2003年西武ライオンズ応援日記


4月2日 西武ライオンズ 6−4 オリックスブルーウェーブ

(西)許銘傑(9回)
(オ)吉井(6回1/3)−牧野(1回2/3)−戸叶(1回)
(本)マクレーン2号、和田4号、日高2号
西武
オリックス

近鉄−ダイ ロッテ−ハム 巨人−横浜 広島−阪神 中日−ヤク
2−4 中止 4−3 5−4 2−1

後継者問題解決か! 細川捕手、リードに打撃に大活躍!
なんとなく見出しを入れてみましたが、どうでしょうか?
これからは試合を象徴する見出しを入れていきたいと思っています。

今日の試合は細川捕手の活躍が一番ですね。
スタメンマスクは伊東選手だったんですが、3回表にヒットで出塁した後の高木浩之選手のヒットの際、
ショート付近で右足ふくらはぎ付近を痛めてしまい、そのまま負傷交代となりました。
 (話によると肉離れまでは至らなかったようですが、試合後は歩くのが辛そうだったようです)
そこで出てきた細川捕手がまずランナーで松井選手のセカンドゴロで本塁突入で先制点となります。
リード面では基本に忠実なリードで高低・左右の揺さぶりをかけて打者を翻弄していたと思います。
許投手との呼吸も合っていたようで、立ち上がりの制球が悪かった許投手を見事に立て直しました。
リードパターンは日本人打者に対しては高低・左右で勝負、
外国人打者に対してはボール球で誘いながら弱点を突くという感じだと思います。
今日は打撃でも見せてくれました。
7回表にプロ入り初ヒットとなる左中間の2ベースヒットを放ち、これが貴重な追加点の足がかりとなります。
そのおかげもあってか、初のお立ち台、ヒーローインタビューを受けましたし、
照れながら受け答えしてたのが印象的でした^-^;
プロでの本当のスタート、おめでとう、細川亨選手!
 (詳しい選手評・今後に関しては試合展開説明の後にします)

試合展開を説明しますと、2回表に許投手が左打者を迎えて突如としてコントロールを乱してしまいます。
葛城選手に四球、五島選手に死球、塩崎選手に四球と一人相撲。
雨風の影響もあったのでしょうが、少々慎重になりすぎていたようです。
ここで今日スタメンファーストに入ったマクレーン選手が許投手に声をかけた成果が出たのか、
日高選手の当たりはライナーでマクレーン選手のグラブに!
次の谷選手はアンラッキーなショートゴロ内安打(記録フィルダースチョイス)で1点を許しますが、
続く塩崎選手はセンターフライト最少失点で乗り切ります。
私は前から思っていたのですが、内野手はもっと投手に声をかけていいと思うんですよね。
マクレーン選手が声をかけたことが投手に勇気を与え、
さらにナインの考え方も積極的な方向に向き、運気も上がってくると思います。
今日のように外国人投手にはマクレーン選手・カブレラ選手が、
日本人投手には高木浩之選手・松井選手が積極的に声をかけてあげて欲しいです。
それが「チームワーク」というものでしょうからね。

先制されたライオンズは3回表、1アウトから伊東選手がセンター前ヒットを放ち、
高木浩之選手がライト線へ2ベースヒットを打って、1アウト1・3塁のチャンスを作ります。
 (この時に伊東選手が足を痛め、代走の細川選手)
松井選手はセカンドゴロでしたが、この間に3塁ランナーがホームインして同点に追いつきます。
3回裏のオリックスはクリーンアップから始まりますが、
許投手がシェルドン選手に四球を与えるものの、オーティズ選手がセカンドゴロ併殺で終わり、
結果的には3人で終わってしまいます。
いきなりマスクを被った細川選手でしたが、3人で終わらせるなど良いリードをしていたと思います。
オーティズ選手の併殺打が細川選手に自信を与えたといっても過言ではないでしょう。

4回表、ライオンズの攻撃は3番で思い切りの良いバッティングが持ち味の宮地選手から始まりました。
まず初球、宮地選手が思い切りの良いスイングでファール。
これを見た吉井投手が警戒し過ぎたのか、4球連続ボールでフォアボール。
リズムを崩した吉井投手は続くマクレーン選手の初球、ストレートが甘くなって右中間の2ランホームランを浴び、
和田選手にも粘られていき左中間へホームランを運ばれ、この回だけで3点を失います。
吉井投手は多彩な変化球を駆使し、特に右打者へシュートを投げて攻めの投球をするのですが、
変に気が強いというか、意地になってしまうところがあるようです。
6回表和田選手の打席でシュートを打ち損じて和田選手が自打球を当てたのを見て、
その後はひたすら内角のシュート、和田選手にこれを見切られレフト前ヒットを打たれる場面がありました。
もう年齢も高く、ストレートが130キロ台なのですから、柔軟な投球しないとパリーグでは通用しないでしょうね。

ライオンズは7回表に1アウトから細川選手が吉井投手からプロ入り初ヒットとなる左中間への2ベースを放ち、
高木浩之選手が1・2塁間を抜くヒットで1アウト1・3塁のチャンスを作り、吉井投手をKOします。
代わった牧野投手は速いストレートで松井選手を押し、サードファールフライに打ち取ったと思ったら、
これをサードのオーティズ選手が落球、ファールとなります。
救われた松井選手はしっかりライトへ犠牲フライを打って追加点を上げます。
さらにライオンズは9回表に高木浩之選手がセンターへヒットを放ち、猛打賞。
この打球をセンター谷選手が逸らしてしまい、高木浩之選手は3塁まで達します。
そして松井選手がセンター前へタイムリーヒット。ダメ押し点を取ります。

許投手はスライダーがよく切れて、シュートとのコンビネーションがよく、
オリックス打線を8回まで1安打に抑え、細川捕手に代わった3回から8つの三振を奪う好投を見せます。
最後は球数が多くなりすぎたことと、左打者の苦手意識、
というより五島選手に対する苦手意識で詰めが甘く3失点してしまいますが、来日初の完投勝利を収めました。
 (完封勝利はあったけれども、完投勝利はなかった模様。完封含めても久々だと思います)



選手評はまず完投勝利を収めた許銘傑投手から。
立ち上がりから悪くはなかったようですが、コントロールが悪く、ボールが外れ気味でした。
それを見ていた細川捕手が構えを小さくし、さらに高めを釣り球にすることで安定感が増していったようです。
スライダーとシュートのキレは良かったようで、細川捕手の高低を上手く使うリードに支えられ、
最後まで投げきることができたようです。
今までの許−伊東バッテリーだと基本的に低めに集めて内野ゴロを集めるのがパターンでした。
それに高低を挟むことによって、低めの変化球の空振りが増え、今日の三振の多さに繋がったんだと思います。
今日のピッチングで許投手は投球の幅ができたでしょうから、これは大きな1勝です。
あと若い捕手に代わったことで、自分がやらないとと気持ちを強く持てた可能性もあります。
元々技術面では問題ない投手ですので、これからも精神面を強く持って投げていってもらいたいです。

リードした細川捕手は突然の出番が良かったんでしょうかね?
緊張せずに落ち着いてリードをしていたと思います。
昨年は優勝後の終盤数試合1軍を経験しただけ、OP戦フル帯同も公式戦数試合という短期間の中で、
伊東捕手のリードをお手本によく学習しましたよね。
偉大な先輩捕手のリードを参考にしながら、時代を担う正捕手は育っていくものです。
細川選手はその第一歩を上手く踏み出せたようなので、この先も色々な事を吸収して育って貰いたいです。
今日は横変化中心の許投手だったのでありませんでしたが、キャッチング面に課題があるので、
試合に少しずつ慣れながら腕を磨いていってもらいたいです。
ボールを止めるには包み込む体の柔らかさが必要なようですから、まずは試合慣れすること、これが大事でしょう。
肩は球界でも1、2を争う強肩だと思うので、送球体制をより早くし、ファンを驚かせて欲しいです。
今年1年はリードの勉強だと思うので、打撃は何も考えず今日のように狙い球だけを打てばいいと思います。
打撃も相手リードの勉強だと思えば上達しますし、配球も読めて打ててくるでしょう。
ファンも首脳陣も打撃は我慢しながら、1軍の試合慣れ・投手陣の信頼を勝ち取る事・守備力向上を目指してください。

チームリーダー伊東選手の怪我自体は残念なことですが、
連戦続きの夏場にはどうしても伊東選手を休ませなければなりませんし、
早い段階で細川選手に出番が来たのはかえって好材料かもしれません。
捕手世代交代はそれまでの正捕手が負傷し、その間に代わりの選手が活躍して正捕手というのがパターン。
これまで伊東選手が頑丈な体で正捕手の座を守り続けていたことが後継者が育たなかった要因だと思ってます。
このチャンスを細川選手がものにし、一気に正捕手の座を奪う気持ちで頑張って欲しいです。
一方の伊東選手は優勝争いの大事な場面で経験に裏打ちされたリードが必要になってくるはず。
チームの精神的主柱ということもありますから、怪我を一刻も早く治してグラウンドに帰ってきてもらいたいです。

金曜からの近鉄戦では今の所、細川選手がマスクを被る可能性が高いようです。
そうなると松坂投手とのバッテリー。おぉ、これ幸いとなってきましたね。
西武投手陣は全体的に伊東選手のリードに頼りがちで、自分で投球を組み立てない傾向にある(東尾談)ようですが、
今年の松坂投手はオープン戦から自分で組み立てる投球をしています。
工藤投手が城島選手を、桑田投手が阿部選手を育てたように、
若くはありますが実績ある松坂投手が細川選手を育てて欲しいと思います。
オープン戦でも松坂−細川バッテリーは経験済みですから、相性等は大丈夫でしょう。
将来のライオンズを担う中心選手2人。今年のベストバッテリーに輝けることを期待しています。

打線に関しては昨日言った通りだったでしょ(^^;
全体として繋がりがあり、4番マクレーン選手・5番和田選手という中軸が上向きなのが好材料です。
今日は和田選手・高木浩之選手が猛打賞の活躍を見せてますし、
1番松井選手と和田選手がポイントゲッターになれるうちは大丈夫でしょう。
あと今年は3番宮地選手が大きく作用しているような気がします。
チャンスに弱い、もっと若手を使えとファンから批判もされてきた宮地選手ですが今年の活躍は素晴らしいです。
思い切りのいい打撃が持ち味なので、チームが打ちあぐねている時の突破口となりますし、
今日の吉井投手のようにスイングで警戒して四球というケースも出てくるでしょう。
ミート技術は高いですし、選球眼もあります。この調子で頑張って欲しいです。

不安材料は2番の小関選手。開幕戦で打って以来、ヒットが出ていないようです。
きっかけ次第だと思いますし、不調の時は左投手の方がタイミング合うこともあるので大丈夫でしょう。
今年も松井選手との最強1・2番コンビで頑張って欲しいです。
あとは大島選手…今日も代打で1打席あったもののセカンドゴロでした。
まぁ、スタメン出場ではなく、4打席あるわけじゃないので図れないでしょうが…
まだ守備に信用がありませんし、使わないなら2軍で再調整を図るのも1つの手かと思います。
今の打撃フォームが合ってるかどうか、微妙に崩れていないかを実践でチェックして欲しいです。

若手選手では中島選手が初のスタメンサードで出場しました。
…が、シュートに詰まって3打数0安打。シュートに詰まることが多いですなぁ。
文化放送解説の小川亨氏によれば、スイングは思い切り良いが、体重移動ができていないとのこと。
あー、なるほどぉと。ここはタイミング取る練習をするためにも、足を上げるなど工夫するのも手かもしれません。
将来はすり足にすればいいことですから、一本足や振り子などで下半身の使い方を試のがいいでしょうね。
まだまだプロの生活は始まったばかり。試合を経験しながら頑張って欲しいです。
あと途中出場の赤田選手は左打席でショートゴロ。
今年はがむしゃらに頑張って欲しいです。
松坂世代でもプロの先輩ですから、勝負をかけましょう! 今年の活躍を期待しています!




4月1日 西武ライオンズ 2−3 オリックスブルーウェーブ

(西)石井(7回2/3)−星野(1/3)
(オ)徳本(8回0/3)−萩原(1回)
(本)谷1号、ブラウン1号
西武
オリックス ×

近鉄−ダイ ロッテ−ハム 巨人−横浜 広島−阪神 中日−ヤク
5−3 2−5 5−0 5−10 4−9

今日の試合は教材(?)として面白い試合でしたね。
もしも「巨人ファン」「西武ファン」「オリックスファン」と特定球団ファンとしてではなく、
「野球ファン」であると語りたいなら、今日の試合を解説できれば一人前でしょう。
野球の流れの移り変わりが分かりやすい綺麗な試合だったと思います。

試合展開を説明していきますと、立ち上がりは徳本・石井両投手ともに安定した内容だったと思います。
徳元投手は右サイドハンドから多彩な変化球を武器に緩急を付けた投球をしていたようです。
打者が打てそうで打てない球とでも言いましょうか。
甲子園大会を見ていた人なら分かると思うんですが、斑鳩−柏崎戦、明徳−斑鳩戦のようなものです。
打てそうな球が来るために打者は引っ張っての長打を狙ってしまい、
ボールが遅めで来ないままスイングをして引っ掛けるというのがこういう投手の投球パターン。
狙い球をしぼらせないようにて、打者に引っ掛けさせることができるかどうかが生命線です。
今日の徳元投手は上手く散らせて、緩急を使ってましたからライオンズはタイミング合わなかったと思います。
こういうタイプの投手にはセンター返し、もしくは引き付けて反対方向へ打つのがセオリー。
指示は出ていたようですが、実際に実践できた回数は少なかったように思います。
あと私はランナー出たときにエンドランをかけると良いと思います。
それは打者の振りがコンパクトになるので、引っ掛ける確率が減るからです。
今日もそういう場面があったんですが…いや、ねぇ、まさかあんなことになるなんて(苦笑)
あと徳元投手に関して1つ。
今年のOP戦で好投された事が放送で言われてましたが、昨年にロングリリーフで好投されてます。
私はその時にライオンズ打線が打てた記憶がないんですよねぇ…
たぶんそれがあったからこその先発起用なのでしょう。結果的に策は大成功だったようです。

一方の石井投手は立ち上がりに失点が多い投手なのですが、今日は落ち着いていたと思います。
今まではストレートの球威に頼りがちで、近年は満足な結果を残せていませんでした。
それだけにマイナーチェンジして欲しいと常々思ってたんですが…ようやくそれが出来てきたかなと。
今日のピッチングからすると石井投手はシュートピッチャーとして割り切れる事ができたんだと思います。
スライダー・シュートを投げ分け、ボールの出し入れで勝負するピッチング、これが石井投手が生きる道です。
調子の悪いオリックス打線に助けられていた面もあるでしょうが、上手く打たせていたと思います。
今のピッチングスタイルを続けていけば必ず結果は出てくるでしょう。
これで次回登板の楽しみが増えましたよ(最近はビクビクしてたけど(^^;)
1つ欲を言えば、緩急があればいいなと思います。
ストレートが140キロ台、シュートも140キロ近く、スライダーが130ぐらい…急速差は少ないです。
ここに持ち球であるスローカーブ100キロ台が加わればかなり緩急でしょう。
石井投手にはこの先、幅の広いピッチングを期待したいです。

…と、いつの間にか選手評になってしまいましたね。試合展開の説明に戻ります。
流れが動き出したのは4回表です。
1アウトから宮地選手の左中間のフライをブラウン・谷選手がお見合いする形で捕球できず、
結果的に2ベースヒットにしてしまいます。
 (本来は左打者の打球なのでレフト方向に切れる→レフトのブラウン選手がキャッチすべき)
これで徳元投手は少し動揺したのか、マクレーン選手に四球を与えてしまい、1アウト1・2塁のピンチ。
けれどその後は踏ん張り、和田選手をセンターフライ、柴田選手を空振り三振に斬って踏み止まります。
4回裏はそのミスをしたブラウン選手からということで注目されましたが、クリーンアップは三者凡退。
ライオンズにとってはブラウン選手がミスをして打撃でもダメだったことで、
なんとか攻撃でチャンスを作って流れを呼び込みたいところなんですが、5回表は三者凡退に終わってしまいます。
こうなると4回裏に先制のチャンスを逃し、相手投手に再びリズムを取り戻させた事になってしまい、
若干ではありますが、流れ的には悪い方向に向いてしまうのです。

それが5回裏。先頭の葛城選手がセカンド内安打で出塁、続く副島選手にヒットエンドランをかけ、
バウンドが高く弾んでサード頭を超えるラッキーなヒットなってノーアウト1・3塁のチャンスを迎えます。
ここでバッターは2年目の平野選手。昨日もオリックスはライオンズに完封され、まだ開幕してから勝っていません。
そうなったらやることは1つ。プロ野球では珍しくなっていますが、スクイズしかないでしょう。
何球目にやるのか注目していましたが、石毛監督は初球にスクイズをして、これを平野選手が見事成功させます。
スクイズをやることは分かってましたが、初球でやらせたのは石毛監督のファインプレーだと思います。
バッテリーはほぼ無警戒だったようなので、警戒される前にやったのは見事でしょう。
逆にライオンズバッテリーはもう少し警戒した方が良かったんじゃないかとも言える場面でした。
けれどオリックスはこの先がいけません…というか、運がなかった?
平野選手のバント後に石井投手が一塁へ送球がやや逸れてしまいセーフ。
ノーアウト1・2塁とチャンスが続き、日高選手が送りバントを決めて、ノーアウト2・3塁で1番の谷選手を迎えます。
谷選手の当たりはセカンドゴロで、これを高木浩之選手が弾いてエラーしますが、
その弾いた打球の方向がよく、ファースト貝塚選手がホームへ送球、本塁封殺となります。
貝塚選手はファーストの経験が少なくて心配されましたが、大事な場面で冷静な判断、見事チームを救いました。
最後は塩崎選手がサードゴロで倒れ、先制したとはいえ、貝塚選手のプレーでライオンズに流れは傾き始めます。

6回表は1番松井選手からの好打順でしたが、セカンドゴロ、センターフライで2アウト。
ただここで簡単に終わらず宮地選手が三遊間を抜くヒットで出塁、
マクレーン選手が右中間(反対方向)を狙った技ありのヒットを放ち、2アウトながら1・3塁のチャンスを作ります。
そしてここで当たっている和田選手がピッチャー返し(これも対策通り)センター前タイムリーを放ち、
ライオンズが同点に追いついて、ここでライオンズが流れを掴みました。

けどその流れが右往左往するのが7回です。
7回表に流れを掴んだライオンズが1アウトランナーなしの場面で、
伊東選手のサードゴロをオーディス選手がエラー。これで1番の松井選手に廻せるチャンスを作ります。
けれど高木浩之選手がファーストゴロ併殺打。ちょっと嫌な雰囲気が漂い、流れが変わり始めます。
7回裏は先頭の葛城選手がヒットを放ち、ノーアウトランナー1塁と良い流れを作り出します。
ここで先ほどエンドランを決めた副島選手。結果から言えば強硬で空振り三振なんですよね…
終盤で両投手が好投、1点差ゲームなんですから、確実にランナーを進めた方がいいと思うんですが…
今回は強攻策が裏目に出てしまったという感じです。
そして続く平野選手が図ったようにショートゴロ併殺打。
ランナーを送らず併殺打という悪いパターンを作ってしまい、試合の流れを完全にライオンズに上げてしまいます。
7回表にライオンズはミスしたとはいえ、オリックスがその悪い流れを帳消しにしましたから、
1番の松井選手から始まる好打順ということもあいまって、試合はこれで決まってしまうものなんですが…

8回表のライオンズは1番松井選手が三遊間を抜くヒットで出塁します。
続く小関選手が7回裏のオリックスとは対称的にキッチリ送りバントを決めて、1アウトランナー2塁。
2安打打たれている宮地選手に対して徳元投手は投げにくいのかストレートの四球。1アウト1・2塁。
ここでバッターは前の打席で右方向へ良いバッティングを見せたマクレーン選手。
右方向への狙いが垣間見えるファールもあってか、フルカウントまで行きます。
この場面でどうするか…私も試合を聴いてて少し考え込みました。
それはランナーのスタートを切らせるかどうかです。1ヒットで2点入り、試合は決まります。
けれど三振ゲッツーとなれば流れを完全に失ってしまう…
ただ2塁ランナーが松井選手、さらに打者が右。3盗は決まるかもしれない。
それにヒットエンドランなら打者の振りがコンパクトになるし、徳元投手に対してのヒットの可能性は高まる。
ボール球を見逃せば四球になるので満塁で和田選手を迎えられます。
そう、作戦は「ランエンドヒット」、これが私の思い浮かべた作戦です。
しかし結果は最悪の形でした。
マクレーン選手がはっきりしたボールを振って三振、松井選手はスタート遅れ気味の3盗失敗、つまり三振ゲッツー。
誰かがサインミスをしているはず…ただそれが誰なのかは分からない…
一番あるのは「ヒットエンドラン」を意識しすぎてボール球を振ってしまったマクレーン選手でしょう。
あとは「ランエンドヒット」、ダメでも3盗という形を期待してたのに松井選手のスタートが遅れてしまった可能性も。
どちらにしろ、大きなミスだったことは間違いありません。
サインミスで貰ったチャンスを台無しにしてしまった…これで流れは一気に反転。
ライオンズはピッチャーが踏み止まらないと敗戦の流れになる所にまで追い詰められるのです。

8回裏、1アウトから谷選手が真中低めの球甘めをレフトスタンドへ勝ち越しホームラン。
さらに2アウトからブラウン選手がインスラ甘めを打って来日初ホームラン。試合を決めます。
確かに甘い球でしたし、投手が踏ん張らなければいけない状況だったのですが…ちょっと酷だったなと。
試合の流れは当然投げているピッチャーも分かるのですから、8回表で点数貰ったと思うでしょう。
それに今季初登板で疲れてるでしょうし、勝ち星が欲しいのは誰でも当たり前。
流れも悪くなってしまいましたし、気落ちしてしまった部分が多少なりともあったかなと思います。
人によっては「プロがそんなに気持ち弱くてどうする!」と思うかもしれませんが、
そういうこと言う人間に限って自分自身の気持ちが弱いので気をつけましょう(笑)
特に投手はお山の大将的な人間が多いので、ここらの精神コントロールが一番難しいのだと思います。
だから谷選手に打たれたホームランは多少なりとも同情してしまう面があります。
ただブラウン選手に打たれたのは余計。
攻め方を間違えなければ長打は打たれない選手ですし、新外国人選手だけに乗せたくない打者です。
谷選手の一発はさっぱり忘れて、立て直さなければいけない所での一発ですから…これは痛かったです。

9回裏はオリックス側が投手交代をせず、徳元投手が続投になります。
んー、この判断はどうだったんでしょう?
今季初先発で先発への本格転向が今季からの投手。抑えの投手に変えたい所なんですがね。
考えられるのは抑えが定まってないチーム事情ぐらい。抑えに信頼感がないと、こういう所で悩みますなぁ…
続投になった結果、和田選手がライト前ヒットで出塁。ここで抑え候補の萩原投手に交代。
コントロールが課題の投手ですが、その通りになって柴田選手に四球。
ノーアウト1・2塁のチャンスで上田選手を迎えます。
誰が見ても送りバントの場面なんですよね、ここは。それだけに失敗しちゃったんでしょう。
ファーストの塩谷選手がもはや常人とは思えぬダッシュ。なんで捕手付近で捕球してるんですか(苦笑)
これでは余程のコースに決めない限り失敗になります。悔しいですが、塩谷選手のファインプレーでしょう。
その後は代打の大島選手が空振り三振。
高木浩之選手が三塁線フェアの2ベースヒットで1点を返しますが、松井選手を歩かされ、
最後は小関選手がファーストゴロ。あと1点が入らず、ライオンズが負けました。

まとめると勝敗の分かれ目になったのは大きく分けて3つ。
1つが5回裏の谷選手のセカンドゴロ(ファースト)本塁封殺、
2つ目が8回表のマクレーン選手の三振ゲッツー、3つ目が9回表の上田選手のバントです。
これらが試合を決めたと言っていいでしょう。
3つ目の上田選手のバントをまだ検討してないので少し補足しておきます。
人によっては「なんでバント失敗するんだ」と思うでしょうが、バントは思ってるほど簡単ではありません。
もしもそう思ってるなら自分でやってみれば分かります。
遅い球ならできるでしょうが、140キロ以上になると球威に押されてしまい当たってもフライになってしまいます。
もちろんそこはプロと素人の違いなんでしょうが、バントというのはそれだけ難しいということです。
球が速いと弾力も強くなりますから、打球をしっかり殺さなければいけません。
そしてプロレベルではコースに決めないとアウトになってしまいます。
さらに今回は1・2塁でのバントであり、相手チームもバントしてくると分かっていた状況です。
その中でしっかりとバントを決めるのは至難の業です。
しかも今回はそんな難しい状況の中で悪くないバントを決めて、塩谷選手の信じられないダッシュがありましたから…
うーん、残念ですが仕方ないでしょう。
空振りすれば2塁ランナーが飛び出てしまうのでダメですし、バントをファールにして様子を見るぐらいしか…
それもかなり厳しいですから、ここは相手を素直に称えておくべきでしょう(^^;



今日のライオンズ側の収穫としては、石井投手のマイナーチェンジが一定の成果を収めたことでしょう。
まずは合格点で、このピッチングを続けられるかどうかが次回登板のチェックポイント。
しかしここ数年スライダーが甘く入ってホームランというケースが多いんですよね。
そこを改善していかないと少々難しいかなぁと。良い所も悪い所も出た初登板だったと思います。
あとはマクレーン選手に右方向のヒットが出て、復調傾向にあるのが大きいですね。
今日は抑えられましたが、全体的に打線は悪くないと思うので明日は大丈夫でしょう。
気になるのは大島選手。新フォームで打った所を早く見聞きしたいんですが…
若干ではありますが気になっています。がんばれ、大島選手!




3月31日 西武ライオンズ 4−0 オリックスブルーウェーブ

(西)西口(6回)−長田(1回)−森(1回)−土肥(1回)
(オ)具台晟(7回)−牧野(1回)−今村(2/3回)−山本(1/3回)
(本)松井1号
西武
オリックス

近鉄−ダイ ロッテ−ハム
5−2 2−4

ビジターは文化放送ライオンズナイター頼み(ラジオ観戦)なので細かく書けませんのでご容赦を(^^;

勝敗を決したのは4回の和田選手のレフト前タイムリーヒットをブラウン選手がトンネルした場面でしょう。
ああいう失点の仕方をすると投手は集中力が切れちゃうものですからねぇ。
具台晟投手は切らさずに後続を打ち取りましたが、
7回の失点の原因となった赤田選手への初球甘いスライダーの伏線になってる気がします。
他にもアウトになるフライをヒットにしてしまったようなので、この守備力はオリックスの穴かなと…
打撃でも新外国人選手2人はいいところなかったですし、しばらくオリックスは大変でしょう…

ライオンズの収穫としてはレギュラー以外にも多くの選手がスタート切れたことですね。
4番から3番に下がった後藤選手は先制の足がかりとなるラッキーなショート内安打を放ち、
四球を選ぶなど気分的に楽になったと思います。
ルーキーで開幕からスタメンと大変でしょうが、1戦1戦勉強していってもらいたいです。
他にも4番に入ったマクレーン選手が4回に技ありのヒットを含む2安打でスタートを切り、
レギュラーで唯一ヒットがなかった伊東選手もタイムリーを含む2安打でスタートを切りました。
他にも赤田・犬伏選手もヒットを打ちましたし、細川捕手が今シーズン初めてマスクを被りました(9回のみ)
ピッチングスタッフでは長田投手が勝ちパターンで登板し、
無難な投球を見せるなど1軍投手としての仕事をこなし始めました。
今日は若手を中心に多くの選手がスタート切れたことが最大の収穫です。

先発の西口投手は序盤から飛ばしていたらしく、ストレートが145、146キロを計測したらしいです。
ただスライダーのキレがもう1つだったらしく、次回登板の課題としてもらいたいですね。
あと今日は小関選手がスタメンから外れましたが、
これは怪我とかではなく、昨年の具台晟投手との相性が悪かったためのようです(9打数0安打)

そうそう、あと柴田選手が代走に出てきて、今季4つめの盗塁をしました。
もうランナーに出れば必ず盗塁を決めるというぐらい走っているので、今年の柴田選手は注目です。
早く守れるようになればいいんですが…肩はどれぐらいで治るんでしょうか?
逆に松井選手は今季2個目の盗塁失敗らしく…こちらがちょっと不安です。
盗塁は挑戦しなければ始まりませんが、チームに影響を与えるだけに確実性を上げて欲しいです。




3月30日 西武ライオンズ 4−1 日本ハムファイターズ

(日)シールバック(5回2/3)−高橋憲(1回)−芝草(1回1/3)
(西)後藤光(6回)−土肥(1回)−森(1回)−豊田(1回)
(本)上田1号、和田3号
日ハム
西武 ×

近鉄−オリ ダイ−ロッテ 巨人−中日 ヤク−広島 横浜−阪神
8−3 3−0 9−10 8−3 3−5

カブレラ選手が抜けたライオンズ打線が、多彩な攻めで日ハムを翻弄した試合でした。
同じ時間帯に高校野球がやっており、私は両方見ていたんですが、
良い意味で同じよう試合、基本に忠実な1点ずつ積み重ねていく試合をしていたと思います。

試合展開を説明する前に、まず1回表の日本ハムの攻撃を説明しておく必要があります。
1番森本選手が8球粘ってショートゴロ、2番金子選手が7球粘ってセカンド内安打、
小笠原選手はショートゴロで併殺打と思いきや、際どいタイミングでセーフの判定(本当はアウト)
ただクローマー選手がライトフライ、エチュバリア選手に死球の後、西浦選手がセカンドゴロと後続は断たれます。
これに関する説明は別途させていただきますが、この野球がヒルマン監督が目指す野球のようです。

得点は1回裏、松井選手が流し打ってレフト前ヒットを打つも、盗塁失敗。
これで流れを逸したかと思いましたが、8球粘った小関選手の当たりはサードゴロで小笠原選手がエラー。
そして「どんどんストライクを取っていけ」というヒルマン監督の指導を逆手に取り、3番宮地選手の所でエンドランを敢行。
これが見事に決まり、ショート金子選手がベースカバーに入ろうとしたことでがら空きになったショート定位置を抜けていく
右中間のタイムリー2ベースで先制点をあげます。
2回表に先頭の上田選手が9球粘ってレフトポール際への打球が切れずにスタンドに入るホームラン!
これで日本ハムが同点に追いつきます。
2回裏、ライオンズは先頭の柴田選手が四球で出塁しますが、
続く古屋選手がなんでもないボールを2球バント空振り、最後は見逃し三振してしまう拙い攻撃。
ただ柴田選手が盗塁を決め、高木浩之選手がショート内安打でチャンスを作り直します。
けれど松井選手が倒れて無得点に終わってしまいます。

3回表にはクローマー選手にボールが甘く入り、レフトフェンス際に鋭い打球が飛んでいきます…
だがこれをレフトの和田選手がフェンスを恐れずにナイスキャッチ!
キャッチ時に左肩をぶつけてしまって倒れ込んでしまいますが、大事無かったようでプレイ続行になります。
このファインプレーがチームに力を生み、さらには和田選手自身に力を生みます。
4回表、先頭の和田選手が初球高めに甘く入るカーブを見逃さずに打ち、3試合連続となるレフトへのホームラン!
左肩は打者にとって重要な箇所だけに、フルスイングしてホームランできたことは大事無かったという証明でしょう。
後藤投手はこれで気合が入ったのか、5・6回のピンチも粘りの投球で凌ぎ、勝ち投手の権利を手に入れます。

ライオンズ打線の上手さを見られたのが、5・6回の攻撃です。
5回裏に松井・宮地選手が内安打で2アウト1・3塁のチャンスを作り、4番後藤選手に代打貝塚選手が起用されると、
まず1塁ランナー宮地選手がディレードスチールでスタートを切ります。
キャッチャーが二塁に送球するのを見て、3塁ランナー松井選手がスタートを切るというダブルスチール!
これを読んでいたショート金子選手はすぐにバックホームする好判断・好返球を見せましたが、
捕手の高橋信選手がタッチをできず、松井選手が廻り込んでホームイン!
見事に1・3塁のダブルスチールを成功させました。
タイミング的にはアウトだったので日本ハムサイドも抗議していましたが、完全にノータッチ。
高橋選手はブロックすることに気が行きすぎていて、ミットを向けずに肘を立てていました。
その分がノータッチとなり、セーフになってしまったんだと思います。これはもう経験でしょうね。
6回裏にはアウトから柴田選手がセンター前ポテンヒットを放ち、本日2つ目の盗塁成功。
代打の中島選手はピッチャーゴロに終わりますが、伊東選手が四球を選び、ワイルドピッチで2死1・3塁のチャンス。
ここでなんと高木浩之選手が相手の意表を突くセーフティースクイズ!
これがサード内安打になり、さらには悪送球を誘うなど効果的に決まりました。
後続は倒れてしまいましたが、ライオンズらしい卒のない攻撃を見せてくれました。

7回からはライオンズお得意の継投パターン。
土肥−森−豊田投手と繋ぎ、今年も勝利の方程式が健在であることを示し、ゲームセットとなりました。

今日のライオンズはエンドラン・盗塁・ダブルスチール・セーフティースクイズと多彩な攻撃を披露してくれました。
主砲のカブレラ選手不在の中でどうやって勝つか…そのお手本を示した試合だったと思います。
もちろんピッチャーのクイックの技術、不慣れなサード小笠原選手と色々な条件があって成功したわけで、
毎回こう上手くいくとは限りませんが、一度こういった作戦を成功させていると、
次回作戦を実施する時に選手の自信になりますし、相手チームのプレッシャーにもなります。
今日の試合は昨年の開幕戦(和田エンドラン)と同じ価値を持っているような気がしますね。

今日の収穫は前述のように西武野球が実践できたこと、リリーフ陣健在を示したことでしょう。
オープン戦では森投手が不調で、豊田投手も調整が遅れるなど不安視されていたリリーフ陣でしたが、
今日は最後までキッチリ繋げられたのでその不安は払拭されたと言っていいと思います。
連投テストができなかった豊田投手もこの2試合で問題ないことが証明されました。
今年も7回以降は彼らがしっかりと締めてくれることでしょう。

反省点というわけではありませんが、後藤投手はストレートに課題を残しました。
フォーク・チェンジアップが良かったので粘れましたが、今のストレートでは少々不安です。
だいたいストレートは140届かないぐらいだったので、もう2キロぐらい増してくれれば安心なんですが…
昨年春もストレートが走らず2軍落ちでしたし、秋には球速が落ちたことで失点が増えていました。
落ちる球の良さは安定していると思うので、本来のストレートを早く取り戻して欲しいですね。
あと古屋選手スタメンは…正直辛いかなと。
送りバントを決められずに、見逃し三振。その後に汚名返上のチャンスをもらいましたが凡退。
次の打席では代打の中島選手を送られてしまいました。
これではチャンスあるかどうか、1軍にもいられるかどうか…諦めずにチャンスを生かしてもらいたいです!

期待の若手選手の結果は、4番スタメン後藤選手がライトフライ(詰まり)・ショートゴロで2の0。
中島選手が代打で登場し、1・3から内角のシュートでバットを折られ、ピッチャーゴロ。
赤田選手が代打で登場し、初球打ちセカンドゴロ。その後はセンターに。
大島選手が代打で登場し、高めで空振り三振でした。
後藤選手は昨日書いた通り、引っ張るにはタイミング早く取らないとダメかなと。
しばらくは右方向を狙った打撃に徹するのが1番だと思います。
今の打ち方は対左投手には効果的に作用するので、明日のオリックス戦での活躍を期待します。
大島選手は高めボール球を振った三振なので内容が良くありませんでした。
バット立ててからの活躍を見たことがないので、早く良いイメージを植え付けさせてもらいたいです(^^;


この3連戦を見てのヒルマン日本ハムの印象ですが、昨年までとは全然違いますね。
昨年までは自由奔放、選手個々が勝手に動いていたイメージがあったのですが、
今年はチーム全体が目的意識を持ってやっているらしく、全体的にまとまりがあります。
若手選手も伸びてきていますし、日本ハムは今後要注意の存在になるでしょう。
特に投手力の弱いチームは足をすくわれる危険性大です。
投手のクイックが遅いとすぐに盗塁・エンドランをしかけてきますし、打者がとても粘り強いので、
モーションが大きい投手やコントロールに自信がない投手は要注意だと思います。

攻撃パターンは試合前半に打者が粘ることでボールを多く投げさせ、試合後半に勝負をかけるという形です。
今年の日本ハムはこの打者の粘りがしぶとく、四球を選んだり、失投を待ったりと攻撃が嫌らしいです。
コントロールのないピッチャーは切れないように気をつける必要があると思います。
また塁に出るとエンドランを多用してきます。
クイックが上手い投手には使ってきませんが、クイックが遅いとすぐにやってくるので要注意。
守備パターンは先発投手はとにかくストライク先行で有利なカウントで勝負させるようにし、
100〜120球前後で投手交代、先発は中4日で廻るという形のようです。
リリーフは左のワンポイントなどわりとこまめに代えるタイプかなと。
守護神が誰なのかはまだ分かりません。今後も起用法は要チェックです。



3月29日 西武ライオンズ 5−2 日本ハムファイターズ

(日)金村(4回)−櫻井(2回)−山口(1回)−関根(1回)
(西)三井(8回)−豊田(1回)
(本)和田2号、西浦1号
日ハム
西武 ×

近鉄−オリ ダイ−ロッテ 巨人−中日 ヤク−広島 横浜−阪神
8−3 0−2 11−0 2−3 3−7

開幕2戦目、見事ライオンズが初勝利を挙げました!
1勝しただけなので騒ぐことではありませんが、勝たないとシーズン始まった気分になりませんからね。
今日からが03年ライオンズの開幕です。

得点経過を説明すると、まず2回裏にそれまでコントロール良かった金村投手が
和田選手の長打を警戒し過ぎたのか、逆にコントロールを乱して甘い球を投げてしまい、
それを見逃さず打ち、昨日に引き続きの2号ホームランで先制点をあげます。
一方の日本ハムは5回表に西浦選手が技ありのホームランを打って追いつきますが、
5回裏に高木浩之・松井選手と連続ヒットを放ち、小関選手のバントを金村投手が処理を誤って無死満塁。
続く3番宮地選手が思いきり良いバッティングでライト線へ2点タイムリー2ベース、
さらに4番後藤選手プロ入り初ヒット初打点となるライト前タイムリーヒットで加点します。
投手が金村投手から櫻井投手に代わった後は、
和田選手はショートフライでしたが、柴田選手がスクイズを決めて5点目をあげます。
6回表日ハムはクローマー選手のセカンド併殺崩れで1点を返すもそこまで。
最後は豊田投手が締めてゲームセットとなりました。

今日の試合は昨日心配していた打線が良い方に機能しました。
得点条件とも言える1・2番の出塁があり、3・4番が繋ぐ野球を実践し、
さらに6番の柴田選手のスクイズを見せるなど機動力野球を見せてくれました。
小技という点で6番柴田選手は正解でした。
ただこれを呼び込んだのは2回裏の和田選手のホームランだと言っていいでしょう。
長打を警戒するあまり、逆に金村投手が制球を乱してしまい、甘い球を投げてしまいました。
やはり「長打がある」と思わせるだけでも野球は違ってくるということですね。

もっとも5回はこの打線が機能しましたが、2・3回では危惧していた結果になったので考えものです。
和田選手のホームランの後に柴田選手が四球で出塁し、1アウト1塁、
さらに盗塁して1アウト2塁のチャンスを作りましたが、古屋・伊東選手が倒れて無得点。
3回には松井・小関選手が出塁しますが、3・4番が倒れてしまいました。
柴田選手盗塁後の得点能力、3・4番がどう繋ぐかは以前として問題があります。
今日は良い方にも、悪い方にも出たようなので、明日以降どう出るか注目しましょう。

今日の収穫は三井投手の好投、豊田投手が抑えでしっかり投げられたこと、
後藤選手の初タイムリーを含む、クリーンアップの活躍でしょう。
三井投手はシンカーを使うことで内外角を使うことができ、投球の幅が増しました。
去年の好調時のようなピッチングができたと思うので、このピッチングを続けてもらいたいです。
豊田投手は出遅れが心配されましたが、今日のピッチングでもう大丈夫でしょう。
今年も西武の守護神は健在のようです。
後藤選手は予想通り右方向へのヒットでした。
ただもう少し打撃の始動を早くして、タイミングを取らないと引っ張れないんじゃないかと思います。
引っ張った当たりはボテボテのショートゴロでしたから、一工夫必要でしょう。
構えがどっしりしていて、タイミングの合わせ方も上手く、腰の据わったスイングをしますから、
そこだけを修正すればかなりの数字を残せると思います。
まだまだプロ野球生活は始まったばかり。経験を積みながら頑張って欲しいです。

他球団の話題では、巨人−中日戦を見てて少し思ったことを書いておきます。
中日の新外国人選手であるアレックス選手の肩は想像以上に凄いですね〜
あれだけの送球を見たのはイチロー選手以来です。
送球の低さ、ダイレクトに届く距離、コントロールともに抜群。
センター右やや浅めの犠牲フライを間一髪のタイミングまで追い込んだのは驚きでした。
2アウトランナー2塁、センター前でホームに帰って来れるタイミングの場面も
ジャイアンツは自重して三塁に止まらざるを得ませんでしたから、
アレックス選手の肩は中日の大きな武器となりそうです。

けどだからといって対戦相手は自重してばかりではダメでしょう。
時には送球が逸れることもあるでしょうし、捕手のタッチが遅れることもあります。
果敢に攻める姿勢を見せなければ、勝負する前に負けとなってしまいます。
もちろん点差やゲームの状況を考える必要がありますが、
強肩を恐れずに果敢にホームを目指す姿勢は失わないで欲しいです。
イチロー選手がオリックスに在籍していた頃にも、ライオンズはホームを狙い、得点を奪ってきました。
実際にホームを狙わなければ肩と距離感も測れないと思うので、
ペナントレースで勝つためにも他球団はガンガン挑戦してもらいたいです。



3月28日 西武ライオンズ 1−4 日本ハムファイターズ

(日)ミラバル(7回2/3)−高橋憲(0回)−伊達(1回1/3)
(西)松坂(7回)−前田(1回)−長田(1回)
(本)島田1号、和田1号
日ハム
西武

近鉄−オリ ダイ−ロッテ 巨人−中日 ヤク−広島 横浜−阪神
7−3 7−3 3−7 1−3 4−2

開幕戦としてはこんなものでしょう。よく戦いました。ナイスゲームと言っておきます(^^;
試合の流れは完全に日本ハムペースでした。
アンラッキーなヒットも多く、ミラバル投手も完璧に近い投球をしてましたから仕方ないです。
完敗なのですから、明日以降は気分を切り替えて臨んでもらいたいです。

試合前にカブレラ選手が右肩痛で登録抹消となり、ライオンズの開幕スタメンは、
「松井、小関、宮地、後藤、和田、柴田、古屋、伊東、高木浩」というオーダーになりました。
注目された4番は新人の後藤選手。
新人開幕4番は46年ぶりらしく、かなり珍しいことだったようです。

得点経過を説明すると、まず2回表に1アウトから坪井選手が内安打、
続く島田選手の当たりを守備を重視して起用されたスタメンサード古屋選手がエラー。
高橋選手は三振の後、阿久根選手も直前までタイミング合ってなかったのですが、
なぜか完璧な当たりの右中間2点タイムリー2ベース。
5回表には阿久根選手に四球を出し、森本選手が送りバント、
そして金子選手の当たりがセンター前ポテンタイムリーになって追加点。
6回表には甘く入ったスライダーを島田選手がレフトスタンドへライナーのホームランを打ちます。
ライオンズは8回表に好投していたミラバル投手から
松井・小関選手がこの日初めてとなる連打でチャンスを作り、
左の高橋投手に代わったところで代打犬伏選手が粘って四球、満塁のチャンスを作ります。
日ハムはピッチャーが伊達投手に代わり、ライオンズも代打貝塚選手を起用。
けれど打ち上げてレフトフライ。無得点に終わります。
9回裏に和田選手がレフトスタンドへ詰まりながら入る「らしい」ホームランで点数を返し、
さらに柴田選手の四球で俄然ムードが盛り上がっていくものの、
古屋選手が当てるだけのバッティングで投手ゴロ併殺。反撃ムードが途絶えてしまいました。
最後は中島選手が四球、大島選手がレフトフライに終わってゲームセット。

今日の試合は諦めるしかないでしょうね。別に誰が悪いわけでなく、運がなかっただけ。
カブレラ選手が居たとしても負けてたと思います(8回の満塁のチャンスを別に考えれば)
それだけミラバル投手が良かったですし、付け入る隙はありませんでした。
150キロ近いストレートにナックルカーブ、チェンジアップ、スライダー、シュートと変化球が多彩。
しかもストライク先行で必ず2・1など投手有利のカウントを作れる制球力がありました。
フィールディングも軽快でしたし、文句のつけようがない内容だったと思います。
松坂投手は出来はまあまあだったと思います。
セットからの投球が課題でしたが、どちらかというとアンラッキーなヒットに泣かされた印象が強いです。
内野ゴロが良い所に飛んでヒット、打ち取った当たりがポテン、エラーに泣かされたり…
6回の島田選手のホームラン以外は気持ちを切らさず投げていたと思います。
投球自体は合格点あげていいでしょう。

今日の収穫は前田・長田投手がヒットを許しながらも初登板を無得点に抑えたことでしょう。
横浜から移籍してきてオリックス以来のパリーグ復帰の前田投手はストレートが速いです。
足を大きく上げて打者に向かっていくストレートは150キロ近く、威力もありました。
変化球がカーブが大きくて打者の目を欺いていて効果的に見えました。
欲を言えばもう1種使える変化球が欲しい所です。
ルーキーの長田投手は緊張があったのか、ややボールが上ずる場面もありましたが、
要所ではストレートがコースに決まり、スライダーやカーブを効果的に見せていました。
早い段階で先発のチャンスもあることでしょう。活躍が本当に楽しみな投手です。

逆に反省材料を挙げるとすれば古屋選手でしょうか。
安定した守備力を買われての出場なのに2回にエラー。
開幕戦、しかも序盤でのミスはいただけません。
その後は2本のヒットを放って汚名返上しましたが、9回の大事な所で投手ゴロ併殺…
振り切って内野ゴロでの併殺なら納得できますが、中途半端な打撃での併殺はお粗末としか言いようがありません。
もう中堅・ベテランになってますから、与えられたチャンスを確実にものにしてもらいたいです。

カブレラ選手が抜けた打線に関してですが、そうそう上手くいかないもんですね。
明日マクレーン選手が昇格らしいですが、実戦経験がないようなので少々不安です。
というか、若手をもっと使って欲しいです…
今日のスタメンで問題点を挙げるとすれば6番打者でしょう。
主砲が抜けた代わりに、機動力で点数を奪おうという考えは分かるのですが、これが上手くいった記憶がないです。
9人走れる選手をズラッと並べても、大砲をズラッと並べても、野球は勝てないんですよね。
それぞれの役回りをこなすことが大切です。
もちろんライオンズにはカブレラ選手に代わる主砲などいませんが、
私はその役回りを担える打者を添えることが必要だと考えます。
それに6番柴田選手は相手チームの脅威にはならないと思います。
もし7番以降にマクレーン選手といった長打や得点力のある打者が控えているなら話は別ですが、
古屋・伊東・高木浩之選手では走られても後続の打者を抑えればいいという気持ちになります。
各球団も研究してるでしょうから、昨年の勝負強さを伊東・高木選手に期待するのは難しいと思います。
そういうことを考えれば、6番柴田選手というのは辛いかなと感じます。
もし今日のオーダーで柴田選手を使うなら8・9番辺りに、
もしくは7番に長打もあると思わせる打者を入れるのが良いでしょう。

明日以降どういうオーダーを組むかですが、4番打者は4番を演じられる打者じゃなければなりません。
後藤選手は広角タイプで中距離ヒッター。
タイミングの取り方を見ても引っ張りの長打は期待できません。3番タイプでしょう。
4番は気持ちが強く、雰囲気のある打者を添えたい所です。
今の1軍メンバーなら中島選手、2軍も含めれば高山選手を私は推します。
確実性は和田選手に求めるとして、大きなバッティングができる若手選手に4番を期待します。
あとは1・2番頼み。
松井・小関選手の出塁率が高ければ、得点力は自然と上がってきます。
今日の終盤のような2人の連打を明日以降の試合では期待したいですね。
それがライオンズの勝利の一番の近道だと考えます。




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