
塩崎選手にストレートのフォアボール。これが痛かった…
日高選手がセンター前にタイムリーヒットを放って、オリックスに1点勝ち越されてしまいます。
 (この時、平尾選手と高木浩之選手を併用するために、センターは高木浩之選手。
 慣れないながらも前に突っ込んでダイビング。逸らすかと思いきや、しっかりグラブとワンバウンド好捕。
 急造ながらも積極的なプレーを見せてくれました。
 ちなみに昨日はレフト。だけど今日は両翼がカバー可能なようにセンターにしたみたいです)

8回裏のライオンズはカブレラ選手が四球で出塁します。
しかし今日はマクレーン選手が大ブレーキ。ショートゴロ併殺打に倒れてしまいます。
平尾選手は右中間へ2ベースを打ちますが、後藤選手が萩原投手のフォークで空振り三振に終わります。

9回表は森投手が大島選手に四球、谷選手にヒット、佐竹選手に四球を与えるなど、ノーアウト満塁のピンチ。
でも今日の森投手はここからが凄かった。
葛城選手をフォークボールで三球三振!
続く塩谷選手にはフルカウントまで粘られますが、最後は147キロの気持ちの入ったボールで空振り三振!
最後はオーティズ選手をセンターフライに打ち取り無得点に抑え、最後の望みを繋ぎます。

9回裏は代打の柴田選手が登場、期待がかかりましたが…三者凡退。
オリックスが最後は逃げ切りました。



勝敗を分けたシーンは6回表の塩崎選手のタイムリーです。
あの余分な1点が最後の最後まで足を引っ張ったような気がします。
今年のライオンズ投手陣の弱みは失点後に粘れない事なんです。
1点取られるとガタガタと点数を取られてしまう傾向にあります。
6回表の場面は葛城選手のホームランによる3失点で終わらす事ができたはず。
そこを粘れず失点してしまったのが今日の敗因と言えます。
今日の許投手はランナーを出してからのも粘りのピッチングはできましたが、
失点後の粘りのピッチングはほとんどできていませんでした。
最近の野球では2〜3点差などワンチャンスなのですから、諦めずに投げていく事が必要です。
ピッチャーの粘り強さ、それが今のライオンズ投手陣には一番大事な薬だと思います。

打線では相変わらずチームバッティングができていません。
1回裏の佐藤選手のバント失敗、4回裏の平尾選手のバント空振り、
7回裏の小関選手のキャッチャーフライ、8回裏のマクレーン選手のショートゴロ併殺打…
バントを確実に決め、ランナーを進めるバッティングができていれば大量得点を狙えたはずです。
大事な場面でしっかりとランナーを進めることができない辺りが今年のライオンズの苦しさでしょうね。
個々の選手は打っているんです。だけどチームバッティングができないから得点に結びつかない。
昨年までのダイエーや近鉄みたいな野球をまだやってますね。
もっとチームバッティングの意識をしっかり持たなければダメです。
いや、もちろん持っているんでしょうし、それを実践しようとしているとは思います。
相手チームもそれをさせないような攻めをしているとは思います。
けれどそんな中でしっかりと仕事をこなすのがライオンズの野球なわけで、
今一度基礎を徹底する必要があると思います。
まずはバント練習から。チーム一丸でやっていって欲しいですね。
今日の試合に限ってはオリックスと好対照でした。
日高選手や塩谷選手は本当に上手く打球を転がしていたんですがね〜
その差が勝敗を分けたといっていいでしょう。

森投手は余計な四球を出したことが悔やまれます。
特に塩崎選手へのフォアボール。最近当たってるとはいえ、打撃センスのある日高選手の方が怖いですから。
少し勿体無かったなと思います。
それでもノーアウト満塁のピッチングは圧巻。
フォークボールでカウントを取れましたし、久々に森投手の痺れるストレートを目の当たりにしました。
塩谷選手を三振に取ったストレートは真中でしたが、気持ちの入った素晴らしい球でしたね。
球速も140台後半出ていましたし、あれだけのストレートが投げられれば問題ないでしょう。
…んー、そうなると今までは気持ちが入ってなかったということですか?(苦笑)
リリーフはモチベーションが大事。
ランナーを出してからも大切ですが、ランナーを出す前からしっかり頼みますね(^^;
森投手は次回以降の登板に期待大です!

他に気がついた点は…結果はそれほど出ませんでしたが、小関選手と佐藤選手の打撃の状態がいいです。
小関選手はようやく自分のスイングができ始めましたね。引っ張りの形が良くなっています。
あとは流して三遊間を抜くヒットが増えていけば本物かと。それとチームバッティングもよろしくね(^^;
佐藤選手は右方向の打球が良いです。
体が崩されていませんし、しっかり自分のポイントで打球を捉えています。
今日はノーヒットでしたが、そのうち結果が出ると思います。

若手選手では後藤選手が3打数1安打1四球。
カーブを上手く捉えた当たりは素晴らしかったです。
ただ同時に課題も見えたかな? 145キロ以上の速い球にどうついていくかはまだ課題です。
となるとインコースへの対応ももう少し見る必要があるでしょう。
あとは真中低めの球。意外とバット回るケースあり。ここの見極めが大事になってくると思います。
まぁ、打撃の状態などは素晴らしいので、少しずつ成長しながら克服して行って欲しいです。慣れ、慣れ。
赤田選手は2打数ノーヒットながらも2打席目のショートライナーに光を見出したいところ。
今まではインコースの食い込んでいる球に苦労していましたが、2打席目は綺麗にインコースの球を打ち返していました。
ちょうど平尾選手みたいな感じの打ち方かな?
このバッティングができればインコースも苦にしないはず。
今日の感触を忘れずに、生かしていってもらいたいです。

今日はこんなところ。疲れました、さすがに(苦笑)




4月22日 西武ライオンズ 7−8 オリックスブルーウェーブ

(オ)徳元(3回)−土井(3回)−牧野(1回)−加藤(2回)
(西)後藤(4回)−潮崎(2回)−張(2回)−森(1回)
オリ
西武

ダイーハム 近鉄−ロッテ 中日−阪神 巨人−ヤク 広島−横浜
12−2 0−10 5−11 9−3 4−3

中継ぎ陣踏ん張れず…打線粘るも最後は松井、盗塁死…
今日は腹立たしいので試合そっちのけで、野球フリートークから入らせてもらいます。
ムカつきますねぇ…なんなんですか、今日のヤフー掲示板西武カテの連中。
采配が裏目に出たから文句言いたいのも分かりますが、
「このトピの人が監督やった方が勝てた」というのは腹立つなんてものじゃありませんよ…(憎)
ふざけんじゃないよな…
だからプロ野球ばかり見てるとアホになるって言うんです。
野球の本質を忘れています。選手はコンピュータのようなコマじゃないんだよ。人間なんだよ。
野球ってのはミスをするスポーツなんだよ…
よくも自分が監督やった方がなんて言えますな。厚顔無恥もいいとこ。脳みそ掻き回してやりたいよ!

はぁ…少しすっきりしたかな?
野球の監督は難しいものです。
プロ野球選手は上手いから作戦をしっかりこなすと思いがちだけど、野球はミスばかりのスポーツ。
10回中3回成功すれば一流打者、10回中4回成功すれば伝説の打者なんですから。
ミスになってしまい、上手くいかない中でも勝利のために作戦を立てなきゃいけないわけです。
それだけの精神力が気が短いファンにあるというんですか… あるわけないっすよ。
好き勝手に言える身分だからこそ、心無い事も言えるんだよ。
もっと頭を使って考えて欲しいです…
もちろん不満や文句をぶつけることもあるでしょうがね。それでも限度があるってことで。
個人の不満の捌け口にはして欲しくないなぁと。
そうであったとしても、采配を自分なりに捉えて欲しいです。
そうすることによって野球観が増えますし、戦略性を楽しめますからね。
今日は同じ野球ファンとして、同じチームのファンとして悲しかったですわ。
どうにもなりませんねぇ…結局、去年の実況は無駄だったか(苦笑)


そんなわけで今日の解説コーナーです。

まずはスターティングメンバーから。
1番小関、2番柴田、3番松井、4番カブ、5番マック、6番宮地、7番大島、8番細川、9番高木。
昨日大活躍した平尾選手と後藤選手の名前がスタメンにありません。
これは相手投手が右サイドハンド軟投派の徳元投手だったからでしょう。
サイドハンド投手は右打者にとって背中からボールが来ますし、
徳元投手はサイドに緩い変化球を投げ分けられるので打ちづらい投手です。
それならばボールが見やすい左バッターを使おうと考えたんだと思います。セオリー通りですね。
それとここに相性が加わります。
前回の対戦時に宮地選手は3打数2安打と徳元投手を打っています。
その相性を買っての6番起用だったのでしょう。
後藤選手を起用しなかったのは左バッター起用が第一の理由でしょうが、
軟投派の徳元投手にフォームを崩されるのではないかという懸念もあったんだと思います。
まだ若いですし、調子のいい今、打撃フォームを崩すと立て直すのが大変でしょうから。
それよりはオリックスリリーフ陣の弱い所を付け込んで、勝負どころで代打起用のほうが良いと判断できます。

それじゃ試合展開の方を整理していきます。
1回裏のライオンズは1番小関選手が2ベースで出塁し、
カブレラ選手がセンター前タイムリー、マクレーン選手の右中間フェンス直撃のタイムリーで2点を先制します。
ライオンズは2回裏にも細川選手がレフト線へ2ベースヒットを放ってチャンスを作りますが、
高木浩之選手は右中間へ良い当たりもライトの塩谷選手がランニングキャッチ、小関選手も倒れて無得点。

オリックスは3回表に先頭の平野選手がショート深くへの内安打で出塁します。
 (間一髪、アウトなら松井選手の超ファインプレーだったんですが)
続くオーディズ選手が真中低めのチェンジアップを上手く弾き返してセンター前ヒット。
日高選手が送りバントを成功させて、オリックスは1アウト2・3塁とします。
そして1番のオーディズ選手の当たりはバウンド高いピッチャーゴロ。
これを細川捕手がホームと指示し、後藤投手は本塁に送球…するも逸れてしまい、悪送球で2点が入ってしまいます。
次の大島選手はショートゴロに打ち取りますが、谷選手に甘く入ったスライダーを打たれてタイムリーで計3失点。

うーん…ここは慌てず確実にアウトを取った方が良かったかもしれません<ピッチャーゴロ
確かにタイミング的には間に合ったと思いますが、バウンドがかなり高くて取りにくかったとも判断できます。
ここはもう経験による状況判断しかないでしょうね…かなり判断が難しいところ。
細川捕手にとっては良い教材になったと考えましょう。

3回裏のライオンズは松井選手が一二塁間を抜くヒットで出塁。
カブレラ選手がフルカウントからレフト線のタイムリー2ベースを放って同点に追いつきます。
が、マクレーン選手のセカンド小フライでカブレラ選手が飛び出してしまい併殺。やや嫌な終わり方になります。
オリックスは4回表に先頭の葛城選手が上手く打って三遊間を抜くヒット。
塩谷選手が送りバントを決め、平野選手の負傷交代で入っていた塩崎選手に四球を与えてしまいます。
そしてオーディズ選手が前の打席とほぼ同じ球、真中低めのチェンジアップを捉えて、左中間へタイムリー2ベース。
しかしここで松井選手を軸とした中継が上手く行き、1塁ランナーはホームタッチアウト! 最少失点で乗り切ります。

4回裏からオリックスは土井投手に交代します。
宮地選手をセカンドゴロ、大島選手をカーブで翻弄しタイミング合わない三振、
当たっている細川選手もシンカー系のチェンジアップで三振に斬って流れを呼び込みます。
一方のライオンズも後藤投手を諦め、5回表から潮崎投手に交代。
簡単に三者凡退に打ちとってこちらもリズムを作ります。

ライオンズは5回裏、小関選手がショートの送球エラーで1アウト2塁のチャンスを作ります(内安打くさいエラー)
2番の柴田選手はセカンドゴロ進塁打、松井選手が四球で歩いて期待がかかるものの、
カブレラ選手が外角低めの球を引っ掛けてしまってセカンドフライに終わってしまいます。

6回表、潮崎投手は1アウトを取った後に葛城選手を四球で歩かせてしまいます。
…これが痛かった。ベテランなのですから試合の流れも分かっているでしょうに…
続く塩谷選手にエンドラン、打球は詰まるもセカンド後方に落ちるヒットで1アウト1・3塁。
塩崎選手はライトへ犠牲フライを放って1点。
さらにオーディズ選手がスライダーに詰まりながらレフト前ヒットを打ち、
日高選手がライト前にタイムリー、ブラウン選手がセンターフェンス直撃の2点タイムリーを放って計4点、5点差とします。

追いかけていかなければならないライオンズは6回裏に代打を送ります。
宮地選手に代えて佐藤選手、大島選手に代えて上田選手を起用します。
上田選手の代打は意外でしたが、今日の試合展開から言えば当然だったと思います。
大島選手は左の土井投手に対して全くタイミングが合っていませんでしたから。
だからといって平尾選手や犬伏選手、後藤選手のような代打の切り札を出す場面でもありません。
赤田選手は柴田選手をスタメン起用してる事もあって、代走の切り札として取っておかなければなりません。
それに大量失点の後に三者凡退で終わっては完全に相手チームの流れになります。
以上の観点からボールに食らいついていける上田選手を起用したのでしょう。
策として苦しいですが、その時点での最善の手だったと私は思いますね<点差がやはり大きな原因

完全に流れがオリックスに行ったと思われた7回裏、ライオンズは猛反撃を見せます。
先頭の細川選手がライトフェンス直撃の2ベースヒットで突破口を開き、高木浩之選手が四球を選びます。
1番に戻って小関選手が初球を打って1・2塁間を抜くタイムリーヒット! 実はこれが小関選手の初打点(^^;
ここでオリックスは土井投手から牧野投手に交代します。
代打に出てきた後藤選手の打席で牧野投手がワイルドピッチで1点入り、さらにノーアウト3塁のチャンス。
フルカウントからのアウトコースのストレートを押し切る感じで打ち、ライトフェンス直撃のタイムリー2ベース!
松井選手はフォークで空振り三振、カブレラ選手は外角スライダー引っ掛けてピッチャーゴロに打ち取られますが、
マクレーン選手が甘く入った球を左中間へタイムリー2ベースを打って1点差とします。
一気に同点という場面で平尾選手が代打で起用されますが、サードゴロ。同点とまでは行きませんでした。

このライオンズの反撃ムードはオリックスの加藤大輔投手によって阻まれます。
145〜149キロのストレートと鋭いナックルを武器に初対戦のライオンズを翻弄します。
8回裏の先頭打者が上田選手ということで一部文句出ていましたが、
残っている選手が伊東(控え捕手ケガ)・犬伏(代打の切り札)・赤田選手(代走の切り札)だったので仕方ないところ。
初対戦ということもありましたし、粘れる上田選手に情報収集能力を期待したのだと思います。
ナックルは判断難しい球種ですから、実際に見なければ分からなかったこともあるでしょうからね。

ライオンズは8回裏に三者凡退。
7・8回表は張投手がなんとか抑え、9回表は森投手が三者凡退に取って最後の望みを繋ぎます。
1アウトになったところで好調の後藤選手に打席が廻ります。
けれどフルカウントから低めストレートボール球に手を出してしまい、ピッチャーゴロ。
2アウトから松井選手が甘く入ったナックルをレフト前に運ぶものの、カブレラ選手の所で盗塁失敗。
ゲームセットとなりました。

最後の松井選手の盗塁に関しては功を焦ったかなと思います。
まぁ、今のカブレラ選手をどう考えるかですよね。私のような「飾り」ぐらいにしか思ってない人間だと納得しちゃいます。
今のカブレラ選手は下半身から廻らないのでバットが遠回り。
外角は打てるけど、内角は打てずに神経過敏状態です。
1球内角にボールがいくだけで頭に来るほど、どうしようもない状態ですね<5回裏のチャンスも同じパターン
真中の球まで打ち損じるんだから困りもの。調子いいのか悪いのかさっぱりでしたが、良くないのかもしれませんねぇ。
だからカブレラ選手に気を取られている間に松井選手が盗塁で2塁へ進め、
バッティングの状態がいいマクレーン選手、さらに平尾選手に期待しようという判断だったのでしょう。
…ただそれは成功した場合の話。絶対に失敗してはいけない場面です。
オリックスバッテリーが高めに外したこともあり、完全にアウトとなってしまいました。
ちょっと一か八かをやりすぎた感は否めないシーンでしたね…



敗因としては5回裏のカブレラ選手の凡退、6回表の潮崎投手の四球を挙げます。
5回裏は相手チームのエラーで作ったチャンス。しかも打順は松井・カブレラ。物にしない手はありません。
カブレラ選手が内容ある凡退だったら納得しますが、上で書いたようにあまり褒められたものではありません。
1球目のインハイに外したストレートに少しイライラしてしまい、続くインコースの球を見逃し。
3球目の外角低めのボール球に手を出して引っ掛けるという内容… 最悪ですね。
復帰してからカブレラ選手は内角に神経過敏になっています。
死球があったので無理ないでしょうが、すぐにイライラ来てしまって凡フライを打ち上げる傾向があります。
相手チームのキツイ攻め方でも冷静に対処すれば打てるはずなんですが… 勿体無いの一言です。

6回表は貰ったチャンスをものに出来なかっただけに、重要なイニングとなります。
なのにフォアボール…こういう所が試合展開読めるベテランらしくないんですよね。
打たれちゃいけないという気持ちも分かりますが、一番いけないのは四球です。
これまでもライオンズ投手陣は四球で崩れるパターンだったのですから、気を使って欲しかったです…
あと打ち込まれてピッチャー交代できない辺りは今のライオンズ投手陣の不調を現していますね。
今年は途中交代がほとんど裏目に出ている印象があります。
後から出てくるピッチャーが打ち込まれる、だから回の頭からしか交代できない…
そういう交代できない苦しさが大量失点に繋がってしまったのだと思います。
…まぁ、苦しいやね。昨日せっかく松坂投手が粘りのピッチングを見せてくれたのになぁ…
それが投手陣に影響を及ぼしてない辺りが悲しくなってしまいますねぇ。

好材料としては細川選手のバッティング(4打数2安打)、後藤選手のバッティング(2打数1安打)でしょうか。
2人とも右方向への強い打球が多いです。
細川選手はフォールスローを大きく取ってボールを押し出す感じ、
後藤選手は柔らかいリストを生かしてボールを弾き返す感じでしょうか。
バットが遠回りせずに出ている辺りが好結果を生んでいるのだと思います。
あとは小関選手が今シーズン初打点を挙げたことでしょう。
今日は2ベースも打ちましたから、バッティング内容としては良くなったと言えるでしょう。
1番松井、2番小関の打順の条件である「小関選手の勝負強さ」に光が見えたことは大きいと思います。
数試合順調に結果を残せれば、打順を戻す事もあるでしょうね。
ただ…ちょっと松井選手が状態悪いのが気がかり。特に盗塁のスタート悪いのが…
これでは1番に戻しても機動力が使えないこともありえます。
清水守備走塁コーチとともにスタートの再確認をして欲しいですね。

今日は采配が裏目に出てしまった試合でしたが、終盤はよく追い上げたと思います。
本来ならば7回で勝負が付いてしまっている所を1点差まで追い上げた粘りは素晴らしかったです。
願わくば3・4番にあと1本…そういう試合だったと思います。
終わり方が盗塁死という嫌な感じだったので後味は悪いですが、全体としては悪くないでしょう。
明日は上手く切り替えて試合に臨んで欲しいですね。



最後にオリックスに関して少し。
オーディズ選手は本来のセカンドに入ってから守備も良くなり、打撃も低めに落ちるチェンジアップを打つなど大当たり。
ちょっと怖いバッターになってきましたね。外国人打者が弱い落ちる球を苦にせず打ったのは大きいです。
何で攻めればいいか…外角の変化球か、インコースのストレートか、ちょっと考える必要がありそうです。

それと加藤大輔投手がいいですね。
ストレートの速さもさることながら、ナックルボールのキレ・コントロールがいいです。
やや落ち方に差はありますが、打者を幻惑する良い球だと思います。
リリーフ投手としてならば、かなりやるんじゃないでしょうか? 敵ながら楽しみな投手です。




4月21日 西武ライオンズ 6−1 オリックスブルーウェーブ

(オ)具(5回1/3)−戸叶(2回)−塩屋(2/3)
(西)松坂(9回)
(本)細川1号
オリ
西武 ×

ダイーハム
2−3

6・7・8番大当たり! 後藤・細川・松坂の3人お立ち台でライオンズ復活だ!
ちょっと今日は時間がないので簡単に振り返っておきます。

今日の松坂投手はストレートの伸び・球威ともに抜群。
ただ変化球のコントロールがイマイチで、立ち上がりは少し球が行っていない場面もありました。
それが5度にも及ぶ先頭打者をランナーに許す結果となったのだと思います。
オリックスのバントミスがあったものの、要所を締めるピッチングは素晴らしかったと思います。
落ち着いた投球ができているのが今年の松坂投手の強みでしょうね。安定感があります。

攻撃の面では3番松井=1番松井。
相対的に2番カブレラ、3番マクレーン、4番平尾、5番後藤、6番細川という流れです。
3番松井の打線を組んでから以降、6・7番打者の成否で得点力が決まっています。
そういった観点からいくと今日の打線は見事にはまりましたね。
2回裏は2アウトから平尾選手が三遊間を抜くヒット。
カウント2−2から惜しい球があったものの、ボールと判定され、
2−3でランナースタート、後藤選手の左中間を破るタイムリー2ベースで同点。
6回裏にはカブレラ選手が三遊間を抜くヒットで出塁し、マクレーン選手が選んで四球。
平尾選手が3塁線を破るタイムリー2ベース。
後藤選手がセンターオーバーの2点タイムリー2ベース。
最後は細川選手がライトポールに当たるプロ入り初ホームランで5点をあげました。

勝因としては松坂投手の粘りのピッチングでしょう。
完璧に抑える…とは行きませんでしたが、ランナーを出しながらの粘りの投球にはエースらしさを感じました。
今年のライオンズ投手陣は嫌な流れを断ち切るだけの力がなかっただけに、
今日の松坂投手のピッチングがもたらすものは大きいと思います。
ランナーを出しながらも落ち着いて投げること、これが大切なんでしょうね。
これでライオンズ投手陣が立ち直っていく事を期待したいです。

打線の方では後藤選手が2安打1四球2本のタイムリーを見せました。
ボールを引き付けて打てるのが強みですね。
バットコントロールもいいですし、新人離れした技術を持っています。
右方向にあれだけ良いバッティングをしていると内側を攻められるでしょうから、
そのコースを引っ張るのかおっつけて打っていけば安定した成績を残してくれるでしょう。
細川選手はコンパクトなスイングながら振り切っているのがいいですね。
フォロースローをしっかり取っているので、打球が以外に伸びますし、詰まってもヒットになります。
今日は4打数4安打1ホームランの大活躍!
正捕手取りに期待がかかります。




4月20日 西武ライオンズ 2−4 日本ハムファイターズ

(西)石井(8回)
(日)金村(9回)
(本)平尾2号
西武
日ハム ×

ダイ−近鉄 ロッテ−オリ 中日−巨人 広島−ヤク 阪神−横浜
3−2 8−6 2−7 中止 9−3

ライオンズ主軸が当たらず5安打…またしても石井投手を援護できず
別に昨日・今日と試合に負けたのは私のせいではありませんよ?
別に「今こそエースの腕の見せ所」と言って、西口・松坂投手が投手再建の鍵と言ったせいじゃないですよ?
だからそれまで投打が噛み合わずに負けるなんて一言も言ってませんよ?
そんなわけで今日負けたのは私のせいではないのです、はい(爆)
…悪いシナリオほど当たるものですな(苦笑)
まぁ、明日の松坂投手のピッチングで投打が噛み合ってくれば、この2試合分の価値はあるでしょう。
明日の試合に期待です。明日の試合に、うん。

今日の試合は情報メディアがまったくなかったので語ることはできません。
ヤフーライブの結果から簡単にまとめておくだけにします。
ライオンズは1回表小関選手がセンター前ヒットで出塁し、柴田選手が送りバントを決めるも、
松井選手がショートゴロに倒れ、カブレラ選手が三振で無得点。

日ハムは3回裏に山田選手がセンター前、坪井選手がライト線の2ベースで無死2・3塁のチャンス。
石本選手の打球をフィルダースチョイス(詳細分からず)、満塁から森本選手がセンター前2点タイムリーで先制。
さらに小笠原選手のタイムリーなどで計4点を挙げます。

ライオンズは5回表に先頭のマクレーン選手がヒットで出塁し、大島選手もヒットでノーアウト1・3塁のチャンス。
しかしここで後藤選手がショートゴロ併殺打に倒れて1点のみ。
ライオンズ先発の石井投手は4失点はしたものの、粘りのピッチングを披露し試合を作って行きました。

けれどライオンズの反撃は8回表の平尾選手のホームランのみ。
9回に1アウトから柴田選手が出塁して、松井・カブレラ選手を迎えますが三振・ピッチャーゴロでゲームセット。
金村投手に5安打無四球完封をやられてしまいました。



特に語ることもないでしょう。チャンスで松井・カブレラ選手に1本出なかったと。
だから3番松井の打線は面白くないんですよね。クリーンアップの比重が高過ぎますから。
攻撃パターンがそこだけに限られてしまいます。
もしも松井・カブレラ選手が打ったとしても本当の勝負は6・7番打者となってきます。
今日は後藤選手に1本出なかったので、得点を上げられませんでした。
…が、本来ならば3・4番で点数を取らなければいけない所。完全に打つか、打たないかの打線ですね、こりゃ。
…まったく面白みがないなぁ、この打線。もっと幅広い攻撃を見せて欲しいですよ…
失敗してもわくわくする野球がみたいです、どうしても。
今の楽しみは若手打者の成長ぐらいですわ。
今日は大島選手が3打数1安打。レギュラー維持には良い数字です。今後も頑張って欲しいです。

ライオンズが調子を取り戻すには2つの条件があります。
1つはエースの好投でチームに良い流れを送り込むことです。
投手陣全体にどうも引き締まりが感じられません。
こういう時こそ、エースがお手本となるピッチングを見せることが必要でしょう。
もう1つが松井・小関選手の完全復調。
松井選手がチャンスメーカーとなること、
そして松井選手が勝負避けられた時に小関選手が打てるだけの勝負強さが戻ることが条件です。
1・2番がしっかりすれば打線にもリズムができてきますし、調子も上がっていくと思われます。
戦力的には大きな問題はありません。
他を見て慌てることはないですから、まずはじっくりとチーム力を蓄えてもらいたいですね。


パリーグでは近鉄とダイエーの2チームが走っていますが、
この差はそれほど大きなものだと私には思えません。

近鉄は僅差の試合で競り勝つ試合がほとんどないので、ここまで抑えの不安を出してはいないように思います。
今日あったダイエー戦ぐらいですかね? 抑え不安を露呈したのは。
新外国人投手がどれだけ活躍するかは分かりませんが、
近鉄は優勝戦線にあるのは間違いないとしても、走り出すとは考えづらいものがあります。
本当ならば僅差ゲームをやらなければいけなかったライオンズが大差で負けましたから(2勝4敗)、
その分が近鉄のリードとなってるんじゃないでしょうかね?

ダイエーの若手投手陣は確かにいいですし、魅力的です。今は勢いがありますよね。
だけど1年間先発ローテを守った投手はいません。
エースと見込まれている斉藤和巳投手はルーズショルダー持ち、酷使はできないと思います。
新垣投手のフィールディングはまだ疑問符が付きますし、
和田投手は打者に研究されて慣れてこられるとどうなるか…ここらの計算がかなり難しいです。
ダイエーの真価が問われるのは5月〜6月。ここでどういう戦いができるかでしょうね。
ここをすんなり行かれると、あっさり優勝されるかもしれませんが(爆)
まぁ、ダイエー首脳陣もそう簡単にはと思ってることでしょう。

他のチームも徐々にではありますが、戦力が揃ってきています。
ロッテはフェルナンデス選手の加入で活力が出てきましたから、今後の戦いぶりは要チェックです。
日ハムはチームが若いですから、後半戦に戦力が揃ってくると巻き返せるかもしれません。
5割でいっていれば上位チームを脅かせる野球ができるんじゃないでしょうか。
オリックスは…あれれ…思い浮かばない… ま、まぁ、明日からは西武−オリックスなので試合見ときます(^^;
もっともここでオリックスに負けるわけにはいきませんがね(^^;

そんなこんなでパリーグもまだまだこれからです。
新戦力の台頭が今後もあるでしょうから、一筋縄ではいきませんよ。
苦労して苦労して苦労するペナントレースになると予想します。
ですから現在調子に乗り切れていないライオンズは若手選手を育てつつ、
早い段階でチームのリズムを取り戻していってもらいたいですね。
まだまだガンバレ、ライオンズ! ガンバレ、パリーグ!!




4月19日 西武ライオンズ 5−6 日本ハムファイターズ

10 11 (西)西口(3回)−長田(1回2/3)−潮崎(1回2/3)−
 森(1回2/3)−土肥(1回)−豊田(1回1/3)
(日)ミラバル(6回)−芝草(2回)−高橋憲(2/3)−
 関根(1/3)−伊達(2回)
(本)マクレーン4号、大島1号、エチュバリア4号
西武
日ハム 1×

ダイ−近鉄 ロッテ−オリ 中日−巨人 広島−ヤク 阪神−横浜
1−6 6−2 4−2 1−8 4−3

今シーズン初の延長戦も惜敗…調子に乗り切れないライオンズ。
リリーフ投手陣に不安がある日本ハムに対して後半・延長戦で競り負けるとは…
正直ショックですね。チームの歯車が上手く噛み合ってないとしか言えないでしょう。
11回表に微妙な判定があったとはいえ… この1敗は痛いです。
でも引きずっても仕方ないので切り替え、切り替え。
ただその前に試合を振りかえって反省会です(^^;

まずは3回表、先頭の高木浩之選手が四球で出塁し、1アウトから柴田選手がセンター前ヒット、
今日も3番の松井選手がライト前ヒットで続き、1アウト満塁でカブレラ選手の大チャンス。
けれどここはセカンドゴロ併殺打に倒れてしまい、無得点。

ピンチを乗り切った日ハムは3回裏にチャンスを作ります。
先頭の金子選手がライト前ヒットで出塁し、高橋選手が送りバント、坪井選手には追い込みながら死球。
そして1番に入った石本選手がライト前タイムリー。
しかしこの後のピンチは西口投手が踏ん張って、最少失点で乗り切ります。
(森本サードゴロ、小笠原敬遠、エチュバリアサードゴロ)

4回表のライオンズは腰椎捻挫で登録抹消となった和田選手の代わりに
5番昇格したマクレーン選手がホームランですかさず同点に追いつきます。
4回裏からは長田投手が登板します。
西口投手は試合前から内転筋に違和感があったとのことで、大事を取って降板となったようです。
2番手の長田投手は4回裏を三者凡退に打ち取り、リズムを作ります。

5回表は1アウトから柴田選手がレフト前ヒットで出塁し、松井選手がセンターオーバーの2ベースヒット。
カブレラ選手は敬遠で歩かされるも、マクレーン選手が犠牲フライを放ち、1点。
さらに和田選手の代わりに1軍昇格となった大島選手が推定飛距離135M以上の3ランホームランを放ち、
ライオンズが一気に4点を勝ち越します。

けれど5回裏、長田投手は2アウトから石本選手に四球を与えてしまいます。
その直後に盗塁を決められてしまい、動揺してしまったのか、2ストライクと追い込みながら森本選手に死球。
完全にリズムが狂ってしまった長田投手は小笠原選手にレフト前タイムリーを浴び、
さらにエチュバリア選手に左中間への3ランホームランを打たれて追いつかれてしまいます。

その後は両チームともに一進一退の攻防が続いていきます。
6回表は1アウトから高木浩之選手がライト前ヒットを放ちますが、
続く小関選手の当たりはセンター前にポテンと落ちるヒット…も打球反応が難しかったので、セカンドアウト。
センターゴロに終わります。
6回裏は潮崎投手が追い込みながら阿久根選手に死球を与えてしまい、
さらに金子選手の強いピッチャー前の送りバント併殺コースを潮崎投手が悪送球でオールセーフのピンチを迎えます。
けれど続く高橋選手の所でバントシフトを敷いて、3塁フォースアウト。
最後は坪井選手をショートゴロ併殺打に打ち取ってピンチを脱出します。

7回裏は潮崎投手が1アウトから森本選手を四球を出してしまい、小笠原選手に死球。
1アウト1・2塁としてしまった所で、森投手に交代します。
エチュバリア選手の所で途中からマスクを被った細川捕手がワンバウンドフォークを少し逸らしてしまいましたが、
そのフォークボールでエチュバリア選手を三振。
クローマー選手をファーストゴロに打ち取ってピンチを脱出します。

ライオンズは8回表に先頭の大島選手がセンター前ヒットで出塁しますが、
後藤選手が極端なバントシフトを敷く日本ハム守備を破れずに送りバント失敗。
さらに盗塁(奇襲攻撃?)を狙いますが失敗に終わります。
9回表にも先頭の高木浩之選手が四球で出塁して、小関選手の所で同じくハムがバントシフトを敷いたため、
バントをせずに強攻策でショートゴロ、1塁ランナーのみアウトになります。
宮地選手が送りバントを決めて、2アウト2塁で松井選手を迎えますが、関根投手に抑えられて無得点。
試合は延長戦に入っていきます。

11回表のライオンズは、先頭の後藤選手がレフト前ヒットで出塁します。ここで代走赤田選手。
この場面もバントシフトを敷いてきますが、バントエンドラン(というよりランエンドバント)を細川選手が決めて1アウト2塁。
 (単独スチールでも決まっていた?)
高木浩之選手はレフトフライに倒れますが、小関選手がセンター前にヒット!
赤田選手が一気にホームに突っ込みますが、ホームでタッチアウト…だったそうです(爆)
実はこの場面、ラジオで私は聴いていません。その前までは聴いていたんですが…
ヤフー掲示板とかで見る限りではかなり際どいプレー、というよりセーフだったかもしれないタイミングだったようです。
この延長戦における微妙な判定、これが試合を決めてしまったといっても過言ではないでしょうね…

11回裏は豊田投手が阿久根選手に2ベースを打たれ、ボークでランナー3塁へ。
塁を埋めて満塁にしますが、1アウト満塁から石本選手がピッチャーゴロ内安打を放ちサヨナラ。
ゲームセット、豊田投手に久々の負けがついてしまいました。



勝敗を決めたのは11回表の際どい判定だとは思うんですが、本来ならばその前に勝っていなければなりません。
具体的に挙げるなら「追い込んでからの死球」、これが全てでしょうね。
3回の失点も、5回の失点も、この「追い込んでからの死球」が関わっています。
バッターを追い込んで有利なカウントにあるのに、1球で塁を与えてしまう…勿体無いの一言です。
それが一度ではなく、二度も三度もあるのですから、守りのリズムが崩れてしまい、反撃に繋がりません。
どうもこういう投打のバランス、攻守の流れのリズムが狂っているんですよね、今のライオンズ。
昨日期待をかけたエースの好投はもろくも崩れ去りましたし…
もう少し歯車が噛み合わない苦しい状況が続いてしまうかもしれません。
あとは若きエース(候補?)、松坂投手に期待しましょう。投打のリズムを復活させてくれ!

打線に関しては1度だけカブレラ選手に絶好のチャンスが廻ってきましたが、
他は6・7番勝負となったり、9番からのチャンスメークだったりするパターン。
今のライオンズは3番の松井選手が1番であり、6番打者が4番みたいなものです。
今日は大島選手と後藤選手が良い活躍をしてくれたので5点取れましたが、
もしもこの2人が打ってなかったとしたらゾッとします。
私には3番松井という打線が博打にしか思えないんですよね…
早く松井・小関選手が本来のチームバッティングを取り戻し、活躍してくれることを期待したいです。
ただ逆を言えば、6・7番に置かれる若手選手には大きなチャンスなんですけどね。
そういう観点からいけば、今日の試合は大きな収穫があったと言えるでしょう。

6番ライトスタメンの大島選手は特大の3ランホームランを含む、5打数安打の活躍を見せてくれました。
開幕時はヒットが出ず、ファームでも輝かしい成績は収めておらず心配していたんですが…
 (本人もあまり調子は良くないと言っていた模様)
だからこそ何も考えずに振れたのかもしれません。
今日の試合をきっかけに飛躍してくれるとライオンズの外野陣の層は厚くなりますね。
7番DHスタメンの後藤選手は5打数3安打で猛打賞!
今日はミラバル投手からセンター前ヒット、ライトフェンス直撃の2ベースヒット。
伊達投手からレフト前ヒットと右投手から3本のヒットを打ってアピールしました。
右方向の打撃は一流。今日はレフト方向にも打球が行ったので、今後の活躍がますます楽しみになります。
レギュラーを死守できるよう頑張ってもらいたいですね!

若手選手以外の収穫では森投手がおよそ2イニングを好投したことでしょう。
ストレートの球速はまだ物足りないですが、フォークボールで三振を奪えたのは収穫だと思います。
ダブルストッパーの一端として活躍を期待しています。


明日は東京ドームの日本ハム戦に相性抜群の石井投手が先発です。
今シーズンは安定感抜群、終始落ち付いた投球を見せてくれているので期待大です!
先発投手が終盤までしっかり投げ、1・2番からの繋ぎで得点を重ねていってもらいたいですね。
今日の負けを振り払うとためにも、明日の勝利目指してガンバレ、ライオンズ!!




4月18日 西武ライオンズ 10−3 日本ハムファイターズ

(西)三井(7回1/3)−潮崎(2/3)−豊田(1回)
(日)正田(4回1/3)−櫻井(1回2/3)−山口(1回)−岩本(2回)
(本)カブレラ4号・5号、松井4号、後藤1号
西武 10
日ハム

ダイ−近鉄 ロッテ−オリ 中日−巨人 広島−ヤク 阪神−横浜
4−2 0−4 3−5 3−9 3−2

後藤・平尾犠牲フライ、ライオンズ打線繋がり戻る! …が、和田、腰痛か?
ホームランも大事だけど、チームバッティングもねということで上記のタイトルにしました。
実はここまでの犠牲フライは平尾選手のサードファールフライ赤田選手タッチアップを除くと、
松井選手の犠牲フライしかなかったんですよね。
 (小技はスクイズ1つ、ダブルスチール1つ)
それだけに2つの犠牲フライは貴重ですよ。ようやく打線にリズムが出てきたんじゃないでしょうか?

ただここに来て打線を支えていた和田選手が突如の腰痛でリタイア。
3塁ランナーの時に違和感を感じて、そのままタイムをかけて交代。
歩けないほど酷く、仰向けにされたまま病院に運ばれてしまったようで…心配です。
また本日昇格即スタメンとなった佐藤選手も1回裏にフェンスに激突…
大事を取って病院に行くことになりましたが、激突後に守っていたので長くはかからないと思います。
長いペナントレース、怪我人だけは避けてもらいたいですね…

試合展開の説明をしますと、
1回表に2番佐藤選手が内安打で出塁すると、すかさず盗塁。
これを高橋捕手が悪送球してしまい、一気に3塁へ。
松井選手はサードゴロに倒れますが、カブレラ選手が力で運ぶ右中間への2ランホームランで先制。
さらに和田選手が四球で出塁し、マクレーン選手がヒットで続きますが、後藤選手はセカンドゴロ。

けれど1回裏、三井投手がいきなり先頭の森本選手に四球を与え、
続く奈良原選手にエンドランでセンターオーバーのタイムリー3ベース。
この時にセンターの佐藤選手がフェンスに激突してしまいます(2回から交代)
小笠原選手には犠牲フライを打たれてしまい、日ハムに追いつかれてしまいます。

2回表は伊東選手が四球で出塁し、平尾選手がピッチャー正面送りバント(やや危なかった)。
しかし続く小関選手が見逃し三振、代打の赤田選手がワーニングゾーンへのレフトフライで無得点。
どうなるかと少し不安に思ったものの、
3回表に松井選手がライナーで右中間ホームランを放ち、
カブレラ選手が2打席連続となるホームランをレフトスタンドに運んで2点を勝ち越します。
和田選手もライト前ヒットで出塁。さらにワイルドピッチで2塁へ。
マクレーン選手はサードライナーで倒れるも、後藤選手のサードゴロの間に和田選手が3塁へ行く好走塁。
しかし伊東選手の打席のところで、和田選手が腰痛を訴えて宮地選手と交代となりました。
結局、伊東選手はサードゴロでそれ以上の追加点は奪えませんでした。

3回裏は三井投手が2アウトから小笠原・エチュバリア選手の連続ヒットでピンチを作りますが、
田中幸雄選手をサードファールフライに打ちとって何とか無得点に抑えます。
4回表はコントロール定まらない正田投手が先頭の平尾選手に四球を与え、
小関選手が送りバントをしっかり決めて、赤田選手がショートゴロの後に松井選手がセンター前タイムリー。
続くカブレラ選手は歩かされ、宮地選手が左腕の正田投手にタイミング合わずに空振り三振。

4回裏は三井投手が三者凡退に打ち取り、試合にリズムを生みます。
それもあってか、5回表は後藤選手が右中間への2ベースヒットを放ち、
伊東選手が三遊間を抜くヒットで1アウト1・3塁として、平尾選手が犠牲フライを放って1点。
ようやくライオンズらいい繋ぎの野球が垣間見えました。
6回表には赤田選手が左打席で一二塁間を抜くヒットを放ち、ワイルドピッチで2塁へ進塁。
松井選手は三振に倒れ、カブレラ選手が敬遠で歩かされますが、再びワイルドピッチで1アウト1・3塁。
宮地選手の打席でスクイズを引いて、赤田選手が少し飛び出し気味という不可解なシーンもありましたが、
サードの小笠原選手も飛び出していたので何事もなくセーフ、宮地選手は四球を選びます。
そして打撃好調のマクレーン選手がレフト前タイムリー、
後藤選手が追い込まれながら右中間へ犠牲フライを放つなど、良い形で点数を重ねていきます。

8回表にはカブレラ選手が死球を受けて一塁へ(今日はホームラン以外全て四死球)。代走上田選手。
今日の日ハムはバッテリーミスの連続で、岩本投手が2連続ワイルドピッチでランナー3塁へ。
宮地選手がセンターライナー、マクレーン選手が天井直撃のセカンドフライに倒れますが、
後藤選手が右中間へプロ入り第1号となる2ランホームランで加点します。

三井投手は7四死球と荒れたピッチングでしたが、8回途中まで3失点で凌ぎました。
打者によってストライク・ボールがはっきりしており、
ストレートの四球を与えたかと思えば連続三振に取ったりと極端なピッチングをしていたようです。
現在のライオンズ投手陣は安定感に欠ける面があるので、もう少しリズム良いピッチングを見せて欲しいです。



試合内容に関してはこんな所。
勝因はカブレラ選手の長打、日本ハムとバッテリーミス(四死球・送球ミス・ワイルドピッチ)でしょう。
三井投手も7四死球と荒れていたので(日ハム8四死球)、大味な試合になってしまった気がします。
その中でも2つの犠牲フライがあるなど、ライオンズ打線に繋がりが出てきたのは1つの収穫でしょう。

ライオンズのチーム防御率は現在リーグ最低。
先発投手で安定感あるのは松坂投手、石井投手ぐらいでしょうか。
三井投手と後藤投手は好投しているものの不満は多いですし、
西口投手はなんとも言えないピッチングが続いています。
なんでこんなに防御率が悪いかといえばコントロールが悪いからなんでしょうが、
どうも試合の流れに飲み込まれてしまっているように思えます。
ピッチャーが踏ん張り切るという場面がほとんどないんですよね。
得点を取っては取られ、チャンスを逃した直後にすぐ失点。
リリーフ投手陣も肝心なところで被本塁打するわ…全体的に試合に飲み込まれています。
3点差以内で終盤の僅差で競り勝つ試合はないんじゃないでしょうか?
大体が中盤までにリードをして逃げ切るパターンです。
だから近鉄やダイエーのような上位チームに勝てないんだと思います。
昨年は出来すぎでしょうが、それ以前からできていた僅差の試合での投手陣の踏ん張りがないのが心配です。
でもどうすれば良くなるかという方法もとりわけあるわけじゃないですし…
まぁ、こういう時はエースがチームを引き締めるピッチングをして流れを良くするのが一番かな?
西口投手や松坂投手が1〜3点差以内のピッチングで勝利し、
投手陣全体に勢いを付けてくれる事を祈るばかりです。
今こそエースの腕の見せ所。
そういう意味では相性の悪さを吹き飛ばすナイスピッチングを、明日の西口投手に期待したいです。

3番松井の新打線はそれなりに結果を収めています。
首脳陣のコメントだと「3番打者がいないから」と言ってますが、絶対嘘ですよ〜
去年までもそうでしたし、開幕時は宮地選手が好調、最近は後藤選手が調子を上げてますので、
去年並みにはやってくれる選手はいます。
私が思うには松井選手のプライドを考慮してじゃないでしょうかね?
だって松井選手の出塁で生まれた得点は、ダブルスチールと次打者のホームラン含めても3回だけ。
チャンスメーカーとしてよりも、ポイントゲッターとしての活躍の方が目立ちます。
そして興味深いのがイマイチ調子の上がらない小関選手が出塁するとチャンスが膨らむ点です。
小関選手が出塁すると打線が繋がる傾向にあります。
…ま、逆を言えば、それだけ松井・小関選手が仕事できていなかったわけですがね(苦笑)
それに今の打線ではクリーンアップに選手が集中しすぎて繋がりを欠きます。
昨年までのダイエー・近鉄と同じようなものでしょう。
クリーンアップは強力だけど、そこでしか点数が取れない。そんな悪循環に陥る危険性もあります。
私は今の打線を仮のものとするのが一番だと思ってます。
松井・小関選手の調子が上がってこないと、やっぱり苦しいですなぁ…

そこに来て和田選手の腰痛。症状の程度や復帰時期は分かりませんが、この状況でいなくなるのは痛いです。
なぜならカブレラ選手の復帰以前、そのほとんどが和田選手絡みだったからです。
時にはチャンスメーカーになり、時にはポイントゲッター。
カブレラ選手復帰後もホームランの後の繋ぎ(四球・ヒット)をしていましたし、和田選手離脱は相当痛いです。
5番に主力選手がいないとなると、カブレラ選手で勝負されないでしょうし… またまたピンチ。
幸い今年はマクレーン選手の状態がいいだけに5番でも活躍してくれるでしょうがね。
ただ和田選手の5番不在で3番松井が生きるかどうか…これが分かりません。
つまり和田選手がいた場合、3番松井は1番松井にもなるわけです。
松井選手が出塁し、カブレラ選手が歩かされるなりで繋いだ場合、和田・マクレーン選手で返す。
こういう形も可能だったわけですが、和田選手がいなくなるとマクレーン選手の後が問題になります。
後藤選手がどれだけやれるか、結構鍵を握ってくるかもしれませんね。
1番松井・3番後藤と戻すのもいいですし、3番後藤・5番松井もありだと思います。
何はともあれ、今の打線では後藤選手(もしくはそれに代わる選手)が鍵を握るのは間違いありません。



若手選手では7番DHスタメンの後藤選手が2ベースと犠牲フライ、初ホームランと3打点の活躍!
映像でチェックしてないので技術面はありませんが、右方向に打つ打撃は素晴らしいようですね。
ホームランを打った後のコメントでも、「明日から気を取り直して自分のバッティングを心がけます」と言うように、
自分は中距離打者であってヒットの延長がホームランだと意識しているのが良いですね。
あとは早いカウントで引っ張ってのヒットが打てるかどうか。
ここまでは追い込まれてからの右方向へのナイスバッティングが目立つだけに、
そこができるかどうかがレギュラー定着への道でしょうね。
今日は右投手相手にも結果を残しましたし、さらなる飛躍を期待したいです。

途中出場の赤田選手は左打席のヒット1本のみ。5打数1安打。
すでに守備力は首脳陣の信頼を得ているようですし、積極的な走塁も素晴らしいものがあります。
あとは打撃でどれだけ結果を残せるか…内角球を克服して一気に飛躍してもらいたいです。
もし明日以降、和田選手が欠場となれば出番が増えるはず。
そこでアピールをしてセンターレギュラーを奪ってもらいたいですね。
松坂世代でも身体能力は抜群! ガンバレ、赤田選手!!




4月17日
今日のプロ野球は阪神−ヤクルト戦のみ。
そんなこともあって、文化放送の太田英明のモクモクスポーツを聞いていたら、
日ハムファンのえのきどいちろう氏が良い話をしていましたね。
…と言いつつも、内容の大半は忘れているわけですが(爆)
仕方ない、自分なりにアレンジして順を追っていくか(^^;

松井選手のメジャー移籍によって、日本のプロ野球が詰まらないと言われるけどそんなことはありません。
今年の松坂世代がリアルドカベンプロ野球編(えのきど氏談)という楽しみがあります。
私自身もそうだけれど松坂投手が甲子園で活躍した年…あの年は高校野球が大きく脚光を浴びた年です。
横浜とPLの熱闘…それを見て今の高校野球児は野球をやっていますし、
根強い高校野球ファンを再び取り戻しました。
私もそれまでは選手個人よりもチームとして見ることが多かった高校野球の見方が変わりましたもんね。
「この選手の将来が楽しみ」「追いかけたい」、そういう気持ちが沸いていきました。
そのきっかけとなった選手達がプロ入りをしているのだから、楽しみはこれからです。
プロ野球ファンの大半はジャイアンツファンなので、そういう見方が少ない(結果論的?)気もします。
そろそろ選手の成長を楽しむ、個人を追っかけるみたいな応援スタイルも良いかもしれませんね。
昨年のジャイアンツ斉藤選手や福井選手ら生え抜きで埋もれていた選手が活躍したのは良い傾向。
「出来上がったスター」を追いかけるより、「新しいスターを探す楽しみ」がもっと出てきて欲しいです。

で、松坂投手の話になったんですが、パリーグの中ではもはや熱い対戦がない、
メジャー行くべきという話もあるそうです。
確かに今のパリーグでは素晴らしい技術を持った日本人選手は少なくなりましたが…
んー、中村選手、小笠原選手、松井稼頭央選手…少し打撃に粗さがあるのが気がかりですし…
独特の凄さを持っているのはカブレラ選手とローズ選手ぐらいしか思いつきません。
夕刊フジで王監督が新垣投手の話で「打者のライバル不在」を嘆いていたけれど…
なんというか、はっきり言って「まだまだ」だと思っちゃうんですよね。
そこでえのきど氏が言っていた話になるんですが、「松坂が本当に西武のエースになったことはあったか?」と。
持っている球の威力、マウンドの佇まい、勝ち星、人気面と間違いなくライオンズで1番でしょうが、
エースと呼べるかはファンとして疑問があります。
昨年は開幕戦に素晴らしいピッチングを見せてくれてチームに勢いをもたらして、
「お、これでエースになったぞ」と思いましたが、途中リタイア、終わってみれば日本シリーズの2敗。
まだ「チームのエース」と呼べる活躍を1年間しているようには思えません。
今年の松坂投手にはそれを感じるだけの「凄さ」があると思うので、
それを1年続ける事が松坂投手の課題であり、エースという称号を得るための道でしょうね。
パリーグのエースでもライオンズのエースであらず。ガンバレ、松坂投手!


あとプロ野球関連の話ですが、チケット値下げとかはあるんですけど…
なんというか、自分は球場まで足を運ぼうとまだ思えないんですよね…
その理由というのが、値下げになるのは外野席・内野自由席ぐらいじゃないですか?
応援する分にはそれでいいでしょうが、
「プロ野球の凄さ」を知るにはもっとグラウンドに近い場所を提供することが必要だと思います。
そういった1塁・3塁などベースに近い場所、バックネット裏とかは年間指定席で高額。
普通じゃ手に入らないような場所です。
それだと面白くありません。
プロ野球は興行ですから、採算性の問題もあるでしょうが、もう少し野球の魅力を伝えられよう配慮して欲しいです。
生の雰囲気ってのもありますけど、選手が豆粒でしか見られないんじゃ面白くないわけですし(苦笑)
座席区分・料金体系の見直し、これが必要な時期だと私は思います。

もちろん座席には限りがあるので、日本ハムのヒルマン監督が実行した選手の出迎えなども良い手でしょうね。
球場に行っても選手と直に触れ合う機会なんてまずありませんから、貴重な経験になると思います。
選手を身近に感じることで応援しようと思うでしょうし、良い試みだと思います。
こういったファンサービスが日本のプロ野球でも広まっていくといいですね。




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