1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 計 | (清)有迫(14回) (相)高山(14回) |
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清峰 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | ||||
相模 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
小雨が降り、グラウンドの所々にぬかるみがある最悪のコンディションで開始されたこの試合は、 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (P)前田(9回) (啓)水野(9回) |
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PL | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||
啓成 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
この試合もPL・前田投手と愛知啓成・水野投手の投げ合いとなりました。 PL学園は勝ったとはいえ、内容的にもう少しでした。 負けた愛知啓成は水野投手がPL打線をよく抑えたと思います。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | (今)西原(11回1/3) (秋)佐藤(12回) |
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今治北 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||||
秋田商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 4 |
秋田商の佐藤投手が1戦目とは別人のような投球を見せ、8回終了までに3−0。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (早)塚田(2回)−斉藤(7回) (関)中村(9回) (本)斉藤(早実・5回表・1号ソロ) 下田(関西・8回裏・1号2ラン) |
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早実 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | ||||
関西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 |
この試合を語る前に日程に関して触れておきます。
この試合は昨日の第三試合が延長15回で決着がつかなかったための引き分け再試合で、 ベスト8が出揃うという試合でしたので、今日に試合を伸ばすことには文句ないんですが、 準々決勝の試合がそのままというのはどうなんでしょう? センバツは最初から日程が組まれているとはいえ… 引き分け再試合が決まった時点で対処できなかったんですかね? 準々決勝は2日に分けて開催されるわけですから、後の方に回すことも可能だったのではと。 もちろん当初組まれている日程に合わせて応援する側は移動しているので、急な変更はできないでしょうが… 中1日あったのなら、対応できたと思うんですがねぇ… 早稲田実業は勝って嬉しいでしょうが、疲れが残ったまま明日の第二試合で横浜と対決… 明日も斉藤投手は投げるでしょうから、3連投ということに。 今後もあるケースでしょうから、高野連には検討してもらいたい事例です。 さて試合の方ですが… もう劇的すぎて、そして残酷すぎて何も言えません。 3年前の東洋大姫路と花咲徳栄の試合のサヨナラ暴投もショッキングでしたが、 今日の試合もそれに負けず劣らずショッキングな結末でした。 もう最後はどっちを応援していいのか分からなくなり、とりあえず同点になってくれと(^^; 2アウト満塁だったので、ヒットが出れば二者生還でサヨナラ、斉藤投手が不憫に… かといって、点数が入らなければ関西のライトが可哀想で仕方なくなりますし… 複雑。 結局、最後は斉藤投手が渾身の内角ストレートを投げて、4番安井選手がキャッチャーファールフライ。 昨日の9回裏と同じ状況ながら、今度は斉藤投手が抑え、早稲田実に勝利をもたらしました。 でもその陰では関西のライトが… 勝負の残酷さを改めて感じました。 試合展開を簡単に説明すると、早稲田実の先発は秋季大会登板なしの2年生右腕・塚田投手、 関西は昨日も先発した2年生右腕・中村投手の先発で始まりました。 先制したのは早稲田実業。 ヒット・盗塁でチャンスを作り、昨日中村投手からホームランを打った2番小柳選手がタイムリー2ベース。 早稲田実業が1点をリードします。 すると早稲田実業は関西をノーヒットに抑えていた塚田投手に代えて、 昨日200球以上を投げた斉藤投手をマウンドへ。 本来のボールの威力はなかったものの、それでも直球・スライダーと気迫のこもった投球で関西を抑えます。 さらに斉藤投手はバットの方でも気迫を見せ、 5回表には変化球を捉えるレフトスタンドへのホームランを放ち、1点を追加します。 けれど関西も黙っておらずに反撃、7回裏に1番熊代選手のタイムリー2ベースで1点を返します。 そうして2−1で迎えた8回裏、関西は1アウト3塁のチャンス、 ここで5番下田選手の外角ストレートを弾き返した打球は一直線でセンターへ飛び込む2ランホームラン。 土壇場で関西が逆転し、勝敗は決し、斉藤投手の熱投も報われないかと思われました。 しかし9回表に本当のドラマが待っていました。 マウンドにはそのまま中村投手が上がります。 すると1アウトから4番後藤選手がヒットで出塁し、 昨日・今日とレフトでナイスプレーを見せた5番船橋選手が一二塁間抜くヒット、 これでチャンスが広がると思った瞬間、ライト熊代選手がまさかまさかのトンネル。 ボールはライトフェンスにまで達し、ランナーホームインはもちろんのこと、 何と打者走者までもが一気に駆け抜けてホームイン。 二者生還となり、早稲田実が3−2と逆転します。 トンネルしたライトの選手はボールを返球後に崩れ落ちて泣いてしまうほど。 他の選手に励まされてようやく守備位置に戻ったほどでした。 ランナーを3塁にやりたくないがため、思い切って突っ込んだのが裏目に。 打者に打たれたのなら、投手に抑えられたのなら、相手がいるので納得できます。 ただ飛んでくる打球に対しては… 誰にも当たれない。自分自身を責めるしかないわけです。 突きつけられた現実はあまりに過酷。 何ともやり切れない残酷な3点目でした。 けれど当然、関西もこのまま黙って引き下がることはできません。 9回裏に9番山本選手のポップフライを、照明が目に入ったのか風に流されたのか、 内野手が捕球体勢にも入れずに落球。 関西側にも奇跡が起き、チャンスを作っていきます。 エラーをしてしまった1番熊代選手はキャッチャーフライに倒れてしまったものの、 2番徳岡選手は四球を選んで出塁、 さらに3番上田選手の打ち取られた打球は一塁線へのセーフティバントのようになって内安打に。 2アウト満塁という絶好の場面で、4番キャプテンの安井選手を迎えました。 昨日の9回裏に安井選手は満塁のチャンスで走者一掃のタイムリーを放っていました。 それだけに昨日の再現なるか、それとも斉藤投手が昨日の雪辱を晴らすのかと注目が集まりましたが、 最後は渾身の141キロ内角ストレートでキャッチャーファールフライに。 2日で300球以上投げた早稲田実の斉藤投手が勝利を掴み取りました。 もうこの試合はそれだけです。この試合は事実だけでいい。評論するのはおこがましいです。 それだけ尊く、熱く、嬉しく、そして悲しい試合でした。言葉は要らないですね。 両チームともに良くやりました。どっちが勝ってもおかしくありませんでした。 最後は斉藤投手の執念が勝ったということでしょう。 個人的には明日のことを考えずにダース投手を最後投入して欲しかった。 その僅かな差がこの試合の結末に繋がったようにも思います。 野球の神様は残酷です。その残酷な運命に立ち向かった斉藤投手に最後微笑んだ、ということでしょうか。 やはりこの試合は分かりません。分かろうとしても分かりません。理屈ではないということですね。 両チームに賞賛の拍手を送りたいです。感動をありがとう! |