1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (青)米村(5回0/3)−大山(3回) (東)高山(7回1/3)−三浦(2/3)−坂本(1回) |
||||
別府青山 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | ||||
東北 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 2 | × | 7 |
中盤までは別府青山の米村投手の好投もあって接戦だったんですが、 最後は東北の総合力が上回って5回以降は毎回得点、 終わってみれば7−2で東北の快勝となりました。 勝敗を分けたのは中軸打者の力でしょうか。 別府青山はヒットを9本放つなど打線自体は悪くはなかったと思いますが、 連打がほとんどなく、8回の3連打のみ。 これでは得点に繋がってきません。 一方の東北は3番加藤政義・4番成田選手といった中軸打者を中心に、 打線の繋がりがありました。 チャンスでヒットがドドっと出る勝負強さがありましたね。 ここらが強豪校と初出場校との違いなのでしょうか。 野球の上手さがあった分、東北が勝利したように思います。 簡単な得点経過です。
勝った東北は昨年のチームのような豪華さはありませんが、 チームとしてのまとまりでは今年のチームも負けていないように思います。 3番加藤政義選手、4番成田選手といった強力な中軸打者がいますが、 かといって強力打線にありがちな振り回すようなバッティングをせずに、 シャープなスイングで後ろの打者に繋げてきます。 派手さこそありませんが、1点ずつ積み重ねていく嫌らしさという意味では 今年のチームの方が一枚上手でしょう。 守備も堅いですし、野球が上手いチームという印象を受けました。 こういったチームは意外とやるのではないかと。 昨年のチーム以上の成績を収められる可能性があると思います。 負けた別府青山は初出場チームとは思えない堂々としたプレーでした。 終盤こそ東北に力の差を見せられてしまいましたが、それまではほぼ互角。 エースの米村投手を中心に守備面では力を発揮できていたと思います。 強豪校に対してこれだけの試合ができたわけですし、 この経験を胸に新しい野球部の歴史を作っていって欲しいです。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (秋)佐藤(2回)−大友(6回) (遊)曽根(8回)−番匠(1/3)−曽根(2/3) |
||||
秋田商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 | 6 | ||||
遊学館 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | × | 8 |
甲子園で勝つには何が必要か、それを改めて思い知らされた気がします。 確かに打線の力は重要でしょう。 連戦で投手が疲れてくれば、打線による援護は必要不可欠。 ただそれでも基本となるのは守り、いかに失点しないかです。 甲子園は一発勝負なので先制点を奪った方が有利、いかに点数を与えないかが重要です。 とりわけ初戦は自分達のペースで試合ができず、苦しむことが多いわけですから、 甲子園で勝っていくためには守備力の高さが第一です。 打てなくとも相手がミスをしてくれるかもしれませんからね。 試合の主導権を握るためにも、守備力というのは大事です。 それがたった1年でこうも変わってしまうとは… 昨年の秋田商では考えられない凡プレーの多さに呆れてしまいました。 確かに佐藤投手の故障というアクシデントはあったものの… あまりにも余計な点数を上げすぎました。 守備の重要性が改めて分かったように思います。 簡単な得点経過です。
勝った遊学館は3番江川選手、4番鈴木選手と東北同様に中軸打者がしっかりしていました。 特に4番鈴木選手は2盗・3盗を決めるなど計4盗塁、 守備でも素晴らしい強肩を披露してくれるなど走攻守と大活躍でした。 バッティングの方ではやや力みがちだったものの、それでもタイムリーを含む4打数2安打。 評判どおりの活躍を見せてくれました。 守備の方も堅く、よく鍛えられているなという印象を受けました。 ピッチャーが良くなれば、上も見えてくるかと。 今日好投した曽根投手が自信を付けてくれば大きいでしょうね。 負けた秋田商は守備力に課題を残しました。 初回から守備が乱れてましたし、あれではリズムに乗れませんよ。 終盤に追い上げるなど打線強化の成果はあったと思いますが、反撃が遅すぎました。 もう一度守備を鍛え直し、甲子園でも勝てるチームを作ってきてもらいたいです。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (近)西田(4回2/3)−榎田(2回1/3)−松岡(1回) (桐)山室(1回0/3)−石渡(8回) |
||||
近江 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | ||||
桐光 | 0 | 1 | 1 | 1 | 5 | 0 | 0 | 1 | × | 9 |
初回が終わった時には近江の勝ちかと思いましたが… 桐光学園の打線が予想以上でしたね。 さすがに激戦区の神奈川で何度となく逆転勝ちを収めてきただけはあります。 5回の打線の繋がりなんて驚異的、上位・下位関係なく打ちまくりです。 5点のビハインドをものともせず。 第二試合の所で野球は守備だと書きましたが、 これだけの破壊力があるとまた違ってくるということでしょうか(^^; 簡単な得点経過です。
勝った桐光学園は4番岡山選手を中心に打線の切れ目がありません。 全般的にスイングスピードが速いです。 初回に5失点してしまい、前半は拙攻気味な所がありましたが、 それでも慌てずに中盤以降に畳み掛けてくる所は見事です。 バッティングにはかなり自信があるんでしょうね。 先発の山室投手はリリースが一定せずに突如コントロールを乱すなど散々でしたが、 2番手の石渡投手は力強いストレートに変化球と安定感抜群のピッチングでした。 序盤にリードを奪われながらも試合を立て直すことができたのは、 石渡投手のおかげでしょうね。 安心して試合を任せられる投手がいるからこそ、焦らずに攻めることができるんだと思います。 これで山室投手の調子が上がってくれば鬼に金棒。 山室投手の復活が鍵になってきそうですね。 負けた近江は序盤に大量リードを奪ったものの…2番手の石渡投手を攻めきれませんでした。 ピッチャーの継投も後手後手に回ってしまいましたし、 試合としては残念な結果だったように思います。 ただエースの西田投手、4番の伊奈選手と投打の軸が2年生ですから、 今年の経験を来年に活かせるよう頑張って欲しいです。 特に4番の伊奈選手は西武の中島選手のような豪快な打撃フォームをしており、 将来が楽しみです。 中学時代は砲丸投げの選手だったらしく、野球経験はまだ浅い。 それであれだけの力を見せられるわけですから、来年はさらに大きな打者になっていることでしょう。 要チェックですね。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (聖)舟田(9回) (佐)江口(4回)−吉田(4回)−大隈(1回) |
||||
聖光 | 2 | 0 | 0 | 5 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 11 | ||||
佐賀商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
この試合は聖光学院の圧勝でした。 まず守備ですよねぇ… やはり守備が悪いとリズムに乗れません。 エラー絡みで失点を積み重ね続け、打線は最後までリズムに乗れず。 9回1アウトまでノーヒットノーランをやられてしまい、 なんとか1安打は放ったものの、試合は0−11の大敗。 守備の大切さをまた思い知らされたように思います。 簡単な得点経過です。
勝った聖光学院は投打に圧倒した形ですね。 なんといってもこの試合は舟田投手の活躍でしょう。 投げてはあわやノーヒットノーランという素晴らしい1安打完封劇を見せてくれました。 格別速い球を投げるとか、素晴らしい変化球を投げるというわけじゃないんですが、 ピッチングの上手さがありましたね。 内外角の投げ分け、緩い90キロ台のカーブで上手く打ち気を外すなど幅広い投球でした。 打っては先制タイムリーを含む4打数4安打。 バッティングの方でもチームを引っ張っていました。 この調子で上位を狙っていって欲しいですね。 負けた佐賀商業は守備の乱れなどで持ち味を出すことができませんでした。 今日の試合は不本意な結果だったことでしょう。 この悔しさを胸に、新チームの励みとしてもらいたいです。 |