1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (宇)大久保(2回1/3)−稲見(2回2/3)−菅間(3回) (市)玉置(7回)−田中(2回) |
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宇都宮南 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 6 | ||||
市和歌山商 | 2 | 0 | 5 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | × | 11 |
うーん… 日大三−PL戦を見た後にこの試合について書いているわけですが… ………正直、あまり印象に残ってない(爆) 市和歌山商の玉置投手に注目していた記憶はあるんですが… なんかメモ見るとPL学園の前田投手とだぶっちゃって。 後の試合が濃かっただけに、少し割りを食ってしまった感じがします。 確か試合の方は市和歌山商打線が爆発。バントや盗塁を交えた攻めで序盤に大量リード。 一方の宇都宮南は終盤に玉置投手の疲れが見えてきたところを攻めて反撃していくも、 序盤の失点が大きすぎて追いつくことができず。 といった試合だったと思います。試合展開は富山商の試合に似てるんだよなぁ… 自分の中では違う試合と記憶が混同しちゃってる… 市和歌山商は次の試合で頑張ってください(^^; 一応メモを元にして簡単な得点経過です。
負けた宇都宮南はまとまりのあるチームでしたが、投手陣が市和歌山商打線を抑えることができませんでした。 攻撃では玉置投手のストレートに振り負けていなかっただけに、接戦になっていたら試合は分かりませんでした。 エースの菅間投手らは2年生ですから、今回の経験を来年以降に生かして欲しいです。 菅間投手は故障明けだったようですし、次回は万全の形で試合に臨んでもらいたいですね。 勝った市和歌山商はエース玉置投手を中心としたバランスの良いチームという印象です。 ミスがあったものの、守りは全般的に堅く、守備力は安定しています。 攻撃陣も主軸を中心に振りが鋭く、バントや機動力を交えて色々な攻めができるチームです。 問題はピッチャーのスタミナ。 玉置投手は疲れてくると体の開きが早くなって制球を乱しがちになってしまいますから、 2番手田中投手の頑張りが鍵になってきそうです。 どんな系統を見せるのか、次の試合に注目していきたいです。 目立った選手は市和歌山商の玉置投手です。 足を上げてワンテンポ置き、胸をそらしてゆったりしたモーションから強い腕の振りで投げる本格派投手。 西武の許銘傑投手みないな投球フォームをしています。 ストレートは130キロ前半〜135キロ、110キロ前後の縦に落ちる鋭いカーブが持ち味の投手です。 コントロールは安定している方だと思いますが、疲れてくると左肩の開きが早くなって、 ボールが抜けやすくなったり、シュート回転してしまう癖があります。 そこをどう修正していくかが今後の課題になってくると思います。 野手では市和歌山商の1番松間選手、2年生4番セカンドの梶本選手、 1年生5番ファーストの伊藤選手が目に付きました。 ただ詳しくは見ていないので、次の試合でチェックしたいと思ってます (松間選手、5打数3安打1打点。梶本選手、4打数2安打3打点。伊藤選手、3打数2安打1打点) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (鳥)山本(6回)−巽(2回) (聖)本間(9回) (本)舟田(聖光・6回裏・2ラン) |
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鳥取商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
聖光学院 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | × | 6 |
聖光学院の本間投手が外角低めにテンポ良く投げ込んで完封勝利を果たしました。 これで福島県勢久々の初戦突破。 3年前に大差で負けた苦い経験を胸に、甲子園で勝てるチームとなって聖光学院が戻ってきました。 聖光学院の良さはエース本間投手を中心としたディフェンス。 今日は2つほどエラーがありましたが、全般的には堅く守れており、安定感がありました。 本間投手は投球テンポが速かったので、守備のリズムがかなり良い感じでした。 守りからリズムを作れること、これが甲子園で勝つための1つの条件です。 そして素晴らしいバントの精度、ミスは県大会からほとんどないようでかなり自信を持っているようです。 ランナーを確実に進める堅実な野球ができるから、大きいのがなくとも点数を着実に入れることができます。 これが甲子園で勝つための2つ目の条件。 接戦をものにできるだけの強さが今年の聖光学院には備わっていそうです。 簡単な得点経過です。
負けた鳥取商はエース山本投手を中心に良い選手が揃っていたんですが… 本間投手の抜群のコントロールの前に打線が工夫なく無得点に終わってしまいました。 守りでは送球ミスや捕球ミスが頻出し、それが得点に結びついてしまうという悪いパターンが続いてしまいました。 聖光学院のような卒のない野球・守りの野球ができるよう練習を重ねていって欲しいです。 4番の巽選手を始め、鳥取商には1・2年生の選手は結構います。 今日の経験を胸に、甲子園で勝てるチームへと成長しいって貰いたいです。 勝った聖光学院は見事な勝利でした。 送りバントの精度は素晴らしく、着実にランナーを進めて得点する攻撃はお見事。 守りも本間投手を中心に安定していました。甲子園で勝てるチームに成長しましたね。 今日のような野球をやっていれば接戦をものにできるはず。 センバツは東北旋風が吹き荒れましたが、その流れに聖光学院も乗れそうです。次の試合も注目ですね。 目立った選手は聖光学院の本間投手、鳥取商の山本投手、巽選手です。 聖光学院の本間投手は腕の振りがいいオーバースローの本格派右腕。 130〜136キロの力強いストレートを投げるピッチャーで、縦スライダーとともに低めにボールを集めるピッチャーです。 とにかくコントロールが抜群に良く、130キロ前半ながらも外角低めに完璧にコントロールする様は圧巻でした。 またテンポが大変早く、相手打者に考える間を与えないぐらいテンポ良く投げ込むピッチャーで、 奪三振率の高さはこの速いテンポに起因しているような気がします。 力強いストレートと抜群の制球力を持ち合わせ三振も多く奪える投手なので、次回のピッチングも楽しみです。 鳥取商の山本投手はセットポジションから135キロ前後のストレート(137キロ)を投げ込む本格派投手。 縦のスライダーとカーブにもキレがあり、良い球を投げていたように思います。 コントロールも悪くなく、ストライク先行で投げられます。 細かいコントロールがついてくれば、振りかぶって投げられるようになって球威も増すでしょう。 招待が楽しみな投手です。今後の成長を期待したいです。 2年生で4番ライトの巽選手は隙のない打撃フォームからフォローの大きいスイングができる強打者。 今日は4打数2安打と一人本間投手に対して気を吐きました。 守備でもライトで好返球を見せるなど活躍。 投手としては残念な結果でしたが、野手としてはなかなかの存在だと思います。 来年、再び甲子園に帰ってくることを期待しています。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | (日)浅香(9回) (P)前田(5回)−中村圭(4回) (本)佐々木(日大三・7回表・ソロ)、 神戸(PL・8回裏・2ラン)、藤井(PL・9回裏・ソロ) |
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日大三 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 8 | ||||
PL | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 5 |
東京VS大阪の対決は西東京代表の日大三高が制しました。 試合は終始日大三高ペースで進んだものの、「逆転のPL」という名の通りじわじわとPLが反撃。 それでも日大三高は打ちまくって突き放そうとしますが、PLが食い下がって追い上げ。 最終回もチャンスを作り、あわやという場面を作りますが、最後は日大三高の浅香投手の粘り勝ち。 両チームとも一発長打があり、常に点数が入りそうな雰囲気があり、最後まで目の離せない試合でした。 点数が入りそうで入らなかったことが逆に試合を面白くしたような気がします。 1回戦(といってもこの試合から2回戦ですが)屈指の好カードらしい素晴らしい試合でしたね。 日大三高の試合は西東京大会決勝でも見たんですが、その時よりも一回り大きくなったようにさえ感じました。 特に先発した浅香投手がここまで良い投手だとは思いませんでした。 決勝もリリーフして好投しましたがね。強力打線のPL学園をほぼ完璧に抑えるとは正直予想してませんでした。 辛目の甲子園のスピードガンで139キロ出しましたからね(それも一度ではなく4〜5回はマークしていたはず) おそらく自己記録更新してるんじゃないでしょうか。それだけ今日は良かったんでしょう。 投手力で勝った分だけ日大三高が勝利を収められましたね。 投手力はもちろんのこと、打線の方も日大三高が上だったように思います。 日大三高は強力打線で長打力があるというイメージが強いんですが、 それを支えているのが抜群の選球眼の良さ、ボール球は絶対に手を出しません。 際どいコースも自信を持って見送るから、次第に相手投手は投げるところがなくなってしまい、 ストライクゾーンで勝負せざるをえなく、そこを見逃さずに痛打される打線です。 送りバントも上手いですし、かなりレベルの高い攻撃陣のように見えました。 そういえば決勝で対戦した頴名館の山田投手は右左の違いこそあれ、前田・中村投手とタイプが似ていたような… 西東京大会決勝で苦戦した分だけ今日の試合が楽になりましたね。 一方のPL打線は浅香投手のスライダーに狙いを絞ったまではいいんですが、 ボール球のスライダーまで追いかけてしまって三振の山。 強引な引っ張りのバッティングをする打者が多かったために、浅香投手の思う壺になっていました。 センターから逆方向に対する意識の少なさが打線沈黙の理由だと思います。 もう少し工夫が欲しかった所です。 試合経過です。
日大三高は18安打放つも、8得点止まり。 拙攻に思えるんですが、ある意味仕方ないでしょう。普通のヒットがほとんどありませんでしたもん。 どの打球も痛烈で球足が速いライナー性の打球、当たりが良すぎてシングルになってしまって、 ランナーもホームに突っ込むことができずといったそんな打球ばかりでした。 効率が悪かったとは思いますが、そういった面もあったことを補足しておきます。 負けたPL学園は「逆転のPL」の異名どおり、地区大会で驚異的な逆転劇を見せていて、 今日の試合でも追い上げムードが漂いましたが、あと一本を放つことができませんでした。 右打者が多かったことで、右サイドスローの浅香投手にかなり苦労し、 スライダー狙いがボール球を振る結果を生むなど策が裏目に出てしまいました。 強力PL打線ですが、一番相手しづらい投手と当たってしまったかもしれません。 それでもホームランを放つなど力強さは見せてくれました。 守りでも随所にいいプレーが見られ、 打ち込まれたものの、1年生の前田投手はその才能を見せてくれましたから、来年以降も楽しみです。 今年の経験を糧に、再び強いPL学園を作っていってもらいたいです。 勝った日大三高は打線が素晴らしいですね。 選球眼が抜群で、センターを中心に打ち返す無理のないバッティング、送りバントも確実に決めるなど隙がありません。 バッティングの素晴らしさは打球の速さからして段違い。 日大三高に金属バットは反則です(笑) それほど低いライナーで強い打球を飛ばすチームです。 投手陣に若干の不安を抱えていましたが、 西東京大会決勝に引き続き10番をつけた浅香投手が好投するなど軸になってきているので、不安も解消されてきています。 これでもう押しも押されぬ優勝候補でしょう。 次の試合も注目ですね。 目立った選手は日大三高の浅香投手、松島選手、佐々木選手、山中選手。PL学園の前田投手です。 日大三の浅香投手は腕の振りのいいサイドスロー投手。 勢いのある投球フォームから130キロ台後半(135〜139)のストレート、 120キロ台の鋭いスライダーを投げ込むピッチャーです。 変化球は他にも130キロ前後のシュート系ボールも投げてました。 立ち上がりはコントロールはもう少しでしたが3回以降は両コーナーにビシバシ決まるようになり、 キレのあるボールでPL打線を手玉に取っていました。 今日のピッチングを続けられれば、日大三高も勝ち進めるはず。 チームのエース格として頑張って欲しいです。 打者では1番ファーストの松島選手、4番サードの佐々木選手、7番センターの山中選手が目に付きました。 松島選手は6打数6安打の大当たり! 大きくしゃがみ込むフォームから巧みなバットコントロールで打球を飛ばすバッター。 力強さも兼ね備えているので、全国優勝した時の都築(現中日)よりも上かもしれません。 今後の試合でもどれだけヒットを量産するのか、注目して見ていきたいですね。 佐々木選手はホームランを含む3打数3安打2打点3四死球と全て出塁しました。 前にバットを掲げる打撃フォームで、小笠原選手と落合選手の中間辺りに構える選手です。 スイングスピードが速く、飛距離は抜群。それでいて振りはセンター方向にコンパクトと隙のない選手。 パワフルさと器用さを兼ね備えている素晴らしい選手に見えました。 山中選手は3打数1安打。西東京大会決勝のホームランを見ているので、どうしても好印象に(^^; 元巨人・横浜の駒田選手のように膝を折って構える打撃フォームで、7番ながらも鋭い打球を飛ばせる選手です。 下位に山中選手が控えている辺りが日大三高打線の恐ろしい所。切れ目がありません。 それと日大三高の選手の特徴として、全体的に重心を低くして構える選手が多かったように思います。 下半身がどっしりしている選手ばかりで、低めの変化球を打ち返すためにかなりの練習を積んだのでしょう。 バッティングに対してどういう姿勢で臨んできたのかが打撃フォームからして現われています。 かなり振り込んでいますね。どの選手も選球眼抜群で、打球の勢いも速い。素晴らしい選手ばかりだと思います。 PL学園の1年生前田投手は評判どおりの素晴らしいピッチャーですね。 やや上を仰ぎ見るような上体を逸らす投球フォームをしていますが、左腕のグラブの使い方が上手なので、 腕を振り切ることができて低めにボールを投げ込むことができます。 これはセンスなんでしょう。もうこれだけで素晴らしいですよ。 なんとなく投げ終わった後の形とかを見ていると、近鉄の岩隈投手に似ていたような気がします。 フォーム全体は似てないんですが、グラブの使い方や腕の振りに共通点を感じました。 ストレートは130キロ前後〜136キロ、持ち味は緩い縦のカーブです。 この縦のカーブはその投球フォームの性質上、やや浮き上がってから落ちるような感じがする変化の鋭いボール。 ストレートで打者の懐を強気に攻められるんで、このストレートとカーブの2種類で十分抑えられる投手です。 他にも120キロ前後のスライダー、縦にスッと落ちるフォークボール(SFF?)も持っているので、 トータルバランスの高い素質溢れるピッチャーとして注目したい存在です。 今後の課題としてはスタミナ面でしょうか。 中盤ボールが高めに浮いてしまった所を日大三高打線に捉えられてしまいました。 1試合を通して低めにボールを集められるだけの体力を付けることが必要になってきそうです。 今日の悔しさを胸に、より一層練習に打ち込んでもらいたいですね。 |