05夏の甲子園大会 7日目

第1試合 樟南(鹿児島) 13−4 花巻東(岩手)

(樟)佐田(9回)
(花)菅原(1回2/3)−高橋(6回2/3)−及川(2/3)
(本)神守(8回表・樟南・ソロ)
樟南 13
花巻東

今大会はなんでこうなんだろうなぁと思うことが。
初戦での強豪同士の対決がなかったこともあるんでしょうが… 差が付きすぎ。
なんていうか締まりのない試合が多いです。
ピッチャーはぽこぽこ打たれますし、野手はポロポロこぼしますし。
初戦とはいえ、ちょっと酷いなぁ〜と思うことが多々。
やっぱりピッチャーの出来が悪すぎるんですかね。
今年は近年に珍しく四死球が多いし、真中付近の失投も多い。
んー、もうちょっとしっかりして欲しいです。

簡単な得点経過です。
1回表 樟南の攻撃
1番前田選手がヒットで出塁し、送りバントで2塁へ。
ここで3番深見選手のタイムリーヒット、4番畑中選手の四球を挟んで、
5番川野選手のタイムリー2ベース、6番中?選手の犠牲フライで3点を先制します。

2回表 樟南の攻撃
1アウトから9番神守選手・1番前田選手の連続ヒットでチャンスを作り、
送りバント・四球で2アウト満塁とし、
4番畑中選手がレフトへのタイムリーヒットを放ち、2点を追加。
花巻東は2番手の高橋投手にスイッチ。

2回裏 花巻東の攻撃
2者連続死球と四球で1アウト満塁とし、9番高橋投手のタイムリー内安打、
サードのタイムリーエラーで2点を返します。

5回表 樟南の攻撃
6番中?選手のタイムリー2ベースで1点追加。

5回裏 花巻東の攻撃
2アウト1・3塁からダブルスチールを決めて1点。

7回表 樟南の攻撃
4番畑中選手が3ベースヒットで出塁し、スクイズバントを決めて1点追加。

7回裏 花巻東の攻撃
5番千葉選手の犠牲フライで1点を返し、、
6番奥谷選手がセンター前ヒットを放ち2塁ランナーがホームを突くも、好返球でタッチアウト。

8回表 樟南の攻撃
9番神守選手のレフトスタンドへのソロホームランで1点追加。

9回表 樟南の攻撃
色々と追加。

9回裏 花巻東の攻撃
1アウトから2番後藤選手・3番夏井選手・4番中村選手の連打で満塁とするも、
最後はセカンドゴロ併殺に倒れて無得点。
試合終了、樟南が13−4で花巻東を下しました。


勝った樟南は打線爆発だったんですが、守備の細かいプレーは雑過ぎたかと。
5回の花巻東にダブルスチールを許した場面も、
なんか漫然とプレーしていたように見えました。
投げた瞬間、「おいおい、3塁ランナーいるんだぞ」と思うようなプレー。
攻撃面ではスクイズを決めるなどらしさも見られたんですが、
守備面は樟南らしくない雑なプレーが目立っていました。
大勝したとはいえ、気を引き締めなおしてもらいたいです。

負けた花巻東はピッチャーが打たれすぎました。
四死球は3つだけだったのはいいんですが… その分、真中に集まってしまった印象が。
樟南の佐田投手のように6四死球と荒れるのも問題ですが、
ストライクを揃えすぎるのもどうかなと思ったり。
攻撃面では点を取られたら取り返すといったように、
最後まで諦めずにプレーしてしましたから、その点は高く評価したいです。



第2試合 高陽東(広島) 4−2 土岐商(岐阜)

(高)安部(9回)
(土)丹羽(9回)
高陽東
土岐商

この試合は両チームともにチャンスがあったんですがね。
両投手の粘りがちだったのか、拙攻だったのか、ランナーが出たわりに点数が入りませんでした。
土岐商の強攻策が失敗したこともそうですが、
序盤に四死球・バッテリーエラー絡みで失点を積み重ねてしまったのは痛かったですね。
四球は無条件にランナーを出してしまい、
バッテリーエラーは無条件にランナーを進めてしまう、
やはりこういったミスを防がないと勝つことはできませんよね。

簡単な得点経過です。
1回表 高陽東の攻撃
死球・四球でランナーが出塁し、パスボールでランナー2・3塁へ。
1アウトとなるも4番民法(兄)選手がタイムリーヒット、
5番河野上選手もタイムリーヒットを放ち、2点を先制します。

1回裏 土岐商の攻撃
1アウトから四球でランナーが出て、3番林選手の2ベースヒット、四球で満塁とし、
5番加藤選手の犠牲フライで1点を返します。

2回表 高陽東の攻撃
先頭打者が四球で出塁し、送りバント・バッテリーエラーで3塁へ。
ここで9番民法(弟)選手がスクイズバントを決めて1点追加。

3回表 高陽東の攻撃
1アウトから4番民法(兄)選手がヒットで出塁し、
5番河野上選手のタイムリー2ベースで1点追加。
この後、四球・エラーで満塁のチャンスがあるも、後続が倒れて1点止まり。

3回裏 土岐商の攻撃
先頭の1番小木曽選手がヒットで出塁するも併殺打に倒れて無得点。

4回裏 土岐商の攻撃
1アウトから5番加藤選手がヒットで出塁し、
7番荒田選手がレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを放ち、1点を返します。

6回裏 土岐商の攻撃
先頭の3番林選手があわやホームランかという左中間フェンス直撃の3ベースヒットを放つも、
後続が倒れてしまい無得点。

7回表 高陽東の攻撃
四球などで2アウト満塁となるも、後続が倒れて無得点。

7回裏 土岐商の攻撃
先頭の7番荒田選手がヒットで出塁し、送りバントで進めるも、後続が倒れて無得点。

9回裏 土岐商の攻撃
三者凡退無得点。
試合終了、高陽東が4−2で土岐商を下しました。


勝った高陽東はバッテリーを中心に2年生が主体という若いチームでしたが、
エラーがほとんどありませんでした。
エースの阿部投手も四死球は2、余計なランナーを出さなかったのが勝因ですね。
攻撃面では6安打止まりだったものの、積極的な盗塁で相手投手をかき回し、
四球を勝ち取るなど嫌らしい攻撃を見せていました。
2年生主体ではあるものの、卒がないチームですね。

負けた土岐商はエース丹羽投手の序盤の失点が響く形となってしまいました。
丹羽投手は右スリークォーターで腕の振りを生かすタイプで、
ストレートは140キロ前後(145)、スライダーとのコンビネーションで勝負する投手です。
ただコントロールやクイックはまだまだのようで、今日は四死球8やらバッテリーエラーやらで大荒れ。
相手の高陽東にも走られまくりでしたし、投手としての技能はこれからのようです。
打線の方は序盤リードされたことで大味になってしまったかなという気が。
もし1点ずつ取りにいっていたら、同点に追いつけていたかもしれません。
そういう意味では勿体無かったように思います。
野球はまず1点です。そこから2点目、3点目へと繋がっていくわけです。



第3試合 鳴門工(徳島) 6−0 丸亀城西(香川)

(鳴)田中(9回)
(丸)藤田(9回)
(本)堀江1号(5回表・鳴門工・ソロ)
鳴門工
丸亀城西

鳴門工の田中投手が3安打1死球11奪三振という素晴らしいピッチングを見せ、
丸亀城西に付け入る隙を全く与えませんでした。
丸亀城西は49校中最後の登場となったわけですが…
うーん、最近は最後に登場する学校がなかなか勝てません。
1試合戦ったチームと戦っていないチームの差なんでしょうか。
組み合わせというのも難しいもんです。
丸亀城西のエース藤田投手も中盤まではナイスピッチングで、
1回戦に爆発した鳴門工打線をよく抑えていたんですが…
一発打たれたことでリズムが変わっちゃいましたかね。

簡単な得点経過です。
5回表 鳴門工の攻撃
ここまで丸亀城西の藤田投手は3四死球を出しながらもノーヒット、
鳴門工の田中投手は1安打1死球という投手戦が続いていました。
その均衡を破ったのが鳴門工の堀江選手、
甘く入ったストレートを捉えて左中間スタンドへのソロホームランを放ち、1点を先行します。
さらに9番尾崎選手が2ベースヒットで出塁し、1番西林選手のヒットでホームを狙うも、
これはライトから好返球が返ってきてタッチアウト。

6回表 鳴門工の攻撃
サードのタイムリーエラーで1点追加。

7回表 鳴門工の攻撃
先頭の9番尾崎選手がヒットで出塁し、送りバント・四球などで2アウト2・3塁。
ここで4番上野選手がセンターオーバー2点タイムリー2ベースを放ち追加点。

8回表 鳴門工の攻撃
2アウトから9番尾崎選手がヒットで出塁し、四球・ワイルドピッチで2アウト2・3塁。
ここで2番村田選手がタイムリーヒット、
3番柳田選手がタイムリー2ベースを放ち2点を追加します。

9回裏 丸亀城西の攻撃
2アウトから3番大原選手にヒットを許すも、後続を抑えて試合終了。
鳴門工の田中投手が3安打11奪三振の好投を見せて、6−0で丸亀城西を下しました。


勝った鳴門工はエースの田中投手が素晴らしいピッチングを見せました。
ストレートはそんなに速くないんですが、ストレート・スライダー・カーブと緩急を付けながら、
低めに丁寧にボールを集めることで相手打線を完全に封じ込めました。
守備陣もノーエラー。しっかりと守りました。
昨年春は守備のミスで試合を落としていただけに、大きく成長しましたね。
派手さはないものの、堅実な守備力と繋がる打線。
上位進出の可能性がありそうですね。

負けた丸亀城西はエースの藤田投手が腕の出所が見にくい変則的な投球フォームで
鳴門工を苦しめましたが、最後は長打を食らって失点してしまいました。
スリークォーター・サイド気味でテイクバックが小さい変則左腕ながらも、
ストレートが130前半出て、スライダー・カーブももなかなかではあったんですが、
やはり球威の面がもう少しでした。
打線の方もブランクが長かったせいか、3安打しか出ませんでしたし…
んー、残念でした。今日の悔しさを今後に生かして欲しいです。



第4試合 青森山田(青森) 3−0 国士舘(東東京)

(国)山形(8回)
(山)柳田(9回)
(本)柳田(8回裏・青森山田・ソロ)
国士舘
青森山田 ×

青森山田の柳田投手が3安打10奪三振の無四球完封勝利を収めました。
まぁ、しかし今日は完璧でしたね。
2年生の頃から登板していたので、甲子園での柳田投手のピッチングはそれなりに見ていますが、
今日ほど完璧なピッチングはなかったと思います。
140キロ前後(144キロ)のストレートを中心に、
斜めに落ちるスライダー、緩いカーブとアクセントの付いた投球をしていました。
何より素晴らしかったのがコントロール。
変化球は低めに、ストレートはコーナーへとコントロールの乱れがほとんどありませんでした。
これまではとにかく全力投球という感じで、ストレートも球速以上の力が出てなかったんですが、
国士舘の打者が完全に振り遅れるなど、
今日はある程度余裕を持っていたからこそ逆にボールにキレが生まれて打ちづらくしていたように思います。
今日のピッチングなら十分ドラフト候補。素晴らしいピッチングだったと思います。
んー、しかし8回のホームランを見ていると打者としても…
体型が投手らしくないんで(笑)、そこらをどう考えるかですよね。まぁ、今後次第。

簡単な得点経過です。
1回裏 青森山田の攻撃
1番近藤選手がセンター前ヒットで出塁し、送りバントで2塁へ進めるも、
後続が倒れて無得点。

2回裏 青森山田の攻撃
先頭の5番本田選手がヒットで出塁し、送りバント・ショートゴロで3塁へ。
ここで8番鴨田選手がレフト線抜くタイムリー2ベースを放ち、1点を先制します。
その後、3塁へ盗塁を決めるも、9番白鳥選手がショートゴロに倒れて1点止まり。

3回表 国士舘の攻撃
サード白鳥選手のナイスプレーもあって三者凡退。

5回表 国士舘の攻撃
1アウトから5番高橋選手が左中間突破の2ベースヒットで出塁するも、後続が倒れて無得点。

6回表 国士舘の攻撃
先頭の8番山形投手がヒットで出塁するも、強攻策失敗で無得点。

7回裏 青森山田の攻撃
先頭の6番谷川選手が2ベースヒットで出塁し、送りバントで3塁へ。
ここで8番鴨田選手が一度スクイズファールになった後、
フルカウントからスリーバントスクイズを成功させて1点を追加します。

8回表 国士舘の攻撃
1アウトから7番佐藤選手がヒットで出塁し、代走を送るも、
盗塁失敗・三振ゲッツーでチャンスを広げられず。

8回裏 青森山田の攻撃
2アウトから4番柳田選手が外角シンカーを豪快に捉えてセンターへ運ぶソロホームラン。
青森山田が1点を追加します。

9回表 国士舘の攻撃
国士舘は代打攻勢も実らず三者凡退。
試合終了、青森山田が3−0で国士舘を下しました。


勝った青森山田はエースの柳田投手を中心に守りがしっかりしています。
序盤からサードの白鳥選手が再三の好守備。
目立たないんですが、三塁へのヒット性の打球を悉くアウトに。ホント反応がいいです。
普通のチームのサードなら長打になっていて、もっとピンチが多かったはず。
白鳥選手の守備に助けられていた面もありますよね。
確か去年は2番セカンドで出場していたはず。
その時も「センスある選手だな」と思っていましたが、その通りなようで。
打順が下がっている辺りは複雑な気持ちですが(^^; 貴重な繋ぎ役として頑張って欲しいです。
他にもセカンド本田選手のイレギュラーバウンドの処理、
キャッチャーの加守田選手の盗塁阻止など随所に良いプレーが見られました。
守備の良さも青森山田の武器ですね。
打線は爆発とはいきませんでしたが、確実にランナーを進めて1点ずつ取る野球。
4番の柳田投手には長打力がありますし、バランスが取れています。
東北勢に優勝旗を持っていけるよう頑張って欲しいです。

負けた国士舘はエースの山形投手が青森山田打線を3点に抑えたのですが、
打者がなかなか出塁できず、自慢の機動力を生かすことができませんでした。
一度盗塁を試みるも、それは加守田選手に刺されて失敗。良い所がありませんでした。
ただ一回戦では自慢の機動力を生かして強豪・天理に勝つなど、
夏の甲子園初勝利を飾ったことですし、一定の成果はあったと思います。
春だけではない、夏の国士舘を今後も見せてもらいたいです。



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