1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (姫)畑井(7回0/3)−岩本(1回) (酒)金本(9回) (本)美濃1号(6回裏・酒田南・ソロ) |
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姫路工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
酒田南 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 2 | 3 | × | 10 |
中盤までは酒田南・金本投手と姫路工・畑井投手の投手戦でしたが、 中盤以降は酒田南の打線が爆発し、終わってみれば19安打10得点。 酒田南が姫路工に快勝しました。 酒田南はなかなかに戦力が揃っているように思います。 エースの金本投手を始め、センター北田選手など大事なセンターラインは昨季からレギュラー。 甲子園での経験が生きています。 1年生の美濃選手のバッティングも目を見張るものがありますし、バランスが取れていますね。 今春の羽黒のベスト4入りを始め、最近の山形県勢は上位躍進が目立っています。 酒田南にも上位進出の期待がかかりますね。 簡単な得点経過です。
酒田南はエース金本投手のピッチングが光りました。 ストレートは140キロ前後、最速144キロをマークしていました。 変化球はスライダー・カーブ・フォーク。一通り揃っている感じです。 中でも一番いいのはストレートの伸び。 打者の手元で失速せずにさらに伸びる感じで、高めだけでなく低めの球も伸びていたように見えました。 1〜3回までのピッチングは素晴らしいの一言。この投球内容ならプロ上位指名もあるかと。 問題はスタミナ。 故障がちだったこともあってか、中盤になるとボールの勢いが衰え、シュート回転して甘くなる所が。 そこさえクリアすれば文句なし。素晴らしい投手だと思います。 打者では1年生の美濃選手が光りました。 6回には貴重な追加点となる豪快なソロホームラン、 7回にはバットコントロールを生かした技ありのタイムリーヒットを放つなど、 力と技とを兼ね備えている所を見せてくれました。 サードの守備も無難にこなしてしましたし、美濃選手の活躍にも注目が集まりそうです。 チームとしてはセンターで広い守備範囲を持つ北田選手を始め、守備に安定感があります。 打撃はまだ分かりませんが、今日のような形なら得点を積み重ねることができるでしょう。 不安要素は前述のように金本投手のスタミナ。 勝ち上がっていくにつれて連戦が増えていくだけに、 2番手以降の投手の出来が上位進出の鍵となりそうです。 負けた姫路工は右サイドから130キロ中盤のストレートを投げる畑井投手を中心と、 序盤は競り合っていたのですが… 畑井投手のシュート回転気味のストレートが中盤以降は悉く真中に集まってしまい、 酒田南打線に捕まる結果となってしまいました。 プレーとして痛かったのは4回表の牽制死ですよね。 4・5回辺りは相手の金本投手が不安定だっただけに、なんとか突破口を開きたかったのですが… 走塁の積極的な姿勢が結果として裏目に出てしまいました。 ワンプレーの大切さを改めて感じて欲しいです。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (松)深江(2回2/3)−宮島(5回1/3) (尚)前嵩(9回) (本)清野1号(6回表・松商学園・ソロ) |
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松商学園 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
沖縄尚学 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 4 |
この試合は沖縄尚学が守り切ったという試合でした。 攻撃の面ではバントミス・走塁ミスなどで思うような攻撃を見せられなかった沖縄尚学でしたが、 守りの面では2回のセカンド与儀選手のファインプレーなどミスなく最後まで守り切りました。 沖縄尚学のディフェンスの良さが、試合の勝敗を決定付けましたね。 簡単な得点経過です。
勝った沖縄尚学はエースの前嵩投手を中心に守りが安定していました。 前嵩投手はセンバツよりもスピードが増して130キロ後半(138)をマーク。 スライダー・シュートのコンビネーションも良く、一回り大きくなったように思います。 コントロールも安定していて自滅するタイプではないので、安心して試合を任せられますね。 守備陣がセンバツのように極端なシフトを取っていたかは記憶していませんが、 打球への動きの早さは目を見張るものがありました。 ヒットになるかどうかという微妙な打球にも正面で追い付いてアウトに。 ここらの守備位置の上手さ、反応の良さは見事ですよね。 課題は攻撃面の拙攻、送りバントや走塁ミスが多過ぎました。 センバツでは緻密な攻撃を見せていただけに、今日の野球は少なからず残念。 本当の意味で接戦を勝ち上がっていくためには、小技を確実に決めることが必要不可欠。 次の対戦に向けてきっちりと修正してもらいたいです。 負けた松商学園は深江・宮島投手がよく粘ったんですが… 前嵩投手を打ち崩せませんでした。 4番清野選手のライナーで叩き込むソロホームランなど、 個々の打者のバッティングは悪くなかったんですが、なかなかチャンスを作れませんでした。 負けたのは残念ですが、 2年生の宮島投手は135キロ前後のストレートを投げるなど力がありましたし、 久々の出場となった今大会をステップに、古豪復活となってもらいたいです。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (高)二神(7回0/3)−黒田(1回) (日)大越(9回) (本)江原1号(2回裏・日大三・3ラン)、多田1号(8回裏・ソロ) |
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高知 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
日大三 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | × | 6 |
日大三が長打攻勢で得点を奪い、高知に快勝しました。 明徳義塾の不祥事出場辞退で急遽代表に選ばれた高知も頑張ったんですが… 日大三の驚異的な飛距離の前には対抗できませんでした。 それでも守備では堅実なプレーを見せてノーエラー、 エースの二神投手も130キロ中盤のストレートと縦カーブで日大三の強打線をよく抑えていましたし、 実力は出し切れたと思います。 慌しい甲子園ではありましたが、良い経験になったことでしょう。 高知代表として恥じない試合だったと思います。 胸を張って高知に帰ってもらいたいですね。 簡単な得点経過です。
勝った日大三は大越投手のピッチングが光りました。 勢いのある130キロ後半のストレート、切れのあるスライダーで攻め込む本格派左腕です。 スライダーがホントいいですよね。左のスライダー特有の曲がり落ちる軌道で鋭いです。 大越投手のスライダーはゆったり落ちるのではなく、 120キロ後半で高速に落ちるのでストレートとの見分けが付きづらいです。 持っているボールの力は間違いなく一流ですね。 課題はコントロールでしょうか。やや投げ終わった後の形が乱れる所あり。 やや力任せ的な所があるだけに、力んだ時や一度崩れた時に立て直せるかが心配です。 そこさえクリアできれば一流の投手になれると思います。 攻撃面では1番江原選手、4番多田選手のホームランが見事でした。 びっくりするのは2本ともセンター方向ということなんですよね。 強振して引っ張ったわけではなく、基本に忠実にセンター方向に弾き返した打球でした。 それが失速せずにライナーで叩き込むわけですから… 凄いパワーです。 伝統的に日大三の打者はスイングスピードが速いのですが、 今年の選手達もその伝統を継承しているようですね。 日大三のチームとしての課題は守備でしょうか。 今日の試合ではやや内野守備の乱れが見られました。 9回に守備固めを起用したことを考えると、そんなに自信がある方ではないのかもしれません。 そこが今までのチームとの違いでしょうか。 守備のエラーを引きずらないようにプレーすることが大事になってきそうですね。 負けた高知は急遽出場となりましたが、実力は出し切れたように思います。 エースの二神投手を中心とした守備力の高さはいかんなく発揮されていました。 二神投手はストレートが135キロ前後、 ドロンとした110キロ前後の縦カーブを武器に日大三打線を翻弄していました。 最後は日大三のパワーに敗れてしまいましたが、よく抑えていたと思います。 打線は前半のチャンスを生かしきれなかったのが残念です。 初回のチャンス、5回のチャンスを生かすことができていれば… 特に5回はノーアウト満塁のチャンスだっただけに、2点で終わってしまったのは痛かったです。 まぁ、それだけ相手の大越投手が打ちづらかったということでしょう。 今回は次点での出場となりましたが、この経験を糧にして、 明徳義塾らを実力で破って甲子園に来てもらいたいです。 |